JPH0116299Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0116299Y2
JPH0116299Y2 JP1984154735U JP15473584U JPH0116299Y2 JP H0116299 Y2 JPH0116299 Y2 JP H0116299Y2 JP 1984154735 U JP1984154735 U JP 1984154735U JP 15473584 U JP15473584 U JP 15473584U JP H0116299 Y2 JPH0116299 Y2 JP H0116299Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
male terminal
hole
dogleg
printed wiring
wiring board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984154735U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6170388U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984154735U priority Critical patent/JPH0116299Y2/ja
Publication of JPS6170388U publication Critical patent/JPS6170388U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0116299Y2 publication Critical patent/JPH0116299Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Connecting Device With Holders (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 本考案はプリント配線基板のスルーホールに挿
入接続される多数の雄端子を具備せるコネクタで
あつて、殊にIC等のプリント配線基板搭載コネ
クタをハンダ処理に供する際に好適に実施される
コネクタ仮止め機構に係る。
(2) 従来の技術とその問題点 従来ICソケツト等のプリント配線基板搭載コ
ネクタは第1図に示すようにその雄端子4をプリ
ント配線基板5のスルーホール6に遊びを以つて
挿入し、その上で自動ハンダ槽にかけハンダをス
ルーホール6内に充填し固装する接続手段が採ら
れている。
上記雄端子4はコネクタ基板1のコンタクト収
容孔2内に収容された雌コンタクト3から一体に
延設し、コネクタ基盤1下方へ突設し、スルーホ
ール4へ貫挿する。
上記の如くプリント配線基板搭載コネクタは雄
端子4がスルーホール6内へ遊挿され、ハンダ槽
に供しハンダが硬化するまでの間、ガタ、傾き、
離脱を生じ易い状況に置かれる。
上記プリント配線基板搭載コネクタのガタ及び
離脱等を防止する手段としては専用の仮止部品を
付属させるものとして、例えば螺子、ナツト締に
より仮止機構が考えられるが、螺子止めのための
取付スペースを多くとり、作業性に劣ることに加
え、部品単価が高くつく。又コネクタ基盤から一
体に係止爪を突設し、スルーホール6に挿入し孔
縁に掛止する機構の場合も占用スペースを要する
ことに加え、プリント配線基板の厚みの変化に対
応できなかつたり、取付爪を係入する専用の取付
孔を設けておかなければならない欠点等がある。
更にバネ片の類をスルーホールに挿入し、孔内
壁に弾力で摩擦接触する機構では外れ易く、薄い
プリント配線基板には適用困難である。
(3) 考案の目的 而して本考案は上記プリント配線基板のスルー
ホールに挿入される多数の雄端子を具備せるコネ
クタにおいて、上記コネクタ基盤に格別の工作を
要せず、又別部品を付属させることなくコネクタ
の雄端子をプリント配線基板に挿入するのみで、
正くの字形雄端子と逆くの字形雄端子の協働にて
スルーホールの孔縁を弾力的にホールドし的確な
コネクタ仮止めが果され、プリント配線基板の厚
薄にも追随し仮固定できるプリント配線基板搭載
コネクタを提供する。
(4) 考案の構成 本考案は上記目的を達成するため、プリント配
線基板搭載コネクタに、正くの字形に折曲された
雄端子と逆くの字形に折曲された雄端子を具備さ
せ、上記正、逆くの字形雄端子を互いに対称形配
置となし、両くの字形雄端子の曲げ頂部を上記ス
ルーホールを貫通する位置に形成し、該くの字形
曲げ頂部がスルーホールの下部開口縁を乗り越え
且つ上記両くの字形雄端子が弾性復元する挿入位
置で両くの字形雄端子の上部傾斜片の斜面を同下
部開口縁に弾接係止し仮止めを果す構成としたこ
とを特徴とする。
(5) 考案の実施例 上記本考案を第2図乃至第7図に示した実施例
に基き詳述すれば以下の通りである。
図において、11はコネクタ基盤、15はプリ
ント配線基板であり、コネクタ基盤11はそのコ
ンタクト収容孔12内に収容された雌コンタクト
13を有すると共に、該雌コンタクト13から一
体に延ばされコネクタ基盤11下方へ突出された
プリント配線基板15のスルーホール16に挿通
される下記雄端子14を備える。
上記雄端子14は平条片から成り、これを横方
向の折線で曲げ加工して以下に述べる正くの字形
雄端子14Aと逆くの字形雄端子14Bとを具備
させる。
第2図乃至第4図はその第1実施例を示す。
図示のようにコネクタを構成する方形の基盤1
1の下面から平行せる二列の上記雄端子14を突
出させ、両列の雄端子14を互いに対称形となる
ように上記横巾方向の折線で列の内側又は外側へ
屈曲して一方の列の雄端子を正くの字形雄端子1
4Aとし、他方の列の雄端子を逆くの字形雄端子
14Bとする。
好ましくは各列の雄端子は図示のように両列の
内側(列間方向)へ曲げ込み、上記対称形配置の
正、逆くの字形雄端子14A,14Bを形成す
る。
両くの字形雄端子14A,14Bは上記によつ
てくの字形曲片の一片たる上部傾斜片14aと他
の一片たる下部傾斜片14bを有し、両傾斜片1
4a,14bの分水嶺たる曲げ頂部14cを保有
するに至る。
而して、該くの字形曲げ頂部14cを上記プリ
ント配線基板15のスルーホール16を貫通する
位置に配し、第3図に示す如く、該曲げ頂部14
cがスルーホール16の下部開口縁16aを乗り
越え且つ上記両くの字形雄端子14A,14Bが
弾性復元する挿入位置で両くの字形雄端子14
A,14Bの上部傾斜片14aの斜面を上記下部
開口縁16aに弾接係止し仮止めを図る構成とす
る。
上記結果を得る条件として第4図に示すよう
に、正くの字形雄端子14Aの曲げ頂部14cと
逆くの字形雄端子14Bの曲げ頂部14c間の寸
法を間隔B′とし、正くの字形雄端子14Aが挿
入さるべきスルーホール16と逆くの字形雄端子
14Bが挿入さるべき他のスルーホール16の内
法寸法を間隔Bとした場合、両間隔B,B′はB
>B′の関係となるように設定する。又当然下部
傾斜片14bの自由端はスルーホール16の直径
内に存するようにするものであるが、好ましくは
両くの字形雄端子14A,14Bの下部傾斜片1
4b間の心間寸法を間隔A′とし、両くの字形雄
端子14A,14Bが挿入されるべきスルーホー
ル16間の心間寸法を間隔Aとした場合、両間隔
A,A′はA=A′の関係となるように設定する。
更にプリント配線基板15の厚みをHとし、両
くの字形雄端子14A,14Bの曲げ頂部14か
らの上部傾斜片14aの有効挿入しろの高さを
H′とした場合、厚みHと高さH′はH<H′の関係
となるように設定する。
上記の結果、先ず下部傾斜片14bが導入ガイ
ド片として機能し、両くの字形雄端子14A,1
4Bのスルーホール16内への導入をスムーズに
行わせ、挿入進行に伴ない下部傾斜片14bの斜
面がスルーホール16の上部開口縁を滑りつつ、
雄端子14A,14Bをその弾性に抗し外側へ変
位させながら曲げ頂部14cをスルーホール16
内へと導入する。更に曲げ頂部14cは雄端子1
4A,14Bの蓄弾性にてスルーホール16の内
壁へ押し付けられつつスルーホール出口へと至
り、同スルーホール16の下部開口縁16aを乗
り越えることとなる。
この結果、両くの字形雄端子14A,14Bは
内側へ弾性復元し、曲げ頂部14cはスルーホー
ル16の外域(前記間隔B内)へと変位され、曲
げ頂部14c至近の上部斜面、即ち上部傾斜片1
4aの下端部斜面にてスルーホール16の下部開
口縁に弾接する。この結果、両くの字形雄端子1
4A,14Bによる係止、即ちホールデイング効
果が得られ、コネクタ基盤11はプリント配線基
板15に左右、上下の遊び(ガタ)がなく安定に
装着されるに至る。
プリント配線基板15のスルーホール16は円
形孔であり、対して雄端子14A,14Bは平条
片であるから、平条片(雄端子)の傾斜面の左右
エツジが円形孔(スルーホール)のエツジに圧接
することとなりエツジ相互の当接にて係合効果は
より効果的なものとなる。
第5図A図は雄端子14に単にくの字曲げを施
して正、逆くの字形雄端子とした実施例を示すも
のであるのに対し、同B,C図はくの字曲げに加
えて、曲げ頂部14cの直上、即ち上部傾斜片1
4aの下端の左右エツジ(板厚部)に一対の突起
14e又は段部14dを設け、雄端子のくの字曲
げに伴なう前記係合効果を得ながら、突起14e
又は段部14dをスルーホール16の孔縁に引つ
掛け、仮止を強化した実施例を示す。
更に第6図、第7図は他の実施例であり、一列
の雄端子14に正くの字形雄端子14Aと逆くの
字形雄端子14Bを併備させた場合を示す。
この考え方は図示の如き単ライン形コネクタの
仮止めにおいて有効であるが、複ライン形コネク
タ(雄端子の列が二列)に応用しても良い。
上記実施例によれば第7図に示すように例えば
正くの字形雄端子14Aが、あるスルーホールの
中心線Xを境に一方の孔縁16aに弾接係止され
た時、逆くの字形雄端子14Bが同列上の他のス
ルーホールで他方の孔縁16a′に弾接係止され
る。
実施例は、正と逆のくの字形雄端子14A,1
4Bを交互(周期的交互)に配置して上記交互係
止効果が得られるようにしたものである。
(6) 考案の効果 本考案によれば正くの字形と逆くの字形の雄端
子14A,14Bの下部傾斜片14bがコネクタ
挿入にあたつてのガイドの役目を果し、スルーホ
ール16への曲げ頂部14cの円滑な導入を可能
とする。そして更に挿入を進行するに伴ない、曲
げ頂部14cがスルーホールの下部開口縁を乗り
越えた位置で前記上部傾斜片14aの傾斜面によ
る弾接係合が自動的に得られ、コネクタ基盤11
をプリント配線基板に確実にホールデイングし、
仮止め効果を発揮する。
本考案によれば、コネクタ基盤11の上下方向
の遊び及び左右前後方向の遊びが良好に吸収さ
れ、同方向へのガタを防止し極めて安定且つ静的
状態にプリント配線基板への仮止を得ることがで
きる。
又本考案によれば、仮止部品をコネクタ基盤に
格別に付属させることなく、仮止目的が達成で
き、仮止の占用スペースも要せず、単にコネクタ
を押し込む一動作で同時に仮止も得られ、直ちに
ハンダ処理に供することができる等の実用上の利
点がある。 更に本考案によればプリント配線基
板の厚薄に対処でき厚みが変化した場合でも正、
逆くの字形雄端子の遊び吸収効果によつて、前記
ガタのない仮止が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のプリント配線基板搭載コネクタ
の断面図、第2図以降は本考案の実施例であつ
て、第2図乃至第4図は第1実施例を示し、第2
図はプリント配線基板と同基板へ装着前のコネク
タとを示す斜視図、第3図は同コネクタをプリン
ト配線基板へ装着し、仮止した状態を示す断面
図、第4図はコネクタの正、逆くの字形雄端子と
プリント配線基板のスルーホールの寸法設定をプ
リント配線基板を断面して説明する側面図、第5
図A,B,C図は夫々上記くの字形雄端子の変形
例を示す正面図、第6図は第2実施例を示すコネ
クタ斜視図、第7図は同コネクタをプリント配線
基板に装着仮止した状態を示す断面図である。 11……コネクタ基盤、14……雄端子、14
A……正くの字形雄端子、14B……逆くの字形
雄端子、14a……上部傾斜片、14b……下部
傾斜片、14c……くの字形曲げ頂部、15……
プリント配線基板、16……スルーホール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プリント配線基板のスルーホールに挿入される
    多数の雄端子を具備せるコネクタであつて、上記
    雄端子として正くの字形に折曲された雄端子と逆
    くの字形に折曲された雄端子を具備させ、上記正
    くの字形雄端子と逆くの字形雄端子とを対称形配
    置となし、両くの字形雄端子の上記傾斜片と下部
    傾斜片の曲げ頂部を上記スルーホールを貫通する
    位置に形成し、該くの字形曲げ頂部がスルーホー
    ルの下部開口縁を乗り越え且つ上記両くの字形雄
    端子が弾性復元する挿入位置で両くの字形雄端子
    の上部傾斜片の斜面を同下部開口縁に弾接係止し
    仮止めを図る構成としたことを特徴とするプリン
    ト配線基板搭載コネクタ。
JP1984154735U 1984-10-12 1984-10-12 Expired JPH0116299Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984154735U JPH0116299Y2 (ja) 1984-10-12 1984-10-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984154735U JPH0116299Y2 (ja) 1984-10-12 1984-10-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6170388U JPS6170388U (ja) 1986-05-14
JPH0116299Y2 true JPH0116299Y2 (ja) 1989-05-15

Family

ID=30712725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984154735U Expired JPH0116299Y2 (ja) 1984-10-12 1984-10-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0116299Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1282847C (en) * 1986-03-05 1991-04-09 Ray C. Doutrich Electrical connector with pin retention feature

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6170388U (ja) 1986-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4589794A (en) Securing unit
JPH0617347Y2 (ja) 板材保持具
JPH08241770A (ja) 保持具及びそれを用いた電気コネクタ組立体
JPH0218545Y2 (ja)
JPH07192810A (ja) 電気コネクタ
JPH0116299Y2 (ja)
JPS6018860Y2 (ja) 板状体の取付け機構
JP3479960B2 (ja) Fpc用コネクタ
JP2548757Y2 (ja) 回路基板用電気コネクタ
JPH0629191U (ja) 構成要素群支持体
JP2545049Y2 (ja) 電気コネクタのプリント配線板に対する止着手段
JPH0119338Y2 (ja)
JPH0594855A (ja) 接続器
JP2583822Y2 (ja) 板材ホルダ
JPS6221025Y2 (ja)
JPH0461199A (ja) 電子部品用ホルダ
JPS5927645Y2 (ja) 基板取付け装置
JPH0234774Y2 (ja)
JPH0129989Y2 (ja)
JPS6342472Y2 (ja)
JPH0244468Y2 (ja)
JPH0732991U (ja) プリント基板の取り付け構造
JPH062579U (ja) 固定金具
JP2551263Y2 (ja) 電気コネクタのプリント配線板に対する止着手段
KR940004599Y1 (ko) 차량계기판 전원접속용 암컨넥터