JP2792007B2 - 軸封装置 - Google Patents

軸封装置

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JP2792007B2
JP2792007B2 JP1203498A JP20349889A JP2792007B2 JP 2792007 B2 JP2792007 B2 JP 2792007B2 JP 1203498 A JP1203498 A JP 1203498A JP 20349889 A JP20349889 A JP 20349889A JP 2792007 B2 JP2792007 B2 JP 2792007B2
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泰人 窪
誠 仲田
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TSURUMI SEISAKUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、水中遠心ポンプ等、水中回転機器における
軸封装置に関するものである。
[従来技術とその問題点] 水中遠心ポンプ等、水中回転機器の軸封装置における
固定密封環取付ハウジングは、従来、鋳物製であり、鋳
造後機械加工によりインローを形成していた。従って、
量産に不向きでコスト高となり、かつ、製品の重量も増
大する。
従来の鋳物製ハウジングの断面形状は第3図のように
なっているが、これを金属板で作るとすれば第4図のよ
うな断面形状となり、プレス加工のみで一体成型するこ
とは困難で、溶接による部材の接合を必要とする。
そしてハウジングが鋳物製であっても、金属板製であ
っても、これに固定密封環および緩衝パッキングが装着
されるものであるため、メカニカルシール取付長を短小
化することは困難であり、部品数も多いためローコスト
には生産し得ないことになる。
特に、メカニカルシールとダストシールとを併設する
ダブルシールタイプの軸封装置においては、更に機器の
軸長が長くなり、小型軽量化の要請と相容れないという
憾みがある。
しかも、上記ダブルシープタイプの軸封装置では、リ
ップ型パッキングのリップ先端部をポンプ軸の外周面へ
対接させることにより、ラジアル方向の摺動密封面を構
成しているため、ポンプ軸の磨耗を生じるという欠点が
ある。また、水圧が洩れを拡大する方向へ次第に働くた
め、初期的効果があるにとどまり、軸封効果は経時的に
減少する。
[発明の目的] 本発明の目的は第1に、ダブルシールタイプの軸封装
置において、固定密封環を支承するハウジングを金属板
製となし、しかもその金属板製ハウジングを、溶接によ
る部材接合が不要で、プレス加工のみで容易に成型し得
る構造となし、かつ、部品点数も少なく組立工数も削減
し得て、小型軽量な製品をローコストに提供せしめるこ
とにある。
本発明の目的の第2は、ダストシールの機能に優れ、
ポンプ軸を磨耗せしめない軸封装置を提供することにあ
る。
[発明の構成] 本発明に係る軸封装置では、メカニカルシールとダス
トシールとを併設する軸封装置において、 金属板で作られた取付ハウジングの軸孔周辺部の表裏
に、夫々硬質被膜層を環状に形成して、表側の硬質被膜
層にメカニカルシール側の回転密封環を対接させ、裏側
の硬質被膜層にはダストシール側のリップ型パッキング
を対接させることにより、これら両対接面間に夫々摺動
密封面を構成せしめ、 また、金属板で作られた取付ハウジングの軸孔周辺部
を環状に打出して、表側に凸環を形成すると共にその裏
側に凹環を形成させ、凹環の溝底面および凸環の表面に
夫々硬質被膜層を環状に形成して、凸環側の硬質被膜層
にメカニカルシール側の回転密封環を対接させ、凹環側
の硬質被膜層にはダストシール側のリップ型パッキング
を対接させることにより、これら両対接面間に夫々摺動
密封面を構成せしめるものである。
[実施例] 実施態様を例示した図面について説明すると、1は金
属板製の取付ハウジングであって、板体に穿設された軸
孔2の周辺部を環状に打出して、表側に凸環4を形成す
ると共にその裏側に凹環3を形成させる。そして凹環3
の溝底面および凸環4の表面には、セラミックス、超硬
合金等のコーティングを施すことにより、夫々硬質の被
膜層5a,5bを環状に形成し、凸環4側の硬質被膜層5aに
メカニカルシール側の回転密封環6aを対接させて該対接
面間に摺動接触面を構成せしめるのである。7は回転密
封環6aを硬質被膜層5aへ圧接させるための押圧スプリン
グである。
本発明を水中遠心ポンプの軸封装置に適用した場合に
は、上部取付ハウジング1′内における凹環3′内には
ポンプ軸8を支承する軸受9が嵌着せられ、下部取付ハ
ウジング1内における凹環3内には羽根車10のボス部11
が嵌入せられることになる。
前記リップ型パッキング6bは、ゴム或は合成ゴム等の
弾褥性材料でV字状に作られており、凹環3内におい
て、嵌め合わせ部がポンプ軸に嵌着され、リップ部が硬
質被膜層5bへ対接することにより摺動密封面を構成し
て、ダストシールの作用を司るのである。そしてポンプ
駆動時には、水圧がリップ部を硬質被膜層5bの形成面へ
押圧するよう作用して、ダストシール機能が高められる
ことになる。
[効 果] 本発明による効果の第1として、金属板製の取付ハウ
ジング1が、溶接による部材接合を必要とすることな
く、プレス加工のみで一体成型して得られ、固定密封環
およびそれを支承す緩衝パッキングを必要としないた
め、部品点数が削減されてメカニカルシールの取付長を
短小化し得られ、組立工数も少なくなり、小型軽量な製
品をローコストに提供することができる。
本発明による効果の第2として、リップ型パッキング
6bのリップ部はポンプ軸8に摺接することなく、軸孔周
辺部裏面の硬質被膜層5bと摺接するのであるから、長期
間使用してもポンプ軸8が磨耗することはない。また、
ポンプ駆動時には、水圧がリップ部を硬質被膜層5bの形
成面へ押圧するよう作用するので、ダストシール機能が
高められるという利点が伴うのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明軸封装置を水中遠心ポンプに施したた事
例を示す要部縦断側面図、第2図は本発明装置における
取付ハウジングの要部縦断側面図、第3図は従来の鋳物
製ハウジング構造による軸封装置を備えた水中遠心ポン
プの要部縦断側面図、第4図は金属板によって従来の鋳
物製ハウジングと均等構造に成型した事例を示す要部縦
断側面図である。 1……取付ハウジング、3……凹環、4……凸環、5a…
…凹環側の硬質被膜層、5b……凸環側の硬質被膜層、6a
……回転密封環、6b……リップ型パッキング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16J 15/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メカニカルシールとダストシールとを併設
    する軸封装置において、金属板で作られた取付ハウジン
    グ(1)の軸孔周辺部の表裏に、夫々硬質被膜層(5a,5
    b)を環状に形成して、表側の硬質被膜層(5a)にメカ
    ニカルシール側の回転密封環(6a)を対接させ、裏側の
    硬質被膜層(5b)にはダストシール側のリップ型パッキ
    ング(6b)を対接させることにより、これら両対接面間
    に夫々摺動密封面を構成せしめたことを特徴とする軸封
    装置。
  2. 【請求項2】メカニカルシールとダストシールとを併設
    する軸封装置において、金属板で作られた取付ハウジン
    グ(1)の軸孔周辺部を環状に打出して、表側に凸環
    (4)を形成すると共にその裏側に凹環(3)を形成さ
    せ、凹環(3)の溝底面および凸環(4)の表面に夫々
    硬質被膜層(5a)(5b)を環状に形成して、凸環(4)
    側の硬質被膜層(5a)にメカニカルシール側の回転密封
    環(6a)を対接させ、凹環(3)側の硬質被膜層(5b)
    にはダストシール側のリップ型パッキング(6b)を対接
    させることにより、これら両対接面間に夫々摺動密封面
    を構成せしめたことを特徴とする軸封装置。
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