JPH02133249A

JPH02133249A - 車両用シートのサイサポート調節装置

Info

Publication number: JPH02133249A
Application number: JP28813288A
Authority: JP
Inventors: Eiji Masutani; 英二増谷
Original assignee: Tokyo Seat Co Ltd
Current assignee: TS Tech Co Ltd
Priority date: 1988-11-15
Filing date: 1988-11-15
Publication date: 1990-05-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は１着座者の大腿部の下方を支持する車両用シー
トのサイサポート調節装置に係るものであるが、それ以
外にも応用できる。

（従来技術）従来公知の実開昭５４−４７６０７号公報及び実公昭６
１−２６６号公報には、座席シートのクッション材の下
面に、一端が軸により枢着され、他端はリンク部材によ
り前記軸を中心として上下動する硬質板体を設けたもの
が記載されている。

（発明が解決しようとする課題）前記実開昭５４−４７６０７号公報記載のものは、前記
リンク部材の上端は前記硬質板体の下面に軸着されてい
る構造であるから、前記リンク部材の回動を軽くするよ
うにバネを使用することはできない、前記実公昭６１−
２６６号公報記載のものも同様である。

しかし、リンク部材の上端と硬質板体との係合状態を、
僅かに工夫すると、リンク部材が軽く動くようにバネを
使用することが可能となる。

のみならず、バネの使用に特段の工夫をすると、通常で
あれば硬質板体が上動するに従い重くなるのに、硬質板
体がと動するに従い軽くなるものが得られる。

（課題を解決するための手段）よって本発明は、座席シートｌのクッション材３の下面
に、一端が軸６により枢着され、他端はリンク部材１３
により前記軸６を中心として上下動する硬質板体５を設
けたものにおいて、前記リンク部材１３の上端は前記硬
質板体５の下面に摺接させて前記リンク部材１３が回動
すると前記リンク部材１３の上端が前記硬質板体５の下
面を摺動しながら前記硬質板体５を上下動するように構
成し、かかるリンク部材１３の上端に一端を係止させた
引張りバネ訂の他端を低い位置の固定部に係止させた車
両用シートのサイサポート調節装置としたものである。

（実施例）本発明の一実施例を図により説明すると、１は車両用シ
ートの座席シートであり、図示してイナイカ、座席シー
）１のフレーム２にバネ材を取付け、該バネ材の」二面
にクッション材３を載置し、該クッション材３の表面を
表皮４により包囲して形成する。

前記クッション材３の着座者の大腿部下方には、幅方向
に長い硬質板体５を設ける。硬質板体５の後端部の両側
には、それぞれ軸６を固着し、該軸６を前記フレーム２
に設けた軸受７に枢着して前記硬質板体５の前端側か上
下回動するように取付ける。

前記硬質板体５の前側下面には、上部ブラケット８を設
ける。該上部ブラダ−２ト８は正面視口型形状に形成さ
れ、上板９の上面を前記硬質板体５の下面に固着する。

」二部ブラケット８の両側の側板１０にはそれぞれ前後
方向に長い係合溝１１を形成する。該係合溝！１には左
右方向の横軸ｌを係合させ、横軸ヅにはリンク部材１３
の上端部の挿通孔１４を挿通する。

リンク部材１３は、平板を屈曲形成して、側面視三角形
状に形成され、その中間上部には取付孔１５．１５を形
成し、該取付孔１５．５を下部ブラケット１６にビン１
７により回動自在に軸着する。

リンク部材１３の下端部には取付孔１８．１８を形成し
、該取付孔！８．１８を前記下部ブラケット１６の上面
に形成した取付用窓１９より下部ブラケット１６内に位
置させて左右方向の移動軸用を挿通ずる。

該移動軸用の両端は、下部ブラケット１６の両側部に形
成した前後方向に長い長孔２１．２１に係合させる。

移動軸用の中央部には、前後方向の挿通孔ηを形成し、
該挿通孔η内にはネジ溝を形成する。

挿通孔ηには前後方向の回転のみ自由の回転軸ｎのネジ
軸部２４を螺合させる。

回転軸ｎの前端は、前記下部ブラケット！６の前板部に
形成した挿通孔δより前方に突出させ、該突出部にハン
ドル九を固着する。

しかして、前記Ｆ部プラケー、ト８内の横軸１２の外周
には、合成樹脂製のスライダー（９）を取付ける。スラ
イダー３０は左右側に脚部３１．３１を一体的に形成し
、該脚部３１．３１には、それぞれ左右方向の挿通孔η
、ηを形成する。挿通孔澱の下方には、該挿通孔支と外
部とを連通させる挿入溝羽を形成する。挿入溝聞は下方
に至るに従い広くなるように形成し、かつ弾力的に拡大
するように形成し、該挿入溝詔を押広げ前記横軸１２を
前記挿通孔ジに挿通させる。

前記挿通孔（は、側面視において前記下部ブラケット８
の係合溝！１と重合するように位置させ、前記横軸１２
が前記係合溝１１の上面と摺接しないように位置を規制
する。即ち、リンク部材１３の上端の横軸ツは、リンク
部材１３が回動すると−Ｅ部ジブラケット８係合溝１１
内を摺動しながら前記硬質板体５を上下動するようにａ
成しているので、硬質板体５に掛る荷重を１合成樹脂製
のスライダー関の脚部３１．３１の上面が下部ブラケッ
ト８の上板９の下面と摺接することにより吸収して、横
軸１２の移動を円滑にさせる。

謡は前記脚部３１．３１の間に設けた係合突起であり、
半円筒形状に形成され、前記横軸しに形成した半円弧形
状の保合部Ｉと係合して前記横軸１２の左右方向の移動
を防止する。

前記横軸稔の左右両端部は、上部ブラケット８の側板１
０．１０より側方に突出させ、引張りバネｇ、３７の前
端を係止する。引張りバネｇ、３７の後端は前記軸６に
係止して、前記横軸しの上方回動を円滑にするように付
勢する。

しかして、硬質板体５の回動中心となる軸６とリンク部
材１３の回動中心となるビン１７および硬質板体５を上
下回動させる横軸ヅの位置関係を、引張りバネ訂の前端
を係止する横軸νよりも引張りバネ茸の後端を係止する
軸６を低い位置に配設し、硬質板体５が下方位置にある
ときは、前記横軸配と前記軸６が略水平になるようにし
て（第６図）、引張りバネｇの弾力はリンク部材１３の
回動方向の牽引力よりも前記軸６側への牽引力が大とな
るようにしく第７図）、硬質板体５を−Ｌ動させるとき
、引張りバネ訂が傾斜するようにして（第６図）、引張
りバネｇの弾力は前記軸６側への牽引力よりもリンク部
材１３の回動方向の牽引力が大となるようにしく第７図
）、引張りバネｇの弾力を横軸しの上方回動方向に作用
するように構成する。

（作用）次に作用を述べる。

本発明は、前記の構成であるから、ハンドル冗により回
転軸ｎを正逆回転させると、回転軸ｎに螺合している移
動軸冗が長孔２１．２！に案内されて前後移動し、リン
ク部材１３をビン１７を中心に回動させ、前記リンク部
材１３の上端の横軸ツは前記硬質板体５の下面の上部ブ
ラケット８の係合溝ｌｌ内を前後に摺動して前記硬質板
体５を軸６を中心に上下回動させて、座席シー）１の前
側を所望高さに上下動調節する。

この場合、リンク部材１３の上端部には横軸臣が軸着さ
れ、横軸ρは合成樹脂製のスライダー（９）の各脚部３
１の挿通孔設に嵌合され、挿通孔ηは側面視において下
部ブラケット８の係合溝ｌｌと重合させて横軸しが前記
係合＠１１の上面と摺接しないように、横軸臣の移動路
を規制しているから、硬質板体５に掛る荷重は、スライ
ダーＩの脚部３１．３１の上面により支受され、リンク
部材１３がビン１７を中心に回動すると、横軸１２は係
合溝１１内を円滑に移動する。したがって、硬質板体５
を回動させるとき、軽くでき、異音の発生もない。

また、横軸１２の左右両端部には、引張りバネ３７．３
７の前端が係止され、引張りバネ茸、訂の後端は前記軸
６に係止され、軸６とビン１７および横軸臣の位置関係
を、硬質板体５をト動させると、引張りバネｇが傾斜す
るように構成されているから、引張りバネｇの弾力は前
記軸６側への牽引力よりもリンク部材１３の回動方向へ
の牽引力が大となり、リンク部材１３を回動させるハン
ドル冗は、非常に軽く回転させることができる。

また、硬質板体５を下動させるとき、引張りバネ３７の
弾力はリンク部材１３の回動方向の牽引力よりも前記軸
６側への牽引力が大となるようにしであるから、硬質板
体５に掛る荷重によりハンドル昂は、非常に軽く回転さ
せることができる。

このように、本発明では、硬質板体５を−Ｌ下どちらの
方向に回動させるときでも、ハンドル２６は非常に軽く
回転させることができる。

（効果）前記実開昭５４−４７６０７号公報記載のものは、前記
リンク部材の上端は前記硬質板体の下面に軸着されてい
る構造であるから、前記リンク部材の回動を軽くするよ
うにバネを使用することはできない、前記実公昭６１−
２６６号公報記載のものも同様である。

しかるに本発明は、座席シートｌのクッション材３の下
面に、一端が軸６により枢着され、他端はリンク部材１
３により前記軸６を中心として上下動する硬質板体５を
設けたものにおいて、前記リンク部材１３の上端は前記
硬質板体５の下面に摺接させて前記リンク部材１３が回
動すると前記リンク部材１３の上端が前記硬質板体５の
下面を摺動しながら前記硬質板体５を上下動するように
構成し、かかるリンク部材１３の上端に一端を係止させ
た引張りバネｇの他端を低い位置の固定部に係止させた
車両用シートのサイサポートＷＲ節装置としたものであ
るから、■　リンク部材１３が軽く動くように引張りバ
ネ３７を使用することが可能となる。

■　のみならず、通常であれば硬質板体５が上動するに
従い重くなるのに、硬質板体５が上動するに従い強くな
る引張りバネｇの作用で終始軽く操作できる装置が得ら
れる。

という効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は縦断側面図、第２図は分解斜視図。第３図は縦断正面図、第４図は要部の平面図、第５図は
縦断側面図、第６図は引張りバネの作用状態図、第７図
は同説明図である。符号の説明 ■・・・座席シート、２・・・フレーム、３・・・クッ
ション材、４・・・表皮、５・・・硬質板体、６・・・
軸、７・・・軸受、８・・・上部ブラケット、９・・・
上板、１０・・・側板、１１・・・係合溝、１２・・・
横軸、１３・・・リンク部材、１４・・・挿通孔、１５
・・・取付孔、　１６・・・下部ブラケット。１７・・・ビン、！８・・・取付孔、１９・・・取付用
窓、２０・・・移動軸、２１・・・長孔、２２・・・挿
通孔、２３・・・回転軸、２４・・・ネジ軸部、δ・・
・挿通孔、に・・・ハンドル、（９）・・・スライダー
、３１・・・脚部、シ・・・挿通孔、お・・・挿入溝、
あ・・・係合突起、Ｉ・・・係合部、３７・・・引張り
バネ。第図第図＋９第図

Claims

【特許請求の範囲】

座席シート１のクッション材３の下面に、一端が軸６に
より枢着され、他端はリンク部材１３により前記軸６を
中心として上下動する硬質板体５を設けたものにおいて
、前記リンク部材１３の上端は前記硬質板体５の下面に
摺接させて前記リンク部材１３が回動すると前記リンク
部材１３の上端が前記硬質板体５の下面を摺動しながら
前記硬質板体５を上下動するように構成し、かかるリン
ク部材１３の上端に一端を係止させた引張りバネ３７の
他端を低い位置の固定部に係止させた車両用シートのサ
イサポート調節装置。