JPH0144799Y2 - - Google Patents

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JPH0144799Y2
JPH0144799Y2 JP1986147822U JP14782286U JPH0144799Y2 JP H0144799 Y2 JPH0144799 Y2 JP H0144799Y2 JP 1986147822 U JP1986147822 U JP 1986147822U JP 14782286 U JP14782286 U JP 14782286U JP H0144799 Y2 JPH0144799 Y2 JP H0144799Y2
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JP
Japan
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sealing device
fixed ring
shaft sealing
rubber bellows
end plates
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JP1986147822U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、軸封技術に係るゴムベローズ型のウ
オーターポンプ用軸封装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、回転軸側に担持した回転環と機筐側
に担持した固定環を気密的に摺動して軸封するウ
オーターポンプ用軸封装置の二次シール部の構造
として、第5図に示すように、回転環50を回転
軸51に軸着したインペラ52の嵌合凹部に対し
て断面がL字型の環状体からなるカツプガスケツ
ト53を介して圧入一体化するとともに、該回転
環50と密接摺動する固定環54を、機筐55の
軸孔に圧入嵌着した外筒56に対して摺動自在に
外挿し、固定環54の後端と外筒56の端壁間に
介装したゴムベローズ57の両端部間をスプリン
グホルダ58を介してコイルスプリング59によ
つて弾性付勢したものが使用されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、この種の構成ではゴムベローズ57の
両端は、回転環50および外筒56とそれぞれ接
着剤S,Sによつて固着して二次シール部を構成
しており、軸封装置の組立工程において接着剤の
配合、接着および乾燥等の工程を有し、多大な労
力と時間を要するため、生産コストが高騰する問
題を有していた。
本考案は上記問題に鑑みてなされたもので、組
立工数が低減するとともに、生産コストを引き下
げることができるウオーターポンプ用軸封装置を
提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のウオーターポンプ用軸封装置は、回転
軸側に担持した回転環と、機筐側に支持筒および
該支持筒内のゴムベローズおよびコイルスプリン
グを介して担持した固定環を気密的に対向摺動せ
しめ、上記コイルスプリングが上記ゴムベローズ
の両端に形成した鍔状の端盤を相反する方向に押
圧して、該両端盤を上記固定環の端面および上記
支持筒の端面に圧接した構造を有する軸封装置に
おいて、上記両端盤の上記固定環の端面および上
記支持筒の端面との対向面に、軸方向にエツジ状
に突出し、軸芯に対して同心円状に延びる密接部
を形成したことを特徴とするものである。
〔作用〕
上記構成のウオーターポンプ用軸封装置は、ゴ
ムベローズ両端の鍔状の端盤に形成したエツジ状
の密接部が、コイルスプリングの押圧力によつて
固定環の端面および支持筒の端面と圧接して良好
なシール性を発揮するので、上記両端盤を固定環
端面および支持筒端面と接着剤により接着する必
要がない。
〔実施例〕
以下、本考案ウオーターポンプ用軸封装置の実
施例を図面にしたがつて説明すると、第1図およ
び第2図は第一の実施例を示すものである。
符号1は回転軸2に軸着したインペラ3のボス
部に形成した嵌合凹部4に対して、断面がL字状
環状体のカツプガスケツト5を介して圧入一体化
した回転環である。軸封装置は該回転環1と固定
環6を対向密接摺動して一次シール部を構成する
とともに、回転軸2に外挿した該固定環6の後端
をゴムベローズ7の一端に構成した端盤8と密接
してなるもので、該ゴムベローズ7の他端に構成
した端盤9を機筐10の軸孔11に対して外筒部
13を圧入嵌着した支持筒12の後壁14面と密
接してなる。また、両端盤8,9の当接面には同
芯円状の軸芯と同芯円状の環状突条15からなる
エツジ状の密接部をそれぞれ複数(実施例では2
条である)条構成した周条シール形状16,16
を一体的に構成するとともに、該ゴムベローズ7
に外挿したコイルスプリング17の両端をスプリ
ングホルダ18を介して上記両端盤8,9間に弾
装し、該環状突条15先端のエツジ状密接部15
をそれぞれ固定環2の後端および支持筒12の後
壁14と圧接して二次シール部を構成してなる。
上記構成のウオーターポンプ用軸封装置は、ゴ
ムベローズ7に外挿したコイルスプリング17の
弾性張力によつて固定環6を回転環1に押圧し、
密接摺回動するものである。しかるに該ゴムベロ
ーズ7の両端に構成した両端盤8,9の当接面に
は同芯円状のエツジ状の密接部からなる周条シー
ル形状16,16が一体的に構成されているた
め、組付と同時に二次シール部が構成されるよう
になる。
つぎに第3図および第4図は本考案の他の実施
例を示すものであり、前記実施例と異なる部分の
構成についてのみ説明する。
符号19のゴムベローズは両端盤20,21が
軸芯と直交するように成形されるとともに、該端
盤20,21の各端面は平坦になるものである。
該ゴムベローズ19の両端盤20,21間にはそ
れぞれ断面が略L字状の環状体からなるスプリン
グホルダ22,23を介して、該ゴムベローズ1
9に外挿したコイルスプリング17を弾装し、ス
プリングホルダ22,23の端盤24,25を介
して上記ゴムベローズ19の端盤20,21を固
定環6の後端面と支持筒12の後壁14にそれぞ
れ弾性押圧してなる。上記両スプリングホルダ2
2,23の端盤24,25は外周部が内周部より
軸方向に突出した彎曲した断面を呈しており、該
端盤24,25をゴムベローズ19の端盤20,
21の各背面に沿設してコイルスプリング17に
よつて弾性押圧すると、該端盤20,21の当接
面が褶曲し、軸芯と同芯円状になる周条シール形
状16,16のエツジ状に突出した密接部26,
27を構成し、該周条シール形状16,16が二
次シール部を形成する。
したがつて、上記構成ではゴムベローズ19に
対してスプリングホルダ22,23とコイルスプ
リング17を組み付けることにより、該ゴムベロ
ーズ19の端盤20,21の当接面に二次シール
部を形成するための周条シール形状16,16を
構成するものであり、前記第一の実施例と同様に
組立工数を削減することができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案のウオーターポンプ用
軸封装置は、ゴムベローズの両端盤が、そのエツ
ジ状の密接部においてコイルスプリングの押圧に
より固定環および支持筒に圧接するので、良好な
二次シール部が構成される。またこのため、二次
シール部を接着剤で接着する必要もなくなり、当
該軸封装置の組み立ても簡単になるといつた優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ウオーターポンプ用軸封装置の
第一の実施例を示す軸封部の正断面図、第2図は
同要部の拡大断面図、第3図は他の実施例を示す
軸封部の正断面図、第4図は同要部の拡大断面
図、第5図は従来の軸封装置を示す半裁した正断
面図である。 1…回転環、2…回転軸、3…インペラ、6…
固定環、7,19…ゴムベローズ、8,9,2
0,21,24,25…端盤、10…機筐、12
…支持筒、15…環状突条、16…周条シール形
状、17…コイルスプリング、18,22,23
…スプリングホルダ、26,27…密接部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸側に担持した回転環と、機筐側に支持筒
    および該支持筒内のゴムベローズおよびコイルス
    プリングを介して担持した固定環を気密的に対向
    摺動せしめ、上記コイルスプリングが上記ゴムベ
    ローズの両端に形成した鍔状の端盤を相反する方
    向に押圧して、該両端盤を上記固定環の端面およ
    び上記支持筒の端面に圧接した構造を有する軸封
    装置において、上記両端盤の上記固定環の端面お
    よび上記支持筒の端面との対向面に、軸方向にエ
    ツジ状に突出し、軸芯に対して同心円状に延びる
    密接部を形成したことを特徴とするウオーターポ
    ンプ用軸封装置。
JP1986147822U 1986-09-29 1986-09-29 Expired JPH0144799Y2 (ja)

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JP1986147822U JPH0144799Y2 (ja) 1986-09-29 1986-09-29

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JPS6354891U JPS6354891U (ja) 1988-04-13
JPH0144799Y2 true JPH0144799Y2 (ja) 1989-12-25

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