JPH01188063A - スピーカホンシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ディジタルスピーカホンシステム（以下スピ
ーカホンシステムという）に関しディジタルボタン電話
、ディジタル電子交換機等において利用される。

（従来の技術） 最近、送受話器を設けない、設けてもそれを取り上げな
いで通話が可能なディジタルスピーカホン（以下、単に
スピーカホンという）が出現して。

両手が自由に使えるハンドフリー電話機として重宝がら
れている。しかしながらハンドフリー電話機必須のスピ
ーカとマイクロホン（以下、単にマイクという）とが近
接して同−筐体上に設けられるため、スピーカ篩がマイ
クに回り込んでハウリングを生ずる欠点がある。従来は
それを回避するため、とくにマイクに指向性をもたせる
例があったが、それとても完全ではなく最近は回り込み
をエコーキャンセラーにより排除することが行われてい
る。

第３図は、そのような従来のスピーカホンシステムを示
し、その第３図（ａ）は構成図で１は時分割スイッチ、
２はディジタルスピーカホン（以下、単に電話機という
）、３は通常電話機２に内蔵されているスピーカホンユ
ニットである。

第３図（ｂ）は上記スピーカホンユニット３の構成を示
しており、４はスピーカ、５はマイクロホン、６はコー
デック等を内蔵した電話機本体、７はディジタルエコー
キャンセラー（以下、Ｅ・キャンセラーと略す）である
。このＥ・キャンセラー７はスピーカ４の出力がマイク
ロホン５から回り込んで生ずるハウリングの原因となる
音声をキャンセルさせる。

このように構成される従来のスピーカホンシステムは、
たとえばタイムスロットを通じてスピーカ４にディジタ
ル音声データＡが、電話機本体６のコープイックを介し
て送出されるとすると、その音声データＡはスピーカ４
から出力され、一部がマイク５に印加され、電話機本体
６においてディジタル音声データに変換され、時分割ス
イッチ１のタイムスロットによって、通話相手の電話機
にエコー（ハウリング）となって出力される。

ここでＥ・キャンセラー７を（ｂ）図のように挿入する
ことにより、上記回り込んだ音声データがキャンセルさ
れる。

すなわち、上記（ｂ）図でスピーカ４から出力されるデ
ータをＡ、そのうちマイク５から回り込む音声データを
Ａ′とすると、Ｅ・キャンセラー７は音声データＡ′を
判断し、それを逆相に印加して受信電話機においてハウ
リングが発生しないようにしている。このように従来の
スピーカホンシステムでは電話機に１対１にＥ・キャン
セラーを対応させてハウリングを排除している。

（発明が解決しようとする問題点） そのため、上記のようなスピーカホンシステムでは、電
話機にスピーカホンユニットを内蔵させる必要があり、
したがって電話機の製造コストが増大する大きな欠点と
なっている。

本発明は上記従来の欠点を排除して、コスト低置なハン
ドフリー通話が可能なスピーカホンシステムの提供を目
的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記の目的を、電子交換機システムまたはボタ
ン電話システムにおいて１時分割スイッチに直接接続可
能なＥ・キャンセラーを設け、通話接続時に、その通話
路に挿入する構成として達成する。

（作　用） 以上のように構成する本発明によれば、電話機が時分割
スイッチにより通話路を形成する場合、通話路形成手段
によってスピーカホンユニットが通話路に挿入されるか
ら、電話機数より少ないスピーカホンユニットによって
経済的にハウリングのない通話が可能になる。

（実施例） 以下１本発明を実施例により図面を用いて詳細に説明す
る。

第１図は本発明の一実施例のスピーカホンシステムの構
成を示す図である。

第１図（ａ）において、８は端末システムとして接続さ
れた電話機（＝スピーカホン）、９は上記電話機等の端
末システムの通話路を形成する時分割スイッチ、１０は
時分割スイッチ９に接続されたＥ・キャンセラー、そし
て１１は通話路接続制御手段である。

このような構成で、いま電話機８が相手電話機と通話状
態になったとすると、それを通話路接続制御手段１１が
検出し、通話状態の電話機８間の通話路にＥ・キャンセ
ラー１０を接続挿入させる。

それにより接続状態で相手電話機８から回り込む音声デ
ータを除去し、通話明瞭な通話が可能になる１通話が終
了してオフフックにされた時点で、上記通話路接続制御
手段１１によりＥ・キャンセラー１０の通話路接続が解
除され、それによってＥ・キャンセラー１０は他の電話
機の通話路に同様に接続挿入するために待機状態に入る
。

第１図（ｂ）はＥ・キャンセラー１０と電話機８との通
話路形成方法を説明する図で、Ｅ・キャンセラー１０か
ら２つの通話路Ａ、Ｂが延びており、それぞれに通話す
る電話機８（図示せず）が通話路接続制御手段１１によ
り接続される。いま通話路Ａにおいて、接続された図示
しない電話機のスピーカから出力される音声データをａ
、その出力の一部がマイクから回り込む音声データをａ
′とする。

また通話路Ｂにおいても全く同様に他方の電話機のスピ
ーカから出力される音声データをす、その一部が戻る音
声データをｂ′とすれば、Ｅ・キャンセラー１０は音声
データａからａ′を判断してキヤンセルし、同様に音声
データｂについても戻りの音声データｂ′がキャンセル
されて除去され。

相手の電話機には、その相手からの戻り音声データのな
い、したがって明瞭な通話が可能になる。

第２図は以上の動作のフローチャートで、まず、電話機
の使用開始が検出され（ステップ１）、使用通話路にＥ
・キャンセラーが接続挿入される（ステップ２）。通話
が完了すると（ステップ３）上記Ｅ・キャンセラーを接
続した通話路を開放する（ステップ４）。

このように本発明は電話機が時分割スイッチにより通話
路を形成しようとする場合に、通話路接続制御手段が時
分割スイッチを制御して、Ｅ・キャンセラーを通話路に
挿入接続し、通話路内に発生するエコー成分をキャンセ
ルして除去するスピーカホンシステムであり、Ｅ・キャ
ンセラーは複数の電話機によって共通に使用される。

（発明の効果） 以上説明して明らかなように本発明は、電話機よりも少
ないＥ・キャンセラーを電話機から別に独立させ、通話
路接続制御手段によって通話の場合のみに通話路を介し
て電話機と接続するようにして、少数のＥ・キャンセラ
ーを多数の電話機で共通に使用することにより、エコー
をキャンセルするものであるから、全電話機のエコーが
経済的にキャンセル可能な効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のスピーカホンシステムを説
明する図、第２図は第１図の動作フローチャート、第３
図は従来のスピーカホンシステムの説明図である。 １．９　・・・時分割スイッチ、２，８　・・・ディジ
タル電話機（電話機と略す）、３・・・スピーカホンユ
ニット、４　・・・スピーカ、５　・・・マイクロホン
、６　・・・電話機本体、７，１０・・・ディジタルエ
コーキャンセラー（Ｅ・キャンセラーと略す）、１１・
・・通話路接続制御手段。 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. スピーカホンの交換接続を行う電子交換機またはボタン
   電話装置において、その時分割スイッチに、通話路によ
   って直接接続可能なディジタル・エコー・キャンセラー
   を複数設け、スピーカホンの通話接続時に、その通話路
   に前記ディジタル・エコー・キャンセラーを挿入接続さ
   せて、エコーをキャンセルすることを特徴とするスピー
   カホンシステム。