JPH01142511A - 多心光ファイバ心線用コネクタ組立方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光ファイバ複数本を並設してなる多心光ファイ
バ心線用のコネクタ組立方法に関する。

〔従来技術〕　− 単心光ファイバ心線をコネクタを用いて接続する方法と
しては、まず単心光ファイバ心線の先端部の被覆を適当
長剥離して、光ファイバを露出させた後、これらを単心
光ファイバ心線の長さ方向と直交する方向で切断して光
ファイバをコネクタ内に装入し、光ファイバの切断面を
コネクタの接合部に位置させて接着材又は適宜部材によ
るかしめ等によって単心光ファイバ心線をコネクタ内に
固定し、同様に接続すべきもう一方の単心光ファイバ心
線をもう一方のコネクタ内に固定し、各コネクタの接合
部を連結することによって各単心光ファイバ心線の各光
ファイバを接続する方法がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところでこのようにして単心光ファイノ＼心線をコネク
タに固定する場合には、コネクタの端面、即ち接合面か
ら光ファイバが突出又は引込むことが結合性に影響を与
える。このため多心光ファイバ心線においてはこの問題
に加えて予め面一の４犬態になるように切断した各光フ
ァイ／ｓｌの端面が装人時の接触等によって端面の一部
が欠損したり、面一の状態がずれて固定されることが起
こり、コネクタを連結した際に各光ファイバの結合損失
にバラツキが生じるという問題がある。

本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、各光
ファイバ端面の面一状態を維持させると共に、各光ファ
イバ端面の一部欠損を防ぐために各光ファイバをコネク
タに固定し、しかる後、各光ファイバを切断することに
より各光ファイバの結合損失を均一化する多心光ファイ
バ心線用コネクタ組立方法を従供することを目的とする
。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係る多心光ファイバ心線用コネクタ組立方法は
、光ファイバ複数本を並設し、一括被覆した多心光ファ
イバ心線を接続するための接合面を備えるコネクタの組
立方法において、多心光ファイバ心線の被覆を剥離して
各光ファイバの先端部を露出させ、該先端部をコネクタ
接合面より突出させた状態でコネクタに固定し、しがる
後、前記先端部を多心光ファイバ心線の長さ方向と直交
する方向に切断又は劈開することを特徴とする。

〔作用〕

多心光ファイバ心線は、予めこれの先端部の被覆が剥離
され、露出された各光ファイバの先端部をコネクタの接
合面より突出させてコネクタに固定される。しかる後、
各光ファイバは多心光ファイバ心線の長さ方向と直交す
る方向に切断又は劈開され、その切断面同志は面一の状
態が維持される。

〔実施例〕

以下、本発明をその実施例を示す図面に基づき具体的に
説明する。

第１図は本発明の実施状態を示す外観斜視図、第２図は
その一部説明図であり、多心光ファイバ心線２ａは例え
ば５本の光ファイバ２１ａの各別に１次被覆及び緩衝層
が施されたものが一層に並列されて一括して２次被覆が
施された偏平なリボン状を成している。図において１ａ
は多心光ファイバ心ＮＩＡ２ａを組込むコネクタであり
、コネクタ１ａは、夫々半円柱状の上部材５及び下部材
６より構成され、上、下部材５．６がビス等の適宜手段
によって円柱状に結合され、その結合部分の軸方向に多
心光ファイバ心線２ａを装備する空間が形成されている
。

そしてコネクタ１ａの一端部寄りの外径は少し拡径され
ており、この拡径部側の端面に多心光ファイバ心線２ａ
の接続すべき端部が配設されるように構成されている。

拡径部側の端間、即ちコネクタ１ａの接合面はこれの略
中心部に位置する下部材６の上面に等脚台形状の段部１
３がコネクタ１ａの長さ方向に亘って形成され、下部材
６の先端面１４が上部材５の先端面１２より少し突出さ
せて形成されている。下部材６の前記段部工３にはＶ形
の溝１６　（第２図参照）が光ファイバ２１ａの本数分
、即ちこの場合５箇所、コネクタ１ａの長さ方向に並列
させて形成してあり、該溝１６上に各光ファイバ２１ａ
が載置されるようになっている。

また、前記段部１３には上部材５の下面に設けられた等
脚台形状の突出部が組込まれるようになっており、該突
出部には凹部１５が前記段部１３と逆向きにコネクタ１
ａの長さ方向に形成しである。該凹部１５は光ファイバ
２１ａの並設幅と略等しい横幅を有し、深さは第２図に
示すように溝１６から突出した光ファイバ高さｈと略等
しい。下部材６の先端面１４の前記段部１３の両側部分
には夫々ガイドピン１１．１１がコネクタ１ａの長さ方
向に突設されており、ガイドピン１１．１１の各軸心は
コネクタ１ａの同一直径上に位置している。

このガイドピン１１．１１は先端面１４に孔を設け、抜
き差し可能としても良く、また上部材５及び下部材６の
間に挟持させても良い。更に上部材５に設けても良く、
各軸心はコネクタｌａの同一直径上に必ずしも位置させ
る必要はない。

以上の如く構成された装置を用いて多心光ファイバ心＊
　２．ａのコネクタｌａ組立方法について説明する。

まず、多心光ファイバ心線２ａは先端部より適当長、１
次被覆、緩衝層及び２次被覆を剥離しておき、各光ファ
イバ２１ａを露出させた状態でコネクタ接合面に組込む
。

そして多心光ファイバ心線２ａの各光ファイバ２１ａの
先端部を前記上部材５の凹部１５から前方へ突出させて
各光ファイバ２１ａの下側周面を下部材６の溝１６上に
載置させる。この場合、各光ファイバ２１ａの軸心は前
記ガイドピン１１，１１の各軸心と同一平面上にあり、
中央の光ファイバ２１ａの軸心はコネクタ１ａの軸心と
も一致している。

次にこの状態で多心光ファイバ心線２ａの２次被覆部分
を接着剤又は上部材５及び下部材６の間に閲持させる等
の適宜の方法によってコネクタ１ａに固定する。

さて、多心光ファイバ心線２ａをコネクタ１ａに固定し
た後は、カッタ３を上部材５の先端面１２に沿わして矢
符方向へ摺動させ、先端面１２の前記凹部１５より突出
している各光ファイバ２１ａを各光ファイバ２１ａの長
さ方向と直交する方向で切欠き傷を加えて折り取る、即
ち劈開する。なお、これを劈開に代えて切断によって行
っても良く、その場合には光ファイバを切断する載置部
分は溝ではなく平坦面であることが望ましい。

第３図は上述の如くコネクタＩｂ内に組込まれた多心光
ファイバ心線２ａと全く同様にしてコネクタＩｂ内に組
込まれた多心光ファイバ心線２ｂとの連結状態を示す一
部破断側面図である。

コネクタ１ｂにはコネクタ１ａのガイドピン１１．１１
が夫々挿入される図示しないガイドピン挿入孔が同軸上
に設けられており、これらによりコネクタ１ａ及びｌｂ
を連結させ、各光ファイバ２１ａと２１ｂとの切断面同
志を同軸上に間隙を隔てて対向させる。

そしてこの間隙にシリコン等からなる整合剤４を充填し
、各光ファイバ２１ａ及び２１ｂの接続を完全にする。

なお、本実施例では段部１３を設けるコネクタを用いた
ものを示したが、この段部１３を設けず、例えば光ファ
イバを固定して後、カッタをコネクタ側に傾斜させて当
接させ、コネクタ端部の一部も切り取る如くして光ファ
イバに切欠きをつけ、しかる後、劈開しても良い。

また、本実施例において、コネクタは上、下の２部材よ
りなる形状のものを示したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、例えば一体型の筒状のものでも全く同
様に適用可能である。

〔効果〕

以上の如く、本発明においては多心光ファイバ心線の各
光ファイバをコネクタの接合面より突出させてコネクタ
に固定した後に、各光ファイバを切断するので、各光フ
ァイバは切断面が多心光ファイバ心線の長さ方向と直交
する方向に面一の状態で固定されている。

これによりコネクタ同志を連結した場合に各光ファイバ
は面一の状態で正確に軸心が一致して対向するので結合
損失はバラつかず、均一になる等、本発明は優れた効果
を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る多心光ファイバ心線用コネクタ組
立方法の１実施状態を示す外観斜視図、第２図はその一
部説明図、第３図はコネクタの連結状態を示す一部破断
側面図である。 ｌａ、　ｌｂ・・・コネクタ　２ａ、２ｂ・・・多心光
ファイバ心線　３・・・カッタ　４・・・整合剤　１１
・・・ガイドピン１６・・・ｍ　　２１ａ、２１ｂ・・
・光ファイバ特　許　出願人　　三菱電線工業株式会社
外１名

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、光ファイバ複数本を並設し、一括被覆した多心光フ
   ァイバ心線を接続するための接合面を備えるコネクタの
   組立方法において、 多心光ファイバ心線の被覆を剥離して各光 ファイバの先端部を露出させ、該先端部をコネクタ接合
   面より突出させた状態でコネクタに固定し、しかる後、
   前記先端部を多心光ファイバ心線の長さ方向と直交する
   方向に切断又は劈開すること を特徴とする多心光ファイバ心線用コネク タ組立方法。