JPH02224926A

JPH02224926A - ワイヤ放電加工装置のワイヤ自動供給装置

Info

Publication number: JPH02224926A
Application number: JP1043836A
Authority: JP
Inventors: Hisashi Yamada; 久山田
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1989-02-23
Filing date: 1989-02-23
Publication date: 1990-09-06
Anticipated expiration: 2010-10-18
Also published as: US5045662A; CH680272A5; DE4005732C2; DE4005732A1; JPH0796168B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明にワイヤ放電加工装置のワイヤ自動供給装置の
改良に関する。

〔従来の技術〕

第８図はワイヤ自動供給装置の一例であり、図において
、（１）はワイヤ電極、（２）に自動挿入時にワイヤ電
極（１）に送り出し力を与える送り出しローラ、（３）
はワイヤ電極（１）を送りだしローラ（２）に押し付け
るピンチローラ、（４）は案内パイプＡ、（５）は昇降
可能で自動挿入時に下降してワイヤ電極（１）を上部ワ
イヤガイド（６）に導く案内パイプＢ、（７）は案内パ
イプＢ　（５）　ｔ−空圧によって昇降嘔セるシリンダ
ブロック、（８）は自動挿入時に上部ワイヤガイド（６
）と下部ワイヤガイド（９）の間をワイヤ電極（１）が
通過するのをガイドする為の水柱を発生させるシェドノ
ズル、（１０は下部ローラ、αυは下部回収パイプ、（
６）は回収ローラ、Ｑ３は切断機構、ａ養はガイドグー
リー、（至）はワイヤボビン、（７）は被加工物、０υ
は加工開始穴である。

次に動作について説明する。ワイヤ放電加工では通常、
加工に加工開始穴〇ｐから開始するため、加工開始の度
にワイヤ電極（１）を加工開始穴０１）を通して上、下
部ワイヤガイド間（６）　ｌ　（９）に結線し、加工終
了時にワイヤ電極（１）を被加工物−の上方で切断しな
ければならない。この動作を自動化したのがワイヤ自動
供給装置である。この装置によって１個の被加工物−か
ら多数個加工するような場合、予め加工開始穴ｃ３υを
あけておけば自動で加工を行うことができる。さて、自
動挿入を開始する前のワイヤ電極（１）及びワイヤ自動
供給装置の各部分の位置関係に図に示すとおりである。

次に、自動挿入動作を順に説明する。空気の流入口αＱ
から高圧の空気（４〜５＊ｇｔ’／ｄ　）　ｋシリンダ
ブロック（７）に封入する。案内パイプＢ（５）の上部
はピストンになっており、前記の空気圧によって図に示
す位置１とで下降する。この動作が完了丁ざ（−夕（ホ）を駆動す
ることによって送り出しローラ（２）を回転させ、ワイ
ヤ送りを開始させる。ワイヤ電極（１）は案内ノくイブ
Ｂ（５）に案内され、上部ワイヤガイド（６）に導かれ
る。上部ワイヤガイド（６）全通過したワイヤ電極（１
）は、ジェットノズ）Ｖ　（８）から噴出する水柱に案
内され、被加工物（至）の加工開始穴０１）ｆ：通り下
部ワイヤガイド（９）に導かれる。下部ワイヤガイド（
９）全通過した後に下部回収機構α０．Ｃ１υ、ａ功に
達し、自動挿入動作が完了する。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のワイヤ放電加工装置のワイヤ自動供給装置は以上
の様に構成ちれているので、ワイヤ自動挿入動作中のワ
イヤ電極（１）には、送りだしローラ（２）により推進
力が与えられている以外には、ワイヤ電極（１）の先端
が回収ローラｑカに達する壕でワイヤ電極（１）を完全
に拘束する部分がないため、ワイヤ電極（１）の剛性に
よってワイヤ電極（１）が経路を通過して行くことにな
る。したがって、挿入動作を開始してからワイヤ電極（
１）が経路中で例えば第９図に示すように、ワイヤ電極
（１）の先端が上部ワイヤガイド（６）や下部ワイヤガ
イド（９）オるいは被加工物（７）などに引っかかった
り、ワイヤ電極（１）の一部が上部ワイヤガイド（６）
や下部ワイヤガイド（９）の摺動抵抗により進行が妨げ
られてさりに送り出し鬼−ラ（２）によりワイヤ電極（
１）に力が加わると、特に剛性の小さいワイヤ電極（１
）では送りだしローラ（２）からワイヤ電極（１）がは
み出したり、擦り切れたりして、ワイヤ自動結線機能が
序止し、復帰が不可能となるといった解決すべき課題が
あった。

この発明は上記の様な課題を解決する為にな芒れたもの
で、ワイヤ電極を損傷させることなく異常を検出した後
、所定の動作を行わせることができるワイヤ放電加工装
置のワイヤ自動供給装置を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係るワイヤ放電加工装置のワイヤ自動供給装
置は、被加工物を介して対向配置てれワイヤ電極ヲ挿通
支持するワイヤガイドと、ワイヤ電極の張架経路に設け
られ上記ワイヤ電極を上記ワイヤガイド方向に送出す送
出手段とを鋪え、上記送出手段によって送出芒れたワイ
ヤ電極を北記それぞれのワイヤガイド間に自動的に送行
支持さぜるものにおいて、上記送出手段の送出側と上記
ワイヤガイドの少なくともどちらか一方の間に設けられ
上記ワイヤ電極を挿通させる案内手段と、該案内手段内
において上記ワイヤ電極を摺動させる振動手段と、上記
案内手段とワイヤ電極の接触状態を検出する検出手段と
、該検出手段の検出結果に基づき上記ワイヤ電極の送出
しが異常か否かを判別し、該判別結果が異常の時には所
定の動作を行わせる判別手段とを備えたものである。

〔作用〕

この発明においては、振動手段が案内手段内においてワ
イヤ電極を強制的に振動させ、その微動によるワイヤ電
極と案内手段間の接触状態を検出手段によって検出し、
該検出結果に基づいて判別手段がその良否を判定し不良
の時には所定の動作を火打δぜる。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図において、（１）はワイヤ電極、（２）は自動挿入時
にワイヤ電極（１）に送り出し力を与える送り出しロー
ラ、（３）はワイヤ電！ｉｉ　（１）を送りだしローラ
（２）に押し付けるピンチローラ、（４）は案内パイプ
Ａ１（５）は昇降可能で自動挿入時に下降してワイヤ電
極（１）　ｅ　上Ｉｓワイヤガイド（６）に導く案内パ
イプＢ、（７）は案内パイプＢ（５）’ｅ空圧によって
昇降させるシリンダブロック、（８）Ｕ自動挿入時に上
部ワイヤガイド（６）と下部ワイヤガイド（９）の間を
ワイヤｔ　ＩＩ　（１）が通過するのをガイドする為に
水柱を発生δせるシェドノズル、四は下部ローラ、Ｑυ
は下部回収パイプ、曲は回収ローラであジ、下部ワイヤ
ガイド（９）を通過したワイヤ電極（１）を回収する。

０３は切断機構、α４）ハガイドデーリー、ａｉ１９は
ワイヤボビンである。α・、α７）は案内パイプＡ（４
）を昇降δぜるためのシリンダブロック（７）の空気の
流入口である。（ト）は接触検出回路であり、その詳細
は第４図に示す様にワイヤ電極（１）と案内パイプＡ（
４）に接続されて接触、非接触を電圧の変化に友挨して
出力する。αりは判別回路であり、接触検出回路（ト）
の出力から接触、非接触を判別し、接触と判断した瞬間
から最適な時間が経過した後に、ワイヤ送りローラ（２
）の回転を停止さぜる信号をモータ翰に出力するととも
に、自動挿入動作を再火打させるものである。

次に、動作について説明する。自動挿入を開始する前の
ワイヤｔ　ＦＭ（１）及びワイヤ自動供給装置の各部分
の位置関係は第２図に示すとおりでるる。

以下、自動挿入動作を第５図を併用しつつ順に説明する
。なお、第５図は、自動挿入を開始してから完了する萱
での接触検出回路（至）の出力波形の一例を示したもの
で、第５図（ａ）は自動挿入が正常に完了した場合、同
図（ｂ）は挿入途中でワイヤ電極（１）の進行が妨けら
れてワイヤ自動結線動作が不能となった場合、同図（Ｃ
）は挿入途中でワイヤ電極（１）の進行が妨げられたが
ワイヤ電極（１）自身の剛性で進行を回復した場合をそ
れぞれ示す図である。このときの接触検出回路（ト）の
出力電圧波形はｈｉｇｈが接触、１０Ｗが非接触を表す
パルス信号である。

先ず、空気の流入口ｃＬＱから高圧の空気（１６ａ）　
（４〜５ｋｇｆ／ｄ）をシリンダブロック（７）に封入
する。

案内パイプＢ（５）の上部はピストンになっており、前
記の空気（１６ａ）圧によって図に示す位置１で下降す
る。この動作が完了すると、モータ（イ）を駆動するこ
とによって送り出しローラ（２）を回転はせワイヤ送り
を開始式ぜる。ところで、第８図に示すように案内パイ
プＡ（４）と案内パイプＢ（５）のラップしている部分
の隙間が十分あれば、案内パイプＢ（５）を下降させる
ための高圧の空気（１６ａ）はこの隙間から案内パイプ
Ｂ（５）の中に流入する。この案内パイプＢ（５）の中
の高圧の空気（１６ａ）によってワイヤ電極（１）に振
動が５を生する。この様に振動しながらワイヤ電極（１
）は案内パイプＢ（５）に案内され上部ワイヤガイド（
６）に導かれる。上部ワイヤガイド（６）を通過したワ
イヤ電極（１）は、ジェットノズ／１／（９）から噴出
された水柱に案内され被加工物−の加工開始穴６１）を
通り、下部ワイヤガイド（９）に導かれる。

下部ワイヤガイド（９）全通過した後に下部回収機構Ｑ
□　、αυ、（２）により回収ローラ（２）に達し、自
動挿入動作が完了する。この様な動作の途中において、
実際には送りだしローラ（２）によって送り出されたワ
イヤ軍％　（１）にカールがある場合や、案内パイプＡ
（４）が偏心しでいる場合などがらり、ワイヤ電極（１
）が案内パイプブＡ　、　Ｂ（４）、　（５）に接触し
ながら下降することになる。案内パイプＡ　、　Ｂ（４
）　、　（５）を流れる空気（１６ａ）の温飯が通話で
あれば正常にワイヤ送Ｖが行われていき、その時の接触
検出回路（ト）の出力波形は第５図（ａ）に示されてい
るように安定したチャタリング状態の波形が得られるこ
とになり、自動挿入動作は正常に行われていることにな
る。

ところで、挿入動作を１妬し′Ｃから゛ツイヤ電極（１
）が経路中で例えは、ワイヤ電極（１）の先端が上部ワ
イヤガイド（６）や下部ワイヤガイド（９）るるいに被
加工物（７）などに引っかかったり、ワイヤ電極（１）
の一部が上部ワイヤカイト（６）や下部ワイヤガイド（
９）動の摺−抵抗により進行が妨げられると、送り出嘔れるワ
イヤ電Ｉｎ　（ｉ）Ｕ案内パイプＡ（４）あるいに案内
パイプブＢ（６）の中でたわみ、パ・ｆプの内壁に接触
する。この時の接触検出回路（ト）の出力波形は第５図
（ｂ）に示されるようになり、パルス信号は常にｈｉｇ
ｈとなる。

すなわち、第５図（ｂ）の電圧波形より、チャタリング
状態から、常にｈｉｇｈの状態になったときにワイヤｔ
　極（１）の進行が妨げられたことが検出できる。ただ
し同図（ｂ）でＴ１は常にｈｉｇｈになった状態からワ
イヤ電極（１）が送りだしローラ（２）からはみだすま
での時間であり、同図（Ｃ）でＴ２は常に付ｇｈになっ
た瞬間から再びチャタリングが始まるまでの時間である
。しかし、同図（Ｃ）ようにワイヤ電極（１）の進行が
回復することがあるため、接触検出回路（ト）の出力が
チャタリングからｈｉｇｈになった瞬間にワイヤ電極（
１）が進行不能になったことを判別するより、ある程度
時間がたってから判別した方がよい。判別回路α１は、
前述した理由のため接触検出回路（ト）の出力電圧波形
がチャタリングから常にｈｉｇｈの状態になってから最
適な時間Ｔが経過した後、ローラ翰に停止信号を送り、
ワイヤ送りを停止式ぜる。あるいは、前述したようにロ
ーラ（ホ）に停止信号を送るとともにワイヤを極（１）
を切断機構（２）により切断し、ワイヤ自動結線を再度
前記の方法で開始する。以上の動作を第７図のフローチ
ャートに示す。なお、冥際的には第７図のフローチャー
トに示す動作の繰り返し回数を予めセットできるように
すればなんらかの原因によりワイヤ自動挿入が不能の場
合に無限の繰り返しを防止できる。これにより、ワイヤ
電極（１）が送りだしローラ（２）からはみ出したりし
て自動結線機能が復帰不可能になることを未然に防止し
、人間が関与しないで確実にワイヤ自動結線できる。

なお、第６図において、Ｔｌ１−ｊ：Ｔ＋よジ大きくＴ
２より小さい値を選ぶことが必要であり、また、Ｔ＋。

Ｔ２は使用するワイヤ電極（１）の剛性が高くなるほど
、つまり径が大きくなるほど大きくなるためワイヤ電Ｉ
Ｍ（１）の径によってＴが選択できることは当然である
。

なお、上記夾施例では、案内パイプＡ（４）と案内パイ
プＢ（５）の隙間から案内パイプＢ（５）に高圧の空気
（１６ａ）を導いたが、別に案内パイプＡ（４）に配管
を設けて高圧空気（１６ａ）を導くようにしても同様な
効果がある。

また、上記笑施例では修復動作に関しては、ワイヤ電ｆ
ｆ１（１）の送りだしを停止、切断、再開といった方法
を述べたが、ワイヤ電極（１）の送りだしを停止した後
に送りだしローラ（２）を逆転させて初期状態にワイヤ
電極（１）を戻し再開させてもよい。ただし、この場合
はワイヤ電極（１）の先端が傷みやすいので前述の方法
で繰り返し回数をセットできるようにした方が望ましい
。

〔発明の効果〕

以上の様に、この発明によればワイヤ電極を案内手段内
で強制的に振動させて上記案内手段に接触させ、その接
触状態からワイヤ電極の自動挿入動作の良否を判別する
様に構成したので、ワイヤ電極を損傷させることなく確
実に自動挿入動作の良否を判別できるものが得られると
いう効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるワイヤ放電加工装置
のワイヤ自動供給装ｗＬを示す構成図、第２図はこの発
明の一実施例によるワイヤ自動供給装置！を示す詳細図
、第３図はこの発明の一実施例によるワイヤ自動供給装
置の動作を示″′ｒ説明図、第４図はこの発明の一実施
例による接触検出回路を示す詳細図、第５図はこの発明
の一実施例による接触検出回路の出力波形を示す図、第
６図はこの発明の一実施例による接触検出回路の出力と
送出しモータ入力との関係を示す図、第７図はこの発明
の一実施例によるワイヤ自動供給装置の動作を示すフロ
ーチャート、第８図は従来のワイヤ放電加工装置のワイ
ヤ自動供給装置を示す構成図、第９図は従来のワイヤ自
動供給装置におけるワイヤ電極送り不良が発生した様子
を示す図である。図において、（１）はワイヤ電極、（２）は送出手段を
構成する送り出しローラ、（３）は送出手段を構成する
ピンチローラ、（４）ハ案内手段を構成する案内パイプ
Ａ、（５）は案内手段を構成する案内パイプＢ１（６）
は上部ワイヤガイド、Ｑ呻［下降用エアー配管、（１６
ａ）は振動手段に相当する高圧空気、（ト）は検出手段
に相当する接触検出回路、Ｑｌは判別手段に相当する判
別回路、（４）は送出手段全構成するモータ、咎は被加
工物である。なお、図中同一符号は同一部分を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

被加工物を介して対向して設けられワイヤ電極を挿通支
持するワイヤガイドと、ワイヤ電極の張架経路に設けら
れ上記ワイヤ電極を上記ワイヤガイド方向に送出す送出
手段とを備え、上記送出手段によって送出されたワイヤ
電極を上記それぞれのワイヤガイド間に自動的に送行支
持させるワイヤ放電加工装置のワイヤ自動供給装置にお
いて、上記送出手段の送出側と上記ワイヤガイドの少な
くともどちらか一方の間に設けられ上記ワイヤ電極を挿
通させる案内手段と、該案内手段内において上記ワイヤ
電極を振動させる振動手段と、上記案内手段とワイヤ電
極の接触状態を検出する検出手段と、該検出手段の検出
結果に基づき上記ワイヤ電極の送出しが異常か否かを判
別し、該判別結果が異常の時には所定の動作を行わせる
判別手段とを備えたことを特徴とするワイヤ放電加工装
置のワイヤ自動供給装置。