JPH02229820A - 水性樹脂分散液 - Google Patents

水性樹脂分散液

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JPH02229820A
JPH02229820A JP5106989A JP5106989A JPH02229820A JP H02229820 A JPH02229820 A JP H02229820A JP 5106989 A JP5106989 A JP 5106989A JP 5106989 A JP5106989 A JP 5106989A JP H02229820 A JPH02229820 A JP H02229820A
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JP
Japan
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polymerizable unsaturated
group
epoxy
unsaturated monomer
copolymer
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JP5106989A
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Osamu Isozaki
理 磯崎
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Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カルボキシル基とエポキシ基とを有する共重
合体の水性樹脂分散液に関する。
(従来の技術およびその問題点) 従来、カルボキシル基を有するボリマ一一と多官能エポ
キシ化合物との混合物や、手ボキシ基を有するボリマー
と多官能力ルボキシル化合物との混合物が粉体塗料に使
用され加熱によって硬化することが知られているが、カ
ルボキシル基を有するボリマー又は化合物とエポキシ基
を有するボリマー又は化合物とを水中にて共存させた水
系組成物は、硬化性や安定性に問題があり実用化されて
いない。例えば、エポキシ基含有樹脂を界面活性剤の存
在下で水中に分散し、カルボキシル基含有樹脂を塩基で
中和して水に分散したものを混合した組成物は、硬化時
において両者の融合が十分に行なわれず、硬化性が不十
分となる。また、水溶性エポキシ樹脂とカルボキシル基
を塩基で中和、水溶化した樹脂溶液との混合物は、貯蔵
安定性が悪く数日間のうちにゲル化してしまうという問
題力くあった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、上記の如き問題点のない、エポキシ基と
カルボキシル基との硬化反応を利用した水系尉脂組成物
を得るべく鋭意研究を行なった結果、[I]カルボキシ
ル基を有する重合性不飽和樹脂、エポキシ基含有不飽和
モノマーおよび必要に応じて、他の共重合可能な不飽和
モノマーを共重合してなる特定の酸価およびエポキシ当
量を有するグラフトポリマー、又は[ II ]エポキ
シ基を有する重合性不飽和樹脂、カルボキシル基含有不
飽和七ノマーおよび必要に応じて、他の共重合可能な不
飽和モノマーを共重合してなる、特定の酸価およびエポ
キシ当量を有するグラフトポリマーを、中和、水分散し
た分散液が、驚くべきことに優れた貯蔵安定性を示し、
しかも塗布後、優れた硬化性を示すことを見出し、本発
明を完成するに至った。
すなわち本発明は、 (A)カルボキシル基を有する重合可能な不飽和モノマ
ーの共重合体又はエポキシ基を有する重合可能な不飽和
モノマーの共重合体に、該共重合体の官能基と反応性を
有する、カルボキシル基およびエポキシ基から選ばれた
官能基を含有する重合性不飽和モノマーを付加して重合
性不飽和基を導入してなるカルボキシル基又はヱボキシ
基を有する重合性不飽和尉脂、 (B)重合性不飽和樹脂(A)が有するカルボキシル基
又はエポキシ基と反応性を有する、エポキシ基およびカ
ルボキシル基から選ばれた官能基を含有する重合性モノ
マー および必要に応じて(C)樹脂(A)および重合
性モノマーCB)と共重合可能な不飽和モノマーを共重
合して得られる酸価20〜200、エポキシ当量200
〜5000のグラフトポリマーを塩基で中和し、水分散
して得られる水性樹脂分散液を提供するものである。
本発明において、重合性不飽和樹脂(A)の製造に使用
する共重合体が官能基としてカルボキシル基を有する場
合とエポキシ基を有する場合とがある。カルボキシル基
を有する共重合体を使用する場合は、 [I]  (A−1)カルボキシル基を有する重合可能
な不飽和モノマーの共重合体にエポキシ基を含有する重
合性不飽和モノマーを付加して重合性不飽和基を導入し
てなるカルボキシル基含有重合性不飽和樹脂、 (B−1)エポキシ基含有重合性モノマーおよび必要に
応じて (C−1)樹脂(A−1)およびモノマー(B−1)と
共重合可能な不飽和モノマーを共重合して得られる酸価
20〜200、エポキシ当量200〜5000のグラフ
トポリマーを塩基で中和し、水分散して得られる水性樹
脂分散液に関し、また、樹脂(A)の製造に使用する共
重合体がエポキシ基を有する場合は、 [II]  (A−2)エポキシ基を有する重合可能な
不飽和モノマーの共重合体にカルボキシル基を含有する
重合性不飽和モノマーを付加して重合性不飽和基を導入
してなるエポキシ基含有重合性不飽和樹脂、 (B−2)カルボキシル基含有不飽和モノマーおよび必
要に応じて (C−2)(A−2)樹脂および(B−2)モノマーと
共重合可能な不飽和モノマーを共重合して得られる酸価
20〜200、エポキシ当量200〜5000のグラフ
トボ゜リマーを塩基で中和し、水分散化して得られる水
性樹脂分散液に関する。
まず、上記[I]の場合について説明する。
重合性不飽和樹脂(A−1)の製造に使用する、カルボ
キシル基を有する重合可能な不飽和モノマーの共重合体
は、カルボキシル基を有する重合可能な不飽和モノマー
と、このモノマーと共重合可能なモノマーとの共重合体
である。カルボキシル基を有する重合可能な不飽和モノ
マーとしては、メクアクリル酸、アクリル酸が一般的で
あるが、その他、マレイン酸、フマール酸、イタコン酸
、クロトン酸,(メタ)アクリル酸とε一力ブロラクト
ンとの付加物なども使用できる。これらのモノマーと共
重合可能なモノマーとしては、例えばメチル(メタ)ア
クリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル
(メタ)アクリレート、イソブチル(メク)アクリレー
ト、ヘキシル(メタ)アクリレ′一ト、2−エチルヘキ
シル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレ
ートなどの炭素数1〜18のアルキル(メタ)アクリレ
ート;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒ
ドロキシブ口ビル(メタ)アクリレート、アリルアルコ
ールなどの水酸基含有不飽和単量体;スチレン、α−メ
チルスチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、(メタ)
アクリルアミド、(メタ)アクリロニトリル、N−メチ
ロール(メタ)アクリルアミドブチルエーテルなどのモ
ノマーを挙げることができる。
製造方法としては、例えば、モノマー成分を重合触媒お
よび好ましくは有機溶剤の存在下で重合ずる方法が挙げ
られる。
上記のようにして得られる共重合体は1分子中に2個以
上、好ましくは5〜50個のカルボキシル基を有するこ
とが望ましく、また該共重合体の数平均分子量は100
0〜50000の範囲内にあることが好ましく、300
0〜30000の範囲内にあることがより好ましい。
上記共重合体に重合性不飽和基を導入するために付加さ
せる、エポキシ基を含有する重合性不飽和モノマーとし
ては、グリシジルメタアクリレート、グリシジルアクリ
レート、アリルグリシジルエーテル、3,4−エポキシ
シク口ヘキシルメチルメタアクリレート、3.4−エポ
キシシク口ヘキシルメチルアクリレートなどが挙げられ
る。
上記のカルボキシル基を有する重合可能な不飽和モノマ
ーの共重合体に上記のエポキシ基を含有する重合性不飽
和モノマーを付加させて重合性不飽和樹脂(A−1)を
得るには、両者の混合物を必要に応じて有機溶剤、ハイ
ドロキノンなどの重合禁止剤の存在下で50〜150℃
、より好まし《は50〜120℃にで30分間〜2時間
程度反応させればよく、全てのエポキシ基がカルボキシ
ル基と反応するまで行なうことが好ましい。この反応に
おいてエポキシ基の量はカルボキシル基の量より少ない
ことが必要で、かつ反応せずに残ったカルボキシル基が
、最終的に得られるグラフトポリマーを中和し、水と混
合した時、水分散できるだけの量存在することが必要で
ある。カルボキシル基とエボギシ基との付加反応は酸価
を測定することによって追跡できる。
付加反応によって導入される重合性不飽和基の量は1分
子当り、好ましくは0.2〜3.0個、より好ましくは
0.5〜1.5個である。
上記のようにして得られたカルボキシル基含有重合性不
飽和樹脂(A−1)は、ついで、エポキシ基含有重合性
モノマー(B−1)および必要に応じて、樹脂(A−1
)およびモノマーC B −1)と共重合可能な不飽和
モノマー(C−1)と共重合され、カルボキシル基およ
びエポキシ基を有するグラフトポリマーが得られる。
モノマー(B−1)としては、例えば、グリシジルメク
アクリレート、グリシジルアクリレ−ト、アリルグリシ
ジルエーテル、3,4−エポキシシク口ヘキシルメチル
メタアクリレート、3.4−エポキシシク口ヘキシルメ
チルアクリレートなどが挙げられ、これらのうち脂環式
エポキシ基を有するモノマー、例えば下記式(I)Rh
o (式中、R+は水素原子またはメチル基を表わす。)で
示される化合物等が得られる水性樹脂組成物の貯蔵安定
性および硬化性の点から特に好ましい。
グラフトポリマー製造のための共重合方法としては、(
A−1)、(B−1)および必要に応じて(C−1)の
混合物を重合触媒および好ましくは有機溶剤の存在下で
共重合させる方法が挙げられる。
この際の重合温度は100℃以下、さらに好ましくは8
0℃以下であることが望ましい。重合温度が100℃を
超えると重合中にカルボキシル基とエポキシ基との付加
反応が起こりやすくなるため好まし《ない。共重合する
際に用いる重合開始剤としては、重合温度でラジカルを
発生する開始剤であれば使用可能であり、例えば、アゾ
ビスイソブチロニトリル、アゾビスジメチルバレ口ニト
リル、アゾビスシクロヘキサン力ルポニトリル、過酸化
ベンゾイル、t−プチルバー才キシベンゾエート、アセ
チルパーオキサイド、t−プチルバー才キシー2−エチ
ルヘキサノエート、過酸化ラウロイル、ビス(4−t−
プチルシクロヘキシル)パーオキシジカルボネートなど
が挙げられ、このうち、アゾビスジメチルバレ口ニトリ
ル、ビス(4−t−プチルシク口ヘキシル)バー才キシ
ジカルボネートが特に好ましい。
上記のようにして得られるグラフトポリマーは、有機溶
剤中に溶解した形としてそのままで、もしくは有機溶剤
で希釈して使用可能であるが、本発明においてはグラフ
トポリマーは次いで塩基で中和、水分散化される。グラ
フトポリマーは水分散性および硬化性の点から酸価20
〜200、好ましくは50〜120、エポキシ当量20
0〜5000、好まし《は300〜2500であること
が必要である。またグラフトポリマーの数平均ユ 分子量は●000〜i oooooの範囲にあることが
好ましい。
グラフトポリマーの中和に使用される塩基としでは、ト
リエチルアミン、ジメチルアミノエタノール、メチルジ
エタノールアミン、トリブチルアミン、アンモニア等が
挙げられる。中和当量は適宜選択すればよいが、通常0
.1−1.2当量の範囲である。グラフトポリマーの水
分散化は、グラフトポリマーを塩基による中和と同時に
、又は中和後、水と混合、撹拌することによって容易に
行なうことができ、目的とする水性樹脂分散液が得られ
る。
次に、前記[■]の場合について説明する.重合性不飽
和樹脂(A−2)の製造に使用する、エポキシ基を有す
る重合可能な不飽和七ノマ一の共重合体は,エポキシ基
を有する重合可能な不飽和七ノマーと、このモノマーと
共重合可能なモノマーとの共重合体である。エポキシ基
を有する重合可能な不飽和モノマーとしては、グリシジ
ルメタアクリレート,グリシジルアクリレート、アリル
グリシジルエーテル、3.4−エポキシシク口ヘキシル
メチルメタアクリレート、3,4一エポキシシク口ヘキ
シルメチルアクリレートなどが挙げられる.これらのモ
ノマーと共重合可能なモノマーとしては、重合性不飽和
樹脂(A−1)の製造に使用する共重合体において、カ
ルボキシル基を有する重合可能な不飽和モノマーと共重
合可能なモノマーとして使用されるモノマーが使用でき
る。
共重合体は、重合性不飽和樹脂(A−1)の製造に使用
する共重合体の製造方法と同様の方法によって製造でき
る。
上記のようにして得られる共重合体は1分子中に2個以
上、好ましくは5〜50個のエポキシ基を有することが
望まし《、また該共重合体の数平均分子量は1000〜
1 00000の範囲内にあることが好ましく、300
0〜30000の範囲内にあることがより好ましい。
上記共重合体に重合性不飽和基を導入するために付加さ
せる、カルボキシル基を含有する重合性不飽和モノマー
としては、アクリル酸、メタアクリル酸が一般的である
が、その他、マレイン酸、フマール酸、イタコン酸、ク
ロトン酸、(メタ)アクリル酸とε一カブロラクトンと
の付加物なども使用できる。
上記のエポキシ基を有する重合可能な不飽和モノマーの
共重合体に上記のカルボキシル基を含有する重合性不飽
和モノマーを付加させて重合性不飽和樹脂(A−2)を
得るには、両者の混合物を必要に応じて有機溶剤、ハイ
ドロキノンなどの重合禁止剤の存在下で50〜150℃
にて30分間〜8時間程度反応させればよく、全てのカ
ルボキシル基がエポキシ基と反応するまで行なうことが
好ましい。この反応において力ルボキシル基の量はエポ
キシ基の量より少ないことが必要である。
付加反応によって導入される重合性不飽和基の量は、0
.2〜3.0個、より好ましくは0.5〜1.5個であ
る。
上記のようにして得られたエポキシ基含有重合性不飽和
樹脂(A−2)は、ついでカルボキシル基含有重合性モ
ノマー(B−2)および必要に応じて、樹脂(A−2)
およびモノマー(B−2)と共重合可能な不飽和モノマ
ー(C−2)と共重合され、カルボキシル基およびエポ
キシ基を有するグラフトポリマーが得られる。
モノマー(B−2)としては、例えばアクリル酸、メタ
アクリル酸、マレイン酸、フマール酸,イタコン酸、ク
ロトン酸、(メタ)アクリル酸とε一カブロラクトンと
の付加物などが挙げられる。
グラフトポリマー製造のための共重合方法としては.(
A−2)、(B−2)および必要に応じて(C−2)の
混合物を重合触媒および好ましくは有機溶剤の存在下で
重合させる方法が挙げられる。この際の重合温度は10
0℃以下、さらに好ましくは80℃以下の温度であるこ
とが望ましい。
上記のようにして得られるグラフトポリマーは酸価20
〜200、エポキシ当量200〜5000であることが
必要であり、数平均分子量は1000〜1 00000
の範囲にあることが好ましい。
このものは、次いで[I]の場合と同様に中和、水分散
化されて水性樹脂分散液が得られる。
本発明の水性樹脂分散液は、必要に応じて有機溶剤、顔
料、消泡剤やレベリング剤などの塗料用添加剤などを含
有してもよい。
(作用および発明の効果) 本発明の水性樹脂分散液は貯蔵安定性および硬化性が優
れ、被塗物に塗布後、100〜180℃で10〜30分
程度加熱することによって架橋硬化し、平滑で耐アルカ
リ性の優れた塗膜が形成される。この加熱硬化時におい
て、中和にアミンを使用した場合、アミンがエポキシ基
とカルボキシル基との反応触媒として作用する。
本発明の水性樹脂分散液が貯蔵安定性が良好で、かつ硬
化性が優れている理由は明らかではないが、水分散して
いる樹脂粒子の表面にカルボキシル基が多《存在し、樹
脂粒子内部にエポキシ基が多《存在してカルボキシル基
とエポキシ基とが分離した構造となっているため貯蔵安
定性が良好となり、また、加熱によって樹脂粒子が溶融
することによって同一樹脂中のエポキシ基とカルボキシ
ル基との接触機会が増大し、反応するため硬化性が優れ
るものと考えられる。また中和剤としてアミンを使用し
た場合には、中和剤であるアミンが硬化触媒として作用
することも硬化性が優れる理由である。
(実施例) 本発明を実施例にて,さらに詳細に説明する.なお、以
下「部」およびr%」はそれぞれ「重量部」および「重
量%」を意味する. 実施例l エチレングリコールモノブチルエーテル66.7部およ
び重合開始剤の存在下でアクリル酸7.2部およびn−
プチルメタアクリレート92.8部を共重合して得た固
形分60%、数平均分子量約1 5000のカルボキシ
ル基含有ビ二ル共重合体溶液166.7部にクリシジル
メタアクリレート3.6部を添加し、樹脂酸価が42に
なるまで120℃で反応させた。この反応生成物溶液1
70.3部、3.4−エポキシシク口ヘキシルメチルメ
タアクリレート22.4部、n−プチルメタアクリレー
}−77.6部、アゾビスジメチルバレロニトリル0.
5部の混合物を80℃にて加熱し共重合させてグラフト
ポリマー溶液を得た。得られたグラフトポリマーは、酸
価20.4、エポキシ当量2000、数平均分子量28
000であった。
得られたグラフトポリマー溶液266.8部にトリエチ
ルアミン15部を配合し撹拌しながら脱イオン水を加え
水分散化を行ない、不揮発分40%,ガードナー粘度H
(25℃)の水性樹脂分散液を得た。
実施例2 イソブロバノール42.9部および重合開始剤の存在下
でグリシジルメタクリレート14.2部、メチルメタア
クリレート85.8部を共重合して得た固形分70%、
数平均分子量約2 0000のエポキシ基含有ビニル共
重合体溶液142.9部にアクリル酸0.72部を配合
し、酸価が0になるまで120℃で反応させた。この反
応生成物溶液145.05部、アクリル酸14.4部、
メチルメタアクリレート85.6部およびビス(4−t
−プチルシクロヘキシル)バーオキシジカルボネ〒ト1
部の混合物を70℃にて加熱し共重合させてグラフトポ
リマー溶液を得た。得られたグラフトポリマーは、酸価
81、エポキシ当量2200、数平均分子量4g000
であった。
得られたグラフトポリマー溶液245.05部にトリエ
チルアミン10部を配合し撹拌しながら脱イオン水を加
え水分散化を行ない、不揮発分40%、ガードナー粘度
R(25℃)の水性樹脂分散液を得た。
実施例3 n−プロパノール42.9部および重合開始剤の存在下
でアクリル酸14.4部、n−プチルメクアクリレート
74.0部、2−ヒドロキシエチルアクリレート11.
6部を共重合して得た固形分70%、数平均分子量約5
000のカルボキシル基含有ビニル共重合体溶液142
.9部にグリシジルメタアクリレート1.4部を配合し
、酸価が106になるまで120℃で反応させた。この
反応生成物溶液144.3部、3,4−エポキシシク口
ヘキシルメチルメタアクリレート200部、アゾビスジ
メチルバレ口ニトリル10部の混合物を80℃にて加熱
し重合させてグラフトポリマー溶液を得た。得られたグ
ラフトポリマーは酸価35、エポキシ当量306、数平
均分子量36000であった。
得られたグラフトポリマー溶液344.3部にメチルジ
エタノールアミンを30部配合し、撹拌しながら脱イオ
ン水を加え、水分散化を行ない、不揮発分40%、ガー
ドナー粘度Pの水性樹脂分散液を得た。
比較例l 実施例1で使用した固形分60%のカルボキシル基含有
ビニル共重合溶液50部と実施例2で使用した固形分7
0%のエポキシ基含有ビニル共重合体溶液50部とを混
合し、この混合物にジメチルアミノエタノール1.5部
を加え混合した後、脱イオン水を加え均一に撹拌して不
揮発分40%、ガードナー粘度(25℃)Aの水性樹脂
分散液を得た。
実施例および比較例で得た水性樹脂分散液をそれぞれガ
ラス板に、乾燥膜厚30ミクロンとなるよう塗布し、1
40℃で30分間焼付け、塗膜性能を試験した。
また、それぞれの水性樹脂分散液の貯蔵安定性について
も試験を行なった。これらの試験結果を第1表に示す。
[試験方法] 第1表における試験方法は下記のとおりである。
塗面状態:目視で評価し、異常のないものは○とした。
ゲル分率:ガラス板より焼付塗膜を剥離し、その遊id
i膜をアセトン中で、約57℃の還流条件下に4時間浸
漬して下記式よ り求めた。
浸漬後の塗膜重量 ゲル分率(%)=         XIOO浸漬前の
塗膜重量 耐アルカリ性:ガラス板上の塗膜に10%カセイソーダ
水溶液を接触させスポットテス トを行なった。
lO%カセイソーダ水溶液の接触は 20℃で24時間の条件で行なった。
変化のないものをOとした。
貯蔵安定性:実施例および比較例で得た水性樹脂分散液
を各々、内容積250ccの密閉容器に150gずつ入
れ、20℃で1 ケ月問および6ケ月間貯蔵を行ない、 貯蔵による変化を調べた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)カルボキシル基を有する重合可能な不飽和モ
    ノマーの共重合体又はエポキシ基を有する重合可能な不
    飽和モノマーの共重合体に、該共重合体の官能基と反応
    性を有する、カルボキシル基およびエポキシ基から選ば
    れた官能基を含有する重合性不飽和モノマーを付加して
    重合性不飽和基を導入してなるカルボキシル基又はエポ
    キシ基を有する重合性不飽和樹脂、 (B)重合性不飽和樹脂(A)が有するカ ルボキシル基又はエポキシ基と反応性を有する、エポキ
    シ基およびカルボキシル基から選ばれた官能基を含有す
    る重合性モノマー、および必要に応じて (C)樹脂(A)および重合性モノマー (B)と共重合可能な不飽和モノマーを共重合して得ら
    れる酸価20〜200、エポキシ当量200〜5000
    のグラフトポリマーを塩基で中和し、水分散して得られ
    る水性樹脂分散液。 2、樹脂(A)の製造に使用する、エポキシ基を有する
    重合可能な不飽和モノマーの共重合体のエポキシ基を有
    する重合可能な不飽和モノマーが下記式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1は水素原子又はメチル基を表わす。)で
    示される化合物である請求項1記載の水性樹脂分散液。 3、重合性モノマー(B)が下記式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1は水素原子又はメチル基を表わす。)で
    示される化合物である請求項1記載の水性樹脂分散液。
JP5106989A 1989-02-20 1989-03-03 水性樹脂分散液 Pending JPH02229820A (ja)

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JP5106989A JPH02229820A (ja) 1989-03-03 1989-03-03 水性樹脂分散液
CA002010205A CA2010205A1 (en) 1989-02-20 1990-02-16 Self-curing aqueous resin dispersion
US07/481,056 US5043366A (en) 1989-02-20 1990-02-16 Self-curing aqueous resin dispersion based on alicyclic epoxies
DE90103113T DE69004992T2 (de) 1989-02-20 1990-02-19 Selbstvernetzende wässrige Harzdispersion.
EP90103113A EP0384338B1 (en) 1989-02-20 1990-02-19 Self-curing aqueous resin dispersion

Applications Claiming Priority (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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