JPH02182459A - 印刷機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、印刷用ウェブ（巻取紙）に印刷イメージを転
写する少なくとも１個の転写シリンダーと協働する少な
くとも１個のインプレッションシリンダーを有する印刷
機、特に巻取紙輪転印刷機に関する。

〔従来の技術〕

この型式の印刷機では、インプレッションシリンダーに
係合するウェブの側面が新しい印刷イメージを担持し、
このイメージが乾燥しにくく、従ってインプレッション
シリンダーをインキで汚す危険が生じることもしばしば
あった。経験的には。

インキ中に含まれる溶剤がインプレッションシリンダー
上に集まり、軟化してウェブ上の印刷イメージからイン
キをより剥離する傾向がある。この結果、インプレッシ
ョンシリンダー上に付着したインキはウェブ上に戻され
、その結果ウェブが汚れて、不良品として廃棄しなけれ
ばならない、従ってこれを除去するためにインプレッシ
ョンシリンダーを雑布を用いて手で洗浄することが必要
となり、このために時折印刷機を停止する必要が生じる
。この点は印刷作業を中断させることのみならず、イン
プレッションシリンダーに別の汚れを生じることを防げ
ない。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の技術を出発点として本発明の目的は簡単で安価な
手段を用い、少なくともインプレッションシリンダーの
汚染を除去した上述様式の装置を提供することにある。

〔発明の構成、作用及び効果〕

この目的及び本明細書及び図面に開示した他の目的を達
成するために、少なくともインプレッションシリンダー
の外周が少なくとも１個の払拭装置により払拭可能であ
り、該払拭装置が湿潤可能な払拭布を有し、前記払拭装
置がシリンダー周りを搬送されるウェブから離れた、即
ち無関係なシリンダー外周の一部近域に配置されている
。

この構成では、インプレッションシリンダーの連続的な
洗浄の他連続的な湿潤を実施できるという利点がある。

インプレッションシリンダーの湿潤膜は、インプレッシ
ョンシリンダーがインクを揆じくことを確実にし、正に
最初からインプレッションシリンダーにインクが付着せ
ず、又インクが付着する傾向も全くないという利点を伴
う、インプレッションシリンダーにインクが付着するよ
うなことがあったとしても、この様なインクは直ちに払
拭されるのでインクの凝集は防がれる。本発明の構成は
インプレッションシリンダーが常に清浄であり、インプ
レッションシリンダーを手で浄化するために印刷機の稼
働を中断しなければならないようなことをなくしている
。

インプレッションシリンダーに接触する位置の前に配置
された湿潤装置、特に湿潤右方向に指向したスプレーノ
ズルを有する湿潤装置により払拭布を湿潤可能とすれば
合目的である。この構成はインプレッションシリンダー
の間接的湿潤を意味する。インプレッションシリンダー
上の湿潤膜はこの様にして極端に薄くてよく、ウェブが
湿潤膜により過度には弱くならない。

本発明の別の合目的な構成によれば、払拭布が押圧手段
に配置され、押圧手段はインプレッションシリンダーと
接触する位置に隣接していて、膨張可能なベローの形を
している。この構成では一方では払拭布との信頼性の高
い係合を確実にし、他方ではインプレッションシリンダ
ーから払拭布を離隔することも可能としている。このこ
とば払拭布を負荷なしで搬送りることを許容し、従って
搬送機構の負荷も軽減する。

湿潤は水を用いて実施してもよい、オフセットリソ印刷
機では、湿し槽にも用いる湿し液を用い、この湿し液の
特性が特にインクを撲くものであると合目的である。

更に、本発明を有利に発展するのは、特許請求の範囲と
添付図面に関連して説明する実施例とから集約できる。

〔実施例〕

従来周知の様に、第１図に湿した印刷機は２個のツイン
型オフセットリソ印刷ユニット（１，２）を備え、それ
ぞれの印刷ユニット（１）又は（２）はインプレッショ
ンシリンダー（３）を有し、このインプレッションシリ
ンダー（３）は２個の印刷イメージ転写又はブランケッ
トシリンダー（４）を有している。ブランケットシリン
ダー（４）それぞれは１版シリンダー（５）と協働する
ように配置されこの型式の印刷機は印刷機内でウェブ（
巻取紙）を数多く異って配置することを可能とする。図
示の実施例では、ウェブ（６）又は（７）はツイン型の
印刷ユニット（１）又は（２）のどちらか一方で印刷さ
れる。このウェブは予め一方の側面で印刷を行った後短
時間でもう一方の側面を印刷するので、印刷した側のウ
ェブの面がインプレッションシリンダー（３）に接触す
るときにインプレッションシリンダーを汚染する危険性
がある。

インプレッションシリンダー（３）の汚染を防ぐために
、インプレッションシリンダーが払拭装置（８）を僅え
、この払拭袋Ｗ（８）がインプレッションシリンダー（
３）の外周を払拭し同時に湿潤するので、インプレッシ
ョンシリンダー（３）は清浄でありつづけると共に、イ
ンクを揆じくことになる。払拭装置（８）それぞれは、
それぞれのインプレッションシリンダー（３）の外周部
分に配置され、この外周部分ではウェブ（６）又は（７
）は搬送されない。左側のツイン型印刷ユニット（１）
では、この外周部分はウェブ（６）が上下に搬送される
間の部分であり、右側のツイン型印刷ユニット（２）で
は、ウェブ（７）が内側から供給され、外方に排出され
る。従って、払拭装置（８）は２個のインプレッション
シリンダー（３）の間に配置されてもよい、しかしなが
ら右側のツイン型印刷ユニット（２）の場合この部分の
取出しを良好に確保するために、払拭装置（８）は組合
せたインプレッションシリンダー（３）の外側に隣接し
て、即ちもう一方のインプレッションシリンダーから雛
れた側に配置し、又左側のツイン型印刷ユニット（１）
の場合も同様とする。

従ってウェブ（７）は払拭装置（８）周りにループ（７
ａ）の形で搬送される。この目的で転向ローラを払拭装
置の後方に配置し、問題が生じる場合には転向ローラに
上述構成の払拭装置を付設するとよい。

湿潤装置（８）は不織材からなる払拭布（９）を有し、
第２図に示している様に、この払拭布（９）は供給ロー
ル（１０）から取出され、巻取りロール（１１）に巻取
られる。供給ロール（１０）はセンサー（１２）と協働
し、センサー（１２）は払拭布（９）が取出される時に
信号を生じる。供給ロール（１０）と巻取りロール（１
１）との間で払拭布（９）は組合せインプレッションシ
リンダー（３）に対向じて押圧材（１３）上を移動し、
組合せインプレッションシリンダー（３）の外周に帯状
に係合する０本発明の図示の実施例では押圧材（１３）
は膨張可能なベローの形に形成されていて、膨張した状
態でインプレッションシリンダーに対して払拭布を押付
ける。膨張を解いた状態で、払拭布（９）はインプレッ
ションシリンダー（３）から完全に解放される。この様
にすることにより組合せインプレッションシリンダーの
方向とは逆の前方方向に払拭布を送っている間に払拭布
に負荷を与えないようにできる。この様に構成すること
により払拭布供給機構に負荷を与えない。

払拭布（９）の送りは、本実施例の場合巻取リロール（
１１）に接続した駆動シリンダー（１４）に組合せたリ
ンク機構により実施される。供給ロール（１０）はブレ
ーキ又はロック機構を備えていて。

駆動ピストンを作動して送りが実施されるようにしても
よい、払拭布（９）の前方送りはステップ状に実施され
る。単位時間当りのステップ数はインプレッションシリ
ンダーの汚染度により設定することもできる。払拭装置
（８）は更に払拭布（９）用の湿潤装置を有し、この装
置は又インプレッションシリンダー（３）を湿潤する。

本実施例ではこの湿潤装置は、ジェットノズル（１６）
を備えた捧（１５）からなり、払拭布（９）の後方に固
定され、払拭布（９）とインプレッションシリンダー（
３）の間の接触区域の上に配置されている。ジェットノ
ズル（１６）は捧（１５）に沿って間隔を開けて配置さ
れ、押圧材（１３）上に乗っている払拭布（９）方向に
向けて斜め下方に指向している。ジェットノズル（１６
）は板状の保護材（１７）を有し、この保護材（１７）
はノズル（１６）の下方に配置され、払拭布（９）及び
抑圧材（１３）とインプレッションシリンダー（１４）
との接触位置の上方に配置された保護材（１７）の端縁
から液体が落下可能である。

ジェットノズル（１６）を備えた棒（１５）は全てのジ
ェットノズル（Ｉ６）用の集中室として形成し、この集
中室に湿し液を供給して、湿し液を圧縮空気で押出し、
これを有効に霧化させることもよい。

払拭布（９）の湿潤は払拭布を送る度毎に１ステツプで
実施され、もし必要ならば２ステツプで実施してもよい
。供給される湿し液は、インプレッションシリンダー２
に形成される湿し膜がウェブ（６）又は（７）を弱くし
ない程度に計量される。

湿し液は水でよい。オフセットリソ印刷機の場合、湿し
液は湿し装置で用いられる湿し液でもよい。

従って湿潤装置（８）は湿し液では湿し液タンクに接続
し、公共用水源から稼働する場合には水道に接続する。

この接続はスクリュースリーブ継手を備えた接続管によ
り行われる。払拭装置（８）はフレーム（２０）に装着
され、このフレーム（２０）には横梁により相互に連結
した軸受ハウジングを有し、この軸受ハウジングは印刷
機の横フレームに着脱可能に接続されている。

【図面の簡単な説明】

第１図はセミサテライト型の輪転機の斜視略図であり、
第２図はインプレッションシリンダーと組合せた払拭装
置の拡大側面図である。 図中参照番号の説明 １．２・・・印刷ユニット、 ３・・・インプレッションシリンダー ４・・・転写シリンダー ５・・・版シリンダー ６．７・・・ウェブ、 ８・・・払拭装置、 ９・・・払拭布、 １０・・・供給ロール、 １１・・・巻取ロール、 １３・・・押圧材、 １４・・・駆動シリンダー

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、インプレッションシリンダーと、印刷イメージを印
   刷材料に転写するイメージ転写シリンダーと、払拭布を
   湿し、印刷用材料を接触案内する外周部分とは異った外
   周部分に接触させる位置でインプレッションシリンダー
   と係合する位置に前記払拭布を送る払拭装置とを備えた
   印刷機。 ２、インプレッションシリンダーと払拭布との接触位置
   の前方に配置され、特に払拭布方向に指向した噴射ジェ
   ットノズルを有する湿し装置を備えた請求項１に記載の
   印刷機。 ３、払拭布をインプレッションシリンダーの外周に押圧
   して接触させる膨張可能なベロー形の押圧手段を有して
   いる請求項１に記載の印刷機。 ４、押圧手段が不作動中に供給ロールから巻取りロール
   に払拭布をステップ状に供給する払拭布供給手段を備え
   ている請求項１に記載の印刷機。 ５、湿し装置が特に払拭布供給中に間欠的に作動する請
   求項２に記載の印刷機。 ６、湿潤装置が水源と接続されている請求項１に記載の
   印刷機。 ７、湿潤装置が印刷機の版湿しユニットからの湿し液の
   供給口を有している請求項１に記載の印刷機。 ８、２個のインプレッションシリンダーと２個の払拭装
   置を有するセミサテライト型の印刷機でそれぞれのイン
   プレッションシリンダーの相互に離れた側に前記払拭装
   置それぞれが配置されている請求項１に記載の印刷機。 ９、払拭装置の後方にウェブ転向ローラが配置されてい
   る請求項１に記載の印刷機。 １０、ウェブを転向する転向手段と該転向手段を払拭す
   る払拭装置とを備え、該払拭装置が払拭布を湿す手段を
   備えた払拭布を有している請求項１に記載の印刷機。 １１、少なくとも１個のインプレッションシリンダーを
   有するウェブ送りオフセットリソ印刷機により印刷する
   ウェブの汚染を防止し、前記ウェブの一方の側面に印刷
   したてのインクを予め乗せていて、印刷機がウェブのも
   う一方の側面に印刷する転送シリンダーを有しているウ
   ェブ汚染防止装置にして、ウェブとは無関係にインプレ
   ッションシリンダーの一部に配置された浄化及びフィル
   ム供給装置とを有し、該浄化及び膜付与装置が払拭装置
   の形式で構成され、該払拭装置がインプレッションシリ
   ンダーと係合可能であり印刷機の稼働中に該シリンダー
   上に当接可能な払拭布を有し、更にインキを揆じくオフ
   セット湿し溶液を供給し、インプレッションシリンダー
   にフィルムを形成する手段を有しているウェブ汚染防止
   装置。 １２、少なくとも１個のインプレッションシリンダーを
   有するウェブ送りオフセットリソ印刷機により印刷し、
   一方の側面に印刷したてのインクを予め乗せているウェ
   ブの汚染を防止し、前記オフセットリソ印刷機がウェブ
   のもう一方の側面に印刷する転写シリンダを有している
   ウェブ汚染防止装置にして、浄化及び膜付与装置が、搬
   送されるウェブとは無関係の範囲でインプレッションシ
   リンダーの外周に配置されていると共に少なくとも１個
   のウェブガイドローラーにより、搬送されるウェブと無
   関係に保持されているインプレッションシリンダーの外
   周部分で、インプレッションシリンダーと係合可能であ
   り、稼働中にインプレッションシリンダーと係合しつづ
   け、インクを揆じくオフセット湿し液を付与してインプ
   レッションシリンダーに膜を形成する手段を有する払拭
   布を備えている払拭装置の形に形成されているウェブ汚
   染防止装置。