JPH02157460A - Ｖ型エンジンのスティフナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はＶ型エンジンに関し、特に、■型エンジンの
全体的な同性を向上させてエンジンの騒音を抑制する■
型エンジンのステイフナに関する。

［従来の技術］ シリンダボディの振動モードとしては曲げモード、ねじ
りモード、スカート開閉モードの各種がある。

これら各種の振動モードは騒音の悪化に直接起因するた
め、近来、列型エンジンのシリンダボディ開面とミッシ
ョンケースとに掛渡され、これら両者を連結する結合部
を両端に形成して構成した「エンジンのステフナプレー
ト」　（実開昭６３−２６７２８号公報）等が提案され
ている。

提案のように構成すると、シリンダボディとトランスミ
ッションとをステイフナで連結して結合剛性を向上させ
、全体的なシリンダボディの剛性を向上させて騒音の悪
化を防止できるようになる。

［発明が一解決しようとする課趙］ しかしＶ型エンジンと列型エンジンとを比較する場合、
Ｖ型エンジンのシリンダボディには、特有の振動モード
が存在し、従来、その対策が充分になされていなかった
。

つまり、第２図及び第５図に示すように■型エンジンの
シリンダボディ１は、気筒の列方向のほぼ中央を中心と
して発生する縦曲げモード（第３図）、左右バンク開閉
モード（第２図）が発生し、特に縦曲げモードからの連
成による左右バンク開閉モード（第４図、第５図）は、
シリンダボディｌの騒音悪化に大きく寄与する。

そこで、このモードでの振動を抑制する必要がある。

［課題を解決するための手段］ この発明は上記課題を解決することを目的とし、両端に
バンク側壁中央と気筒の列方向の端部位置にあたるシリ
ンダボディ側壁下端部とを連結する連結部を形成してＶ
型エンジンのステイフナを構成したものである。

［作用］ Ｖ型エンジンのシリンダボディでは、気筒の列方向のほ
ぼ中央を中心として発生する縦曲げモード、左右バンク
開閉モードが発生し、縦曲げモードからの連成によって
左右バンク開閉モードが発生しようするが、ステイフナ
は、バンク＠壁中央と気筒の列方向の端部位置にあたる
シリンダボディ側壁下端部とを連結するから、気筒の列
方向のほぼ中央を中心とする縦曲げモード、左右バンク
開閉モードの逆位相成分によってこれらを相互に打消し
、実質的にシリンダボディを制振する。したがって達成
振動を抑え、エンジン騒音を減少する。

［実施例］ 以下にこの発明の好適一実施例を添付図面に基づいて説
明する。

まず簡単にＶ型エンジンの構成を説明する。

Ｖ型エンジンにおけるシリンダボディは、対向するシリ
ンダ、相互間に一定のバンク角θ（例えば６０’または
９０°、１２０°）を持たせ良好な一次バランス、をと
るようにしている。

ピストンとクランク軸とを連結するコンロッドは、ピス
トンの往復運動を回転運動に変換しているため、ピスト
ン速度は行程中に必ず変動することになる。つまりピス
トンは上死点から下降行程の中央点に達する前に最大速
度に達する。一方、下死点から上昇するピストンは、中
央点を通過してから速度が低下していく、シたがってピ
ストンの上死点からの加速度は下死点からの加速度より
も大きくなる。この割合はコンロッドとクランク半径の
比により決定される。

加速度の変化はクランクジャーナルのベアリングを介し
て第２図乃至第５図に示すようにシリンダボディ１に伝
わり、シリンダボディ１の横振れとして発現し、二次振
動を発生させエンジン騒音を増大する。

そこでこの実施例にあっては、第２図及び第５図に示し
た振動モードに基きシリンダボディ１を好適に制振する
。

上述のように、Ｖ型エンジンのシリンダボディ１は、気
筒１１の列方向のほぼ中央を中心として発生する縦曲げ
モード（第３図）、左右バンク開閉モード（第２図）が
発生し、特に縦曲げモードからの達成による左右バンク
開閉モード（第４図。

第５図）は、シリンダボディ１の騒音悪化に大きく寄与
する。

したがって、この実施例にあっては、左右のバンクｉｏ
、ｉｏの側壁中央部２とトランスミッションの取付側で
かつオイルパン１３の上部にあたる側壁下部３とをステ
イフナ１２で連結する。ステイフナ１２は、左右のバン
ク１０．１０の側壁中央部２から下方へ延びてトランス
ミッション取、付側の側壁下部３へ順次弧状に屈曲させ
て形成され、その両端にシリンダボディ１の取付部に対
するボルト穴６が形成された取付部８，９を一体に形成
する。ただし、ステイフナ１２は金属材料で上記振動モ
ードの大きさに対応する剛性を有して形成する。つまり
適正な剛性を得るためにリブを形成する等、形状的に断
面係数を適正にする。このうえで側壁下部３に発生する
の縦曲げモードは、第３図に、示すように、一定範囲に
発生するから、ステイフナ１２の取付部９の長さは、そ
の範囲をカバーする長さとする。

したがって、縦曲げモードからの連成によるバンク開閉
モードは、ステイフナ１２を介する逆位相成分によって
制振され、達成振動が防止される。

〔発明の効果］ 以上説明したことから明らかなようにこの発明によれば
次の如き優れた効果を発揮する。

両端にバンク側壁中央と気筒の列方向の端部位置にあた
るシリンダボディ側壁下端部とを連結する連結部を形成
してたから、縦曲げモード、左右バンク開閉モードおよ
びこれら振動モードの達成振動が制振され、エンジン騒
音の減少を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の好適一実施例を示す側面図、第２図
及び第３図は■型エンジンの振動モード図、第４図及び
第５図は造成振動を示す概略図である。 図中１はシリンダボディ、２は側壁中央部。 ３は側壁下部、１０はバンク、１２はステイフナである
。 特許出願人　　いすゾ自動車株式会社 代理人弁理士　　關　　谷　　信　　雄第２図 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、両端にバンク側壁中央と気筒の列方向の端部位置に
   あたるシリンダボディ側壁下端部とを連結する連結部を
   形成してなるＶ型エンジンのスティフナ。