JP2819954B2 - 多心テープファイバとフェルールとの結合方法および結合構造 - Google Patents

多心テープファイバとフェルールとの結合方法および結合構造

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JP2819954B2 JP22447292A JP22447292A JP2819954B2 JP 2819954 B2 JP2819954 B2 JP 2819954B2 JP 22447292 A JP22447292 A JP 22447292A JP 22447292 A JP22447292 A JP 22447292A JP 2819954 B2 JP2819954 B2 JP 2819954B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多心テープファイバと
フェルールとの結合方法および結合構造に関する。
【0002】近年、各種の光機器や光装置には、図3に
示されるような多心テープファイバが、光伝送路として
使用されるようになってきている。多心テープファイバ
1は、直径D1 が125μmの光ファイバ素線21を、
ファイバ被覆22のウレタンアクリレートUV樹脂など
で覆い、直径D2 を約0.25mmとしてなる光ファイ
バ心線2を複数本(たとえば4〜10本)、横方向一列
に並列させた整列状態で、外周をテープ被覆3のウレタ
ンアクリレートUV樹脂などで一体に覆い成形させられ
た構成である。この多心テープファイバ1の厚さTは約
0.4mm、光ファイバ心線2のピッチ間隔は約0.2
5mm、である。
【0003】このような多心テープファイバ1の一対
を、光接続させる光コネクタは、それぞれの多心テープ
ファイバ1の端部にフェルールを装着し、双方のフェル
ールの先端側を光アダプタ内に対向挿入させ、先端側の
端面どうし密着させることにより対応する光ファイバ素
線21相互を光結合させる。
【0004】
【従来の技術】従来の多心光ファイバとフェルールとの
結合方法と結合構造は、図4に示されるようである。な
お、図(A)は結合前の断面図、図(B)は結合状態の
側断面図、である。
【0005】複数の光ファイバ素線挿入孔31が並設さ
れてなるフェルール30は、その先端側端面36と背面
側端面35とが光ファイバ素線挿入孔31の中心軸と直
交する平面であるとともに並行し、この両端面間に光フ
ァイバ素線挿入孔31が貫通形成される。
【0006】光ファイバ素線挿入孔31の、内径は約1
27μm、ピッチ間隔は約0.25mm、であり、挿入
孔の数は多心テープファイバ1の光ファイバ素線21の
本数に等しい。
【0007】フェルール30は、合成樹脂、セラミック
ス、金属、などの材料からなるもので、外形はほぼ角型
をなす平板形状に成形される。図(A)に示されるよう
に、多心テープファイバ1の被覆である、テープ被覆3
とファイバ被覆22とを剥離除去して光ファイバ素線2
1を導出させ、それぞれの光ファイバ素線21の外周面
に接着剤6を塗布しフェルール30の背面側端面から光
ファイバ素線挿入孔31に挿入させる。
【0008】被覆3、22の剥離端面5をフェルール3
0の背面側端面35に密着状態として、多心テープファ
イバ1とフェルール30とを一体化結合させる。接着剤
6の硬化後、先端側端面36を研磨し、光ファイバ素線
21の端面と先端側端面36とが一致するよう、かつ光
ファイバ素線21の端面を光学的にも平坦面に仕上げ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来の多心テー
プファイバとフェルールとの結合方法は、複数の光ファ
イバ素線21の先端面それぞれが、多心テープファイバ
1の長手方向に直交する同一面上に揃えられており、光
ファイバ素線21を挿入させるフェルール30の光ファ
イバ素線挿入孔31が開口する背面側端面35も、光フ
ァイバ素線挿入孔31の長さ方向に直交する同一の平面
となっている。
【0010】したがって、複数本の光ファイバ素線21
の先端面すべてを、対応する光ファイバ素線挿入孔31
に対向状態で同時に挿入させなければならず、先端面ど
うし背面側端面35に接して競合することからその挿入
作業がきわめて困難であるといった問題点があった。
【0011】本発明は、上記のような従来の問題点にか
んがみて創作されたもので、複数本の光ファイバ素線を
フェルールの光ファイバ素線挿入孔に逐次容易に挿入し
得る、多心テープファイバとフェルールとの結合方法お
よび結合構造の提供を発明の課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記、課題を解決するた
めの本発明構成要旨とする、第1の手段は、被覆内幅方
向に並列された複数本の光ファイバ素線の先端が長さ方
向と直交する同一面上に揃えられるとともに先端から剥
離された被覆面まで所定長導出されてなる多心テープフ
ァイバと、上記複数の光ファイバ素線が並列してそれぞ
れに挿入される複数の光ファイバ挿入孔が並設され該挿
入孔の光ファイバ素線挿入側の端面が幅方向である並列
方向長短となるよう傾斜されてなるフェルールと、を上
記複数の光ファイバ素線とフェルールの光ファイバ素線
挿入側の端面とを同一軸上に対向させるとともに、フェ
ルールの光ファイバ素線挿入孔に最接近された光ファイ
バ素線から順次挿入させる多心光テープファイバとフェ
ルールとの結合方法である。
【0013】本発明構成要旨とする、第2の手段は、多
心テープファイバ被覆の剥離端面をフェルールの傾斜端
面と同一方向の傾斜面としたことが、第1の手段に適用
される。
【0014】本発明構成要旨とする、第3の手段は、多
心テープファイバの被覆内幅方向に並列された複数本の
光ファイバ素線の先端が被覆の剥離除去により導出され
た該複数本の光ファイバ素線と、内部に上記多心テープ
ファイバの光ファイバ素線をそれぞれに挿入させる複数
の光ファイバ素線挿入孔が幅方向に並設されるとともに
該光ファイバ素線挿入孔の並設端面が幅方向である並列
方向に傾斜されてなるフェルールと、からなり、上記フ
ェルールの光ファイバ素線挿入孔に光ファイバ素線の挿
入された多心テープファイバの剥離された被覆端面とフ
ェルールの傾斜端面とが対向するよう構成されてなる多
心テープファイバとフェルールとの結合構造である。
【0015】本発明構成要旨とする、第4の手段は、多
心テープファイバ被覆の剥離端面をフェルールの傾斜端
面と同一方向の傾斜面としてなることが、第3の手段に
適用される。
【0016】本発明構成要旨とする、第5の手段は、被
覆内幅方向に並列された複数本の光ファイバ素線の先端
が一端から他端方向の並列方向順次長短となるよう階段
状に先端から剥離された被覆面まで所定長導出されてな
る多心テープファイバと、上記複数の光ファイバ素線が
並列してそれぞれに挿入される複数の光ファイバ素線挿
入孔が並設され該挿入孔の光ファイバ素線挿入側の端面
が長さ方向と直交する同一面に形成されてなるフェルー
ルと、を上記複数の光ファイバ素線の先端とフェルール
の光ファイバ素線挿入側の端面とを同一軸上に対向させ
るとともに、フェルールの光ファイバ素線挿入孔に最接
近された光ファイバ素線から順次挿入させる多心テープ
ファイバとフェルールとの結合方法である。
【0017】
【作用】上記、第1の手段は、それぞれの、多心テープ
ファイバの光ファイバ素線先端と、フェルールの光ファ
イバ素線挿入孔の光ファイバ素線挿入側の端面と、を同
一軸上として対向させることにより、多心テープファイ
バの複数の光ファイバ素線先端は長さ方向と直交する同
一面上に揃っており、フェルールの光ファイバ素線挿入
側の端面は並列方向に長短となるよう傾斜されているこ
とから、それぞれの、光ファイバ素線挿入孔の開口と対
応する光ファイバ素線の先端とには、一端から順に段階
的な間隔差が形成されることになる。
【0018】相互を同一軸上として接近させることによ
り、一端の光ファイバ素線の先端が最接近して対応する
光ファイバ素線挿入孔に挿入可能となる。このようにし
て順次接近させながら次々と順に挿入させることができ
るので、挿入作業が容易であるとともに、すばやく、し
かも確実に行なえる。
【0019】第2の手段は、多心テープファイバ被覆の
剥離端面がフェルールの傾斜端面と同一方向の傾斜面と
することにより、被覆端面とフェルールの端面とが対向
接触状態となし得るので、対向間の隙間を少ない状態に
し得るか、隙間のない状態が得られる。
【0020】第3の手段は、それぞれの、多心テープフ
ァイバの光ファイバ素線先端と、フェルールの光ファイ
バ素線挿入孔の光ファイバ素線挿入側の端面と、を同一
軸上として対向させて接近させることにより、相対的な
間隔差が端から順次段階的に形成されることにより、一
端の光ファイバ素線の先端が最接近して対応する光ファ
イバ素線挿入孔に挿入可能となる。このようにして順次
接近させながら次々と順に円滑かつ確実容易に挿入させ
ることができるので、品質のよい結合構造が得られる。
【0021】第4の手段は、多心テープファイバ被覆の
剥離端面がフェルールの傾斜端面と同一方向の傾斜面と
することにより、被覆端面とフェルールの端面とが対向
接触状態となし得るので、フェルールの表面と被覆の表
面とが隙間が少ないか、隙間のない状態で連続した状態
となり、この面からも品質のよい結合構造が得られる。
【0022】第5の手段は、それぞれの、多心テープフ
ァイバの光ファイバ素線先端と、フェルールの光ファイ
バ素線挿入孔の光ファイバ素線挿入側の端面と、を同一
軸上として対向させることにより、多心テープファイバ
の複数の光ファイバ素線先端は長さ方向と直交する面に
対して、一端から他端方向の並列方向へ順次長短となる
階段状であり、フェルールの光ファイバ素線挿入側の端
面は直交する面と同一面であることから、それぞれの、
光ファイバ素線挿入孔の開口と対応する光ファイバ素線
の先端とには、一端から順に段階的な間隔差が形成され
る。
【0023】相互を同一軸上として接近させることによ
り、一端の光ファイバ素線の先端が最接近して対応する
光ファイバ素線挿入孔に挿入可能となる。このようにし
て順次接近させながら次々と順に挿入させることができ
るので、挿入作業が容易であるとともに、すばやく、し
かも確実に行なえる。
【0024】
【実施例】以下、本発明多心テープファイバとフェルー
ルとの結合方法および、その結合構造、について、構成
要旨にもとづいた実施例により、図を参照しながら具体
的詳細に説明する。なお、全図を通じて同様部分には同
一符号を付して示してある。
【0025】図1は本発明の一実施例であり、図(A)
に結合直前の状態でフェルールを断面した平面図、図
(B)に多心テープファイバの一部を破断した状態の構
成詳細図、に示される。
【0026】多心テープファイバ1は、複数のそれぞれ
の光ファイバ素線21がファイバ被覆22によって覆わ
れて並列され、その状態でテープ被覆3によって一体化
被覆されてなる。
【0027】この被覆3、22内幅方向に並列された複
数本の光ファイバ素線21の先端が長さ方向と直交する
同一面上に揃えられるとともに、先端から剥離された被
覆の剥離端面5まで光ファイバ素線21が所定長導出さ
れる。
【0028】フェルール40は、複数の光ファイバ素線
21が並列してそれぞれに挿入される複数の光ファイバ
素線挿入孔41が並設され、その先端側端面46は光フ
ァイバ素線挿入孔41の中心軸と直交する平面であり、
光ファイバ素線挿入側の端面であるところの背面側端面
45は、幅方向である光ファイバ素線挿入孔41の並列
方向へ長短となるよう傾斜されてなる。
【0029】この背面側端面45の傾斜角度は、光ファ
イバ挿入孔41の中心軸と図示されるような、所望角度
θ(たとえば、約30度)の傾斜面に設定される。光フ
ァイバ素線挿入孔41は、光ファイバ素線21を挿入し
接着固定させるための孔であり、内径は約127μm、
ピッチ間隔は約0.25mm、挿入孔の数は多心テープ
ファイバ1の光ファイバ素線21の本数、にそれぞれ設
定される。
【0030】フェルール40は、合成樹脂、セラミック
ス、金属、などの材料からなるもので、外形はほぼ角型
をなす平板形状に成形される。上記、多心テープファイ
バ1の被覆3、22の幅方向の剥離端面5は、フェルー
ル40の背面側端面45の傾斜角度と同じ傾斜角θに設
定させる。したがって、それぞれの光ファイバ素線21
の導出長は、それぞれに対応する光ファイバ素線挿入孔
41の長さに、ほぼ等しい。
【0031】以上の構成で、図(A)に示されるよう
に、多心テープファイバ1の複数の光ファイバ素線21
の先端とフェルール40の光ファイバ素線挿入孔41へ
の挿入側である背面側端面45とを同一軸上に対向位置
させると、多心テープファイバ1のすべての光ファイバ
素線21先端は長さ方向と直交する同一面上に揃ってお
り、フェルール40の光ファイバ素線挿入側の端面45
は並列方向に長短となるように傾斜されていることにな
る。
【0032】このようなことは、図(A)で明らかなよ
うに、それぞれの、光ファイバ素線挿入孔41の開口と
対応する光ファイバ素線21の先端とは、一端から順に
段階的な段差のある間隔が形成される。
【0033】それぞれの光ファイバ素線21の周囲に接
着剤6(図示省略)を塗布し、ついで、同一軸上に位置
させた状態で相互間を接近させると、図(A)の上側の
一端の光ファイバ素線21の先端が最接近して対応する
光ファイバ素線挿入孔41に挿入可能となるから、必要
に応じてピンセットなどの補助具を用い、位置合わせし
て挿入させる。
【0034】さらに接近させることにより、隣接する光
ファイバ素線21が対応する光ファイバ素線挿入孔41
に挿入可能となるから、同様にして挿入させる。このよ
うにして順次接近させながら次々と順に挿入させ、図示
手前側の光ファイバ素線21を挿入させることで完了す
るから、剥離端面5をフェルールの背面側端面45に接
した状態として保持し、接着剤6の硬化をまつ。
【0035】以上のようなことは、挿入作業が容易であ
るばかりでなく順次円滑に、すばやく、しかも確実に行
なうことができる。接着剤6の硬化後、フェルール40
の先端側端面46を研磨し、光ファイバ素線21の端面
と先端側端面46とが一致するよう、かつ光ファイバ素
線21の先端面を光学的にも平坦面に仕上げる。
【0036】多心テープファイバ1の被覆端面5をフェ
ルール40の背面側端面45と同一方向の傾斜面とする
ことは、被覆端面5とフェルールの背面側端面45とが
対向接触状態になし得るので、連続し対向間の隙間を少
ない状態にし得るか、隙間のない状態にし得るので、こ
の間に接着剤6が充填された状態が得られ、光ファイバ
素線21が露出することなく確実に保護される。
【0037】図2は、本発明の他の一実施例であり、結
合直前の状態をフェルールを断面した平面図に示され
る。多心テープファイバ1は複数のそれぞれの光ファイ
バ素線21がファイバ被覆22によって覆われて並列さ
れ、その状態でテープ被覆3によって一体化被覆されて
なる。この構成は図3を参照して説明のとおりである。
【0038】多心テープファイバ1は、この被覆3、2
2内幅方向に並列された複数本の光ファイバ素線21の
先端が、一端から他端方向の並列方向へ順次長短となる
よう階段状に先端から被覆の剥離された剥離端面5まで
光ファイバ素線21が所定長導出される。
【0039】複数の光ファイバ素線挿入孔31が並設さ
れてなるフェルール30は、複数の光ファイバ素線21
が並列されてそれぞれに挿入される複数の光ファイバ素
線挿入孔31が並設され、その先端側端面36と背面側
端面35とは、いずれもが光ファイバ素線挿入孔31の
中心軸と直交する同一平面である。
【0040】隣接する光ファイバ素線21の段差は、た
とえば約1〜2mmであり、導出された剥離端面5まで
の最短長は光ファイバ素線挿入孔41の長さにほぼ等し
く設定されている。
【0041】以上の構成で、図2に示されるように、多
心テープファイバ1の複数の光ファイバ素線21の先端
とフェルール30の光ファイバ素線挿入孔31への挿入
側である背面側端面35とを同一軸上に対向位置させる
と、多心テープファイバ1の階段状の長短な光ファイバ
素線21先端はフェルール30の光ファイバ素線挿入孔
31と対応して対向される。
【0042】このようなことは、図から明らかなよう
に、それぞれの、光ファイバ素線挿入孔31の開口と対
応する光ファイバ素線21の先端とは、一端から順に段
階的な段差のある間隔が形成される。
【0043】それぞれの光ファイバ素線21の周囲に接
着剤6(図示省略)を塗布し、ついで、同一軸上に位置
させた状態で相互間を接近させると、図2の図示手前側
の一端の光ファイバ素線21、すなわち、もっとも長く
導出された光ファイバ素線21の先端が最接近して対応
する光ファイバ素線挿入孔31に挿入可能となるから、
必要に応じてピンセットなどの補助具を用い、位置合わ
せして挿入させる。
【0044】さらに接近させることにより、隣接する光
ファイバ素線21が対応する光ファイバ素線挿入孔31
に挿入可能となるから、同様にして挿入させる。このよ
うにして順次接近させながら次々と順に挿入させ、図示
上側の光ファイバ素線21を挿入させることで完了する
から、剥離端面5をフェルールの背面側端面35に接し
た状態として保持し、接着剤6の硬化をまつ。
【0045】以上のようなことは、挿入作業が容易であ
るばかりでなく順次円滑に、すばやく、しかも確実に行
なうことができる。接着剤6の硬化後、フェルール30
の先端側端面36に突出した光ファイバ素線21を切断
除去するとともに、端面36を研磨し、光ファイバ素線
21の端面と先端側端面36とが一致するよう、かつ光
ファイバ素線21の先端面を光学的にも平坦面に仕上げ
る。
【0046】被覆端面5とフェルールの背面側端面35
とが対向接触状態になることから、連続し対向間の隙間
がなく、この間に接着剤6が充填され光ファイバ素線2
1が露出することなく確実に保護される。
【0047】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明の多
心テープファイバとフェルールとの結合方法および結合
構造は、多心テープファイバの複数の光ファイバ素線を
フェルールの対応する複数の光ファイバ素線挿入孔に、
円滑容易に、かつ確実に挿入させ得る実用上の効果はき
わめて顕著である。
【0048】また、多心テープファイバの被覆端面とフ
ェルールの端面とを密着状態になし得ることから、対向
間に光ファイバ素線が露出しないので特別な保護処置を
行ななう必要もないといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である。
【図2】本発明の他の一実施例である。
【図3】多心テープファイバの構成説明図である。
【図4】従来の説明図である。
【符号の説明】
1 多心テープファイバ 2 光ファイバ心線 3 テープ被覆 5 剥離端面 6 接着剤 21 光ファイバ素線 22 ファイバ被覆 30 フェルール 31 光ファイバ素線挿入孔 35 背面側端面 36 先端側端面 40 フェルール 41 光ファイバ素線挿入孔 45 背面側端面 46 先端側端面

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被覆内幅方向に並列された複数本の光フ
    ァイバ素線の先端が長さ方向と直交する同一面上に揃え
    られるとともに先端から剥離された被覆面まで所定長導
    出されてなる多心テープファイバと、 上記複数の光ファイバ素線が並列してそれぞれに挿入さ
    れる複数の光ファイバ素線挿入孔が並設され該挿入孔の
    光ファイバ素線挿入側の端面が幅方向である並列方向長
    短となるよう傾斜されてなるフェルールと、 を上記複数の光ファイバ素線の先端とフェルールの光フ
    ァイバ素線挿入側の端面とを同一軸上に対向させるとと
    もに、フェルールの光ファイバ素線挿入孔に最接近され
    た光ファイバ素線から順次挿入させることを特徴とする
    多心テープファイバとフェルールとの結合方法。
  2. 【請求項2】 上記多心テープファイバ被覆の幅方向の
    剥離端面を上記フェルールの傾斜端面と同一方向の傾斜
    面としたことを特徴とする請求項1記載の多心テープフ
    ァイバとフェルールとの結合方法。
  3. 【請求項3】 多心テープファイバの被覆内幅方向に並
    列された複数本の光ファイバ素線の先端が被覆の剥離除
    去により導出された該複数本の光ファイバ素線と、 内部に上記多心テープファイバの光ファイバ素線をそれ
    ぞれに挿入させる複数の光ファイバ素線挿入孔が幅方向
    に並設されるとともに該光ファイバ素線挿入孔の並設端
    面が幅方向である並列方向に傾斜されてなるフェルール
    と、 からなり、上記フェルールの光ファイバ素線挿入孔に光
    ファイバ素線の挿入された多心テープファイバの剥離さ
    れた被覆端面とフェルールの傾斜端面とが対向するよう
    構成されてなることを特徴とする多心テープファイバと
    フェルールとの結合構造。
  4. 【請求項4】 上記多心テープファイバ被覆の幅方向の
    剥離端面を上記フェルールの傾斜端面と同一方向の傾斜
    面としてなることを特徴とする請求項3記載 の多心テー
    プファイバとフェルールとの結合構造。
  5. 【請求項5】 被覆内幅方向に並列された複数本の光フ
    ァイバ素線の先端が一端から他端方向の並列方向順次長
    短となるよう階段状に先端から剥離された被覆面まで所
    定長導出されてなる多心テープファイバと、 上記複数の光ファイバ素線が並列してそれぞれに挿入さ
    れる複数の光ファイバ素線挿入孔が並設され該挿入孔の
    光ファイバ素線挿入側の端面が長さ方向と直交する同一
    面に形成されてなるフェルールと、 を上記複数の光ファイバ素線の先端とフェルールの光フ
    ァイバ素線挿入孔側の端面とを同一軸上に対向させると
    ともに、フェルールの光ファイバ素線挿入孔に最接近さ
    れた光ファイバ素線から順次挿入させることを特徴とす
    る多心テープファイバとフェルールとの結合方法。
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