JPH0127180B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0127180B2
JPH0127180B2 JP59199300A JP19930084A JPH0127180B2 JP H0127180 B2 JPH0127180 B2 JP H0127180B2 JP 59199300 A JP59199300 A JP 59199300A JP 19930084 A JP19930084 A JP 19930084A JP H0127180 B2 JPH0127180 B2 JP H0127180B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
carpet
felt layer
felt
short fibers
Prior art date
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Expired
Application number
JP59199300A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6175865A (ja
Inventor
Kazuhiko Jo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
Priority to JP59199300A priority Critical patent/JPS6175865A/ja
Publication of JPS6175865A publication Critical patent/JPS6175865A/ja
Publication of JPH0127180B2 publication Critical patent/JPH0127180B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Carpets (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両用カーペツトの製造方法に関し、
更に詳細に説明すると、下部にフエルト層を有
し、該フエルト層の上部に形成されたカーペツト
層とからなる車両用カーペツトの製造方法に関す
る。
(従来の技術) 従来の車両用カーペツトは、第6図に示す如
く、フエルト層1とカーペツト層2とを別個に形
成し、第7図に示す如く、フエルト層1の上部に
カーペツト層2を熱可塑性樹脂からなる接着層3
を介して積層し、これらを所望形状にプレス成形
して製造されている。また、フエルト層1とカー
ペツト層2を別個にプレス成形し、これらを接着
剤等を用いて接合し車両用カーペツト4を製造し
ている。
(発明が解決しようとする問題点) 斯る従来の製造方法に依れば、フエルト層1と
カーペツト層2とは予め個々に製造しなければな
らず、特にカーペツト層2は基布2aと、この基
布2aに植毛された短繊維2bとから形成され、
この基布2aを省略する事は不可能であつた。ま
た、別個形成されたフエルト層1とカーペツト層
2とを接合させる手段が必要であり、工程が増加
すると共に接着層3を形成するための接着剤等を
用いるので経済性に欠けるものであつた。更に、
カーペツト層2とフエルト層1とを積層してプレ
ス成形しても、フエルト層1が形状保持性を有し
ないために、形くずれが発生し易い等の欠点を有
していた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上述せる従来技術の欠点に鑑みてなさ
れたもので、その特徴とする所は、熱可塑性樹脂
を用いて成形性を有するフエルト層を形成し、次
いで前記フエルト層の表面側にカーペツト層を形
成するための短繊維を散布し、該短繊維をニード
ル加工によりフエルト層の表面側に植毛してカー
ペツト層を一体に形成し、次いで前記フエルト層
とカーペツト層とからなるカーペツト原反を加熱
し、フエルト層の熱可塑性樹脂を溶融させ、所望
形状にプレス成形する事により車両用カーペツト
を製造するものである。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳述
する。
第1図乃至第4図には本発明に係る車両用カー
ペツトの製造方法の一実施例の概略が夫々示され
ており、第1図に示すのはフエルト層12であ
り、このフエルト層12には本実施例ではポリエ
チレン等の熱可塑性樹脂13が混入されて成形性
を持たせて形成され、且つ適宜の厚さに形成され
ている。
次に、第2図に示す如く、原反に形成されたフ
エルト層12の表面側にカーペツト層用の短繊維
14をホツパー15より散布する。続いて、第3
図に示す如く、ニードル16を用いてフエルト層
12の上部に散布された短繊維14をフエルト層
12に植毛する。即ちフエルト層12がカーペツ
ト層17の基材となり、本発明におけるカーペツ
ト層17は短繊維14のみから形成する事が出来
るものである。このニードル加工により短繊維1
4はフエルト層12の繊維に絡み合されている。
フエルト層12の上部に短繊維14を植毛して
カーペツト層17をフエルト層12と一体に形成
した後、このフエルト層12及びカーペツト層1
7とからなる車両用カーペツトのカーペツト原反
11′を加熱炉等の熱風雰囲気中で加熱し、フエ
ルト層12に混入された熱可塑性樹脂13を加熱
溶融させる。この熱可塑性樹脂13がフエルト層
12に植毛されたカーペツト層17としての短繊
維14を強固に接合させる。
次に第4図に示す如く、プレス成形型(図示せ
ず)により車両のフロアの形状に合せてカーペツ
ト原反11′をプレス成形して車両用カーペツト
11を形成する。
尚上述せる実施例においては、フエルト層12
に熱可塑性樹脂13を混入した場合につき説明し
たが、第5図Aに示す如く、熱可塑性樹脂13を
混入しないフエルト層22を形成し、このフエル
ト層22の上部に第2図及び第3図と同様に短繊
維14を散布し、この短繊維14をニードル16
を用いてフエルト層22に植毛し、次いで第5図
Bに示す如くこのフエルト層22の下部より熱可
塑性樹脂を含浸させて含浸層23を形成し、フエ
ルト層22に植毛された短繊維14からなるカー
ペツト層17をこの熱可塑性樹脂の含浸層23に
より強固に接合させてカーペツト原反21′を形
成し、このカーペツト原反21′を第4図に示す
と同様に熱可塑性樹脂の含浸層23を加熱溶融さ
せた状態でプレス成形して車両用カーペツト21
を形成してもよい。
この場合にも短繊維14が熱可塑性樹脂の含浸
層23により強固に接合されると共に含浸層23
を短繊維14の植毛後に形成出来るので作業性も
良好であり、また成形性を向上させる事が出来、
然もフエルト層22のクツシヨン性を保持する事
が出来るものである。
(発明の効果) 以上が本発明に係る車両用カーペツトの製造方
法の一実施例であるが、斯る方法に依れば、フエ
ルト層の上部をカーペツト層の基材として用いて
いるので、カーペツト層を基布と短繊維より別個
に形成していた従来の方法に比較し、カーペツト
層を基布を用いずに形成出来、また別個形成され
たカーペツト層をフエルト層に積層し、接合させ
る手段を必要としないので工程数を減少させる事
が出来、作業能率を著しく向上させる事が出来る
と共にフエルト層にカーペツト層を接合させる接
着剤等を用いないので経済性に優れ、更にフエル
ト層が熱可塑性樹脂により形状保持性を付与され
ているので、プレス成形後に形状くずれを発生さ
せる虞れもない等種々の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明に係る車両用カーペ
ツトの製造方法の一実施例の概略を夫々示すもの
で、第1図はフエルト層の一部断面説明図、第2
図はフエルト層に短繊維を散布している状態を示
す断面説明図、第3図は短繊維をニードル加工に
よりフエルト層に植毛し、カーペツト層を形成し
ている状態を示す断面説明図、第4図は車両用カ
ーペツトを成形した状態の一部断面説明図、第5
図A及びBは本発明の異なる実施例を示す断面説
明図、第6図及び第7図は従来の車両用カーペツ
トを夫々示すもので、第6図はフエルト層とカー
ペツト層とを別個に形成した接合前の状態の断面
図、第7図は同接合後の断面図である。 図中、11,21……車両用カーペツト、1
1′,21′……カーペツト原反、12,22……
フエルト層、13……熱可塑性樹脂、14……短
繊維、16……ニードル、17……カーペツト
層、23……熱可塑性樹脂の含浸層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 熱可塑性樹脂を用いて成形性を有するフエル
    ト層を形成し、次いでフエルト層の表面側にカー
    ペツト層を形成するための短繊維を散布し、該短
    繊維をニードル加工によりフエルト層の表面側に
    植毛してカーペツト層を一体に形成し、次いでフ
    エルト層とカーペツト層とからなるカーペツト原
    反を加熱し、フエルト層の熱可塑性樹脂を溶融さ
    せ、所望形状にプレス成形する事を特徴とする車
    両用カーペツトの製造方法。
JP59199300A 1984-09-22 1984-09-22 車両用カ−ペツトの製造方法 Granted JPS6175865A (ja)

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JPS6175865A JPS6175865A (ja) 1986-04-18
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JP7368449B2 (ja) * 2019-02-28 2023-10-24 林テレンプ株式会社 防音材およびフロア敷設構造体

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JPS6175865A (ja) 1986-04-18

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