JPH0145149Y2 - - Google Patents

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JPH0145149Y2
JPH0145149Y2 JP1522283U JP1522283U JPH0145149Y2 JP H0145149 Y2 JPH0145149 Y2 JP H0145149Y2 JP 1522283 U JP1522283 U JP 1522283U JP 1522283 U JP1522283 U JP 1522283U JP H0145149 Y2 JPH0145149 Y2 JP H0145149Y2
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JP
Japan
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transistor
circuit
muting
base
power
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JP1522283U
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JPS59121915U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案はテープレコーダ等に組み込まれる増幅
回路に関し、特に雑音の発生を防止するミユーテ
イング回路に係る。
(ロ)従来技術 一般に音響機器では、電源投入時にシヨツク音
と呼ばれる雑音が発生する。この雑音は音響機器
に組み込まれている増幅回路を構成する増幅素子
の動作状態への移動速度の相違やカツプリングコ
ンデンサーの充電動作に起因して発生する。そし
てこのようにして発生する雑音の中でも前置増幅
回路のように前段に設けられている増幅回路より
発生する雑音信号は後段に設けられている増幅回
路によつて増幅されるためスピーカーより放音さ
れる雑音信号は非常に大きくなり、聴取者に不快
感を与えることになる。斯かる雑音を防止する回
路としてミユーテイングと呼ばれる回路が開発さ
れている。斯かるミユーテイング回路としては電
源投入時に所定時間動作状態になるミユーテイン
グトランジスターを設け、該ミユーテイングトラ
ンジスターによつて雑音信号が出力されないよう
にしたものが一般的である。斯かるミユーテイン
グ回路は、ミユーテイングトランジスターを必要
とするため、回路が複雑になると共に高価になる
という欠点を有している。
(ハ) 考案の目的 本考案は、ミユーテイング用のトランジスター
を特別に設けることなく、ミユーテイング動作を
行なうことが出来るミユーテイング回路を提供し
ようとするものである。
(ニ) 考案の構成 本考案は、増幅素子として設けられているトラ
ンジスターのバイアス状態を変化せしめることに
より、ミユーテイング動作を行なうようにしたも
のである。
(ホ) 実施例 図示した回路は、本考案のミユーテイング回路
の一実施例である。図において、1は磁気テープ
に録音されている信号を再生する磁気ヘツド、2
は前記磁気ヘツド1により再生生された信号が入
力されると共に該信号を増幅する前置増幅回路、
3は前記前置増幅回路2によつて増幅された再生
信号がベースに印加されるトランジスターであ
り、コレクタは抵抗4を介して電源線路5に接続
されていると共にエミツタは抵抗6を介して接地
されている。7は前記トランジスター3のコレク
タ・ベース間に接続されていると共に該トランジ
スター3のベースにバイアス電流を供給する抵
抗、8は該トランジスター3のコレクタにコンデ
ンサー9を介して接続されている出力端子であ
る。10は電源線路5とトランジスター3のベー
スとの間に接続されている時定数回路であり、コ
ンデンサー11及び抵抗12より構成されてい
る。13は前記時定数回路10を構成するコンデ
ンサー11と抵抗12との接続点と接地間に接続
されたダイオードであり、前記コンデンサー11
に充電されている電荷を放電せしめる作用を有し
ている。14は前記抵抗12とトランジスター3
のベースとの間に接続されたダイオードであり、
逆流防止の作用を成すものである。15は前記前
置増幅回路2等への電源供給を制御する電源スイ
ツチである。
以上の如く、本考案は構成されており、次に動
作について説明する。図示した状態において、電
源スイツチ15を閉成すると前置増幅回路2がト
ランジスター3に電源が供給される。斯かる電源
スイツチ15が閉成されると時定数回路10を構
成するコンデンサー11に充電電流が流れ、その
充電電流が抵抗12及びダイオード14を通して
トランジスター3のベースにバイアス電流として
供給される結果該トランジスター3は飽和状態に
なる。該トランジスター3が飽和状態になると増
幅作用が無くなるため、ベースに印加される信号
が出力端子8に出力されることはない。従つて電
源スイツチ15の閉成による電源供給に伴なつて
前置増幅回路2より雑音が発生しても、その雑音
信号は出力端子8に出力されることはない。斯か
る状態のままで時定数回路10によつて設定され
た時間経過するとコンデンサー11への充電電流
が流れなくなる。その結果、トランジスター3の
ベースへのバイアス電流の供給は、抵抗4及び7
を通して行なわれ、該トランジスター3は能動状
態にてバイアスされる。そして斯かる時間経過し
た後は前置増幅回路2は定常動作状態になる。斯
かる状態にて再生操作をするとテープレコーダー
の再生動作状態が構成され、磁気テープに録音さ
れている信号は磁気ヘツド1によつて再生され
る。該磁気ヘツド1によつて再生された再生信号
は、前置増幅回路2に入力されて増幅された後ト
ランジスター3のベースに印加される。該トラン
ジスター3のベースに印加された信号は、該トラ
ンジスター3が能動状態にあるため増幅されて出
力端子8に出力される。従つて該出力端子8に接
続される入力端子を有する増幅器に接続されたス
ピーカーの放音動作によつて使用者はテープの再
生信号を聴取することが出来る。また電源スイツ
チ15を開放すると時定数回路10を構成するコ
ンデンサー11に充電されていた電荷は、ダイオ
ード13を通して速やかに放電される。
また本実施例では、テープレコーダーに組込ま
れた増幅回路に実施した場合について説明したが
他の音響機器に組込まれた増幅回路に適用するこ
とも出来る。
(ヘ) 考案の効果 本考案のミユーテイング回路によれば電源投入
時に発生する雑音即ちシヨツク音が増幅回路より
出力されることを防止することが出来るので使用
者に不快感を与えることはない。また電源投入時
にのみ作用する時定数回路によつて増幅素子とし
て設けられたトランジスターを飽和状態にせしめ
ることによりミユーテイング動作を行なうように
したのでミユーテイングのためのトランジスター
を特別に設ける必要がなく回路構成が簡単になる
という利点を有しており、本考案の実用的価値は
非常に大である。
【図面の簡単な説明】
図示した回路は本考案のミユーテイング回路の
一実施例である。 主な図番の説明、1……磁気ヘツド、2……前
置増幅回路、3……トランジスター、10……時
定数回路、15……電源スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 定常状態にあるとき能動状態にバイアスされる
    と共にそのベースに印加される信号を増幅するト
    ランジスターと、電源投入時前記トランジスター
    のベースに所定時間高バイアス電流を流すべく接
    続された時定数回路とより成り、電源投入時前記
    時定数回路を介して前記トランジスターのベース
    に高バイアス電流を流し、以つて所定時間前記ト
    ランジスターを飽和状態にせしめたことを特徴と
    するミユーテイング回路。
JP1522283U 1983-02-03 1983-02-03 ミユ−テイング回路 Granted JPS59121915U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1522283U JPS59121915U (ja) 1983-02-03 1983-02-03 ミユ−テイング回路

Applications Claiming Priority (1)

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JP1522283U JPS59121915U (ja) 1983-02-03 1983-02-03 ミユ−テイング回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59121915U JPS59121915U (ja) 1984-08-16
JPH0145149Y2 true JPH0145149Y2 (ja) 1989-12-27

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ID=30146555

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JP1522283U Granted JPS59121915U (ja) 1983-02-03 1983-02-03 ミユ−テイング回路

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