JPS62204351A - デツドロツク解除方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、データベース管理システム等における同時ア
クセス制御に関し、特にデッドロック発生時の解除方式
に間する。

〔従来の技術〕

従来、データベース管理システムでは、デッドロックが
発生すると一方的にデッドロックを検出したプロセスの
処理をキャンセルすることによりデッドロックの解除を
行なっていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前述した従来のデッドロック解除方式では、デッドロッ
クに関係するプロセス群のリソース使用量（例えばＣＰ
Ｕタイム、データベースに対するアクセス回数等）を調
べず、デッドロックを検出したプロセスを一方的にキャ
ンセルしていた為、例えばそのプロセスのデータベース
アクセス量が他のプロセスのアクセス量より大きい場合
、キャンセルに伴う時間的損失が大きくなったり、キャ
ンセル時のデータベース復元処理に多くの時間を要する
という欠点があった。

本発明はこのような従来の欠点を解決したもので、その
目的は、デッドロック解除時のオーバーヘッドを少なく
することができるデッドロック解除方式を提供すること
にある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明のデッドロック解除方式は、上記目的を達成する
ために、デッドロック発生時、該デッドロックに関係す
るプロセス群の中の何れかのプロセスの処理をキャンセ
ルすることにより、デッドロックの解除を行なうデッド
ロック解除方式において、 コンピュータのリソースの使用量をプロセス毎に計測す
るリソース使用量計測手段と、デッドロック発生時、該
デッドロックを発生させたプロセス群の中で前記リソー
ス量計測手段により計測されたリソース使用量が一番少
ないプロセスを検出するキャンセルプロセス検出手段と
、該キャンセルプロセス検出手段により検出されたプロ
セスの処理をキャンセルすることによりデッドロックの
解除を行なうデッドロック解除手段とを設ける。

〔作用〕

デッドロックが検出されると、そのデフドロックを発生
させたプロセス群の中でリソース使用量が一番少ないプ
ロセスが検出され、このプロセスがキャンセルされるこ
とによりデッドロックの解除が行なわれるので、デッド
ロック解除時のオーバーヘッドを少なくすることができ
る。

〔実施例〕

次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例の構成図であり、１はユーザ
プロセス、２はデータベース操作命令解析手段、３はリ
ソース使用量計測手段、４はデッドロック検出手段、５
はキャンセルプロセス検出手段、６はデッドロック解除
手段である。

同図において、ユーザプロセス１がデータベース操作命
令を発行すると、制御はデータベース操作命令解析手段
２に移される。

データベース操作命令解析手段２は、制御を引き取ると
、先ずそのデータベース操作命令を渡してリソース使用
量計測手段３を呼ぶ。

リソース使用量計測手段３は、コンピュータのリソース
の使用量をプロセス毎に計測する手段であり、その実現
方法は各種考えられるが、その−例を第２図に示す。第
２図によれば、リソース使用量計測手段３は、次のステ
ップより構成される。

ステップ２１；　　データベース操作命令のタイプを判
定する。ＣＯＭＭＩＴ／ＲＯＬＬＢＡＣＫ命令であれば
ステップ２２を実行し、他の場合はステップ２３を実行
する。

ステップ２２；　　データベース操作命令実行回数カウ
ンタをゼロに初期化する。

ステップ２３：　　データベース操作命令実行回数カウ
ンタに「１」を加える。

なお、上記データベース操作命令実行回数カウンタは、
各プロセスの開始時にゼロクリアされている。

以上のような処理により、リソース使用量計測手段３は
、データベース操作命令解析手段２から渡されたデータ
ベース操作命令に関連するプロセスのデータベース操作
命令実行回数カウンタの更新を行なう。

次に、データベース操作命令解析手段２は、データベー
ス操作命令を渡してデッドロック検出手段４を呼ぶ。

デッドロック検出手段４は呼ばれると、当該データベー
ス操作命令によるデータベースに対するアクセス要求が
デッドロックを引き起こすが否かを判定する。デッドロ
ックを引き起こさない場合は、制御をデータベース操作
命令解析手段２に戻す、他方、デッドロックを引き起こ
す場合は、キャンセルプロセス検出手段５を呼ぶ。

キャンセルプロセス検出手段５は、デッドロックを引き
起こしたプロセス群の中で、どのプロセスの実行をキャ
ンセルすべきかを決定する手段であり、その処理の一例
を第３図に示す。第３図によれば、デフドロック検出手
段４ば次の手順によりキャンセルすべきプロセスを決定
する。

ステップ３１；　　デッドロックを引き起こしたブロセ
ス群を管理しているキューの中から最初のプロセスを捜
し、そのプロセス番号を領域Ｐ１に、そのプロセスに対
応するデータベース操作命令実行回数カウンタの値を領
域Ａ１に設定する。

ステ、ブ３２；　　同一キューの内で次のプロセスを捜
し、そのプロセスのプロセス番号を領域Ｐ！に、そのプ
ロセスに対応するデータベース操作命令実行回数カウン
タの値を領域Ａ２に設定する。

ステップ３３；　　二つのデータベース操作命令実行回
数カウンタの値が格納されている領域Ａ１とＡ２を比較
し、Ａ１よりＡ２が小さい場合は、次のステップ３４を
実行する。

ステップ３４；領域Ｐ２のプロセス番号を領域Ｐ１に移
送し、領域Ａ２のデータベース操作命令実行回数カウン
タの値を領域Ａ、に移送する。

ステップ３５；　　デッドロックを引き起こしたプロセ
ス群の最後のプロセスに至るまでステップ３２からステ
ップ３４を実行する。

ステップ３６；　　デッドロックを引き起こしたプロセ
ス群の中で、データベース操作命令の実行回数が一番受
ないプロセスのプロセス番号が領域Ｐ、に格納されてい
るので、このプロセスをキャンセルプロセスとしてデッ
ドロック検出手段４に通知する。

さて、キャンセルプロセス検出手段５からキャンセルす
べきプロセスが通知されると、これに応答してデッドロ
ック検出手段４は、通知されたプロセスをデッドロック
解除手段６に通知する。

そして、デッドロック解除手段６は、通知されたプロセ
スの実行をキャンセルしデッドロックを解除する。また
、同時に当該プロセスのデータベース操作命令実行カウ
ンタをゼロクリアする。

以上本発明の一実施例について説明したが、本発明は以
上の実施例にのみ限定されず、その他各種の付加変更が
可能である。例えば、上記実施例ではキャンセルプロセ
スを決定する手段でデータベース操作命令実行回数の一
番受ないプロセスを選び、これをキャンセルするように
しているが、次のような実施例も考えることができる。

ｆａｌ　　入出力回数の一番受ないプロセスをキャンセ
ルする。

ｆｂｌｃＰＵ使用時間の一番受ないプロセスをキャンセ
ルする。

（Ｑｌ　　データベース操作命令実行回数、入出力回数
。

ＣＰＵ使用時間を総合して、一番リソース使用量が少な
いプロセスをキャンセルする。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、デッドロック発生時に
デッドロックを引き起こしたプロセスの処理を一方的に
キャンセルすることによりデッドロックの解除を行なう
のではなく、デッドロックを引き起こしたプロセス群の
中でコンピュータのリソース使用量が一番受ないプロセ
スの処理をキャンセルすることによりデッドロックの解
除を行なっているので、デッドロック解除時のオーバー
ヘッドを少なくすることができ、 ＋１１　　デッドロック解除処理に伴う損失を最小限に
することができる。

（２）デッドロック解除処理の実行時間を最小限にする
ことができる。

等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成図、 第２図はリソース使用量計測手段３の処理の一例を示す
流れ図および、 第３図はキャンセルプロセス検出手段５の処理の一例を
示す流れ図である。 図において、１・・・ユーザプロセス、２・・・データ
ベース操作命令解析手段、３・・・リソース使用量計測
手段、４・・・デッドロック検出手段、５・・・キャン
セルプロセス検出手段、６・・・デッドロック解除手段
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 デッドロック発生時、該デッドロックに関係するプロセ
   ス群の中の何れかのプロセスの処理をキャンセルするこ
   とにより、デッドロックの解除を行なうデッドロック解
   除方式において、 コンピュータのリソースの使用量をプロセス毎に計測す
   るリソース使用量計測手段と、 デッドロック発生時、該デッドロックを発生させたプロ
   セス群の中で前記リソース量計測手段により計測された
   リソース使用量が一番少ないプロセスを検出するキャン
   セルプロセス検出手段と、該キャンセルプロセス検出手
   段により検出されたプロセスの処理をキャンセルするこ
   とによりデッドロックの解除を行なうデッドロック解除
   手段とを具備したことを特徴とするデッドロック解除方
   式。