JPH02237965A - 光学活性化合物及びその製造方法 - Google Patents

光学活性化合物及びその製造方法

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JPH02237965A
JPH02237965A JP5783989A JP5783989A JPH02237965A JP H02237965 A JPH02237965 A JP H02237965A JP 5783989 A JP5783989 A JP 5783989A JP 5783989 A JP5783989 A JP 5783989A JP H02237965 A JPH02237965 A JP H02237965A
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JP
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group
optically active
fluoro
compound
formula
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JP5783989A
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English (en)
Inventor
Junko Umezawa
梅沢 順子
Keizo Furuhashi
古橋 敬三
Osamu Takahashi
治 高橋
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 及且上二且亙豆豆 本発明は、例えば、液晶テレビ等のディスプレイ用、光
プリンターヘッド、光フーリエ変換素子、ライトバルブ
等、液晶やエレクトロケミクロミズムを利用するオブト
エレクトロニクス関連素子の素材である強誘電性液晶組
成物として有用な新規光学活性化合物及びその製造方法
に関する。
盗米辺且亘 不斉炭素上に一CH,F基を有する光学活性化合物は、
−CH,F基を有するケトンのバン酵母による不斉還元
や、−C H, F基を有するアセタ一トのリバーゼに
よる不斉加水分解によって得られる化合物が知られてい
る〔例えば、北爪智哉、油化学、並、608(1986
) ]。しかしながら、この化合物は、フェニル基が1
個の化合物や炭素数の比較的短い脂肪族アルコール等の
化合物であり、液晶状態を取りうるちのでなく、液晶組
成物として用いることができるものではなかった,しか
も、上記方法によって得られる光学活性な化合物は、光
学純度は20〜30%と低く、これから液晶化合物を銹
導しても光学純度の低いものしか得られず、有用な物に
はなりえないことが予測される。
一方、光学活性を有する液晶化合物は、強誘電性液晶と
して、大型ディスプレー装置等の使用に期待されている
が、単一の化合物のみで、これらの使用の要求性能を満
足できるものが見出せず、もっぱら種々の化合物を混合
、使用することが行われている。このため、各種の光学
活性化合物の合成が要望されている。
し    と  る 本発明は、上記現状に鑑みなされたもので、強誘電性液
晶組成物として有用な新規な光学活性化合物及びこれを
製造する方法を提供することを目的とするものである。
ための 本発明の下記式(1) O   CH,F (式中、R3及びR.は炭素数1乃至20のアルキル基
、Aは単結合、−0−、−C O O−、−O C O
−、一CO−または−ocoo−、B及びDは各々独立
に単結合、−C O O−、−O C O−、−0 C
 H,−、−CH,O−*たは−(CH.).−、X%
Y及びZは各々独立に置換基を有することもある1.4
−フェニレン基、4,4′−ビフェニレン基、2,5−
ビリミジル基、1.4−トランスシクロヘキシル基、2
,5−ビラジニル基、3,6−ビリダジニル基または2
,6−ナフタレン基を、C8は光学活性が付与された不
斉炭素を表わし、mとnはOまたは1でともにOをとる
ことはない)で示される新規な光学活性化合物、及び下
記式(n)R,−A−(X−B)m−[Y−Dln−Z
−COOH    (II)(式中、R,は水素または
炭素数1乃至2oのアルキ)Lt基、Aは単結合、−0
−、−C O O−、−OCO−、−CO−または−o
coo−、B及びDは各々独立に単結合、−C O O
−、−O C O−、−0 C H,−、一CH,O−
またハ−(CH,),−、X,Y及びZは各々独立に置
換基を有することもある1,4−フェニレン基、4,4
′−ビフェニレン基、2,5−ビリミジル基、1.4−
トランスシクロヘキシル基、2,5−ビラジニル基、3
,6−ビリダジニル基または2,6−ナフタレン基を、
mとnは0またはlを表わす)で示されるカルボン酸と
、下記式(m) R,−C”H−CH,F       (In)C OH (式中R,は炭素数1乃至20のアルキル基を、C″は
光学活性が付与された不斉炭素を表わす)で示される光
学活性な1−フルオロ−2−アルヵノール、特に好まし
くは、光学活性な1.2一二ボキシアルカンにアミン−
フッ化水素錯体を作用させて得られる光学活性なl−フ
ルオロー2−アルカノールとをエステル化させる反応を
含むことから構成される前記一般式(1)の光学活性化
合物を製造する方法からなるものである。
上記一般式(1)の光学活性化合物としては、例えば、
■−フルオロ−2−オクチル冨4−(4’−オクチルオ
キシ−4−ビフェニルカルボニルオキシ)ペンゾアート
、1−フルオ口−2−オクチル=4=(4−オクチルオ
キシベンゾイルオキシ)ペンゾアート、l−フルオロ−
2−オクチル;4′−オクチルオキシ−4−ビフェニル
カルボキシラート、1−フルオ口−2一デシル・4−{
トランス−4−(5−ヘキサノイルオキシ−2−ビリミ
ジニルオキシカルボニル)シクロへキシルオキシカルボ
ニル}ペンゾアート、1−フルオロ−2−デシル=4’
−(トランス−4−(デシルオキシルカルボニル)シク
ロへキシルメトキシ}−4−ビフェニルカルボキシラー
ト、1−フルオロ−2−オクチル−5−{トランス−4
−(オクチルオキシカルボニルオキシ)シクロヘキシル
オキシカルボニル》−2−ビリミジンカルボキシラート
、l−フルオロー2−オクチル・6−(4’−ヘブタノ
イル−4−ビフェニルオキシメチル)−2−ナフタレン
カルボキシラート、1−フルオロ−2−オクチル=トラ
ンス−4−(2−(5−ノニルオキシ−2−ビリミジニ
ル)エチル}シクロヘキサンカルボキシラート、l−フ
ルオロ−2−ヘキシル=2−[2−{6−(4−ウンデ
カノイルフェニル)−3−ビリダジニル}エチル]一5
−ビリミジンカルボキシラート、l−フルオロー2−へ
キシル= 5 −( 4 −( 4−オクチルオキシカ
ルボニルベンゾイルオキシ)フェノキシメチル}ビラジ
ンカルボキシラート、■−フルオロ−2−ヘブチル・6
−{4’−ヘキシルオキシカルボキシ−4−ビフェニル
メトキシ)−3−ビリダジンカルボキシラート、l−フ
ルオロー2−へブチル=4−{4−(トランス−4−オ
クタノイルシク口へキシルメトキシ)ペンゾイルオキシ
ベンゾアートなどを例示できる. これらの化合物のうち、代表的なものについて、次に理
化学的な性質を示す。
1−フルオロ−2−オクチル−4−4′一オ  ルI 
R (cm −’ )  : 2092、2850、1
740,  1600、l360、l070 ’ }l−NMR(CDCI,中、ppm)8.7〜7
.0(@, 12H)、5.0(m,IH)、5.0(
m, IH)、4.2 〜4.0(ffi,4}1)、
45 (m, 22}1)、0.9(bt,6H)I 
R (am −’ )  : 2920、2850、1
740、1710% l600、1360、l040 ’ H−NMR(CDC:l.,I)I)+1)8.3
〜8. 1(m,4H)、7.4 〜6.9(m,4H
)、5.0(m,IH)、4 . 2 〜4 , O 
( m t 4 8 )、2.0 〜1.0(m,22
H)、0.9(bt,6H) IR (Cm−’)  :2920、2850,  1
710、1600、1370,l120 H−NMR((:DCI,,ppm) 8.2 〜6.9(m,8H)、5.0(+a,II{
)、4.3〜3.9(m,4H)、2.0〜1 , l
 (m, 22H)、0.9 (bt, 6}1)一方
、上記化合物は、光学活性基として1−フルオ口−2−
アルコキシ基を有するので、上記化合物の製造において
は、非光学活性基側をカルボン酸として、これと上記一
般式(m)で示したl−フルオロー2−アルカールとを
エステル化させると極めて簡便に合成することができる
。このための1−フルオロー2−アルカールは、前述し
た公知の一〇H,F基を有するケトンのパン酵母による
不斉還元やアセタートのリバーゼによる不斉加水分解に
よって得られるものを用いても良いが、これらは光学純
度が低いため、あまり好ましくない.特に、好ましくは
、光学活性な1,2−エポキシアルカンにアミン−フッ
化水素錯体を作用させることにより得られるものを用い
ると良い。この方法により得られる光学活性体は、光学
純度が70〜95%e.e.と非常に高く、この化合物
を用いて合成した上記一般式(r)の化金物は、強誘電
性液晶組成物の構成化合物として極めて適したものとな
る。この光学活性な1,2−エポキシアルカンにアミン
ーフツ化水素錯体を作用させてを光学活性な1−フルオ
口−2−アルカール得る方法は、本発明者により先に出
願されている(特願昭63−326543号)。
上記一般式(1)で示した化合物を合成するにあたって
は、上記一般式(If)で示したカルボン酸を上記光学
活性な1−フルオ口−2−アルカールとエステル化する
のであるが、上記一般式(II)で示したカルボン酸は
必ずしも上記一般式(1)で示した化合物の非光学活性
基側と同一である必要はない。即ち、上記一般式(1)
で示した化合物の非光学活性基側の骨格をもつカルボン
酸であれば、最終工程で、1−フルオロ−2−アルカノ
ールとエステル化すれば、一般式(T)で示した化合物
が完成するが、先に、一般式(1)で示した化合物の非
光学活性基側の一部の骨格をもつカルボン酸と1−フル
オロー2−アルカノールとをエステル化し、このエステ
ル化物に、残りの非光学活性基側の残りの骨格を付加さ
せても良いことはいうまでもない。従って、一般式(I
[)で示したカルボン酸としては、4−ペンジルオキシ
安息香酸、4−(4−オクチルオキシベンゾイルオキシ
)安息香酸、4′−オクチルオキシ−4−ビフェニルカ
ルボン酸、4−{トランス−4−(5−ヘキサノイルオ
キシ−2−ビリミジニルオキシカルボニル)シクロへキ
シルオキシルカルボニル}安息香酸、4’−{トランス
−4−(デシルオキシカルボニル)シクロへキシルメト
キシ}−4−ビフェニルカルボン酸、5−{トランス−
4−(オクチルオキシカルポニルオキシ)シクロへキシ
ルオキシカルボニル}−2−ビリミジンカルボン酸、6
 −( 4 ’−ヘプタノイル−4−ビフェニルオキシ
メチル)−2−ナフタレンカルボン酸、トランス−4−
(2−(5−ノニルオキシ−2−ビリミジニル)エチル
}シクロヘキサンカルボン酸、2−[2−(6−(4−
ウンデカノイルフェニル)−3−ピリダジニル}エチル
]一5−ピリミジンカルボン酸、5−{4−(4−オク
チルオキシカルボニルベンゾイルオキシ)フェノキシメ
チル}ビラジンカルボン酸、6−(4’−ヘキシルオキ
シカルボキシ−4−ビフェニルメトキシ)−3−ビリダ
ジンカルボン酸、4−{4−(トランス−4−オクタノ
イルシグロへキシルメトキシ)ペンゾイルオキシ}安息
香酸等を例示しつる。
このエステル化反応は、そのまま、すなわち無溶媒で行
っても良いし、また、ジクロ口メタン、クロロホルム、
塩化メチレン、四塩化炭素、エーテル、酢酸エチル、ア
セトン、ヘキサン、ベンゼン、アセトニトリルなどの有
機溶媒中で行っても良い。有機溶媒は1種であっても、
また2種以上混合して用いても良い。
また、この反応では、脱水剤としてジシクロへキシルカ
ルボジイミドを1−フルオロー2−アルカノールに対し
、lmo1程度添加することが好ましく、また反応を速
やかに進行させるためにジメチルアミノビリジンを触媒
として0.5〜10%添加することが好ましい。
尚、l−フルオロ−2−アルカノールの使用量は、カル
ボン酸に対し、1〜1.5当量の範囲で適宜選定すると
良い。
また、この反応温度は、0〜100℃の広範囲が用いら
れるが、20〜60℃の範囲の温度が好ましく、使用す
る溶媒の種類等に応じて決めるとよい。
また、反応時間は、反応温度に応じて1〜30時間の範
囲で適宜決められる。
上記の反応により、或いはさらに必要に応じて、非光学
活性基側の骨格を付加する公知の反応を組み合わせて行
なうことにより、前記一般式(I)で示した光学活性化
合物が得られる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
00CH,F ジイソブ口ビルアミン4 .5 5 g (4 5mm
ol)をに、ドライアイスーメタノール浴上で、46%
フッ化水素酸3 .9 1 g (9 0mmol)を
ゆっくり滴下した。1時間撹伴した後、徐々に室温にも
どし、その後、減圧下に水を除去し(i−Pr),Nf
{・2FHを調製した。
上記の(i−Pr),NH−2FH 6 .3 5 g
と(+)−1.2−エボキシオクタン1 . 9 2 
g (1 5mmol)とを、窒素雰囲気中でllo’
c:で5時間撹伴した。放冷後、エーテル30mQ及び
水30mAを加え、抽出した。これを炭酸ナトリウム水
溶液及び水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。
得られた抽出物からエーテルを留去し、残渣1.78g
をベンゼンを溶媒とするシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付した後、蒸留精製し、次の物性値を有する光
学純度99%e.e.の1−フルオ口−2−オクタノー
ル0.57g(収率26%)を得た。
旋光度’  Cα)ff=+16゜(c=0.2,Et
,O)IR(液膜法) : 3380、2950、28
50%l450、1050, 750 ’ H−NMR (CDC:l , ,δppm) :
 0.9(t,3H,−CH,)、1.3〜i,5(m
,IOH,−CH,−)、2.4 (d, IH,−O
H)、2.4 (d, IH, 一OH)、3 . 8
 〜3 . 9 ( m − 1 0 H t − C
 H − )4.2、4.35、4.5(m,2H,−
CH,F)上記(+)−1−フルオロ−2−オクタノー
ル0.29 g ( 2 mmol)と4−ペンジルオ
キシ安息香酸0.4 6 g (2mmol)をジクロ
口メタン20mQ中に分散させ、ジメチルアミノビリジ
ン0.05gを入れた後、ジシクロへキシルカルボジイ
ミド0.41g(2mmol)のジグ口口メタン溶液(
5mQ)を滴下した。室温でlO時間撹伴後、ろ過し、
白色固体を除去後、ろ液を濃縮し、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3 : 1
)に付し、0.38gの1−フルオロー2一オクチル=
4−ペンジルオキシベンゾアートを得た。
これに、エタノール6mαとパラジウム・チャコール0
.Igを加え、H,雰囲気下室温で12時間撹伴した後
、ろ過後、溶媒を留去し、1−フルオロ−2−オクチル
=4−ヒドロキシベンゾアート0.29gを得た。
ジクロ口メタン20mQ中に、上記化合物と4′−オク
チルオキシー4−ビフェニルカルボン酸0.3 3 g
(lmmol)、ジメチルアミノビリジン0.05gを
分散させ、ジシクロへキシルカルボジイミド0. 2 
1 g(lmmol)のジクロ口メタン溶液5mαを滴
下した。室温で2時間撹伴した後、ろ過し、白色固体を
除去した後、ろ液を濃縮し、シリカゲルグロマトグラフ
ィ−(ヘキサン:酢酸エチル=3 : l)に付し、前
述した理化学的性質を有し、比旋光度〔α〕♂= +2
0.0(c O,26,CHCI,)の1−フルオロ−
2−オクチル=4−(4’−オクチルオキシ−4−ビフ
ェニルカルボニルオキシ)ペンゾアート0.42gを得
た。
この化合物について、ポリイミドを塗布し、ラビング処
理を施した透明電極付ガラスからなる厚さ3μのセルに
注入し、ホットステージで温度制御を行ないながら、偏
光顕微鏡観察を行なった。この結果、2℃/minの降
温過程で、137℃で液体からスメクテックA相に、1
07.5℃でカイラルスメクチックC相に、62.0℃
で結晶となった。
また、セルに、1 0 0Hz%l 2Vpp(7)三
角波ヲ印加し、分極反転電流値より自発分極を測定した
ところ、102.5℃で9.2nClcTIlの値を示
した。
○     O   CH,F ジイソブ口ビルアミン1.5 g(1 5mm+ol)
に、ドライアイスーメタノール浴上で、無水フッ化水素
1 . 2 g (6 0mmol)を吹き込み、(i
−Pr),NH−4PHを調製した。これにジイソプ口
ビルアミン1.5 g ( 1 5mmol)を加え、
(i−Pr),Nll2FHを調製した。
水浴上で、上記(i−Pr),NH・2FH4 . 2
 g (3 0nmol)に(+)−1,2エボキシオ
クタン1.28g(10mmol)を入れ、容器内を窒
素で置換した後、110℃で5時間撹伴した。実施例1
と同様の方法で抽出処理をし、エーテルを留去した後、
シリカゲルクロマトグラフィ−(トルエン溶媒)に付し
、減圧蒸留して0.40gの1−フルオロー2−オクタ
ノールを得た。
ジクロ口メタン20+nQ中に、上記1−フルオ口−2
−オクタノール0.2 2 g(1.5mmol)と4
=(4−オクチルオキシベンゾイルオキシ)安息香酸0
, 5 6 g(1 . 5mmol)、ジメチルアミ
ノビリジン0.05gを分散させ、ジシクロへキシルカ
ルボジイミド0.3 2 g(1 . 5mmol)の
ジクロ口メタン溶液5mAを滴下した。室温で3時間撹
伴した後、ろ過し、白色固体を除去し、濃縮した。
これをシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸
エチル=9 : l)に付し,前述の理化学的性質を有
する1−フルオ口−2−オクチル=4−(4−オクチル
オキシベンゾイルオキシ)ペンゾアード0.24gを得
た。
この化合物について、実施例lと同様の方法により液晶
性を調べたところ、降温過程で、21.7℃で液体から
スメクチツクA相に変わり、−12.0℃でカイラルス
メクチツクC相に変化した。
一方、上記化合物と実施例1の化合物を3:2の割合で
混合したものを上記と同様に測定したところ、降温過程
で、85.0℃で液体からスメクチックA相に変わり、
24.0℃でカイラルスメクチックC相に変化した。ま
た、この混合物の自発分極は、20℃で、6,9nC/
cntであった. O   CR,F (’+)−1−フルオロ−2−オクタノール0.22g
(1.5m議o1)と4′−オクチルオキシ−4−ビフ
ェニルカルボン酸0.4 9 g(1 . 5mmol
)をジクロ口メタン20mfi中に分散させ、ジメチル
アミノビリジン0.05gを加えた後、ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド0. 3 2g( 1 .5mmol
)のジクロ口メタン溶液5mQを滴下した。室温で10
時間撹伴した後、ろ過し、白色固体を除去し、濃縮して
、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:ト
ルエン=.l:1)に付し、前述の理化学的性質を有す
るl−フルオロ−2−オクチル・4′一オクチルオキシ
−4−ビフェニルカルボキシラート0.14gを得た。
この化合物と実施例2の化合物とをl:3の割合で混合
し、実施例1に記載した方法で液晶性を調べた。この結
果、降温過程で、−12.0℃でスメクチックA相から
カイラルスメクチツクC相に変化した。また、この混合
物の自発分極は、−16℃で、6.2nC/an?であ
った。
1玉座羞呈 本発明の光学活性化合物は、前述したような種々の液晶
やエレクトロケミクロミズムを利用するオプトエレクト
ロニクス関連素子の素材である強誘電性液晶組成物とし
て有用な化合物であり、また本発明の製造方法によると
特定のカルボン酸と光学活性な1−フルオロー2−アル
カノールとをエステル化するため、安価に、簡便に上記
光学活性化合物を製造することができるという格別の効
果を奏する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1及びR_2は炭素数1乃至20のアルキ
    ル基、Aは単結合、−O−、−COO−、−OCO−、
    −CO−または−OCOO−、B及びDは各々独立に単
    結合、−COO−、−OCO−、−OCH_2−、−C
    H_2O−または−(CH_2)_2−、X、Y及びZ
    は各々独立に置換基を有することもある1,4−フェニ
    レン基、4,4’−ビフェニレン基、2,5−ピリミジ
    ル基、1,4−トランスシクロヘキシル基、2,5−ピ
    ラジニル基、3,6−ピリダジニル基または2,6−ナ
    フタレン基を、C^*は光学活性が付与された不斉炭素
    を表わし、mとnは0または1でともに0をとることは
    ない)で示される光学活性化合物。
  2. (2)下記式(II) R_3−A−〔X−B〕_m−〔Y−D〕_n−Z−C
    OOH(II)(式中、R_3は水素または炭素数1乃至
    20のアルキル基、Aは単結合、−O−、−COO−、
    −OCO−、−CO−または−OCOO−、B及びDは
    各々独立に単結合、−COO−、−OCO−、−OCH
    _2−、−CH_2O−または−(CH_2)_2−、
    X、Y及びZは各々独立に置換基を有することもある1
    ,4−フェニレン基、4,4’−ビフェニレン基、2,
    5−ピリミジル基、1,4−トランスシクロヘキシル基
    、2,5−ピラジニル基、3,6−ピリダジニル基また
    は2,6−ナフタレン基を、mとnは0または1を表わ
    す)で示されるカルボン酸と、下記式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中R_1は炭素数1乃至20のアルキル基を、C^
    *は光学活性が付与された不斉炭素を表わす)で示され
    る光学活性な1−フルオロ−2−アルカノールとをエス
    テル化させる反応を含むことを特徴とする請求項(1)
    に記載の光学活性化合物の製造方法。
  3. (3)請求項(2)にいて、光学活性な1−フルオロ−
    2−アルカノールが、光学活性な1,2−エポキシアル
    カンにアミン−フッ化水素錯体を作用させて得られるも
    のであることを特徴とする請求項(1)に記載の光学活
    性化合物の製造方法。
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JP5783989A Pending JPH02237965A (ja) 1989-03-13 1989-03-13 光学活性化合物及びその製造方法

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JP (1) JPH02237965A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010024232A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Dongjin Semichem Co Ltd 光学活性ベンゾエート化合物、及びこれらの製造方法

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