JPH01292944A

JPH01292944A - 電話機

Info

Publication number: JPH01292944A
Application number: JP12197888A
Authority: JP
Inventors: Michihiro Izumi; 通博泉
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1988-05-20
Filing date: 1988-05-20
Publication date: 1989-11-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は電話機に関し、例えば少なくとも受話回路と送
話回路とを具備する電話機に関するものである。

［従来の技術］従来、電話機の通話回路には、ハイブリッドトランスを
用いた防側音回路と、抵抗や能動回路で構成された電子
化防側音回路があり、どちらの回路も送話回路から受話
回路への回り込みを抑制するためのもの゛である。そし
て、ハイブリッドトランスを用いた通話回路の代表的な
ものには、ブースタ形防側音回°路があり、また、電子
化された通話回路を用いたものとしては、抵抗ブリッジ
形防側音回路がある。

［発明が解決しようとしている課題］しかしながら、上記従来例のブースタ形防側音回路や抵
抗ブリッジ形防側音回路では防側音特性が悪く、雑音の
大きい環境下においては送話回路−防側音回路−受話回
路の経路で伝わる騒音側音を完全に防ぐことが出来ない
ために、受話を明瞭に聞き取れないという欠点があった
。

本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、騒音の大
きい環境下での通話時に、オペレータの操作により、通
話回路から送話回路を切断して、受話を明瞭に聞き取れ
る電話機を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］上記目的を達成するために、本発明の電話機は以下の構
成を備える。

即ち、少なくとも受話回路と送話回路とを具備する電話
機であって、オペレータの操作により前記送話回路を他の回路から切
断する切断手段を備える。

［作用コ以上の構成において、騒音の大きい環境下での通話時に
、オペレータの操作により通話回路から送話回路を切断
して、受話回路への騒音側音の回り込みを防止する様に
動作する。

［実施例］以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細
に説明する。

［電話機の説′明　（第１図）コ第１図は、本発明に係る一実施例である電話機１０のブ
ロック図である。図示するように電話機１０は、フック
スイッチ１４、ダイヤル部１６、リンガ１８、通話回路
２０とを備える。そして、電話機１０のフックスイッチ
１４がオンフック状態（端子ｂ＝接続）で加入者線路１
２からの着信があると、リンガ１８が鳴動し、この電話
機１０への着信を音響的に知らせる。ここで、フックス
イッチ１４をオフフック状態（端子ａ：接続）にするこ
とで通話回路２０と加入者線路１２とが接続され通話状
態となる。

また、電話機ｌＯから発信する場合には、オフフック状
態（端子ａ：接続）で電話番号をダイヤルする。この場
合、電話機１０のダイヤル部１６は、そのダイヤルされ
た電話番号を加入者線路１２へ送出する。そして、相手
電話機のオフフックにて通話状態となる。

［通話回路の説明　（第２図、第３図）］次に、本実施
例における通話回路２０について第２図を参照しながら
説明する。図示するように通話路２０はハイブリッドト
ランス３０を用いたブースタ形防側音回路であり、送話
回路２４、受話回路２８、平衡回路網２６、送話スイッ
チ２２と、送話回路２４と等しいインピーダンスの等価
回路３２から構成される。

なお、本実施例では、送話スイッチ２２として第３図で
示すようなブツシュ式切換スイッチを用いて、端子Ｃと
端子ｄとに接続切換して送話回路２４からの信号送出を
停止する。そして、この送話スイッチ２２は、通常（放
している）状態では端子ｄ側に接続している。騒音の大
きい環境下での通話時には、その騒音が送話回路２４か
ら受話回路２８に回り込み、相手からの受話が聞き取り
にくくなることがある。この場合に、送話スイッチ２２
を押すことで端子Ｃ側に接続し、送話回路２４を受話回
路２８から切り放すことにより騒音側音の受話回路への
回り込みを防ぎ、明瞭な受話ができるようになる。

［通話例の説明　（第４図）］以下、本実施例の電話機を利用したＡ、Ｂ三者間での通
話中の一例を第４図のフローチャートに従って説明する
。

例えば、ＡからＢへの発信操作が行われ、Ｂがオフフッ
クにより応答するとＡ、Ｂ三者間の通話が開始する。そ
して、ステップＳＩＯにおいてＡが話している時に、Ｂ
はステップＳ２０の判断、つまり、Ｂの周辺の雑音レベ
ルが高くＡからの受話が聞き取りにくいかどうかを判断
して、聞き取りにくい場合には、ステップＳ３０に進み
、Ｂは自電話機の送話スイッチ２２を操作して端子Ｃ側
に接続する。この操作によりＢは周囲からの騒音側音の
ない状態になりＡの声が聞き易くなる。そして、ステッ
プＳ４０でＡが話し終えるとステップＳ５０に進み、Ｂ
が話し始めるときには、Ｂは送話スイッチ２２を端子ｄ
に接続状態に戻し通常の通話を行う、なお、ステップＳ
２０において、Ａからの受話が聞き易い場合には、通常
の通話を行う。

本実施例によれば、通話者の判断に応じた送話スイッチ
の操作により騒音側音を防止し、通話明瞭度が向上する
。

また、本実施例では送話スイッチを送受器に設けたが、
この送話スイッチは電話機本体に設けることも可能であ
る。

［発明の効果］以上説明したように本発明によれば、騒音側音の大きい
環境下での通話時に、通話回路の送話回路から線路への
信号の送出を停止して、受話回路への騒音側音の回り込
みを防止して受話明瞭度が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る一実施例である電話機のブロック
図、第２図は本実施例による通話回路、第３図は本実施例による送信スイッチを設けた送受器の
外観図、第４図は本実施例による三者間の通話中の部分フローチ
ャートである。図中、１０・・・電話機、１２・・・加入者線路、１４
・・・フックスイッチ、１６・・・ダイヤル部、１８・
・・リンガ、２０・・・通話回路、２２・・・送話スイ
ッチ、２４・・・送話回路、２６・・・平衡回路網、２
８・・・受話回路、３０・・・ハイブリッドトランス、
３２・・・等価回路である。

Claims

【特許請求の範囲】少なくとも受話回路と送話回路とを具備する電話機であ
つて、オペレータの操作により前記送話回路を他の回路から切
断する切断手段を備えることを特徴とする電話機。