JPH02116280A - スローモーションサーボ方式 - Google Patents

スローモーションサーボ方式

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JPH02116280A
JPH02116280A JP63269908A JP26990888A JPH02116280A JP H02116280 A JPH02116280 A JP H02116280A JP 63269908 A JP63269908 A JP 63269908A JP 26990888 A JP26990888 A JP 26990888A JP H02116280 A JPH02116280 A JP H02116280A
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slow
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、通常再生時の17n(但し、nはスローモー
ション比)の速度でテープを走行させてスローモーショ
ン再生(以下スロー再生と呼ぶ)を行なう磁気記録再生
装置のスローモーションサーボ方式に関するものである
従来の技術 スロー再生時にテープ速度を通常再生時の1/nに逓降
すると、コントロールトラックに記録されたコントロー
ル信号は1/nの周波数になって再生される。この1/
n周波数の再生コントロール信号(以下1/nCT L
信号と呼ぶ)を位相制御に用いると、磁気記録再生装置
のキャプスタンサーボ(またはドラムサーボ)の安定性
が極めて悪いものとなる。これはサンプリング周期が長
くなり、十分な位相情報が得られなく成るためである。
この対策として従来は、 (1)通常のコントロール信号(30H21以下NCT
L信号と呼ぶ)とは別にn倍のスローモーションコント
ロール信号(30n HZl  以下5CTL信号と呼
ぶ)を専用のコントロールトラックに記録して、スロー
再生時にNCTL信号と同一周波数の5CTL信号を得
て用いる方法(実公昭48−42495号公報)、 (2)N CT L信号と5CTL信号の極性を変えて
混合して同一トラックに記録し、スロー再生時は5CT
L信号(または両信号)を用いる方法(特公昭49−4
9E39号公報)、 (3)デニーティ50%のNCTL信号を記録して、ス
ロー再生時は両極性の信号を用い2倍の周波数の2/n
CTL信号を得て用いる方法(特公昭57−39589
号公報)、 (4)SCTL信号は記録せずに、1/nCTL信号で
バッファ08C(発振器)をトリガしてn倍の疑似CT
L信号を作成して用いる方法等が考えられている。
第7図は従来のスローモーションサーボ方式を示すブロ
ック図である。
第7図において、1はキャプスタンモータ、2はキャプ
スタンモータ1の回転数を検出する周波数発電機(以下
FGと呼ぶ)、3は基準信号S2が入力される入力端子
、4はNCTL信号S3が入力される入力端子、5は5
CTL信号S4が入力される入力端子、6はモード信号
S5が入力される入力端子、7はNCTL信号S3と5
CTL信号S4とを通常再生時とスロー再生時とでモー
ド信号S5により選択的に切り換える選択手段、8は選
択手段7で選択された信号S6を比較信号として入力し
基準信号S2との位相比較により位相誤差信号S7を検
出する位相比較手段、9はFG信号Stを周波数弁別し
て速度誤差信号S8を検出する速度比較手段、モード信
号S5は速度比較手段9にも入力されて、スロー再生時
はキャプスタンモータ1の回転数が通常再生時の1/n
(即ち、テープ速度が1/n)となるように切り換えて
いる。10は位相誤差信号S7と速度誤差信号S8とを
混合して混合出力S9を得る混合手段である。
以上の構成により、FG信号Slを周波数弁別した出力
S8によりキャプスタンモータ1を速度制御し、基準信
号S2とNCTL信号S3または5CTL信号S4とを
位相比較した出力S7により位相制御している。即ち、
混合出力S8によりキャプスタンモータ1の速度及び位
相を制御して通常再生時とスロー再生時のキャプスタン
サーボを実現している。
ここで、上記(1)、(2)、(3)、(4)との対応
を説明すれば、(1)の場合は別々のトラックから再生
されるNCTL信号、5CTL信号を入力端子4.5に
入力し、(2)の場合は混合されて再生されるCTL信
号からNCTL信号と5CTL信号を分離して入力端子
4.5に入力し、(3)の場合はNCTL信号と2/n
CTL信号を入力端子4.5に入力し、また(4)の場
合はNCTL信号とn倍のCTL信号を入力端子4.5
に入力すればよい。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、(1)は独立した
トラックが必要である。(1)、(2)はスロー比nが
固定されるため、可変速スロー再生への対応が困難であ
る。(3)はスロー再生時のCTL信号の周波数を高々
2倍にしかできない。(4)は疑似CTL信号であるた
め個々の信号はテープの速度及び位相の情報を持ってい
ない、即ち、l/nCTL信号がバッファO8Cにより
n分割され、遅延されただけの信号である。これは、単
にサンプリング回数を増やしただけであり、意味を成さ
ない。
さらに、(1)〜(4)は何れもコントロール信号を用
いるサーボの領域から脱していない。等々の問題点があ
った。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、スロー再
生時にキャプスタンFG信号を分周し、テープ速度及び
位相の情報を持った信号を作成して用いる構成とするこ
とにより、高精度なスローモーションサーボ方式を提供
するものである。これを実現する上で、FG倍信号分周
に用いる分周手段を非整数分周が可能なものとし、FG
倍信号ら所望とする周波数の分周出力を得ることができ
るようにした。これにより、キャプスタン(図示せず)
の軸径り及びFGの歯数2にも設計上の制約がないよう
にしたものである。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明のスローモーションサ
ーボ方式は、スローモーション再生時、1/nの周波数
に逓降されて再生される1/nコントロール信号にロッ
クし、かつ前記1/nコントロール信号のn倍の周波数
の信号をキャプスタンFG信号を分周して作成する分周
手段を備え、前記分周手段の分周出力をキャプスタンサ
ーボ(またはドラムサーボ)の位相制御に用いる構成と
したことを特徴とするものであり、 本発明はまた、モード信号により動作態様が切換えられ
、通常再生時は再生コントロール信号にロックし、かつ
前記コントロール信号と同一周波数の信号を、スローモ
ーション再生時は1/nの周波数に逓降されて再生され
る1/nコントロール信号にロックし、かつ前記1/n
コントロール信号のn倍の周波数の信号をキャプスタン
FG信号を分周して作成する分周手段を備え、前記分周
手段の分周出力をキャプスタンサーボ(またはドラムサ
ーボ)の位相制御に用いる構成としたことを特徴とする
ものである。
作用 本発明は上記した構成により、スローモーション再生時
に再生コントロール信号の周波数カ月/nに逓降されて
再生される場合でも、通常再生時のCTL信号と同一周
波数の信号をキャプスタンFG信号から作成して用いる
構成であるから、精度の高いスローモーションサーボ方
式を実現することができる。
実施例 以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明
する。
第1図は本発明の第1実施例に於けるスローモーション
サーボ方式のブロック図を示すものであり、第1図にお
いて、1〜4.6〜9及び5t−S3.35〜S8は第
7図の構成要素及び信号と同一のものであり、異なる構
成要素及び信号は11及びSIOである。
11はNCTL信号S3(但し、スロー再生時は1/n
CTL信号)によりリセットされると共にFG倍信号l
を分周して、I/nCTL信号S3のn倍の周波数の信
号SIOを作成する分周手段である。選択手段7におい
て、通常再生時はNCTL信号S3を、スロー再生時は
分周手段11の分周出力SIOをモード信号S5により
選択的に切換えて出力し、位相比較手段8に入力して用
いるものである。
一般に、キャプスタンはキャプスタンモータ1に直結さ
れてテープを駆動するから、キャプスタンゼータ1の回
転速度はテープ速度に対応している。ここに、スロー再
生時に用いる分周手段11の分周出力SIOはFG倍信
Slを分周して得たものであり、分周出力SIOはテー
プ速度を現わす信号である。
また、分周手段11は1/nCT L信号S3によりリ
セットする構成としているから、分周出力SlOは1/
nCTL信号S3にロックした信号、即ち、テープ位相
を現わす信号とすることができる。しかるに上記分周手
段11を用いれば、FG倍信Slからテープ速度及び位
相の情報を持った信号SIOを得ることができる。
以上のように構成された本発明第1実施例のスローモー
ションサーボ方式であれば、通常再生時、スロー再生時
に、位相比較に用いる選択手段7の出力S6の周波数を
共に30H2とすることができるから、スロー再生時に
おけるキャプスタンサーボの性能を著しく高めることが
できる。
第2図は本発明の第2実施例に於けるスローモーション
サーボ方式のブロック図を示すものであり、第1実施例
との差異は、選択手段7を省き、モード信号S5を分周
手段llの入力としている点である。これにより、スロ
ー再生時のみならず通常再生においても分周出力SIO
を用いた位相制御が実現できる。当然のことながら、通
常再生時はスロー再生時に比べてFG信号S1の周波数
がn倍になるから、分周比もn倍にして30H2の信号
が得られるようにする必要がある。この分周比設定の切
換えはモード信号S5により行なっている。
以上のように構成された本発明第2実施例のスローモー
ションサーボ方式であれば、通常再生時、スロー再生時
共に分周手段11の分周出力SIOを位相比較に用いる
ことができ、CTL信号を用いないサーボを構成できる
以上説明した本発明の実施例は、分周手段11に特徴を
有するものであり、以下、係る分周手段11の実施例に
ついて説明する。
第3図は本発明における分周手段の実施例を示すブロッ
ク図である。
12はCTL信号S3によりリセットされFG信号S1
を可変分周する可変分周手段、13は可変分周手段12
の可変分周出力SllとCTL信号S3とのタイミング
差を検出する差分検出手段、14は可変分周手段121
71′可変分周出力Sllに同期して演算する演算手段
、15は演算手段I4の演算出力S13に応じて可変分
周手段12の可変分周出力Sllのタイミングを補正す
る補正手段、1Bは演算手段14の演算出力S13に応
じて切換信号S14を作成し可変分周手段12の分周比
を切換える切換手段であり、補正手段15より分周出力
SIOを得ている。また、差分検出手段13の差分出力
S12は可変分周出力5ll(またはCTL信号S3)
により演算手段14にプリセット(ロード)シ、CTL
信号S3と可変分周出力Sllとのタイミング差を補正
している。これにより、CTL信号S3により可変分周
手段I2をリセットすることと、差分出力S12を演算
手段14にプリセットすることでCTL信号S3にロッ
クした分周出力SIOを得ることができる。
そして、この分周出力SIOを用いることにより、スロ
ー再生時のサーボをCTL信号S3を用いずに行なうこ
とができる。言うまでもなく、第2実施例では通常再生
時のサーボにも用いることが出来る。
第4図はスロー再生時における第3図の分周手段11の
動作例を示す波形図である。ここで、可変分周手段12
は分周用のカウンタにアップカウンタを用いた例を示し
、分周出力SIOは周期がFG倍信Slの3.3倍であ
る例を示す。また、補正手段15は補正の細かさ(分解
能)をFG信号S1の周期のl/lOとした例を示す。
従って、補正手段15ではFG倍信Slの10倍の周波
数のクロックを用いてタイミング補正すればよく、これ
はディジタル遅延回路を用いて容易に実現できる。なお
、分周出力SIOとFG倍信Slの周期比3.3 は、
クロックのパルス数に換算すれば33である。また、演
算手段14には9〜0までの計数が繰り返しできるダウ
ンカウンタを用い、可変分周出力Sllに同期して7だ
け減算する演算例を示した。この減算値は40から33
を引いた値であり、FG倍信Slの整数倍の周期に対す
る差分である。ここでもし、0〜9まで繰り返し計数す
るアップカウンタを用いるのであれば、33から30を
引いた差分値3を加算する演算を行なえばよい。演算手
段14の演算速度は補正手段15が補正値を必要とする
直前までに終了していればよい。また、図示の時刻tO
〜t12はFG倍信Slの 3.3倍の周期(これは分
周出力SIOの周期である)を刻んだものである。なお
、園側はスロー比n=2とした時の動作例である。
第4図において、波形AはFG倍信Slを、波形Bは可
変分周手段12分周動作を、波形CN、CIは可変分周
手段12の計数値N、1をデコードした出力(可変分周
出力5IIN、5ill)を、波形りはCTL信号S3
を、波形Eは可変分周手段12においてCTL信号S3
とFG倍信Slとにより作成したリセットパルス(CT
L信号S3の立上がりがFG倍信Slの「H」期間にあ
る場合はCTL信号S3の直後のFG倍信Slの立下が
りにより、「L」期間にある場合はCTL信号S3の立
上がりにより作成したパルス)を、波形Fは差分検出手
段13の差分出力512(可変分周出力5IINの立上
がりからCTL信号S3の立上がりまでを計測した出力
)を、波形Gは演算手段I4の演算動作(可変分周出力
5illの立上がりに同期して7を減算する動作)を、
波形Hは切換手段16において演算出力S13を所定値
(ここでは7)と大小比較した出力(所定値以上なら「
H」、未満なら「L」)を、波形■はこの比較出力を可
変分周出力5IINの立下がりでラッチした出力すなわ
ち切換信号S14を、波形Jは補正手段15において可
変分周出力5IINの立上がりを演算手段14の演算出
力S13により補正した出力(パルスの幅が補正量を現
わす)を、波形にはこの補正出力の立下がりにより作成
したパルスすなわち分周出力SIOを示す。差分出力S
12はCTL信号S3の立上がり(またはCTL信号S
3の直後の可変分周出力5lllの立上がり)により演
算手段14にプリセットする。これにより、分周出力S
IOをCTL信号S3のタイミングに合わせることがで
きる。なお、このタイミング合わせはスロー比がn=2
であるから、分周出力SIOの2周期毎(一般にはn周
期毎)に行なう。
今、分周出力SIOの周期はFG倍信Slの周期の=1
6− 3.3倍であるから、その前後の整数分周の値4.3に
比べて−0,7、+0.3の差分がある。これはクロッ
クパルス数に換算すると−7、+3である。従って、単
純に整数分周したのでは所望とする周波数より低い、高
い分周出力が得られ、タイミングが位相遅れ、進みの方
向へどんどんずれていき、結局、所望とする周波数の分
周出力を得ることはできない。
そこで、本発明は可変分周手段12において切換信号5
14(波形F)により3と4(ロウのとき3分周、ハイ
のとき4分周)の分周比切り換えをおこない、tO〜t
12の各時刻より早めに可変分周出力5IIN(波形C
N)を得て、これを補正手段15で演算出力513(波
形D)により補正することにより、tO〜t12と同タ
イミングの出力信号5IO(波形H)を得るようにした
ものである。
今、説明の都合上toの時刻がFG倍信Sl(波形A)
の立上がりに一致しているとして説明する。実際にはど
の時刻からスタートしても構わず、それは演算出力S1
3によって決定される。時刻toの演算出力S13はO
である。演算手段I4は減算する場合(波形G)を示し
た。補正手段15は補正の細かさを1/Inとしたから
、10通りの補正ができればよい。
従って、演算手段14は9〜0までの10通りの値が出
力できればよく、これが波形Gに示す減算に対応してい
る。波形図から判るように、tO〜tl、tl〜t2.
t2〜t3.t4〜t5.t5〜t[i、t7〜t8.
t8〜t9.tlO〜t11、tll〜t12の間では
3分周とし、t3〜t4.tB〜t7.t9〜tloの
間では4分周とすれば、各時刻tO〜t12より早めに
可変分周出力5IIN(波形CN)を得ることができる
。このとき、可変分周出力5IINの立上がりと各時刻
との差は、tO〜t12でそれぞれ0. 3.  El
、  9. 2. 5. 8. 1. 4. 7゜0、
 3. 8である。従って、この値を補正値として用い
れば、所望とするタイミングの分周出力S10を得るこ
とができる。波形Jはその補正量を示すが、各補正量は
一つ前の値から7だけ減算した値になっている。これは
、前記した差分−7に相当する。そして、この演算をし
た値が波形Gに示す演算出力S13である。ここで、演
算手段14による演算は、各時刻より後で、かつ次の補
正が始まる前までの間に行なえばよい。回倒では波形図
CIに示す可変分周出力5illを用い、この信号の立
上がりに同期して演算している。
一方、可変分周手段12における分周比の切換えは、一
つ前の演算出力S13が7以上のとき4分周、7未満の
とき3分周とすればよい。これは、切換手段16におい
て演算出力S13を所定値(ここでは7)と大小比較し
て出力を得、この大小比較出力を可変分周出力SI I
Nの立ち下がりでラッチして切換信号S14を作成し、
この切換信号S14で切り換えればよい。回倒では波形
Iに示す切換信号S14がロウのとき分周比N=3、ハ
イのときN=4としている。
ここで、大小比較に用いた所定値は前記した差分−7に
対応している。これは、一つ前の補正値が7未滴の場合
は次の補正値が3以上であること、即ち、次の分周比が
小さくなることを現わしている。
以上の如くして、可変分周手段12の可変分周出力Sl
lに同期して演算手段14で演算し、その演算出力S1
3に応じて可変分周手段12における分周比の切り換え
と、補正手段15におけるタイミング補正とを行ない、
補正手段15より所望とする周波数(30Hz)の分周
出力SIOを得ることができる。然るに、1/nの周波
数になったCTL信号S3でなく、分周出力SIOを用
いることにより通常再生時と同じ周波数でスロー再生時
のサーボ(位相制御)を実現できる。
なお、上記の説明では可変分周手段12の可変分周出力
5IINの立上がりをタイミング補正し、可変分周出力
5illの立上がりに同期して演算する場合について示
したが、これに限定されるものではない。また、演算手
段14はハード的に構成する場合はダウンカウンタで減
算器を構成すればよく、ソフト的に構成する場合はマイ
クロコンピュータで減算のプログラムを実行させること
で可能である。
マイクロコンピュータを用いて具現する場合は演算手段
14のみに限らず、位相比較手段8、速度比較手段9、
混合手段lO1差分検出手段13、補正手段15及び切
換手段16も全てソフト処理が可能なことは言うまでも
なく、補正手段15は位相比較手段8に含めて処理して
もよい。
第5図は通常再生時における第3図の分周手段11の動
作例を示す波形図である。第4図のスロー再生時と異な
る点は、CTL信号S3が30H2で、FG倍信Slが
2倍(一般にはn倍)の周波数で得られる点である。す
なわち、波形りに示すように各時刻tO,t1.t2.
...毎にCTL信号S3が得られる。
ここに、各時刻は第4図と同じ時刻を刻んだものである
。なお、考え方は第4図場合と同様であるから時刻t2
以降は省略して示した。さらに、FG倍信Slの分解能
をlOとし、補正手段15の補正の細かさ(分解能)は
FG倍信Slの周期の1/10とした例を示した。これ
は、補正手段15に用いるクロックの周波数をスロー再
生時のクロックの2倍(一般にはn倍)にした例である
今、分周出力SIOとFG倍信Slの周期比は6.6で
あるから、クロックのパルス数に換算すれば66である
。従って、演算手段14は可変分周出力Sllに同期し
て4だけ減算する構成とすればよい。この減算値は70
から66を引いた値であり、FG信号S1の整数倍の周
期に対する差分である。言うまでもなく、アップカウン
タを用いるのであれば、66から60を引いた差分値6
を加算する演算を行なえばよい。時刻tO〜t2はFG
倍信Slの6.6倍の周期(これは分周出力SIOの周
期である)を刻んだものである。
以上のことから、可変分周手段12は分周比を6と7で
切換えればよく、切換手段16は4を所定値として演算
出力S13との比較を行なえばよく、演算手段14は分
解能が10であるから9〜Oの間で演算すればよい。ま
た、差分検出手段13も演算手段14に合わせて0〜9
の間で検出動作を行なえばよい。
これにより、波形Kに示す30H2の分周出力S10を
得ることができる。然るに、この分周出力SIOを用い
ることにより通常再生時のサーボ(位相制御)を実現で
きる。
以上説明した本発明の分周手段は、非整数分周の動作例
を数値を交えて行なったものであるが、より一般的な説
明をすると、 (1)まず、分周出力SIOの周波数fPGに対するF
G信号Slの周波数fFGの倍率f FG/ f PG
を求める。
これが前記の3.3及び6.6倍である。
(2)f FG/ f PGの小数位を切り上げたとき
の整数値N1と、切り捨てたときの整数値N2を求める
これが可変分周手段12での分周比であり、前記の値に
対応させればN1=4及び7.  N2=3及び6(N
1=N2+ 1)である。
(3)Nl、N2からf FG/ f PGを引いた差
分に、FG倍信号lの周波数fFGに対する補正手段I
5で用いるクロック周波数fCKの倍率f CK/ f
 FGを掛けて、クロックパルス数に換算した差分M−
1M’を求める。 M−=  (fFG/fPG−Nl
)  ・ fcK/fFG、  M”= (f FG/
 f PG−N2)  ・f CK/ f FGであり
、前記の値に対応させれば、M−=−7及び−4、M斗
=+3及び+6であり、演算手段14における減算値、
加算値である。
なお、上記の説明ではクロック周波数fCKを通常再生
時はスロー再生時のn倍とした例で説明したが、これに
限定されるものではない。
以上、本発明の詳細な説明を中心に行なったが、本発明
は係る非整数分周の出来る分周手段11を用いることに
より、スロー再生時に於ても30 N2の信号をFG倍
信号lを分周して用いることが出来るので、スローサー
ボの性能を飛躍的に向上させることが出来る。また、キ
ャプスタンFG信号Slが位相比較の基準信号S2の周
波数の整数倍で得られない場合でも、基準信号S2と同
一周波数の分周出力SIOを得ることが出来るので、キ
ャプスタンの軸径りおよびFGの歯数Zを任意に選定す
ることのでき、かつ、分周出力SIOをCTL信号S3
にロックした信号とすることが出来るため、CTL信号
S3を用いないでトラッキングサーボが実現できる。
第6図(A)、CB)は分周手段11に付加する新たな
機能を示すブロック図である。
17はCTL信号S3と分周出力S10との周期差を検
出する周期差検出手段であり、検出した周期差信号S1
5により演算手段14の演算値を補正する構成とし、分
周出力SIOの周波数をCTL信号S3の周波数と一致
させている。これにより、分周出力SIOの周波数がC
TL信号S3の周波数と狂っていても、等しくなるよう
に補正することができる。この手段はCTL信号S3が
欠落した場合や判定手段18からのCTL信号5lll
iが中断した場合に、分周出力SIOの周波数がCTL
信号S3の周波数からズレないようにするのに有効であ
る。
18はCTL信号S3の周期が正常か否かを判定し、正
常なときのみCTL信号を出力する判定手段であり、こ
の手段を通過したCTL信号SIBを用いることにより
ノイズ強化ができる。CTL信号S1[iは可変分周手
段12、差分検出手段13、演算手段14及び周期差検
出手段17にCTL信号S3の代わりに入力して用いれ
ばよい。
発明の効果 以上のように本発明は、スローモーション再生時に30
H2の信号(分周出力)を用いてスローモーションサー
ボが出来るようにしたため、スローモーションサーボの
性能を飛躍的に向上させることが出来る。さらに、FG
倍信号非整数分周(整数分周も可)出来る構成(FG周
波数フリー)としたことにより、キャプスタンの軸径り
およびFGの歯数2を任意に選定することが可能となり
、軸径りおよび歯数2の制約を全く受けないキャプスタ
ンサーボが実現できる。また、CTL信号を用いないト
ラッキングサーボが実現でき、CTL信号の欠落やノイ
ズに対して強化できる等、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に於けるスローモーション
サーボ方式のブロック図、第2図は本発明の第2実施例
に於けるスローモーションサーボ方式のブロック図、第
3図は本発明における分周手段の実施例を示すブロック
図、第4図はスロー再生時における第3図の分周手段の
動作例を示す波形図、第5図は通常再生時における第3
図の分周手段の動作例を示す波形図、第6図(A)、(
B)は分周手段11に付加する新たな機能を示すブロッ
ク図、第7図は従来のスローモーションサーボ方式を示
すブロック図である。 7140選択手段、  8000位相比較手段、  9
.。 、速度比較手段、  10.、、混合手段、  12.
、、可変分周手段、  13.、、差分検出手段、  
14.、、演算手段、15.、、補正手段、  1B、
、、切換手段、  17.、、周期差検出手段、  1
8.、、判定手段。 代理人の氏名 弁理士 栗野 重孝 はか1名=27−

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)通常再生時の1/nの速度(但し、nはスローモ
    ーション比)でテープを走行させてスローモーション再
    生を行なう磁気記録再生装置のスローモーションサーボ
    方式であって、スローモーション再生時、1/nの周波
    数に逓降されて再生される1/nコントロール信号にロ
    ックし、かつ前記1/nコントロール信号のn倍の周波
    数の信号をキャプスタンFG信号を分周して作成する分
    周手段を備え、前記分周手段の分周出力をキャプスタン
    サーボ(またはドラムサーボ)の位相制御に用いる構成
    としたことを特徴とするスローモーションサーボ方式。
  2. (2)通常再生時の1/nの速度(nはスローモーショ
    ン比)でテープを走行させてスローモーション再生を行
    なう磁気記録再生装置のスローモーションサーボ方式で
    あって、モード信号により動作態様が切換えられ、通常
    再生時は再生コントロール信号にロックし、かつ前記コ
    ントロール信号と同一周波数の信号を、スローモーショ
    ン再生時は1/nの周波数に逓降されて再生される1/
    nコントロール信号にロックし、かつ前記1/nコント
    ロール信号のn倍の周波数の信号をキャプスタンFG信
    号を分周して作成する分周手段を備え、前記分周手段の
    分周出力をキャプスタンサーボ(またはドラムサーボ)
    の位相制御に用いる構成としたことを特徴とするスロー
    モーションサーボ方式。
  3. (3)分周手段は再生コントロール信号(但し、スロー
    モーション再生時は1/nコントロール信号)によりリ
    セットされると共にキャプスタンFG信号を可変分周す
    る可変分周手段と、前記可変分周手段の出力と前記再生
    コントロール信号とのタイミングの差を検出する差分検
    出手段と、前記差分検出手段の出力が前記再生コントロ
    ール信号(または前記可変分周手段の出力)によりプリ
    セットされると共に前記可変分周手段の出力に同期して
    演算する演算手段と、前記演算手段の出力に応じて前記
    可変分周手段の出力のタイミングを補正する補正手段と
    、前記演算手段の出力に応じて前記可変分周手段の分周
    比を切換える切換手段とを具備したことを特徴とする請
    求項1及び2記載のスローモーションサーボ方式。
  4. (4)再生コントロール信号(但し、スローモーション
    再生時は1/nコントロール信号)と補正手段の出力と
    の周期差を検出する周期差検出手段を備え、前期周期差
    検出手段の出力により演算手段の演算値を補正する構成
    としたことを特徴とする請求項3記載のスローモーショ
    ンサーボ方式。
  5. (5)再生コントロール信号(但し、スローモーション
    再生時は1/nコントロール信号)の周期が正常か否か
    を判定する判定手段を備え、正常なときのみ再生コント
    ロール信号として用いることを特徴とする請求項3及び
    4記載のスローモーションサーボ方式。
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