JPH06245177A - マルチビジョン - Google Patents

マルチビジョン

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Publication number
JPH06245177A
JPH06245177A JP50A JP2426893A JPH06245177A JP H06245177 A JPH06245177 A JP H06245177A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 2426893 A JP2426893 A JP 2426893A JP H06245177 A JPH06245177 A JP H06245177A
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JP
Japan
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screen
unit
projection
vision
projection unit
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Application number
JP50A
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Inventor
Yuichi Yamada
裕一 山田
Junichi Ikoma
順一 生駒
Yukinori Kawamura
行徳 川村
Yasuhisa Nakajima
康寿 中島
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクリーン単品の熱膨張または湿度による膨
張を考慮しつつ、目障りにならない幅狭のスクリーン枠
が使用できるようにし、マルチビジョンの表示品位を向
上させる。 【構成】 スクリーンユニット2は、レンチキュラシー
ト5とフレネルレンズシート6が重ねられ外形を合わせ
て内枠9の係止部13に挿入され、さらに内側にフレー
ム12を具備し、外形が四角格子の形状でなる外枠8の
フレーム12に、内枠9の後部にある弾性片部10が止
めねじ11で固定した構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも、スクリー
ン及び該スクリーンを支持するスクリーン枠を備えたス
クリーンユニットと、前記スクリーンに投写光を投写す
る投写ユニットと、から成るコアユニットを、複数台、
上下、左右に組み合わせて構成されるマルチビジョンに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチビジョンは、投写管から写
出された画像の光線をレンズ組立体やプリズム、反射鏡
等で反射させて透過式スクリーンに投影させるコアユニ
ット(少なくとも投写ユニツトとスクリーンユニットで
なる投写型表示装置単品を略して以下コアユニットと記
す。)を複数個、各々のスクリーンが同一平面に位置す
るように揃えた状態で、上下左右に整列配置して構成さ
れていた。そして、隣合うコアユニットのスクリーン同
士は、その縁部を所定のスクリーン接続具の溝部に挿入
することによって互いに接続されているので、すべての
スクリーンを組み合わせてなる大画面スクリーンには、
複数の上記接続具が格子状に露出していた。
【0003】また、従来、マルチビジョンの据付に関し
ては、一般的にはコアユニット単位で積み上げてマルチ
ビジョンを組み立て、土地の高価な人の集まる駅、ホテ
ルのロビーに据え付けていた。また、コアユニットにお
いて、投写ユニットは収納架に収納されていた。
【0004】なお、この種の従来技術としては、例えば
特開平4−113789号公報に記載のプロジェクショ
ン映像装置及びその組立装置が挙げられる。
【0005】一方、従来のマルチビジョンは、単位画面
の輝度変化を低減するために、上下に併設し合う各々の
コアユニットに搭載された各々の投写ユニットの主光束
を、スクリーンを介してスクリーン面よりある一定の距
離はなれた点で、観視者の目の高さに合うように集光さ
れるべく、各々のコアユニットを上下方向に傾斜させ、
上下に併設し合うコアユニットとそのスクリーンを少し
ずつ傾斜させた状態にして、積み上げ、据付けていた。
【0006】なお、この種の従来技術としては、例えば
特開平1−228281号公報に記載のマルチプロジェ
クションテレビ等が挙げられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、各スクリーンの熱膨張又は湿度による膨張
を考慮して、スクリーン接続具の溝部の深さをスクリー
ンの挿入量よりも大きく設定しなければならなかった。
つまり、その接続具の溝部の深さ寸法にスクリーンの膨
張量を吸収できるだけの余裕を持たせなければならなか
ったので、必然的にある程度幅広なスクリーン接続具を
用いなければならず、そのため、画面を目視したとき、
その接続具が目障りであるという不具合があった。特
に、コアユニットの数を増やして画面を大形化した場
合、各スクリーンの画像を組み合わせてなる合成画像の
中に、その接続具が多数露出することになるので、見苦
しく、これがマルチビジョンの表示品位向上を妨げる要
因となっていた。
【0008】また、マルチビジョンは上記したように土
地の高価な人の集まる駅、ホテルのロビーに据え付けら
れることが多いので、据付空間、保守空間を少なくする
ことは必須の課題である。しかし、積み上げたコアユニ
ットにおける投写ユニットの調整、消耗部品である投写
管の交換を行う際、投写ユニットの後面より調整作業、
交換作業を行わなければならないので、保守空間が後面
に必要となり、保守空間を少なくできないという問題が
あった。
【0009】また、収納架のような、投写ユニットを収
納する機能のみの筐体でも、特別に限られた少量生産の
為、コアユニットの構成材料費としては大巾な割高とな
り、マルチビジョンの原価を圧迫するという問題があっ
た。
【0010】一方、上記したコアユニットごとの輝度の
ずれを低減させる従来技術においては、各々の投写ユニ
ットの主光束はスクリーンを介してスクリーン面よりあ
る一定の距離はなれた点で、観視者の目の高さに合うよ
うに集光され、このとき、映像源と観視者の目の位置ま
での距離がコアユニット毎に変化しないので、各々の単
位画面に投影される映像の輝度のずれを防ぐことができ
るという特徴がある。
【0011】しかし、一度据え付けてしまうと、その据
付け場所にあわせて傾斜角度を変えようとした場合、コ
アユニット間に挟まれた傾斜角度を設定しているくさび
を換えなければならない。そのため、積み上げてある前
記コアユニットを下ろし、再組立を行なわなければなら
ず、大幅な手間を要するという問題があった。
【0012】本発明は、かかる従来術の問題点に鑑みて
なされたもので、その目的は、スクリーン単品の熱膨張
又は湿度による膨張を考慮しつつ、目障りにならない幅
狭なスクリーン接続具を用いることができるマルチビジ
ョンを提供することにある。
【0013】また、他の目的は、組立後でも投写ユニッ
トを傾斜させることができて、映像の輝度のずれを簡単
に補正でき、また、据付空間、保守空間を少なくでき、
保守,が容易で、構成材料費が安価なマルチビジョンを
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によるマルチビジ
ョンは、上記した目的を達成するため、 (1)各々のスクリーン単品の四辺縁部を、断面がコの
字形の形状でなる係止片を点在させ、係止片のコの字形
の開放部に挿入し、コの字形の底部と隙間を設けてスク
リーンを係止し、前記係止片の後部を係止片の弾性を利
用してスクリーン枠のフレームに係止させた構成とす
る。
【0015】(2)また各々のスクリーン単品の四辺縁
部を、断面がコの字形の形状でなるスクリーン枠のコの
字形の開放部に挿入し、コの字形の底部に隙間を設けて
スクリーンを係止し、前記スクリーン枠の形状を前面よ
り見て複数の係止片が点在する構成とする。
【0016】また、上記した他の目的を達成するため、 (3)投写ユニットとスクリ−ンユニットを傾斜させ、
収納架は、投写ユニットの傾斜角度等を段階的に変え得
るよう、投写ユニットを載置する前記台板の固定箇所を
複数段有し、各台板は、それぞれ、固定すべき収納架に
対し、前記投写ユニットからスクリーンに投写される投
写光の光束の中心が、略スクリーン中心をスクリーン面
に直交するように通り、上下に積み上げられた高さの異
なる各投写ユニットから投写された投写光の光束の中心
が各スクリーンを通過後、所定の高さの点に集光し、且
つ、上下に積み上げられた高さの異なる各投写ユニット
における映像源から前記集光点までの距離が略同一とな
るように、所望の箇所に固定されるよう構成する。
【0017】(4)上下に積み上げられた高さの異なる
スクリーンユニットの組毎に、スクリーン面に平行に水
平方向に渡した棒を、その固定箇所が段階的に変え得る
ように設けると共に、投写ユニットとスクリ−ンユニッ
トを傾斜させ、各スクリーンユニットにおけるスクリー
ン枠は、その左右の部分において、それぞれ、映像に寄
与しない部分に、その開口部を後方に持つ溝を有し、該
溝を前記棒に係合させることにより所望の傾斜角度で固
定され、映像に寄与しない部分において、機械ねじ手段
及びバネ手段にて隣合うスクリーン枠と結合されるよう
構成する。
【0018】(5)前記投写ユニットと収納架の組と前
記スクリーンユニットの組の中間の前記投写ユニットの
投写光が通過する空間を保守空間として使えるように、
組み立てた状態で外部との境をシート部材で覆い、かつ
シート部材に外部と出入り可能にした構成とした。
【0019】また、収納架を既製の棒状の部材と、棒状
の部材を弾性手段により結合する部材で構成するか、又
は既製の棚を使用するように構成した。
【0020】
【作用】(1)の構成において、スクリーンは周囲の温
度または湿度により膨張収縮すると、枠の溝とスクリー
ンの縁部で構成される隙間またはそして係止片の弾性手
段により、前記スクリーンは、自由に伸縮し、膨張収縮
するので、前記スクリーンに変形は発生せず、映像に歪
を発生させない。
【0021】また、前記枠の、スクリーン前面方向の辺
の多くの部分を削除し、微小の部分で溝を点在させてい
るので、枠のスクリーンの係止部の幅は微小の部分が点
在し、目立たなくできる。
【0022】(2)の構成において、スクリーンは周囲
の温度または湿度により膨張収縮すると、枠の溝とスク
リーンの縁部で構成される隙間により、前記スクリーン
は、自由に伸縮し、膨張収縮するので、前記スクリーン
に変形は発生せず、映像に歪を発生させない。
【0023】また、前記スクリーン枠を前面より見て複
数の係止片が点在しているので、係止片の長さにより、
前記枠の溝はより深くスクリーン縁部を係止するので、
周囲の温度または湿度による収縮時スクリーンを確実に
固定できる。
【0024】(3),(4),(5)の構成において、
人間がマルチビジョンの内部に入り、人間の手で予め設
定されている台板の固定箇所を設定しなおすことによ
り、各々の投写ユニットからの投写光の光束中心の集光
位置を略人間の目の高さに合うように、投写ユニットの
傾斜角度を段階的に変え、また、予め設定された棒の固
定箇所を設定しなおすことにより、スクリーンの中心を
投写光の光束の中心が垂直に交差するようにスクリーン
を配備できるので、コアユニットを組立後でも投写ユニ
ットとスクリーンユニットを据付け場所に応じ、簡単に
微小に複数段傾斜でき、コアユニットごとの画面の輝度
のずれを補修でき、かつ投写ユニットの調整交換が容易
にできる。
【0025】また、上記マルチビジョンの据付は投写ユ
ニットと収納架とスクリーンユニット各々毎に積み上
げ、組立てができるので、一度に積み上げる重量が前記
コアユニットごとに積み上げ組立てるのに対し1/2以
下になり、据え付けるのに投入する人員を1/2以下に
することができる。
【0026】また、原価構成要素のおおきな収納架を既
製の部品、又は既製の棚を使用することにより、特注品
に対し格段に原価を下げることができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1〜図3に
基づいて説明する。ここで、図1は本発明の第1の実施
例としてのマルチビジョンを一部破断して示した斜視図
であり、図1に示すマルチビジョンは、「投写ユニット
とスクリーンユニットの間に保守空間を有する方式」の
マルチビジョンである。図2は図1のA部の拡大図、図
3は図1のB−B線に沿う切断面の断面図である。
【0028】これらの図において、1はマルチビジョン
の構成単位である単品コアユニットの前面部を示してお
り、2はスクリーンユニット、3は内部に投写管を搭載
した投写ユニットを示し、4は投写ユニット3を収納し
ている収納架を示し、前記コアユニット1はスクリーン
ユニット2と投写ユニット3と収納架4との組でなる。
【0029】5はレンチキュラシートを、6はフレネル
レンズシートを示し、二枚で7のスクリーンを構成し、
レンチキュラシート5の外形寸法Lはフレネルレンズシ
ート6の外形寸法Sより製造上の公差も含め大きく造
り、フレネルレンズシート6の映像による輝きが前面よ
りレンチキュラシートにかくされ見えないようにする。
8は外枠を示し、9は内枠を示し、その材料の厚さは好
ましくは1mm以下の薄肉片で形成され、10は内枠9の
弾性片部、11は止めねじ、12は外枠8に溶接された
フレームを示す。13は前記内枠9に具備されたスクリ
ーン7の係止片を示し、映像の障害にならないようにな
るべく小さく、好ましくはその外形を2mm×5mm以下に
し、内枠9の各辺の前面に複数点在させ、前記レンチキ
ュラシート5の縁部の前方向を係止する。14は前記係
止片13にレンチキュラシート5、フレネルレンズシー
ト6と内枠9の係止部で形成される隙間を示し、15は
ボルトを示し、16は外枠7に具備されたねじ穴を示
し、17は丸穴を示す。
【0030】これらの図において、前記スクリーンユニ
ット2は、前記レンチキュラシート5とフレネルレンズ
シート6が重ねられ外形を合わせて前記内枠9の係止部
13に挿入され、さらに内側にフレーム12を具備し、
外形が四角格子の形状でなる外枠8のフレーム12に、
前記内枠9の後部にある弾性片部10が止めねじ11で
固定した構成となっている。
【0031】各々のスクリーンユニット2は、各々の外
枠8に具備されたねじ穴16と丸穴17をボルト15に
より結合することにより、前記スクリーンユニット2の
前面を揃えて結合され、各々スクリーンユニット2によ
る大画面を構成する。
【0032】上記構成でなるマルチビジョンのスクリー
ンユニット2は、前面より見ると、レンチキュラシート
5とフレネルレンズ6を係止している内枠9の薄い板厚
(好ましくは1mm以下)が、レンチキュラシート5を囲
んで四角格子状に見え、外形寸法2mm×5mm以下の複数
の係止片13が、その廻りに点在するように見える。た
だし、前記内枠9の肉厚は薄く1mm以下であり、かつ係
止片13の外形寸法は2mm×5mm以下であるので、映像
の適視範囲外の近距離で見ないかぎり、スクリーンユニ
ット2に投写される映像の目障りにならず、前記レンチ
キュラシート5とフレネルレンズ6は前記係止片13の
長手方向に深く係合されているので、安定的に固定され
る。
【0033】次に、本発明の第2の実施例を図4〜図6
に基づいて説明する。ここで、図4は本発明の第2の実
施例としてのマルチビジョンを一部破断して示した斜視
図であり、図4に示すマルチビジョンは、「コアユニッ
ト積み重ね方式」のマルチビジョンである。図5は図4
のC部の拡大図、図6は図4のD−D線に沿う切断面の
断面図である。
【0034】これらの図において、21はマルチビジョ
ンの構成単位である単品コアユニットの前面部を示して
おり、22はスクリーンユニット、23は内部に投写管
を搭載した投写ユニットを示し、24は投写ユニット2
3を収納している収納架を示し、前記コアユニット21
はスクリーンユニット22と投写ユニット23と収納架
24との組でなる。
【0035】25はレンチキュラシート、26はフレネ
ルレンズシートを示し、二枚のシートで27のスクリー
ンを構成し、28はスクリーン枠、29はスクリーン枠
28の溝部を示し、30はスクリーン枠28の溝部29
の先端に具備された略半径1.5mm以下の係止片で、レ
ンチキュラシート25の前面方向を係止している。31
はスクリーン蓋を示し、32はサラネジを示し、33は
溝部29とレンチキュラシート25、フレネルレンズシ
ート26で形成される隙間を示し、34は段付きねじを
示す。
【0036】前記スクリーンユニット22は前記レンチ
キュラシート25とフレネルレンズシート26が重ねら
れ外形縁部を合わせ、各々の外形縁部をスクリーン枠2
8の溝部29とスクリーン蓋31の溝部29に挿入さ
れ、前記スクリーン蓋31は前記スクリーン枠28にサ
ラネジ32で固定された構成となっている。
【0037】各々の前記スクリーンユニット22は、各
々の前記収納架23に段付きねじ34で結合され、前記
コアユニット21単位で積み上げられ、前記スクリーン
ユニト22の前面を揃えて大画面を構成する。
【0038】上記構成でなるマルチビジョンのスクリー
ンユニット22を前面より見ると、レンチキュラシート
25とフレネルレンズ26を係止しているスクリーン枠
28の溝部29の外形とスクリーン蓋31の溝部29の
外形がレンチキュラシート25を囲んで四角格子状に見
え、前記係止片30がその廻りに点在するように見える
が、前記溝部29の外形は略幅3.5mm以下であり、前
記係止片30の外形は1.5mm以下であるので、映像の
適視範囲外の近距離で見ないかぎり、スクリーンユニッ
ト22に投写される映像の目障りにならず、かつ前記係
止片30によりスクリーンの収縮時の掛かり量は増える
ので、前記レンチキュラシート25とフレネルレンズ2
6は前記前記溝部29を含め確実に係止される。
【0039】次に、本発明の第3の実施例を図7〜図9
に基づいて説明する。ここで、図7は本発明の第3の実
施例としてのマルチビジョンを一部破断して示した斜視
図である。図8は図7のE−E線に沿う切断面の断面
図、図9は組み上げた状態で図7のスクリーンユニット
の繋ぎ目を前面より見て示した正面図である。
【0040】これらの図において、41はマルチビジョ
ンの構成単位である単品コアユニットの前面部を示して
おり、42はスクリーンユニット、45はレンチキュラ
シート、46はフレネルレンズシートを示し、二枚のシ
ートで44のスクリーンを構成する。47は前枠、48
は前枠47に具備された前部係止片、49は前枠47に
具備された後部係止片を示し、50は後枠、51は後枠
50に具備された丸穴、52は後枠50に具備されたね
じ穴を示し、記号tは前枠47を構成する材料の板厚を
示し、56はサラネジ、57は機械ねじを示す。
【0041】前記スクリーンユニット42は、前記レン
チキュラシート45とフレネルレンズシート46が重ね
られ外形縁部を合わせ、各々の外形縁部のうち、レンチ
キュラシート45の前面を前枠47の前部係止片48
で、フレネルレンズシート46の後面を後部係止片49
で係止し、前記前枠47を後枠50に固定的に係合して
いる。
【0042】また、各々のスクリーンユニット42は、
各々の後枠50に具備された丸穴51ねじ穴52を機械
ねじ57により結合することにより、前記スクリーンユ
ニット42の前面を揃えて結合され、大画面を構成す
る。
【0043】上記構成でなるマルチビジョンのスクリー
ンユニット42を前面より見ると、図中(図8)矢印
(イ)の投写光の光路により、前記前枠47の板厚が線
状にレンチキュラシート5を囲んで四角格子状に見え、
図中(図8)矢印(ロ)の投写光の光路により、各々の
前記前部係止片48が、その廻りに点在するように見え
るが、前記前部係止片48の外形は2×3.5mm以下で
あり、前記前枠47の板厚は1mm以下であるので、映像
の適視範囲外の近距離で見ないかぎり、スクリーンユニ
ット42に投写される映像の目障りにならない。
【0044】次に、本発明の第4の実施例を図10〜図
12に基づいて説明する。ここで、図10は本発明の第
4の実施例としてのマルチビジョンを構成するコアユニ
ットを示す斜視図である。図11は図10のF−F線に
沿う切断面の断面図、図12は組み上げた状態で図10
のスクリーンユニットの繋ぎ目を前面より見て示した正
面図である。
【0045】これらの図において、61はマルチビジョ
ンの構成単位である単品コアユニットの前面部を示して
おり、62はスクリーンユニット、65はレンチキュラ
シート、66はフレネルレンズシートを示し、二枚のシ
ートで64のスクリーンを構成し、スクリーンは外形辺
部に67の切欠きを具備する。68は外枠、69は外枠
68に具備された前部係止片、70は内枠、71は後枠
70に具備された後部係止片、72は同様に外枠68に
具備された丸穴、73は外枠70に具備されたねじ穴を
示し、記号hは前外枠68を構成する材料の板厚を示
し、77は機械ねじを示す。
【0046】前記スクリーンユニット62は、前記レン
チキュラシート65とフレネルレンズシート66が重ね
られ外形縁部を合わせ、各々の外形縁部の前記切欠き6
7に、外枠68の前部係止片69を挿入して、レンチキ
ュラシート65の前面を係止し、後部係止片69でフレ
ネルレンズシート66の後面を係止し、前記外枠68を
サラネジ76で内枠70に固定的に係合している。
【0047】各々のスクリーンユニット62は、各々の
後枠70に具備された丸穴72ねじ穴73を機械ねじ7
7により結合することにより、前記スクリーンユニット
62の前面を揃えて結合され、大画面を構成する。
【0048】上記構成でなるマルチビジョンのスクリー
ンユニット62を前面より見ると、前記各々の前部係止
片69がレンチキュラシート65の廻りに点在するよう
に見える。また、図中(図11)矢印(ハ)の投写光は
外枠69に邪魔されず、レンチキュラシート65の外縁
部の境目に達するので、幅hの外枠69は見えず、映像
の邪魔をしない。また、図中(図11)矢印(ニ)の投
写光が前部係止片69により邪魔されるが、外形は2×
3.5mm以下であり、映像の適視範囲外の近距離で見な
いかぎり、スクリーンユニット62に投写される映像の
目障りにならない。
【0049】次に、本発明の第5の実施例を図13〜図
17に基づいて説明する。ここで、図13は本発明の第
5の実施例としてのマルチビジョンを一部破断して示し
た斜視図であり、図13に示すマルチビジョンは「コア
ユニット積み上げ方式」のマルチビジョンである。図1
4は図13のG−G線に沿う切断面の断面図で、各々の
投写ユニットの組とスクリーンユニットの組を傾斜させ
た状態を示す。図15は図14のH部の拡大図、図16
は図14のI部の拡大図である。図17は各々の投写ユ
ニットの主光束がスクリーン中心と垂直に交差し、かつ
観視者の目の位置に集光する状態を示す概略図である。
【0050】これらの図において、101は第一段目の
コアユニット、102は第二段目のコアユニット、を示
し、103は第三段目のコアユニット、104はスクリ
ーンユニット、105は投写ユニット、106は収納架
を示し、コアユニット101、102、103は各々の
スクリーンユニット104、投写ユニット105、収納
架106の組で構成されている。107は外枠、108
は側板、109は天板、110は架台、111は棒、1
20はスクリーン、121は内枠を示す。
【0051】また、130は内枠121の左右側面後部
に具備された溝で、131は結合ねじ、132はスクリ
ーンユニット104の上下を接続する結合プレート、1
33は収納架106に具備されたねじ穴で、134はボ
ルト、135はストッパー、136はピン、137はキ
ャスター、140は台板、141は軸受、142はバネ
を示す。1101は人間、1102はマルチビジョン、
1103は主光束、1104はスクリーンを示す。
【0052】第一段目のコアユニット101、第二段目
のコアユニット102、第三段目のコアユニット103
に搭載される各々の投写ユニット105の主光束を、観
視者の目の位置に収束させるべく、前記投写ユニット1
05を傾斜させて収納架106に固定させる構成につい
て以下に説明する。
【0053】投写ユニット105は収納架106の内部
に収められ、投写ユニット105と収納架106の組と
して、前記スクリーンユニット104と一対一に対応
し、同じ数だけ積み上げられる。下から第二段目のコア
ユニット102と下から第三段目のコアユニット103
の投写ユニット105の主光束は、図17に示すよう
に、下から第一段目のコアユニット101の投写ユニッ
ト105の映像源より投写される主光束と、映像源より
一定の距離離れた観視者の目の位置で幾何学的に交わる
ような位置に傾斜させるため、収納架106に具備され
たねじ穴133とボルト134の組により台板140を
傾斜させて収納架106に結合させている。
【0054】また、台板140に具備されたバネ142
で上方(図中(図16)矢印(ニ)方向)押し上げ加圧
されているストッパー135で、投写ユニット105
は、前後方向にその位置を規制され、台板140に具備
されたピン136を投写ユニット105の裏面に具備さ
れた穴(図示せず)に挿入することにより、左右方向の
位置を規制され、前記投写ユニット105は収納架10
6に傾斜または水平に設置される。
【0055】次に、上記構成でなるマルチビジョンの据
付けと投写ユニット105の調整、傾斜角の補正、投写
ユニット105のブラウン管の寿命による交換について
各々の図を参照して以下に説明する。
【0056】据付けについては、まず、架台110を据
付け位置に設定し、前記第一段目のコアユニット101
に搭載されるの投写ユニット105の傾斜角を予め設定
しておいて、第一段目のコアユニット101の収納架1
06と投写ユニット105の組を架台110に設置す
る。
【0057】そして、前記第二段目のコアユニット10
2に搭載されている投写ユニット105の傾斜角を予め
設定しておいて、第二段目のコアユニット102の収納
架106と投写ユニット105の組を前記第一段目のコ
アユニット101の天面に設置する。、そして、前記第
三段目のコアユニット103に搭載されている投写ユニ
ット105の傾斜角を予め設定しておいて、第三段目の
コアユニット103の収納架106と投写ユニット10
5の組を前記第二段目のコアユニット102の天面に設
置し、据付けを終わる。
【0058】この据付けの順序は、先に各々のコアユニ
ット101、102、103の収納架106を積み上げ
て台板140の傾斜角をねじで予め設定し、つぎに各々
の投写ユニット105を据え付けても良く、いずれにし
ろ、投写ユニット105の重量は約40kg、収納架10
6の重量は約10kgとなるので、収納架106と投写ユ
ニット105の組の重量はコアユニットの重量の約半分
の50kg前後の値となり、100kg前後あるコアユニッ
トごと積み上げて据え付けるのに比較すると、一度に積
み上げる重量は半分以下となり、据付け可能な投入人員
も半分にすることができる。
【0059】次に、投写ユニット105の調整、傾斜角
の補正、投写ユニット105のブラウン管の寿命による
ブラウン管の交換の方法であるが、前記収納架106と
投写ユニット105の組とスクリーンユニット104の
中間には幅略70cm〜100cmの空間が存在しており、
この空間に人間が入り、投写ユニット105の調整、傾
斜角の補正、投写ユニット105のブラウン管の交換を
行なうことが可能となる。
【0060】次に、第一段目のコアユニット101、第
二段目のコアユニット102、第三段目のコアユニット
103の前面に位置するスクリーンユニット104に関
し、投写ユニット105の主光束を観視者の目の位置に
収束させる構成について以下に説明する。
【0061】前記スクリーンユニット104は、外形が
矩形でなるスクリーン120の周囲四辺の縁部を長手方
向に溝(図示せず)を具備した前記内枠121に係止
し、内枠121の左右側面上部に左右対称に、後面を開
放するUの字形の溝130をそれぞれ具備する。また、
前記内枠121の下面後部に、弾性材料で形成される結
合プレート132を結合ねじ131で固定し、各々のス
クリーンユニット104の集合でなる大画面を囲む外枠
107の左右の枠を内側より、水平方向に平行な棒11
1を前記スクリーンユニット104の上下方向の積み段
数の数だけつなぎ、この棒111の位置は前記結合プレ
ート132との組で、各々のスクリーンユニット104
の中心を投写ユニット105の主光束が直交する幾何学
上の位置に合うように、スクリーンユニット104を傾
斜させた状態で配備する。また、前記棒111を、前記
内枠121の上部左右に後方に具備された前記溝130
に挿入し、下面枠に設けられた結合プレート132を下
段に位置する前記スクリーンユニット104の上枠後面
と結合ねじ131で接続することにより、構成される。
【0062】上記構成でなるスクリーンユニット104
の据付け、保守、交換について各々の図に基づいて説明
する。
【0063】予め据え付けられている投写ユニット10
5の投写光を写す位置に外枠107,を設置し、スクリ
ーンユニット104の傾斜角度にあわせ、外枠107に
具備された左右一対の複数組の穴のうち、一組の穴を選
択し、棒111を係止させ、左右の外枠107間をつな
げる。
【0064】次に、第一段目のスクリーンユニット10
4の内枠121の左右側面上部に具備された溝130
に、前記棒111を挿入することにより、前記スクリー
ンユニット104の上部を係止しつつその傾斜角度を形
成し、スクリーンユニット104の下部を結合プレート
132を介し架台110に固定し、隣合うスクリーンユ
ニット同志は内枠121の右側面(または左側面)に具
備された通し穴122と前記内枠の左側面(または右側
面)に具備されたねじ穴123の組で機械ねじ124に
より各々連結される。
【0065】次に、第二段目のスクリーンユニット10
4の内枠121の左右側面上部に具備された溝130
に、前記棒111を挿入することにより、前記スクリー
ンユニット104の上部を係止しつつその傾斜角度を形
成し、スクリーンユニット104の下部を結合プレート
132を介し、第一段目のスクリーンユニット104の
内枠121の上部に固定し、隣合うスクリーンユニット
同志は第一段目のスクリーンユニット104同様に、内
枠121の右側面(または左側面)に具備された通し穴
122と前記内枠の左側面(または右側面)に具備され
たねじ穴123の組で機械ねじ124により各々連結さ
れる。
【0066】次に、第三段目のスクリーンユニット10
4の内枠121の左右側面上部に具備された溝130
に、前記棒111を挿入することにより、前記スクリー
ンユニット104の上部を係止しつつその傾斜角度を形
成し、スクリーンユニット104の下部を結合プレート
132を介し、第一段目のスクリーンユニット104の
内枠121の上部に固定し、隣合うスクリーンユニット
同志は第一段目のスクリーンユニット104同様に内枠
121の右側面(または左側面)に具備された通し穴1
22と前記内枠の左側面(または右側面)に具備された
ねじ穴123の組で機械ねじ124により各々連結さ
れ、スクリーンユニット104の組の据付けを終了す
る。
【0067】上記したスクリーンユニット104単品の
重量は略5〜6kgであるので据付けには一人または二人
の人間で可能となり、コアユニット(重量役100kg)
ごとに積み上げるのに比較して、大幅な投入人員の削減
を図ることが出来る。
【0068】次に、前記スクリーンユニット104の保
守のための交換について説明する。前記投写ユニット1
05と収納架106の組と前記スクリーンユニット10
4の中間に形成される投写光が通過する幅70cm〜10
0cmの空間に人間が入り、交換するスクリーンユニット
104の前記機械ねじ124と、交換するスクリーンユ
ニット104の下部に位置する内枠121と結合プレー
ト132の結合ねじ131を外し、結合プレート132
を手で保持し、図中(図14)矢印(ハ)方向に回転さ
せ、内枠121の溝部130を前記棒111より外す。
スクリーンユニット104の組み付けは、この逆の手順
で行われ交換は終わる。上記の如く据付け同様交換は人
間一人で可能なことがわかる。
【0069】次に、本発明の第6の実施例を図18、図
19に基づいて説明する。ここで、図18は本発明の第
6の実施例としてのマルチビジョンを縦断面を示す断面
図であり、先の図の図14に対応し、図19は横から見
てスクリーンユニット104を直線状に傾斜させ、各々
の投写ユニットの主光束がスクリーン中心と垂直に交差
し、かつ観視者の目の位置に集光する状態を示す概略図
で、先の図の図17に対応する。
【0070】各々の図において先の図と同じものには同
じ符号を付し、その他147は外枠、148は側板、1
49は天板、150は台板、151はボルト、152は
架台を示す。
【0071】本実施例は、各々の図に示すように、横か
ら見て各々のスクリーンユニット104を直線状に傾斜
させたもので、各々の投写ユニット105の主光束は傾
斜により並行に下降するので、スクリーンユニット10
4を近距離で見ても、各々のスクリーンユニット104
を垂直に積み上げた場合よりも、上下方向の位置による
各々のスクリーンユニット104の輝度差は少なくな
る。
【0072】次に、本発明の第7の実施例を図20に基
づいて説明する。ここで、図20は本発明の第7の実施
例としてのマルチビジョンを一部破断して示した斜視図
である。
【0073】同図において、マルチビジョンの収納架1
06と投写ユニット105がカバーで覆われていないの
で、投写ユニット105が直接外気に接触し放熱でき、
投写ユニット105内部のブラウン管等の温度上昇を防
ぐことができる。また、前記側板、天板の組でなる16
9に示すカバーの外形寸法を図13のマルチビジョンの
例に対して2/3に小形化できることとなる。
【0074】次に、本発明の第8の実施例を図21に、
第9の実施例を図22、図23に基づいて説明する。こ
こで、図21は本発明の第8の実施例としてのマルチビ
ジョンを構成する収納架を分解して示した斜視図であ
る。図22は本発明の第9の実施例としてのマルチビジ
ョンを構成する収納架を分解して示した斜視図、図23
は図22の要部の拡大図である。
【0075】図21において、201は垂直角パイプ、
202は前後角パイプ、203は横角パイプ、204は
ボス、205はベース板、206はねじ穴を示す。
【0076】また、図22、図23において、251は
天板、252は台板、253は前後フレーム、254は
横フレーム、255は支柱、256はユニット台を示
し、257はねじ穴を示し、261は横フレーム254
に具備された切りお越し、262は支柱255に具備さ
れたテーパ穴、263は前後フレーム253に具備され
た切り絞り部、264は支柱255に具備されたT字形
穴を示す。
【0077】第8の実施例においては、図21に示すよ
うに、各々の角パイプ201、202、203は、ボス
204の軸部が各々の角パイプ201、202、203
の穴に挿入されることにより、結合され、収納架を構成
する。そして、前記投写ユニット5は具備されたねじ穴
206によりベース板205に固定され、ベース板20
5は横角パイプ203に結合され、前記投写ユニット5
は前記角パイプ201、202、203とボス204で
構成された収納架に搭載される。
【0078】第9の実施例においては、図22、図23
に示すように、各々の支柱255に具備されたT字形穴
264に、前後フレーム253の切りお越し部263を
挿入し、各々の支柱255に具備されたテーパ穴262
に、横フレーム254具備された切りお越し部261を
挿入し、各々支柱255と各々の前後フレーム253、
各々の横フレームの組を組み立てる。
【0079】また、台板252、天板251を、前後フ
レーム253と横フレーム254における係止部材の上
に載せ、収納架を形成し、台板252に具備されたねじ
穴に、あらかじめ前後方向に傾斜を持つユニット台25
6に搭載された投写ユニット105を、ユニット台25
6ごと機械ねじ(図示せず)で結合して、構成される。
第8及び第9の実施例の収納架は工具不用で簡単に組
立ができ、既製の棚またはパイプ材が使用できることが
わかる。
【0080】次に、本発明の第10の実施例を図24、
図25に基づいて説明する。ここで、図24は本発明の
第10の実施例としてのマルチビジョンを一部破断して
示した斜視図、図25は図24のJ−J線に沿う切断面
の断面図である。
【0081】各々の図において先の図と同じものには同
じ符号を付し、その他301は第一段目のプレート、3
02は第二段目のプレート、303は第三段目のプレー
ト、305は収納架、306は収納架305としての既
製品の棚を示し、318は側板、319は天板を示す。
【0082】本実施例は、スクリーンユニット104の
組の幅と高さが異なる収納架の組でなるマルチビジョン
の例であり、即ち、収納架305を既製品の棚306で
構成し、前記投写ユニット105は各々の前記プレート
301、302、303に支持されている。このとき、
投写ユニット105の投写光の主光束がスクリーンユニ
ット104の中心に垂直に投写されるように、前記棚3
06の高さを適当に選択するか、各々の前記プレート3
01、302、303の高さを予め定めておく。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
周囲の温度または湿度によりスクリーンが変形しないの
で、映像に歪を発生させにくいという効果がある。
【0084】また、係止片により、前記スクリーン枠の
溝はより深くスクリーンの縁部を係止するので、スクリ
ーンの周囲の温度または湿度による収縮時、スクリーン
を確実に固定できるという効果がある。
【0085】また、各々のスクリーンには、外形は2×
3.5mm以下である係止片が点在するか、または前記係
止片とスクリーン枠の板厚が四角格子上に見えるだけな
ので、格段に映像の見映えを良くするという効果があ
る。
【0086】また、各々の投写ユニットの主光束の集光
位置を略人間の目の高さに合うように、コアユニットを
組み立てた後でも、前記投写ユニットとスクリーンユニ
ットを据付け場所に応じ、簡単に複数段傾斜できるの
で、コアユニットごとの画面の輝度のずれを補修でき、
画面を格段に見やすくさせるという効果がある。
【0087】また、投写ユニットの組とスクリーンユニ
ットの組の中間の空間に人間が入り、前記投写ユニット
の調整交換が容易にできるので、マルチビジョンの保守
性を格段に向上させるという効果がある。
【0088】また、投写ユニットと収納架とスクリーン
ユニット毎に独立して積み上げ、組立てができるので、
一度に積み上げる重量が前記コアユニットごとに積み上
げ組立てるのに対し、1/2以下となり、据え付けるの
に投入する人員を1/2以下にすることができ、据付け
作業性を格段に向上させるという効果がある。
【0089】また、投写ユニットを収納する収納架を既
製品が使用できるので、構成材料費が格段に安価とな
り、組立も工具が不用なので、簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としてのマルチビジョン
を一部破断して示した斜視図である。
【図2】図1のA部の拡大図である。
【図3】図1のB−B線に沿う切断面の断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例としてのマルチビジョン
を一部破断して示した斜視図である。
【図5】図4のC部の拡大図である。
【図6】図4のD−D線に沿う切断面の断面図である。
【図7】本発明の第3の実施例としてのマルチビジョン
を一部破断して示した斜視図である。
【図8】図7のE−E線に沿う切断面の断面図である。
【図9】組み上げた状態で図7のスクリーンユニットの
繋ぎ目を前面より見て示した概略図である。
【図10】本発明の第4の実施例としてのマルチビジョ
ンを構成するコアユニットを示す斜視図である。
【図11】図10のF−F線に沿う切断面の断面図であ
る。
【図12】組み上げた状態で図10のスクリーンユニッ
トの繋ぎ目を前面より見て示した正面図である。
【図13】本発明の第5の実施例としてのマルチビジョ
ンを一部破断して示した斜視図である。
【図14】図13のG−G線に沿う切断面の断面図であ
る。
【図15】図14のH部の拡大図である。
【図16】図14のI部の拡大図である。
【図17】図13における各々の投写ユニットの主光束
がスクリーン中心と垂直に交差し、かつ観視者の目の位
置に集光する状態を示す概略図である。
【図18】本発明の第6の実施例としてのマルチビジョ
ンを縦断面を示す断面図である。
【図19】横から見て図18のスクリーンユニットを直
線状に傾斜させ、各々の投写ユニットの主光束がスクリ
ーン中心と垂直に交差し、かつ観視者の目の位置に集光
する状態を示す概略図である。
【図20】本発明の第7の実施例としてのマルチビジョ
ンを一部破断して示した斜視図である。
【図21】本発明の第8の実施例としてのマルチビジョ
ンを構成する収納架を分解して示した斜視図である。
【図22】本発明の第9の実施例としてのマルチビジョ
ンを構成する収納架を分解して示した斜視図である。
【図23】図22の要部の拡大図である。
【図24】本発明の第10の実施例としてのマルチビジ
ョンを一部破断して示した斜視図である。
【図25】図24のJ−J線に沿う切断面の断面図であ
る。
【符号の説明】
1……コアユニット 2……スクリーンユニット 3……投写ユニット 4……収納架 5……レンチキュラシート 6……フレネルレンズシート 7……スクリーン 8……外枠 9……内枠 10……弾性片部 11……止めねじ 12……フレーム 13……スクリーンの係止片 14……隙間 15……ボルト 16……ねじ穴 17……丸穴 25……レンチキュラシート 26……フレネルレンズシート 27……スクリーン 28……スクリーン枠 29……スクリーン枠の溝部 30……係止片 31……スクリーン蓋 32……サラねじ 44……スクリーン 45……レンチキュラシート 46……フレネルレンズシート 47……前枠 48……前部係止片 49……後部係止片 50……後枠 64……スクリーン 65……レンチキュラシート 66……フレネルレンズシート 67……切欠き 68……外枠 69……前部係止片 70……内枠 71……後部係止片 101……第一段目のコアユニット 102……第二段目のコアユニット 103……第三段目のコアユニット 104……スクリ−ンユニット 105……投写ユニット 106……収納架 107……外枠 108……側板 109……天板 110……架台 111……棒 120……スクリ−ン 121……内枠 122……通し穴 123……ねじ穴 124……機械ねじ 130……溝 131……結合ねじ 132……結合プレ−ト 133……ねじ穴 134……ボルト 135……ストッパ− 136……ピン 137……キャスタ− 140……台板 141……軸受 142……バネ 147……外枠 148……側板 149……天板 150……台板 151……ねじ 152……架台 161……送風器 169……カバ− 201……垂直角パイプ 202……前後角パイプ 203……横角パイプ 204……ボス 206……ねじ穴 251……天板 252……台板 253……前後フレ−ム 254……横フレ−ム 255……支柱 256……ユニット台 261……切りお越し部 262……テ−パ穴 263……切り絞り部 264……T字形穴 301……第一段目の投写ユニット 302……第ニ段目の投写ユニット 303……第三段目の投写ユニット 305……収納架 318……側板 319……天板 1101……人間 1102……マルチビジョン 1103……主光束 1104……スクリ−ン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 康寿 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所AV機器事業部内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、スクリーン及び該スクリー
    ンを支持するスクリーン枠を備えたスクリーンユニット
    と、前記スクリーンに投写光を投写する投写ユニット
    と、から成るコアユニットを、複数台、上下、左右に組
    み合わせて構成されるマルチビジョンにおいて、 各スクリーンユニットにおける前記スクリーン枠は、前
    記スクリーンの四辺縁部を囲んで該四辺縁部の後面を少
    なくとも支持し、その断面がLの字形の形状を成す辺部
    と、前記スクリーンの四辺縁部の前面を各々係止し、前
    記辺部に点在配備される複数の小形の係止片と、を含む
    ことを特徴とするマルチビジョン。
  2. 【請求項2】 少なくとも、スクリーン及び該スクリー
    ンを支持するスクリーン枠を備えたスクリーンユニット
    と、前記スクリーンに投写光を投写する投写ユニット
    と、から成るコアユニットを、複数台、上下、左右に組
    み合わせて構成されるマルチビジョンにおいて、 各スクリーンユニットにおける前記スクリーン枠は、前
    記スクリーンの四辺縁部を囲んで該四辺縁部の前面及び
    後面を少なくとも支持し、その断面がコの字形の形状を
    成す辺部と、前記スクリーンの四辺縁部の前面を各々係
    止し、前記辺部に点在配備される複数の小形の係止片
    と、を含むことを特徴とするマルチビジョン。
  3. 【請求項3】 少なくとも、スクリーン及び該スクリー
    ンを支持するスクリーン枠を備えたスクリーンユニット
    と、前記スクリーンに投写光を投写する投写ユニット
    と、から成るコアユニットを、複数台、上下、左右に組
    み合わせて構成されるマルチビジョンにおいて、 各スクリーンユニットにおける前記スクリーン枠は、前
    記スクリーンの四辺縁部を囲む辺部と、前記スクリーン
    の四辺縁部の前面及び後面を各々係止し、前記辺部に点
    在配備される複数の小形の係止片と、を含むことを特徴
    とするマルチビジョン。
  4. 【請求項4】 少なくとも、スクリーン及び該スクリー
    ンを支持するスクリーン枠を備えたスクリーンユニット
    と、前記スクリーンに投写光を投写する投写ユニット
    と、から成るコアユニットを、複数台、上下、左右に組
    み合わせて構成されるマルチビジョンにおいて、 各スクリーンユニットにおける前記スクリーン枠は、前
    記スクリーンの四辺縁部の後面よりも後方に配置される
    辺部と、前記スクリーンの四辺縁部の前面及び後面を各
    々係止し、その断面が各々コの字形の形状を成し、前記
    辺部に点在配備される複数の小形の係止片と、を含むこ
    とを特徴とするマルチビジョン。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のマルチビジョンにおい
    て、各スクリーンユニットにおける前記スクリーンの四
    辺縁部に切り欠き部を点在して設け、該切り欠き部に前
    記係止片をそれぞれ挿入することにより、前記スクリー
    ンを係止させ、前記コアユニットを複数台組み合わせた
    状態において、隣合うスクリーン同士の縁部が直接接す
    るようにしたことを特徴とするマルチビジョンのスクリ
    ーン装置。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4または5に記載の
    マルチビジョンにおいて、前記スクリーン枠は、弾性を
    有し、前記辺部を前記スクリーンユニットの固定部に結
    合する弾性片部を含むことを特徴とするマルチビジョ
    ン。
  7. 【請求項7】 少なくとも、スクリーンを備えたスクリ
    ーンユニットと、映像源を備え、前記スクリーンに投写
    光を投写する投写ユニットと、該投写ユニットを載置す
    る台板と、前記投写ユニットを収納する収納架と、から
    成るコアユニットを、複数台、上下、左右に組み合わせ
    て構成され、前記スクリーンユニットの組と前記投写ユ
    ニットを収納した収納架の組との間に空間を確保して成
    るマルチビジョンにおいて、 前記台板は、載置された前記投写ユニットの背面に当接
    する当接面と、該当接面上に設けられ、前記投写ユニッ
    トの背面に設けられた穴に嵌入し得る突起と、バネ手段
    により付勢されて、前記投写ユニットを載置する載置面
    より突出して、前記投写ユニットの前面に当接し、前記
    当接面と共に前記投写ユニットを前後方向において固定
    する部材と、を有し、前記収納架に機械ねじ手段によっ
    て着脱自在に固定されると共に、 前記収納架は、前記投写ユニットの傾斜角度等を段階的
    に変え得るよう、前記台板の固定箇所を複数段有し、 各台板は、それぞれ、固定すべき収納架に対し、前記投
    写ユニットから前記スクリーンに投写される投写光の光
    束の中心が、略スクリーン中心をスクリーン面に直交す
    るように通り、上下に積み上げられた高さの異なる各投
    写ユニットから投写された投写光の光束の中心が各スク
    リーンを通過後、所定の高さの点に集光し、且つ、上下
    に積み上げられた高さの異なる各投写ユニットにおける
    映像源から前記集光点までの距離が略同一となるよう
    に、所望の箇所に固定されることを特徴とするマルチビ
    ジョン。
  8. 【請求項8】 少なくとも、スクリーン及び該スクリー
    ンを支持するスクリーン枠を備えたスクリーンユニット
    と、前記スクリーンに投写光を投写する投写ユニット
    と、前記投写ユニットを収納する収納架と、から成るコ
    アユニットを、複数台、上下、左右に組み合わせて構成
    され、前記スクリーンユニットの組と前記投写ユニット
    を収納した収納架の組との間に空間を確保して成るマル
    チビジョンにおいて、 上下に積み上げられた高さの異なるスクリーンユニット
    の組毎に、スクリーン面に平行に水平方向に渡した棒
    を、その固定箇所が段階的に変え得るように設けると共
    に、 各スクリーンユニットにおける前記スクリーン枠は、そ
    の左右の部分において、それぞれ、映像に寄与しない部
    分に、その開口部を後方に持つ溝を有し、該溝を前記棒
    に係合させることにより所望の傾斜角度で固定され、 映像に寄与しない部分において、機械ねじ手段及びバネ
    手段にて隣合うスクリーン枠と結合されることを特徴と
    するマルチビジョン。
  9. 【請求項9】 少なくとも、スクリーン及び該スクリー
    ンを支持するスクリーン枠を備えたスクリーンユニット
    と、前記スクリーンに投写光を投写する投写ユニット
    と、前記投写ユニットを収納する収納架と、から成るコ
    アユニットを、複数台、上下、左右に組み合わせて構成
    され、前記スクリーンユニットの組と前記投写ユニット
    を収納した収納架の組との間に空間を確保して成るマル
    チビジョンにおいて、 各スクリーンユニットにおける前記スクリーン枠は、機
    械ねじ手段にて隣合うスクリーン枠と結合されることを
    特徴とするマルチビジョン。
  10. 【請求項10】 少なくとも、スクリーンを備えたスク
    リーンユニットと、前記スクリーンに投写光を投写する
    投写ユニットと、前記投写ユニットを収納する収納架
    と、から成るコアユニットを、複数台、上下、左右に組
    み合わせて構成され、前記スクリーンユニットの組と前
    記投写ユニットを収納した収納架の組との間に空間を確
    保して成るマルチビジョンにおいて、 前記収納架の組は、複数のパイプと、パイプの内部に挿
    入してパイプ同士を接続する複数の接続具と、前記投写
    ユニットを載置するプレートと、で構成されることを特
    徴とするマルチビジョン。
  11. 【請求項11】 少なくとも、スクリーンを備えたスク
    リーンユニットと、前記スクリーンに投写光を投写する
    投写ユニットと、前記投写ユニットを収納する収納架
    と、から成るコアユニットを、複数台、上下、左右に組
    み合わせて構成され、前記スクリーンユニットの組と前
    記投写ユニットを収納した収納架の組との間に空間を確
    保して成るマルチビジョンにおいて、 前記収納架の組は、挿入方向にテーパの形状がある四角
    の穴を具備した複数の支柱と、切り起こし部を具備した
    複数の角材と、前記投写ユニットを載置する四角形の棚
    と、を備え、前記支柱をそれぞれ垂直方向に立て、前記
    角材をそれぞれ水平方向に渡し、該角材の切り起こし部
    を前記支柱の四角の穴に挿入して、該支柱と角材とを組
    み合わせて固定し、前記角材上に前記棚を載せて成るこ
    とを特徴とするマルチビジョン。
  12. 【請求項12】 請求項9,10または11に記載のマ
    ルチビジョンにおいて、前記収納架の組の外形の高さ、
    外形の幅の寸法は、前記スクリーンユニットの組の外形
    の高さ、外形の幅の寸法より小さく構成したことを特徴
    とするマルチビジョン。
JP50A 1993-02-12 1993-02-12 マルチビジョン Pending JPH06245177A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101144717B1 (ko) * 2010-10-11 2012-05-24 (주)하이브시스템 변형방지 및 간격유지 기능을 갖는 디스플레이 월
JP2015132748A (ja) * 2014-01-15 2015-07-23 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター支持装置
JP2015132749A (ja) * 2014-01-15 2015-07-23 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター支持装置
CN113301282A (zh) * 2021-04-19 2021-08-24 包钢钢业(合肥)有限公司 一种电视机外框冷轧板

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