JPH1130152A - ブリッジを有するシリンダ・クランク・ハウジングおよびその製造方法 - Google Patents
ブリッジを有するシリンダ・クランク・ハウジングおよびその製造方法Info
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- JPH1130152A JPH1130152A JP10110204A JP11020498A JPH1130152A JP H1130152 A JPH1130152 A JP H1130152A JP 10110204 A JP10110204 A JP 10110204A JP 11020498 A JP11020498 A JP 11020498A JP H1130152 A JPH1130152 A JP H1130152A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/02—Cylinders; Cylinder heads having cooling means
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 圧力ダイカスト技術による製造が可能であ
り、機械的強度に優れ、熱による伸びを最低限に保持す
ることができるシリンダ・クランク・ハウジングを提供
する。 【解決手段】 シリンダ穴１２、１３を同心円的に取り
囲む冷却媒体のジャケット・チャンバー１８を有し、該
ジャケット・チャンバーがシリンダ管壁１４、１５およ
び冷却媒体のジャケット壁１６により形成され、ジャケ
ット・チャンバーデッキ面で部分的に終結しているシリ
ンダ・クランク・ハウジングであって、鋳物壁面２０、
２２はデッキ面から見たとき切込みが無く、ブリッジ２
３〜２８がジャケット・チャンバーに挿着され、シリン
ダ管壁とジャケット壁とが限定された領域で互いに連結
されて、冷却媒体が自由に流通できる冷却媒体流通穴が
形成され、或いは連続的に連結されて、ジャケット・チ
ャンバーがデッキ面で完全に終結している。
り、機械的強度に優れ、熱による伸びを最低限に保持す
ることができるシリンダ・クランク・ハウジングを提供
する。 【解決手段】 シリンダ穴１２、１３を同心円的に取り
囲む冷却媒体のジャケット・チャンバー１８を有し、該
ジャケット・チャンバーがシリンダ管壁１４、１５およ
び冷却媒体のジャケット壁１６により形成され、ジャケ
ット・チャンバーデッキ面で部分的に終結しているシリ
ンダ・クランク・ハウジングであって、鋳物壁面２０、
２２はデッキ面から見たとき切込みが無く、ブリッジ２
３〜２８がジャケット・チャンバーに挿着され、シリン
ダ管壁とジャケット壁とが限定された領域で互いに連結
されて、冷却媒体が自由に流通できる冷却媒体流通穴が
形成され、或いは連続的に連結されて、ジャケット・チ
ャンバーがデッキ面で完全に終結している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、１つまたは複数の
シリンダ穴と、該シリンダ穴を実質的に同心円的に取り
囲む冷却媒体のジャケット・チャンバーを有し、該冷却
媒体のジャケット・チャンバーがシリンダ管壁および冷
却媒体のジャケット壁により形成され、ジャケット・チ
ャンバーが少なくともデッキ面またはシリンダ・ヘッド
・シート面で部分的に終結しているシリンダ・クランク
・ハウジングまたはシリンダ管部に関する。本発明はま
た、当該シリンダ・クランク・ハウジングの鋳物を製造
する方法に関する。
シリンダ穴と、該シリンダ穴を実質的に同心円的に取り
囲む冷却媒体のジャケット・チャンバーを有し、該冷却
媒体のジャケット・チャンバーがシリンダ管壁および冷
却媒体のジャケット壁により形成され、ジャケット・チ
ャンバーが少なくともデッキ面またはシリンダ・ヘッド
・シート面で部分的に終結しているシリンダ・クランク
・ハウジングまたはシリンダ管部に関する。本発明はま
た、当該シリンダ・クランク・ハウジングの鋳物を製造
する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】内燃機関のエンジンにおいて、上記のタ
イプのシリンダ・クランク・ハウジングは通常使用され
ている。シリンダ・クランク・ハウジングは、シリンダ
・ヘッドが置かれるデッキ面を形成し、クランク・ハウ
ジング軸受けを受けるクランク・ハウジング・チークか
らなる。底部に向かって、シリンダ・クランク・ハウジ
ングは、クランク・ケースの下半分により閉ざされてい
る。
イプのシリンダ・クランク・ハウジングは通常使用され
ている。シリンダ・クランク・ハウジングは、シリンダ
・ヘッドが置かれるデッキ面を形成し、クランク・ハウ
ジング軸受けを受けるクランク・ハウジング・チークか
らなる。底部に向かって、シリンダ・クランク・ハウジ
ングは、クランク・ケースの下半分により閉ざされてい
る。
【０００３】上記のタイプのシリンダ管部は、より大型
の内燃機関用エンジンへの使用が期待される。シリンダ
管部、とくに選択的にシリンダ・ヘッドが置かれたシリ
ンダ管部は、テンション・ロッドによりクランク・ハウ
ジングに固定されている。シリンダ管部とシリンダ・ヘ
ッドは個々に準備され、それらの複数個が互いに連結さ
れる。
の内燃機関用エンジンへの使用が期待される。シリンダ
管部、とくに選択的にシリンダ・ヘッドが置かれたシリ
ンダ管部は、テンション・ロッドによりクランク・ハウ
ジングに固定されている。シリンダ管部とシリンダ・ヘ
ッドは個々に準備され、それらの複数個が互いに連結さ
れる。
【０００４】もし、適切な材料および適切な熱処理が選
択されれば、シリンダ・クランク・ハウジングまたはシ
リンダ管部の鋳物のシリンダ穴は、直接、冷却媒体によ
り冷却されるシリンダ管のシリンダ・ライナーを形成す
ることができる。または、それらは、シリンダ穴と面接
触し、シリンダ・ライナーを形成するいわゆるドライ・
シリンダ・ブッシュに適応させることができる。
択されれば、シリンダ・クランク・ハウジングまたはシ
リンダ管部の鋳物のシリンダ穴は、直接、冷却媒体によ
り冷却されるシリンダ管のシリンダ・ライナーを形成す
ることができる。または、それらは、シリンダ穴と面接
触し、シリンダ・ライナーを形成するいわゆるドライ・
シリンダ・ブッシュに適応させることができる。
【０００５】前記シリンダ・ブッシュは、溶湯により囲
まれる鋳物の中に鋳造されることができ、また、それら
は続いて、完成した鋳物中に挿入されることができる。
まれる鋳物の中に鋳造されることができ、また、それら
は続いて、完成した鋳物中に挿入されることができる。
【０００６】前記冷却媒体のジャケット・チャンバー
は、連続的に流通する冷却媒体により、シリンダ穴の領
域から熱を消散させるために機能する。最初の広く用い
られる使用態様によれば、シリンダ・ヘッドとシリンダ
・クランク・ハウジングは、共通の冷却循環路を形成
し、共通の冷却循環路の内部の冷却媒体は、ジャケット
・チャンバーから、デッキ面に置かれたシリンダ・ヘッ
ドの中に、デッキ面領域にある冷却媒体流通穴を通して
流通する。シリンダ・ヘッドには、その下部に上記冷却
媒体流通穴に対応する冷却媒体流通穴が設けられてい
る。シリンダ・クランク・ハウジングとシリンダ・ヘッ
ドの間には、シールが挿着され、シールには冷却媒体流
通チャンネルのための対応穴が形成される。
は、連続的に流通する冷却媒体により、シリンダ穴の領
域から熱を消散させるために機能する。最初の広く用い
られる使用態様によれば、シリンダ・ヘッドとシリンダ
・クランク・ハウジングは、共通の冷却循環路を形成
し、共通の冷却循環路の内部の冷却媒体は、ジャケット
・チャンバーから、デッキ面に置かれたシリンダ・ヘッ
ドの中に、デッキ面領域にある冷却媒体流通穴を通して
流通する。シリンダ・ヘッドには、その下部に上記冷却
媒体流通穴に対応する冷却媒体流通穴が設けられてい
る。シリンダ・クランク・ハウジングとシリンダ・ヘッ
ドの間には、シールが挿着され、シールには冷却媒体流
通チャンネルのための対応穴が形成される。
【０００７】第２の態様によれば、シリンダ・ヘッドと
シリンダ・クランク・ハウジングの冷却循環路は、互い
に完全に独立している。冷却媒体流通穴が形成されてい
ないシールがシリンダ・ヘッドとシリンダ・クランク・
ハウジングの間に挿着され、冷却ジャケット・チャンバ
ーをデッキ面で終結させる。このように、２つの冷却循
環路は互いに分離している。
シリンダ・クランク・ハウジングの冷却循環路は、互い
に完全に独立している。冷却媒体流通穴が形成されてい
ないシールがシリンダ・ヘッドとシリンダ・クランク・
ハウジングの間に挿着され、冷却ジャケット・チャンバ
ーをデッキ面で終結させる。このように、２つの冷却循
環路は互いに分離している。
【０００８】シリンダ・クランク・ハウジングの鋳物に
ついては、いわゆる開放デッキ形式のもの、および閉鎖
デッキ形式のものが知られている。以下の記載は、上記
の形式のシリンダ管部の鋳物にも適用できる。開放デッ
キ形式の場合、シリンダ管壁は、デッキ面領域における
冷却媒体のジャケット壁に対して完全に自由に位置して
いる。（ドイツ公開特許公報３６３９６９１Ａ１）デッ
キ面から見たとき、冷却媒体ジャケットの境界を決める
壁部は、好ましくは切込みが無い。このことは、この形
式の鋳物をダイカスト技術により製造することを可能と
する。シリンダー穴の方向に軸方向に除去することがで
きるダイ部またはコア部は、冷却媒体のジャケット・チ
ャンバーを形成する。
ついては、いわゆる開放デッキ形式のもの、および閉鎖
デッキ形式のものが知られている。以下の記載は、上記
の形式のシリンダ管部の鋳物にも適用できる。開放デッ
キ形式の場合、シリンダ管壁は、デッキ面領域における
冷却媒体のジャケット壁に対して完全に自由に位置して
いる。（ドイツ公開特許公報３６３９６９１Ａ１）デッ
キ面から見たとき、冷却媒体ジャケットの境界を決める
壁部は、好ましくは切込みが無い。このことは、この形
式の鋳物をダイカスト技術により製造することを可能と
する。シリンダー穴の方向に軸方向に除去することがで
きるダイ部またはコア部は、冷却媒体のジャケット・チ
ャンバーを形成する。
【０００９】閉鎖デッキ形式の場合には、ブリッジが、
デッキ面領域におけるシリンダ管壁と冷却媒体のジャケ
ット壁との間に挿着され、冷却媒体流通穴のサイズを減
少させる。（ＭＴＺ １９９３年、第４２１頁図２およ
び第５７９頁図５）この形式は、より大きな強度を有す
る部材を提供し、シリンダ管壁の断面変形（長円形変
形）を防止することを可能とする。また、一方ではシリ
ンダ管壁の熱による伸びと他方では冷却媒体のジャケッ
ト壁の熱による伸びの実質的な違いをなくす。伸びの違
いは、シールの捩じれおよび損傷をもたらす。これらの
特徴を有するシリンダ・クランク・ハウジングおよびシ
リンダ管部は、分割コアを用い適切な鋳造方法を使用し
て製造することができる。
デッキ面領域におけるシリンダ管壁と冷却媒体のジャケ
ット壁との間に挿着され、冷却媒体流通穴のサイズを減
少させる。（ＭＴＺ １９９３年、第４２１頁図２およ
び第５７９頁図５）この形式は、より大きな強度を有す
る部材を提供し、シリンダ管壁の断面変形（長円形変
形）を防止することを可能とする。また、一方ではシリ
ンダ管壁の熱による伸びと他方では冷却媒体のジャケッ
ト壁の熱による伸びの実質的な違いをなくす。伸びの違
いは、シールの捩じれおよび損傷をもたらす。これらの
特徴を有するシリンダ・クランク・ハウジングおよびシ
リンダ管部は、分割コアを用い適切な鋳造方法を使用し
て製造することができる。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、永久
ダイを用いる圧力ダイカストにより製造することができ
る最初に述べられた形式の鋳物で、開放デッキ形式の代
表的な不利益をこうむることがない鋳物を提供すること
にある。
ダイを用いる圧力ダイカストにより製造することができ
る最初に述べられた形式の鋳物で、開放デッキ形式の代
表的な不利益をこうむることがない鋳物を提供すること
にある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】最初の解決方法は、冷却
媒体のジャケット・チャンバーがシリンダ管壁および冷
却媒体のジャケット壁の鋳物壁面により形成され、この
鋳物壁面は、デッキ面（シリンダ・ヘッド・シート面）
から見たとき、切込みが無いことにある。また、ブリッ
ジが、冷却媒体のジャケット・チャンバー内に挿着さ
れ、シリンダ管壁と冷却媒体のジャケット壁を限定され
た領域で互いに連結し、冷却媒体が自由に流通できる冷
却媒体流通穴が残されるようにすることにある。
媒体のジャケット・チャンバーがシリンダ管壁および冷
却媒体のジャケット壁の鋳物壁面により形成され、この
鋳物壁面は、デッキ面（シリンダ・ヘッド・シート面）
から見たとき、切込みが無いことにある。また、ブリッ
ジが、冷却媒体のジャケット・チャンバー内に挿着さ
れ、シリンダ管壁と冷却媒体のジャケット壁を限定され
た領域で互いに連結し、冷却媒体が自由に流通できる冷
却媒体流通穴が残されるようにすることにある。
【００１２】第２の解決方法は、冷却媒体のジャケット
・チャンバーがシリンダ管壁および冷却媒体のジャケッ
ト壁の鋳物壁面により形成され、この鋳物壁面は、デッ
キ面（シリンダ・ヘッド・シート面）から見たとき、切
込みが無いことにある。また、ブリッジが、冷却媒体の
ジャケット・チャンバー内に挿着され、シリンダ管壁と
冷却媒体のジャケット壁を互いに連続的に連結し、冷却
媒体のジャケット・チャンバーがデッキ面で完全に終結
するようにすることにある。
・チャンバーがシリンダ管壁および冷却媒体のジャケッ
ト壁の鋳物壁面により形成され、この鋳物壁面は、デッ
キ面（シリンダ・ヘッド・シート面）から見たとき、切
込みが無いことにある。また、ブリッジが、冷却媒体の
ジャケット・チャンバー内に挿着され、シリンダ管壁と
冷却媒体のジャケット壁を互いに連続的に連結し、冷却
媒体のジャケット・チャンバーがデッキ面で完全に終結
するようにすることにある。
【００１３】本発明に従う形式の鋳物は、圧力ダイカス
ト技術の利点、例えば薄肉化、製品形状に近い形状のも
のの製造（ニア・ネット形状）、高速鋳造などの利点を
全て利用することを可能とする。それらは開放デッキ形
式の利点である。さらなる利点は、オイル・チャンネル
およびコア穴を予め鋳造することができることにある。
他方、ついで挿着されるシリンダ管壁と冷却媒体のジャ
ケット壁との間のブリッジが機械的強度を高め、熱によ
る伸びを最低限に保持する点において、閉鎖デッキ形式
の利点が、また、完全に利用される。
ト技術の利点、例えば薄肉化、製品形状に近い形状のも
のの製造（ニア・ネット形状）、高速鋳造などの利点を
全て利用することを可能とする。それらは開放デッキ形
式の利点である。さらなる利点は、オイル・チャンネル
およびコア穴を予め鋳造することができることにある。
他方、ついで挿着されるシリンダ管壁と冷却媒体のジャ
ケット壁との間のブリッジが機械的強度を高め、熱によ
る伸びを最低限に保持する点において、閉鎖デッキ形式
の利点が、また、完全に利用される。
【００１４】最初の解決方法は、シリンダ・ヘッドとシ
リンダ・クランク・ハウジングの共通の冷却媒体循環路
を形成するための条件をつくる。第２の解決方法は、シ
リンダ・ヘッドとシリンダ・クランク・ハウジングに対
して分離した冷却媒体循環路を実施することを可能とす
る。特にその利点として、シリンダ・ヘッド・シールの
シール効果が内燃ガスについてのみ要求され、冷却媒体
に対しては要求されない。冷却媒体のジャケット・チャ
ンバーは、流入穴と流出穴を除いて完全に閉鎖されてお
り、分割コアを用いる鋳造方式を実施することでさえ最
も難しい形状が与えられている。
リンダ・クランク・ハウジングの共通の冷却媒体循環路
を形成するための条件をつくる。第２の解決方法は、シ
リンダ・ヘッドとシリンダ・クランク・ハウジングに対
して分離した冷却媒体循環路を実施することを可能とす
る。特にその利点として、シリンダ・ヘッド・シールの
シール効果が内燃ガスについてのみ要求され、冷却媒体
に対しては要求されない。冷却媒体のジャケット・チャ
ンバーは、流入穴と流出穴を除いて完全に閉鎖されてお
り、分割コアを用いる鋳造方式を実施することでさえ最
も難しい形状が与えられている。
【００１５】本発明による鋳物は、好ましくは、アルミ
ニウムまたはマグネシウムの合金から作製され、軽量性
から、乗用車の内燃機関用エンジンに対して広範囲に使
用される。
ニウムまたはマグネシウムの合金から作製され、軽量性
から、乗用車の内燃機関用エンジンに対して広範囲に使
用される。
【００１６】第１の実施形態によれば、ブリッジが成形
部材からなり、該成形部材が溶接されまたは接着され
る。溶接や接着ではなく、かかる成形部材はまた焼き嵌
めやくさび止めにより挿着することもできる。かかる成
形部材の使用は、冷却媒体のジャケットの厚さがある寸
法を超えた場合には、とくに不可欠である。他の形態に
おいては、成形部材は、壁面のステップ（段部）に装着
されることができる。ステップは鋳造または機械加工に
より形成される。このために、シリンダ管軸に対して半
径方向に階段状に切り欠かれ、成形部材が係止する段部
を有する壁部を形成することができる。
部材からなり、該成形部材が溶接されまたは接着され
る。溶接や接着ではなく、かかる成形部材はまた焼き嵌
めやくさび止めにより挿着することもできる。かかる成
形部材の使用は、冷却媒体のジャケットの厚さがある寸
法を超えた場合には、とくに不可欠である。他の形態に
おいては、成形部材は、壁面のステップ（段部）に装着
されることができる。ステップは鋳造または機械加工に
より形成される。このために、シリンダ管軸に対して半
径方向に階段状に切り欠かれ、成形部材が係止する段部
を有する壁部を形成することができる。
【００１７】さらに他の形態によれば、ブリッジが実質
的に溶接材料からなることが可能である。これは、好ま
しくは、比較的小さい半径方向厚さの冷却媒体ジャケッ
トに対して用いられる。しかしながら、この場合、ブリ
ッジを作製するときに、溶接材料が直ちに流出するのを
防止するために、支持部材を最初に挿入または圧入して
おくことができる。
的に溶接材料からなることが可能である。これは、好ま
しくは、比較的小さい半径方向厚さの冷却媒体ジャケッ
トに対して用いられる。しかしながら、この場合、ブリ
ッジを作製するときに、溶接材料が直ちに流出するのを
防止するために、支持部材を最初に挿入または圧入して
おくことができる。
【００１８】ダイを分離するための離型剤が、通常、常
設ダイでの圧力ダイカストにより製造される鋳物に固着
しているので、ブリッジを溶接または接着より形成する
に先立って、少なくともある領域については、離型剤を
最初に除去することが提案される。本発明は、ここに記
載された内容のものに限定されることなく、当業者がな
し得る全ての改変を含む。
設ダイでの圧力ダイカストにより製造される鋳物に固着
しているので、ブリッジを溶接または接着より形成する
に先立って、少なくともある領域については、離型剤を
最初に除去することが提案される。本発明は、ここに記
載された内容のものに限定されることなく、当業者がな
し得る全ての改変を含む。
【００１９】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態を列挙
すると以下のとおりである。 （１）請求項１または２記載のブリッジを有するシリン
ダ・クランク・ハウジングにおいて、ブリッジ（２３、
２４）が溶接された成形部材からなる。
すると以下のとおりである。 （１）請求項１または２記載のブリッジを有するシリン
ダ・クランク・ハウジングにおいて、ブリッジ（２３、
２４）が溶接された成形部材からなる。
【００２０】（２）請求項１または２記載のブリッジを
有するシリンダ・クランク・ハウジング鋳物において、
ブリッジ（２３、２４）が接着された成形部材からな
る。
有するシリンダ・クランク・ハウジング鋳物において、
ブリッジ（２３、２４）が接着された成形部材からな
る。
【００２１】（３）請求項１または２記載のブリッジを
有するシリンダ・クランク・ハウジング鋳物において、
ブリッジがくさび止めされた成形部材からなる。
有するシリンダ・クランク・ハウジング鋳物において、
ブリッジがくさび止めされた成形部材からなる。
【００２２】（４）請求項１または２記載のブリッジを
有するシリンダ・クランク・ハウジング鋳物において、
ブリッジが焼き嵌めされた成形部材からなる。
有するシリンダ・クランク・ハウジング鋳物において、
ブリッジが焼き嵌めされた成形部材からなる。
【００２３】（５）上記（１）〜（４）のいずれかに記
載のブリッジを有するシリンダ・クランク・ハウジング
鋳物において、成形部材（３１）が壁面（２０、２２）
のステップ（段部）に係止している。
載のブリッジを有するシリンダ・クランク・ハウジング
鋳物において、成形部材（３１）が壁面（２０、２２）
のステップ（段部）に係止している。
【００２４】（６）上記（１）〜（５）のいずれかに記
載のブリッジを有するシリンダ・クランク・ハウジング
鋳物において、成形部材が、壁部（１４、１５、１６）
の半径方向に切り欠かれた段部に係止している。
載のブリッジを有するシリンダ・クランク・ハウジング
鋳物において、成形部材が、壁部（１４、１５、１６）
の半径方向に切り欠かれた段部に係止している。
【００２５】（７）請求項１または２記載のブリッジを
有するシリンダ・クランク・ハウジング鋳物において、
ブリッジ（２５、２６）が実質的に溶接材料からなる。
有するシリンダ・クランク・ハウジング鋳物において、
ブリッジ（２５、２６）が実質的に溶接材料からなる。
【００２６】（８）共に鋳造されたシリンダ管を有し、
それぞれ２つの隣接したシリンダ穴（１２、１３）が共
通のシリンダ管壁部（１７）によって区画された請求項
１または上記（１）〜（６）のいずれかに記載のブリッ
ジを有するシリンダ・クランク・ハウジング鋳物におい
て、ブリッジ（２７、２８）が共通の管壁部（１７）に
当接している。
それぞれ２つの隣接したシリンダ穴（１２、１３）が共
通のシリンダ管壁部（１７）によって区画された請求項
１または上記（１）〜（６）のいずれかに記載のブリッ
ジを有するシリンダ・クランク・ハウジング鋳物におい
て、ブリッジ（２７、２８）が共通の管壁部（１７）に
当接している。
【００２７】（９）請求項３または４記載のブリッジを
有するシリンダ・クランク・ハウジング鋳物の製造方法
において、鋳物が圧力ダイカストにより製造される。
有するシリンダ・クランク・ハウジング鋳物の製造方法
において、鋳物が圧力ダイカストにより製造される。
【００２８】（１０）請求項３または４記載のブリッジ
を有するシリンダ・クランク・ハウジング鋳物の製造方
法において、ブリッジが挿着される前に、鋳物に付着し
た離型剤が、少なくともブリッジの挿着領域において除
去される。
を有するシリンダ・クランク・ハウジング鋳物の製造方
法において、ブリッジが挿着される前に、鋳物に付着し
た離型剤が、少なくともブリッジの挿着領域において除
去される。
【００２９】
【実施例】以下に、本発明の好ましい実施例を図面を参
照して説明する。図１は、本発明のシリンダ・クランク
・ハウジング鋳物の冷却媒体ジャケット・チャンバーの
領域におけるシリンダ管の断面図であり、図２は本発明
のシリンダ・クランク・ハウジング鋳物のデッキ面の平
面図である。
照して説明する。図１は、本発明のシリンダ・クランク
・ハウジング鋳物の冷却媒体ジャケット・チャンバーの
領域におけるシリンダ管の断面図であり、図２は本発明
のシリンダ・クランク・ハウジング鋳物のデッキ面の平
面図である。
【００３０】複数のシリンダ穴１２、１３（図面にはそ
のうちの２つが図示される）を有するシリンダ・クラン
ク・ハウジング１１は、実質的に、シリンダ管壁１４、
１５および冷却媒体のジャケット壁１６からなり、ジャ
ケット壁１６はクランク・ハウジングの外壁を構成して
いる。シリンダ穴１２は端部におけるシリンダ穴であ
る。シリンダ管壁１４、１５は、共通の管壁部１７を備
えている。シリンダ管壁１４、１５は、冷却媒体のジャ
ケット壁１６とともに、シリンダ管壁１４、１５に対し
て実質的に同心的に延びる冷却媒体のジャケット・チャ
ンバー１８を形成する。
のうちの２つが図示される）を有するシリンダ・クラン
ク・ハウジング１１は、実質的に、シリンダ管壁１４、
１５および冷却媒体のジャケット壁１６からなり、ジャ
ケット壁１６はクランク・ハウジングの外壁を構成して
いる。シリンダ穴１２は端部におけるシリンダ穴であ
る。シリンダ管壁１４、１５は、共通の管壁部１７を備
えている。シリンダ管壁１４、１５は、冷却媒体のジャ
ケット壁１６とともに、シリンダ管壁１４、１５に対し
て実質的に同心的に延びる冷却媒体のジャケット・チャ
ンバー１８を形成する。
【００３１】図１に示すように、ジャケット・チャンバ
ー１８は、シリンダ管壁１４、１５の壁面２０、２１お
よびジャケット壁１６の壁面２２により区画され、壁面
２０、２１、２２の形態は、デッキ面１９から見たと
き、切込みが無い。デッキ面１９の領域において、ブリ
ッジ２３〜２８が、シリンダ管壁１４、１５とジャケッ
ト壁１６を連結するよう配設される。
ー１８は、シリンダ管壁１４、１５の壁面２０、２１お
よびジャケット壁１６の壁面２２により区画され、壁面
２０、２１、２２の形態は、デッキ面１９から見たと
き、切込みが無い。デッキ面１９の領域において、ブリ
ッジ２３〜２８が、シリンダ管壁１４、１５とジャケッ
ト壁１６を連結するよう配設される。
【００３２】ブリッジ２３は成形部材３１からなる。成
形部材３１は、壁面２０、２２に形成された段部３０、
３２に置かれ、溶接部３３、３５により段部３０、３２
に接合される。
形部材３１は、壁面２０、２２に形成された段部３０、
３２に置かれ、溶接部３３、３５により段部３０、３２
に接合される。
【００３３】ブリッジ２５もブリッジ２３と同様な構成
を有することもできるが、図１においては、ブリッジ２
５が全体的に溶接材料３４からなるものを例示する。本
実施例においては、ブリッジ２３、２５および２４、２
６は、シリンダ管の中心を結ぶ線に垂直に、互いに対向
して配置されている。
を有することもできるが、図１においては、ブリッジ２
５が全体的に溶接材料３４からなるものを例示する。本
実施例においては、ブリッジ２３、２５および２４、２
６は、シリンダ管の中心を結ぶ線に垂直に、互いに対向
して配置されている。
【００３４】ブリッジ２７、２８は、それぞれ、共通の
シリンダ管壁１７とジャケット壁１６の間に配置され
る。冷却媒体のジャケット・チャンバー１８は、シリン
ダ管壁１４、１５に関して実質的に同心円的に延びてい
る。ジャケット・チャンバー１８の半径方向の厚さは流
入および流出条件に適合したものとし、使用態様に応じ
て変えられる。
シリンダ管壁１７とジャケット壁１６の間に配置され
る。冷却媒体のジャケット・チャンバー１８は、シリン
ダ管壁１４、１５に関して実質的に同心円的に延びてい
る。ジャケット・チャンバー１８の半径方向の厚さは流
入および流出条件に適合したものとし、使用態様に応じ
て変えられる。
【００３５】ブリッジは、図３および図４に示すよう
に、シリンダ管壁（１４、１５）と冷却ジャケット壁
（１６）とを互いに連続的に連結するよう、ジャケット
・チャンバー（１８）に挿着されることもできる。この
場合には、ジャケット・チャンバー（１８）がデッキ面
（１９）で完全に終結している。
に、シリンダ管壁（１４、１５）と冷却ジャケット壁
（１６）とを互いに連続的に連結するよう、ジャケット
・チャンバー（１８）に挿着されることもできる。この
場合には、ジャケット・チャンバー（１８）がデッキ面
（１９）で完全に終結している。
【００３６】具体的な構成としては、壁面２０、２１お
よび２３に、連続して段部３０Ａおよび３２Ａを形成
し、この段部３０Ａ、３２Ａに、図２に示すように、ジ
ャケット・チャンバー１８をデッキ面１９から見た形状
と同じ形状に形成された一体の成形部材３１Ａを挿着
し、または複数個に分割された成形部材３１Ａを連続さ
せて挿着し、デッキ面１９側から溶接して連続した溶接
部３３Ａ、３５Ａを形成し、連続ブリッジを構成する。
よび２３に、連続して段部３０Ａおよび３２Ａを形成
し、この段部３０Ａ、３２Ａに、図２に示すように、ジ
ャケット・チャンバー１８をデッキ面１９から見た形状
と同じ形状に形成された一体の成形部材３１Ａを挿着
し、または複数個に分割された成形部材３１Ａを連続さ
せて挿着し、デッキ面１９側から溶接して連続した溶接
部３３Ａ、３５Ａを形成し、連続ブリッジを構成する。
【００３７】図３、図４のそれぞれ左半分に示すよう
に、ジャケット・チャンバー１８をデッキ面１９側から
溶接し、溶接材料３４Ａにより連続的なブリッジを形成
することもできる。
に、ジャケット・チャンバー１８をデッキ面１９側から
溶接し、溶接材料３４Ａにより連続的なブリッジを形成
することもできる。
【００３８】図５に示すように、ブリッジ２３、２５は
成形部材３１Ｂからなり、成形部材３１Ｂは、壁面２
０、２２に形成された段部３０、３２に置かれ、接着剤
３６、３６により段部３０、３２に接合される構成とす
ることもできる。
成形部材３１Ｂからなり、成形部材３１Ｂは、壁面２
０、２２に形成された段部３０、３２に置かれ、接着剤
３６、３６により段部３０、３２に接合される構成とす
ることもできる。
【００３９】また、とくに図示されてはいないが、図５
に示すものと同様、壁面２０、２２に段部３０、３２を
形成し、段部３０、３２に成形部材を焼きばめすること
により、ブリッジ２３、２５を形成するようにしてもよ
い。
に示すものと同様、壁面２０、２２に段部３０、３２を
形成し、段部３０、３２に成形部材を焼きばめすること
により、ブリッジ２３、２５を形成するようにしてもよ
い。
【００４０】図６に示すように、例えば、ブリッジ２
３、２４、２５、２６は、くさび形側面３８、３９を有
するように成形され、また、ブリッジ２７、２８は、く
さび形突起３７を備えた形状として、これらのブリッジ
をデッキ面１９から嵌入し、壁面２０、２１、２２にく
さび止めすることによってブリッジを形成することもで
きる。
３、２４、２５、２６は、くさび形側面３８、３９を有
するように成形され、また、ブリッジ２７、２８は、く
さび形突起３７を備えた形状として、これらのブリッジ
をデッキ面１９から嵌入し、壁面２０、２１、２２にく
さび止めすることによってブリッジを形成することもで
きる。
【００４１】
【発明の効果】本発明に従うシリンダ・クランク・ハウ
ジング鋳物は、薄肉化、ニア・ネット形状製品の製造、
高速鋳造など、圧力ダイカスト技術の利点を全て利用す
ることを可能とし、挿着されるシリンダ管壁と冷却媒体
のジャケット壁との間のブリッジは機械的強度を高め、
熱による伸びを最低限に保持する。
ジング鋳物は、薄肉化、ニア・ネット形状製品の製造、
高速鋳造など、圧力ダイカスト技術の利点を全て利用す
ることを可能とし、挿着されるシリンダ管壁と冷却媒体
のジャケット壁との間のブリッジは機械的強度を高め、
熱による伸びを最低限に保持する。
【図１】図２のＡ−Ａ断面で、本発明のシリンダ・クラ
ンク・ハウジング鋳物の冷却媒体ジャケット・チャンバ
ーの領域におけるシリンダ管の断面図であり、ブリッジ
が断続的に挿着された場合を示す。
ンク・ハウジング鋳物の冷却媒体ジャケット・チャンバ
ーの領域におけるシリンダ管の断面図であり、ブリッジ
が断続的に挿着された場合を示す。
【図２】本発明のシリンダ・クランク・ハウジング鋳物
のデッキ面の平面図であり、ブリッジが断続的に挿着さ
れた場合を示す。
のデッキ面の平面図であり、ブリッジが断続的に挿着さ
れた場合を示す。
【図３】図３のＢ−Ｂ断面で、本発明のシリンダ・クラ
ンク・ハウジング鋳物の冷却媒体ジャケット・チャンバ
ーの領域におけるシリンダ管の断面図であり、ブリッジ
が連続的に挿着された場合を示す。
ンク・ハウジング鋳物の冷却媒体ジャケット・チャンバ
ーの領域におけるシリンダ管の断面図であり、ブリッジ
が連続的に挿着された場合を示す。
【図４】本発明のシリンダ・クランク・ハウジング鋳物
のデッキ面の平面図であり、ブリッジが連続的に挿着さ
れた場合を示す。
のデッキ面の平面図であり、ブリッジが連続的に挿着さ
れた場合を示す。
【図５】本発明のシリンダ・クランク・ハウジング鋳物
の冷却媒体ジャケット・チャンバーの領域におけるシリ
ンダ管の断面図であり、ブリッジが接着により挿着され
た場合を示す。
の冷却媒体ジャケット・チャンバーの領域におけるシリ
ンダ管の断面図であり、ブリッジが接着により挿着され
た場合を示す。
【図６】本発明のシリンダ・クランク・ハウジング鋳物
のデッキ面の平面図であり、ブリッジがくさび止めによ
り挿着された場合を示す。
のデッキ面の平面図であり、ブリッジがくさび止めによ
り挿着された場合を示す。
１１ シリンダ・クランク・ハウジング １２ シリンダ管 １３ シリンダ管 １４ シリンダ管壁 １５ シリンダ管壁 １６ ジャケット壁（クランク・ハウジング壁） １７ 共通管壁部 １８ ジャケット・チャンバー １９ デッキ面 ２０ 壁面 ２１ 壁面 ２２ 壁面 ２３ ブリッジ ２４ ブリッジ ２５ ブリッジ ２６ ブリッジ ２７ ブリッジ ２８ ブリッジ ３０ 段部 30A 段部 ３１ 成形部材 31A 成形部材 ３２ 段部 32A 段部 ３３ 溶接部 33A 溶接部 ３４ 溶接材料 34A 溶接材料 ３５ 溶接部 35A 溶接部 ３６ 接着剤 ３７ くさび形突起 ３８ くさび形側面 ３９ くさび形側面
Claims (4)
- 【請求項１】 １つまたは複数のシリンダ穴（１２、１
３）と、該シリンダ穴（１２、１３）を実質的に同心円
的に取り囲む冷却媒体のジャケット・チャンバー（１
８）を有し、該ジャケット・チャンバー（１８）がシリ
ンダ管壁（１４、１５）および冷却媒体のジャケット壁
（１６）により形成され、ジャケット・チャンバー（１
８）が少なくともデッキ面（１９）で部分的に終結して
いるシリンダ・クランク・ハウジングであって、ジャケ
ット・チャンバー（１８）はシリンダ管壁（１４、１
５）およびジャケット壁（１６）の鋳物壁面（２０、２
２）により形成され、該鋳物壁面（２０、２２）はデッ
キ面（１９）から見たとき切込みが無く、ブリッジ（２
３〜２８）がジャケット・チャンバー（１８）に挿着さ
れ、シリンダ管壁（１４、１５）とジャケット壁（１
６）とが限定された領域で互いに連結されて、冷却媒体
が自由に流通できる冷却媒体流通穴が形成されているこ
とを特徴とするブリッジを有するシリンダ・クランク・
ハウジング。 - 【請求項２】 １つまたは複数のシリンダ穴（１２、１
３）と、該シリンダ穴（１２、１３）を実質的に同心円
的に取り囲む冷却媒体のジャケット・チャンバー（１
８）を有し、該ジャケット・チャンバー（１８）がシリ
ンダ管壁（１４、１５）および冷却媒体のジャケット壁
（１６）により形成され、ジャケット・チャンバー（１
８）が少なくともデッキ面（１９）で部分的に終結して
いるシリンダ・クランク・ハウジングであって、ジャケ
ット・チャンバー（１８）はシリンダ管壁（１４、１
５）およびジャケット壁（１６）の鋳物壁面（２０、２
２）により形成され、該鋳物壁面（２０、２２）はデッ
キ面（１９）から見たとき切込みが無く、ブリッジ（２
３〜２８）がジャケット・チャンバー（１８）に挿着さ
れ、シリンダ管壁（１４、１５）と冷却ジャケット壁
（１６）とが互いに連続的に連結されて、ジャケット・
チャンバー（１８）がデッキ面（１９）で完全に終結し
ていることを特徴とするブリッジを有するシリンダ・ク
ランク・ハウジング。 - 【請求項３】 １つまたは複数のシリンダ穴（１２、１
３）と、該シリンダ穴（１２、１３）を実質的に同心円
的に取り囲む冷却媒体のジャケット・チャンバー（１
８）を有し、該ジャケット・チャンバー（１８）がシリ
ンダ管壁（１４、１５）および冷却媒体のジャケット壁
（１６）により形成され、ジャケット・チャンバー（１
８）が少なくともデッキ面（１９）で部分的に終結して
いるシリンダ・クランク・ハウジングを製造する方法で
あって、ジャケット・チャンバー（１８）が、シリンダ
壁面（１４、１５）およびジャケット壁（１６）の壁面
（２０、２２）を備えるよう、且つ壁面（２０、２２）
がデッキ面（１９）からみたとき切込みが無いよう鋳造
され、ついで、ブリッジ（２３〜２８）が、シリンダ管
壁（１４、１５）とジャケット壁（１６）とを限定され
た領域で互いに連結し、冷却媒体流通穴が形成されるよ
う挿着されることを特徴とするブリッジを有するシリン
ダ・クランク・ハウジングの製造方法。 - 【請求項４】 １つまたは複数のシリンダ穴（１２、１
３）と、該シリンダ穴（１２、１３）を実質的に同心円
的に取り囲む冷却媒体のジャケット・チャンバー（１
８）を有し、該ジャケット・チャンバー（１８）がシリ
ンダ管壁（１４、１５）および冷却媒体のジャケット壁
（１６）により形成され、ジャケット・チャンバー（１
８）が少なくともデッキ面（１９）で部分的に終結して
いるシリンダ・クランク・ハウジングを製造する方法で
あって、ジャケット・チャンバー（１８）が、シリンダ
壁面（１４、１５）およびジャケット壁（１６）の壁面
（２０、２２）を備えるよう、且つ壁面（２０、２２）
がデッキ面（１９）から見たとき切込みが無いよう鋳造
され、ついで、ブリッジ（２３〜２８）が、シリンダ管
壁（１４、１５）とジャケット壁（１６）とを互いに連
続的に連結し、ジャケット・チャンバー（１８）をデッ
キ面（１９）で完全に終結させるように挿着されること
を特徴とするブリッジを有するシリンダ・クランク・ハ
ウジングの製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19714062.9 | 1997-04-05 | ||
| DE19714062A DE19714062C2 (de) | 1997-04-05 | 1997-04-05 | Zylinderkurbelgehäuse mit geschweißten Brücken |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1130152A true JPH1130152A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=7825520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10110204A Pending JPH1130152A (ja) | 1997-04-05 | 1998-04-06 | ブリッジを有するシリンダ・クランク・ハウジングおよびその製造方法 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0869270A3 (ja) |
| JP (1) | JPH1130152A (ja) |
| KR (1) | KR19980081095A (ja) |
| BR (1) | BR9801149A (ja) |
| CZ (1) | CZ100298A3 (ja) |
| DE (1) | DE19714062C2 (ja) |
| PL (1) | PL325719A1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009121346A (ja) * | 2007-11-15 | 2009-06-04 | Ahresty Corp | セミクローズドデッキ型シリンダブロックを製造する方法及びセミクローズドデッキ型シリンダブロック |
| JP2017089386A (ja) * | 2015-11-02 | 2017-05-25 | 株式会社豊田自動織機 | シリンダブロックおよびエンジン本体 |
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| DE102004051859B4 (de) * | 2004-10-26 | 2017-02-23 | Volkswagen Ag | Gehäuse und Verfahren zur Erzeugung von Kühlstrukturen für ein Gehäuse |
| DE102005043193A1 (de) * | 2005-09-09 | 2007-03-15 | Ks Aluminium-Technologie Ag | Zylinderkurbelgehäuse für Kraftfahrzeuge |
| DE102016102468A1 (de) * | 2016-02-12 | 2017-08-17 | Schaufler Tooling GmbH & Co. KG | Motorgehäuse einer Hubkolbenbrennkraftmaschine und Verfahren zur Herstellung von unterschiedlichen Motorgehäusen für Hubkolbenbrennkraftmaschinen |
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| FR3059049B1 (fr) * | 2016-11-22 | 2020-10-23 | Renault Sas | "bloc-cylindres a tablature semi-fermee obtenu par moulage par injection sous pression" |
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| DE3639691A1 (de) * | 1986-11-20 | 1988-06-01 | Kloeckner Humboldt Deutz Ag | Dieselbrennkraftmaschine |
| JPH01148470A (ja) * | 1987-12-01 | 1989-06-09 | Mazda Motor Corp | アルミ合金製シリンダブロックの製造方法 |
| JPH0815647B2 (ja) * | 1990-06-28 | 1996-02-21 | 宇部興産株式会社 | エンジンブロツクの鋳造装置 |
| JPH06218560A (ja) * | 1993-01-21 | 1994-08-09 | Toyota Motor Corp | シリンダブロックの製造方法 |
| JPH07269410A (ja) * | 1994-02-10 | 1995-10-17 | Toyota Motor Corp | エンジンのシリンダブロック及びその製造方法 |
-
1997
- 1997-04-05 DE DE19714062A patent/DE19714062C2/de not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-03-14 EP EP98104647A patent/EP0869270A3/de not_active Withdrawn
- 1998-04-02 CZ CZ981002A patent/CZ100298A3/cs unknown
- 1998-04-04 KR KR1019980011977A patent/KR19980081095A/ko not_active Application Discontinuation
- 1998-04-06 JP JP10110204A patent/JPH1130152A/ja active Pending
- 1998-04-06 PL PL98325719A patent/PL325719A1/xx unknown
- 1998-04-06 BR BR9801149-9A patent/BR9801149A/pt not_active Application Discontinuation
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2009121346A (ja) * | 2007-11-15 | 2009-06-04 | Ahresty Corp | セミクローズドデッキ型シリンダブロックを製造する方法及びセミクローズドデッキ型シリンダブロック |
| JP2017089386A (ja) * | 2015-11-02 | 2017-05-25 | 株式会社豊田自動織機 | シリンダブロックおよびエンジン本体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR19980081095A (ko) | 1998-11-25 |
| EP0869270A3 (de) | 1999-05-26 |
| DE19714062A1 (de) | 1998-10-08 |
| DE19714062C2 (de) | 1999-01-21 |
| EP0869270A2 (de) | 1998-10-07 |
| CZ100298A3 (cs) | 1998-11-11 |
| BR9801149A (pt) | 1999-09-28 |
| PL325719A1 (en) | 1998-10-12 |
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