JPH02146343A - 自動変速機のクラツチの支持構造 - Google Patents

自動変速機のクラツチの支持構造

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JPH02146343A
JPH02146343A JP63298175A JP29817588A JPH02146343A JP H02146343 A JPH02146343 A JP H02146343A JP 63298175 A JP63298175 A JP 63298175A JP 29817588 A JP29817588 A JP 29817588A JP H02146343 A JPH02146343 A JP H02146343A
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JP
Japan
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clutch
clutch drum
shaft
intermediate shaft
drum
Prior art date
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Pending
Application number
JP63298175A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Tsukamoto
一雅 塚本
Masahiro Hayabuchi
正宏 早渕
Koji Noda
耕司 野田
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は発進装置と遊星歯車装置を備えた自動変速機に
関する。
[従来の技術] 発進装置と遊星歯車装置を備えた自動変速機においては
、クラッチやブレーキ等の摩擦係合要素を用いるが、こ
れらの摩擦係合要素の制御には通常油圧を使用する。摩
擦係合要素のうちでもクラッチは、クラッチ自体が回転
するので、クラッチを円筒状のクラッチドラムの内部に
配設し、クラッチを操作するピストンをクラッチドラム
の内側に形成したシリンダ内に挿入する構造が採られる
このような構造のクラッチドラムを支持する構造として
は、クラッチドラムのインナシリンダの内周側を固定部
材で回転自在に支持するか、またはクラッチドラムのイ
ンナシリンダの内周側を回転部材である軸部材によって
相対回転自在に支持する構造となる。いずれの場合にも
クラッチドラムにはピストンを操作する油圧を供給する
必要があり、そのための油路はインナシリンダに配設す
る場合が多い。
回転するクラッチドラム内に配設するピストンは、クラ
ッチを操作するのに充分な受圧面積を有する必要がある
が、回転数の変化により変動するいわゆる遠心油圧の影
響を排除するためにはピストンの外径をできるだけ小と
することが望ましい。
ピストンの外径を小としつつ必要な受圧面積を確保する
ためにはピストンの内径も小となり、クラッチドラムの
インナシリンダの径も小とする必要がある。
以上のような条件を考慮すると、クラッチドラムを回転
軸で直接に支持する構造の方がクラッチドラムのインナ
シリンダの径を小とする上では有利ではあるが、一方で
はクラッチドラムの振動等を回転軸で受けることになる
[発明が解決しようとする課M] 本発明は回転するクラッチドラムのインナシリンダを回
転部材である軸により直接に支持することによってクラ
ッチドラムのインナシリンダの径を小とすることを可能
としつつクラッチドラムを確実に支持するクラッチドラ
ムの支持構造を提供する。
[課題を解決するための手段] 以上に説明した課題を解決するために、本発明のクラッ
チは、入力軸と一体に回転するクラッチドラム(440
)と、クラッチドラム(440)。
内に配設するクラッチ(12)及びクラッチを操作する
ピストン(450)と、クラッチドラムのインナシリン
ダ(448)の内周部を支持する円筒状の軸部材(60
0)とを備え、円筒状の軸部材(600)はその内周側
をさらに他の軸部材(550)で支持する多重構造を有
する円筒状の軸部材であって、該円筒状の軸部材の内周
部に配設する支点(551)と外周側に配設するクラッ
チドラムのインナシリンダ(448)の内周部を支える
支点(601)を軸方向でほぼ同一の位置に配設して成
る支持構造を有する。
[作用] 以上のように、クラッチドラムのインナシリンダ(44
8)の内周部を支持する軸部材(600)の支点(60
1)と、軸部材(600) の内周部を支持する他の軸
部材(550)の支点(551)を重ね合せであるので
、支点の剛性は高くなる。
なお、上述の()内の符号は図面と対照するものである
が、何ら構成を限定するものではない。
[実施例] 以下、図面に基いて本発明の詳細な説明する。
第2図は本発明を実施する自動変速機のスケルトンを示
すもので、全体を符号1で示す自動変速機は、発進装置
2と変速機3を備える。
発進装置2は、流体伝動装置であって、エンジンの訃動
を受けて回転するフロントカバー202の後部に連結さ
れるリヤカバー204、リヤカバー204の内周壁面に
形成されたポンプインペラ206を有し、ポンプインペ
ラ206に対向して配設されたタービンランナ208は
タービンシェル210に保持され、タービンシェル21
0はその内周部で発進装置2の出力部材であるとともに
変速機3の入力部材である入力軸240に連結される。
ホンプインベラ206とタービンランナ208との間に
はステータ214が配設され、ステータ214の内周部
は一方向クラッチ216のアウタレースに連結されると
ともに、一方向クラッチ216のインナレースは固定部
材である支持軸230の外周部にとりつけられる。フロ
ントカバー202とタービンシェル210との間にはフ
ロントカバー202とタービンシェル210とを直結す
るロックアツプクラッチ220を配設する。
変速機3の入力軸240は全体を符号400で示すクラ
ッチドラムに連結され、クラッチドラムの内側には3個
のクラッチが配設される。本実施例においては、3個の
クラッチを変速機の前側(以後エンジン側を前、エンジ
ンから遠い側を後として表わす)からコーストクラッチ
である第5のクラッチ15.フォワードクラッチである
第1のクラッチ11、ダイレクトクラッチである第2の
クラッチ12の順で配設する。クラッチドラム400の
後部には他のドラム470を配設し、クラッチドラム4
70とドラム400に連結されたハブ445との間にリ
バースクラッチである第3のクラッチ13を配設する。
このドラム470の外周部には前進段を制御するバンド
、式の第2のブレーキ22が設けられる。
第5のクラッチ15のハブは変速機3の輪心部に配設す
る第1の中間軸500の前端部に連結され、第1のクラ
ッチ11のハブは第1の一方向クラッチ31を介して第
1の中間軸500に連結される。第1の中間軸500の
前端部を入力軸240の後端部で支持し、第1の中間軸
500の後端部を後述する出力軸700の前端部で支持
する。第1の中間軸500の外周部は同軸的に配設した
第2の中間軸550の内周部を2点の支点で支持し、第
2の中間軸550の外周部は同軸的に配設した第3の中
間軸600の内周部を2点の支点で支持する。したがっ
て、中間軸は3重の軸構造となる。
第2のクラッチ12のハブは第2の中間軸550の前端
部に連結され、第3のクラッチ13と第2のブレーキ2
2のドラム470はインナシリンダ480を介して第3
の中間軸600の前端部に連結される。
中間軸と出力軸の連結部の外周部には遊星歯車装置を配
設する。遊星歯車装置は3列のシンプルプラネタリギヤ
セットを備え、変速機3の前部側から第1列、第2列、
第3列の順に配設される。
第1列のシンプルプラネタリギヤセット110のサンギ
ヤ111は第3の中間軸600に連結されるとともにピ
ニオン112に噛合い、ビニオン112を支持するキャ
リヤの軸113の一端部はキャリヤの連結部材114を
介して第2の中間軸550の後端部に連結される。キャ
リヤの軸113の他端部は第1の連結部材150を介し
て第2列のシンプルプラネタリギヤセット120のリン
グギヤ125に連結され、更に第2の連結部材160を
介して第2の一方向クラッチ32のアウタレースと第4
のクラッチ14のハブに連結される。連結部材150の
外周部には多板式の第3のブレーキ23を配設する。
第1の中間軸500の後端部は第2列のシンプルプラネ
タリギヤセットのサンギヤ121に連結されるが、この
第2列のサンギヤ121は第1列のサンギヤ111に比
べて大きな外径をもつ、第2列のサンギヤ121とリン
グギヤ125に噛合うピニオン122を支持するキャリ
ヤの軸123の前端部はキャリヤの連結部材116を介
して第1列のリングギヤ115に連結され、軸123の
後端部は他のキャリヤの連結部材126を介して第3列
のリングギヤ135に連結される。
第3列のサンギヤ131と一体のインナシリンダ800
は、第2の一方向クラッチ32のインナレースと第3の
一方向クラッチ33のインナレースに連結されるととも
に、第4のクラッチ14のクラッチドラム830に連結
される。このクラッチドラム830はバンド式の第1の
ブレーキ21のブレーキドラムを兼ねる。
第3列のビニオン132を支持するキャリヤの軸133
はキャリヤの連結部136を介して出力軸700に連結
される。
第1図は第2図で説明したスケルトンをもつ自動変速機
の具体的な構造を示す断面図である。
自動変速機1を構成する発進袋M2は流体伝動装置であ
って、エンジン側(前側)に開口するハウジング200
の内部に収容される。エンジンの駆動を受けて回転する
フロントカバー202の後部にはりャカバー204が一
体にとりつけられる。
リヤカバー204の内周壁面にはポンプインペラ206
が形成され、ポンプインペラ206に対向して配設され
たタービンランナ208はタービンシェル210に保持
される。タービンシェル210はその内周部で連結部材
211を介して発進装置2の出力部材であるとともに変
速機3の入力部材である入力軸240に連結される。ポ
ンプインペラ206とタービンランナ208との間には
ステータ214が配設され、ステータ214の内周部は
一方向クラッチ216のアウタレース215に連結され
るとともに、一方向クラッチ216のインナレース21
7は支持筒230の前端外周部にとりつけられる。フロ
ントカバー202とタービンシェル210との間にはロ
ックアツプピストン222をもつロックアップクラッチ
220を配設する。
ハウジング200の後部には変速機3の構成要素を収容
する円筒状のケース300が連結されるが、ハウジング
200と変速機のケース300の接合部にはオイルポン
プカバー250と仕切板270を介してオイルポンプハ
ウジング260をとりつける。オイルポンプハウジング
260内には外歯歯車262と内歯歯車264から成る
内接歯車ポンプが収容され、外歯歯車262の内周部は
りャカバー204と一体の軸266に連結される。オイ
ルポンプカバー250の中心部は、後方へ向けて突出す
る円筒状の支持部252を形成し、この支持部252の
内周部に支持筒230の後部外周部を圧入固定する。
支持筒230はその内周部の2つの支点で入力軸を支持
し、入力軸の後端部は径方向に拡がるフランジ部を形成
する。フランジ部の外周部は第1のクラッチドラム40
0と一体のインナシリンダ410の後端内周部に連結さ
れる。第1のクラッチドラム400の内部には第1のク
ラッチ11と第5のクラッチ15が収容され、第1のク
ラッチ11を操作するピストン420と第5のクラッチ
15を操作するピストン430を2重ピストン構造に配
設する。
第1のクラッチドラム400の後端は後向きに開口する
が、この開口部の内周部に形成したスプラインを介して
第2のクラッチドラム440を連結する。第2のクラッ
チドラム440の内部には第2のクラッチ12と、第2
のクラッチ12を操作するピストン450を配設する。
人力軸240の後端内周部は、ベアリングを介して第1
の中間軸500の先端外周部を支持する。
第1の中間軸500の前部には径方向に拡がるフランジ
部510が形成され、一方向クラッチのインナレースを
構成する。このフランジ部510と第1のクラッチ11
のハブ520との間に第1の一方面クラッチ31を配設
する。そして、このフランジ部510の前端部には第5
のクラッチ15のハブ435が固着される。
第2のクラッチドラム440内に収容した第2のクラッ
チ12のハブ455を第2の中間軸550の前端部に連
結する。第2の中間軸550は円筒状のもので、その内
周部の前後の2つの支点を第1の中間軸500の外周部
で支持する。第2のクラッチドラム440の後部にはク
ラッチハブ445を設け、クラッチハブ445に対向し
て配設する第3のクラッチドラム470との間に第3の
クラッチ13を設けるとともに、ドラム470のインナ
シリンダ480との間にピストン490を収容する。ド
ラム470はバンド式の第2のブレーキ22のブレーキ
ドラムを兼ねる。インナシリンダ480の前端部は連結
部材610を介して第3の中間軸600に連結される。
第3の中間軸600は円筒状のもので、その内周部の前
後の2つの支点を第2の中間軸550の外周部で支持す
る。
変速機のケース300の内部の中央部に中央支持部材3
10をとりつける。この中央支持部材310は、その外
周部で変速機のケースの内周部に接合し、中心部は前方
に突出する円筒部に形成される。前方に突出する円筒部
の外周部にリング部材310を圧入し、リング部材31
0の外周部で第3のクラッチドラム470のインナシリ
ンダ480の内周部を回転自在に支持する。
3重構造をもつ中間軸は中央支持部材310の内周部を
貫通して後側に延び、第1の中間軸500の後端外周部
は出力軸700の先端内周部で支持される。変速機のケ
ース300の後部には、後部壁330を形成し、この後
部壁330の内周部に後部支持部材350を固着する。
この後部支持部材350は、変速機のケース300の内
部前方へ向けて突出する円筒部を備え1円筒部の外径は
前方へ向けて順次外径が細くなる複数の段付部に形成さ
れる。支持部材350の円筒部の前端内周部は出力軸7
00の前部外周部を支持する。
変速機のケース300の後端部にインロウ係合部360
を介して同心的に嵌合する後部ケース370の後端の内
周部は、ベアリングを介して出力軸700の後部外周部
を支持する。したがって、出力軸700は2つの支点で
確実に支持され、第1の中間軸500は、その前後端部
を入力軸240と出力軸700で確実に支持される。
第2図のスケルトンでも説明したが、3重構造の中間軸
500,550,600と出力軸700との連結部の外
周部には3列のシンプルプラネタリギヤセットが配設さ
れる。最外側に支持される第3の中間軸600の後端に
は第1列のサンギヤ111が形成され、ピニオン112
に噛合う。ピニオン112を支持するキャリヤの軸11
3の一方端を支持するキャリヤの連結部材114の内周
部は第2の中間軸550の後端外周部にスプラインを介
してとりつけられる。キャリヤの軸113の他端を支持
するキャリヤの連結′部材117は第1の連結部材15
0を介して第2列のリングギヤ125に連結される6第
2列のリングギヤ125は更に第2の連結部材160を
介して第2の一方向クラッチ32のアウタレース810
に連結される。第1の連結部材150の外周部には多板
式の第3のブレーキ23を配設し、中央支持部材310
の後側の壁にブレーキ23を操作するピストン650を
配設する6 第1の中間軸500の後部外周部には第2列のサンギヤ
121を連結する。この第2列のサンギヤ121は第1
列のサンギヤ111に比べず大きな外径をもつ。第2列
のサンギヤ121とリングギヤ125に噛合うピニオン
122を支持するキャリヤの軸123の前端部はキャリ
ヤの連結部材116を介して第1列のリングギヤ115
に連結され、軸123の後端部は他のキャリヤの連結部
材126を介して第3列のリングギヤ135に連結され
る。
第3列のサンギヤ131はその後部を第2の一方向クラ
ッチのインナレース870に連結するとともにインナシ
リンダ800を介して第3の一方向クラッチ33のイン
ナレース820に連結する。
インナシリンダ800に対向して形成するドラム830
の内側には第4のクラッチ14と、これを操作するピス
トン880を取容し、クラッチハブ815を第2の一方
向クラッチ32のアウタレース810に連結する。クラ
ッチドラム830の外周部にはバンド式の第1のブレー
キ21を配設し、クラッチドラム830はブレーキ21
のブレーキドラムを兼ねる。第3の一方向クラッチ33
のアウタレース840の外周部は変速機のケース300
の内面壁に固着される。
第3列のピニオン132を支持するキャリヤの軸133
は、出力軸700の前端部に形成した連結部136に支
持される。この出力軸700の後部ケース370内の外
周部には、パーキング用のギヤ710とスピードメータ
用ドライブギヤ730がとりつけられ、パーキング用ギ
ヤ710の外側にはギヤ710に結合する爪720を配
設する。出力軸の後端部には連結部材750をナツト7
55で固着する。
変速機のケース300と後部ケース370の内部の要部
には回転部材の回転数を検出する回転センサ305,3
06,307を配設して摩擦係合要素を制御するための
情報を得る。
変速機のケース300の底部には図示しない油圧制御装
置をとりつけ、オイルパンを兼ねるカバー309で覆う
この自動変速機は以上のように遊星歯車装置として3列
のシンプルプラネタリギヤセットを備え、5個のクラッ
チ、3個のブレーキ、3個の一方向クラッチを用いて前
進5速後進1速の変速段を達成するが、以下に各摩擦係
合要素の作動を示す。
なお、上記の表の中でO印は摩擦係合要素が係合するこ
とを示し、(○)印はエンジンブレーキの際に係合する
ことを示す。
本発明は以上のような自動変速機における変速段制御用
のクラッチの支持n造に係るもので、第3図にその断面
構造を示すが、説明上中心線よす上部の要部のみを示し
である。
変速機のケース300の内部には入力軸に連結される第
1のクラッチドラム400があって、クラッチドラム4
00内にフォワードクラッチである第1のクラッチ11
を配設する。第1のクラッチ11は車輌の前進時には常
時係合するもので。
そのクラッチハブ520は第1の一方面クラッチ31の
アウタレースを兼ね、インナレース510は第1の中間
軸500に連結される。第1の中間軸500の後部には
第2のシンプルプラネタリギヤセットのサンギヤ121
をとりつける。第1のクラッチドラム400の後端は後
向きに開口するが、この開口部の内周部に形成したスプ
ラインを介して前向きに開口する第2のクラッチドラム
440を連結する。
第2のクラッチドラム440の内部にはダイレクトクラ
ッチである第2のクラッチ12と第2のクラッチ12を
操作するピストン450を配設する。第2のクラッチ1
2のハブ455の内周部を第2の中間軸550の前端部
に連結し、第2の中間軸550の後端部には第1列のシ
ンプルプラネタリギヤセットのキャリヤを構成する連結
部材116を固着する。
第2のクラッチドラム440のアウタシリンダ441の
後端部とインナシリンダ448の後端部を結ぶ後壁は後
方に突出する外径部の後壁443と、段差により前方に
設けられる内径部の後壁447とによる段付きの後壁に
形成される。アウタシリンダ441とインナシリンダ4
48との間に挿入するピストン450もこの段付の後壁
443.447に対応する形状を有し、ピストン450
とインナシリンダ448の間にはリタンスプリング45
4が張架され、ピストン450の内部にはピストンが戻
る際に油圧室内の圧力を迅速にリリースするチエツクボ
ール452がとりつけられる。
第2のクラッチドラム440の後壁443の後側にはク
ラッチハブ445を一体に形成し、このクラッチハブ4
45と第2のクラッチドラム440の後方に配設する第
3のクラッチドラム470との間にリバースクラッチで
ある第3のクラッチ13を設ける。第3のクラッチドラ
ム470は外周側に配設するバンド式の第2のブレーキ
22のブレーキドラムを兼ね、クラッチドラム470の
内部には第3のクラッチ13を操作するピストン490
を収容する。
第2のクラッチドラム440のインナシリンダ448は
、その内周部を第3の中間軸600の前端の外周部でベ
アリング601を介して回転自在にされ、第3の中間軸
600の後端部には第1列のシンプルプラネタリギヤセ
ットのサンギヤ111を一体に形成する。
第1図および第2図でも説明したが、第1の中間軸50
0はその先端部を変速機のケース300に支持される入
力軸により支持し、後端部を同様にケース300に支持
される出力軸により支持する。したがって、第1の中間
軸500はその前後を変速機に確実に支持される部材を
介して支持することになり、剛性の高い支持構造となっ
ている。
第1の中間軸500の外周部は1円筒状の第2の中間軸
500の内周部を前後端の2つの支点でベアリング50
1,502を介して支持する。同様に、第2の中間軸5
50の外周部は円筒状の第3の中間軸600の内周部を
前後端の2つの支点でベアリング551,552を介し
て支持する。したがって、3本の中間軸は3重構造とな
るが、いずれの軸も前後端の2点で確実に支持すること
ができ、さに第2のクラッチドラム440のインナシリ
ンダ448を支持するベアリング601を第3の中間軸
の前端部を支持するベアリング551の外側位置に集中
して配設することにより、第2のクラッチドラム440
の支持剛性を高くできる。
変速機のケース300の内部の中央部に中央支持部材3
10をとりつける。この中央支持部材310は、その外
周部で変速機のケースの内周部に接合し、その内周部は
前方に突出する円筒部に形成される。前方に突出する円
筒部の外周部にリング部材320を圧入し、リング部材
320の外周部で第3のクラッチドラム470のインナ
シリンダ480の内周部を回転自在に支持する。インナ
シリンダ480の前端部は連結部材605を介して第3
の中間軸600に連結される。第3のクラッチドラム4
70の後壁475と中央支持部材310との間にはスラ
ストプレート313を挿入して第3のクラッチドラム4
70を軸方向に位置決めするとともに反力を受ける。同
様に、連結部材605と第2のクラッチドラム440の
後壁443との間にもスラストプレート620を挿入し
て第2のクラッチドラム440を軸方向に位置決めする
とともに反力を受ける6さらにクラッチドラム440の
前方向の位置は、第3の中間軸600の前端に、固着す
るフランジ615で規制する。
中央支持部材310の内周部にはスリーブ315を圧入
して油路310aを形成し、中央支持部材310内に設
けた図示しない油路を介して油圧制御装置に連通ずる。
中央支持部材310の内周部とスリーブ315の間には
、油路310aの他にも複数の油路を設け、例えばリン
グ部材320に設けた油路320aを介して第3のクラ
ッチ13を操作するピストン490の油圧室に作動油を
送る。
第3の中間軸600の内周部にスリーブ610を固着し
、第3の中間軸600との間に油路600aを形成する
。この油路600aの一端部に設けた半径方向の油路6
00bを中央支持部材310にとりつけたスリーブ31
5の孔315aに対向せしめ、油路310aと連通する
。同様に。
油路600aの他端部に設けた油8600 dを第2の
クラッチドラム448の孔448aに対向せしめ、ピス
トン450と第2のクラッチドラム440の後壁443
との間に形成する油圧室とを連通ずる。
本発明においては、第2のクラッチドラム440を第3
の中間軸600の先端外周部で支持するに際して、第3
の中間軸600を第2の中間軸550により支持するた
めに第3の中間軸600の前端内周部に配設するベアリ
ング551の直上の前端外周部にベアリング601を配
設して第2のクラッチドラム440のインナシリンダ4
48の前端内周部を支持する構造とした。さらに、第2
の中間軸550と第1の中間軸5000間に配設するベ
アリング501もベアリング551及びベアリング60
1と同じ軸方向位置に配設しである。この構造により第
2のクラッチドラム440を支える第3の中間軸600
の支点の剛性が高く、クラッチドラム440が回転する
際に生ずる振動等を確実に抑制することができる。
また、第2のクラッチドラム440は第1のクラッチド
ラム400と第3のクラッチドラム間に配設するもので
あるが、その軸方向位置も前側を第3の中間軸600の
前端に固着したフランジ615で、後側を第3の中間軸
600と第3のクラッチドラム 470とを結ぶ連結部
材605との間に挿入したスラストプレート620で規
制するので、軸方向の位置決めも確実となる。
[発明の効果] 本発明は以上のように、自動変速機のクラッチドラムを
軸部材により直接に支持する構成にしたので、固定部材
で支持する場合にくらべてクラッチドラムのインナシリ
ンダの径寸法を小とすることができる。したがって、ク
ラッチドラム内に配設するピストンの内径寸法も小とす
ることができ、必要な受圧面積を確保しつつ外径寸法も
小とすることができる。そこで、チエツクボールを設置
する位置も回転中心軸により近くすることができ、遠心
力による影響を受けにくく、チエツクボールが円滑に作
動して排圧を行う。排圧を円滑にすることで、残圧によ
るクラッチの引摺り等の不具合を防止する。クラッチド
ラムを小型化することで。
回転質量のアンバランスに起因するダイナミックアンバ
ランスも小さくすることができる。
さらに、クラッチドラムのインナシリンダを支持する軸
部を、その内周部を他の軸部材で支持する多重構造とす
ることで自動変速機の軸方向の寸法の短縮化を図るとと
もに、多重構造の軸の支点とクラッチドラムのインナシ
リンダを支える支点とを軸方向で重ね合せることにより
、支持部の剛性を高く保ち、振動の発生を防止すること
ができる。そして、この支点の位置を揃えることで各回
転部材の同心性を向上することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する自動変速機の断面図、第2図
はスケルトンを示す説明図、第3図は本発明の実施例を
示す要部の中心線より上部の断面図である。 1・・・・・・自動変速機、 2・・・・・・発進装置、 3・・・・・・変速機、 12・・・・・・第2のクラッチ、 400・・・・・・第1のクラッチドラム。 440・・・・・・第2のクラッチドラム、448・・
・・・・インナシリンダ、 470・・・・・・第3のクラッチドラム、500・・
・・・・第1の中間軸、 550・・・・・・第2の中間軸、 600・・・・・・第3の中間軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)発進装置と遊星歯車装置を備えた自動変速機のク
    ラッチにおいて、 入力軸と一体に回転するクラッチドラムと、クラッチド
    ラム内に配設するクラッチ及びクラッチを操作するピス
    トンと、クラッチドラムのインナシリンダの内周部を支
    持する円筒状の軸部材とを備え、 円筒状の軸部材はその内周側をさらに他の軸部材で支持
    する多重構造を有する円筒状の軸部材であつて、該円筒
    状の軸部材の内周部に配設する支点と外周側に配設する
    クラッチドラムのインナシリンダの内周部を支える支点
    とを軸方向でほぼ同一の位置に配設して成ることを特徴
    とする自動変速機のクラッチの支持構造。
JP63298175A 1988-11-25 1988-11-25 自動変速機のクラツチの支持構造 Pending JPH02146343A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7287633B2 (en) 2004-02-24 2007-10-30 Nsk Warner K.K. Supporting structure of multi-plate clutch and method of assembling multi-plate clutch and shaft with pump cover
DE112014003167B4 (de) 2013-08-30 2018-10-18 Aisin Aw Co., Ltd. Gangwechselvorrichtung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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