JPH01214488A

JPH01214488A - カード体

Info

Publication number: JPH01214488A
Application number: JP63039031A
Authority: JP
Inventors: Yasuaki Yoshioka; 康明吉岡; Hideki Kakizoe; 柿添　英己
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1988-02-22
Filing date: 1988-02-22
Publication date: 1989-08-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、乗車券等のカード体に関する。

（従来の技術）プラスチックなどの合成樹脂製基体の表面に磁気テープ
部が設けられてなるカード体は、乗車券、クレジットカ
ード、キャシュカード、■Ｄカード、定期券、銀行カー
ド、回数券、通行券、遊戯界、飲食界、商品券、給油界
、洗車券、買物券、プリペイドカードなどとして広く用
いられている。

このようなカード体は、その記録密度が高くしかも外部
から簡単には記録情報を読み見せないという利点もある
が、これに伴い必然的に記録情報は口に見えないため、
これらのカード体に可視情報を記録させる必要か生じて
くる場合かある。

このような場合には、カード体の基体表面の余白部また
は裏面に、文字、図案などを印刷することが行なわれて
きている。しかしながら、一般にカード体はそのサイズ
か小さいため、必要な文字などの可視情報を印刷するス
ペースが不足しており、充分な情報量を印刷できないと
いう欠点があった。

このため、カード体の磁気テープ部上にも、文字、図案
などの可視情報か印刷手段により形成されているカード
体が近年になり出現してきた。

（発明か解決しようとする課題）しかしながら、前記ｎＪ視情報は各種の印刷手段により
形成されているため、その内容は画一的でかつ固定的に
なり変化に乏しいという欠点があった。

このような場合、各種印刷手段によりすでに形成された
可視情報とは別に、個々の情報に応した個別の可視情報
を筒？１１に記録することができれば、カード体の使用
者によって便利である。

本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、
各種印刷手段により形成された可視情報とは別に、新た
な個別可視情報を記録することかできるカーＩ・体を提
供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）本発明は、シート状の基体からなるカード体であって、
前記基材上の一部に、若色層または磁気記録層、金属薄
膜層、および保護層を膜層してなる感熱記録体を設けた
ことを特徴としている。

（作　用）所定の可視情報にもとずく加熱手段を、感熱記録体に対
して保護層側から適用すると、金属薄膜層が選択的に溶
融破壊され、可視情報か感熱記録体に記録される。

（実施例）以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

第１図および第２図は本発明によるカード体の一実施例
を示す図である。第１図において乗車券等のカード体１
０は、合成樹脂製の基体１１からなり、基体１１上の端
部に長平方向に沿って磁気テープ部１３が設けられてい
る。

磁気テープ部１３は磁気記録層（図示せず）を有し、こ
の磁気テープ部１３には必要な磁気情報か記録される。

また、基体１１上の磁気テープ部１３の設置領域とは別
の領域に、感熱記録体１２が設けられている。この感熱
記録体１２の設置面積は、カード体１０全体の面積の略
］／８程度となっている。なお、カード体〕０の基体１
１表面の余白部または裏面には、あらかじめ各種印刷手
段により、文字、図案等］８が印刷されている。

第２図によって、感熱記録体１２について記述する。

第２図に示すように、感熱記録体１２は磁気記録層１５
、金属薄膜層１６および保護層１７を順次積層して構成
されている。また、この感熱記録体１２は基体１１上の
凹部１１ａ内に保護層１７と基体１１とが同一面をなす
ように設けられている。

次に、感熱記録体１２の各構成部の材質を説明する。　
。

まず、基体１］はシート状あるいは板状を呈しており、
この基体１１としては、塩化ビニル、ナイロン、セルロ
ースジアセテ−１・、セルローストリアセテート、ポリ
スチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル、ポリイミド、ポリカーボネート等のプラスチック類
、胴、アルミニウムなどの金属、紙、含浸紙などを単独
であるいは組合せて複合体として用いることができる。

基−４＝体として要求される物性たとえば強度、剛性、隠蔽性、
光不透過性などを考慮して、上記材料の中から好ましい
ものを適宜選択すればよい。

例えば、クレジットカードまたは銀行カードの場合は、
基体１１として塩化ビニル（膜厚０．６〜０．８５ｍｍ
）を選択する。また通行券または回数券の場合は基体１
１としてポリエステル（膜厚０．１〜０．４ｍｍ）を選
択する。

磁気記録層１５は、７−　Ｆ　ｅ　２０　ａ　、　　Ｃ
ｏ被着ｒ−Ｆｅ　　ＯＦｅ３Ｏ４，Ｃｒｙ、、、Ｆｅ。

２　３　。

Ｆｅ−Ｃｒ、Ｆｅ−Ｃｏ、Ｃｏ−Ｃｒ、Ｃｏ−Ｎｉ、Ｍ
ｎＡｌ、Ｂａフェライト、Ｓｒフェライトなどの従来公
知の磁性微粒子が適当な樹脂あるいはインキビヒクル中
に分散されてなる分散物を、グラビア法、ロール法、ナ
イフェツジ法などの従来公知の塗布方法によって基体１
１上に形成することができる。また、磁気記録層１５は
、Ｆｅ。

Ｆｅ−Ｃｒ、Ｆｅ−Ｃｏ、Ｃｏ−Ｃｒなどの金属あるい
はその合金を用いて、真空蒸着法、スパッタ法、めっき
法などによって基体１１上に形成することもできる。

塗市ｈ゛法によって磁気記録層１５を形成する場合には
、その膜厚は１〜１００ミクロン好ましくは５〜２０ミ
クロン程度である。また真空蒸着法、スパッタ法、めっ
き法によって磁気記録層１５を形成する場合には、その
膜厚は１００八〜１ミクロン好ましくは５００〜２００
０人程度である。

γ−Ｆｅ２０３″！ｉの磁性微粒子が分散される樹脂あ
るいはインキビヒクルとしては、ブチラール樹脂、塩化
ビニル／酢酸ビニル共重合体樹脂、ウレタン樹脂、ポリ
エステル樹脂、セルロース系樹脂、アクリル樹脂、スチ
レン／マレイン酸共重合体樹脂なとか用いられ、必要に
応じて、ニトリルゴムなとのゴム系樹脂あるいはウレタ
ンエラストマーなとが添加される。また、磁性微粒子が
上記樹脂中に分散されてなる分散物中に、必要に応じて
、界面活性剤、シランカップリング剤、可塑剤、ワック
ス、ンリコーンオイル、カーボンその他の顔料を添加す
ることもできる。

次に金属薄膜層１６として、Ｔｅ、Ｓｎ、Ｉｎ。

Ａｌ、　　Ｂｉ、　　Ｐｂ、　　Ｚｎ、　　Ｆｅ、　　
Ｃｏ、Ｎｉ。

Ｃｒなどの金属あるいはこれらの合金もしくはＴｅ−カ
ーバイドなどの上記金属の化合物からなり、真空蒸着法
、スパッタ法、めっき法などにより、基体１１上に設け
られて磁気記録層１５上に形成することができる。

これら金属薄膜層１６は、感熱記録層としての役割を果
たすため、低融点を有することか好ましい。また、この
膜厚は１００Ａ〜１００ＯＡ程度である。

保護層１７は、合成樹脂フィルムをラミネートするか、
エクストルージエンコ−１・法によるか、あるいは合成
樹脂塗料を塗布することなどによって形成することがで
きる。特に、熱硬化型の合成樹脂を用いると、表面の硬
度、汚染の防止という点で白゛利であり、さらに紫外線
硬化法の合成樹脂を含む塗料を用いれば、塗布後の効果
が瞬時に行なえるので好ましい。また、保護層中にンリ
コーンなどを添加して表面を剥離性とすることもできる
。また、この保護層１７を着色することもてきる。

次のこのような構成からなるカード体１０への記録方法
について説明する。

まず、磁気情報は、磁気ヘッド等の通常の方法によって
カード体１０の磁気テープ部１３中に記録される。また
必要に応じて、感熱記録体１２の磁気記録層］５にも磁
気情報が記録される。

−ｈ１バーコード、ＯＣＲ文字、氏名、有効残量等の可
視情報は、サーマルヘッド、レーザービーム、ホットス
タンプ等の加熱手段を保護層１７側から感熱記録体１２
に適用し、金属薄膜層１６を選択的に溶融破壊すること
によって印字し記録される。

すなわち、加熱手段によって感熱記録体１２の金属薄膜
層１６を所定の可視情報の形状に溶融破壊する。この場
合、保護層１７側から見ると、金属薄膜層１６の破壊部
と磁気記録層１５とのコントラストにより、所定のｉ’
ｉＪ視情報を認識することかできる。

感熱記録体１２に磁気情報および口Ｊ視情報を記録する
場合、まず可視情報次いで磁気情報の順序で記録しても
よく、あるいは磁気情報次いで可視情報の順で記録して
もよい。たたし、可視情報を記録するのに加熱手段が用
いられているため、可視情報の記録時に磁気記録層１５
の温度がキュリー温度以上になる恐れがある場合には、
まず可視情報を記録し次いて磁気情報を記録することが
好ましい。

このように本実施例によれば、各種印刷手段によりすて
に形成された可視情報１８とは別に、感熱記録体１２に
個々の情況に応じた個別の可視情報を簡単に印字し記録
することができる。このためカード体１０の使用者によ
り、例えばカード体１０の有効残量等を簡単に認識する
ことができ、非常に便利である。また、感熱記録体１２
は、基体１１の一部に設けられているので、その他の部
分にあらかじめ文字、図案等１８を印刷しておくことが
できる。このため感熱記録体１２に印字される可視情報
とこれら印刷された文字、図案等］８をバランスを図る
ことができ、これら可視情報を見やすくすることかでき
る。さらに金属薄膜層１６を溶融破壊して可視情報を印
字するので、常温で印字されることはなく、カード体の
耐熱性を向上さぜることかてきる。

なお、上記実施例における感熱記録体１２の層構成を他
の層構成とすることもできる。

例えば磁気記録層１５の代わりに着色層を設けることも
できる。また、磁気記録層１５を設けるとともに、磁気
記録層１５と金属薄膜層１６との間、または金属薄膜層
１６と保護層１７との間に着色層を設けてもよい。また
、基体１１を着色して代用することも可能である。

着色層は、エチルセルロース、エチルヒドロキシエチノ
ｒセルロース、セルロースアセテートプロピオネート導体、ポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレンなどの
スチレン樹脂あるいはスチレン共重合樹脂、ポリメタク
リル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル
酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル樹脂ま
たはメタクリル樹脂の単独あるいは共重合樹脂、ロジン
、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹
脂、重合ロジンなどのロジンエステル樹脂、ポリ酢酸ビ
ニル樹脂、クマロン樹脂、ビニルトルエン樹脂、塩化ビ
ニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチ
ラール樹脂などのバインダーに、着色すべき色に応じて
各種の顔料を添加し、さらに必要に応じて、口■塑剤、
安定剤、ワックス、グリース、乾燥剤、乾燥保持剤、硬
化剤、増粘剤、分散剤を添加した後、溶剤あるいは希釈
剤で充分に混練してなる着色塗料あるいはインキを用い
て、通常のグラビア法、ロール法、ナイフェツジ法、オ
フセット法などの塗布方法あるいは印刷方法により所望
部分に形成できる。

なお、感熱記録体１２として他の構成を用いることもて
きる。

例えば、−旦転写用基体上に、剥離層を介して、保護層
、金属薄膜層、磁気記録層および接着層がこの順序で積
層された転写用シートを４備し、このシートの接着層を
基体の表面上に接着させるとともに前記剥離層により転
写用シートを取り去るという転写法によって、本発明に
係るカード体を形成することもできる。

また、−Ｕ貼着用シート上に、磁気記録層および金属薄
膜か積層された貼着用シートを準備し、このシートの裏
面に粘着層を設け、この粘着層を介して、基体と貼着用
シートとを一体に接着させるという貼着法によって、本
発明に係るカード体を形成することもできる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、各種印刷手段により形成された可視情
報とは別に、感熱記録体に個々の情況に応じた個別の可
視情報を簡単に印字し記録することかできる。また、感
熱記録体は基体の一部に設けられているので、印刷済の
文字、図案等と合わせてカード体における＋ｉＪ視情報
全体のバランスを図ることができ、このためｎＪ　ｉ３
Ｊ情報を見やすくすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるカード体の一実施例を示す平面図
であり、第２図は第１図■−■線断面図である。１０・・・カード体、１１・・・基体、］２・・・感熱
記録体、１３・・・磁気テープ部、１５・・磁気記録層
、１６・・・金属薄膜層、１７・・・保護層、１８・・
・文字、図案。

Claims

【特許請求の範囲】１、シート状の基体からなるカード体において、前記基
材上の一部に、着色層または磁気記録層、金属薄膜層、
および保護層を積層してなる感熱記録体を設けたことを
特徴とするカード体。２、基体上の一部であって、感熱記録体の設置領域外に
磁気テープ部を設けたことを特徴とする請求項１記載の
カード体。