JPH0216437Y2 - - Google Patents

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JPH0216437Y2
JPH0216437Y2 JP1982182341U JP18234182U JPH0216437Y2 JP H0216437 Y2 JPH0216437 Y2 JP H0216437Y2 JP 1982182341 U JP1982182341 U JP 1982182341U JP 18234182 U JP18234182 U JP 18234182U JP H0216437 Y2 JPH0216437 Y2 JP H0216437Y2
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pinch roller
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arms
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は新規なテープ送行装置におけるテープ
緊張機構に関する。詳しくは、ビデオテープレコ
ーダ(以下「VTR」という。)等のテープを走行
させる装置において、走行中のテープの緊張状態
を保つための機構であつて、ピンチローラのキヤ
プスタンへの圧接動作に機械的に連動してテープ
緊張状態を現出せしめると共に、テープに対して
弾接体を離接せしめるための動力がピンチローラ
をキヤプスタンに対して離接せしめるための駆動
機構から直接伝達されるようにして、構造を簡単
にして、安価でかつ故障の少ない新規なテープ送
行装置におけるテープ緊張機構を提供しようとす
るものである。
背景技術及びその問題点 テープ送行装置、例えばVTRにおいて、再生
(FWD)モード時及び録画(REC)モード時に
はテープが適度の緊張を保つて走行されることが
必要である。
そこで、テープに適度の緊張を与えるためにテ
ンシヨンセンサーを用い、そのテンシヨン検出結
果をリールモータにフイードバツクして電気的に
コントロールする方法があるが、モータの数を減
らして比較的低価格のVTRを作る場合には、電
気的なテンシヨンコントロールができなくなるた
め、機械的なテンシヨンコントロールが必要とな
る。
そして、機械的にテンシヨンコントロールを行
なう場合には、FWDモード時及びRECモード時
に弾接体をテープに弾接させ、巻戻し(REW)
モード時や早送り(FF)モード時には弾接体を
テープから離間させる必要があるため、弾接体を
テープに対し離接せしめるための専用のプランジ
ヤーが必要であるとされていた。
しかしながら、弾接体をテープに対して離接せ
しめるための専用のプランジヤーを設けることは
コスト高を招くばかりではなく、装置の小型化及
び省電力化を妨げるという問題点がある。
考案の目的 そこで、本考案は、上記問題点に鑑み為された
もので、テープに対して弾接体を離接せしめるた
めの専用のプランジヤーを用いることなしにテー
プのテンシヨンコントロールを可能とし、それに
よつて装置の低コスト化、小型化及び省電力化を
図れる新規なテープ送行装置におけるテープ緊張
機構を提供することを目的とする。
考案の概要 上記目的を達成するため、本考案テープ送行装
置におけるテープ緊張機構は、テープ巻取側でキ
ヤプスタンに対して離接されるピンチローラと、
テープ供給側で送行中のテープに弾接される弾接
体と、先端部がピンチローラ押圧レバーの回動端
部に回動自在に支持されたアームの基端部と一端
部が付勢手段によりピンチローラ側に付勢されて
いる弾発レバーの回動端部に回動自在に支持され
たアームの基端部とが互いの先端間の間隔が拡縮
自在になるように回動自在に連結された2つのア
ームを備え、該アームが拡縮されることによつて
前記ピンチローラを前記キヤプスタンに対して離
接せしめる圧接機構と、前記2つのアームの連結
端部に回動自在に連結された作動杆を介して2つ
のアームの先端間の間隔を拡縮し、その拡大時に
前記弾発レバーの付勢手段によつて前記ピンチロ
ーラが前記キヤプスタンに押圧される駆動機構
と、該駆動機構の駆動力を一端部が前記2つのア
ームの連結端部に回動自在に連結されたリンク手
段を介して前記弾接体に伝達する伝達機構とを備
えており、、ピンチローラがキヤプスタンに圧接
されたときに弾接体がテープに弾接されるように
したことを特徴とする。
これによつて、構造が簡単であり、、安価でか
つ故障の少ないテープ送行装置におけるテープ緊
張機構を提供することができる。
実施例 以下に、本考案テープ送行装置におけるテープ
緊張機構の詳細を、VTRにおけるテープ送行装
置に適用したところの図示した実施例に従つて説
明する。
1はピンチローラアームで、軸2によりベース
台3に回動自在に支持されており、その回動端に
はゴム等の弾性材料から成るピンチローラ4が回
転自在に支持されている。
5はFWDモード時及びRECモード時に定速回
転されるキヤプスタンである。そして、FWDモ
ード時及びRECモード時に、後述する圧接機構
19によりピンチローラアーム1が矢印Aで示す
方向に回動され、ピンチローラ4がテープ6を介
してキヤプスタン5に圧接され、テープ6はピン
チローラ4とキヤプスタン5とによつて挾まれて
定速で送り出される。
7は供給リール台(Sリール台)、8は巻取り
リール台(Tリール台)で、図示しないテープカ
セツトがVTRに装着されると、該テープカセツ
トのSリール及びTリールがそれぞれ前記Sリー
ル台7及びTリール台8上に載置され、、そして、
各リール台7,8の係合軸9,10がテープカセ
ツトの各リールと係合される。そして、テープは
図示しないテープ引出機構によつてテープカセツ
トから引き出され、所定のテープパスを通るよう
にセツトされる。。そして、FWDモード時及び
RECモード時には、前述のピンチローラ4とキ
ヤプスタン5とによつて挾まれて定速で送行さ
れ、Sリール台7上のSリールから引き出されT
リール台8上のTリールに巻き取られる。また、
FFモード時には、Tリール台8の回転により回
転されるTリールの巻き取り力によつてSリール
からTリールへと巻き取られる。更に、REWモ
ード時にはSリール台7の回転により回転される
Sリールの巻き取り力によつてTリールからSリ
ールへと巻き戻される。
11はテンレギアームで、軸12によりベース
台3に回動自在に支持されており、その回動端に
は弾接体13が固定されている。そして、FWD
モード時及びRECモード時には、テンレギアー
ム11が矢印Bで示す方向へ回動され、その先端
の弾接体13がテープ6に弾接される。
14はテンレギ駆動レバーで、ベース台3に軸
15で回動自在に支持されている。このテンレギ
駆動レバー14の先端にはストツパー部16が形
成されており、該ストツパー部16の先端が前記
テンレギアーム11の揺動端部に形成された当接
面17に当接されている。また、テンレギアーム
11とテンレギ駆動レバー14とは互いの揺動端
が引張スプリング18によつて連結されている。
19は前記した圧接機構を示す。この圧接機構
19は、2つの拡縮アームを備え、その2つのア
ームの互いの先端を結ぶ間隔が拡縮されるように
連結されれており、該アーム先端間の間隔が拡縮
されることによつて前記ピンチローラ4がキヤプ
スタン5に対して離接されるように構成されてい
る。
即ち、20は側面から見て略コ字型に屈曲され
て上片21と下片22とが形成されたレバーで、
そのコ字型をなす基端部がベース台3に立設され
た軸23によつて回動自在に支持され、またその
回動端部の上片21と下片22との対向間には軸
24が架設されており、この軸24に第1の拡縮
アーム25が回動自在に支持されている。即ち2
6は軸24に回動自在に支持されたボス軸で、該
ボス軸26の下方に寄つた周面から前記ピンチロ
ーラ4のある側と反対側に向つて第1の拡縮アー
ム25が突設されている。そして、第1の拡縮ア
ーム25の連結端部には、該アーム25の上下両
面から上端27及び下端28が突出された軸29
が植設されている。そして、押圧レバー20の上
片21と下片22とのそれぞれの回動端部に寄つ
た側縁には、突片30及び30が反拡縮アーム2
5側に向つて突設され、該突片30及び30には
押圧ローラー31及び31が軸32及び32によ
つてそれぞれ回転自在に保持されている。この押
圧ローラー31及び31は、各突片30,30の
それぞれ相対向する片面の側に保持されており、
該押圧ローラー31及び31は前記ピンチローラ
アーム1の先端部側縁に34,34と当接されて
いる。
35は第2の拡縮アームで、側面から見て略コ
字型に屈曲されて上片36と下片37とが形成さ
れ、その上片36と下片37のそれぞれの突出端
部が連結端部とされている。そして、上片36と
下片37の該連結端部と、コ字型をなす端部とに
は、それぞれ上下同軸上に設けられた孔38と3
8及び39と39がそれぞれ形成され、該孔38
及び38には、上記した第1の拡縮アーム25の
連結端に植設された軸29の上方突出部27が遊
挿されている。
40は弾発レバーで、その基端部がベース台3
に立設された軸41に回動自在に支持されてお
り、その先端部に寄つたレバーの上面にはピン4
2が立設され、該ピン42は上記した第2の拡縮
アーム35の端部に形成された孔39及び39に
遊挿される。
43はピンチローラ押圧用の引張りバネで、例
えばコイルスプリングから成り、その一端は上記
した弾発レバー40の先端部に係着され、またそ
の他端は前記ピンチローラ4のある側に向つて延
びベース台3あるいは適宜な係着部材に係着され
ている。
44は電磁プランジヤーを示し、電気的励磁指
令を受けてその作動杆45を誘引するものであ
る。そして、作動杆45は、第1及び第2の2つ
の拡縮アーム25及び35のそれぞれの先端部を
結ぶ直線と略直交する方向に延びるようにプラン
ジヤー44から突出されている。また、作動杆4
5の先端には孔46が形成されており、該孔46
は、第1の拡縮アーム25の連結端部に植設され
た軸29の上方突出部27の第2の拡縮アーム3
5の連結端部における上下両片36及び37の対
向間の部分に遊挿されている。
47は引張りバネで、その一端は、第1の拡縮
アーム25の連結端に植設された軸29の上記プ
ランジヤー44の作動杆45の先端に遊挿された
付近に係着されており、他端は該プランジヤー4
4の作動杆45が延びる方向に略沿つて延びて、
ベース台3あるいは適宜な係着部材に係着されて
いる。
このように、第1の拡縮アーム25と第2の拡
縮アーム35は、それぞれの連結端部が、枢着点
を構成する軸29によつて互いに枢着され、かつ
それぞれの先端部が、それぞれの回動先端が反対
側に向つて回動される押圧レバー20と弾発レバ
ー40に回動自在に保持され、枢着点を構成する
軸29が引張りバネ47によつて反プランジヤー
側に常時引き寄せられており、しかも弾発レバー
40はその先端が引張りばね43によつて常時ピ
ンチローラ4側に向つて弾発付勢されている。ま
た、第1の拡縮アーム25と第2の拡縮アーム3
5は、その連結端部がプランジヤー44によつて
引張られていない時は、該連結端部を屈曲点とす
る略V字型に配置され、その連結端部がプランジ
ヤー44によつて引張られた時は、上記V字が拡
くように回動する。従つて、第1の拡縮アーム2
5と第2の拡縮アーム35が上述したように回動
されることによつて、該2つのアーム25及び3
5のそれぞれの先端間の間隔が拡大せしめられ
る。
しかして、今第3図の実線で示す状態(ピンチ
ローラがキヤプスタン5に対して隔離されている
状態)、即ちREWモード時あるいはFFモード時
又は停止時の状態から、プランジヤー44に対し
て適宜な図示しない制御回路を介して励磁指令を
与えて該プランジヤー44を励磁してやれば、プ
ランジヤー44は作動杆45を手前側に誘引する
から、該作動杆45は矢印Cで示す方向へ引き寄
せられる。この作動杆45の引き寄せ動作に従つ
て該作動杆45の先端が係着されている軸29が
引張バネ47の引張力に抗して矢印Cで示す方向
へ引き寄せられ、これと共に、該軸29に係着さ
れている第1及び第2の拡縮アーム25及び35
のそれぞれの連結端も矢印Cで示す方向へ引き寄
せられる。このようにして、それぞれの連結端が
矢印C方向へ引き寄せられた第1及び第2の拡縮
アーム25及び35のそれぞれの先端部は、該矢
印Cで示す方向と略直交する方向へ互いに反対側
へ向つて移動され、第1の拡縮アーム25の先端
と第2の拡縮アーム35の先端との間隔が拡大さ
れ、押圧レバー20と弾発レバー40は互いに反
対方向へ向つてその先端部が回動される。即ち、
第1の拡縮アーム25の先端が矢印Aで示す方向
へ移動されると該第1の拡縮アーム25の先端の
ボス軸26が挿通された軸24を持つ押圧レバー
20の先端は、軸23を回動支点として同じく矢
印Aで示す方向へ回動され、また第2の拡縮アー
ム35の先端が矢印Dで示す方向へ移動される
と、該第2の拡縮アーム35の先端に遊挿されて
いるピン42が立接された弾発レバー40の先端
部は、軸41を回動支点として同じく矢印Dで示
す方向へ回動される。
そして、押圧レバー20の先端が矢印Aで示す
方向へ回動されると、該押圧レバー20の一側縁
から突出されている押圧ローラー31,31の周
面がピンチローラアーム1先端の側縁34,34
に当接しかつ該側縁34,34を矢印A方向へ押
圧するから、ピンチローラアーム1は軸2を回動
支点として矢印Aで示す方向へ回動され、これに
よつてピンチローラ4は、テープ6を挾んでキヤ
プスタン5の周面に圧接せしめられる。また一方
では、弾発レバー40が矢印Dで示す方向へ回動
されると、該弾発レバー40の先端は、引張りバ
ネ43を引き伸ばす。そして、そのように引き伸
ばされた引張りバネ43は、弾発レバー40の先
端部をピンチローラ4側に強く引張ることにな
り、この引張力が、該弾発レバー40の先端部、
第2の拡縮アーム35、第1の拡縮アーム25及
び押圧レバー20を介してピンチローラ4に伝達
され、ピンチローラ4がキヤプスタン5に圧接さ
れる押圧力となつて作用する。このような圧接状
態が第3図に鎖線で示す状態であり、この状態は
プランジヤー44に対する励磁が解かれるまで該
プランジヤーの作動杆45を引き寄せ続ける磁力
によつて保持される。
また、第3図に鎖線で示す状態からプランジヤ
ー44に対する励磁を解いてやれば、軸29は引
張りバネ47の引張力によつて反プランジヤー4
4側へ引き戻され、それによつて第1、第2の拡
縮アーム25及び35のそれぞれの連結端も反矢
印C方向へ引き戻されるから、該第1、第2の拡
縮アーム25及び35のそれぞれの先端部はそれ
ぞれ反矢印A及び反矢印D方向へ移動されて、該
アーム25及び35の互いの先端間の間隔は縮少
され、これに従つて押圧レバー20及び弾発レバ
ー40の各先端はそれぞれ反矢印A及び反矢印D
方向へ回動される。そして、押圧レバー20の先
端が反矢印A方向へ回動されることによつて、ピ
ンチローラアーム4はその先端が矢印Aで示す方
向へ押圧される状態を解かれるから、ピンチロー
ラ4はキヤプスタン5に対して離隔せしめられ
る。
48はスライドリンクで、ベース台3にスライ
ド自在に支持されている。49,50はスライド
リンク48の長手方向に沿うように形成された長
孔で、該長孔49,50にベース台3に植設され
たピン51,52がスライド自在に係合され、こ
れによつて、スライドリンク48はそのスライド
動作が案内される。スライドリンク48の一端部
には係合孔53が形成されており、該係合孔53
に前記テンレギ駆動レバー14の回動支点15と
揺動端との中間位置に植設されたピン54が挿通
されている。そして、スライドリンク48が矢印
Eで示す方向にスライドされると、ピン54が係
合孔53の縁と衝合して引張られ、依つて、テン
レギ駆動レバー14は矢印Fで示す方向に回動さ
れる。テンレギ駆動レバー14が矢印Fで示す方
向に回動されると、テンレギ駆動レバー14のス
トツパー部16がテンレギアーム11の当接面1
7から離れ、そして、テンレギ駆動レバー14と
テンレギアーム11との相互の揺動端の間は引張
スプリング18によつて連結されているため、テ
ンレギ駆動レバー14の矢印F方向への回動に引
張られてテンレギアーム11が矢印Bで示す方向
へと回動され、テンレギアーム11の揺動端に設
けられた弾接体13がテープ6に弾接せしめられ
る。
55は略逆L字型とされた揺動リンクで、その
L字型に屈曲された屈曲部が軸56によつてベー
ス台3に回動自在に支持されている。該揺動リン
ク55の一方の片57の反屈曲部側端部に寄つた
位置には長孔58が形成されており、該長孔58
が前記スライドリンク48の他端に立設されたピ
ン59と係合されて、揺動リンク55の一方の片
57の端部とスライドリンク48の他端とが互い
に回動自在になるように連結されている。また、
60は略くの字型とされた連結リンクで、その一
端は、上記した揺動リンク55の他方の片61の
反屈曲側端部に回動自在に枢着62されて連結さ
れており、他端は前記した第1の拡縮アーム25
の連結端に植設された軸29の下方突出部28の
下端に回動自在に枢着されて連結されている。し
かして、前述したように、第1、第2の拡縮アー
ム25及び35のそれぞれの連結端部を枢着する
軸29がプランジヤー44によつて矢印Cで示す
方向に引き寄せられると、連結リンク60の他端
は該軸29によつて矢印C方向へ引張られるから
揺動リンク55の他方の片61の端部は連結リン
ク60の一端によつて引張られて軸56を回動支
点として矢印Gで示す方向へ回動され、該揺動リ
ンク55の一方の片57の端部も同じく矢印G方
向へ回動されることになり、従つて該揺動リンク
55の一方の片57に形成された長孔58が該長
孔58に係合されたピン59を矢印Eで示す方向
へ引張ることになるため、スライドリンク48は
矢印Eで示す方向へスライドされることになる。
しかして、軸29が矢印Cで示す方向へ引き寄
せられることによつてピンチローラ4がキヤプス
タン5に対して圧接せしめられるのと同時に、該
軸29の動きが連結リンク60、揺動リンク5
5、スライドリンク48を介してテンレギ駆動レ
バー14に伝わり、該テンレギ駆動レバー14を
矢印F方向へ回動せしめ、従つて、テンレギアー
ム11が引張りスプリング18に引張られて矢印
B方向に回動し、テンレギアーム11の揺動端に
設けられた弾接体13がテープ6に弾接し、これ
によつてテープ6の適当な緊張度が保たれること
となる。
逆に、FWDモードやRECモードが解除され
て、軸29が矢印Cと反対の方向に引き戻される
と、連結リンク60、揺動リンク55、スライド
リンク48を介してその動きがテンレギ駆動レバ
ー14を矢印Fと反対の方向に回動するように伝
達され、テンレギ駆動レバー14のストツパー部
16がテンレギアーム11の当接面17を押し、
テンレギアーム11を矢印Bと反対の方向へ回動
せしめるので、弾接体13はテープ6から離れる
こととなる。
62はテンレギバンドであり、Sリール台7の
ドラム部63の周面に約1/2周強に亘つて軽く接
触し、これによつてSリール台7に軽くブレーキ
をかけ、テープ5に一定の緊張が加わるようにし
てある。特にテンレギバンド62の一端はベース
台3に固定され、、他端はテンレギアーム11の
弾接体13が設けられた揺動端と反対側の揺動端
に設けられた支持ピン11aに固定されており、
従つて、テンレギアーム11が矢印B方向に回動
したとき、即ち、FWDモード時及び、RECモー
ド時にテンレギバンド62がテンレギアーム11
に引張られてSリール台7のドラム部63に比較
的強く接触するようになつている。
64はソフトブレーキで、軸65によつてベー
ス台3に回動自在に支持されている。ソフトブレ
ーキ64のブレーキ端66はSリール台7のドラ
ム部63の周面にテンレギバンド62を介して弾
発的に接触するようになつている。即ち、ソフト
ブレーキ64のブレーキ端66と反対側の端部と
ベース台3との間に引張スプリング67が張設さ
れており、この引張スプリング67による引張力
により、ソフトブレーキ64はブレーキ端66が
設けられた端部が矢印Hの方向と反対の方向へ回
動するように付勢されており、これによつて、ブ
レーキ端66がSリール台7のドラム部63の周
面にテンレギバンド62を介して弾発的に接触す
る。
このようなソフトブレーキ64は、例えばFF
モード時の初期におけるテープ6のバツクラツシ
ユを防止する。即ち、FFモードにしたとき、静
止しているSリール台7の回転の立ち上り時に急
激に回転が上がり、テープ6に弛みが出たり、は
なはだしいときにはバツクラツシユを起す恐れが
ある。そこで、ソフトブレーキ64のブレーキ端
66がSリール台7のドラム部63の周面に弾接
することによつて、Sリール台7がテープ引出速
度を上回る速度で回転するのを防止し、FFモー
ド時におけるテープ6の弛みやバツクラツシユを
防止するものである。そこで、図示実施例にあつ
ては、ソフトブレーキ64はFFモード時におけ
るSリール台7の回転に関して逃げ側になるよう
に設けられている。即ち、ソフトブレーキ64の
回動支点(軸65の位置)は、Sリール台7のド
ラム部63との接点(ブレーキ端66とドラム部
63との接点)よりSリール台7の反回転方向側
で、かつ、ドラム部63との接点における接線6
8より外側(Sリール台7から遠い方)にあるよ
うにされている。尚、後述するように、このソフ
トブレーキ64はREWモード時にも働くので、
ソフトブレーキ64の回動支点(軸65)を前記
接線68上にあるようにすると、FFモード時、
REWモード時の何れに対しても中立となり好ま
しい。
ソフトブレーキ64の反ブレーキ端側端面69
は前記テンレギ駆動レバー14のピン25と対面
されている。しかして、テンレギ駆動レバー14
が矢印F方向に回動すると、ソフトブレーキ64
の前記端面69がテンレギ駆動レバー14のピン
25に接触し、かつ押圧されて、ソフトブレーキ
64は矢印Hの方向へ回動され、従つて、ソフト
ブレーキ64のブレーキ端66はSリール台7の
ドラム部63から離れる。即ち、テンレギ駆動レ
バー14は、例えばFWDモード時及びRECモー
ド時に、ピンチローラ4の動きに連動して矢印F
方向へ回動されるものであるから、FWDモード
時及びRECモード時には、ソフトブレーキ64
のブレーキ端66がSリール台7のドラム部63
から離れ、Sリール台7の回転を軽くするように
なつている。
尚、上記した実施例における圧接機構19のア
ームは、第1の、第2の2つの拡縮アーム25及
び25が、それぞれの連結端において互いに枢着
されて該2つのアームで構成されるV字型状の開
き角度が変化せしめられることによつて2つのア
ームの先端間の間隔が拡縮される構成のものを示
したが、本考案テープの送行装置におけるテープ
緊張機構に備えられる圧接機構のアームは、上記
した実施例のものに限らず、一線上の反対方向に
延びる2つのアームを該一線上の反対方向へ互い
に移動されることによつて2つのアームの先端間
の間隔が拡縮自在となるようなものでも宣いし、
要するに、互いの先端間の間隔が拡縮されるアー
ムを備え、その拡縮動作を行なわしめる駆動機構
に、弾接体を動作せしめるための動力伝達手段が
連結されるものであれば宣しい。
考案の効果 以上に記載したところから明らかなように、本
考案テープ送行装置におけるテープ緊張機構にお
いては、テープ巻取側でキヤプスタンに対して離
接されるピンチローラと、テープ供給側で送行中
のテープに弾接される弾接体と、先端部がピンチ
ローラ押圧レバーの回動端部に回動自在に支持さ
れたアームの基端部と一端部が付勢手段によりピ
ンチローラ側に付勢されている弾発レバーの回動
端部に回動自在に支持されたアームの基端部とが
互いの先端間の間隔が拡縮自在になるように回動
自在に連結された2つのアームを備え、該アーム
が拡縮されることによつて前記ピンチローラを前
記キヤプスタンに対して離接せしめる圧接機構
と、前記2つのアームの連結端部に回動自在に連
結された作動杆を介して2つのアームの先端間の
間隔を拡縮し、その拡大時に前記弾発レバーの付
勢手段によつて前記ピンチローラが前記キヤプス
タンに押圧される駆動機構と、該駆動機構の駆動
力を一端部が前記2つのアームの連結端部に回動
自在に連結されたリンク手段を介して前記弾接体
に伝達する伝達機構とを備えており、、ピンチロ
ーラがキヤプスタンに圧接されたときに弾接体が
テープに弾接されるようにしたので、テープに対
して弾接体を離接せしめるための専用のプランジ
ヤーを用いることなしにテープのテンシヨンコン
トロールを可能とし、それによつて装置の低コス
ト化、小型化及び省電力化を図ることができる。
そして特に本考案における利点は、テープに対
して弾接体を離接せしめるための動力が、ピンチ
ローラをキヤプスタンに対して離接せしめるため
の駆動機構から直接伝達されるようにされている
ため、弾接体をテープに対して離接せしめるため
の動作がピンチローラをキヤプスタンに圧接せし
めるための動作に何らの影響を及ぼすこともな
く、それぞれの動作に必要な動力は一つの駆動機
構からそれぞれ独立してとつているのであるか
ら、テープはピンチローラによつてキヤプスタン
に対して適当な押圧力をもつて圧接されることが
でき、テープはキヤプスタンのテープ駆動力を確
実に受けて安定して送行せしめられることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案テープ送行装置におけるテープ緊
張機構の実施の一例を示すもので、第1図は全体
の平面図、第2図は第1図に示すものの一部を省
略して示す斜視図、第3図は圧接機構の平面図、
第4図は圧接機構の斜視図、第5図は弾接体と周
辺の部材を示す拡大平面図である。 符号の説明、4……ピンチローラ、5……キヤ
プスタン、6……テープ、13……弾接体、19
……圧接機構、20……ピンチローラ押圧レバ
ー、25,35……アーム、40……弾発レバ
ー、43……付勢手段、45……作動杆、11,
14,48,55,60……リンク手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 テープ巻取側でキヤプスタン5に対して離接さ
    れるピンチローラ4と、 テープ供給側で送行中のテープ6に弾接される
    弾接体13と、 先端部がピンチローラ押圧レバー20の回動端
    部に回動自在に支持されたアーム25の基端部と
    一端部が付勢手段43によりピンチローラ4側に
    付勢されている弾発レバー40の回動端部に回動
    自在に支持されたアーム35の基端部とが互いの
    先端間の間隔が拡縮自在になるように回動自在に
    連結された2つのアーム25,35を備え、該ア
    ーム25,35が拡縮されることによつて前記ピ
    ンチローラ4を前記キヤプスタン5に対して離接
    せしめる圧接機構19と、 前記2つのアーム25,35の連結端部に回動
    自在に連結された作動杆45を介して2つのアー
    ム25,35の先端間の間隔を拡縮し、その拡大
    時に前記弾発レバー40の付勢手段43によつて
    前記ピンチローラ4が前記キヤプスタン5に押圧
    される駆動機構と、 該駆動機構の駆動力を一端部が前記2つのアー
    ム25,35の連結端部に回動自在に連結された
    リンク手段11,14,48,55,60を介し
    て前記弾接体13に伝達する伝達機構とを備えて
    おり、 ピンチローラ4がキヤプスタン5に圧接された
    ときに弾接体13がテープ6に弾接されるように
    した ことを特徴とするテープ送行装置におけるテープ
    緊張機構。
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