JPH034857Y2 - - Google Patents

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JPH034857Y2
JPH034857Y2 JP1987192671U JP19267187U JPH034857Y2 JP H034857 Y2 JPH034857 Y2 JP H034857Y2 JP 1987192671 U JP1987192671 U JP 1987192671U JP 19267187 U JP19267187 U JP 19267187U JP H034857 Y2 JPH034857 Y2 JP H034857Y2
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JP
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synthetic resin
lip seal
spring
resin lip
outer periphery
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JP1987192671U
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えばカーエアコン用コンプレツサ
などの機体の回転軸部を軸封するに用いられる軸
封装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種のカーエアコン用コンプレツサな
どに用いられる軸封装置としては、例えばリツプ
型シールがある。
このようなリツプ型シールは、第3図に示すよ
うに、機体のハウジング1に挿通させた回転軸2
の軸周に摺接される合成樹脂製リツプシール3
と、この合成樹脂製リツプシール3をバツクアツ
プしてその変形を防止する金属製バツクアツプリ
ング4と、この金属製バツクアツプリング4の外
側面に設けたゴム製ダストリツプ5とから構成さ
れているとともに、前記合成樹脂製リツプシール
3を、外環であるバツクアツプリング4と内環で
ある他のバツクアツプリング6とでカシメること
により一体的に組付けてなる構成を有している。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記した従来構造のリツプ型シ
ールでは、合成樹脂製リツプシール3とゴム製ダ
ストリツプ5とを別々に製作し、かつ合成樹脂製
リツプシール3を2つのバツクアツプリング4,
6とでカシメることにより各部品を組付けてなる
ことから、部品点数が多くて、組付け工程が複雑
化し、品質が低下するばかりか、コスト高になる
といつた問題があつた。
[考案の目的] 本考案は、上記の事情のもとになされたもの
で、その目的とするところは、部品点数を削減
し、組付け工程の簡素化及び品質の向上を図るこ
とができるようにした軸封装置を提供することに
ある。
[問題点を解決するための手段] 上記した問題点を解決するために、本考案は、
機体のハウジング内に挿通された回転軸の軸周に
接触状態で摺接される合成樹脂製リツプシール
と、この合成樹脂製リツプシールをバツクアツプ
する金属製バツクアツプリングとを具備し、この
バツクアツプリングの外周部に前記合成樹脂製リ
ツプシールの切欠き部が形成された外周部を焼付
け一体化する一方、前記バツクアツプリングの外
側面にゴム製ダストリツプを焼付け一体化し、か
つこのゴム製ダストリツプの外周部を前記バツク
アツプリングの外周部側に被覆抱持させて前記合
成樹脂製リツプシールの切欠き部に焼付け接着し
てなる構成としたものである。
[作用] すなわち、本考案は、上記の構成とすることに
よつて、合成樹脂製リツプシールとゴム製ダスト
リツプとを一体成形することができ、しかも、カ
シメ工程が不要になるため、組付け工程を簡素化
することができるとともに、部品点数を削減化す
ることができ、これによつて、品質の向上及びコ
ストの低下を図ることが可能になる。
[実施例] 以下、本考案を第1図及び第2図に示す一実施
例を参照しながら説明する。なお、本考案に係る
図示の実施例において、第3図に示す従来構造と
構成が重複する部分は、同一符号を用いて説明す
る。
すなわち、本考案は、第1図に示すように、合
成樹脂製リツプシール3をバツクアツプする金属
製バツクアツプリング4の外側面にゴム製ダスト
リツプ5を焼付け一体化し、このゴム製ダストリ
ツプ5の外周部5aを、前記バツクアツプリング
4の外周部4a側に被覆抱持させるとともに、さ
らに、第2図に示すように、前記合成樹脂製リツ
プシール3の外周部3a円周方向に形成された切
欠き部31…に食い込ませるようにして、合成樹
脂製リツプシール3とゴム製ダストリツプ5とを
焼付け接着し一体化してなる構成を有するもの
で、これによつて、合成樹脂製リツプシール3と
ゴム製ダストリツプ5との一体成形でカシメ工程
を不要にし、合成樹脂製リツプシール3と回転軸
2との共廻りを防止する一方、部品点数を削減化
することを可能にしてなるものである。
なお、本考案は、上記した実施例には何等限定
されないものであり、本考案の要旨を変えない範
囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、機体のハウジング内に挿通された回転軸の軸
周に接触状態で摺接される合成樹脂製リツプシー
ルと、この合成樹脂製リツプシールをバツクアツ
プする金属製バツクアツプリングとを具備し、こ
のバツクアツプリングの外周部に前記合成樹脂製
リツプシールの切欠き部が形成された外周部を焼
付け一体化する一方、前記バツクアツプリングの
外側面にゴム製ダストリツプを焼付け一体化し、
かつこのゴム製ダストリツプの外周部を前記バツ
クアツプリングの外周部側に被覆抱持させて前記
合成樹脂製リツプシールの切欠き部に焼付け接着
してなる構成としたことから、合成樹脂製リツプ
シールとゴム製ダストリツプとを一体成形するこ
とができ、しかも、カシメ工程が不要になるた
め、組付け工程を簡素化することができるととも
に、部品点数を削減化することができ、これによ
つて、品質の向上及びコスト低下を図ることがで
きるというすぐれた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る軸封装置の一実施例を示
す要部概略的縦断側面図、第2図は同じく合成樹
脂製リツプシールの一部斜視図、第3図は従来の
軸封装置の一例を示す要部概略的縦断側面図であ
る。 1……機体のハウジング、2……回転軸、3…
…合成樹脂製リツプシール、3a……外周部、3
1……切欠き部、4……金属製バツクアツプリン
グ、4a……外周部、5……ゴム製ダストリツ
プ、5a……外周部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機体のハウジング内に挿通された回転軸の軸周
    に接触状態で摺接される合成樹脂製リツプシール
    と、この合成樹脂製リツプシールをバツクアツプ
    する金属製バツクアツプリングとを具備し、この
    バツクアツプリングの外周部に前記合成樹脂製リ
    ツプシールの切欠き部が形成された外周部を焼付
    け一体化する一方、前記バツクアツプリングの外
    側面にゴム製ダストリツプを焼付け一体化し、か
    つこのゴム製ダストリツプの外周部を前記バツク
    アツプリングの外周部側に被覆抱持させて前記合
    成樹脂製リツプシールの切欠き部に焼付け接着し
    たことを特徴とする軸封装置。
JP1987192671U 1987-12-21 1987-12-21 Expired JPH034857Y2 (ja)

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JP1987192671U JPH034857Y2 (ja) 1987-12-21 1987-12-21

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Publication Number Publication Date
JPH0198367U JPH0198367U (ja) 1989-06-30
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