JP3044283B2 - ベアリングシールとその製造方法 - Google Patents

ベアリングシールとその製造方法

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JP3044283B2 JP8755494A JP8755494A JP3044283B2 JP 3044283 B2 JP3044283 B2 JP 3044283B2 JP 8755494 A JP8755494 A JP 8755494A JP 8755494 A JP8755494 A JP 8755494A JP 3044283 B2 JP3044283 B2 JP 3044283B2
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sealing
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bearing seal
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国広 西嶋
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Uchiyama Manufacturing Corp
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Uchiyama Manufacturing Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • F16C33/78Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
    • F16C33/784Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race
    • F16C33/7843Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc
    • F16C33/7853Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc with one or more sealing lips to contact the inner race

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大量にしかも安価に生
産することを可能とし、密封性に優れかつベアリングへ
の固着性にも優れるベアリングシールとその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ベアリングに装着されるベアリン
グシールは、図面によって説明すると図7に示すよう
に、所望のリング形状に形成された補強環(2)とシー
ルリップを有する密封部材(c)からなっており、その
成形においては該リング状の補強環(2)に弾性体から
なる密封材料を成形金型を用いて加硫成型し、所望する
形状のベアリングシール(D)を得ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ようなベアリングシール(D)の成型工程においては、
金型内へ前記造形された補強環(2)を正確に載置した
後これの全周面に密封材料を供給して成型硬化させるの
で多量の密封材と成形時間を必要とし、また成型後には
ベアリングシール(D)の内・外両周面に形成された余
剰バリの除去工程を必要とする。
【0004】このような不具合を解消するために、図6
で示す、特開昭54−68882号公報のような、補強
板(a)と共に密封材(b)も同時にプレスパンチ
(3)で打ち抜いて図5に示すベアリングシール(B)
を得る打抜きタイプの製造方法が実施されている。しか
しながらこのベアリングシール(B)の密封性能におい
ては、単純な打ち抜き成形のため、図5に示すように摺
動する突出部(6)の形状がほぼ一つの突出形状に限ら
れてしまい自由度が極めて少なく、装着される条件、例
えば回転数の多少あるいは温度の高低また外部状況など
によっては十分な密封性能が得られない大きな欠点を有
している。
【0005】本発明はこのような欠点に鑑み、成型性及
び密封性が高く製造コストに優れるベアリングシールを
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、図2に示すよ
うに、ベアリング(1、1′)に取り付けられ、その密
封をなすベアリングシール(A)とその製造方法であ
り、図6に示すように密封材(b)の固着された補強板
(a)を固着せしめて、これをプレスパンチ(3)で打
抜いた外周側リング(4)と、前記外周側リング(4)
より小径形状を持つ補強リング(a3)の内周部に弾性
体からなるシールリップ(b4)を成型した内周側リン
グ(5)とを形成し、前記外周側リング(4)と内周側
リング(5)を固着一体化せめたことを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】本発明は、上記した構成をもって下記に示す優
れた作用をなす。すなわち、図6に示すように外周側リ
ング(4)は、剛性のある薄板あるいは帯板などの補強
板(a)の両表面に予め合成ゴムあるいは合成樹脂等の
弾性体からなる密封材(b)を固着せしめてこれをプレ
スパンチ(3)で打抜いて得るが、このとき、圧縮変形
量及び弾性反発力の違いを利用して前記弾性リング(b
2)の周縁を前記補強リング(a1)の周縁より突出す
るよう形成する。(特開昭54−68882号参照)
【0008】一方、内周側リング(5)は、適当な形状
に造形された補強リング(a3)の内周部に弾性体から
なる密封力の高い形状を持ったシールリップ(b4)を
成型して完成する。このようにして形成された両部材
(4)(5)は互いに接する周寸法を持ち、この外周側
リング(4)と内周側リング(5)との接触部を結合せ
しめこれらを一体化してベアリングシール(A)を形成
する。このようにして形成されたベアリングシール
(A)は図2の如く、外周側リング(4)に形成した突
出部(6)をベアリング(1)の嵌合溝(7)へ嵌入し
その突出部(6)の弾性反発作用によって高い固定性と
密封性を得る。これに対して内周側リング(5)のシー
ルリップ(b4)は回転部材にぴったりと摺接しその適
正形状から密封性と耐久性を不安のないものとしてい
る。
【0009】
【実施例】本発明を実施するに、前記外周側リング
(4)と内周側リング(5)を固着一体化せめる一般的
な構造としては、図1に示すように互いにフラット形状
に形成し接着剤等の固着手段によって一体化されるもの
が造形性あるいは固着性さらには価格的に有利であり好
ましい形状であるが、これに限るものでなく、例えば屈
曲部材を接合するとか、あるいはそれぞれに係合部を設
けて互いに係合せしめ一体化する方法も可能である。
【0010】その一例を示すと、図3のように内周側リ
ング(5)の接続部を外周側リング(4)と嵌合できる
ように接触部を折曲げて折曲げ部(8)を形成せしめ、
この折曲げ部(8)を外周側リング(4)の内周縁へ嵌
着させて一体化を図る。このとき外周側リング(4)の
結合部分は弾性リング(b2)の周縁が補強リング(a
1)の周縁より突出する形状に造形されており、該突出
部(6)を内周側リング(5)の折曲げ部(8)の表面
に押し当てることにより該結合部分の強固な密封を図
る。また、より強固な一体化と密封力を得るために図4
のように外周側リング(4)と内周側リング(5)をそ
れぞれが係合できるようにその接触部に折曲げ部(8)
(8´)を形成し、この係合部を結着させて一体化を図
ることも可能である。
【0011】内周側リング(5)のシールリップ(b
4)の造形においては、合成ゴムあるいは合成樹脂等か
らなる弾性体にて型形成するが、摺動するリップ部だけ
の僅かな造形部で事足りるため密封性能と耐久性に優れ
る高価な材料を選択でき、合成ゴムでの例を挙げると、
フッ素ゴム、アクリルゴム、あるいは複雑な配合物から
なるニトリルゴムなどが実施可能となっている。なお、
本発明を説明した実施例ではいづれもベアリングシール
(A)の外径側がベアリング(1)の嵌合溝(7)へ装
着される構造を示したが、該嵌合部が内径側に位置する
構造に対しても対応可能なことは言うまでもない。この
ベアリングシール(A)は、前記実施例として挙げたミ
ニチュアベアリングの如き極小箇所のシール部材となる
ものにおいて極めて有用な形状となり、ベアリング
(1)の嵌合溝(7)に高い精度を期待し得ない箇所へ
の装着を可能とする。
【0012】
【発明の効果】本発明によると、ベアリングシール
(A)の摺動する密封部分は最良材質を用いて最適形状
に造形されたシールリップ(b4)を配置でき、固定部
である嵌合部は弾性リング(b2)の突出部(6)が嵌
まり込むので強力な密封性能と高い固定性能を発揮する
シール構造となった。このように、高い精度の必要なシ
ールリップ(5)のみを要求精度で成型し、嵌合部とか
側面等の他部分は極めて安価な成形材料及び製造方法に
よって造形され、これらを単純に固着一体化せしめてベ
アリングシールを得るため低コストで大量生産を可能と
したものである。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の装着状態を示す断面図である。
【図3】本発明の一体化例を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図5】本発明を使用しない従来の構造を示す断面図で
ある。
【図6】従来例の打ち抜き工程を示す断面図である。
【図7】本発明を使用しない他の従来例の装着状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
A ベアリングシール 1 ベアリング a 補強板 b 密封材 2 補強環 3 プレスパンチ 4 外周側リング a1 補強リング b2 弾性リング 5 内周側リング a3 補強リング b4 シールリップ 6 突出部 7 嵌合溝 8 折曲げ部 8´ 折曲げ部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベアリングに取り付けられその密封をな
    すベアリングシールにおいて、密封材の固着された補強
    板をプレスパンチで打ち抜いて前記密封材からなる密封
    リングの周縁が前記補強板からなる補強リングの周縁よ
    り突出する外周側リングを設けると共に、前記外周側リ
    ングより小径な補強リングの内周部に弾性体からなるシ
    ールリップを成型した内周側リングを設け、前記外周側
    リングと内周側リングを固着一体化してなることを特徴
    とするベアリングシール。
  2. 【請求項2】 ベアリングに取り付けられその密封をな
    すベアリングシールの製造方法において、金属等からな
    る補強板へ弾性体の密封材を固着せしめこれをプレスパ
    ンチで打ち抜いて密封材からなる密封リングの周縁が補
    強板からなる補強リングの周縁より突出した外周側リン
    グを形成すると共に、前記外周側リングより小径に造形
    された補強リングの内周部に弾性体からなるシールリッ
    プを成型せしめて内周側リングを造形し、前記外周側リ
    ングと内周側リングを固着一体化せしめたことを特徴と
    するベアリングシールの製造方法。
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