JPH01129058A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JPH01129058A
JPH01129058A JP28631687A JP28631687A JPH01129058A JP H01129058 A JPH01129058 A JP H01129058A JP 28631687 A JP28631687 A JP 28631687A JP 28631687 A JP28631687 A JP 28631687A JP H01129058 A JPH01129058 A JP H01129058A
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JP
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weight
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nylon
polymer
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JP28631687A
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Inventor
Minoru Maeda
稔 前田
Toshihiro Shimamura
島村 俊裕
Masaaki Motai
政明 馬渡
Shinichi Kimura
木村 慎一
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a、産業上の利用分野 本発明は、加工性、耐衝撃性、耐熱性及び熱安定性に優
れた熱可塑性樹脂組成物に関する。
b、従来の技術 ポリフェニレンエーテル系樹脂は、機械的性質、電気的
性質及び耐熱性が優れており、しかも寸法安定性が良い
などの性質を備えているため広範囲な用途に適した樹脂
として注目されているが、成形加工性が劣ることが大き
な欠点である。
ポリフェニレンエーテル系樹脂の成形加工性を改良する
ために、ポリアミドを配合することが特公昭45−99
7号に提案されているが、ポリフェニレンエーテル系樹
脂とポリアミドは非常に相溶性が悪く、得られた樹脂組
成物は機械的特性に劣り、該樹脂組成物の射出成形によ
り得られた成形品は、非常に耐衝撃性の低いものであっ
た。
ポリフェニレンエーテル系樹脂とポリアミドの相溶性を
改良する方法として、公表特許昭61−502195号
にはポリカルボン酸を使用する方法、特開昭57−36
150号にはスチレン−無水マレイン酸共重合体を使用
する方法、特公昭60−11966号には特定の官能基
を有する不飽和化合物を溶融混練時に添加する方法、特
開昭61−204262号にはポリフェニレンエーテル
を酸無水物基等で変性する方法、及び特開昭62−12
9348号には特定の官能基で変性されたエチレン−α
−オレフィン共重合体とスチレン系樹脂を使用する方法
等が提案されている。かかる方法によって得られた熱可
塑性樹脂組成物は、優れた耐熱性、耐衝撃性及び加工性
を有するため今後多方面への用途が期待されている。
かかる樹脂組成物は耐熱性が優れているため、しばしば
高温で成形されるために、成形品表面にヤケ・シルバー
ストリーク等の熱安定性不良に起因する不良現象が生じ
る場合がしばしばあった。
C0発明が解決しようとする問題点 本発明者等は、高温成形時、物性低下が少なく、しかも
ヤケ・シルバーストリークが発生しない成形品表面の良
好なる、ポリフェニレンエーテル、ポリアミド及びゴム
質重合体からなる熱可塑性樹脂組成物を得るべく鋭意検
討した結果、各種老化防止剤の中で特定構造を有するリ
ン系化合物を使用することによって上記目的が達成され
ることを見い出し、かかる知見にも基づいて本発明に到
達した。
d9問題を解決するための手段 すなわち本発明は、 (a)ポリフェニレンエーテル 70〜15重量% (b)ポリアミド  80〜5重量% (C)ゴム質重合体    1〜50重量%(d)スチ
レン系樹脂   0〜79重量%からなる組成物100
重量部に対し、一般式残りは水素である。)で表される
化合物を0.01〜10重量部含有させてなることを特
徴とする熱可塑性樹脂組成物を提供するものである。
本発明で用いる(a)成分のポリフェニレンエーテルは
、下記一般式(1) (式中、R,、R2、R3、R4は同一の又は異なるア
ルキル基、アリール基、ハロゲン、水素などの残基を示
し、nは重合度を表わす。)で示される繰り返し構造単
位からなる重合体であり、その具体例としては、ポリ(
2,6−シメチルフエニレンー1,4−エーテル)、ポ
リ(2゜6−ジエチルフェニレン−1,4−エーテル)
、ポリ(2,6−ジプロムフエニレンー1.4−エーテ
ル)、ポリ(2−メチル−6−エチルフェニレン−1,
4−エーテル)、ポリ(2−クロル−6−メチルフェニ
レン−1,4−エーテル)、ポリ(2−メチル−6−イ
ツブロピルフエニレンー1.4−エーテル)、ポリ(2
,6−ジーn−プロピルフェニレン−1,4−エーテル
)、ポリ(2−クロル−6−プロムフエニレンー1.4
−エーテル)、ポリ(2−クロル−6−エチルフェニレ
ン−1,4−エーテル)、ポリ(2−メチルフェニレン
−1,4−エーテル)、ポリ(2−クロルフェニレン−
1,4−エーテル)、ポリ(2−フェニルフェニレン−
1,4−エーテル)、ポリ−(2−メチル−6−フェニ
ルフェニレンー1゜4−エーテル)、ポリ(2−ブロム
−6−フェニルフェニレン−1,4−エーテル)、ポリ
(2゜4′−メチルフェニルフェニレン−1,4−エー
テル)、ポリ(2,3,6−ドリメチルフエニレンー1
,4−エーテル)など、それらの共重合体及びそれらの
スチレン系化合物グラフト共重合体である。特に好まし
いものとして、2,6−シメチルフエノールから得られ
る重合体及び2.6−シメチルフエノールと2.3.6
−ドリメチルフエノールから得られる共重合体である。
本発明の熱可塑性樹脂組成物における(a)成分の使用
量は70〜15重量%であり、好ましくは60〜20重
量%、更に好ましくは55〜30重量%である。70重
量%を越えると加工性、耐衝撃性及び成形品の表面性が
劣り、15重量%未満では耐熱性が劣る。
本発明で使用する(b)成分のポリアミドは、通常、下
記式 %式% (式中、Xは4〜12の間の整数である。)により表わ
される線状ジアミンと下記式%式% (式中、yは2〜12の間の整数である。)により表わ
される線状ニルボン酸との縮合によって製造されたもの
や、ラクタムの開環重合によって製造されたものなどが
使用できる。これらのポリアミドの好ましい例としては
、ナイロン6.6、ナイロン6.9、ナイロン6.10
、ナイロン6゜12、ナイロン6、ナイロン12、ナイ
ロン11、ナイロン4,6などがある。
またナイロン6/6.ナイロン6/6,10、ナイロン
6/12、ナイロン6/6,12、ナイロン6/6.6
/6,10、ナイロン6/6.6/12などの共重合ポ
リアミド類も使用できる。
更にナイロン6/6. T (T :テレフタル酸成分
)、テレフタル酸、イソフタル酸のような芳香族ジカル
ボン酸とメタキシレンジアミン、あるいは脂環族ジアミ
ンから得られる半芳香族ポリアミド類、メタキシレンジ
アミンと上記線状カルボン酸から得られるポリアミド類
、ポリエステルアミド、ポリエーテルアミド及びポリエ
ステルエーテルアミドを挙げることができる。なおポリ
アミドは単独で用いてもよく、また2種以上のポリアミ
ドを併用することもできる。特に好ましいものはナイロ
ン66、ナイロン6、ナイロン46である。
(b)成分使用量は80〜5重量%であり、好ましくは
70〜20重量%、更に好ましくは60〜30重量%で
ある。使用量が80重量%を越えると耐熱性が劣り、5
重量%未満では加工性が劣る。
本発明の(C)成分であるゴム質重合体としては、ポリ
ブタジェン、スチレン−ブタジェン共重合体、アクリロ
ニトリル−ブタジェン共重合体、ブタジェン−(メタ)
アクリル酸エステル共重合体、ポリイソプレンなどのジ
エン系ゴム、エチレン−α−オレフィン共重合体、−エ
チレン−α−オレフィン−ポリエン共重合体、ポリアク
リル酸エステル、などの非ジエン系ゴムなどがあり、こ
れらは1種又は2種以上で使用される。また熱可塑性エ
ラストマーも本発明の(C)成分として使用される。
熱可塑性エラストマーとしては、スチレン−ブタジェン
ブロック共重合体、スチレン−イソプレンブロック共重
合体、水素化スチレン−ブタジェンブロック共重合体、
水素化スチレン−イソプレンブロック共゛重合体、エチ
レン−プロピレンエラストマー、スチレングラフトエチ
レン−プロピレンエラストマー、エチレン系アイオノマ
ー樹脂などがある。(水素化)スチレン−ブタジェンブ
ロック共重合体、及び(水素化)スチレン−イソプレン
ブロック共重合体には、AB型、ABA型、ABAテー
パー型、ラジアルテレブロック型などが含まれる。これ
らは1種又は2種以上で使用される。
耐衝撃性の面から好ましいゴム質重合体としては、エチ
レン−α−オレフィン共重合体、エチレン−α−オレフ
ィン−ポリエン共重合体、スチレン−ブタジェンブロッ
ク共重合体、水素化スチレン−ブタジェンブロック共重
合体などである。
(C)成分の使用量は1〜50重量%であり、好ましく
は2〜30重量%、更に好ましくは3〜20重量%であ
る。1重量%未満では耐衝撃性が劣り、50重量%をこ
えると加工性、耐衝撃性及び成形品表面が劣る。
本発明の(d)成分であるスチレン系樹脂は、芳香族ビ
ニル化合物からなる重合体及び芳香族ビニル化合物と芳
香族ビニル化合物と共重合可能な他のビニル単量体の共
重合体である。
ここで使用される芳香族ビニル化合物としては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、メチルスチレン、ビニルキシ
レン、モノクロルスチレン、ジクロルスチレン、モノブ
ロムスチレン、ジブロムスチレン、p−ターシャリ−ブ
チルスチレン、エチルスチレン、ビニルナフタレンなど
があり、これらは1種又は2種以上で使用される。好ま
しい芳香族ビニル化合物はスチレンである。
共重合可能な他のビニル単量体としては、アクリロニト
リル、メタクリロニトリルなどのビニルシアン化合物、
メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルア
クリレート、ブチルアクリレート、アミルアクリレート
、ヘキシルアクリレート、オクチルアクリレート、2−
エチルへキシルアクリレート、シクロへキシルアクリレ
ート、ドデシルアクリレート、オクタデシルアクリレー
ト、フェニルアクリレート、ベンジルアクリレートなど
のアクリル酸アルキルエステル、メチルメタクリレート
、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、アミ
ルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、オクチル
メタクリレート、2−エチルへキシルメタクリレート、
シクロへキシルメタクリレート、ドデシルメタフレリレ
ート、オクタデシルメタクリレート、フェニルメタクリ
レート、ベンジルメタクリレートなどのメタクリル酸ア
ルキルエステル、マレイミド、N−メチルマレイミド、
N−エチルマレイミド、N−ブチルマレイミド、N−ラ
ウリルマレイミド、N−シクロへキシルマレイミド、N
−フェニルマレイミド、N−(p−ブロモフェニル)マ
レイミドなどのマレイミド系化合物などがある。
更にカルボキシル基含有不飽和化合物、酸無水物基含有
不飽和化合物、ヒドロキシル基含有不飽和化合物及びア
ミノ基含有不飽和化合物等の官能基含有不飽和化合物が
あげられる。
上記官能基含有各種不飽和化合物の使用量は、(d)成
分中0,1〜30重世%の範囲が好ましい。
上記(d)成分の使用量は0〜79重量%であり、好ま
しくは1〜70重量%、更に好ましくは1〜55重量%
、特に好ましくは1〜40重世%である。80重量%を
越えると耐熱性が劣る。
マタ本発明の(d)成分としては、前記ゴム質重合体存
在下に芳香族ビニル化合物、及び必要に応じて共重合可
能な他のビニル単量体をグラフト重合したのも含まれる
上記各種重合体成分を混合するにあたり、前記したよう
に何らかの相溶化が必要である。相溶化方法としては、
公知の相溶化法が全て使用される。
例示すると、特開昭60−58463号記載の有機燐酸
エステルを使用する方法、公表特許昭61−50219
5号記載のポリカルボン酸を使用する方法、公表特許昭
62−500456号、特開昭62−43455号記載
の方法、特開昭57−36150号記載のスチレン−無
水マレイン酸共重合体を使用する方法、特開昭56−4
9753号、特開昭62−204262号、特開昭62
−129348号公報、特願昭61−53475号、特
願昭61−70579号記載の方法等がある。
特に好ましい方法は、特願昭61−53475号、特願
昭61−70579号記載の方法である。
本発明で使用される特定のリン化合物は、次の一般式で
示される。
くとも1つが炭素数1〜8のアルキル基であり、残りは
水素である。) 好ましいものは、Rの少なくとも1つがターシャルブチ
ル基のものであり、更に好ましくはターシャルブチル基
が2個のものである。特に好ましくは、オルト位とパラ
位にそれぞれ1個有するものであり、該リン化合物は、
チバガイギー社のIRGAFO3168として市販され
ている。
上記リン化合物の使用量は、(a) +(b)+(C)
+ (d)成分の合計100重量部に対して0.01〜
10重量部であり、好ましくは0.05〜5重量部、更
に好ましくは0.1〜3重量部である。0.01重量未
満では、熱安定性が改良されない。また10重量部を越
えると耐熱性の低下が著しい。
また本発明の特定のリン系老化防止剤の使用に当って、
他の老化防止剤と併用して使用することもできる。併用
に当って好ましいものは、フェノール系老化防止剤であ
り、その中でも特に分子量が500以上のものが好まし
い。
本発明のリン系老化防止剤(A)とフェノール系老化防
止剤(B)の好ましい配合比率は(A)/ (B)=9
/1〜7/4である。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、各種押出機、バンバリ
ーミキサ−、ニーダ−、ロールなどで200℃〜300
℃の範囲で各成分を混練することによって得ることがで
きる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物の使用に際して、ガラス繊
維、炭素繊維、金属繊維、ガラスピーズ、アスベスト、
ウォラスナイト、炭酸カルシウム、タルク、硫酸バリウ
ム、マイカ、チタン酸カリウム、フッ素樹脂、二硫化モ
リブデンなどの充填剤を、単独又は併用して用いること
ができる。これらの充填剤のうち、ガラス繊維、炭素繊
維の形状としては6〜60μmの繊維径と30μm以上
の繊維長を有するものが好ましい。これらの充填剤は、
熱可塑性樹脂組成物100重量部に対して5〜150重
量部含有していることが好ましい。
また公知の難燃剤、可塑剤、着色剤、滑剤などの添加物
を添加して用いることもできる。好ましい難燃剤はハロ
ゲン系のものであり、具体的には臭素化ポリスチレン、
臭素化ボリフエニレンエーテ・ル、臭素化エポキシオリ
ゴマー等がある。
更に要求される性能に応じて他の重合体、例えば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスルホン、ポリエーテ
ルスルホン、ポリイミド、pps。
ポリエーテルエーテルケトン、フッ化ビニリデン重合体
などを適宜ブレンドすることができる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、射出成形、シート押出
、真空成形、異形成形、発泡成形などによって各種成形
品として用いることができる。
上記成形法によって得られた各種成形品は、その優れた
性質を利用して、自動車の外装、内装部材及び電気・電
子関連の各種部品、ハウジングなどに使用することがで
きる。
e、実施例 以下、実施例、製造例により本発明を更に詳細に説明す
るが、これらはいずれも例示的なものであって、本発明
の内容を限定するものではない。
なお以下の各側において、部及び%はそれぞれ重量部及
び重量%を示す。
製造例−1 実施例、比較例に用いるポリフェニンエーテルは以下の
ものである。
1)重合体A−1(ポリフェニレンエーテル)2.6−
キシレノールを縮合して得たもので、クロロホルム溶媒
を用いて30℃で測定した重合体A−1の[η]は0.
40であった。
2)重合体A−2(ポリフェニレンエーテル)重合体A
−1の製造において、フェノール化合物として2,6−
キシレノールを、2,6−キシレノール/2,3.6−
ドリメチルフエノール=90/10 (モル比)の混合
物に代えて重合を行なったもので[η]は0.40であ
った。
前記重合体A−2100部に対して、無水マレイン酸2
部、過酸化物[2,5−ジメチル−2゜5−ジ(t−ブ
チルパーオキシ)ヘキサンコ1゜0部を室温下でトライ
ブレンドしたのち、同方向回転方式のベント付二軸押出
機を用いて、シリンダー温度300℃、スクリュー回転
数150 rpmの条件で溶融混練して重合体のベレッ
ト化を行ない、無水マレイン酸変性ポリフェニレンエー
テルを得た。
製造例−2 実施例、比較例に用いる本発明の(d)成分を以下の方
法で得た。
撹拌機付ステンレス製反応容器内部を窒素で置換したの
ち、窒素気流中で、スチレン48.5部、グリシジルメ
タクリレート1.5部、tert−ドデシルメルカプタ
ン0.425部、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ1
.0部、イオン交換水140部を添加した。ジャケット
に70℃の温水を循環しながら、エチレンジアミン四酢
酸ナトリラム塩0.1部、硫酸第1鉄0.003部、ホ
ルムアルデヒドナトリウムスルホキシラートニ水塩0.
2部、イオン交換水15部からなる水溶液とクメンハイ
ドロパーオキサイド0.3部を添加したのち、重合反応
を2時間行なったのち、スチし・248.5部、グリシ
ジルメタクリレート1.5部、tert−ドデシルメル
カプタン0.425部、ドデシルベンゼンスルホン酸ソ
ーダ1. 0部、イオン交換水90部、クメンハイドロ
パーオキサイド0.3部を添加し、更に3時間重合反応
を行なった。得られた重合体ラテックスに塩化カルシウ
ム水溶液を加え、洗浄・脱水・乾燥したのち重合体D−
1を得た。
実施例、比較例に用いる本発明の(b)、(C)(d)
成分として以下のものを用いた。
DSM社製 スタニール■TS300を用いた。
2)重合体B−2(ナイロン66) 東し■製 アミラン■CM3001を用いた。
3)重合体B−3(ナイロン6) 東し■製 アミラン■CMI 017を用いた。
体) 日本合成ゴム■製 JSREP−02Pを用いた。
2)重合体C−2(エチレン−プロピレン共重合体) 日本合成ゴム■製 JSREP−941Pを用いた。
日本合成ゴム■製 TR−2000を用いた。
シェル社製 クレイトン■G1650を用いた。
エチレン−プロピレン共重合ゴム(日本合成ゴム■製 
JSREP−02P)100部に対して、無水マレイン
酸2部、過酸化物[2,5−ジメチル−2,5−ジ(t
−ブチルパーオキシ)ヘキサ210.5部を予め予備混
合し、55mmφ押出機(−軸フルフライトタイプスク
リュー)を用い、200℃、スクリュー回転数3Orp
m(滞留時間約4分)で溶融混練して重合反応させた。
得られた反応生成物からアセトン抽出(沸点×2時間)
により精製した重合体をフィルム状に成形して、赤外分
光分析によって無水マレイン酸のグラフト量を求めた。
グラフト率はエチレン−プロピレン100部に対して1
.0部であった。
6)重合体C−6〜10 重合体C−5の製造条件において、ゴム種及び無水マレ
イン酸の使用量を変えて、下記の無水マレイン酸変性ゴ
ム質重合体を得た。
重合体) アーコポリマー社製 ダイソーダ■232を用いた。
2)重合体D−3(ポリスチレン) 三井東圧側製 トーポレックス■500−51を用いた
老化防止剤 リン系老化防止剤 :  IRGAFO8168[トリ
ス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト
] ;チバガイギー社製、本発明のリン系化合物 P−1、トリデシルホスファイト P−2;ジステアリルホスファイト P−3、)リフェニルホスファイト イオウ系老化防止剤 S : ジステアリルチオプロピ
オネート フェノール系老化防止剤 :  IRGANOX■24
5[)リエチレングリコールービス[3−(3−t−ブ
チル−5−メチル−4−ヒドロキシ0エニル)プロピオ
ネ−トコ;チバガイギー社製アミノ系老化防止剤 NH
: オクチル化ジフェニルアミン 実施例・比較例 前記各種重合体老化防止剤及び必要に応じて無水マレイ
ン酸、過酸化物[2,5−ジメチル−2゜5ジ(t−ブ
チルパーオキシ)ヘキサン]を表−1に示す組成割合で
混合した。
なお、表−1に示す1段目成分、2段目成分とは、押出
混練工程において1段目に(1)成分のポリマー成分を
添加したのち、2段目に(2)成分を更に途中添加した
ことを示す。
押出機として、池貝鉄工■製PCM−45(二軸押出機
)を用いてバレル温度の最も高いところを280℃にセ
ットし、スクリュウ−回転数30Or、pa+でペレッ
ト化した。
得られたペレット状の熱可塑性樹脂組成物を除湿乾燥機
に充分乾燥したのち、射出成形機にて試験片を作製し、
耐衝撃性、耐熱性、成形品表面による熱安定性、また乾
燥後のペレットを用いて加工性を評価した。
評価方法 耐衝撃性;ASTM  D256に従って厚み1/8′
ノツチ付23付方3定した。
耐熱性;ASTM  D648に従って厚み1/4′、
荷重18.6kg/cdで測定した。
加工性、JIS  K7210に従って280℃、荷重
10kgで測定した。但し、重合体B−1(ナイロン4
6)を用いた場合は、300℃で測定した。
熱安定性;275X205X30au++の平板(ゲー
ト形状;ダイレクトゲート)の成形品を成形温度290
℃×10分サイクルで成形し、以下の評価基準に従って
成形品の表面におけるヤケ、シルバーストリークの発生
状態を観察した。
◎ ; 非常に良好 O; 良好 Δ : やや劣る × ; 劣る 比較例−1は、本発明の老化防止剤を使用しなかった例
であり、成形品表面の一部にヤケ・シルバーストリーク
が発生する。
比較例−2は、本発明の老化防止剤の使用量が本発明の
範囲外で少ない例であり、添加効果は認められない。
比較例−3は、本発明の老化防止剤の使用量が本発明の
範囲外で多い例であり、耐熱性が劣り、耐衝撃性の低下
が大きく、且つ成形品表面の一部にヤケ俸シルバースト
リークが発生する。
比較例−4,5,6,7,8,9は、本発明の範囲外の
一般的な老化防止剤を使用した例で、成形品表面全体に
シルバーストリークが発生し、著しく成形品外観が劣る
比較例−10は、本発明の<c>成分の使用量が少ない
ものであり、耐衝撃性が劣る。
比較例−11は、本発明の(C)成分の使用量が本発明
外で多いものであり、耐熱性、加工性が劣る。
比較例−12は、本発明の(a)、(C)成分の使用量
が本発明外のものであり、耐衝撃性、加工性が劣り、成
形品表面の一部にシルバーストリークが発生する。
比較例−13は、本発明の(a)、(b)成分の使用量
が本発明外のものであり、耐衝撃性、耐熱性が劣る。
f0発明の効果 本発明の組成物は、高温成形特発生する成形品の外観不
良現象を、特定の老化防止剤を添加することによって改
良した、耐衝撃性、耐熱性、成形加工性及び熱安定性が
高度にバランスされている優れた樹脂である。
従って本発明の組成物は、その高度にバランスのとれた
物性を有していることから、高品質の要求される自動車
の外装、内装部材及び電気、電子関連の各種部品、ハウ
ジング等の成形品を提供するもので、産業上の利用価値
は極めて大きい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) (a)ポリフェニレンエーテル 70〜15重量% (b)ポリアミド80〜5重量% (c)ゴム質重合体1〜50重量% (d)スチレン系樹脂0〜79重量% からなる組成物100重量部に対し、一般式▲数式、化
    学式、表等があります▼(式中、Rの1〜5の少な くとも1つが炭素数1〜8のアルキル基であり、残りは
    水素である。)で表される化合物を0.01〜10重量
    部含有させてなることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物
JP28631687A 1987-11-12 1987-11-12 熱可塑性樹脂組成物 Pending JPH01129058A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0288661A (ja) * 1988-09-27 1990-03-28 Ube Ind Ltd 芳香族系樹脂組成物
JPH02255758A (ja) * 1989-03-29 1990-10-16 Asahi Chem Ind Co Ltd 安定性に優れたポリフェニレンエーテル系樹脂組成物
EP0776940A2 (en) 1995-11-30 1997-06-04 General Electric Company Compatibilized polyphenylene ether-polyamide compositions
JP2009084528A (ja) * 2007-10-03 2009-04-23 Mitsubishi Rayon Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物及び成形品
JP2009197196A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Asahi Kasei Chemicals Corp 樹脂組成物

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