JPH0137969Y2 - - Google Patents

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JPH0137969Y2
JPH0137969Y2 JP10524482U JP10524482U JPH0137969Y2 JP H0137969 Y2 JPH0137969 Y2 JP H0137969Y2 JP 10524482 U JP10524482 U JP 10524482U JP 10524482 U JP10524482 U JP 10524482U JP H0137969 Y2 JPH0137969 Y2 JP H0137969Y2
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JP
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gear
output shaft
rotatably
meshes
pin
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JP10524482U
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【考案の詳細な説明】 本考案は車両のハンドル操舵力を軽減するため
に、動力源として電動機を用いる車両用の電気式
動力舵取装置に関し、特に電動機の回転を出力軸
に伝達し、遮断する電気クラツチ装置に係る。
従来この種のクラツチには電磁クラツチが知ら
れているが、摩擦板の摩擦係数が小さいので、摩
擦板の面積を大きくする必要があり、、このため
どうしても大型になる欠点があつた。
本考案はこの欠点を解消し、小型で簡単な電気
クラツチを提供することを目的とし、電動クラツ
チ装置を電動機の回転を出力軸に伝達する伝導装
置内に設けたものである。
以下本考案の実施例を示す図面について説明す
る。
車体に装着されたステアリングギヤ組立1は両
端に十字軸継手5を有する中間軸7を介して出力
軸11に接続している。車体にブラケツト6で装
着されたステアリングコラム組立8は、ステアリ
ングホイール9を上端に装着した入力軸10およ
び出力軸11を回転自在に支承している。ステア
リングコラム組立8には伝導装置2が付設されて
おり、伝導装置2はトルクケーブル4により電動
機3の回転を受け入れている。伝導装置2は入力
軸10と出力軸11を2個の玉軸受26,27お
よび1個の玉軸受29で回転自在に支承する入力
軸側のハウジング30と出力軸側のカバー31を
備えており、ハウジング30とカバー31はイン
ローで芯合わせして嵌合し図示しないボルトによ
り結合されている。入力軸10と出力軸11はト
ーシヨンバー12と2本のピン13により接続さ
れており、トーシヨンバー12に捩れを与えるこ
とにより相対的にも回転することができ、相互に
トーシヨンバー12の大径部に嵌合した針状ころ
軸受28で支承され、滑らかな相対的回転が保証
されている。この入出力軸の相対的な回転は、両
軸の衝合部に設けられたストツパ部14により、
トーシヨンバー12に過大なトルクがかゝらない
ように制限されている。第3図にストツパ部14
の構造を示す。すなわち、入力軸10の端部には
2個の突起32が設けられ、出力軸11の端部に
設けた2個の切欠き33に所定のすきまをもつて
嵌合し、すきま分の相対的回転を許容された後、
突起32と切欠き33が係合するようになつてい
る。入出力軸10,11は互に向き合つたフラン
ジ部15,16を有し、入力軸のフランジ部15
には2本のピン17が圧入固定され、、ピン17
は遊星歯車19が回転可能に嵌合し、出力軸のフ
ランジ部16にも同様2本のピン18がフランジ
部16の両側に突き出して圧入固定され、ピン1
8の入力軸10側に突き出た部分に遊星歯車20
が回転可能に嵌合しており、双方の遊星歯車1
9,20は共通するサンギヤ21に噛み合つてい
る。サンギヤ21は入力軸10および出力軸11
のフランジ部の間の軸部において出力軸11に回
転可能に支承されている。また、入力軸10の遊
星歯車19はハウジング30に回転可能に嵌合し
たリングギヤ22に噛み合い、出力軸の遊星歯車
20はハウジング30に回転できぬように嵌合し
たリングギヤ23に噛み合つており、これらで第
1の2組の遊星歯車組を構成している。入力軸側
のリングギヤ22の外周面には切欠き34が設け
られており、ここにピン24の球状の頭部が嵌合
している。ピン24の他端はスプール25の中央
部に設けた穴37に嵌合固定されており、、スプ
ール25はハウジング30に設けた入力軸10と
直交する方向の穴39に摺動可能に嵌合してい
る。穴39は第4図に示すように両端を蓋83で
閉ぢられており、蓋83とスプール25の間には
ばね35がそれぞれ介装されており、ばね35は
適当なセツト荷重をもつてスプール25を中立位
置に保持する。また、一方の蓋83には、ポテン
シヨメータ、差動トランス、パルスエンコーダ等
スプール25の位置を検出し、電気信号に変換す
るハンドルトルク検出装置36が固定されてお
り、スプール25の一端に固定されたピン85が
蓋83に設けられた穴を通つてハンドルトルク検
出装置36の内部に出入りする。なお、第4図中
符号38はピン24の移動を可能にするためハウ
ジング30に設けた穴である。
また、出力軸のフランジ部16に圧入されたピ
ン18の出力軸側に突き出た部分には、遊星歯車
41が回転可能に嵌合し、これに噛み合うリング
ギヤ40がハウジング30に回転不能に固定さ
れ、サンギヤ42は出力軸11の外周で回転可能
に支承されて遊星歯車41と噛み合つている。
また、サンギヤ42にはキヤリヤ43の内周の
スプラインが噛み合つており、キヤリヤ43には
2本のピン44が圧入されていて、ピン44には
それぞれ遊星歯車45が回転可能に嵌合し、遊星
歯車45にはサンギヤ46およびリングギヤ47
が噛み合つており、これらで第2の2組の遊星歯
車組を構成している。サンギヤ46は出力軸11
の外周に回転可能に支承されており、リングギヤ
47はハウジング30に回転可能に嵌合してい
る。リングギヤ47の外周には第5図に示すよう
な斜面を持つた凹部52が多数設けられている。。
ハウジング30の外面に固定されたソレノイド5
3によつて駆動されるピン54がハウジング30
とリングギヤ47の嵌合面に突出可能になつてお
り、ソレノイド53がオンとなつて、図示のよう
にピン54が凹部52に係合すると、リングギヤ
47はハウジング30に対し回転不能となり、ソ
レノイド53がオフになると、ピン54はばね5
5の力で凹部52から抜け出し、リングギヤ47
は回転可能となる。ソレノイド53がオフになつ
てピン54が凹部52から離脱したとき、ピン5
4の反リングギヤ側の端部は、ソレノイド53と
電源を結ぶ電源ライン上に設けた接点77をオフ
とする。一方、サンギヤ46は出力軸11上に針
状ころ軸受69で回転自在に支承された減速歯車
48の内面のスプラインと噛み合い、一体となつ
て回転する。減速歯車48は減速入力軸84上に
設けた小歯車49に噛み合つており、減速歯車4
8および小歯車49はウオームとウオームホイー
ル以外の高効率で正逆回転可能な平歯車、はすば
歯車、傘歯車等であればよい。減速入力軸84は
ハウジング30およびカバー31に2個の小径の
玉軸受50で回転自在に支承され、トルクケーブ
ル4で電動機3に連結し、電動機の回転を少い摩
擦で減速歯車48に伝達する。減速歯車48の回
転はサンギヤ46および遊星歯車45を経てリン
グギヤ47に伝えられるが、リングギヤ47がソ
レノイド53により固定されているときは、遊星
歯車45はリングギヤ47の内周に沿つて自転公
転し、キヤリヤ43を回転させる。キヤリヤ43
の回転はサンギヤ42に伝えられ、サンギヤ42
の回転は遊星歯車41に伝えられるが、リングギ
ヤ40がハウジング30に固定されているので、
遊星歯車41はリングギヤ40の内周に沿つて自
転公転し、出力軸のフランジ部16にその回転を
伝え、出力軸11を回転させる。。リングギヤ4
7がソレノイド53により固定されていないとき
は、リングギヤ47が遊星歯車45により回転さ
せられるので、遊星歯車の公転すなわちキヤリヤ
43の回転が生ぜず、電動機の回転は出力軸11
に伝えられない。
以上のように構成した本考案の電動クラツチ装
置は、電動機の回転を入力軸に減速して伝達する
遊星歯車組のリングギヤを利用してこれにソレノ
イドを付設したものであるので、スペースを取ら
ず、電気の消費も少くてすむ効果がある。また、
電気回路の故障により、電動機が一方向に回転し
つづけて停止しない場合、または電動機がロツク
して回転不能になつた場合などに、過大なトルク
によりリングギヤが回転しようとすると、凹部の
斜面がカムの作用をしてピンをソレノイドの電磁
力に打ち勝つて押し戻し、電源ライン上の接点を
オフして電動クラツチ装置をオフにし、舵取装置
を操作不能になつた電動から手動に切り替えるト
ルクリミツターとして働くので、安全性がすこぶ
る向上した。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明考案の実施例を示し、第1図は電
気式動力舵取装置の概念的な側面図、第2図は伝
導装置の拡大縦断面図、第3図は第2図の−
線における拡大横断面図、第4図は第2図の−
線における拡大横断面図、第5図は第2図の
−線における拡大横断面図である。 符号の説明、1……ステアリングギヤ組立、2
……伝導装置、3……電動機、4……トルクケー
ブル、8……ステアリングコラム組立、9……ス
テアリングホイール、10……入力軸、11……
出力軸、12……トーシヨンバー、17,20,
41,45……遊星歯車、21,42,46……
サンギヤ、22,23,40,47……リングギ
ヤ、24……ピン、25……スプール、26,2
7,29,50……玉軸受、30……玉軸受、3
0……ハウジング、31……カバー、34……切
欠き、35……ばね、36……ハンドルトルク検
出装置、43……キヤリヤ、48……減速歯車、
49……小歯車、52……凹部、53……ソレノ
イド、54……ピン、55……ばね、77……接
点。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ハンドル操舵力を軽減するために電動機3の回
    転を出力軸に伝達する電気式動力舵取装置に使用
    され、 電動機の回転を出力軸11に伝達する伝導装置
    2内に設けられる電動クラツチ装置において、前
    記伝導装置は前記出力軸に回転自在に軸支され、
    前記電動機の出力軸に接続されていて前記電動機
    の回転を伝える減速歯車48と、 該減速歯車と噛合し、出力軸に回転可能に嵌合
    する第1のサンギヤ46と、 該第1のサンギヤと噛合する第1の遊星歯車4
    5と、 該第1の遊星歯車と噛合し、前記出力軸を軸受
    を介して支承するハウジング30に回転・停止が
    可能に嵌合する第1のリングギヤ47と、 前記第1の遊星歯車に設けるピン44に回転可
    能に嵌合し、前記第1の該遊星歯車と一体的に前
    記出力軸のまわりを回転するキヤリヤ43と、 該キヤリヤと噛合し、前記出力軸に回転可能に
    嵌合する第2のサンギヤ42と、 該第2のサンギヤと噛合し、前記出力軸のフラ
    ンジ部16に設けるピン18に回転可能に嵌合す
    る第2の遊星歯車41と、該第2の遊星歯車と噛
    合し、前記ハウジングに回転不能に嵌合する第2
    のリングギヤ40と、 からなり、前記電動クラツチ装置は、前記第1の
    リングギヤの外周面に形成される斜面を有する多
    数の凹部52と、 該凹部に係合離脱が可能なピン54と、 前記ハウジングに固定し、正常作動時に該ピン
    を前記凹部に係合するように付勢するソレノイド
    53と、 異常時に前記ソレノイドの付勢力に打ち勝つて
    前記ピンが前記凹部より離脱し、前記ソレノイド
    の電源をオフの状態にする接点77と、 を備えることを特徴とする電気式動力舵取装置の
    電動クラツチ装置。
JP10524482U 1982-07-13 1982-07-13 電気式動力舵取装置の電動クラツチ装置 Granted JPS599973U (ja)

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JPS599973U JPS599973U (ja) 1984-01-21
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