JPH01215348A - 陽イオン交換体 - Google Patents

陽イオン交換体

Info

Publication number
JPH01215348A
JPH01215348A JP63040719A JP4071988A JPH01215348A JP H01215348 A JPH01215348 A JP H01215348A JP 63040719 A JP63040719 A JP 63040719A JP 4071988 A JP4071988 A JP 4071988A JP H01215348 A JPH01215348 A JP H01215348A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polysulfone
polymer
tables
sulfonated
cation exchanger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63040719A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Sugaya
良雄 菅家
Ichiro Terada
一郎 寺田
Kiyoteru Kashiwame
浄照 柏女
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP63040719A priority Critical patent/JPH01215348A/ja
Priority to DE68921081T priority patent/DE68921081D1/de
Priority to EP89103108A priority patent/EP0330187B1/en
Priority to CN89101175A priority patent/CN1036588A/zh
Priority to KR1019890002258A priority patent/KR960001418B1/ko
Publication of JPH01215348A publication Critical patent/JPH01215348A/ja
Priority to US07/591,810 priority patent/US5128378A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J39/00Cation exchange; Use of material as cation exchangers; Treatment of material for improving the cation exchange properties
    • B01J39/08Use of material as cation exchangers; Treatment of material for improving the cation exchange properties
    • B01J39/16Organic material
    • B01J39/18Macromolecular compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G75/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen, or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G75/02Polythioethers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G75/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen, or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G75/20Polysulfones
    • C08G75/23Polyethersulfones
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • C08J5/20Manufacture of shaped structures of ion-exchange resins
    • C08J5/22Films, membranes or diaphragms

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、混合流体より特定成分を吸着、または透過分
離せしめるイオン交換体に関する。
更に詳しくは、海水濃縮等の電気透析や電池セパレータ
に有用な抵抗の低い陽イオン交換薄膜や、透析に有用な
ホローファイバー型陽イオン交換膜、高分子カチオンの
透過性が大きい多孔性陽イオン交換膜など、加工性の優
れた陽イオン交換体に関する。
[従来の技術] 陽イオン交換体として、数多くの文献、特許が最古され
ているが、最も実用的で有益なものとして、スチレン−
ジビニルベンゼン共重合体のスルホン化陽イオン交換体
がある。これらはその耐薬品性、耐熱性に加え、架橋剤
であるジビニルベンセンの含有量を変えることにより、
イオン交換特性や選択透過性を制御できることから、あ
らゆる用途に対し多柿の品種を合成し発展してきた。
しかしながら、新しい用途、例えば、工業塩並の安価な
食塩を′!!A造する海水濃縮、レドックフロー電池や
メタノール電池用セパレータなど超低抵抗カチオン交換
膜のニーズに対し、従来のスチレンージビニルベンヤン
系では対応できない欠点がある。即ち抵抗を低下させる
には、膜厚を薄くせしめる必要があるが、スチレン−ジ
ビニルベンセン系樹脂は、機械的強度、特に脆さがある
ため 100μm以下のイオン交換膜が得られない。更
に、スチレン−ジビニルベンベン系樹脂は1機械的性質
に加え、加工性が悪く、ホローファイバー型や多孔性カ
チオン交換膜など加工された膜が得られない欠点がある
一方、限外ろ過膜や逆浸透膜において、機械的強度、加
工性の優れたポリスルホン膜が使用され、その透過性&
良として、スルホン化ポリスルホン膜が検討されている
例えば、繰り返し単位が し■3 からなるポリスルホンのスルホン化物は、USP 37
09841  に記載されており、特開昭50−999
73、特開昭51−146379.特開昭61−450
5などに、そのようなスルホン化ポリスルホンを、異方
性限外ろ過膜上に積層し、た半透膜が記載されている。
しかしながら、これらのスルホン化ポリスルホン膜は、
非架橋であるため、イオン交換容量が2.0ミリ当!1
/g樹脂以上では、水溶性になり、またイオン交換8啜
が低い場合でも、吸水率が高いためイオン選択透過性が
低く、従来のスチレン−ジビニルベンセン系陽イオン交
換膜に代替できるものではない。
[発明の解決しようとする問題点] 本発明は、従来技術が何していた前述の欠点を解消しよ
うとするものであり、加工性の優れた、イオン選択透過
性の大きな新規な陽イオン交換体を提供することを目的
とする。
本発明は、従来技術では到達しえない、省エネルギー電
気透析法や電池用セパレーター、更には、コンパクトで
メンテナンスが容易なホローファイバー透析モジュール
等に使用できる陽イオン交換膜を提供することを目的と
する。
[問題点を解決するための手段] 本発明の上記目的は、1分子中に少なくとも1個以上の
一3H基を含有するポリスルホン系重合体のスルホン化
重合体あるいは、その硬化体からなり、イオン交換容量
が0.5〜3.5ミリ当量/g樹脂であることを特徴と
するイオン交換体により達成せしめられる。
本発明の陽イオン交換体は、基本的には、上記特定のポ
リスルホン重合体又はスルホン化重合体の硬化体からな
るが、これは従来の陽イオン交換体とは、格段に優れた
特性を有する陽イオン交換体を提供することが出来る。
即ち、従来のスルホン化ポリスルホン重合体は、特開昭
61−4505に記載されているように、イオン交換容
量が2.0ミリ当量/g樹脂を超えると、非架橋のため
水溶性重合体になりイオン交換体として使用できない。
また架橋サイトを0するポリスルホン樹脂としては、末
端に−OH基あるいは、−C=−CH基を含有するもの
が知られているが、これらの架橋サイトは反応姓が低く
、スルホン酸基の熱分解温度を超える 320〜400
℃の高温加熱処理が必要とされ、架橋型ポリスルホン系
イオン交換膜を製造するための素材として適当でない。
本発明者は、スルホン化ポリスルホン重合体の硬化物に
ついて鋭意研究したところ、分子内に−S H基を含有
するポリスルホン重合体を使用することにより、機械的
性質、成形加工性。
イオン交換特性の優れた陽イオン交換体が製造しうるこ
とを見い出し、本発明を完成せしめた。
以下に本発明を更に詳しく説明すると1本発明の陽イオ
ン交換体に使用するポリスルホン系重合体としては、1
分子内に少なくとも1個の−S 11基を含有するポリ
スルホン系重合体であればなんら制限なく使用でき、芳
香族ポリチオエーテルスルホン、芳香族ポリスルホン、
芳香族ポリスルホン−芳香族チオ−エーテルスルホン共
重合体が例示される。
L記芳香族ポリチオエーテルスルホンとしては、特開昭
47−13347.特公昭53−25a79.特公昭5
3−251180などに開示された方法によって得るこ
とができる。しかしながらポリチオエーテルスルホンは
、成形加工性に優れるが、機械的特性、特に衝撃強度が
充分でな(、一方、芳香族ポリスルホンは、機械的特性
に優れるが、成形加工性が充分でないため、好ましくは
、一般式たは異なる炭素数1〜8の炭化水素基、a〜d
は0〜4、eは0〜3、(f+g)は0〜7、(h+i
)はO〜5、R3゜+L+は水素、炭素数1〜6の炭化
水素基、Xはハロゲン又は−3II、m/n 100/
I〜l/10を示す。) で表わされる芳香族ポリスルホン/ポリチオエーテルス
ルホン共重合体が、成形加工性、機1゜ 械的強度の点から使用され、本出願人にする特開昭61
−72020.特開昭61−76523および特開昭6
1−168629に記載されている方法によって得るこ
とができる6 本発明における陽イオン交換体を得る方法としては、 (1)前記ポリスルホン重合体を成形した後、硬化、ス
ルホン化せしめる方法 (2)前記ポリスルホン重合体を成形した後、スルホン
化、硬化せしめる方法 (3)前記ポリスルホン重合体をスルホン化後、成形、
硬化せしめる方法 が使用されつるが、スルホン化反応、硬化反応の制御が
容易な(3)が好ましい。
ポリスルホン重合体のスルホン化方法としては、固形の
ポリスルホン重合体とスルホン化剤と接触せしめる方法
も使用されつるが、好ましくは、スルホン化剤に対し安
定で、ポリスルホンな溶解する溶剤で溶解せしめ、液状
で反応させることが好ましく、そのような溶剤としてハ
ロゲン化炭化水素類、例えば、トリクロロエタン、テト
ラクロロエタン等が使用される。
またスルホン化剤として、濃硫酸1発煙硫酸、クロロ・
スルホン酸、無水硫酸、無水硫酸−トリエチルホスフェ
ート錯体なと、制限なく使用できる。
かくして、ポリスルホン溶液にスルホン化剤を添加せし
め、反応温度9反応時間を便宜選定することにより、所
望するイオン交換容量を有するスルホン化ポリスルホン
重合体が得られる。しかしながら、イオン交換容量が0
.5ミリ当m/g樹脂以下では、膜抵抗が著しく高く、
また3、5ミリ当量/g樹脂以上では、硬化剤が多量に
必要なため、結果として、硬化膜のイオン交換容量の低
下を招き、また得られる膜の機械的強度、特に靭性も低
下するため、好ましくは、イオン交換容量0.5〜3.
5ミリ当量/g樹脂、特には、0.8〜3.0ミリ当量
/g樹脂になるように反応させる。
本発明の陽イオン交換体としては、上記スルホン化ポリ
スルホンを、そのまま膜状、中空糸等に成形して使用す
ることも出来るが、好ましくは硬化剤を加え、成形品の
吸水率0機械的強度を改丹することが、イオン選択透過
性、耐薬品性の優れたイオン交換膜を得るうえで特に好
ましい。
かかる硬化剤としては、ポリスルホンが含有する官能基
と反応し、安定な架橋構造を有するものであればなんら
支障なく使用できるが、特に、ポリスルホン分子の末端
にある一3H基と反応する硬化剤を使用することが、ポ
リスルホン樹脂の機械的性質を損なうことなく、高分子
化あるいは架橋化された硬化物が得られるので好ましい
そのような硬化剤としては、エポキシ基を2個以上有す
るエポキシ化合物、アミノブラスト樹脂、金属アセチル
アセトネート、イソシアネート基を2個以上有する化合
物、第1族または第1B族の金属ハロゲン化物、2個以
上のマレイミド基を含有する多官能型マレイミド化合物
などが例示される。これらの硬化剤として、具体的な化
合物の代表例として、 ビスフェノールAジグリジルエーテル、NNN’N′−
テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン、ノボラッ
ク型エポキシ樹脂、ヘキサメトキシメチルメラミン、テ
トラメトキシメチルベンゾグアナミン、テトラメトキシ
メチル尿素、Fe(アセチルアセトネート)s、Co(
アセチルアセチネート)2.ヘキサメチレンジイソシア
ネートイソシアヌレート変性体、ヘキサメチレンジイソ
シアネートトリメチロールプロパン変性体、 jecl
+、 CuCl*、ビスマレイミドなどが例示される。
かくして、得られたスルホン化ポリスルホン重合体10
0重量部に対し硬化剤0.1〜100重量部、好ましく
は、0.5〜50重量部添加、混合せしめる。混合方法
としては、重合体と硬化剤との共通溶媒に溶解させるこ
とが、均一な混合物を得るうえと、続く成形加工の点か
ら好ましく使用される。
スルホン化ポリスルホンと硬化剤との配合物は、加熱圧
縮成形、押出し成形などにより成形することもできるが
、好ましくは、スルホン化ポリスルホンと硬化剤を含有
した溶液から流延法により成形する方法が、多様な成形
品が製造できる点から特に好ましい。かかる溶液として
は、0.1〜30重1%、好ましくは、1〜20重量%
の溶液が使用され、溶媒としては、ジメチルアセトアミ
ド、ジメチルホルマイド、ジメヂルスルフ1キシド、ト
リエチルホスフェート。
N−メチルピロリドン等の極性溶媒が使用される。
かかる重合体溶液を、便宜形状に流延した後溶媒を除去
せしめ平膜状、中空糸状、多孔性基材との複合膜等の成
形品を得ることができる。
また溶媒の除去が、加熱処理によって実施される時は、
緻密な構造の成形品が、一方、溶媒が残存している状態
にて、溶媒を抽出せしめる溶液、特に好ましくは、重合
体の賞溶媒を使用した溶液に浸漬することで、多孔性構
造の成形品を製造することが出来る。
かくして得られる成形品は、200〜350℃好ましく
は、240〜320℃で加熱することにより、重合体と
硬化剤とを反応させて、溶媒に不溶な硬化成形体に変換
せしめた後1便宜溶液、例えば、食塩水溶液等で、イオ
ン交換基に水和せしめた後、電気透析用隔膜、電池用セ
パレーター、拡散透析用隔膜等の分離膜として使用する
ことができる。
次に本発明を実施例により説明するが、本発明は、かか
る実施例に限定されるものではない。
[実施例] 実施例1 特開昭61−168629に記載された合成法と同様に
して、4.4′−ジフェノールとジハロジフェニルスル
ホンと反応せしめ、芳香族ポリスルホンのユニットから
なるプリカーサ−を合成し、次いで該プリカーサ−とジ
ハロジフェニルスルホンと硫化ナトリウムとを反応し、
次式て示される芳香族ポリスルホン−ポリチオエーテル
スルホン共jp合体へを得た。
u s Kトo□00(バ竪O矢 べ)so、−4シ斗。■1 rn/n= 1 / 1 固有粘度0.65 次に、該共重合体Aは、1,1.2.トリクロルエタン
に溶解した後、無水硫酸/トリエチルホスフェートが2
/1モル比の錯体を含有するトリクロロエタン溶液と、
共重合体への1ユニツトあたり2当↑11分の錯体と接
触せしめるようにして25℃、100時間反応せしめ、
次いで、苛性ソーダで中和後、洗浄、乾燥させた。得ら
れたスルホン化共重合体へのイオン交換容量は、2.0
5ミリ当量/g樹脂であった。
かくして得られたスルホン化共重合体への+00巾i+
i部とへキサメトキシメラミン25屯量部を、Nメヂル
ビロリドンに溶解し、固形分濃度20重量%の溶液を得
た。次いで、該ポリマー溶液をガラス板上に流延し、乾
燥した後、300℃、1時間、加熱処理せしめ、膜厚2
5μmの膜を得た。
かくして得られた上記膜は、0.5 N −NaCl溶
液に浸漬した後、交流抵抗、膜電位法によるNaイオン
の輸率を求めたところ、 交流抵抗(0,5N−NaC11000fiz ):0
.4Ω・cm” Na″″輸率(0,5M NaCl/1M NaCl膜
電位より):0.90 であった。
実施例2 実施例1と同様にして、芳香族ポリスルホン−ポリチオ
エーテルスルホン共重合体Aと無水硫酸/トリエチルホ
スフェート錯体とを、25℃、43時間反応せしめ、イ
オン交換膜] 1.85ミリ当川/g樹脂のスルホン化
共重合体(以下、共重合体A2と呼ぶ。)を得た。
上記共重合体A2とへキサメトキシメラミンとの配合比
が変えて、N−メチルピロリドン溶液を調合し、実施例
1と同様にして、膜厚25μmの陽イオン交換膜を得た
。各膜のNメチルピロリドン溶媒耐性と膜性質を表−1
に示す。
(表−1) 実施例3 実施例1で得た芳香族ポリスルホン−ポリチオエーテル
スルホン共重合体Aをスルホン化せしめ、イオン交換容
量0.6ミリ当m/g樹脂のスルホン化共重合体A3.
イオン交換容量1.0ミリ当量/g樹脂のスルホン化共
重合体A4゜およびイオン交換容fm2.35ミリ当量
/g樹脂のスルホン化共重合体A5を得た。
上記共重合体100重量部とへキサメトキシメチルメラ
ミン10重量部をN−メチルピロリドンに溶解し、実施
例1と同様にして膜厚25μmの陽イオン交換膜を得た
。各膜のNメチルピロリドン溶媒耐性と膜性質を表−2
に示す。
(表−2) 実施例4 特開昭61−168629に記載された合成法に準じて
、ビスフェノール八とジハロジフェニルスルポンと反応
せしめ、芳香族ポリスルホンのユニットからなるプリカ
ーサ−を合成し、次いで該プリカーサ−とジハロジフェ
ニルスルホンと硫化ナトリウムとを反応し、次式で示さ
れる芳香族ポリスルホン−ポリチオエーテルスルホン共
重合体Bを得た。
]IS(濾0□00(バφO〉 4soa (gシS)。11 m/n = 10/l 固有粘度0.60 次に、上記共重合体Bを、実施例1と同様にして、無水
硫酸/トリエチルホスフェート錯体をスルホン化せしめ
、イオン交換容量2.50ミリ当量/g樹脂のスルホン
化共重合体Bを得た。
次いでナトリウム塩型スルホン化共重合体B100重量
部とへキサメトキシメチルメラミン25重量部をNメチ
ルピロリドンに溶解せしめ、該溶液をガラス板上に流延
し、300℃加熱処理した膜厚25μmの陽イオン交換
膜を得た。詰腹の0.5 N−NaCl溶液中での交流
抵抗は、0.2Ω・cm”、Naイオンの輸率は、0.
84であった。また詰腹を純水中で煮沸しても、膜形態
の変化が認められなかった。
比較例1 実施例4において、ヘキサメトキシメチルメラミンを配
合しない以外は、全く同様にして膜厚25μmの陽イオ
ン交換膜を得た。詰腹を、0.5 N−NaCl溶液に
浸漬し、抵抗を測定しようと試みたが、取扱い時に破損
した。また詰腹を純水中で煮沸したところ、一部溶解し
、破損した。
実施例5 実施例1で得た、スルホン化共重合体A100重に部と
へキサメトキシメラミン25重量部を含有する固形分濃
度20市量%のN−メチルピロリドン溶液にイソプロピ
ルアルコール水溶液を添加し、表面張力を28ダイン/
cm以下にせしめた溶液を調合した。該溶液を、孔径0
,2μ、多孔度80%、膜厚20μmのポリテトラフロ
ロエチレン製多孔体に塗布後、300℃、1時間加熱処
理し、付着量が、2 g / r11″の複合膜を得た
。詰腹の0.5 N NaCl溶液中の交流抵抗は、0
.1Ω・cm”であった。
[発明の効果] 本発明の陽イオン交換体は、架橋できるスルホン化ポリ
スルホンからなることを特徴としている。このため、硬
化剤の種類、硬化剤の配合量、硬化条件により、固定イ
オン濃度の制御、すなわち、用途に応じて、最適な選択
透過性を有する陽イオン交換膜を得ることができるとと
もに、有機溶媒に対する耐性が改善される。
特に芳香族ポリスルホンとポリチオエーテルスルホン共
重合体を使用した場合、成形加工性0機械的強度の良好
な陽イオン交換膜が得られる。またスルホン化時、スル
ホン酸基が、反応性の差により特定の部位に導入される
結果、イオン交換基が導入された親水性セグメントと、
イオン交換基が導入されてない疎水性セグメントからな
るブロック共重合体が得られ、イオン交換8計が高くと
も1機械的強度の大きな強靭な膜が得られるという特徴
がある。
更にスルホン化共巾合体と硬化剤を含有した溶液からキ
ャスト製膜できるので、膜厚の薄いイオン交換膜が得ら
れ、また多孔性基材や、−他の高分子膜上に塗布、乾燥
することにより、容易に複層イオン交換膜が得られる特
徴を有する。
手続補正書 平成1年4月17日

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1分子中に少なくとも1個以上の−SH基を含有
    するポリスルホン系重合体のスルホン化重合体あるいは
    、その硬化体からなり、イオン交換容量が0.5〜3.
    5ミリ当量/g樹脂であることを特徴とする陽イオン交
    換体
  2. (2)ポリスルホン系重合体が、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、式中Arは▲数式、化学式、表等があります▼
    、▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼、Yは、単結合、−
    O−、−S−、−SO_2−、▲数式、化学式、表等が
    あります▼、▲数式、化学式、表等があります▼、R^
    1〜R^9は、互いに同一または異なる炭素数1〜8の
    炭化水素基、a〜dは0〜4、eは0〜3、(f+g)
    は0〜7、(h+i)は0〜5、R_1_0R_1_1
    は水素、炭素数1〜6の炭化水素基、Xはハロゲン又は
    −SH、m/n=100/1〜1/10を示す。) で表される芳香族ポリスルホン/ポリチオエーテルスル
    ホン重合体であることを特徴とする特許請求の範囲(1
    )の陽イオン交換体
  3. (3)スルホン化重合体の硬化体が、スルホン化ポリス
    ルホン系重合体と、少なくとも下記の硬化剤(a)エポ
    キシ基を2個以上有するエポキシ化合物(b)アミノブ
    ラスト樹脂(c)金属アセチルアセトネート(d)イソ
    シアネート基を2個以上有する化合物(e)第VIII族ま
    たは第 I B族の金属ハロゲン化物(f)2個以上のマ
    レイミド基を含有する多官能性マレイミド化合物から選
    ばれる少なくとも1種と混合、加熱処理されることを特
    徴とする特許請求の範囲(1)又は(2)の陽イオン交
    換体
  4. (4)陽イオン交換体が、スルホン化ポリスルホン重合
    体と硬化剤を含有する溶液から流延、加熱処理された膜
    厚100μm以下の陽イオン交換膜であることを特徴と
    する特許請求の範囲(1)〜(3)の陽イオン交換体
JP63040719A 1988-02-25 1988-02-25 陽イオン交換体 Pending JPH01215348A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63040719A JPH01215348A (ja) 1988-02-25 1988-02-25 陽イオン交換体
DE68921081T DE68921081D1 (de) 1988-02-25 1989-02-22 Kationenaustauscher.
EP89103108A EP0330187B1 (en) 1988-02-25 1989-02-22 Cation exchanger
CN89101175A CN1036588A (zh) 1988-02-25 1989-02-23 阳离子交换剂
KR1019890002258A KR960001418B1 (ko) 1988-02-25 1989-02-25 양이온 교환체
US07/591,810 US5128378A (en) 1988-02-25 1990-10-02 Cation exchanger

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63040719A JPH01215348A (ja) 1988-02-25 1988-02-25 陽イオン交換体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01215348A true JPH01215348A (ja) 1989-08-29

Family

ID=12588406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63040719A Pending JPH01215348A (ja) 1988-02-25 1988-02-25 陽イオン交換体

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5128378A (ja)
EP (1) EP0330187B1 (ja)
JP (1) JPH01215348A (ja)
KR (1) KR960001418B1 (ja)
DE (1) DE68921081D1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100440895B1 (ko) * 2002-05-11 2004-07-19 정보통신연구진흥원 양이온교환막용 설폰화 폴리설폰의 제조방법
JP2014046264A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 高耐熱性・高耐久性イオン交換体及びそれを用いた有用金属・有害金属の捕集方法

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2020511A1 (en) * 1989-09-05 1991-03-06 Francis X. Mueller, Jr. Gas separation membrane and process
JP3311010B2 (ja) * 1992-02-19 2002-08-05 旭硝子株式会社 水素イオン選択電気透析方法
MY113226A (en) * 1995-01-19 2001-12-31 Asahi Glass Co Ltd Porous ion exchanger and method for producing deionized water
JPH09223513A (ja) * 1996-02-19 1997-08-26 Kashimakita Kyodo Hatsuden Kk 液循環式電池
JP2007515513A (ja) * 2003-11-20 2007-06-14 バージニア テック インテレクチュアル プロパティーズ インコーポレーテッド プロトン交換膜用の親水性および疎水性セグメントを含有する多ブロック共重合体
US8455557B2 (en) 2006-05-24 2013-06-04 Ben Gurion University Of The Negev R&D Authority Membranes, coatings and films and methods for their preparation
AU2010215116A1 (en) 2009-02-19 2011-10-13 Ben-Gurion University Of The Negev Research And Development Authority Chemically resistant membranes, coatings and films and methods for their preparation
US9457318B2 (en) 2010-12-12 2016-10-04 Ben-Gurion University Of The Negev Research And Development Authority Anion exchange membranes, methods of preparation and uses
MX343838B (es) 2011-06-17 2016-11-24 Fluidic Inc Celda de metal-aire con material para intercambio ionico.
CN113130953B (zh) * 2021-04-09 2022-06-17 陕西国防工业职业技术学院 一种交联型聚砜阴离子交换膜及其制备方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2040950A5 (ja) * 1969-04-30 1971-01-22 Rhone Poulenc Sa
FR2252862B1 (ja) * 1973-12-04 1978-10-27 Rhone Poulenc Ind
JPS518179A (en) * 1974-07-11 1976-01-22 Daicel Ltd Sentakutokaseikobunshimakuoyobisono seizoho
IL64967A0 (en) * 1981-03-17 1982-04-30 Aligena Ag Semipermeable membranes containing modified polysulfones,their manufacture and their use
CA1263572A (en) * 1984-06-15 1989-12-05 Kenichi Ikeda Sulfonated polysulfone composite semipermeable membranes and process for producing the same
EP0237593B1 (en) * 1985-01-22 1990-07-04 Asahi Glass Company Ltd. Aromatic polysulfone ether/polythioether sulfone copolymer and process for its preparation
CA1258736A (en) * 1985-10-29 1989-08-22 National Research Council Of Canada Preparation of substituted polysulfones by metalation

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100440895B1 (ko) * 2002-05-11 2004-07-19 정보통신연구진흥원 양이온교환막용 설폰화 폴리설폰의 제조방법
JP2014046264A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 高耐熱性・高耐久性イオン交換体及びそれを用いた有用金属・有害金属の捕集方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0330187A2 (en) 1989-08-30
US5128378A (en) 1992-07-07
EP0330187B1 (en) 1995-02-15
KR890013097A (ko) 1989-09-21
EP0330187A3 (en) 1990-10-31
DE68921081D1 (de) 1995-03-23
KR960001418B1 (ko) 1996-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4207182A (en) Polymeric compositions for membranes
US4508852A (en) Compositions and method of preparation by chlorosulfonation of difficultly sulfonatable poly(ether sulfone)
KR20010072431A (ko) 측쇄의 염기성 n기 및 이온교환기에 의한 엔지니어링고분자의개질
JPH01215348A (ja) 陽イオン交換体
CA1221491A (en) Heterogeneous sulfonation process for difficulty sulfonatable poly(ether sulfone)
JP3399531B2 (ja) 強塩基性アニオン交換膜及びその製造方法
JPS62201603A (ja) 親水化ポリスルホン膜
JPH02160026A (ja) 親水性分離膜
JPH0268146A (ja) 新規な架橋構造を有する陰イオン交換体
JPH0751632B2 (ja) 親水化ポリエ−テルサルホン膜
JPH02211257A (ja) 陰イオン交換体
JPS63258930A (ja) 芳香族重合体
JP3072850B2 (ja) 陽イオン交換膜
JPH02245035A (ja) 陽イオン交換体
JPS62168503A (ja) 分離膜
JPH0747655B2 (ja) 補強されたイオン交換膜
JPH02294338A (ja) 新規な複層イオン交換膜
JPH02248434A (ja) 改良された陽イオン交換体
US4614586A (en) Semipermeable polymeric film membrane
JPS63258603A (ja) 芳香族重合体膜
JP2613764B2 (ja) 分離用膜
JPH02265929A (ja) 複層化されたイオン交換膜
JP2828691B2 (ja) 複層陰イオン交換膜
JPH03115439A (ja) 複層陰イオン交換膜
JPH02237628A (ja) 選択性透過膜の製造方法