JPS63296008A

JPS63296008A - 多心光ファイバ接続用フェル−ル

Info

Publication number: JPS63296008A
Application number: JP13234087A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiro Koyama; 小山　一裕; Hideyuki Hosoya; 英行細谷; Yasuhiro Tamaki; 康博玉木; Hiroshi Yokosuka; 横須賀　洋
Original assignee: Fujikura Ltd
Current assignee: Fujikura Ltd
Priority date: 1987-05-28
Filing date: 1987-05-28
Publication date: 1988-12-02
Anticipated expiration: 2009-07-20
Also published as: JPH0654364B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」本発明は、リボン状に並列に並べられた複数の光ファイ
バ、例えば光ファイバテープを一括して接続する際に使
用される、多心光ファイバ接続用フェルールに関する。

「従来の技術」フェルールは、挿入された光ファイバの先端を同フェル
ールの一端から露出させ、同様に構成されたフェルール
に対し光ファイバ同士が合致するよう互いに突き合わさ
れ、かっこの状聾でそれらフェルール同士が弾性部材に
よって互いに接近するよう押圧付勢されることによって
、光ファイバ同士の接続を行なうものである。

ところで、従来一般に知られている多心光７フイバ接続
用フェルールＦは、第５図に示すように、基台１とキャ
ップ２からなる２つ割り構造のものであった。

ここで、上記従来のフェルールＦへ、光ファイバをセッ
トする手順について説明すると、■基台先端の起立部３
に設けられた微細孔４に接着剤を注入する。

■被覆がはがされたテープＣ先端の各光ファイバを、前
記微細孔４に挿入する。

■基台ｌのファイバ心線案内溝５あるいはテープＣを支
持する中央平板部６上に接着剤を塗布し、テープＣを仮
固定する。

■基台ｌのキャップ２との合わせ面１ａに接着剤を塗布
し、キャップ２を基台ｌに仮固定する。

■図示しない孔より基台ｌとキャップ２の間に接着剤を
注入し、両者を光ファイバを介ぎさせた状態で固着する
。

■フェルールＦの前端から露出する光ファイバをフェル
ールごと研摩し、光ファイバ端部をフェルール前面Ａに
面一にそろえる。

■必要に応じて、フェルールの後端に心線保護用のブー
ツを装着する。

以上の作業によって、光ファイバをフェルールＦにセッ
トする。

「発明が解決しようとする問題点」ところで、上記従来のフェルールにあっては、上述した
如く作業工程が多いこと、また、フェルール自体が小型
化され、例えばキャップ２を基台！に被せる場合でも人
手による直接作業が行なえず、ビンセットを用いた作業
を余儀なくされること等から、ファイバの組付作業が非
常に困難であった。

また、基台ｌとキャップ２との２分割構造であり、部品
点数が多いことからコスト高の原因にもなっていた。

さらに、基台１とキャップ２と間に接着剤を注入する際
、両者の合わせ面から接着剤が漏れる等の欠点があった
。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、光ファイバ
の組付が容易に行なえ、コスト低減が図れ、かつ、ファ
イバ固定用の接着剤が外部に漏れるのを防止することが
できる多心光ファイバ接続用フェルールを提供すること
を目的とする。

「問題点を解決するための手段」本発明では、係る目的を達成するために、後端にはリボ
ン状光ファイバテープが挿入される挿入穴が設けられ、
かつ、上部には、該光ファイバテープを前記挿入穴から
挿入させる際、テープ先端の光ファイバが正常に挿入さ
れるか否かを確認するための窓が形成されている構成と
なっている。

「作用」光ファイバを上記フェルールにセットするには、まず、
微細孔に接着剤を注入し、フェルール後端の挿入穴から
光ファイバテープを挿入して、テープ先端のファイバを
微細孔に挿通させる。次に、必要に応じ、光ファイバと
フェルールとの合わせ部分に接着剤を注入してファイバ
を固定した後、光ファイバ先端をフェルール前面と面一
となるよう研摩する。以上のような簡単な作業によって
、光ファイバのセットが行なえる。

また、上記光ファイバセットの際、側部に形成された窓
を通して、光ファイバ心線がフェルールの案内溝に案内
されて、微細孔に正常に挿入されているか否かを確認で
きるため、ファイバのミスセットをほとんどなくするこ
とができる。

「実施例」以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。・一第１実施例− 第１図は本発明の第１実施例を示す。図中符号Ｆはフェ
ルール、Ｃは内部に光ファイバＣ１が多数並列に並べら
れてなるリボン状の光ファイバテープ、１１はテープＣ
の外側に嵌合されるテープ保護部材である。なお、テー
プ保護部材１１は弾性材料によって作られる。

フェルールＦは、前記従来例で示したもののように多分
割構造となっておらず一体構造となっている。フェルー
ルＦの後端（ここでは、Ｂ面側が後方、逆側（Ａ）が前
方と定める）には、先端部分に比べて肉厚とされた大径
部１２が設けられている。

また、フェルールＦの後端はぼ中央には、被覆がはがさ
れた光ファイバ心線Ｃ１を前側として前記ファイバテー
プＣを挿入させる挿入穴１３が設けられている。該挿入
穴１３の先端には、前記各光ファイバ心線Ｃ２を個々に
案内する案内溝１４、並びに該光ファイバ心線先端の被
覆がはがされた光ファイバＣＩを挿通させる複数の微細
孔１５が先端側に向けて順に形成されている。微細孔１
５の入口には光ファイバＣ３の挿入を容易ならしめるた
めのテーパー状に形成されたガイド部１６が形成されて
いる（第２図参照）。前記ガイド溝１４および微細孔１
５は、テープ内の光ファイバＣ４に対応してフェルール
Ｆの幅方向に等間装置きに形成され、かつ、微細孔１５
はフェルールＦの前端Ａに挿通された状態で形成されて
いる。

また、フェルールＦ上部には、後端の前記挿入穴１３か
らテープＣを挿入させる際、光ファイバＣ１が正常に挿
入されるか否かを確認するための窓１７が、前記案内溝
１４並びに微細孔１５人口のガイド部１６に臨ませて形
成されている。なお、符号１８はフェルールＦ同士を位
置決めした状態で嵌合させるガイドビン挿通用の貫通孔
を示す。

次に、上記フェルールＦに光ファイバをセットする際の
手順について説明する。

■フェルール前端の各微細孔１５に接着剤を注入する。

■被覆をはがして光ファイバ心線Ｃ２および光ファイバ
Ｃ０を露出されたテープＣの外周所定位置にテープ保護
部材１１を嵌合させ、該テープＣを、保護部材ｌｌごと
フェルール後端の挿入穴１３に挿入する。

そのとき、光ファイバＣ１を前記微細孔１５に挿通させ
るのであるが、フェルール上側部に形成した窓１７を通
して、光ファイバ心線Ｃ２がフェルールの案内溝１４に
正常に案内されて、光ファイバＣ３が微細孔１５内に挿
入されているか否かを知ることができる。このため、光
ファイバＣＩのミスセットはほとんど起こらない。

■その後、必要に応じ、前記ファイバ挿入確認用の窓１
７から注入する等に手段によって、接着剤をファイバテ
ープＣとフェルールＦとの接合部−分に流し込み光ファ
イバＣを固定し、突出状態にある光ファイバＣ先端をフ
ェルール前面Ａと面一となるよう研摩する。このとき、
フェルールＦは一体構造となっているため、接着剤が外
部への漏れることはほとんどない。特に、テープ保護部
材ｌｌを、テープ挿入穴１３に対して若干の締め代をも
った寸法に設定し、かつ、テープＣに対しても若干の締
め代をもった寸法に設定すれば、より確実に接着剤の漏
れを防止することができる。

以上の作業によって光ファイバをフェルールにセットす
ることができる。

一第２実施例− 第２図は本発明の第２実施例を示す。この例では、テー
プＣをフェルール後端の挿入穴２１から挿入セットする
のに、保護部材を介することなくテープＣを直接挿入穴
２１に挿入するようになっている。このため、フェルー
ル後端に形成するテープ挿入穴２１は、テープＣの外径
と同程度かあるいはそれより若干大きめに設定されてい
る。

この実施例においても面記第１実施例のものとほぼ同様
の手順で光ファイバのセットが行なえる。

−第３実施例− 第３図は本発明の第３実施例を示す。この実施例の特徴
は、フェルールＦ後端にファイバテープ保護部材３０を
予め付設した点である。テープ保護部材３０は、第１実
施例で用いたものと同様、弾性材料から作られるもので
、接着剤あるいは嵌合等の手段によって、フェルールＦ
の後端に固定される。

テープ保護部材３０の後端部にはテープＣ挿入用の穴３
１が形成されている。また、該保護部材３０の後端部分
は、テープ挿入穴３０の上半分か切り取られた形状とな
っていて、残された下半分の上面にはテープＣを挿入穴
３０に挿入する際テープＣの位置決めを行なうガイド溝
３２が挿入穴３１に連続して形成されている。

この実施例のフェルールＦでは、テープ保護部材３０の
挿入穴３１に直接テープＣを挿入することにより、間に
保護部材３０を介在された状態の光ファイバセット状態
を得ることができる。特に、保護部材３０に挿入穴３１
に連続するガイド溝３２を設けているため、テープＣの
挿入が容易に行なえ、現場でのファイバセット作業も可
能となる。

なお、上記各実施例では、方形状のフェルールを例に採
って説明したが、第５図に示す従来例の如く円柱状のフ
ェルールにも、勿論本発明は適用可能である。

「発明の効果」本発明によれば以下の優れた効果を奏する。

■フェルールが一体構造であるため、従来例の如くキャ
ップを基台に嵌め合わしたり、テープを基台に仮固定し
たりするといった面倒な工程を省くことができ、全体と
して工程が簡素化されることから、ファイバセット作業
が容易となる。

■上述の如くフェルールが一体構造であり、部品点数が
減少するため、コストダウンを無理なく図ることができ
る。

■また、従来例で示したような基台とキャップとの合わ
せ面部分をなくすることができるため、テープ固定用の
接着剤が外部に漏れるのを防止できる。

■上部に設けた窓を通して、光ファイバの挿入状態を確
認できるため、光ファイバのミスセットを防止できる。

■加えて、光ファイバ挿入確認用の窓を、微細孔の入口
に臨ませて形成すれば、光ファイバの微細孔への挿入状
態を直接確認することができ、光ファイバのセットをよ
り確実に行える。

■さらに、テープ挿入時にテープの位置決めを行なうガ
イド部を備えた保護部材を連設する構成にすれば、保護
部材を介在させた組付を容易に行なえ、かつ、テープの
挿入が容易に行えて現場での光ファイバセットも可能と
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明の詳細な説明するもので、第１
図は第１実施例を示す斜視図、第２図は第１図の■−■
線に沿う拡大断面図、第３図は本発明の第２実施例を示
す斜視図、第４図は本発明の第３実施例を示す斜視図、
第５図は従来例を示す斜視図である。１１・・・・・・テープ保護部材、１３．２１，３１・・・・・・挿入穴、１４・・・・・
・案内溝、１５・・・・・・微細孔、１７・・・・・・フェルール挿入確認用窓、Ｆ・・・・
・・フェルール、Ｃ・・・・・・ファイバテープ、Ｃ１・・・・・・光ファイバ、Ｃ１・・・・・・光ファイバ心線。出顆人　藤倉電線株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

（１）リボン状に並列に並べられた複数の光ファイバ（
Ｃ＿１）を一括して接続する際に使用されるフェルール
（Ｆ）であって、後端には被覆がはがされた光ファイバ心線を前側として
前記リボン状テープが挿入される挿入穴（１３、２１、
３１）が設けられ、該挿入穴の先端には、前記各光ファ
イバ心線を個々に案内する案内溝（１４）、並びに該光
ファイバ心線先端の被覆がはがされた光ファイバを挿通
させる複数の微細孔（１５）が先端側に向けて順に設け
られ、かつ上部には、前記リボン状テープを前記後端の
挿入穴から挿入させる際同テープ先端の光ファイバが正
常に挿入されるか否かを確認するための窓（１７）が形
成されていることを特徴とする多心光ファイバ接続用フ
ェルール。
（２）前記光ファイバ挿入確認用の窓（１７）は、前記
微細孔の入口に臨ませて形成されていることを特徴とす
る特許請求の範囲第１項記載の多心光ファイバ接続用フ
ェルール。
（３）前記後端のテープ挿入穴（３１）の後方には、テ
ープ挿入時にテープの位置決めを行なうガイド部（３２
）を備えた保護部材（３０）が連設されていることを特
徴とする特許請求の範囲第１項記載の多心光ファイバ接
続用フェルール。