JPH01136816A - ウェザーストリップ - Google Patents

ウェザーストリップ

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JPH01136816A
JPH01136816A JP62294033A JP29403387A JPH01136816A JP H01136816 A JPH01136816 A JP H01136816A JP 62294033 A JP62294033 A JP 62294033A JP 29403387 A JP29403387 A JP 29403387A JP H01136816 A JPH01136816 A JP H01136816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
weather strip
mixture
thermoplastic
lubricant
Prior art date
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Pending
Application number
JP62294033A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Terada
昌浩 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、戸、窓の運動する部分の継目のシールに使
用され、長期間に亘り摺動抵抗を低く抑えられるウェザ
−ストリップに関する。
(従来の技術) 従来のウェザ−ストリップとしては、例えば第1図に示
すように自動車のフロントドアガラス1とリアドアガラ
ス2の合せ部位のシールに使用されるものが有り、第2
図に第1図のA部分の断面で示すように、該ウェザ−ス
トリップ3はリアドアガラス2の端部を挟持して固定さ
れるU字形挟持部とこの挟持部の車内側壁が肩部から延
在する支持壁部5と、この支持壁部5の自由端から車外
側へ屈曲して形成されフロントドアガラス1に摺接する
摺動リップ部4とから構成されている。このようなウェ
ザ−ストリップの構成材料としてはエチレンプロピレン
系ゴムが用いられるが、エチレンプロピレン系ゴムでは
それ自体の摺動抵抗が大きいためシリコーン、ウレタン
等による表面処理を施し摺動抵抗を小さくすることによ
ってシール性という機能の他に防音性の機能を付与して
いる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来のウェザ−ストリップに
あっては、表面処理層の耐久性が乏しいためガラスとの
摺動部位で表面処理層が短期間で欠損してしまう。その
ためゴム面が露出し摺動抵抗が増加するとともに異音が
発生するという問題があった。
(問題点を解決するための手段) この発明は、ウェザ−ストリップを、25〜75重量%
の熱可塑性結晶ポリオレフィン樹脂と残部がエチレンプ
ロピレンゴムから成る混合物100重量部に対し、該混
合物と相溶性が悪い1種以上の滑剤1.0〜15.0重
量部が配合され、混合したエチレンプロピレンゴムがフ
ェノール系加硫剤により架橋されている組成物から構成
したことにより上記問題点を解決したものである。以下
、この発明を説明する。
本発明は、従来使用されているエチレンプロピレン系ゴ
ム、好ましくはEPDMゴムに、相溶性のよい熱可塑性
ポリオレフィン樹脂を混合しなおかつ、そのEPDMゴ
ムをフェノール系加硫剤で架橋させることにより、物性
を低下させずにゴム−ガラス間の(接触面積を減少させ
)摺動抵抗を低下させたものである。
(作 用) 使用される熱可塑性ポリオレフィン樹脂はモノオレフィ
ンの重合から得られる結晶性の高分子固体生成物からな
る。適当なオレフィンの例としてはたとえば、エチレン
、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、2−メチル−1−プロペン、3−メチル−1−ペン
テン、4−メチ。
ルーl−ペンテンおよびこれらの混合物があげられる。
しかし、商業上入手しうる熱可塑性ポリオレフィン樹脂
としてはポリエチレンまたはポリプロピレンが好ましい
。ここで、混合物のポリオレフィン含有量が25重量%
未満であると、摺動抵抗が低下せず、他方75重itχ
を超えると圧縮永久歪みが増大してシール性に問題が生
じる。更に、上記材料に相溶性の悪い滑剤を1種以上内
部添加し、表面に滲み出させる(プルーム)ことにより
、この材料の持つ摺動抵抗をさらに低下させた。従って
当然のことながら本発明のウェザ−ストリップは従来の
ウェザ−ストリップに生じていた異音の発生、摺動抵抗
の増大等の問題が発生しにくい。
配合する滑剤としては、結晶ポリオレフィンとエチレン
プロピレン系ゴム、−特にEPDMと相溶性の悪いもの
で、表1に示すパラフィンワックス、脂肪酸エステル、
脂肪酸アマイド、流動パラフィン、シリコーンオイル、
高級アルコールを挙げることができる。
表1 ここで、滑剤添加量が1重量部未満では摺動抵抗の低下
が見られず、15重量部を超えると添加効果(添加量の
増加による摺動抵抗の低下)がほとんどみられない上に
外観が悪くなる。
また、本発明のウェザ−ストリップはフェノール系加硫
剤により架橋されているため、単にEPDMゴムとポリ
オレフィン樹脂を硫黄加硫剤又は過酸化物で架橋したも
のと比べると圧縮永久歪みが良好な上に加工時の不快臭
が出にくいという利点がある。最近、アクリロニトリル
ブタジェンゴムとポリ塩化ビニルの混合体に滑剤を内部
添加するというウェザ−ストリップの例(特開昭61−
238507号公報)があるが、本発明のウェザ−スト
リップはこの材料と比べても耐候性及び耐オゾン性とい
う点において優れている。
本発明のウェザ−ストリップのEPDMゴムの加硫状態
に関しては完全に加硫されていることが望ましい。加硫
状態を評価するための手段は沸騰キシレン中に溶解する
ゴムの量を測定することからなる。そして、ブレンド中
5%以下のゴムが沸騰キシレン中で抽出されうる程度加
硫されている場合そのゴムは充分に加硫されているとみ
なされる。
こうした配合物が最も望ましいが特に限定するものでは
ない。フェノール系加硫剤は、フェノール系硬化性樹脂
および加硫活性剤からなり、その例としては以下のよう
なものがあげられる。
フェノール系硬化性樹脂としてはrsP−1045J、
rSP−1055J、’5P−1056J 、(Sch
enectadyChemicals  社製、商品名
)、「タッキロール201」、[タッキロール250−
 I〜I[IJ  (住人化学工業■製、商品名)、「
ヒタノール2501J  (日立化成工業■製1商品名
)等がある。
また加硫活性剤としては金属酸化物(酸化鉄、酸化チタ
ン、酸化マグネシウム、珪酸マグネシウム、二酸化珪素
、酸化亜鉛)、ハロゲン供与体(塩化第1錫、塩化第2
鉄)、ハロゲン供与性重合物(塩素化パラフィン、塩素
化ポリエチレン、クロロスルホン化ポリエチレン、ポリ
クロロブタジェン)がある。
本発明において用いる組成物にはエクステンダー泊およ
びカーボンブラックが添加できるという特徴をもつため
、耐油性、加工性を良好にすると同時にウェザ−ストリ
ップのコストを下げられるという利点がある。また、該
組成物は熱可塑性エラストマーなのでウェザ−ストリッ
プの再生品のリサイクルが可能であり、部品の価格を安
くできるという利点もある。
本発明のウェザ−ストリップは、組成物を押出成形、射
出成形、ブロー成形等汎用プラスチックで使用されてい
る成形方法により容易に成形することができる。
(実施例) 以下、本発明を実施例および比較例により説明する。
但し実施例および比較例で用いたゴム配合は次の通りで
ある。
(i)ゴム配合(単位:重量部) 配合成分           配合量EPDMゴム1
−ポリプロピレン0混合物 100カーボンブラツク 
           60亜鉛華         
       5ステアリン酸           
   1エクステンダー油           20
加硫剤 フェノール系加硫剤(SP−1056)   
3または硫黄          2 傘I EPDMゴム: EP57C(日本合成ゴム■製
、商品名)本2ポリプロピレン:ハイポールJ600 
(三井石油化学■製、商品名) (ii)またサンプルの性能試験は、下記の方法により
行った。
(イ)摩擦係数測定法 試験片  10 cmXlBcm (FJさ2mm)測
定圧子 直径10+nmのメタルボール圧子(表面クロ
ムメツキ) 荷重    100g 測定速度  0.5 cm7min (ロ)圧縮永久歪み、 JISK6301−10(条件
:100″CX22hr  25χ圧縮)施例1〜5、
比較例1〜6 前記ゴム配合に示した配合割合、但しEPDMゴムとポ
リプロピレン(PP)の割合、滑剤および加硫剤は表2
に示すものを用い次の操作により実施例1〜5、比較例
1〜6のウェザ−ストリップ用の組成物を作成した。先
ずEPDMゴム、エクステンダー油、カーボンブラック
、亜鉛華、ステアリン酸、滑剤を指示された割合で含有
したマスターバッチをつくった。次にこのマスターバッ
チにポリプロピレンを180°Cの油浴温度を有するブ
ラベンダーミキサーで、2.5分間混合し、均一のブレ
ンドをつくった。最後にフェノール系加硫剤(SP−1
056)または硫黄を添加し4分間混合を続け、組成物
を得た。
上記各組成物を平板(10cm X 18cm)用金型
で210°Cで圧縮成形し、各成形物の摺動抵抗及び圧
縮永久歪みを評価し、得た結果を表2に示す。
また上記組成物をウェザ−ストリップ用金型で210°
Cで圧縮成形し、ウェザ−ストリップを成形した。得ら
れたウェザ−ストリップの内実施例1と比較例1のウェ
ザ−ストリップを車輌に装着し、実車走行を行った際の
異音の発生を評価し、経時変化を表3に示す。
表3 上記表2により実施例孔は比較測高と比較してポリマー
自体の摺動抵抗が低く滑剤を内添することにより表面処
理をほどこした比較例1と同等の摺動抵抗が得られるこ
とがわかる。滑剤を配合しないまたは滑剤を配合しても
本発明における規定範囲外の少量では、比較例3および
5から摺動抵抗が劣り、多すぎると比較例6のウェザ−
ストリップは外観が劣る。また圧縮永久歪については実
施例孔は比較例1と同等またはそれ以上に良好であるが
、EPD?l/PPO比が本発明の規定範囲外の比較例
4では劣る。尚、比較例1のウェザ−ストリップでは実
施例孔と比較して耐久性が劣ることを確かめた。
更に表3から本発明品である実施例1のウェザニストリ
ップは比較例1の従来品と比較して長期に亘り異音が発
生しにくく、耐久性においても優れていることが611
L’lされた。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明のウェザ−ストリップ
は規定量の熱可塑性結晶ポリオレフィン樹脂を含むエチ
レンプロピレンゴムとの混合物に、該混合物と相溶性が
悪い滑剤を規定量配合し、混合したエチレンプロピレン
ゴムがフェノール系加硫剤により架橋された組成物から
構成されていることにより、加工時不快臭を発生するこ
とな(、ウェザ−ストリップとして圧縮永久歪みが良好
で、摺動抵抗も低くシール性と同時に防音性に優れ、耐
久性が改善される。また再生品のリサイクルが可能であ
るため価格を低減し得るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はウェザ−ストリップの装着モデル図、第2図は
第1図のA部のウェザ−ストリップの断面図である。 1・・・フロントドアガラス 2・・・リアドアガラス 3・・・ウェザ−ストリップ 4・・・摺動リップ部 5・・・支持壁部 特許出願人  日産自動車株式会社 代理人弁理士  杉 村 暁 秀

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、25〜75重量%の熱可塑性結晶ポリオレフィン樹
    脂と残部がエチレンプロピレンゴムから成る混合物10
    0重量部に対し、該混合物と相溶性が悪い1種以上の滑
    剤1.0〜15.0重量部が配合され、混合したエチレ
    ンプロピレンゴムがフェノール系加硫剤により架橋され
    ている組成物から構成されていることを特徴とするウェ
    ザーストリップ。
JP62294033A 1987-11-24 1987-11-24 ウェザーストリップ Pending JPH01136816A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05238329A (ja) * 1992-02-28 1993-09-17 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd 自動車用ウエザーストリップとその製造方法
US5858502A (en) * 1995-09-19 1999-01-12 Tokai Kogyo Kabushiki Kaisha Weather strip molding
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WO2016052029A1 (ja) * 2014-09-30 2016-04-07 豊田合成株式会社 ウエザストリップ用摺動材の製造方法
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