JPH01228281A - マルチプロジェクションテレビ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多数のプロジェクションテレビを上下左右に連
結して構成したマルチプロジェクションテレビに関する
。

［従来の技術］ 従来におけるマルチプロジェクションテレビは、１つの
箱体の前面に複数個に分割されたフレネルレンズを有す
るスクリーンを配置し、また、前記箱体の後部に前記ス
クリーンに対応する組のＲＧＢ用のＣＲＴを配置したも
のであった。

（発明が解決しようとする課題〕 ところで、前記した従来におけるマルチプロジェクショ
ンテレビにあっては、複数組のＣＲＴおよび同数のスク
リーンが１つの箱体に組み込まれているため、これを移
送する等の場合には箱体からＣＲＴおよびスクリーンを
取り外し、その後、箱体も分解して移送する。また、移
送後の組み立てにおいても、前記分解とは逆の作業を行
い組み立てるものであるため、分解、組み立てが非常に
面倒であった。

また、スクリーンの背面に配置されるフレネルレンズは
、照度を均一にするためにレンズ焦点を変えている、例
えば、４面のスクリーンの場合には、レンズ焦点を４面
の中心部分になるように形成しているので、組み立て作
業において各フレネルレンズの配置位置に考慮を払って
行う必要があり、従って、組み立て作業に熟練を要する
と共に互換性がなく大量生産が行えず、コストも高くな
る等の問題があった。

さらに、スクリーンは箱体に組み込まれることから、全
体として平坦面に形成されている。そのために、上下方
向の長さが大きくなると、視聴者が見る目の位置によっ
て上下両端部の照度が暗（なって、均一の鮮明なる画像
を見ることができないという問題も発生した。

（課題を解決するための手段〕 前記した目的を達成するために、本発明のマルチプロジ
ェクションテレビは、ＲＧＢ用の３本のＣＲＴが内蔵さ
れ、該３本のＣＲＴよりの映像をフレネルレンズを介し
てスクリーン上に投影するように構成した同一構造のプ
ロジェクションテレビユニットを、上下左右に連結する
と共に互いに隣接するプロジェクションテレビユニット
の境界部分を面一に合わせたものである。

そして、　前記プロジェクションテレビユニットを上下
方向に積み重ねた時に、上方のプロジェクションテレビ
ユニットが下方のプロジェクションテレビユニットより
も前方に湾曲するように形成することが好ましい。

また、同様な目的で、ＲＧＢ用の３本のＣＲＴが内蔵さ
れ、該３本のＣＲＴよりの映像をフレネルレンズを介し
てスクリーン上に投影するように構成した同一構造のプ
ロジェクションテレビユニットを上下方向に積み重ねる
ための連結手段において、下側に位置するプロジェクシ
ョンテレビユニットの上面に固定され、上側のプロジェ
クションテレビユニットが載置されると共に、該上側の
プロジェクションテレビユニットの下面に形成されたネ
ジ孔に螺合されるボルトが挿通され、該ボルトを調整す
ることによりプロジェクションテレビユニットを前後方
向に移動できるようにすることもできる。

さらに、前記連結部材を、下側に位置するプロジェクシ
ョンテレビユニットに対し上側に位置するプロジェクシ
ョンテレビユニットが下側に向がって傾斜させるように
後方から前方に向かって傾斜されることもできる。

〔作　用〕

本発明のマルチプロジェクションテレビは、同一構造の
プロジェクションテレビをユニット化シたものを、上下
方向に連結部材を介して積み重ねると共に左右方向に併
設し、また、連結部材によって上部に位置するプロジェ
クションテレビユニットを前後方向に移動できるように
すると共に、連結部材を後方から前方に向かって傾斜し
ているものを使用することにより、上方のプロジェクシ
ョンテレビユニットが下方のプロジェクションテレビユ
ニットより前方に突出した形状とすることができるもの
である。

〔発明の実施例］ 以下、本発明の実施例を図面と共に説明する。

Ａはプロジェクションテレビユニット本体（以下ユニッ
トという）にして、本発明のマルチプロジェクションテ
レビは、このユニットＡと、該ユニッ）Ａを上下方向に
積み重ね時にユニッｌ−Ａ間を連結する連結部材Ｂとよ
り構成されている。

そして、ユニットＡはケーシングｌと、該ケーシング１
の後部内に収納された３つのＲＧＢ用のＣＲＴ　（図示
せず）、およびケーシング１の前部に配置されたスクリ
ーン２（一般にレンチキュラーレンズと称する）とその
裏面に配置されたフレネルレンズとで構成されている。

なお、前記レンチキュラーレンズおよびフレネルレンズ
は全て同じものが使用されている。

また、ケーシング１の左右側面には持ち運び用の把手３
が夫々２個所に設けられると共に、上面の左右両側には
運搬のための吊り下げ用のリング４が夫々２個所に設け
られている。さらに、ケーシング１の上面−側にはハン
ドル５ａを起倒することにより係合杆５ｂが前後動する
アジャストファスナ５が前記リング４の近傍に取付けら
れ、かつ、このファスナ５と対向するケーシング１の上
面における他側には、前記係合杆５ｂの先端に形成され
た円板状の係合板５ｃが係合されるストッパ６が取付け
られている。従って、ユニット１を左右方向に隣接して
配置し、１つのユニットｌにおける前記ファスナ５のハ
ンドル５ａを起こし係合杆５ｂを前進させた状態で、該
係合杆５ｂの係合板５ｃを隣接する他のユニット１にお
けるストッパ６に係合する。そして、ハンドル５ａを倒
すと係合杆５ｂが後退して係合板５Ｃとストッパ６との
保合が確実となり、かつ、係合杆５ｂの後退に伴って隣
接するユニット１同士は接近固定される。

さらに、ケーシング１における下面前後の横方向には脚
体７，７′が固定されると共に、前方の脚体７′の少し
後方におけるケーシング１の下面両側には仮止め用のフ
ック８が形成されている。

なお、脚体７の両側には夫々２つのネジ挿通孔７ａが形
成されると共に、一方のネジ挿通孔７ａにはナツト７ｂ
が固着されている。

以上がユニットＡにおけるケーシング１の構成について
の説明であるｊ＜、次ぎに、連結部材Ｂの構成について
説明する。

連結部材Ｂは２つの脚部材９より構成され、前記したユ
ニットＡにおけるケーシング１の上面左右にネジ等で固
定されるものである。そして、この脚部材９は正面形に
おいてコ字状に形成され、かつ、側面形においてテーパ
状に形成されている。

また、この脚部材９には、３つの補強部材１０が溶接さ
れ、かつ、後部の補強部材１０には前記したユニッＩ−
Ａにおける脚部７に形成されたネジ挿通孔７ａと一致す
るネジ挿通孔１０ａが２つ形成されると共に、前記ボル
トナツト固着されていないネジ挿通孔７ａに対応するネ
ジ挿通孔１０ａにはナツト１０ｂが固着されている。さ
らに、前記脚部材９の上面には脚体７が挿入される凹部
９ａが形成されている。

なお、第２図において、ユニットＡの下面にも連結部材
Ｂがネジ等により固定されているが、この連結部材Ｂの
脚部材９′は前記した脚部材９と同様な構成となってお
り、異なる点は脚部材９が側面形においてテーパ状とな
っているのに対して上下面が平行に形成されている点で
ある。そして、この脚部材９′は最下部のユニットＡに
取付けられるだけではなく、下側に位置するユニッＩ−
Ａとその上に固定されるユニッｌ−Ａとを平行に取付け
る場合にも利用されるものである。

而して、前記した構成のユニットＡを連結部材Ｂを介し
て組み立てマルチプロジェクションテレビを製作する方
法について説明する。

先ず、最上段に配置するユニッ）Ａ以外のユニットＡの
上面に、連結部材Ｂにおける脚部材９をネジ止め等の手
段によって固定する。次いで、最下段に配置するユニッ
）Ａの下面に連結部材における脚部材９′を取付け、こ
の脚部材９′を介して、例えば、第５図、第６図に示す
台部材Ｃに固定する。なお、この台部材Ｃにはテレビ受
信機やＣＲＴへの分割映像信号を送出するための制御回
路およびスピーカ等が内蔵されている。

そして、並列された最下段のユニットＡを夫々のケーシ
ング１の上面に取付けられたアジャストファスナ５とス
トッパ６を利用して、隣接するケーシング１同士を連結
して隙間が開かないようにする。

このように最下段のユニッｌ−Ａを連結配置した後、そ
の各ユニットＡの上に２段目のユニットＡを載置する。

この時、２段目のユニットＡはリング４を利用してクレ
ーン等で吊り下げ配置する。

そして、この２段目のユニットＡを最下段のユニットＡ
に載置する時に、２段目のユニットＡの下面に形成され
たフック８を最下段のユニットＡにおける脚部材９に係
合させると共に、２段目のユニットＡにおける脚体７を
最下段のユニッｌ−Ａにおける胛部材９の凹部９ａに挿
入する。

次いで、第４図（ａ）　、　（ｂ）に示す如く補強部材
１０の２つのネジ挿通孔１０ａ内にボルト１１を挿通し
、かつ、１つのボルト１１を補強部材１０に固着された
ナツト１０ｂに螺合すると共に、その先端を脚体７に当
接させ、また、他のボルト１１を脚体７のネジ挿通孔７
ａを介してナツト７ｂに螺合する。そして、２つのボル
ト１１の内１つのボルト１１をネジ込み、他のボルト１
１を緩めることにより、脚体７が前進あるいは後退する
ので、ケーシング１が前後動して最下段のケーシング１
の前面と２段回のケーシング１の前面との面一調整が行
えるものである。なお、前記説明では前後動調整の片側
についてのみ説明したが、ケーシング１には脚部材９が
２つ固定されているので、夫々の脚部材９と脚体７との
間で行うことは勿論のことである。

以下、同様にして２段目のユニットＡの上に３段目のユ
ニットＡを重ね固定する如く所望の段数積み重ねると、
第５図に示すように、上方のユニットＡが前方に傾いた
状態となる。すなわち、プロジェクションテレビは通常
、上下視野角度が±１０度、左右視野角度が±４０度で
あるが、前記した如く上方のユニットＡを前方に傾ける
ことによって近距離にいる視聴者であっても上方のユニ
ットＡの映像を鮮明な状態で見ることができるものであ
る。

なお、ユニットＡの数が第６図のような場合、および見
る場所が限定（ユニッｌ−Ａから離れた場所）されてい
る場合には、上方のユニットＡを傾ける必要がないので
、上下面が平行に形成された連結部材Ｂである脚部材９
′を使用して、上下方向のユニッ）Ａを連結すれば良い
。

〔発明の効果〕

本発明は前記したように、同一構造のプロジェクション
テレビをユニット化したものを、上下方向に連結部材を
介して積み重ねると共に左右方向に併設したものである
から、各ユニント毎に分解でき運搬や保管が容易に行え
ると共に、組み立ても簡単に行え、かつ、ユニットの増
設や減少も自由であることから大きさの異なるマルチプ
ロジェクションテレビの製作が簡単であり、しかも、同
一構造のユニットであることからコストの低減が図れ、
また、連結部材によって上部に位置するプロジェクショ
ンテレビユニットを前後方向に移動できるので、スクリ
ーン前面の継目を極力小さくできて映像情報の欠落も殆
どなく、かつ、周囲の写り込みもないフラットな画面が
得られ、さらに、連結部材に後方から前方に向かって傾
斜しているものを使用することにより、上方のユニット
が下方のユニットより前方に突出した形状となるので、
視聴者の見る位置に係わらず鮮明な映像を見ることがで
きる等の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るマルチプロジェクションテレビを
構成するユニットの斜視図、 第２図は同上の側面図、 第３図は平面図、 第４図（ａ）　、　（ｂ）は前後動調整部分の平面図と
背面図、 第５図、第６図は夫々組み立てた状態の斜視図である。 Ａ・・・ユニット、Ｂ・・・連結部材、■・・・ケーシ
ング、５・・・アジャストファスナ、６・・・ストッパ
、７，７’・・・脚体、９，９′・・・脚部材、１ｏ・
・・補強部材。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）ＲＧＢ用の３本のＣＲＴが内蔵され、該３本のＣ
   ＲＴよりの映像をフレネルレンズを介してスクリーン上
   に投影するように構成した同一構造のプロジェクション
   テレビユニットを、上下左右に連結すると共に互いに隣
   接するプロジェクションテレビユニットの境界部分を面
   一に合わせたことを特徴とするマルチプロジェクション
   テレビ。
2. （２）前記プロジェクションテレビユニットを上下方向
   に積み重ねた時に、上方のプロジェクションテレビユニ
   ットが下方のプロジェクションテレビユニットよりも前
   方に湾曲するように形成したことを特徴とする前記請求
   項第１項記載のマルチプロジェクションテレビ。
3. （３）ＲＧＢ用の３本のＣＲＴが内蔵され、該３本のＣ
   ＲＴよりの映像をフレネルレンズを介してスクリーン上
   に投影するように構成した同一構造のプロジェクション
   テレビユニットを上下方向に積み重ねるための連結手段
   において、下側に位置するプロジェクションテレビユニ
   ットの上面に固定され、上側のプロジェクションテレビ
   ユニットが載置されると共に、該上側のプロジェクショ
   ンテレビユニットの下面に形成されたネジ孔に螺合され
   るボルトが挿通され、該ボルトを調整することによりプ
   ロジェクションテレビユニットを前後方向に移動できる
   ようにしたことを特徴とするマルチプロジェクションテ
   レビの連結部材。
4. （４）前記連結部材を、下側に位置するプロジェクショ
   ンテレビユニットに対し上側に位置するプロジェクショ
   ンテレビユニットが下側に向かって傾斜させるように後
   方から前方に向かって傾斜されたことを特徴とする前記
   請求項第３項記載のマルチプロジェクションテレビの連
   結部材。