JPH02146362A - 自動変速機の遊星歯車装置の潤滑構造 - Google Patents

自動変速機の遊星歯車装置の潤滑構造

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Publication number
JPH02146362A
JPH02146362A JP63298178A JP29817888A JPH02146362A JP H02146362 A JPH02146362 A JP H02146362A JP 63298178 A JP63298178 A JP 63298178A JP 29817888 A JP29817888 A JP 29817888A JP H02146362 A JPH02146362 A JP H02146362A
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JP
Japan
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shaft
planetary gear
clutch
row
pinion
Prior art date
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Application number
JP63298178A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Tsukamoto
一雅 塚本
Masahiro Hayabuchi
正宏 早渕
Koji Noda
耕司 野田
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/042Guidance of lubricant
    • F16H57/043Guidance of lubricant within rotary parts, e.g. axial channels or radial openings in shafts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/048Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0482Gearings with gears having orbital motion

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は発進装置と遊星歯車装置を備えた自動変速機に
関する。
[従来の技術] 発進装置と遊星歯車装置を備えた自動変速機において、
複数列の遊星歯車装置とこれを制御する摩擦係合要素と
を変速機のケース内にそれぞれ集約して配設することで
、多段の変速を軸方向寸法を延長することなしに達成す
ることが知られている。この際に、摩擦係合要素と複数
列の遊星歯車装置とを軸部材で連結するが、複数列の遊
星歯車装置を集約して配設することにより、連結軸を同
心軸状に重ね合せる構造にする必要がある。そして、複
数列の遊星歯車装置は同心軸上に重ね合せる軸の外周部
に配設されるが、この遊星歯車装置に潤滑油を供給する
ための油路を配設する必要がある。
[発明が解決しようとする課題ゴ 本発明を実施する自動変速機は、3列のシンブルブラネ
タリギャセットを集約して配設し、3重の構造をもつ中
間軸で摩擦係合要素と連結することで、前進5速後進1
速の変速段をもつ多段変速機を軸方向の寸法をコンパク
トに達成している。
3列のシンプルプラネタリギヤセットは、3重の中間軸
と中間軸の後端部を支持する出力軸との連結部の外周部
に配設されるが、第2列及び第3列のシンプルプラネタ
リギヤセットへの潤滑は軸心に設ける油路に連通ずる半
径方向の油路を配設して強制潤滑する。しかし、第1列
のシンプルプラネタリギヤセットは3重構造の軸の外周
部に配設されるので、軸心からの油路を配設することは
困難であるが、第1列のシンプルプラネタリギヤセット
は最高速段でオーバードライブを達成するので充分な潤
滑を必要とする。
そこで本発明は以上のような構造をもつ遊星歯車装置に
適した潤滑油の供給用油路の配設構造を提供するもので
ある。
[課題を解決するための手段] 以上に説明した課題を解決するために、本発明は、変速
機のケース(300)の中央内部にとりつける中央支持
部材(310)と、中央支持部材(310)より発進装
置側に配設する複数の摩擦係合要素と、中央支持部材よ
り発進装置とは遠い側に配設する複数列の遊星歯車装置
と、複数の摩擦係合要素と複数列の遊星歯車装置を連結
する多重構造の軸部材とを備え、中央支持部材(310
)に隣接して配設する遊星歯車装置(110)のピニオ
ンを支持する軸(113)は、中央支持部材(310)
側に開口する軸方向の油路(113a)及びピニオン(
112)の軸受部に開口する半径方向の油路(113b
)を有し、軸方向の油路の開口部には中央支持部材を介
して供給する潤滑油を受けるための環状の受け部材(1
17a)をとりつけて成る手段を儲える。
[作用] 以上の構成により、中央支持部材(310)の油路を介
して噴射する潤滑油を受け部材(117a)で受けてピ
ニオン(112)を支持する軸(113)の油路(11
3a)へ供給することができる。
なお、上述の()内の符号は図面と対照するものである
が、何ら構成を限定するものではない。
[実施例] 第2図は本発明を実施する自動変速機のスケルトンを示
すもので、全体を符号1で示す自動変速機は1発進装置
2と変速機3を備える。
発進装!2は、流体伝動装置であって、エンジンの駆動
を受けて回転するフロントカバー202の後部に連結さ
れるリヤカバー204.リヤカバー204の内周壁面に
形成されたポンプインペラ20Bを有し、ポンプインペ
ラ206に対向して配設されたタービンランナ208は
タービンシェル210に保持され、タービンシェル21
0はその内周部で発進装置2の出力部材であるとともに
変速機3の入力部材である入力軸240に連結される。
ポンプインペラ206とタービンランナ208との間に
はステータ214が配設され、ステータ214の内周部
は一方向クラッチ216のアウタレースに連結されると
ともに、一方向クラッチ216のインナレースは固定部
材である支持軸230の外周部にとりつけられる。フロ
ントカバー202とタービンシェル210との間にはフ
ロントカバー202とタービンシェル210とを直結す
るロックアツプクラッチ220を配設する。
変速機3の入力軸240は全体を符号400で示すクラ
ッチドラムに連結され、クラッチドラムの内側には3個
のクラッチが配設される。本実施例においては、3個の
クラッチを変速機の前側(以後エンジン側を前、エンジ
ンから遠い側を後として表わす)からコーストクラッチ
である第5のクラッチ15.フォワードクラッチである
第1のクラッチ11.ダイレクトクラッチである第2の
クラッチ12の順で配設する。クラッチドラム400の
後部には他のドラム470を配設し、クラッチドラム4
70とドラム400を連結するハブ445の間にリバー
スクラッチである第3のクラッチ13を配設する。この
ドラム470の外周部には前進段を制御するバンド式の
第2のブレーキ22が設けられる。
第5のクラッチ15のハブは変速機3の軸心部に配設す
る第1の中間軸500の前端部に連結され、第1のクラ
ッチ11のハブは第1の一方向クラッチ31を介して第
1の中間軸500に連結される。第1の中間軸500の
前端部を入力軸240の後端部で支持し、第1の中間軸
500の後端部を後述する出力軸700の前端部で支持
する。第1の中間軸500の外周部は同軸的に配設した
第2の中間軸550の内周部を2点の支点で支持し、第
2の中間軸550の外周部は同軸的に配設した第3の中
間軸600の内周部を2点の支点で支持する6したがっ
て、中間軸は3重の軸構造となる。
第2のクラッチ12のハブは第2の中間軸550の前端
部に連結され、第3のクラッチ13と第2のブレーキ2
2のドラム470はインナシリンダ480を介して第3
の中間軸600の前端部に連結される。
中間軸と出力軸の連結部の外周部には遊星歯車装置を配
設する。遊星歯車装置は3列のシンプルプラネタリギヤ
セットを備え、変速機3の前部側から第1列、第2列、
第3列の順に配設される6第1列のシンプルプラネタリ
ギヤセット110のサンギヤ111は第3の中間軸60
0に連結されるとともにピニオン112に噛合い、ピニ
オン112を支持するキャリヤの軸113の一端部はキ
ャリヤの連結部材114を介して第2の中間軸550の
後端部に連結される。キャリヤの軸113の他端部は第
1の連結部材150を介して第2列のシンプルプラネタ
リギヤセット120のリングギヤ125に連結され、更
に第2の連結部材160を介して第2の一方向クラッチ
32のアウタレースと第4のクラッチ14のハブに連結
される。連結部材150の外周部には多板式の第3のブ
レーキ23を配設する。
第1の中間軸500の後端部は第2列のシンプルプラネ
タリギヤセットのサンギヤ121に連結されるが、この
第2列のサンギヤ121は第1列のサンギヤ111に比
べて大きな外径をもつ。第2列のサンギヤ121とリン
グギヤ125に噛合うピニオン122を支持するキャリ
ヤの軸123の前端部はキャリヤの連結部材116を介
して第1列のリングギヤ115に連結され、軸123の
後端部は他のキャリヤの連結部材126を介して第3列
のリングギヤ135に連結される。
第3列のサンギヤ131と一体のインナシリンダ800
は、第2の一方向クラッチ32のインナレースと第3の
一方向クラッチ33のインナレースに連結されるととも
に、第4のクラッチ14のクラッチドラム830に連結
される。このクラッチドラム830はバンド式の第1の
ブレーキ21のブレーキドラムを兼ねる。
第3列のピニオン132を支持するキャリヤの軸133
はキャリヤの連結部136を介して出力軸700に連結
される。
第1図は第2図で説明したスケルトンをもつ自動変速機
の具体的な構造を示す断面図である。
自動変速機1を構成する発進装置2は流体伝動装置であ
って、エンジン側(前側)に開口するハウジング200
の内部に収容される。エンジンの叩動を受けて回転する
フロントカバー202の後部にはりャカバー204が一
体にとりつけられる。
リヤカバー204の内周壁面にはポンプインペラ206
が形成され、ポンプインペラ206に対向して配設され
たタービンランナ208はタービンシェル210に保持
さ才する。タービンシェル210はその内周部で連結部
材211を介して発進装置2の出力部材であるとともに
変速機3の入力部材である入力軸240に連結される。
ポンプインペラ206とタービンランナ208との間に
はステータ214が配設され、ステータ214の内周部
は一方向クラッチ216のアウタレース215に連結さ
れるとともに、一方向クラッチ216のインナレース2
17は支持筒230の前端外周部番ことりつけられる。
フロントカバー202とタービンシェル210との間に
はロックアツプピストン222をもつロックアツプクラ
ッチ220を配設する。
ハウジング200の後部には変速機3の構成要素を収容
する円筒状のケース300が連結されるが、ハウジング
200と変速機のケース300の接合部にはオイルポン
プカバー250と仕切板270を介してオイルポンプハ
ウジング260をとりつける。オイルポンプハウジング
260内には外歯歯車262と内歯歯車264から成る
内接歯車ポンプが収容され、外歯歯車262の内周部は
りャカバー204と一体の軸266に連結される。オイ
ルポンプカバー250の中心部は、後方へ向けて突出す
る円筒状の支持部252を形成し、この支持部252の
内周部に支持筒230の後部外周部を圧入固定する。
支持筒230(よその内周部の2つの支点で入力軸を支
持し、入力軸の後端部は径方向に拡がるフランジ部を形
成する。フランジ部の外周部は第1のクラッチドラム4
00と一体のインナシリンダ410の後端内周部に連結
される。第1のクラッチドラム400の内部には第1の
クラッチ11と第5のクラッチ15が収容され、第1の
クラッチ11を操作するピストン420と第5のクラッ
チ15を操作するピストン430を2重ピストン構造に
配設する。
第1のクラッチドラム400の後端は後向きに開口する
が、この開口部の内周部に形成したスプラインを介して
第2のクラッチドラム440を連結する。第2のクラッ
チドラム440の内部には第2のクラッチ12と、第2
のクラッチ12を操作するピストン450を配設する。
入力軸240の後端内周部は、ベアリングを介して第1
の中間軸500の先端外周部を支持する。
第1の中間軸500の前部には径方向に拡がるフランジ
部510が形成され、一方向クラッチのインナレースを
構成する。このフランジ部510と第1のクラッチ11
のハブ520との間に第1の一方面クラッチ31を配設
する。そして、このフランジ部510の前端部には第5
のクラッチ15のハブ435が固着される。
第2のクラッチドラム440内に収容した第2のクラッ
チ12のハブ455を第2の中間軸550の前端部に連
結する。第2の中間軸550は円筒状のもので、その内
周部の前後の2つの支点を第1の中間軸500の外周部
で支持する。第2のクラッチドラム440の後部にはク
ラッチハブ445を設け、クラッチハブ445に対向し
て配設する第3のクラッチドラム470との間に第3の
クラッチ13を設けるとともに、ドラム470のインナ
シリンダ480との間にピストン490を収容する。ド
ラム470はバンド式の第2のブレーキ22のブレーキ
ドラムを兼ねる。インナシリンダ480の前端部は連結
部材610を介して第3の中間軸600に連結される。
第3の中間軸600は円筒状のもので、その内周部の前
後の2つの支点を第2の中間軸550の外周部で支持す
る。
変速機のケース300の内部の中央部に中央支持部材3
10をとりつける。この中央支持部材310は、その外
周部で変速機のケースの内周部に接合し、中心部は前方
に突出する円筒部に形成される。前方に突出する円筒部
の外周部にリング部材310を圧入し、リング部材31
0の外周部で第3のクラッチドラム470のインナシリ
ンダ480の内周部を回転自在に支持する。
3重構造をもつ中間軸は中央支持部材310の内周部を
貫通して後側に延び、第1の中間軸500の後端外周部
は出力軸700の先端内周部で支持される。変速機のケ
ース300の後部には、後部4?&a a oを形成し
、この後部壁330の内周部に後部支持部材350を固
着する。この後部支持部材350は、変速機のケース3
00の内部前方へ向けて突出する円筒部を備え1円筒部
の外径は前方へ向けて順次外径が細くなる複数の段付部
に形成される。支持部材350の円筒部の前端内周部は
出力軸700の前部外周部を支持する。
変速機のケース300の後端部にインロウ係合部360
を介して同心的に嵌合する後部ケース370の後端の内
周部は、ベアリングを介して出力軸700の後部外周部
を支持する。したがって。
出力軸700は2つの支点で確実に支持され、第1の中
間軸500は、その前後端部を入力軸240と出力軸7
00で確実に支持される。
第2図のスケルトンでも説明したが、3重構造の中間軸
500,550,600と出力軸700との連結部の外
周部には3列のシンプルプラネタリギヤセットが配設さ
れる。最外側に支持される第3の中間軸600の後端に
は第1列のサンギヤ111が形成され、ピニオン112
に噛合う、ピニオン112を支持するキャリヤの軸11
3の一方端を支持するキャリヤの連結部材114の内周
部は第2の中間軸550の後端外周部にスプラインを介
してとりつけられる。キャリヤの軸113の他端を支持
するキャリヤの連結部材117は第1の連結部材150
を介して第2列のリングギヤ125に連結される。第2
列のリングギヤ125は更に第2の連結部材160を介
して第2の一方向クラッチ32のアウタレース810に
連結される。第1の連結部材150の外周部には多板式
の第3のブレーキ23を配設し、中央支持部材310の
後側の壁にブレーキ23を操作するピストン650を配
設する。
第1の中間軸500の後部外周部には第2列のサンギヤ
121を連結する。この第2列のサンギヤ121は第1
列のサンギヤ111に比べて大きな外径をもつ、第2列
のサンギヤ121とリングギヤ125に噛合うピニオン
122を支持するキャリヤの軸123の前端部はキャリ
ヤの連結部材116を介して第1列のリングギヤ115
に連結され、軸123の後端部は他のキャリヤの連結部
材126を介して第3列のリングギヤ135に連結され
る。
第3列のサンギヤ131はその後部を第2の一方向クラ
ッチのインナレース870に連結するとともにインナシ
リンダ800を介して第3の一方向クラッチ33のイン
ナレース820に連結する。
インナシリンダ800に対向して形成するドラム830
の内側には第4のクラッチ14と、これを操作するピス
トン880を収容し、クラッチハブ815を第2の一方
向クラッチ32のアウタレース810に連結する。クラ
ッチドラム830の外周部にはバンド式の第1のブレー
キ21を配設し、クラッチドラム830はブレーキ21
のブレーキドラムを兼ねる。第3の一方向クラッチ33
のアウタレース840の外周部は変速機のケース300
の内面壁に固着される。
第3列のピニオン132を支持するキャリヤの軸133
は、出力軸700の前端部に形成した連結部136に支
持される。この出力軸700の後部ケース370内の外
周部には、パーキング用のギヤ710とスピードメータ
用ドライブギヤ730がとりつけられ、パーキング用ギ
ヤ710の外側にはギヤ710に結合する爪720を配
設する。出力軸の後端部には連結部材750をナツト7
55で固着する。
変速機のケース300と後部ケース370の内部の要部
には回転部材の回転数を検出する回転センサ305,3
06,307を配設して摩擦係合要素を制御するための
情報を得る。
変速機のケース300の底部には図示しない油圧制御装
置をとりつけ、オイルパンを兼ねるカバー309で覆う
この自動変速機は以上のように遊星歯車装置として3列
のシンプルプラネタリギヤセットを備え、5個のクラッ
チ、3個のブレーキ、3個の一方向クラッチを用いて前
進5速後進1速の変速段を達成するが、以下に各摩擦係
合要素の作動を示す。
なお、上記の表の中で○印は摩擦係合要素が係合するこ
とを示し、(0)印はエンジンブレーキの際に係合する
ことを示す6 本発明は以上のような構成をもつ自動変速機に実施する
プラネタリギヤの油路構造であって、第3図にその要部
の断面構造を示す。
第1図および第2図でも説明したが、変速機のケース3
00の内部には3本の中間軸500゜550.600を
三重構造に配設し、中心部に配設する第1の中間軸50
0の後端外周部を出力軸700の先端内周部で支持する
。第1の中間軸500の後部は第2列のシンプルプラネ
タリギヤセットのサンギヤ121に連結され、第1の中
間軸の外周部に同心的に配設する第2の中間軸550の
後端部は第1列のシンプルプラネタリギヤセットのキャ
リヤを構成する連結部材114を介してピニオン112
を支持する軸113に連結される。第2の中間軸550
の外周部に同心的に配設する第3の中間軸600の後端
部には第1列のシンプルプラネタリギヤセットのサンギ
ヤ111を一体に形成する。第3列のシンプルプラネタ
リギヤセットのキャリヤを構成するピニオン132を支
持する軸133は連結部136を介して出力軸700に
連結される。そして、第1列のキャリヤの軸113は軸
端側の連結部材117及び第1の連結部材150を介し
て第2列のリングギヤ125に連結され、さらに第2の
連結部材160を介して第3列のサンギヤに連結される
また、第1列のリングギヤ115は第2列のピニオン1
22を支持する軸123に連結され、さらに連結部材1
26を介して第3列のリングギヤ135に連結される。
そして、この3列のシンプルプラネタリギヤセットを組
合せて前進5速後進1速の変速段を達成する。
変速機のケース300の中央内部には摩擦係合要素を支
持する中央支持部材310をとりつける。
この中央支持部材310の中心軸側は変速機の前方へ向
けて突出する円筒部312に形成され、その外周部でリ
ング部材320を介してリバースクラッチである第3の
クラッチ13を収容するクラッチドラム470のインナ
ドラム480を支持する。また、この中央支持部材31
0の後壁部には多板式の第3のブレーキ23を操作する
ピストン650を配設する。
本発明の自動変速機においては、変速機のケース内の前
部に摩擦係合要素を、後部に3列のシンプルプラネタリ
ギヤセットを集約して配設し、両者の間を3重構造の中
間軸で連結することで軸方向寸法を短縮できる反面、プ
ラネタリギヤセットの潤滑構造に配慮を要する。
粥2列のシンプルプラネタリギヤセットの潤滑は、第1
の中間軸500の中心部に設ける潤滑油路505から半
径方向の油路500bを設け、キャリヤの連結部材12
6に形成する油路126bを介して軸123の油路に潤
滑油を送り、第2列のシンプルプラネタリギヤセットを
強制的に潤滑することができる。第3列のシンプルプラ
ネタリギヤセットの場合も同様に、半径方向の油路50
0dと連結部136の油路136aを連通し、軸133
の油路を介して強制潤滑することができる。
これに対して第1列のシンプルプラネタリギヤセットの
場合には、3重構造の最外側の軸である第3の中間軸6
00の外周部に配設されるので。
第1の中間軸500の軸心の油路505から潤滑油路を
配設することは困難である。
そこで本発明は、変速機のケース300内に固着する中
央支持部材310を利用して潤滑油路を配設する。中央
支持部材310はクラッチドラム等の支持部材であると
ともに、クラッチやブレーキを操作するピストンへ油圧
を供給するための複数の油路を配設する部材でもある。
半径方向の油路310aは潤滑用の油路であって、図示
しない潤滑油の供給源に連通ずる。半径方向の油路31
0aの内径方向端は軸方向に設ける油路310bに連通
ずる。この軸方向の油路310bは第1列のシンプルプ
ラネタリギヤセットに向けて開口するノズル310dを
有し、キャリヤの連結部材117に向けて潤滑油を噴出
する。
連結部材117にはリング状の板材でつくられる潤滑油
の受け部材117aがとりつけてあり、受け部材117
aと連結部材117が形成する間隙で′lIJ滑油を受
ける。一方、キャリヤの軸113には軸方向の油路11
3aを設け、受け部材117aで受けた潤滑油を油路1
13a内に導入し、半径方向に設ける油路113bを介
してピニオン112の軸受部を潤滑する。潤滑油はピニ
オン112の歯面とこれに噛合うサンギヤ111の歯面
及びリングギヤ115の歯面を潤滑する。
第1列のシンプルプラネタリギヤセットのキャリヤと一
体の第2の中間軸は、第2図のスケルトンと各変速段に
おける摩擦係合要素の作動衣からも明らかなように、3
速、4速、5速で入力回転を伝達する。この回転により
キャリヤの軸113は遠心力を受け、半径方向外側に形
成する油路113bに負圧が発生して油路113a内の
潤滑油を軸受部へ噴出する。したがって、第1列のシン
プルプラネタリギヤセットが動力伝達に関与する3速乃
至5速で強制的な潤滑を達成する。特に、5速のときに
は、ピニオン112が相対回転するが、このときにも噛
合歯面には充分な潤滑油が供給される。
[発明の効果] 本発明は以上のように構成したので、複数列のtim歯
車装置を儒えて多段を達成しつつ動力の伝達軸を多重構
造とすることで軸方向寸法をコンパクトにできる自動変
速機にあって、多重構造の軸部材の外周部に配設する遊
星歯車装置に対する潤滑構造として、遊星歯車装置に隣
接する固定部材から潤滑油を噴射し、この潤滑油を受け
部材で受ける構造としたので、確実な潤滑を達成できる
また、遊星歯車装置の回転による遠心力を利用して負圧
を発生させて遭極的な潤滑を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する自動変速機の断面図、第2図
はスケルトンを示す説明図、第3図は本発明の実施例を
示す要部の断面図である。 1・・・・・・自動変速機、 2・・・・・・発進装置、 3・・・・・・変速機。 111・・・・・・第1列のシンプルプラネタリギヤセ
ットのサンギヤ、 112・・・・・・第1列のシンプルプラネタリギヤセ
ットのピニオン、 113・・・・・・第1列のシンプルプラネタリギヤセ
ットのキャリヤの軸、 117・・・・・・第1列のシンプルプラネタリギヤセ
ットのキャリヤの連結部材、 117a・・・・・・潤滑油受け部材、310・・・・
・・中央支持部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)発進装置と遊星歯車装置とを備えた自動変速機に
    おいて、 変速機のケースの中央内部にとりつける中央支持部材と
    、中央支持部材より発進装置側に配設する複数の摩擦係
    合要素と、中央支持部材より発進装置とは遠い側に配設
    する複数列の遊星歯車装置と、複数の摩擦係合要素と複
    数列の遊星歯車装置を連結する多重構造の軸部材とを備
    え、 中央支持部材に隣接して配設する遊星歯車装置のピニオ
    ンを支持する軸は、中央支持部材側に開口する軸方向の
    油路及びピニオンの軸受部に開口する半径方向の油路を
    有し、軸方向の油路の開口部には中央支持部材を介して
    供給する潤滑油を受けるための環状の受け部材をとりつ
    けて成ることを特徴とする自動変速機の遊星歯車装置の
    潤滑構造。
JP63298178A 1988-11-28 1988-11-28 自動変速機の遊星歯車装置の潤滑構造 Pending JPH02146362A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5948963A (en) * 1997-05-20 1999-09-07 Ngk Insulators, Ltd. Gas sensor
JP2007192256A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Mazda Motor Corp 自動変速機の回転数検出装置
CN102991344A (zh) * 2011-09-12 2013-03-27 日立建机株式会社 自卸车的行驶驱动装置

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