JPH01264680A - 光ディスクカートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビデオディスク、デジタルディスクメモリデ
ィスクなどの光ディスクを、カートクツ９ジ内に回転可
能に収納してなる光ディスクカートリッジト、。

リッジに係シ、特に、信頼性の向上を志向した光ディス
クカートリッジトリッジに関するものである。

〔従来の技術〕

光ディスクとしては、信号再生装置もしくは記録装置上
に直接搭載されて、情報の再生、記載な、、１とを行な
うことができるものが知られている。　。

また、これとは別に、近年の顧客ニーズの拡大。

によって、光ディスクをプラスチックのカートリ。

ッジ内に回転可能に収納してなる光ディスクカートリッ
ジ。

トリッジも普及しつつある。なお、この種の装置。

として関連するものには、たとえば特開昭６２−１７８
７８６号公報が挙げられる。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の光ディスクカートリッジトリッジの間珈点を、図
。

面を用いて説明する。　　　　　　　　　　　　１，１
第９図は、従来の光ディスクカートリッジトリッジの二
側を示す斜視図、第１０図は、その平面透視図、。

第１１　、１２図は、光ディスクがカートリッジ々、。

それぞれ内周部、外周部で接触している状態を示。

す断面図である。　　　　　　　　　　　　　　１゜図
において、１は、中心にハブ８を有する光デ。

イスク、２は、その内部に光ディスク１を回転可６能に
収納することができる、ポリカーボネート樹。

指部のカートリッジである。

この種の光ディスクカートリッジトリッジは、光ディス
り１の表面をカートリッジ２によって保護するこ。

とができるという利点を有するものの、以下の点。

についての配慮がなされていなかった。

すなわち、カートリッジ２内に収納された光デ。

イスク１が、該カートリッジ２内表面と内周部（第１１
図）もしくは外周部（第１２図）で接触し、。

接触摩耗粉を生じさせ、かかる摩耗粉が光ディス。

り１表面への飛散による付着、もしくは信号記録。

・再生用光ヘツド部へ付着し、適正光量の減少を。

生じさせ、信号の劣化となることがあった。　　１．。

本発明は、上記した従来技術の問題点を解決し。

て、光ディスクとカートリッジとの接触に起因す。

る信号劣化を防止し、信頼性に優れた光ディスク。

カートリッジの提供を、その目的とするものであ。

る。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１・
〔課題を解決するための手段〕 上記問題点を解決するための第１の発明に係る光ディス
クカートリッジトリッジの構成は、情報の再生もしくは
記録再生をすることができる、信号領域を有する光ディ
スクを、カートリッジ内に回転可能・　４ に収納してなる光ディスクカートリッジトリッジにおい
て、光ディスクを、その信号領域外の内周側および外。

周側の表面に、耐摩耗処理を施してなる耐摩耗処。

環部を設けた光ディスクにしたものである。

また、第２の発明に係る光ディスクカートリッ。

ジの構成は、情報の再生もしくは記録再生をする。

ことができる、信号領域を有する光ディスクを、。

カートリッジ内に回転可能に収納してなる光デイ。

スフカートリッジにおいて、カートリッジを、光。

ディスクの信号・領域外の内周側および外周側と故。

向する個所に、耐摩耗処理を施してなる耐摩耗処。

環部を設けたカートリッジにしたものである。　。

さらに詳しくは、光ディスクの表面の一部を低摩擦係数
を有する材料で被覆し、カートリッジ内表面との接触摩
耗を軽減させることによって達成−される。また、カー
トリッジ内表面を同様の処理を行なっても達成できる。

〔作用〕

光ディスクの内周側および外周側の表面、もしくはカー
トリッジの、光ディスクの内周側および外周側と対向す
る個所に、耐摩耗処理Ｓを設けるようにしたので、光デ
ィスクの回転時に、たとえカートリッジと接触しても、
該光ディスクの摩耗が従来よシも著しく軽減され、信号
の劣化を防止することができる。

〔実施例〕

実施例の説明に入るまえに、本発明に係る基本的事項全
説明する。

カートリッジ内に収納された光ディスクが、そ。

のカートリッジとどのように接触するかを確詔左るため
、透明なカートリッジを作成し、目視したところ、主に
、光ディスクが傾いた結果、その外。

周部がカートリッジ内表面とほぼ線接触することがわか
った。この線接触は、光ディスクに反ｐがない場合でも
とぎどき発生し、ディスク回転中へ。

は非接触状態となるが、光ディスクの反りが０．５簡（
φ１３０光ディスクにおいて）の場合、接触しながらデ
ィスク回転することが多い。本発明者らは、ディスク外
周部表面に低摩耗材料、もしくは、低摩擦係数を有する
材料を被覆することによって、前記線接触に起因して生
じる摩耗粉を軽減することができることを確めた。

そして、光ディスクに前記被Ｍｆ！−施す場合、光。

ディスクの外周部信号未記録領域にのみ施こせば。

よく、通常、ディスク最外径よｐｉ＋ｗ程度の幅で。

よい。また、カートリッジ内表面に施こす場合は。

全面に施こすのが好ましいが、ディスク接触可能。

な領域にのみ被覆処理することでも効果が見出さ。

れる。

ここで、ディスク外周部に前記被覆を施こす場、１゜合
、円環状、もしくは、特定周期の破線状でも良。

く、破線状の場合、ディスク回転のモニタ信号として利
用できる利点がある。

また、かかる被覆材料としては、動摩擦係数の低いフッ
素系樹脂が好ましく、フッ素系樹脂単棉。

使用が工業上好ましくない場合においては、フッ素系樹
脂を微粒子にし、塗料中に分散させたものを用いること
でも達成される。

本発明は、上記基本的事項に基づいてなされたものであ
シ、以下、実施例によって図面を用いて説明する。

まず、光ディスクに耐摩耗処理部を設けたもの。

を説明する。

第１図は、本発明の第１の実施例に係る光ディスクカー
トリッジトリッジにおける両面貼合わせ型の光ディスク
を示す断面図、第２図は、第１図に係る光。

ディスクの平面図、第６図は、本発明の第２の実。

施例に係る光ディスクカートリッジトリッジにおける両
面。

貼合わせ型の光ディスクの平面図、第４図は、本。

発明の第３の実施例に係る光ディスクカートリッＩｌｌ
ジにおける単板状の光ディスクを示す断面図であ。

る。

（１）、第１の実施例（第１，２図） この両面貼合わせ型の光デイスク１人は、ポリカーボネ
ート樹脂（動摩擦係数は約０６）製で、ｌ。

信号面４を厚さ中心として貼合わせたものであり、中心
に内円５が穿設されている。５（Ｚ、５ｂは、それぞれ
信号領域Ｘ外の内周側、外周側に設けられた耐摩耗処理
部に係る、光デイスク１人と同心の円環状（リング状）
に形成したフッ素含有塗態。

である。このフッ素含有塗膜５α、５ｂは、いずれも、
粒子径６〜５μｍのフッ素樹脂を約２０％含んだウレタ
ン系塗料を、約１０μｍ厚さに塗布した。

透明体の塗膜であって、この塗膜の動摩擦係数は０．０
２である。

この光ディスクｉＡｉポリカーボネート樹脂製。

のカートリッジ内へ収納してなる光ディスクカートリッ
ジ。

トリッレについて、耐久試験を行なった結果を、。

次の表中に示す。

秦この耐摩耗処理部は、粒子径３〜５μｍのフッ素樹脂
を約２０％含んだウレタン系塗料を、約１０μｍ厚さに
塗布したもの。

この耐久試験は、室温において、５分間再生。

５分間停止を１サイクルとして、これを１ｏｏｏサイク
ル繰返したものである。表中、Ｎ１１Ｌ１は、従来。

の光ディスクカートリッジトリッジの結果を、階２は、
本実施例の結果を、それぞれ示す。この結果から明、ら
かなように、目視でもディスク外周摩耗がな（。

なり、エラーレートも著しく向上した。

以上説明した実施例によれば、光ディスクＩ　Ａ。

の回転時における摩耗が軽減し、信頼性の高い光。

ディスクカートリッジを提供することができる。１，１
（２）、第２の実施例（第６図） この両面貼合わせ型の光ディスク１Ｂは、前記。

第１の実施例の光ディスクと同様の構成のものであるが
、フッ素含有塗膜５ａ、５ｄを、それぞれ、光ディスク
と同心の内周側、外周側に破線状（すなわち、円環状領
域の円周方向に沿って、所定間隔毎に未耐摩耗処理部を
残してなる破線状）に形成してなるものである。

この光ディスク１Ｂをポリカーボネート樹脂製のカート
リッジ内へ収納してなる光ディスクカートリッジトリッ
ジについての耐久試験結果を、前記表中の随３に示す。

この実施例の光ディスク１Ｂも、前記第１の実。

施例と同様の効果を奏するとともに、フッ素含有塗膜５
ｃ、５ｄが破線状であることから、これを。

ディスク回転のモニタ信号として利用できるとい。

５利点もある。

（５）、第５の実施例（第４図） この実施例は、単板状の光ディスク１Ｃへ適用。

したものであって、６は記録膜（光磁気膜、相弯。

化膜、アルミ膜など）、７は、この記録膜６に保。

護するための保稽膜である。そして、５ｅは、光。

ディスクの外周の上下表面に形成したフッ素含有塗膜で
ある。

この光ディスク１Ｃも、前記第１の実施例に係−る光デ
イスク１人と同様の効果を奏する。

次に、カートリッジに耐摩耗処理部を設けたものを説明
する。

第５図は、本発明の第４の実施例に係る光ディスクカー
トリッジトリッジにおけるカートリッジの下バー・１１
　・ フを示す平面図、第６図は、第５図におけるＹ−Ｙ′断
面図、第７図は、第５図における７ノ素含有。

塗膜のパターンを示す平面図、第８図は、本発明。

の第５の実施例に係る光ディスクカートリッジトリッジ
におけるカートリッジに形成したフッ素含有塗膜の一パ
ターンを示す平面図である。

（４）・第４の実施例（第５〜７図） このカートリッジ２人は、ポリカーボネート樹。

指部であって、その内壁に、円環状のフッ紫含有。

塗膜９を形成したものである（下ハーフのみ図示Ｉ。

しであるが、上ハーフにも形成しである）。そし。

て、この形成領域内に、該カートリッジ２人内へ。

収納する光ディスクとの接触可能個所（すなわち、光デ
ィスクの内周側、外周側と対向する個所）が。

入るようになっている。

このカートリッジ２人内に、耐摩耗処理を施さない光デ
ィスクを収納した光ディスクカートリッジトリッジ、お
よび前記光デイスク１人を収納した光ディスクについて
前記耐久試験を行なった結果を、前記表中の随４および
尚６に示す。

・１２ これらいずれも、従来の光ディスクカートリッ。

ジに比べて、ディスク回転時の摩耗が低減し、工。

ラーレートも著しく向上していることがわかる。

（５）、第５の実施例（第８図） このカートリッジは、前記第４の実施例に係るカートリ
ッジ２人と同様の構成であるが、フッ素含有塗膜９αを
、スリット状（すなわち、円環状領域の円周方向に沿っ
て、所定間隔毎に未耐摩耗処理部を残してなるスリット
状）に形成したもの。

である。

このカートリッジ内に、耐摩耗処理を施さない１０光デ
イスクを収納した光ディスクカートリッジトリッジにつ
いて、前記耐久試験を行なった結果を、前記表中の随５
に示す。

この場合も、きわめて良好な耐摩性が得られた°。

なお、前記各実施例においては、光ディスク材１１料、
およびカートリッジ材料をポリカーボネート樹脂にした
が、本発明の効果は、他の材料、たとえばＡＢＳ樹脂（
動摩擦係数ｏ３５）、ＰＭＭＡ樹脂（動摩擦係数０．５
５）などにしても同等に得られ゛る。

さらに、前記各実施例に冒けるフッ素含有塗膜は、透明
体を用いたが、光の迷光防止、およびバーコードデータ
などの作用、光ディスクの簡易識別化のため、着色、も
しくは反射防止処理されて−もよいことは、いうまでも
ない。

また、前記各実施例においては、耐摩耗処理と。

して、微粒子状のフッ素樹脂をウレタン系塗料中。

に分散したものを塗布するようにしたが、他の塗９料、
たとえばアクリル系、エポキシ系塗料中に分散したもの
を塗布してもよく、また、その硬化形態は、たとえば溶
剤乾燥型、２液硬化型、紫外線。

硬化型のいずれであってもよい。さらに、塗膜の形成に
は、通常工業的に用いられるスクリーン印刷、パッド印
刷、吹き付は塗装等用いることができる。

さらにまた、耐摩耗材料としては、たとえば潤滑油、多
孔性膜、セラミックなどを使用してもよいものである。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明したように本発明によれば、光ディスク
とカートリッジとの接触に起因する信号。

劣化を防止し、信頼性に優れた光ディスクカートリッジ
ト。

リッジを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１の実施例に係る光デイ。 スフカートリッジにおける両面貼合わせ型の光デ。 イスクを示す断面図、第２図は、第１図に係る光。 ディスクの平面図、第５図は、本発明の第２の実。 施例に係る光ディスクカートリッジトリッジにおける両
面、。 貼合わせ型の光ディスクの平面図、第４図は、本。 発明の第５の実施例に係る光ディスクカートリッ。 ジにおける単板状の光ディスクを示す断面図、第５図は
、本発明の第４の実施例に係る光ディスクカートリッジ
トリッジにおけるカートリッジの下ハーフ全１，１示す
平面図、第６図は、第５図におけるＹ　−Ｙ’断面図、
第７図は、第５図におけるフッ素含有塗膜のパターンを
示す平面図、第８図は、本発明の第５の実施例に係る光
ディスクカートリンジにおけるカートリノジに形成した
フッ素含有塗膜のパタ・１５　・ 一ンを示す平面図、第９図は、従来の光ディスクカート
リンジの一例を示す斜視図、第１０図は、その平面透視
図、第Ｎ　、　１２図は、光ディスクが。 カートリッジと、それぞれ内周部、外周部で接触してい
る状態を示す断面図である。 １Ａ、１Ｂ、１ｃ・・光ディスク、２人・・カート。 リッジ、５α、５ｂ、５ｃ、５ｄ、５ｅ・・・フッ素。 含有塗膜、９，９α・・・フッ素含有塗膜、Ｘ・・・信
号。 領域。 代理人弁理士　小　　川　　勝　　男 ・１６　・ Ｘ−−−−−イ名胛緊４鞠尖蛸く 第、３０ ター　７１賢ジ狛（臘 揶６０ 第７目 第３囚

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、情報の再生もしくは記録再生をすることができる、
   信号領域を有する光ディスクを、カートリッジ内に回転
   可能に収納してなる光ディスクカートリッジにおいて、
   光ディスクを、その信号領域外の内周側および外周側の
   表面に、耐摩耗処理を施してなる耐摩耗処理部を設けた
   光ディスクにしたことを特徴とする光ディスクカートリ
   ッジ。 ２、情報の再生もしくは記録再生をすることができる、
   信号領域を有する光ディスクを、カートリッジ内に回転
   可能に収納してなる光ディスクカートリッジにおいて、
   カートリッジを、光ディスクの信号領域外の内周側およ
   び外周側と対向する個所に、耐摩耗処理を施してなる耐
   摩耗処理部を設けたカートリッジにしたことを特徴とす
   る光ディスクカートリッジ。 ３、耐摩耗処理部を、光ディスクと同心の円環状領域に
   形成したことを特徴とする請求項１記載の光ディスクカ
   ートリッジ。 ４、耐摩耗処理部を、光ディスクと同心の円環状領域に
   形成したことを特徴とする請求項２記載の光ディスクカ
   ートリッジ。 ５、円環状領域の円周方向に沿って、所定間隔毎に未耐
   摩耗処理部を残したことを特徴とする請求項３記載の光
   ディスクカートリッジ。 ６、円環状領域の円周方向に沿って、所定間隔毎に未耐
   摩耗処理部を残したことを特徴とする請求項４記載の光
   ディスクカートリッジ。 ７、耐摩耗処理を、フッ素含有塗膜の形成にしたことを
   特徴とする請求項１記載の光ディスクカートリツジ。 ８、耐摩耗処理を、フッ素含有塗膜の形成にしたことを
   特徴とする請求項２記載の光ディスクカートリッジ。 ９、フッ素含有塗膜を、着色したフッ素含有塗膜にした
   ことを特徴とする請求項７記載の光ディスクカートリッ
   ジ。 １０、フッ素含有塗膜を、着色したフッ素含有塗膜にし
   たことを特徴とする請求項８記載の光ディスクカートリ
   ッジ。 １１、フッ素含有塗膜を、反射防止処理を施したフッ素
   含有塗膜にしたことを特徴とする請求項７記載の光ディ
   スクカートリッジ。 １２、フッ素含有塗膜を、反射防止処理を施したフッ素
   含有塗膜にしたことを特徴とする請求項８記載の光ディ
   スクカートリッジ。