JPH01151919A - 排気流濾過装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は通風管付レンジのフード内の調理装置上方の
排気口から取り出される調理排出物を濾過する排気流濾
過装置に関する。

従来の技術 従来より営業用キッチンにおいては、調理装置の上方で
発生する煙、油、臭気ガスを除去することが問題となっ
ていた。この問題の対策として、調理用レンジ、グリル
、奥行のあるフライなべ等の上方に通風管付フードや、
通風管なしフードを配設する方法が取られている。通風
管なし装置では、調理排出物はフィルタ内を通り、濾過
された排気流がキッチンへ戻される。

このような装置によれば、充分な体積の排気流を有効に
濾過できるが、装置寸法を厳密に定める必要がある。

したがって、一連のフィルタを通して調理排出物を大気
中へ排出するのに通風管付装置を用いることが多い。

発明が解決しようとする課題 従来のこの種の排出装置は、調理場所の上方に設けられ
た排出フードと、これらのフード内に装着した一連の油
除去フィルタと、通常屋根の上に設けられるフード排出
ファンとを備えている。調理排出物中の最も大きな油粒
子しか除去できないフード内フィルタは極めて効率が悪
く、また、排出流から煙とか臭気ガスを除去する手段が
上記フィルタ内に設けられていない。

公知の装置で一般に使用されるフード排出ファンは、遠
心力による上方向排出装置であってフィルタ内の空気流
を動かし、該空気流は大気中へ垂直に吹き抜ける。この
ようなファンは風の流れを利用して、煙、臭気ガス、油
などによる汚染空気を取り去る。

料理店の排気の既製に関する規則は地方毎に異なるが、
一般的に言って、環境に悪影響を及ぼす調理排出物の大
気中への放出は違法であるとされている。さらに、多く
の火災規則が、屋根の上でフード排出ファンの付近に生
じる油堆積物を問題にしている。

したがって、この発明の目的は調理排気流からほぼ完全
に粒子を除去し、かつ従来排出ファンの近辺に堆積され
ていた油を除去するにある。

さらに、多くの従来装置は、調理場所からの適当量の排
出流の確保およびこの排出流に適合する適当量の清浄流
による調理場所付近での煙除去の確保を行ない得るよう
に設置され、これによって装置のバランスが保たれてい
る。一般に、営業用設備においては、季節に応じた寒暖
の空調によって清浄流を得るようになっている。

しかし、従来装置ではその動作時にフィルタ、排気通風
管、排出ファンの羽根に油が堆積し、調理場からの排出
流量が減少する。フィルタとか排気通風管は掃除できる
ようになっているが、通常掃除をしても油の堆積に追い
つかず、排出ファンの羽根上の油堆積は避けられない、
結局、排気バランスが不適切になり、清浄流と排出流と
のバランスがくずれる。清浄流の量よりも排出流の量が
多いと真空状態が形成され、逆に清浄流の量よりも排出
流の量が少ないと、調理場の入口（たとえば扉や窓）が
膨張する。しかして設備のエネルギ系統が浪費され、不
平衡、低効率、費用高騰を招く。

したがって、この発明の他の目的は、大気中への放出に
先立って調理排出物からの煙や油をぼ完全に濾過するこ
とにある。

この発明の更に他の目的は、調理排出物の流量を制御し
て排気流を一定に保ち、バランスがよく経済的な濾過を
達成するにある。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、この発明の排気流濾過装置
は、装置の入口部と出口部との間に配設された粗大粒子
濾過部と微細粒子濾過部とを有する。可変速モータによ
って駆動されるファンの作用で、調理場から濾過装置内
部へと調理排出物が押進される。装置内へ押進された排
気流の流量が帆形スイッチがモニタして、制御範囲内で
モータの速度を制御して排気流の体積を一定に保つ。

具体的には、濾過部に油や他の粒子が溜りだすと排気流
の流量が減少するが、この変化は帆形スイッチによって
検出される。このとき、スイッチはコンピュータ制御装
置を介して最大モータ速度までモータ速度を増大させて
、排気流量を一定に保つ。モータの最大速度は表示器に
表示される。この表示器は照明表示器とするのが好適で
あり、オペレータは照明表示器をモニタすることによっ
て装置の濾過部の目詰りや交換、掃除の必要性を判断す
る。

実施例 以下、実施例によりこの発明の詳細な説明する。

好ましくは建物の屋根の上で図示しない通風管付レンジ
のフードに取り付けられるこの発明の濾過装置１は、第
１図に示すように金属製のハウジング２に収納するのが
好ましい、ハウジング２の材料としてはアルミニウム、
アルミニウム合金、その他耐腐食性金属として知られる
ものがある。

装置の入口部４はレンジフードの通風管に取り付けられ
る。可変速モータ１０によって駆動されるファン３とし
ては、「スマート」ファンとして知られるものが好適で
ある。第１図に示すようにこのファンがハウジングの入
口部４の近くに設けられるので、調理排出物を含む排気
流１７は濾過装置に引き込まれ、ファンの羽根の作用に
よって装置内部へ押進される。

装置内部へ排気流１７を押込むためには、ファン３を入
口部４の近くに配置するとよい。ファン３の配置によっ
ては装置内部へ排気流１７を押進するよりも単に引き込
む結果となり、そのため扉や接続部の周りを気密にして
外部の空気とか粒子の装置内への僅かな流入をも防止す
る必要が生じてくる。帆形スイッチは装置内への漏洩を
検出できないから、装置内部の排気流１７を正確に判断
できなくなる。

可変速モータ１０はファン３の駆動速度範囲を与える普
通のものでよいが、装置の入口部４においてファン３の
近傍に配置するのが好適である。

モータに接続する表示器１２は、モータ１０の最大速度
を表示する。最大モータ速度に達したとき、点灯する照
明表示器を表示器として用いるとよい、この表示器１２
はオペレータが簡単に見えるように調理場に配設される
。

モータ１０にはコンピュータ制御装置１３も接続して、
逓減過装置の動作の制御に用いる。

帆形スイッチ１５は装置の出口部１６の近くに配置され
、公知のようにファン３とモータ１０の速度を制御する
。好ましくは、帆形スイッチ１５をコンピュータ制御装
置１３に接続し、該制御装置からの信号によってモータ
速度を調節するようにする。

帆形スイッチ１５は、排気流１７が入口部４から装置１
の出口部１６へ移動するときの速度を検出することによ
って、該排気流１７の流量を判断する。測定した速度と
装置の面積（平方フィート）との積は装置内部の排気流
の体積を与える。排気流１７が装置内のフィルタを通過
するに伴い、排出物である粒子が空気から取り除かれ、
フィルタ上に溜る粒子が排気流を減速させる。この減速
に応じて帆形スイッチ１５は、実質的な傾斜位置１５ｂ
（仮想線で示す）から垂直位置１５ａへ移行し、この時
コンピュータ制御装置１３から発生する信号が、最大モ
ータ、速度までの制御範囲内でモータ速度を増大させる
。

通風管内を少なくとも約４７５ｍ／分（１５００フイ一
ト／分）の速度で通過するときの、装置内部の排気流の
体積を排気流の流量と定める。収集された油とか、他の
粒子によって装置内のフィルタが詰ってくると、排気流
の速度と体積とが減少して排気流の流量を下げる。この
流量減少によって帆形スイッチは一層垂直位置１５ａへ
移動して、モータ速度を最大速度まで上昇させる。モー
タ速度の範囲は１７２５〜３４５０ｒｐｍが好適である
。

濾過装置は全体として粗大濾過部と、微細濾過部とに分
けられている。粗大濾過部ははね上げられた油のような
粗大油粒子を濾過し、一方。

微細濾過部は煙のような微細粒子ばかりでなく、調理装
置内に発生する酸化窒素や一酸化炭素のような有害ガス
も除去する。

第１図に示すように粗大濾過部は衝突板２０と油滴フィ
ルタバッグ２１とを有している。衝突板２０はアルミニ
ウムのような金属で作られ、入口部４の近傍で装置内に
配設される。ハウジング２の頂面２２から底面２３へ延
びるこの衝突板は、入口部４の開口面積２５と少なくと
も同じ大きさの表面２４をもっている。

モータ駆動のファン３によって排気流１７が入口部４よ
り装置内部へ押進されると、該排気流は先ず衝突板２０
に衝突して板２０の側縁２６，２７を周るように流路を
逸らす、排出流１７中の大きな粒子は、衝突板を収納す
るハウジング部分において底面２３へ落下する。

板２０の側縁２６，２７の周りへ逸らされた排気流は、
油滴フィルタバック２１へ流れ込んでいく。

この排気流１７はフィルタバック２１の側面部からだけ
でなく、中央部からも該フィルタバック２１へ入り込む
から、フィルタバック２１の全面積が一様に使用され、
この結果フィルタバック２１の長寿命化、高効率化が達
成できる。このフィルタバック２１は第２図のようにア
コーディオンプリーツをつけた大きな面積のスペースを
形成するとよい、フィルタバック２１の材料としては、
フェルト生地、ポリピロピレンやポリエチレンの織布ま
たは不織布などのような高バルキー性の材料を用いると
よいが、高バルキー性で大面積の材料であれば上記に限
定されない。

***のカール・フロイデンベルク社の米国特許第４，０
５６，３７５号（１９７７年１１月１日発行）に記載の
油滴フィルタバックをこの発明に用いることができる。

油滴フィルタバックによって、炭素をはじめ塵、油、調
理油などを含む粒状物の約７５〜８０％が除去される。

微細濾過手段は電子フィルタ３０とＨＥＰＡ　（高効重
粒子捕獲器）フィルタ３１とを備える。

電子フィルタ３０としては１両端間に電位差が与えられ
る複数の金属部をもつ電子金属フィルタを用いるとよい
。装置の頂面２２と底面２３との間に垂設されたこれら
の金属部が直列に整列配置されているので、捕獲された
微粒物は装置底面へ落下していく。

この電子フィルタにおいて、排気流から有害な臭気ガス
が殆んど除去される。少なくとも０゜０３ミクロンの大
きさの粒子を除去し、煙状粒子の少なくとも７０％を捕
獲、除去できる。

ＨＥＰＡフィルタ３１は高効率粒子捕獲器として知られ
ており、手術室のような消毒要請場所でしばしば使用さ
れる。このフィルタは電子フィルタ３０の後方で、かつ
帆形スイッチ１５の前方に配設され、排気流１７中に残
存する粒子すなわち調理排出物を除去する。このように
して、ＨＥＰＡフィルタ３１から帆形スイッチ１５を通
って出口部１６へ流出する排気流１７は、調理粒子、煙
、臭気ガスがほぼ完全に除去されている。

装置１の片側３５はハウジングに対して適宜な方法で着
脱自在に装着されているので、これを外せば濾過部の保
守、修理が簡単に行なえる。

他の実施例においては、電子フィルタ３０とＨＥＰＡフ
ィルタ３１との間に別のフィルタを配置し、上流の他の
フィルタが濾過できなかった臭気ガスを除去する。この
ようなフィルタは、木炭、シリコン・ゲル、不織布のよ
うな臭気除去材料で作る。前述の粗大濾過部と微細濾過
部とによって装置内の殆んどの臭気ガスが除去されるか
ら、上記他の実施例によるフィルタの取り付けは任意で
ある。

以上説明した実施例はこの発明の目的を達成するが、特
許請求の範囲の記載から逸脱しない限り、当業者による
種々の変更、修正が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の濾過装置の実施例の一部縦断正面図
、第２図は第１図の一部の切断平面図である。 １・・・排気流濾過装置　　　　２・・・ハウジング３
・・・ファン　　　　　　　　　４・・・入口部１０・
・・モータ　　　　　　　　１２・・・表示器１５・・
・帆形スイッチ　　　　　１６・・・出口部１７・・・
排気流　　　　　　　　２０・・・排気流衝突板２１・
・・油滴バッグフィルタ　　３０・・・電子フィルタ３
１・・・高効率粒子捕獲フィルタ 手続補正書動式） 昭和６３年１２月１３日 ２、発明の名称 排気流濾過装置 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住　所　アメリカ合衆国、　０６４９７　　コネチカッ
ト。 ストラットフォード、ハニースポット ロード　９０５番地 名　称　フード　オートメーション−サービステクニッ
クス、インコーホレイテッド 代表者　パーナート　ジー、コエサー ４、代理人 ５、　補正の対象 （１）願書の「特許出願人」の欄 （２）　　図　　面 （３）委任状及び同訳文 ６、　補正の内容 （１）　　特許出願′大会社の代表音名を記載した願書
を提出する。 （２）　　図面の浄書（内容に変更なし。）を提出する
。 （３）委任状及び同訳文を提出する。 ７、添付書類の目録

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、通風管付レンジのフードに用いる排気流濾過装置で
   あって、入口部と出口部とを有するハウジングと、この
   ハウジングに取り付けられた可変速モータと、このモー
   タの近くでハウジングに取り付けられてモータによって
   駆動され、調理排出物を含む排気流を濾過装置内部へ押
   進するファンと、入口部の開口面積よりも大きな表面積
   を有し、ハウジング内で入口部の後方に配設された排気
   流衝突板と、高バルキー性の表面をもちハウジング内で
   衝突板と出口部との間に配設され、装置内へ引き込まれ
   た排気流から粗大な調理排出物を除去する油滴フィルタ
   バックと、この油滴フィルタバックと装置の出口部との
   間に配設され、装置内へ引き込まれた調理排出物から微
   細粒子を静電作用によって除去する電子フィルタと、こ
   の電子フィルタと出口部との間に配設され、装置内へ引
   き込まれた調理排出物流から微細粒子をほぼ完全に除去
   する高効率粒子捕獲フィルタと、この高効率捕獲フィル
   タとハウジングの出口部との間に配設され、モータの速
   度を制御して該モータの速度制御範囲内で、排気流の流
   量をほぼ一定体積に保つように動作するスイッチと、モ
   ータに取り付けられ、該モータの最高速度を表示する表
   示器とを備えた排気流濾過装置。 ２、請求項１において、スイッチは、引き込まれた排気
   流の流量を検出してモータの速度を変更させ、流量の減
   少時にモータの速度増大を行なう帆形スイッチからなる
   排気流濾過装置。 ３、請求項１において、表示器はモータに取り付けられ
   、装置の動作中に流量が充分減少したときに、モータの
   最大速度を可視表示するようになっている排気流濾過装
   置。 ４、請求項１において、ハウジングは該ハウジングの入
   口部と出口部との間に着脱自在な側面部材を有する排気
   流濾過装置。 ５、調理排出物を含む排気流を濾過する排気流濾過手段
   と、調理排出物を含む排気流を排気流濾過手段内へ押進
   する推進力を発生する手段と、排気流濾過手段内へ押進
   された排気流の速度に応答し、排気流濾過手段内へ押進
   された排気流の速度が低下すると、排気流押進手段を制
   御して推進力を増大させる手段とを備えている排気流濾
   過装置。 ６、請求項５において、排気流濾過手段は、調理排出物
   から大きさの異なる粒子をそれぞれ除去する複数個のフ
   ィルタを備えている排気流濾過装置。 ７、請求項５において、推進力発生手段はモータと、こ
   のモータに接続したファンとを備えている排気流濾過装
   置。 ８、請求項７において、モータは可変速モータである排
   気流濾過装置。 ９、請求項８において、制御手段は、排気流濾過手段内
   へ押進された排気流の速度を表わす電気信号を発生して
   モータの速度を制御するようになっている排気流濾過装
   置。 １０、請求項９において、電気信号に応答してモータの
   速度を制御するコンピュータ制御装置を備えている排気
   流濾過装置。 １１、調理排出物用の排気流濾過装置であって、装置内
   を通る排気流から粗大な調理排出物を除去するように配
   設されたフィルタバッグと、濾過装置内を通る排気流の
   方向においてフィルタバックの後方に配設され、濾過装
   置内を通る調理排出物流から微細粒子を静電作用によっ
   て除去する電子フィルタと、濾過装置内を通る排気流の
   方向において電子フィルタの後方に配設され、濾過装置
   内を通る調理排出物流から微細粒子をほぼ完全に除去す
   る高効率粒子捕獲フィルタとを備えている排気流濾過装
   置。 １２、請求項１１において、濾過装置内を通る排気流の
   方向においてフィルタバックの前方に配設した衝突板を
   備えている排気流濾過装置。 １３、請求項１１において、フィルタバックは油滴フィ
   ルタバックからなる排気流濾過装置。