JP2693152B2 - 自動車用内装材 - Google Patents

自動車用内装材

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JP2693152B2
JP2693152B2 JP62032222A JP3222287A JP2693152B2 JP 2693152 B2 JP2693152 B2 JP 2693152B2 JP 62032222 A JP62032222 A JP 62032222A JP 3222287 A JP3222287 A JP 3222287A JP 2693152 B2 JP2693152 B2 JP 2693152B2
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良彦 阪口
幸男 茶納
昌平 吉村
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豊田化工株式会社
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R13/00Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
    • B60R13/02Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車用ドアトリムなどの自動車用内装材に
関する。自動車用ドアトリムは、自動車のドアの内側面
を覆う内張り部品であり、乗員の保護、遮音、吸音など
の作用を果たす部材である。 [従来の技術] 従来より提供されている自動車用内装材、例えば、ド
アトリムは、第7図に示すように、自動車のドアの内側
面の凹凸にそった形状をもつ板状の芯材100と、芯材100
の一面に積層された意匠的機能をもつオーナメント材10
1と、表皮材102と、からなる構成である。 ここで表皮材102は、ポリ塩化ビニル系であり、つま
りポリ塩化ビニル発泡体で形成された裏面層102aと、ポ
リ塩化ビニルで形成された表皮層102bと、で形成されて
いる。 その理由は、表皮材をポリプロピレン系で形成した場
合には、その表皮材の主成分であるポリプロピレンとオ
ーナメント材101の材質であるポリエステル、ナイロン
等の一般的な繊維素材とは、相溶性が悪く、そのため、
両者を高周波ウェルダで溶着できぬからである。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記した自動車用ドアトリムなどの自動車用
内装材をさらに1歩進めたものであり、その目的は、芯
材、表皮材、オーナメント材の接合強度を向上させ得る
自動車用ドアトリムなどの自動車用内装材を提供するに
ある。さらには、表皮材をポリプロピレン系で形成し、
ポリエステル、ナイロン等の一般的な繊維素材の材質で
形成したオーナメント材を使用した場合であっても、芯
材と表皮材とはたがいに溶着可能な材質で構成するた
め、オーナメント材の繊目を介して高周波ウェルダで溶
着することができる自動車用内装材を提供するにある。 [問題点を解決するための手段] 本発明に係る自動車用ドアトリムは、樹脂を主成分と
する樹脂を主成分とする樹脂系芯材と、 繊目をもつ織物布で形成され、芯材の表面の少なくと
も一部に積層されたオーナメント材と、 オーナメント材を外側に露出させつつオーナメント材
の少なくとも周縁部を被覆し、芯材の樹脂成分と同系の
樹脂成分を主要成分とし芯材の樹脂成分と溶着可能な樹
脂系表皮材とで構成され、 オーナメント材の周縁部を溶着することにより、芯材
の可塑状の樹脂成分及び表皮材の可塑状の樹脂成分がオ
ーナメント材を形成する織物布の織目を浸透し、芯材の
樹脂成分及び表皮材の樹脂成分が互いに相溶化され、芯
材、オーナメント材の周縁部および表皮材の接合強度を
増加する構成としたことを特徴とするものである。 芯材は、ドアトリムなどの内装材の芯となるものであ
る。 芯材は、表皮材と同系の樹脂で形成されている。例え
ば、ポリプロピレンを主成分として形成されている。こ
の場合、例えば、故紙とポリプロピレンとの組合せ、木
粉とポリプロピレンとの組合せ、タルクとポリプロピレ
ンとの組合せ、ポリプロピレン単体を使用することがで
きる。 オーナメント材は、意匠性を向上させるために加飾性
をもつ部材であり、織目をもつ織物布で形成されてい
る。オーナメント材の表面は起毛状とすることができ
る。オーナメント材は、接着剤を介して芯材と積層する
ことができる。 表皮材は、自動車室内側に位置し、皮状の部材であ
る。表皮材の表面は、通常、装飾性をもつようにされて
いる。表皮材は、オーナメント材の少なくとも周縁部を
被覆している。表皮材は芯材と溶着可能な樹脂で形成さ
れている。具体的には、芯材がポリプロピレン系樹脂の
場合には、表皮材は、例えば、ポリ塩化ビニルを主体と
する表皮層と、ポリプロピレン発泡体を主体とする裏面
層と、で形成することができる。 本発明に係る内装材では、芯材および表皮材の少なく
とも一方は、可塑状の樹脂成分が、オーナメント材つま
り織物の織目を浸透しており、浸透し固化した樹脂成分
で芯材、オーナメント材および表皮材の接合強度を増加
し、これにより芯材、オーナメント材および表皮材の一
体性を向上させている。 [発明の効果] 以上説明したように本発明に係る自動車用内装材によ
れば、芯材および表皮材の少なくとも一方の可塑状の樹
脂成分が、オーナメント材つまり織物の織目を浸透して
おり、このように芯材の樹脂成分及び表皮材の樹脂成分
が、オーナメント材を形成する織物布の織目を浸透しつ
つ互いに相溶化しているので、芯材、オーナメント材お
よび表皮材の接合強度を増加し、これにより芯材、オー
ナメント材および表皮材の一体性を向上させている。 さらには、表皮材をポリプロピレン系で形成し、ポリ
エステル、ナイロン等の一般的な繊維素材の材質で形成
したオーナメント材を使用した場合であっても、芯材と
表皮材とはたがいに溶着可能な材質で構成するため、オ
ーナメント材の織目を介して高周波ウェルダで溶着する
ことができる。 [実施例] 本発明を自動車用ドアトリムに適用した実施例につい
て第1図〜第6図を参照して説明する。 第1図は自動車ドアトリムの断面図であり、第2図は
自動車用ドアトリムの主要部の拡大断面図である。第3
図は要部の断面図である。第4、5、6図は本実施例に
係る自動車用ドアトリムを製造する際の工程を示す図で
ある。 本実施例に係る自動車用ドアトリムは、第3図に示す
ように、樹脂系芯材1と、芯材1に被覆されているオー
ナメント材2と、オーナメント材2の周縁部20を被覆し
ている樹脂系表皮材3と、で構成されている。 芯材1は、ポリプロピレンとポリエステル繊維とから
なり、本実施例では、厚みが1.2〜5mm程度であり、比重
が0.9〜1.7g/cm3に設定されている。なお、芯材1は、1
70℃程度に加熱されると、ポリエステル繊維が溶けるこ
となく、ポリプロピレンが可塑状となる。 オーナメント材2は、織目をもつ表面が起毛状の織物
で形成されている。オーナメント材2は、本実施例で
は、厚みが1.2〜5mm程度であり、比重が0.9〜1.7g/cm3
に設定されている。 表皮材3は、ポリプロピレン発泡体で形成された裏面
層30と、ポリ塩化ビニルで形成された表皮層31と、で形
成されている。このように表皮材3は、ポリプロピレン
発泡体で形成された裏面層30と、ポリ塩化ビニルで形成
された表皮層31と、で形成されているので、ポリプロピ
レンを主成分とする芯材1と裏面層30とは同系樹脂であ
り、高周波ウェルダにより溶着可能である。 ここで表皮層31と裏面層30とはプライマー処理などで
一体的に接合されている。表皮材3は、本実施例では、
厚みが3mm程度である。 本実施例に係る自動車用ドアトリムを製造するにあた
っては、第4図に示すように、型面50および60をもつ成
形型としての下型5と上型6との間に、芯材1、表皮材
3、オーナメント材2を配置させる。配置させるにあた
っては、下型5側から芯材1、オーナメント材2、表皮
材3の順とする。なお、芯材1とオーナメント材2との
間にホットメルトコーティグ層を介在させ、芯材1とオ
ーナメント材2との接合性を高める。オーナメント材2
は下型5の型面50の突部50a(ドアトリムのアームレス
ト相当部)に対応させる。このとき、芯材1はヒータ70
で170℃程度に予熱して置く。また、表皮材3の裏面層3
0側もクランプ72で保持した状態でヒータ71で100℃程度
に予熱しておく。オーナメント材2は予め断面L字形及
び逆L字形をもつ形状に成型しておく。 そして、下型5と上型6とを型締めして、芯材1、オ
ーナメント材2、表皮材3を加圧する。このとき本実施
例では3〜10kg/cm2程度で加圧を行い、芯材1、オーナ
メント材2、表皮材3とは一体的に圧縮成形される。 次に、第5図にしめすように電極73によりオーナメン
ト材2の周縁部20に相当する部位を高周波ウェルダで溶
着し溶着部15(第3図参照)を形成する。高周波ウェル
ダで溶着した結果、ポリプロピレンとポリエステル繊維
とからなる芯材1のポリプロピレン樹脂成分は部分的に
可塑化状態となり、ポリプロピレン発泡体からなる裏面
層30のポリプロピレン樹脂成分は部分的に可塑化状態と
なり、織物からなるオーナメント材2の織目を浸透す
る。その結果、表皮材3のポリプロピレン発泡体からな
る裏面層30と芯材1とは溶着する。その理由は、ポリプ
ロピレン系の芯材1と、ポリプロピレン発泡体からなる
裏面層30とは、同じ系の樹脂のため、相溶性がよいから
である。 上記のような高周波ウェルダによる溶着の結果、芯材
1、オーナメント材2、表皮材3の接合強度を増加でき
る。 次に、第6図に示すようにはぎとり具74で、芯材1、
オーナメント材2を残したまま、表皮材3のみをはぎと
る。この場合には、表皮材3のうち、芯材1の上に直接
積層されている部分、及びオーナメント材2の周縁部20
に積層されている部分はそのまま残置し、周縁部20を除
くオーナメント材2上の表皮材3の部分を、つまり第6
図に示すL寸法部分の表皮材3をはぎとる。このように
はぎとれば、1図に示すように、ドアトリムのアームレ
スト部で、表面が起毛状のオーナメント材2が外方に露
出し、意匠性を確保できる。 このように形成した自動車用ドアトリムを自動車のド
アの内側面に当てがい、クリップなどで止める。このと
き、芯材1はドアの内側面に当てがわれる。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の1実施例を示し、第1図はドアトリムの
断面図であり、第2図はドアトリム要部つまり第1図の
A部分の拡大断面図であり、第3図は要部の断面図であ
り、第4図は自動車用ドアトリムを製造する際の工程を
示す側面図であり、第5図は高周波ウェルダしている状
態の自動車用ドアトリムの断面図である。第6図は表皮
材をはぎとっている状態の自動車用ドアトリムの断面図
である。第7図は従来のドアトリムの断面図である。 図中、1は芯材、2はオーナメント材、3は表皮材をそ
れぞれ示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−53014(JP,A) 特開 昭62−104737(JP,A) 特開 昭62−104738(JP,A) 実開 昭63−33926(JP,U) 実開 昭61−155221(JP,U) 実開 昭63−22222(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.樹脂を主成分とする樹脂系芯材と、 繊目をもつ織物布で形成され、該芯材の表面の少なくと
    も一部に積層されたオーナメント材と、 該オーナメント材を外側に露出させつつ該オーナメント
    材の少なくとも周縁部を被覆し、該芯材の樹脂成分と同
    系の樹脂成分を主要成分とし該芯材の樹脂成分と溶着可
    能な樹脂系表皮材とで構成され、 該オーナメント材の周縁部を溶着することにより、該芯
    材の可塑状の樹脂成分及び該表皮材の可塑状の樹脂成分
    がオーナメント材を形成する該織物布の織目を浸透し、
    該芯材の樹脂成分及び該表皮材の樹脂成分が互いに相溶
    化され、該芯材、該オーナメント材の周縁部および該表
    皮材の接合強度を増加する構成としたことを特徴とする
    自動車用内装材。 2.芯材は、ポリプロピレンを主成分とし、表皮材は、
    ポリプロピレン発泡体で形成された裏面層と、ポリ塩化
    ビニルで形成された表皮層と、で形成されている特許請
    求の範囲第1項記載の自動車用内装材。 3.芯材、該芯材の表面に積層されたオーナメント材及
    び表皮材は、一体的に圧縮成形されたものである特許請
    求の範囲第1項記載の自動車用内装材。
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