JPH01190798A

JPH01190798A - 漂白剤組成物

Info

Publication number: JPH01190798A
Application number: JP63016282A
Authority: JP
Inventors: Hisanori Fukumoto; 福本　尚徳; Muneo Aoyanagi; 青柳　宗郎; Hiroyuki Araki; 宏幸荒木
Original assignee: Kao Corp
Current assignee: Kao Corp
Priority date: 1988-01-27
Filing date: 1988-01-27
Publication date: 1989-07-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は漂白剤組成物に関する。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕塩素系
漂白剤は使用できる繊維に制限があり、又色、柄物には
使用できず、更に特有のにおいを有していることなどか
ら、これらの欠点のない酸素系漂白剤が最近著しく普及
しはじめている。

この酸素系漂白剤としては、過炭酸ナトリウム、過硼酸
ナトリウムが漂白性能及び安定性などの面から特に利用
されている。

酸素系漂白剤は塩素系漂白剤にくらべ漂白刃か弱く、各
種漂白活性化剤が併用されている。

第４級アンモニウム基を有するエステル型活性化剤とし
て、特開昭６１−１７９３００号公報には □ 米国特許第４３９７７５７号明細書にはＲ７が開示されている（Ｒ１，Ｒ２、Ｒ３は後記と同様）。

（ＩＩＩ）の化合物から生成する過酸はカチオン基を有
しているので布表面に吸着される。それ故漂白刃向上に
おいては（ＩＩ）の化合物より優れているが同時に漂白
の不均一化を起こしやすい。また、過酸生成と同時にフ
ェノールを生成するので安全上（毒性）及び金属に対す
る腐食性の面で問題がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明者らは、鋭意研究の結果、活性化剤として特定の
脱離基を有するものを選定することにより、むらがなく
高漂白刃が得られ、しかも安全性、腐食性などの問題の
生じない漂白剤組成物が得られることを見出し本発明を
完成した。

即ち、本発明は、水溶液中で過酸化水素を発生する過酸
化物、及び下記一般式（Ｉ）で表わされる化合物を含有
する漂白剤組成物を提供する。

Ｒ＋　　　Ｎ　　　　（ＵＲ２すＴ−Ｕ−ＵＲλ　　　
　　（ｌ　）Ｒ：Ｃ１ｏ〜３ｏのアルキル基又はアルケ
ニル基Ｒ，：Ｃ，〜１ｏのアルキル基Ｒ２，Ｒ３：Ｃ，〜３のアルキル基ｎ　：１〜１１Ｘ　：無機又は有機の陰イオン削成において、Ｒ，Ｒ，、Ｒ２，Ｒ３は置換されてない
アルキル基でも、あるいはアルコールのような有機官能
基で置換されたアルキル基でもよい。

Ｒの選定は特に重要である。ＲがＣ，Ｏ未満の場合には
漂白むらを起こしやすく、又、水に対する溶解性の面で
も問題を生じやすい。したがって、Ｒは１０以上である
ことが必要であり、１２〜２２が最適である。ｎは１〜
１１の範囲で本発明の目的とする性能を有する活性化剤
が得られるが、格別長くする必要はない。ｎが１の場合
、漂白刃が最もよく、さらに漂白後のすすぎ性が良いと
いう利益がある。

無機又は有機の陰イオンＸとしてはノ＼ロゲンイオン、
硫酸イオン、メト硫酸イオンなどかあ式（Ｉ）の活性化
剤は、常法により、例えば、ｎが１の場合には、クロル
酢酸と高級アルコールを脱水条件下１２０〜１８０℃で
加熱して得られたクロル酢酸エステルと、トリアルキル
アミンを、金属触媒存在下加圧水素中（１〜１０気圧）
で反応させることにより容易に得られる。

本発明で使用する水溶液中で過酸化水素を発生する過酸
化物としては有機及び無機過酸化水素付加物である炭酸
ナトリウム・過酸化水素付加物、トリポリリン酸ナトリ
ウム・過酸化水素付加物、ピロリン酸ナトリウム・過酸
化水素付加物、尿素・過酸化水素付加物、又は４Ｎａ２
Ｓ０４・２Ｈ２０２・ＮａＣ１等が例示される。又、過
ホウ酸ナトリウムー水化物、過ホウ酸ナトリウム四水化
物、過酸化ナトリウム、過酸化カルシウム等の無機過酸
化物がある。この中でも特に炭酸ナトリウム・過酸化水
素付加物、過ホウ酸ナトリウムー水化物、過ホウ酸ナト
リウム四水化物が好ましい。

本発明において、過酸化物と一般式（１）で表わされる
化合物は、過酸化物／−一般式Ｉ）で表わされる化合物
−９９，９１０，１〜２０／８０のモル比で用いられる
。

本発明において漂白剤組成物とは漂白剤及び漂白洗浄剤
を意味する。

本発明漂白剤組成物は、上記必須成分の他に漂白剤組成
物に通常添加される公知の成分を添加する事もできる。

例えば、ビルグーとして、硫酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、
ケイ酸塩、リン酸塩等の水溶性無機ビルグー、ゼオライ
トなどの水不溶性無機ビルグーの他、エチレンジアミン
四酢酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩等の有機ビルグーを用
いる事ができる。また過酸化物あるいは過酸化水素付加
体の安定剤として公知の硫酸マグネシウム、ケイ酸マグ
ネシウム、塩化マグネシウム、ケイフッ化マグネシウム
、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムの様なマグネ
シウム塩及びケイ酸ソーダの様なケイ酸塩類を用いる事
ができる。更に必要に応じて、カルボキシメチルセルロ
ース、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール
、ポリアクリル酸ソーダのような再汚染防止剤、更に各
種の界面活性剤、酵素、蛍光増白剤、染料、顔料、香料
等を添加する事ができる。

〔実施例〕

以下、実施例によって本発明を説明するが、本発明は、
これらに限定されるものではない。

実施例１第１表に示す漂白剤組成物について下記の方法で漂白効
果の評価を行った。結果を第１表、第２表に示す。

〔浸漬漂白の漂白効果（第１表）〕２０℃の水３００ｍｆ！、に有効酸素が０．０５％とな
るように過炭酸ナトリウムを溶解し、この溶液中の過酸
化水素と等モルとなるよう活性化剤を添加し、下記の方
法で調製した紅茶汚染布（８×８ｃｆｆｌ、５枚）を用
いて３０分間浸漬漂白を行い、水洗い、乾燥後、下式に
より漂白率を求めた。比較品のモノ過フタル酸マグネシ
ウム・６水和物は有効酸素０．０５％、次亜塩素酸す）
　ＩＪウムは有効塩素０．０６％で評価した。

紅茶汚染布の漂白率；反射率は日本重色工業側製ＮＤＲ−１０１０Ｐで４６０
ｎｍフィルターを使用して測定した。

紅茶汚染布：日東紅茶（黄色パッケージ）８０ｇを３１のイオン交換
水にて約１５分間煮沸後、糊抜きしたサラン木綿でこし
、この液に木綿金布＃２００３布を浸し、約１５分間煮
沸する。そのまま火よりおろし、２時間程度放置後自然
乾燥させ、洗液に色のつかなくなるまで水洗し、脱水、
プレス後、３　ｃｍ　Ｘ　３　ｃｍの試験片とし、実験
に供した。

第１表１曲ＣＨ３Ｃ１ｅ１）　Ｉ　ａ　ＣＨ３Ｎ　ＣＨ２Ｃｏ（ＣＨ２ｈＣＨ３
ＩＩＨ３ＯＣＨ３Ｃ１″″ ｅ２）　　Ｉ　−ｂ　　　ＣＨ３−Ｎ　−ＣＨ２−ＣＤ（
ＣＩＩ２ｈＴＣＨ３１］ＩＣＨ，０４）　インテロツクス社製５）　有効酸素濃度０．０５％溶液で評価。

６）　有効塩素濃度０．０６％溶液で評価。

〔洗剤と併用した場合（第２表）〕市販重重質側を０．１３３％、第１表記載の１゜２、　
３．　４．　６の漂白剤組成物を有効酸素濃度が０．０
０３３％となるように含有する洗浄液に上記方法で調製
した紅茶汚染布（８Ｘ８ｃｍ、５枚）を用いてターボト
メ−ターで２０℃、１０分洗浄した後、水洗い、乾燥後
、上記方法により漂白率を求めた。比較品５は上記濃度
の洗剤に有効塩素濃度０．０１４％となるように添加し
、同様の処理を行い漂白率を求めた。

第２表１）　有効酸素濃度０．００３３％で評価。

２）　有効塩素濃度０．０１４％で評価。

Claims

【特許請求の範囲】１　水溶液中で過酸化水素を発生する過酸化物、及び下
記一般式（ I ）で表わされる化合物を含有することを
特徴とする漂白剤組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼（ I ）Ｒ：Ｃ＿１＿０＿〜＿３＿０のアルキル基又はアルケニ
ル基Ｒ＿１：Ｃ＿１＿〜＿１＿０のアルキル基Ｒ＿２、Ｒ＿３：Ｃ＿１＿〜＿３のアルキル基ｎ：１〜
１１Ｘ＾■：無機又は有機の陰イオン