JP3013904B2 - ワイヤ自動結線装置 - Google Patents

ワイヤ自動結線装置

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JP3013904B2 JP3108481A JP10848191A JP3013904B2 JP 3013904 B2 JP3013904 B2 JP 3013904B2 JP 3108481 A JP3108481 A JP 3108481A JP 10848191 A JP10848191 A JP 10848191A JP 3013904 B2 JP3013904 B2 JP 3013904B2
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤ自動結線装置に
係り、特に、ワイヤの自動結線の結果を早期に確実に検
出することができるワイヤ自動結線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ほぼ垂直方向に張られたワイヤ
電極を被加工物との間に放電現象を発生させて、あたか
も糸ノコ盤のように被加工物を切断していく装置とし
て、ワイヤ放電加工機はすでに知られている。この種の
放電加工機には、加工開始時、加工中のワイヤ断線時等
において、切断されているワイヤ電極を自動的に結線す
るワイヤ自動結線装置が取り付けられている。この装置
においては、例えばワイヤ自動供給装置から下側ガイド
部に向けてワイヤを所定の時間送り込んだ後、ワイヤが
ワイヤ排出部へ到達して正常な動作が可能になったか否
かを確認するために、ワイヤ送り出し部に、ワイヤ電極
に張力が正常にかかる状態になっているか否かを検出す
るための光学式或いは機械式のワイヤ断線検出器を設
け、この検出器を用いて、ワイヤ電極に弛みがあるか否
かを検出し、弛みが発生している場合には、正常にワイ
ヤ電極が結線されていないものとして判断して、再度、
結線動作を行なうようになっている。また、他の従来装
置として、特開平2−53529号公報に開示された装
置が知られており、この装置は、図2に示すごとくワイ
ヤ自動供給装置の送り出しローラaの下部に、一対の座
屈センサbを設け、送り出されたワイヤ電極4の先端が
被加工物(図示せず)及び下側ガイドcを正常に通過し
た場合には座屈センサbは何も感知しないので正常に結
線されたと見做し、図3に示すごとくワイヤ電極4の先
端が被加工物や下側ガイドcにあたってワイヤ電極4が
座屈した場合には、座屈したワイヤ電極が座屈センサb
に接触することになり、この結果、結線が失敗したもの
と見做して、再トライ動作が行なわれる。更に、他の従
来装置としては、特開平2−76629号公報に開示さ
れているごとく、下側ガイド部にワイヤ電極の通過を検
出するためのワイヤ通過検知手段を設け、これにワイヤ
電極が接触した場合には、正常にワイヤ結線がなされた
ものと判断するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、先の従来装
置のうち、ワイヤ断線検出器を用いた装置及び特開平2
−53529号公報に示す装置にあっては、ワイヤ電極
を送り出す時間が長すぎる場合には、ワイヤ結線の失敗
と判断したときには既にかなりの量のワイヤ電極を送り
出しているために、特に、ワイヤ電極として細線ワイヤ
(0.1mmφ以下)を使用しているときには、この線
がからまったりしてしまい、結線の再実行が不可能にな
ってしまう場合があった。また更に、座屈センサを用い
た装置において、上述したごとき細線ワイヤを使用した
場合には、ワイヤ自体の剛性が弱いために図4に示すご
とく座屈したときには、いわゆる腰砕け状態となり、座
屈センサ4にワイヤ電極8が接触するための十分な変形
が得られないという問題があった。また、前記文献に示
す従来装置にあっては、導体よりなるワイヤ通過検出手
段が加工時にも送給されるワイヤ電極と接触しているた
めに、摩擦によりこの導体検出手段の先端に溝が形成さ
れてワイヤ電極に予期しないテンションが加わったり、
或いはこの検出手段の先端とワイヤ電極が接触して横方
向へワイヤ位置がずれたりして、加工精度に影響を与え
る場合があった。本発明は、以上のような問題点に着目
し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本
発明の目的は、自動結線の結果を早期に検出できしかも
ワイヤ検知手段のワイヤ電極による磨耗を防止できる
みならず、接触にともなうテンション変動等もなくすこ
とができるワイヤ自動結線装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、ワイヤ電極をワイヤ供給手段により供
給しつつ被加工物を放電加工するワイヤ放電加工機に設
けたワイヤ自動結線装置において、前記ワイヤ電極を下
側ガイド部側へ送り込むためのワイヤ送り込み手段と、
前記下側ガイド部に設けられて、前記ワイヤ電極と接触
可能になされた通電体の近傍に位置され、前記ワイヤ送
り込み方向に対して自動結線時の所定のタイミングに延
出して前記自動結線時以外の時は没しているワイヤ検知
手段と、前記ワイヤ検知手段の検出結果に応じて、前記
ワイヤ送り込み手段を制御する制御手段とを備えるよう
にしたものである。
【0005】
【作用】本発明は、上述の如く構成したので、ワイヤ自
動結線時には、ワイヤ供給手段からワイヤ電極は供給さ
れワイヤ送り込み手段はこのワイヤ電極を下側ガイド部
側へ案内しつつ送り込む。この時、下側ガイド部の近傍
に設けられたワイヤ検知手段は、ワイヤ電極の送り込み
方向すなわち鉛直方向からわずかに水平方向へずれたと
ころに位置されており、ワイヤ送り込み動作開始後、所
定時間経過したときにワイヤ検知手段を延出させてワイ
ヤ電極の在存の有無を検知し、結線成功か否か判断す
る。ここでワイヤ電極の送り込み時に、予めワイヤ検出
手段を延出させておいてもよい。また、ワイヤ電極のプ
ーリを鉛直方向に対してわずかにオフセットさせて設け
ている場合には、結線成功時にはワイヤ電極が水平方向
にオフセットし、ワイヤ検知手段に直接当接する。この
ようにして、ワイヤ結線が成功したならば、前者の場合
にはワイヤ検出手段を元の位置まで戻してワイヤ電極と
の接触を絶ち、また、後者の場合には、検知手段を水平
方向へ移動させることにより同様にワイヤ電極との接触
を絶ち、その後、放電加工に入る。
【0006】
【実施例】以下に、本発明に係る自動結線装置の一実施
例を添付図面に基づいて詳述する。図1は、ワイヤ自動
結線装置を示す概略図、図5は本発明を適用したワイヤ
放電加工機の全体を示す概略図である。図1、図5及び
図6に示すごとく、まずワイヤ放電加工機2は、ワイヤ
電極4を送り出すワイヤ送出部6と、送りだされたワイ
ヤ電極4を被加工物8へ案内する上側ガイド部10と、
被加工物8を通過したワイヤ電極を受ける下側ガイド部
12と、この下側ガイド部12を通過したワイヤ電極を
排出するワイヤ排出部14とにより主に構成されてい
る。具体的には、上記ワイヤ送出部6は、長尺のワイヤ
電極4が巻回されてバックテンションがかけられたワイ
ヤボビン16を有し、これより引き出されたワイヤ電極
4は円筒ローラ18及びガイド20を介して案内ローラ
22に至り、この案内ローラ22及びこれに並設された
案内プーリ24間を8の字状に一回巻回し、更に、上記
案内プーリ24を経たワイヤ電極4は、上記案内ローラ
22とピンチローラ26との間をとおり、更にフェルト
ローラ28を経た後、案内ローラ30を通過して鉛直方
向下方に向けられている。また、途中には、ワイヤ断線
を検出する断線検出リミット32およびワイヤに付着す
るゴミをとるブラシ34が設けられている。
【0007】上記ワイヤ電極4は、上側ガイド部10、
被加工物8及び下側ガイド部12を順次通過してワイヤ
排出部14へ導入されている。具体的には、このワイヤ
排出部14は、下アーム32に支持されたプーリ34を
有し、このプーリ34を経た使用済みワイヤ電極4は、
アクリルパイプ36内を通過した後、コラム38に設け
た吸引部40へ導入され、水の圧力を利用してワイヤ電
極4を吸引するように構成されている。この吸引部40
からのワイヤ電極はワイヤ送りローラ42により送り出
され、ワイヤ排出口44からワイヤ回収箱46へ排出す
るように構成されている。そして、上記下側ガイド部1
2には、例えば固定型のダイス60が設けられており、
このダイス60内をワイヤ電極4が通過し得るように構
成されている。そして、この下方には、例えば固定式の
通電体62が設けられており、張架されたワイヤ電極4
と接触してこれに通電し得るように構成されている。こ
のように構成されたワイヤ放電加工機にワイヤ自動結線
装置が設けられる。具体的には、図1に示すごとくこの
ワイヤ自動結線装置50は、上記ワイヤ電極4を下側ガ
イド部12側へ送り込むためのワイヤ送り込み手段52
と、上記下側ガイド部12の近傍に設けられ、前期ワイ
ヤの送り込み方向に対して出没自在に設けられたワイヤ
検知手段54と、この検知手段54の検出結果に応じて
ワイヤ供給手段としてのワイヤ送出部6と上記ワイヤ送
り込み手段52とを制御する制御手段56とにより主に
構成されている。
【0008】上記ワイヤ送り込み手段52は、図6に示
すごとくワイヤ電極4を挟持する送り出しローラ64を
有しており、この下方には、内部にワイヤ電極を挿通す
るパイプ66が設けられるとともに、このパイプ66の
上端部には、上記パイプ66内へワイヤ電極の挿通を助
けるために水を流通させる、例えばポリウレタンよりな
るチューブ68が接続されている。そして、上記パイプ
66の側部には、このパイプ66を上下方向へスライド
移動させるための、スライドベルト70が一対のベルト
ローラ72、72間に掛け渡されている。上記下側ガイ
ド部12の近傍に設けられたワイヤ検知手段54は、例
えば銅のごとき導電率の良好な導体よりなる検出子74
と、この検出子74をワイヤ電極4が位置する方向へ向
けて出没させるシリンダ76とにより構成されている。
そして、上記検出子74は、周囲より絶縁されると共
に、この検出子74には、配線78が接続されている。
この配線78は、途中に電源80、検出リレー82等を
介して制御手段56へ接続されており、上記検出子74
と上記ワイヤ電極4とが接触したときに、上記配線78
と上記ワイヤ電極4とにより閉ループを構成して制御手
段56に対して検知信号を流すように構成されている。
そして、制御手段56は、ワイヤ送出部6の例えばワイ
ヤボビン16の駆動系へ制御信号を送出するようになさ
れており、自動結線の失敗時は送出されたワイヤ電極4
を巻き戻して再トライを行い得るように構成されてい
る。
【0009】次に、以上のように構成された装置の動作
について説明する。まず、通常の加工時においては、ワ
イヤ排出部14のワイヤ送りローラ42を回転駆動する
ことにより、ワイヤ送出部6のワイヤボビン16からワ
イヤ電極4は所定の速度、例えば10cm/secの速
度で繰りだされ、テンションローラ22により所定のテ
ンションがかけられつつ案内ローラ30、ワイヤ送り込
み手段52、上側ガイド部10、被加工物8、下側ガイ
ド部12を経た後、ワイヤ排出部14のアクリルパイプ
36、吸引部40等を通過してワイヤ排出口44からワ
イヤ排出箱46内へ排出される。そして、ワイヤ電極4
と接触する通電体62側から供給される電力により被加
工物8とワイヤ電極4との間に放電を生じさせ、加工を
行なう。放電加工を行なっている間は、ワイヤ検知手段
54の検出子74をシリンダ76により没しておくこと
により、この検出子74とワイヤ電極4とを離間させて
おき、検出子74の磨耗を防止している。そして、何ら
かの原因でワイヤに断線が生じた場合には、まず、ワイ
ヤ送り込み手段52の下部に設けたカッタ(図示せず)
によりワイヤ電極を切断し、被加工物8中の残留ワイヤ
電極を排出する。この時、ワイヤ送出部6により付与さ
れているバックテンションによりワイヤ電極4は少し戻
り、その先端がワイヤ送り込み手段52のパイプ66の
途中に位置するようになっている。そして、送り出しロ
ーラ64、64によりワイヤ電極4を挟んでワイヤ電極
を送り出し、これと同時にスライドベルト70によりパ
イプ66自体をワイヤの降下速度と同じ速度で下方へ移
動させる。そして、この移動を行いながらチューブ68
よりパイプ66内へ水を下向きに流してワイヤの送り出
しを円滑にする。そして、割ガイドよりなる上側ガイド
部12を開いてその中に降下するパイプ66を挿通させ
ると共に、被加工物8に当接する直前にパイプ66の降
下を停止する。
【0010】一方、ワイヤ電極4は、停止することなく
そのまま送り出され、被加工物8及び下側ガイド部12
のダイス60を通過したのち、ワイヤ排出部14のプー
リ34、アクリルパイプ36を通過し、吸引管40にて
水の吸引力を借りてワイヤ送りローラ42へ到達する。
ここで、上記ワイヤ送り出しローラ64、64が駆動し
たのち、所定時間、例えば少なくともワイヤ電極4の下
端部が検出子74が位置するところを通過するまでに要
する時間だけ経過したときに、制御手段56はシリンダ
76を駆動して、これをワイヤ電極の通過通路に延出さ
せる。下側ガイド部12を通過したワイヤ電極は、ほぼ
100%無事にワイヤ送りローラ42に挟持されて結線
が成功することは経験的にしられているので、検出子7
4を延出させた時に、これがワイヤ電極と接触したとき
は、検出信号がワイヤ電極4、配線78を介して制御手
段56に流れ、これを受けた制御手段56は結線が成功
したものとみなし、検出子74を没してこれをワイヤ電
極4から離間させる。以後通常の放電加工に入るのであ
るが、検出子74とワイヤ電極4が上述のごとく離間し
ているので検出子74が磨耗することもなく、また、接
触にともなうテンションの変動も生じないので、被加工
物8を精度よく加工することができる。
【0011】一方、検出子74を延出したときに、ワイ
ヤ電極4と接触せずに検出信号が発生しなかった場合に
は、制御手段56は、結線失敗とみなし、即座にワイヤ
ボビン16等を逆回転させて、送り出されたワイヤ電極
4を巻き戻して、これが絡むことを防止する。その後、
前述したと同様な手順でもって再度、結線操作を行な
う。上記実施例においては、当初、検出子74を没して
おいて、結線操作開始から所定時間経過したときに検出
子74を延出させてワイヤ電極4の有無を検知するよう
にしたが、これに限定されるものでなく、例えば、結線
操作開始当初から検出子74を延出させておき、ワイヤ
電極4の存在を検出したら、前述のごとく検出子74を
没するようにしてもよいのは勿論である。また、上記実
施例にあっては、下側ガイド部12は固定型ダイス60
とし、また、ワイヤ電極4の送り方向はほぼ鉛直方向下
方に向けられている場合について説明したが、これに限
定されず、例えば、固定型ダイス60に替えて可動型ダ
イスを用いるようにした装置にも適用できるし、また、
ワイヤ電極4の送り方向を鉛直方向下方から僅かに水平
方向へオフセットさせた装置にも適用することができ
る。また、上記実施例にあっては、ワイヤ電極4を吸引
して排出する装置について説明したが、これに限定され
ず、図7に示すようにワイヤ電極4をベルトにより排出
するように構成した他の装置例にも適用することができ
る。すなわち、下側ガイド部100は、固定側割ガイド
102と可動側割ガイド104を有しており、コンパク
トシリンダ106により動くように構成されている。ま
た、通電体108は、上記可動側割ガイド104と一体
的に動くように取り付けられており、上記両ガイド10
2、104を閉じた時に通電体108がワイヤ電極4と
接触するように構成されている。
【0012】一方、ワイヤ排出部は、上側ベルト110
と下側ベルト112を有し、ワイヤ引き込みプーリ11
4の右端は、ワイヤ電極4が垂下する鉛直方向に対して
寸法Aだけオフセットされており、上記プーリ114に
ワイヤ電極4が引き込まれたときに、このワイヤ電極4
が検出子120と接触するような位置に、検出子120
を周囲から絶縁させて設置する。そして、この検出子1
20は、上記通電体108および可動側割ガイド104
と一体的に動くように連結部材122を介して結合され
ており、上記可動側ガイド104が閉じられるように動
くと、上記検出子120はワイヤ電極4から離間するよ
うに動くように構成されている。以上のような構成によ
れば、結線操作が成功すると、ワイヤ引き込みプーリ1
14に引き込まれたワイヤ電極4は寸法Aだけオフセッ
トして検出子120と接触し、これにより制御手段56
は結線操作の成功を認識することができる。そして、コ
ンパクトシリンダ106を駆動して可動側割ガイド10
4を閉め、通電体108をワイヤ電極4と接触させる
と、これらと一体的に検出子120は、上記ワイヤ電極
4から離れるように動く。従って、放電加工中に、この
検出子120とワイヤ電極4とが接触することはなく、
前期実施例と同様な効果を生ずる。また、本実施例にお
いては、検出子120の駆動源として別途シリンダ等を
設ける必要はなく、可動側割ガイド等を動かす駆動源す
なわちコンパクトシリンダ106を共用することができ
る。また、図7に示す他の実施例にあっては、可動型ガ
イドを用いてこれが一体的に通電体108と連動する装
置例について説明したが、これに限定されず、固定型ガ
イドを用いた場合についても適用することができる。こ
の場合には、通電体108が検出子120と一体的に連
動するように構成する。
【0013】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば次のよう
なすぐれた作用効果を発揮することができる。ワイヤ検
出手段を下側ガイド部に設けてワイヤ電極と接触可能
になされた通電体の近傍に位置し、ワイヤ送り込み方向
に対して自動結線時の所定のタイミングに延出して自動
結線時以外の時は没しているようにしたので、結線を失
敗した場合にもこれをすぐに検知でき、従って、特に細
線ワイヤを使用した場合には、これが絡むことがなく、
再トライが可能なので結線率を向上させることができ
る。また、通常の放電加工時には、検出子とワイヤ電極
が接触しないので、検出子の磨耗を防止できるのみなら
ず、接触にともなうテンションの変動等をなくすことが
でき、加工精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動結線装置を示す概略図であ
る。
【図2】結線が成功したときの状態を示す図である。
【図3】結線が失敗したときの状態を示す図である。
【図4】細線を使用して結線が失敗したときの状態を示
す図でる。
【図5】ワイヤ放電加工機を示す概略図である。
【図6】ワイヤ自動結線装置のワイヤ送り込み手段を示
す概略図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
2 ワイヤ放電加工機 4 ワイヤ電極 6 ワイヤ送出部(ワイヤ供給手段) 8 被加工物 10 上側ガイド部 12 下側ガイド部 14 ワイヤ排出部 50 ワイヤ自動結線装置 52 ワイヤ送り込手段 54 ワイヤ検出手段 56 制御手段 62 通電体 74 検出子 76 シリンダ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23H 7/02 - 7/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ電極をワイヤ供給手段により供給
    しつつ被加工物を放電加工するワイヤ放電加工機に設け
    たワイヤ自動結線装置において、前記ワイヤ電極を下側
    ガイド部側へ送り込むためのワイヤ送り込み手段と、前
    記下側ガイド部に設けられて、前記ワイヤ電極と接触可
    能になされた通電体の近傍に位置され、前記ワイヤ送り
    込み方向に対して自動結線時の所定のタイミングに延出
    して前記自動結線時以外の時は没しているワイヤ検知手
    段と、前記ワイヤ検知手段の検出結果に応じて、前記ワ
    イヤ送り込み手段を制御する制御手段とを備えたことを
    特徴とするワイヤ自動結線装置。
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