JPH01217652A - ファイルの同時更新回避方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はファイルの同時更新回避方式に関し、特に情報
処理システムにおける複数プログラムによるファイルの
同時更新を回避するファイルの同時更新回避方式に関す
る。

〔従来の技術〕

ファイルの同時更新回避方式は、ファイル更新を行うプ
ログラムからのロック要求により、要求されたファイル
のブロックをそのプログラムだけが更新できるようにロ
ック状態にし、そのプログラムの更新終了後のロック解
除要求により、そのロック状態を解除している。

また、ファイルの仮更新機能は、ファイルを使用するプ
ログラムのデバッグを行うとき、デバッグをするプログ
ラムにより、そのファイルが壊されないように保護する
ため、そのファイルに対する読出しをするが書込みをし
ないで書込み情報を別途記憶することにより、仮の更新
動作である疑似更新の動作を行わせる機能である。

従来のファイルの同時更新回避方式は、仮更新機能を使
用してファイルアクセスのテスト動作を行う仮更新プロ
グラムと、仮更新機能を使用せずにファイルを更新する
実更新プログラムとによるファイルの同時アクセスにつ
いても、ファイルの実内容を更新する実更新プログラム
同士の排他制御と同じ制御を行うか、あるいは、仮更新
機能を使用するプログラムは排他制御を行わずにファイ
ルを更新する実更新プログラムと同時に動作させる方法
を用いている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来のファイルの同時更新回避方式では、デバ
ッグ中の仮更新１０グラムと、実更新プログラムとの排
他制御を行う場合は、仮更新プログラムのために、実更
新プログラムが長時間時たされり、デッドロック状態（
デッドロック状態とは、例えば、仮更新プログラムがフ
ァイルのブロックａをロック状態にし、実更新プログラ
ムがファイルのブロックｂをロック状態にしている状態
で、仮更新プログラムがファイルのブロックｂをロック
要求をし、実更新プログラムがファ・イルのブロックａ
をロック要求をした場合など、以後の動作が進まない状
態のことをいう）になってしまったりするという問題点
がある。

また、仮更新プログラムの排他制御を行わずに実更新プ
ログラムと同時に動作させる場合は、実更新プログラム
によるファイル内容の更新により、そのファイル内容を
続出、して処理している仮更新プログラムの動作に矛盾
が生ずることがあるという問題点がある。

本発明の目的は、仮更新プログラムのために、実更新プ
ログラムが長時間時なされり、デッドロック状態で停止
することがなく、また、仮更新プログラムも実更新プロ
グラムによるファイル内容の更新に影響されずに矛盾な
く動作を遂行できるファイルの同時更新回避方式を提供
することである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明のファイルの同時更新回避方式は、（Ａ＞ブロッ
クごとに保存情報を記憶するファイル、 （Ｂ＞前記ファイルの実内容を更新することなく、前記
ファイルの疑似更新の動作を行わせることにより１０グ
ラムのデバッグを支援するための仮更新機能を使用して
動作する少なくとも一つの仮更新プログラム、 （Ｃ）前記仮更新プログラムに同時に並行して動作する
ことができ、前記仮更新機能を使用せず前記ファイルの
実内容を更新する少なくとも一つの実更新プログラム、 （Ｄ＞前記仮更新プログラムおよび前記実更新プログラ
ムなどの複数プログラムによる同時アクセスの排他制御
であるロック処理およびアンロック処理を前記ファイル
のブロックごとに行い、そのロック処理でデッドロック
が検出されたとき、まずそのデッドロックに関係するロ
ック要求をした前記仮更新プログラムにデッドロック通
知を送ってアンロック要求を促し、そのデッドロックに
関係するロック要求をした前記仮更新プログラムがなけ
ればそのデッドロックになるロック要求をした前記実更
新プログラムにデッドロック通知を行ってアンロック要
求を促し、アンロック要求が行われたとき、アンロック
を待っている前記実更新プログラムのロック要求を優先
的に受けてロック処理を行い、前記実更新プログラムに
よる前記ファイルの更新を可能にする同時更新回避手段
、 を備えて構成されている。

〔実施例〕

次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。

第１図は本発明のファイルの同時更新回避方式の一実施
例を示すブロック図である。

第１図において、ファイル１は、ブロックごとに保存情
報を記憶している。

仮更新プログラム２は、ファイル１の実内容を更新する
ことなく、ファイル１の疑似更新の動作を行わせること
によりプログラムのデバッグを支援するための仮更新機
能を使用して動作するいくつかの仮更新プログラムの中
の一つである。

また、実更新プログラム３は、仮更新プログラム２に同
時に並行して動作することができ、仮更新機能を使用せ
ずにファイル１の実内容を更新するいくつかの実更新プ
ログラムの中の一つである。

一方、同時更新回避手段４は、仮更新プログラム２およ
び実更新プログラム３などの複数プログラムによる同時
アクセスの排他制御であるロック処理およびアンロック
処理をファイル１のブロックごとに行っている。

そして、同時更新回避手段４は、そのロック処理でデッ
ドロックが検出されたとき、まず、そのデッドロックに
関係するロック要求をした仮更新プログラム２があれば
、その仮更新プログラム２にデッドロック通知を送って
アンロック要求を促す。

アンロック要求を促された仮更新プログラム２は、一つ
前のチエツクポイントまで戻ることにより、同時更新回
避手段４にアンロック要求を行ったとき、同時更新回避
手段４は、アンロックを待っている実更新プログラム３
のロック要求を優先的に受けてロック処理を行い、実更
新プログラム３によるファイル１の更新を可能にする。

また、デッドロックに関係するロック要求をした仮更新
プログラムがなければ、同時更新回避手段４は、そのデ
ッドロックになるロック要求をした実更新プログラム３
にデッドロック通知を行ってアンロック要求を促す。

アンロック要求を促された実更新プログラム３は、一つ
前のチエツクポイントまで戻ることにより、同時更新回
避手段４にアンロック要求を行ったとき、同時更新回避
手段４は、アンロックを待っている他の実更新プログラ
ムのロック要求を優先的に受けてそのロック処理を行い
、その実更新プログラムによるファイル１の更新を可能
にする。

第２図は本実施例における同時更新回避手段内のロック
処理を示す流れ図である。

第２図に示すように、仮更新プログラムまたは実更新プ
ログラムからロック要求があったとき、ステップＳ１で
、ロック要求があったファイルのブロックがロック可能
かどうかを判断し、口・ンク可能（可）であれば、ステ
ップＳ２で、口・７り状態として、ステップＳ３で、ロ
ック要求をしたプログラムにロック完了を通知し、その
プログラムを実行させる。

また、ステップＳ１で、ロック要求があったファイルの
ブロックがすでに他のプログラムによりロック状態であ
るが、デッドロック状態ではなく、待ちが必要（待ち）
であれば、ステップＳ４で、そのロック要求が待ち状態
となる。

一方、ステップＳ１で、ロック要求があったファイルの
ブロックがすでに他のプログラムによりロック状態にあ
り、そのロック状態にした他のプログラムもロック要求
をしたプログラムによる別のロック状態の解除を待って
いるなどのデッドロック状態（デッドロック）であれば
、次に、ステップＳ５で、ロック要求をしたプログラム
を含めてロック状態にしたプログラムの中に、仮更新プ
ログラムがあるかどうかを判定する。

仮更新プログラムがある（ＹＥＳ）ならば、ステップＳ
６で、その仮更新プログラムへデッドロックを通知して
アンロック要求を促し、ステップＳ７で、待ち状態とな
る。

また、ステップＳ５で、仮更新プログラムがない（Ｎｏ
）ならば、ステップＳ８で、ロック要求をした実更新プ
ログラムにデッドロックを通知して、ロック処理を終了
する。

一方、第３図は本実施例における同時更新回避手段内の
アンロック処理を示す流れ図である。

第３図に示すように、仮更新プログラムまたは実更新プ
ログラムからアンロック要求があったとき、ステップＴ
１で、アンロック要求があったファイルのブロックのロ
ック状態を解除する。

続いて、ステップＴ２で、アンロックを待って待ち状態
のプログラムがあるかどうかを判断し、待ち状態のプロ
グラムがある（ＹＥＳ）場合のみ、ステップＴ３で、待
ち状態の実更新プログラムを優先して、実更新プログラ
ムがなければ仮更新プログラムの待ち状態を解除する。

次に、ステップＴ４で、アンロック要求をしたプログラ
ムにアンロック完了を通知し、アンロック処理を終了す
る。

以上述べたように、本実施例のファイルの同時更新回避
方式は、デバッグ中の仮更新プログラムと、実更新プロ
グラムとが同一のファイルを並行して使用する場合に排
他制御によるデッドロック状態が発生しても、まず仮更
新プログラムにアンロック要求を促し、そのデッドロッ
クに関係するロック要求をした仮更新プログラムがなけ
ればそのデッドロックになるロック要求をした実更新プ
ログラムにアンロック要求を促すことにより、そのデッ
ドロックの解除となるアンロック要求が行われたとき、
アンロックを待っている実業務を行う実更新プログラム
を優先的に動作させることができる。

〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明のファイルの同時更新回避
方式は、仮更新プログラムのために、実更新プログラム
が長時開時たされり、デッドロック状態で停止すること
がなく、また、仮更新プロダラムも実更新プログラムに
よるファイル内容の更新に影響されずに矛盾なく動作を
遂行できるという効果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のファイルの同時更新回避方式の一実施
例を示すブロック図、第２図は本実施例における同時更
新回避手段内のロック処理を示す流れ図、第３図は本実
施例における同時更新回避手段内のアンロック処理を示
す流れ図である。 １・・・・・・ファイル、２・・・・・・仮更新プログ
ラム、３・・・・・・実更新プログラム、４・・・・・
・同時更新回避手段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （Ａ）ブロックごとに保存情報を記憶するファイル、 （Ｂ）前記ファイルの実内容を更新することなく、前記
   ファイルの疑似更新の動作を行わせることによりプログ
   ラムのデバッグを支援するための仮更新機能を使用して
   動作する少なくとも一つの仮更新プログラム、 （Ｃ）前記仮更新プログラムに同時に並行して動作する
   ことができ、前記仮更新機能を使用せず前記ファイルの
   実内容を更新する少なくとも一つの実更新プログラム、 （Ｄ）前記仮更新プログラムおよび前記実更新プログラ
   ムなどの複数プログラムによる同時アクセスの排他制御
   であるロック処理およびアンロック処理を前記ファイル
   のブロックごとに行い、そのロック処理でデッドロック
   が検出されたとき、まずそのデッドロックに関係するロ
   ック要求をした前記仮更新プログラムにデッドロック通
   知を送ってアンロック要求を促し、そのデッドロックに
   関係するロック要求をした前記仮更新プログラムがなけ
   ればそのデッドロックになるロック要求をした前記実更
   新プログラムにデッドロック通知を 行ってアンロック要求を促し、アンロック要求が行われ
   たとき、アンロックを待っている前記実更新プログラム
   のロック要求を優先的に受けてロック処理を行い、前記
   実更新プログラムによる前記ファイルの更新を可能にす
   る同時更新回避手段、 を備えることを特徴とするファイルの同時更新回避方式
   。