JPH01280048A - ジエツト織機のよこ入れ方法および装置 - Google Patents

ジエツト織機のよこ入れ方法および装置

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JPH01280048A
JPH01280048A JP63107608A JP10760888A JPH01280048A JP H01280048 A JPH01280048 A JP H01280048A JP 63107608 A JP63107608 A JP 63107608A JP 10760888 A JP10760888 A JP 10760888A JP H01280048 A JPH01280048 A JP H01280048A
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JP
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weft
speed
loom
period
yarn
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JP63107608A
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English (en)
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Susumu Kawabata
川端 行
Kazunori Yoshida
一徳 吉田
Fujio Suzuki
藤雄 鈴木
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Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/34Handling the weft between bulk storage and weft-inserting means
    • D03D47/36Measuring and cutting the weft
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/34Handling the weft between bulk storage and weft-inserting means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はジェット織機におけるよこ入れ方法およびその
装置に関し、特に織機クランク軸の回転に同期して測長
ローラを回転せしめ、よこ糸を繰り出すようにしたよこ
入れ方法および装置に関するものである。
〔従来の技術〕
ジェット織機では、よこ入れに先立ち、−担よこ入れに
必要な織幅に相当する長さのよこ糸を測長・貯留してお
き、よこ入れ時に貯留したよこ糸をメインノズルによっ
てたて糸間口内へと噴射し、製織が行われている。
従来のよこ糸を測長する装置としては、駆動ローラに圧
接して回転する測長ローラと、この測長ローラの軸と平
行に配設した固定軸に軸支した溝付きガイドとによこ糸
を複数回かけ渡し、測長ローラの回転によりよこ糸を測
長し繰り出す巻き付は式測長装置が実公昭50−139
76号公報に、また、対設した一対の測長ローラと押さ
えローラによりよこ糸を圧接挟持して繰り出し、測長ロ
ーラの回転によって測長する圧接式測長装置が特公昭3
8−21811号公報にそれぞれ提案されている。さら
に、アーム回転式測長装置等もある。
また、測長装置から繰り出されたよこ糸を一担貯留する
装置としては、空気流によって浮遊させるエアプール式
貯留装置、モケット調の付着貯留面に蛇行状に付着させ
る付着式貯留装置、およびドラムの外周に巻き付けるド
ラム式貯留装置ξの3種類のものが知られている。
これ等の従来のジェット織機におけるよこ糸の測長・貯
留とよこ入れの方法および装置において、測長装置とし
ては巻き付は式を用い、貯留装置としてエアプール式を
用いた場合を第8図により詳述する。
糸巻1より張力コントロール2を経て送り出されるよこ
糸Yは織機のクランク軸の回転と同期して回転する測長
ローラ5と、複数本の溝6aをその円周面に穿設したガ
イド6との間をかけ渡されて、複数回巻かれ、一定の速
度で測長されつつ、基部7から噴射される空気流によっ
て貯留パイプ9中に導かれ、貯留パイプ9内に生起され
る矢印A方向の空気流にのせられる。
このよこ糸Yは貯留パイプ9内で7字型に折り返されて
貯留パイプ9の管壁の長手方向に穿設されているスリッ
ト9aから引き出された後、基部7に設けられているガ
イド孔10に挿通され、ついで適時によこ糸Yの把持ま
たは開放を行うグリッパ11を経てガイド10aを通り
、メインノズル12へと導かれる。
よこ入れ開始時期になると、メインノズル12がら空気
が噴射され、その直後にグリッパ11がよこ糸を開放し
、よこ糸Yは貯留パイプ9のスリット9aから引き出さ
れつつ、この噴射流にのって開口されたたて系内にある
エアガイド13の糸飛走通路S中を飛走し、よこ入れさ
れる。そして、織幅分のよこ糸が挿入されると、グリッ
パ11がよこ糸Yを把持してたて系内への飛走を停止さ
せて、よこ入札作業を終了する。
さらに一定速度で回転している測長ローラ5によって一
定速度で繰り出されているよこ糸Yは、貯留パイプ9内
の空気流に浮遊し、グリッパ11によりその先を把持さ
れた状態でガイド孔10との間で7字状に貯留して次回
のよこ入れまで待機させられる。
次回のよこ入れまでに貯留されるよこ糸長は、織機の回
転数やよこ入れ長さによっても異なるが、通常では1回
のよこ入れに必要な長さの2/3程度に設定されている
。従って、貯留中のよこ糸Yは測長ローラ5から比較的
緩速度で貯留パイプ9内に送り込まれ、その後、よこ入
れに伴って高速で引き出されることになる。貯留パイプ
9とガイド孔10との間で7字状に貯留されていた貯留
糸Yの貯留量はよこ入れに伴って徐々に減少してゆき、
ついには基部7の壁面7aとガイド孔10とに屈曲して
掛は渡された状態となる。この状態になるまでのよこ糸
Yの飛送を一般に自由飛走(この時のよこ糸のメインノ
ズル部12通過速度をVρであられす)という6さらに
、これ以降の測長ローラ5からのよこ糸は、貯留パイプ
9に浮遊されることなくメインノズル12に至り、メイ
ンノズル12から噴射される噴射流によってよこ入れさ
れる。この時のよこ糸Yの飛走を一般に拘束飛走という
6自由飛走から拘束飛走に移行してからのよこ糸の進行
速度Vfはよこ糸Yに浮遊部分がないので、測長ローラ
5の周速度、すなわち、よこ糸の引き出し速度に一致す
る。従来の副長装置で使用されている測長ローラの周速
は、織機クランク軸の回転と連動して、Vf=Lo/1
c(Lo ;織幅、tc;織機1サイクルに要する時間
)で与えられる一定の速度(過度運転は除く)で回転し
て糸を測長していた。
第9図には、よこ糸供給速度波形およびよこ糸張力波形
をグラフで示しているが、このグラフにより、よこ糸Y
の自由飛走から拘束飛走へと移行する際のよこ糸メイン
ノズル部通過速度を時間経過とともにみると、第9図(
A)に示すように、よこ糸通過速度VpからVfへと急
速にその速度が低下している。そして、この自由飛走か
ら拘束飛走への移行時のガイド10aとメインノズル1
2間のよこ糸Yの張力Tの変化をみると、第9図(B)
に示すようにパルス状(ピーク値Tp)に増大する。さ
らに拘束飛走の終了時、すなわち、一定長さのよこ糸を
メインノズル部12から供給し終り、グリッパ11がよ
こ糸を把持した時にも、メインノズル部12の糸速が急
激的に測長ローラ5の速度Vfからゼロとなるため、糸
張力Tが再びパルス状(ピーク値To)に増大する。第
9図(A)(B)よりよこ糸速度差と糸張力の関係をみ
るト(Vp  Vf)>(Vf−Vo)t”あればTp
>Toである。このように、よこ糸Yに生ずる糸張力は
、よこ糸速度が急速に減速するときの速度差にほぼ比例
している。
[発明が解決しようとする課題] 織機を高速化しようとすると、自由飛走から拘束飛走に
移る際のよこ糸の速度差(Vp−vf)が増加するため
に、よこ糸張力Tのピーク値Tpが上昇し、飛走する糸
の強さ以上になることがあり、この状態となるとよこ糸
は張力に抗しきれずに糸切れしたり、糸の損傷をまねい
たり、あるいは糸飛走姿勢が乱れ、よこ入れミスが発生
するという問題点があった。
また、エアプール式貯留装置の場合、織機の広幅化に伴
って貯留パイプを長くする必要が生じ、その設置スペー
スを大きくしなければならないという問題もあった。
さらに、付着式貯留装置においても自由飛走から拘束飛
走へ移行する際の糸張力増大に伴う糸切れ、ならびに織
機の広幅化に伴なう貯留装置設置スペース増大の問題が
あった。またドラム式貯留装置においても同様に自由飛
走から拘束飛走へ移行する際の糸切れの問題や織機の広
幅化に伴なうドラム表面への貯留糸巻数の増大により、
巻糸同士のからみ発生頻度が増大し、よこ入れミスの発
生頻度が増すという問題があった。
そこで、本発明は、自由飛走から拘束飛走移行時におけ
るよこ糸張力の急激な増大を抑え、よこ糸切れや糸の損
傷等の発生を防止するとともに。
織機の高速化およびよこ入れの安定化を図り、かつ、貯
留装置の設置ペースを縮小化できるようにしたよこ入れ
方法および装置を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本発明のよこ糸を糸巻きから
連続的に引き出して、所定長さだけ一担貯留、待機させ
た後、よこ糸の飛走開始から貯留、待機させているよこ
糸をメインノズルから噴射する噴射流によりよこ入れす
るまでの自由飛走期間と、前記自由飛走期間が終了した
後よこ糸を糸巻きから引き出しながらメインノズルから
噴射流によりよこ入れする拘束飛走期間との二期間に分
けてよこ糸を適時によこ入れさせるジェット織機のよこ
入れ方法は前記自由飛走期間から拘束飛走期間への移行
時におけるよこ糸拘束飛走速度Vfを。
Vf=Lo/tc (ただし、Loom幅、tc;織機
1サイクルに要する時間)で与えられる速度Vfよりも
高速とすることを特徴とする。
また本発明のよこ糸を糸巻きから連続的に引き出して、
所定長さだけ一担貯留、待機させた後、よこ糸の飛走開
始から貯留、待機させているよこ糸をメインノズルから
噴射する噴射流によりよこ入れするまでの自由飛走期間
と、前記自由飛走期間が終了した後よこ糸を糸巻きから
引き出しながらメインノズルから噴射流によりよこ入れ
する拘束飛走期間との二期間に分けてよこ糸を適時によ
こ入れさせるジェット織機のよこ入れ装置は、所定の局
長を持ち織機クランク軸と同期に回転する回転体よりな
る測長部と、前記測長部から送り込まれたよこ糸をよこ
入れに先立ち貯留・待機させる貯留部と、よこ入れ時の
前記飛走期間から拘束飛走期間への移行時におけるよと
糸引出し速度をVf=Lo/tc (ただしLO;織幅
、tc;織機1サイクルに要する時間)で与えられる速
度Vfより高速とするように前記測長部を変速させる駆
動変速部とを具備する。
[作用コ 本発明のジェット織機のよこ入れ方法によると、糸巻か
ら連続的にVf=Lo/tc (Lo;織幅、tc;織
機1サイクルに要する時間)で与えられるよこ糸引き出
し速度Vfで引き出し測長するよこ糸は、所定の糸長だ
け、−担貯留し、よこ入れ時期まで待機する。その後よ
こ入れ時期がくるとメインノズルからの噴射流にのって
高速で貯留光分が自由飛走によりよこ入れする。貯留光
分がよこ入れし終ると、よこ糸は貯留することなく、測
長部から直接拘束飛走によりよこ入れする。この拘束飛
走期間のよこ糸飛走速度は、Vf=Lo/tcで与えら
れる速度Vfより高速となっている。
これにより自由飛走時から拘束飛走時への移行時期のよ
こ糸飛走速度の速度差が大きければ、その時によこ糸に
かかる引張力は増大するが、拘束飛走速度を速度Vfよ
り高め、よこ糸供給時での急激な飛走速度の減速を緩和
することにより、よこ糸張力のピーク値が低下し、糸切
れや糸の損傷がほとんど無くなる。また、拘束飛走速度
が高まり糸張力のピーク値が低下すればよこ入れ速度を
さらに高めることができ、高生産が可能となる。さらに
、拘束飛走速度を高めることにより、拘束飛走期間に引
き出すよこ糸長さが長くなり、拘束飛走期間に引き出す
よこ糸が長くなった分だけ貯留糸長は短縮し、貯留スペ
ースを縮少することができると共に、貯留糸の引き出し
速度、すなわち、自由飛走期間のよこ糸飛走速度を減速
化できる。
本発明のジェット織機のよこ入れ装置は、所定の周長を
もち、クランク軸と同期して回転しながら、糸巻から連
続的によこ糸を引き出し測長部で所定長さのよこ糸を測
長する。測長したよこ糸は、貯留部に送り込み、よこ入
れに先立ち貯留し、よこ入れ時期まで待機する。よこ入
れ時にはまず貯留していたよこ糸が噴射流にのって自由
飛走でよこ入れする。貯留光分がよこ入れし終るとよこ
糸は貯留することなく測長部から直接拘束飛走でよこ入
れする。この自由飛走から拘束飛走への移行時に測長部
の回転体の回転速度をVf=Lo/1c(LO;織幅、
tc;織機1サイクルに要する時間)で与えられる速度
Vfより高速となるように駆動変速部で変速する。測長
部の回転体が高速となった分、自由飛走速度と拘束飛走
速度とのよこ糸飛走速度の差が緩和し、移行時のよこ糸
張力が低下する。また、拘束飛走速度が高速となった分
よこ糸送り出し量が増加し、貯留糸長を短くでき、貯留
装置を小型化することができる。さらによこ糸張力のピ
ーク値が低下するので織機の回転数を上げることができ
、よこ入れに速度、すなわち、生産性も高まる。
本発明の他の場合としてよこ糸を糸巻きから連続的に引
き出して、所定長さだけいったん貯留・待機させた後、
よこ糸の飛走開始がら貯留・待機させているよこ糸をメ
インノズルから噴射する噴射流によりよこ入れする自由
飛走期間と、前記自由飛走期間が終了した後よこ糸を糸
巻きから引き出しながらメインノズルから噴射流により
よこ入れする拘束飛走期間との二期間に分けてよこ糸を
適時によこ入れさせるジェット織機のよこ入れ装置であ
って。
所定の周長を持ち織機クランク軸と同期して回転する回
転体よりなる測長部と、前記測長部がら送り込まれたよ
こ糸をよこ入れに先立ち貯留・待機させる貯留部と、よ
こ入れ時の前記自由飛走期間から拘束飛走期間への移行
時におけるよこ糸引出し速度をVf=Lo/tc(ただ
し、Lo:織幅。
tc;織機1サイクルに要する時間)で与えられる速度
Vfより高速とするように前記測長部を変速させる駆動
変速部とにより構成し、前記測長部は織機の駆動体と同
一駆動による駆動ドラムと、この駆動ドラムに圧接する
測長ローラとにより構成され、前記駆動変速部は、楕円
ギアを含む非円形ギア列により構成されるとともに、前
記駆動ドラムにより回転する測長ローラは、該非円形ギ
ア列により織機クランク軸の回転に同期して前記クラン
ク軸1回転に1回サイン波状に周速度を変速し、測長ロ
ーラの周速度が最高となるタイミングはよこ糸の自由飛
走期間から拘束飛走期間への移行タイミングとなるよう
設定されていることを特徴とするジェット織機のよこ入
れ装置である。
さらに、他の場合は、よこ糸を糸巻きから連続的に引き
出して、所定長さだけいったん貯留・待機させた後、よ
こ糸の飛走開始から貯留・待機させているよこ糸をメイ
ンノズルから噴射する噴射流によりよこ入れする自由飛
走期間と、前記自由飛走期間が終了した後よこ糸を糸巻
きから引き出しながらメインノズルから噴射流によりよ
こ入れする拘束飛走期間との二期間に分けてよこ糸を適
時によこ入れさせるジェット織機のよこ入れ装置であっ
て、 所定の周長を持ち織機クランク軸と同期して回転する回
転体よりなる測長部と、前記測長部から送り込まれたよ
こ糸をよこ入れに先立ち貯留・待機させる貯留部と、よ
こ入れ時の前記自由飛走期間から拘束飛走期間への移行
時におけるよこ糸引出し速度をVf=Lo/tc (た
だし、LO;織幅。
tc;織機1サイクルに要する時間)で与えられる速度
Vfより高速とするように前記測長部を変速させる駆動
変速部とにより構成し、前記測長部は測長ローラにより
構成し、前記駆動変速部は変速モータとそのコントロー
ラとで構成し、前記測長ローラは、織機クランク軸の回
転に同期して、前記クランク軸1回転に1回のサイン波
状に周速度を変速するとともに、測長ローラの周速度が
最高となるタイミングが、よこ糸の自由飛走期間から拘
束飛走期間への移行タイミングとなるよう前記コントロ
ーラで前記駆動変速部を制御することを特徴とするジェ
ット織機のよこ入れ装置である。
そして、これ等の場合には、自由飛走から拘束飛走に移
行する際のメインノズル部通過速度の低下量が少なく、
それに伴なってよこ糸張力の急激的な増加が緩和し、自
由飛走から拘束飛走移行時の糸切れや損傷をおこす問題
が解消し、移行時のよこ糸速度の低下量が減少するので
、よこ入れミスも低減する。また飛走期間におけるよこ
糸引出し量を増量することができ、その分貯留期間の糸
量が短かくなりその結果貯留面を短縮化でき、貯留部の
設置スペースを縮小化できるものであるが、測長ローラ
の変速手段としてサーボモータを使用することにより、
測長ローラの速度変化が自由に行なえ、変速量設定器へ
の設定を変更するだけで、測長ローラの最適な速度変化
が得られる。このことにより、駆動変速部に非円形ギア
列を用いた場合より、貯留装置の設置スペースの省スペ
ース化を増大させ、さらに、よこ入れの高速化が可能と
なる。
[実施例] 以下図面を参照しつつ本発明のジェット織機のよこ入れ
装置について説明する。
実施例1 本発明によるジェット織機の要部は、駆動変速部、測長
部、貯留部およびよこ糸送り出し部とにより構成してい
る。そしてこの実施例は駆動変速部に非円形ギアのうち
の楕円ギア、測長部に巻き付は式測長ローラ、貯留部に
エアプール式貯留装置をそれぞれ用いたジェット織機の
場合を第1図により詳述する。
駆動変速部■ モジュール2.歯数49の一対の楕円ギア(31,32
)のうちのクランク楕円ギア31は織機クランク軸15
の軸端に固着しており、このクランク楕円ギア31とか
み合っているもう一方の楕円ギアであるピニオン楕円ギ
ア32は軸33一端に固着している。軸33他端にはタ
イミングプーリ34を固着し、タイミングベルト35に
より、測長部■のタイミングプーリ36に連絡している
。軸15,33は機台に軸支されている。ここで用いて
いる楕円ギア(31,32)の離心率(必着の比率)は
0.2である。ここで言う離心率は、クランク楕円ギア
31、ピニオン楕円ギア32の一方の中心軸までの長径
をA、短径をBと測長部■ タイミングプーリ36、駆動ドラム4、測長ローラ5、
糸ガイド6よりなり、タイミングプーリ36と駆動ドラ
ム4は、機台に軸受されている軸37の両端にそれぞれ
固着している。
駆動ドラム4は、テーパ形状をなしていおり、このテー
パ形状の駆動ドラム4面にゴムを被覆した測長ローラ5
が圧接可能に配設している。そして、複数本の溝6aを
その周面に穿設した糸ガイド6は、測長ローラ5軸と平
行な固定軸に軸支している。
貯留部■ 貯留部■の貯留装置は、従来技術の項で述べたエアプー
ル式胛留装置を用いているので、同一部分には同一符号
を付して示し、説明を省略する5以上のように構成され
たよこ入れ装置の作用を説明する。
織機クランク軸15の回転は、楕円ギア(31゜32)
の噛み合いにより、ピニオン楕円ギア32側で変速する
この実施例で使用している離心率0.2の楕円ギアを用
いた場合の、クランク楕円ギア31に対するピニオン楕
円ギア32の角速度比は第3図に示すグラフのようにな
る。すなわち、ピニオン楕円ギア32の回転W2は、ク
ランク楕円ギア31の回転W□(機台クランク軸の回転
)に対し、0.667倍から1.5倍の範囲で、クラン
ク軸15の回転に同期して変速している。ピニオン楕円
ギア32の回転は、タイミングプーリ34がら測長部H
のタイミングプーリ36間で増速し、さらに駆動ドラム
4と測長ローラ5間で増速することにより、よこ入れ長
さに相当する測長ローラ5の一回転量を得ることができ
る。
そこで、糸長を3.6++、織機回転数450rp園の
条件下で測長ローラ5の周速を求めると、クランクギア
1回転毎に18.1*/secから最高速度40 、6
 o+/seeまでの範囲で第5図に示すようなサイン
波状に変速する。
一方、よこ糸Yは、織機クランク軸15の回転と同期し
てサイン波状に変速しながら回転している測長ローラ5
と、複数の溝6aを有するガイド6との間を複数回巻か
れて、糸巻1から張力コントロール2を経て解除される
。この時、滑り止め用のゴムを被覆している測長ローラ
面は、よこ糸Yを滑らせることがなく、確実にその糸長
を測長する。そして、よこ糸Yは貯留装置基部7から噴
射される空気流によって貯留パイプ9に導かれ、貯留パ
イプ9内に生起される矢印入方向の空気流にのる。貯留
パイプ9内を進むよこ糸Yを、パイプ出口近くで7字型
に折り返し、貯留パイプ9の管壁側面の長手方向に穿設
するスリット9aから引き出し、基部7の端部に設けら
れたガイド孔10に挿通し、次いで間欠的によこ糸Yの
把持または解放を行うグリッパ11を経てメインノズル
12へと導く。
よこ入れ時期がくるとメインノズル12がら空気を噴射
し、その直後にグリッパ11がよこ糸Yを解放する。よ
こ糸Yはメインノズル12からの噴射流にのって貯留パ
イプ9からスリット9aを通って引き出されつつ、開口
されているたて系内にあるエアガイド13の糸飛走通路
Sを飛走し、よこ入れする。
一定長のよこ糸Yを送り出すと、グリッパ11が閉じ、
よこ糸Yを把持してよこ入れ操作が終了する。さらに、
変速しながら回転する測長ローラ5により送り出してい
るよこ糸は、貯留パイプ9内の空気流(矢印A方向流)
にのり、貯留パイプ9内を浮遊しながらグリッパ11に
より進行を止められているのでガイド孔10との間で7
字状に貯留した状態で次回のよこ入れ時期まで待機する
ここで、グリッパ11がよこ糸Yを開放している期間、
すなわち、グリッパ11が開きよこ糸Yを開放するタイ
ミングからグリッパ11が閉止しよこ糸Yを把持するタ
イミングまでを、織機のりランク軸15の回転角度から
みて、120度から260度までの140度の間に設定
し、測長ローラ5の周速が最高となるタイミングをクラ
ンク角度として190度から245度の間に設定すると
、よこ入れ経過としてよいことが実験により明らかとな
った。言い換えると、グリッパ11の閉じるタイミング
よりクランク角度が15度から70度前が、自由飛走か
ら拘束飛走への移行タイミングであると言えるので、こ
の自由飛走から拘束飛走への移行する範囲内に測長ロー
ラ5の周速が最高(40、6m/5ee)となるタイミ
ングを設定する。
このようにすると、自由飛走から拘束飛走への移行時の
よこ糸飛走速度Vfは測長ローラ5の周速が高速となっ
た分、高速となる。
なお、この実施例においては副長ローラの変速手段に楕
円ギアを用いているが、この変速手段としてその他の形
状をした非楕円形ギアあるいは非円形タイミングプーリ
によるベルト駆動を用いて構成することも可能である。
次に、よこ糸Yの自由飛走から拘束飛走に移行する際の
メインノズル通過速度(飛走曲線)とよこ糸の張力の変
化を第4図を参照してみると、実線で示す本発明による
方法および装置で送り出すよこ糸Yの自由飛走から拘束
飛走に移行する際のメインノズル部通過速度の低下量、
すなわち、自由飛走速度Vρから一点鎖線で示すよこ糸
引出速度Vf工への低下量(Vp−Vf□)は、測長ロ
ーラ5がLo/1c(Lo;織幅、tc;織機1サイク
ルに要する時間)で与えられる速度で一定に回転してい
る従来の場合(第4図点線で示されているグラフ)のメ
インノズル通過速度の低下量(Vp−Vf、)に比べ、
織機回転数40 Orpm、lia幅3.6I、楕円ギ
ア離心率0.2の条件で約40%減少している。この時
のグリッパ11の糸把持部に生ずる糸張力の変化を第4
図(B)に示すグラフでみると、点線で示す従来の方法
による飛走期間移行時のよこ糸張力のピーク値Tfに比
して、実線で示す本発明による糸張力のピーク値Tpは
、上記の条件と同条件の下で、約30%低減している。
このように、糸張力が減少するので、自由飛走から拘束
飛走移行時の糸切れや糸の損傷をおこす問題が解消し、
さらに移行時のよこ糸速度の低下量が緩和し飛走姿勢が
安定するのでよこ入れミスも低減する。
第5図に示すグラフは、クランク楕円ギア回転角度と、
副長ローラの周速との関係を示しており、本発明の方法
による測長ローラの周速を実線であられし、従来法の場
合を点線であられしている。
貯留期間、すなわち、よこ入れ終了から次のよこ入れ開
始(メインノズル噴射開始)までの範囲における測長ロ
ーラの周速をみると、よこ入れ終了直後のB点、C点間
においては従来法による周速より高速となっているが、
0点、D点、E点の間では従来法による周速より低速と
なっている。
貯留期間での測長ローラの周速が低速となった間のよこ
糸送りだし糸長は短くなる。
さらに、測長ローラの周速をよこ入れ終了時(x=b)
から次の噴射開始(よこ入れ開始)時(x=c)までの
範囲積分すると、本発明による面積(第5図左傾斜線で
示す部分)の分が、従来法による面積(第5図右傾斜線
で示す部分)より約20%減少している(楕円ギア離心
率0.2の条件)、このことから、貯留期間(クランク
角度220度回転間)の貯留糸量は従来の方法が2.2
mであるのに対し本発明によれば1.75mとなり約2
0%減少することがわかる。このように貯留期間の糸長
が短くなる分、貯留パイプの長さが短縮でき、装置の設
置スペースを縮少化できる。
また貯留糸長が短くなると噴射開始時(よこ入れ開始時
)のよこ糸引き出し抵抗が減少するため、糸噴射時には
糸貯留量が少ない程移動糸質量が小さく、空気抵抗力も
小さくなり、メインノズルの噴射圧力を下げることがで
き、空気動力も低減できる。
さらに、よこ糸張力のピーク値が低下するため、よこ入
れの高速化が図れ、織機の回転数を上昇させることがで
きる(m機回転数は従来の測長ローラの周速を一定とし
た場合に比べ約25%程度の高速化が可能となる。) なお、この実施例においては楕円ギアで離心率0.2の
ギア列を用いているが、これ以上の離心率の高いギアを
用いることによりさらに効果があがるが、振動の増大等
の問題を生じ、使用する楕円ギアの離心率には限界があ
る。
実施例2 この実施例は、よこ糸測長ローラの変速手段としてサー
ボモータを使用し、貯留部には付着式貯留装置を適用し
ている。
この実施例における駆動系は、機台モータとサーボモー
タとを異なって設けている点を除いては、実施例1で記
載した駆動系と同一であるので、実施例1と同一部分に
は、同一符号を付し、その説明は省略する。
以下第6図、第7図によりこの実施例を詳述する。
第6図はよこ入れ装置の説明図であって、駆動変速部I
″、測長部■′、貯留部m′よりなっている。
駆動変速部ビ サーボモータMは織機本体を駆動する機台モータ51と
は別に設ける。サーボモータMにはモータ用叩動回路5
6を接続し、この駆動回路56はサーボモータMの回転
制御を行うコントローラ54に接続する。このコントロ
ーラ54には測長ローラ5の変速量を設定する変速量設
定器55、およびサーボモータM自身の回転角度を検出
するロータリエンコーダ57が接続される。また、機台
モータ51により駆動される機台クランク軸15の回転
角度を検出するロータリエンコーダ53もコントローラ
54に接続される。
測長部■′ 測長ローラ5はサーボモータM軸に結合している。そし
て、糸巻1から張力コントローラ2を通って引き出され
るよこ糸Yを測長ローラ5とガイド6との間に複数回か
け渡して測長する。
貯留部■′ 付着式貯留装置を用いている。測長ローラ5から繰り出
されるよこ糸Yを貯留用噴射ノズル41に案内するヤー
ンガイド40を、下方に向けて開口する貯留用噴射ノズ
ル41の上方に設け、同ノズル41の開口前面には回転
ベルト式の貯留装置42を配設する。この貯留部M42
は回転ベルト式貯留面44がモケットのように繊維また
は繊維状のものを立毛調に植設している部材を水平に設
置している。この貯留装置42の回転ベルト式貯留面4
4は、一対のローラ43a、43bに張架され、一方の
ローラ43aの軸端45aにタイミングプーリ46を固
着し、タイミングベルト48によって織機本体から動力
を得て、駆動用タイミングプーリ47により駆動される
なお、よこ入れ主要要素であるグリッパ11、メインノ
ズル12、変形おさ(実施例■のエアガイドに相当)2
5の構成は従来技術のものと同様であるので同一部分と
は同一符号を付しその説明を省略する。
以上のように構成するよこ入れ装置の作用を説明する。
織機回転数V+++rpm、  織幅L口、測長ローラ
5の直径DGI、とすると、測長ローラ5の回転数Vf
 rpvsは5次の式で表わす。
Vf=LXVm/ (7CXD) しかし、このVfは測長ローラ5が一定で回転している
場合の回転数であるので、本発明のように織機1サイク
ル毎に測長ローラの回転数を加減速する場合を説明する
本実施例では加減速の入力波形としてサイン波形を例に
とって説明する。
(1)機台回転数、      (2)糸長(織幅+捨
て耳長さ)(3)測長ローラの変速比、  (4)測長
ローラ最高速度位置のクランクタイミング、 の4項目を変速量設定器55により設定値として設定し
、コントローラ54に入力する。
機台を運転し始めると、ロータリエンコーダ53が機台
のクランク角度を検出し、コントローラ54に入力する
。そこで、変速量設定器55により入力した上記条件に
もとずいて、測長ローラ5の回転量を演算し、駆動回路
56を介してサーボモータMが駆動する。サーボモータ
Mの回転量は常にロータリエンコーダ57により検出し
、コントローラ54に入力し、設定値にもとずいてコン
トローラ54で演算し、駆動回路56を介してサーボモ
ータMを回動する。ここで、変速量設定器55の設定値
を (1)R機回転数800rpm  (2)糸長1.8m
、(3)測長ローラ変速比±80%(4)測長ローラ最
高速度位置のクランク角度200度 の条件で設定した時の測長ローラの周速を求めると、測
長ローラの周速の加減は第7図のグラフに示すようなサ
イン形状曲線を描き、測長ローラの周速は、貯留期間の
ほとんどの部分においては従来の周速を一定とした周速
よりも低速、よこ糸飛走期間では従来の副長ローラの周
速より高速となり、4 、8 ml sec〜43 、
2 ml seeの範囲で変速している。
一方、よこ糸Yは、糸巻1からガイド2を通って測長ロ
ーラ5の回転で引き出し、測長部■′で複数の溝6aを
有するガイド6と測長ローラ5との間に複数回巻かれて
、貯留部■′に送り出す。
そして、ガイド40を経てよこ糸貯留用噴射、lグル4
1から常に噴射されている空気流にのって、貯留用噴射
ノズル41の前方に配設している回転ベルトの貯留面4
4によこ糸Yを吹き付ける。吹き付けられたよこ糸Yは
モケット調の繊維間に挾まり、繊維との摩擦抵抗により
吹き付は位置に維持される。そして貯留面44を有する
回転ベルトは機台本体と連動して駆動しているので、よ
こ糸Yは貯留面44上に蛇行状に貯留する。さらによこ
糸Yをガイド孔10に挿通し、次いで間欠的によこ糸の
把持、開放を行っているグリッパ11を経て再びガイド
10aに挿通し、メインノズル12へと導く。
よこ入れ時期がくるとメインノズル12から空気が噴射
し、その直後にグリッパ11がよこ糸Yを解放する。貯
留面44から順次はぎ取られながら引き出されるよこ糸
Yは、メインノズル12の噴射流にのって、開口してい
るたて系内にある変形版25の飛走通路Gを飛走し、よ
こ入れする。
貯留面44上のよこ糸が無くなってからのわずかな間、
すなわち拘束飛走の間に貯留用噴射ノズル41から送り
出しているよこ糸Yは、第6図中点線で示すように直接
メインノズル12によって噴射する。よこ入れが終了す
ると、グリッパ11がよこ糸Yを把持し、それ以降のサ
ーボモータMで変速して回転する測長ローラ5により送
り出すよこ糸Yは、貯留面44に蛇行状に貯留して、次
回のよこ入れ時まで待機する。
ここで、測長ローラ5の周速が最高となるタイミングを
、よこ入れにおいて自由飛走から拘束飛走へと移行する
タイミングに合致させるにはクランク角の190度から
245度の範囲内(よこ糸飛走期間は120度から26
0度までの140度)に測長ローラ5の周速が最高とな
るタイミングを設定するとよいことが実験により明らか
となった。
なお、この実施例においては測長ローラの変速手段とし
てサーボモータを用いているが、この変速手段として応
答性のよいパルスモータを用いて構成することも可能で
ある。
このように構成するよこ入れ方法および装置もまた、実
施例1で詳述したように、自由飛走から拘束飛走に移行
する際のメインノズル部通過速度の低下量が少なく、そ
れに伴ってよこ糸張力の急激的な増加が緩和し、自由飛
走から拘束飛走移行時の糸切れや損傷をおこす問題が解
消し、移行時のよこ糸速度の低下量が減少するので、よ
こ入れミスも低減する。また、飛走期間におけるよこ糸
引出し量を増量することができ、その分、貯留期間の糸
量が短かくなり、本実施例では貯留期間(クランク角度
22o°回転間)の貯留糸量が従来方式で1.15mで
あったのに対し本発明によれば0.7511となり約3
5%減少することがわかる。その結果貯留面を短縮化で
き、貯留部■′の設置スペースを縮少化できるものであ
るが、この実施例では測長ローラの変速手段としてサー
ボモータを使用しているので、測長ローラの速度変化が
自由に行なえ、変速量設定器への設定を変更するだけで
、測長ローラの最適な速度変化が得られる。このことに
よりこの実施例の場合は、実施例Iの駆動変速部に非円
形ギア列を用いた場合より、貯留装置の設置スペースの
省スペース化を増大させ、さらによこ入れの高速化が可
能となる。
[発明の効果] 本発明のジェット織機のよこ入れ方法は、自由飛走期間
から拘束飛走期間への移行時におけるよこ糸拘束飛走速
度を、よこ糸引出し速度に一致する速度Vf=Lo/t
c (Lo;織幅、tC;織機1サイクルに要する時間
)で与えられる速度Vfよりも高速としているので、よ
こ糸の自由飛走期間から拘束飛走期間への速度の減少が
緩和される。
飛走移行時の速度差が小さければ移行時でのよこ糸張力
も小さくなり、よこ糸切断や糸の損傷がほとんどなくな
り、安定したよこ入れが可能となる。
また、飛走移行時のよこ糸速塵の低下が小さいのでよこ
糸飛走姿勢を乱すことなく、よこ入れミスが防止できス
ムーズなよこ入れができると共に、よこ糸張力のピーク
値が低下するのでよこ入れが高速化でき、それに伴って
織機の高速化が図れる。
さらに、飛走期間でのよこ糸引出し量が増量する分貯留
期間でのよこ糸貯留糸長が短縮され、貯留スペースを小
さくすることができ、かつ、自由飛走時の貯留糸引き出
し速度を下げることができる。
さらに、貯留糸量が少ないので、よこ入れ開始時のよこ
糸引き出し抵抗が減少し、糸噴射時の移動糸質量が小さ
く、空気抵抗力も小さくなりメインノズルの噴射圧力を
下げることができ、空気動力も低減できる。
本発明のジェット織機のよこ入れ装置は、よこ入れ時の
自由飛走期間から拘束飛走期間への移行時におけるよこ
糸引出し速度をVf=Lo/1c(LocWt幅、tc
;織機1サイクルに要する時間)で与えられる速度Vf
より高速とするように、測長部を変速する即動変速部を
有しているので、飛走移行時における測長部の回転体が
高速となった分、自由飛走速度と拘束飛走速度との、よ
こ糸飛走速度の差が緩和され、移行時のよこ糸、張力が
低下し、糸切れや糸の損傷がなくなる。また、よこ糸の
張力のピーク値が低下するので、よこ入れの高速化すな
わち織機の高速化が可能となる。
さらに、飛走期間での糸引出し量を増量できた分、貯留
糸長を短かくすることができ、貯留装置を小型化するこ
とができる。また、貯留糸量が少ないので、よこ入れ開
始時のよこ糸引き出し抵抗が小さく、糸噴射時の移動糸
質量および空気抵抗力も小さくなり、メインノズルの噴
射圧力を下げることができ空気動力も低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るジェット織機の駆動系の実施例
Iの要部の構成説明図、 第2図は、非円形ギア列のうちの楕円ギア列の説明図、 第3図は、実施例■におけるクランクギア回転角と角速
度比との関係を示すグラフ、 第4図は、実施例Iにおけるよこ糸供給波形およびよこ
糸張力波形を示すグラフ、 第5図は、実施例Iにおけるクランクギア回転角と測長
ローラの周速との関係を示すグラフ、第6図は、実施例
2の要部の構成説明図、第7図は、実施例2におけるよ
こ糸供給波形およびよこ糸張力波形を示すグラフ、 第8図は、従来のジェット織機のよこ入れ部分の要部の
説明図、 第9図は、従来装置におけるよと糸供給波形およびよこ
糸張力波形を示すグラフである。 Y・・・よこ糸、     S・・・飛走通路、I、I
’・・・即動変速部、n、n’・・・測長部、m、m’
・・・貯留部、   1・・・糸巻、3・・・測長装置
、    4・・・駆動ドラム。 5・・・測長ローラ、    6・・・糸ガイド、9・
・・貯留パイプ、   11・・・グリッパ、12・・
・メインノズル、15・・・クランク軸、31.32・
・・非円形ギア列、 34・・・回転ベルト式貯留面、 54・・・コントローラ、55・・・変速量設定器。 第  2  図 第3図 クランク今゛ア匡+hA (−身t) 第  4  面 (A) 第  5  図 第  7  図 第8図 /

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)よこ糸を糸巻きから連続的に引き出して、所定長
    さだけ一担貯留、待機させた後、よこ糸の飛走開始から
    貯留、待機させているよこ糸をメインノズルから噴射す
    る噴射流によりよこ入れする自由飛走期間と、前記自由
    飛走期間が終了した後よこ糸を糸巻きから引き出しなが
    らメインノズルから噴射流によりよこ入れする拘束飛走
    期間との二期間に分けてよこ糸を適時によこ入れさせる
    ジェット織機のよこ入れ方法において、前記自由飛走期
    間から拘束飛走期間への移行時におけるよこ糸拘束飛走
    速度Vfを、Vf=Lo/tc(ただし、Lo;織幅、
    tc;織機1サイクルに要する時間)で与えられる速度
    Vfよりも高速とすることを特徴とするジェット織機の
    よこ入れ方法。
  2. (2)よこ糸を糸巻きから連続的に引き出して、所定長
    さだけ一担貯留、待機させた後、よこ糸の飛走開始から
    貯留、待機させているよこ糸をメインノズルから噴射す
    る噴射流によりよこ入れする自由飛走期間と、前記自由
    飛走期間が終了した後よこ糸を糸巻きから引き出しなが
    らメインノズルから噴射流によりよこ入れする拘束飛走
    期間との二期間に分けてよこ糸を適時によこ入れさせる
    ジェット織機のよこ入れ装置であつて、所定の周長を持
    ち織機クランク軸と同期して回転する回転体よりなる測
    長部と、 前記測長部から送り込まれたよこ糸をよこ入れに先立ち
    貯留・待機させる貯留部と。 よこ入れ時の前記自由飛走期間から拘束飛走期間への移
    行時におけるよこ糸引出速度をVf=Lo/tc(ただ
    し、Lo;織幅、tc;織機1サイクルに要する時間)
    で与えられる速度Vfより高速とするように前記測長部
    を変速させる駆動変速部とにより構成することを特徴と
    するジェット織機のよこ入れ装置。
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