JP2008101069A - ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物 - Google Patents

ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】PPS樹脂、ポリアミド樹脂、特定芳香族化合物を配合することで、ISO6722に定められるクラスBレベルの耐熱性を有し、かつ耐摩耗性に優れるポリフェニレンサルファイド樹脂組成物を提供する。
【解決手段】
(A)ポリフェニレンサルファイド樹脂100重量部に対して、(B)ポリアミド樹脂12〜100重量部、(C)下記構造式で表される芳香族化合物を6〜12重量部配合してなるポリフェニレンサルファイド樹脂組成物。
【化1】
Figure 2008101069

(ここでR1、R2は炭素数1〜8の炭化水素基であり、R3、R4は炭素数9から18のアシル基または炭化水素基であり、R5〜R12は水素、ハロゲンまたは炭素数8以下の炭化水素基を表し、m、nはそれぞれ1以上の整数を示し、mとnとは同じであっても異なっていてもよい。)
【選択図】なし

Description

本発明は、電線被覆用途に適した、耐摩耗性、耐熱性に優れる樹脂組成物に関する。
ポリフェニレンサルファイド樹脂(以下PPS樹脂と略す)は優れた耐熱性、熱安定性、耐薬品性、電気絶縁性、耐湿熱性などエンジニアリングプラスチックとしては好適な性質を有しており、射出成形用を中心として各種電気・電子部品、機械部品および自動車部品などに使用されている。
自動車電線用にはポリ塩化ビニール(以下PVCと略す)が大量に使用されているが、焼却廃棄の環境影響が指摘されており、PVCを用いず、自動車用用途に耐えうる耐熱性を有する電線被覆材が求められている。PPSは高い耐熱性を有する一方、耐摩耗性、靭性が低く、そのまま電線被覆用途に使用するのは困難であり、その改良が強く望まれている。
例えば特許文献1には、PPS樹脂に特定芳香族化合物を配合した樹脂組成物が提案されているが、特に自動車用電線被覆用途に求められる耐摩耗性を得ることが出来ない問題があった。特許文献2には、PPS樹脂に共重合ポリアミドを配合する樹脂組成物が、特許文献3には、PPS樹脂に非晶性ポリアミドを配合する樹脂組成物が提案されているが、ともにISO6722に定められる乾熱処理後の低温巻きつけ試験で被覆が裂ける問題があった。
特開2002−363405号公報(請求項1) 特開2006−137852号公報(請求項1) 特開昭61−53356号公報(請求項1)
本発明は、PPS樹脂、ポリアミド樹脂にビスフェノールユニットとアルキレングリコールユニットを有し、かつ両端に炭素数9〜18のアシル基または炭化水素基を有する特定の芳香族化合物を特定量配合することで、耐摩耗性、耐熱性、着色性に優れる電線被覆用樹脂組成物を提供することを目的とする。
そこで本発明者らは上記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、PPS樹脂、ポリアミド樹脂にビスフェノールユニットとアルキレングリコールユニットを有し、かつ両端に炭素数9〜18のアシル基または炭化水素基を有する特定の芳香族化合物を特定量配合した結果、前記目的を達成し得ることを見いだし本発明に到達した。
すなわち本発明は、
(1)(A)ポリフェニレンサルファイド樹脂100重量部に対して、(B)ポリアミド樹脂12〜100重量部、(C)下記構造式で表される芳香族化合物を6〜12重量部配合してなるポリフェニレンサルファイド樹脂組成物、
Figure 2008101069
(ここでR1、R2は炭素数1〜8の炭化水素基であり、R1とR2とは同じであっても異なっていてもよい。R3、R4は炭素数9から18のアシル基または炭化水素基であり、R3とR4とは同じであっても異なっていてもよい。R5〜R12は水素、ハロゲンまたは炭素数8以下の炭化水素基を表し、R5〜R12は同じであっても異なっていてもよい。m、nはそれぞれ1以上の整数を示し、mとnとは同じであっても異なっていてもよい。)
(2)(B)ポリアミド樹脂が、(b−1)カプロアミド単位と(b−2)ヘキサメチレンアジパミド単位の共重合体であることを特徴とする(1)記載のポリフェニレンサルファイド樹脂組成物、
(3)(B)ポリアミド樹脂が、(b−1)、(b−2)合計100重量%として、(b−1)カプロアミド単位70〜90重量%と(b−2)ヘキサメチレンアジパミド単位10〜30重量%からなる共重合体(ポリアミド6/66)であることを特徴とする(2)記載のポリフェニレンサルファイド樹脂組成物、
(4)(A)ポリフェニレンサルファイド樹脂100重量部に対して、(D)着色剤を0〜10重量部を配合してなる(1)から(3)のいずれか記載のポリフェニレンサルファイド樹脂組成物、
(5)(1)から(4)のいずれか記載のポリフェニレンサルファイド樹脂組成物からなる成形品、および
(6)成形品が電線被覆である(5)記載の成形品、
により構成される。
本発明の樹脂組成物は、電線被覆加工性に優れるとともに、高い耐摩耗性、耐熱性を有し、電線被覆用に好適な樹脂組成物を得ることが出来る。
以下、本発明の実施形態を説明する。本発明において「重量」とは「質量」を意味する。
本発明で用いられる(A)ポリフェニレンサルファイド樹脂とは、下記構造式(化2)で示される繰り返し単位を有する重合体であり、
Figure 2008101069
耐熱性の点から、好ましくは上記構造式で示される繰り返し単位含む重合体を70モル%以上、より好ましくは90モル%以上含む重合体である。またPPSはその繰り返し単位の30モル%以下程度が、下記の構造を有する繰り返し単位等で構成されていてもよい。
Figure 2008101069
本発明で用いられるPPS樹脂の溶融粘度は、溶融混練が可能であれば特に制限はないが、316℃、荷重5000gの条件下で測定するメルトフローレートの測定値として10〜20,000g/10minであることが好ましく、さらには20〜10,000g/10minであることが好ましい。
かかる特性を満たすPPSは、特公昭45−3368号公報で代表される製造方法により得られる比較的分子量の小さな重合体を得る方法、或いは特公昭52−12240号公報や特開昭61−7332号公報に記載される比較的分子量の大きな重合体を得る方法などの公知の方法によって製造できる。
上記により得られたPPS樹脂は、そのまま使用してもよく、また空気中加熱による架橋/高分子量化、窒素などの不活性ガス雰囲気下或は減圧下での熱処理、また、有機溶媒、熱水、酸水溶液などによる洗浄を施した上で使用することも可能である。
有機溶媒で洗浄する場合、用いる有機溶媒としてはPPSを分解する作用を有しないものであれば特に制限はなく、例えば、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアルデヒド、ジメチルアセトアミド、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、ヘキサメチルホスホラスアミド、ピペラジノン類などの含窒素極性溶媒、ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホン、スルホランなどのスルホキシド・スルホン系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、アセトフェノンなどのケトン系溶媒、ジメチルエ−テル、ジプロピルエ−テル、ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエ−テル系溶媒、クロロホルム、塩化メチレン、トリクロロエチレン、2塩化エチレン、パ−クロルエチレン、モノクロルエタン、ジクロルエタン、テトラクロルエタン、パ−クロルエタン、クロルベンゼンなどのハロゲン系溶媒、メタノ−ル、エタノ−ル、プロパノ−ル、ブタノ−ル、ペンタノ−ル、エチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、フェノ−ル、クレゾ−ル、ポリエチレングリコ−ル、ポリプロピレングリコ−ルなどのアルコ−ル・フェノ−ル系溶媒、及びベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶媒などが挙げられる。
洗浄温度についても特に制限はなく、通常、常温〜300℃程度が選択される。酸水溶液で洗浄する場合、用いる酸としてはPPSを分解する作用を有しないものであれば特に制限はなく、例えば、酢酸、塩酸、硫酸、リン酸、珪酸、炭酸及びプロピル酸などが挙げられる。また、酸無水物基、エポキシ基、イソシアネ−ト基などの官能基含有化合物による活性化などの種々の処理を施した上で使用することも可能である。本発明のペレットの製造方法においては、上記PPS樹脂をそのままもしくは、それと他の成分とを配合したPPS樹脂組成物が溶融押出しに供される。
上記PPS樹脂との配合に供する他の成分としては特に制限はないが、本発明の効果を損なわない範囲で、シラン化合物、離型剤、結晶核剤などの通常の添加剤および少量の変性オレフィン系樹脂、あるいはその他ポリマーを添加することができる。
本発明で用いられる(B)ポリアミド樹脂とは、アミノ酸、ラクタムあるいはジアミンとジカルボン酸を主たる構成成分とするポリアミドである。その主要構成成分の代表例としては、6−アミノカプロン酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸、パラアミノメチル安息香酸などのアミノ酸、ε−カプロラクタム、ω−ラウロラクタムなどのラクタム、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、1,5−ペンタンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4−/2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、5−メチルノナメチレンジアミン、メタキシレンジアミン、パラキシレンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1−アミノ−3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクをロヘキサン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)メタン、2,2−ビス(4−アミノシクロヘキシル)プロパン、ビス(アミノプロピル)ピペラジン、アミノエチルピペラジンなどの脂肪族、脂環族、芳香族のジアミン、およびアジピン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、テレフタル酸、イソフタル酸、2−クロロテレフタル酸、2−メチルテレフタル酸、5−メチルイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸などの脂肪族、脂環族、芳香族のジカルボン酸が挙げられ、本発明においては、これらの原料から誘導されるポリアミドホモポリマーまたはコポリマーを各々単独または混合物の形で用いることができる。
本発明において、特に有用なポリアミド樹脂は、150℃以上の融点を有する耐熱性や強度に優れたポリアミド樹脂であり、具体的な例としてはポリカプロアミド(ポリアミド6)、ポリヘキサメチレンアジパミド(ポリアミド66)、ポリペンタメチレンアジパミド(ポリアミド56)、ポリテトラメチレンアジパミド(ポリアミド46)、ポリヘキサメチレンセバカミド(ポリアミド610)、ポリヘキサメチレンドデカミド(ポリアミド612)、ポリウンデカンアミド(ポリアミド11)、ポリドデカンアミド(ポリアミド12)、ポリカプロアミド/ポリヘキサメチレンアジパミドコポリマー(ポリアミド6/66)、ポリカプロアミド/ポリヘキサメチレンテレフタルアミドコポリマー(ポリアミド6/6T)、ポリヘキサメチレンアジパミド/ポリヘキサメチレンイソフタルアミドコポリマー(ポリアミド66/6I)、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド/ポリヘキサメチレンイソフタルアミドコポリマー(ポリアミド6T/6I)、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド/ポリドデカンアミドコポリマー(ポリアミド6T/12)、ポリヘキサメチレンアジパミド/ポリヘキサメチレンテレフタルアミド/ポリヘキサメチレンイソフタルアミドコポリマー(ポリアミド66/6T/6I)、ポリキシリレンアジパミド(ポリアミドXD6)、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド/ポリ−2−メチルペンタメチレンテレフタルアミドコポリマー(ポリアミド6T/M5T)、ポリノメチレンテレフタルアミドフタルアミド単位を有する共重合体を挙げることができ、更にこれらのポリアミド樹脂を成形加工性、相溶性などの必要特性に応じて混合物として用いることも実用上好適である。耐摩耗性には、表面硬度と柔軟性のバランスが重要であり、とりわけ好ましいポリアミド樹脂は、カプロアミド単位、ヘキサメチレンアジパミド単位からなる共重合ポリアミド、ポリアミド6/66である。
このポリアミド6/66の共重合ポリアミドの共重合重量比率は、(b−1)、(b−2)合計100重量部として、(b−1)カプロアミド単位70〜90重量%と(b−2)ヘキサメチレンアジパミド単位10〜30重量%からなることが、被覆電線の柔軟性と耐摩耗性のバランスから好ましい。より好ましくは、(b−1)カプロアミド単位75〜90重量%、(b−2)ヘキサメチレンアジパミド単位10〜25重量%の範囲である。
これらポリアミド樹脂の重合度には特に制限がないが、サンプル濃度0.01g/mlの98%濃硫酸溶液中、25℃で測定した相対粘度で、2.0〜7.0の範囲のものが好ましく、より好ましくは2.2〜6.0、特に好ましくは2.5〜5.5範囲である。
本発明で用いられる(C)芳香族化合物とは、下記構造式で表される化合物である。
Figure 2008101069
ここで、R1、R2は炭素数1〜8の炭化水素基であり、具体的にはメチル基、エチル基、フェニル基、オクチル基などが例示され、中でも入手性が容易である意味でメチル基であることが特に好ましい。R1とR2とは同じであっても異なっていてもよい。R3、R4は炭素数9〜18のアシル基または炭化水素基であり、R3とR4とは同じであっても異なっていてもよい。R3、R4はアシル基である場合が好ましく、炭素数10〜15のアシル基であることが特に好ましい。R3、R4の炭素数が8以下の場合は、耐熱性の点で不十分となる。また、R3、R4の炭素数が18を越えると、相溶性が不十分となるため好ましくない。R5〜12は水素、または炭素数8以下の炭化水素基を表し、R5〜12は同じであっても異なっていてもよい。R5〜12は水素の場合が好ましい。m、nはそれぞれ1以上の整数を示し、mとnとは同じであっても異なっていてもよいが、より優れた耐熱性、耐湿熱性を有するポリアリーレンサルファイド樹脂組成物を得る意味からは、m、nがそれぞれ3以下であることが好ましく、n=m=1の場合が特に好ましい。市販されている代表例としては、花王株式会社製エキセパールBP−DLが挙げられる。
本発明における(B)ポリアミド樹脂は、(A)ポリフェニレンサルファイド樹脂100重量部に対して12〜100重量部であることが必要である。12重量部以下では耐摩耗性を損ない、100重量部以上では耐熱性、柔軟性、耐火炎伝播性を損なう。好ましくは14〜90重量部、より好ましくは15〜85重量部の範囲である。
本発明において、(C)下記構造式で表される芳香族化合物は、(A)ポリフェニレンサルファイド樹脂100重量部に対して、6〜12重量部であることが必要である。6重量部以下ではISO6722で評価される耐熱性、および柔軟性を損ない、12重量部以上では安定した被覆押出が困難になるばかりか、ISO6722で評価される耐熱性の向上が認められない。好ましくは6〜10重量部の範囲である。
本発明のポリフェニレンサルファイド樹脂組成物には、さらに(D)着色剤を添加することで、自動車や家電製品など、組み立て工程にて色で部材識別が出来る電線被覆用途などに適した組成物とすることが出来るので好ましい。(D)着色剤としては、その種類に特に制限はなく、顔料、有機顔料、染料など、任意のものを使用することが出来る。耐熱性の観点から顔料がより好ましい。顔料としては、青色顔料、緑色顔料、赤色顔料、黄色顔料、紫色顔料、オレンジ顔料、ブラウン顔料、黒色顔料などが代表例として挙げられ、単独しくは複数使用することが出来る。有機顔料としては、アゾ系、フタロシアニン系、キナクリドン系、ベンズイミダゾロン系、イソインドリンノン系、ジオキサジン系、インダンスレン系、ペリレン系などの構造のものが代表例として挙げられ、単一もしくは複数使用することが出来る。染料としては、アゾ系染料、アントラキノン系染料、フタロシアニン系染料、キノンイミン系染料、キノリン系染料、ニトロ系染料、カルボニル系染料、メチン系染料などが代表例として挙げられ、単独もしくは複数使用することが出来る。また、顔料、有機顔料、染料を同時に使用することも出来る。
本発明の(D)着色剤は、(A)ポリフェニレンサルファイド樹脂100重量部に対して、0〜10重量部であることが好ましい。樹脂組成物の着色性と耐摩耗性、巻き付け試験時の柔軟性の観点から0.1〜10重量部が好ましく、さらに好ましくは0.1〜6重量部の範囲である。
本発明のポリフェニレンサルファイド樹脂組成物には、さらに本発明の目的を損なわない範囲で他のポリマー、銅系熱安定剤、ヒンダードフェノール系、リン系、イオウ系などの酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、離型剤、帯電防止剤、および難燃剤などの通常の添加剤を1種以上添加することができる。
本発明のポリフェニレンサルファイド樹脂組成物製造方法は特に制限はなく、例えば単軸または2軸の押出機やニーダー等の混練機を用いて280〜350℃の温度で溶融混練する方法等が挙げられる。その際、(A)ポリフェニレンサルファイド樹脂、(B)ポリアミド樹脂、(C)芳香族化合物は、ミキサーやブレンダーで事前にすべてを混合したのち溶融混練する方法や、(C)芳香族化合物と(A)ポリフェニレンサルファイド樹脂を事前に溶融混練しマスターバッチ化したのち、得られたマスターバッチと(B)ポリアミド樹脂とを溶融混練する方法、(C)芳香族化合物と(B)ポリアミド樹脂を事前に溶融混練しマスターバッチ化したのち、得られたマスターバッチと(A)ポリフェニレンサルファイド樹脂とを溶融混練する方法などが挙げられる。
本発明の樹脂組成物によって、従来では達成することのできなかった非常に高い耐摩耗性、ISO6722で定められる耐熱性を両立できるため、電線被覆用途に特に好適である。
以下、実施例を挙げてさらに本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。実施例および比較例に用いた測定方法を以下に示す。
(1)耐摩耗性の評価
参考例3に従って作成した被覆電線について、ISO6722 9.3項に従って評価した。使用する針の直径は0.45mmを採用した。
(2)耐熱性の評価
参考例3に従って作成した被覆電線について、ISO6722 10.1項、耐熱クラスクラスBに従い125℃で240時間乾熱処理を行い、−25℃雰囲気内で巻きつけ試験を実施した。
(3)巻き付け試験
参考例3に従って作成した被覆電線について、ISO6722 8項を参考に、常温にて巻き付け試験を実施し、柔軟性の指標とした。判断基準は以下の通りである。
◎:5回中1度も被覆裂けが発生しない。
○:5回中1回被覆裂けが発生する。
△:5回中2〜3回被覆裂けが発生する。
×:5回中4〜5回被覆裂けが発生する。
(4)耐火炎伝播性の評価
参考例3に従って作成した被覆電線について、ISO6722 12項に従って評価した。
(5)被覆加工安定性の評価
参考例3に従って作成した被覆電線10mについて、異物の有無を目視にて確認した。被覆加工安定性が悪化するとシリンダ内の滞留が起き、異物が発生する。判断基準は以下の通りである。
◎:目立った異物が見られない。
○:目立った異物が1〜2個以上見られる。
△:目立った異物が3〜910個見られる。
×:目立った異物が10個以上見られる。
参考例1 PPS樹脂の製造
攪拌機付きオートクレーブに硫化ナトリウム9水塩6.005kg(25モル)、酢酸ナトリウム0.205kg(2.5モル)およびNMP5kgを仕込み、窒素を通じながら徐々に205℃まで昇温し、水3.6リットルを留出した。次に反応容器を180℃に冷却後、1,4−ジクロロベンゼン3.719kg(25.3モル)ならびにNMP3.7kgを加えて、窒素下に密閉し、270℃まで昇温後、270℃で2.5時間反応した。冷却後、反応生成物を温水で5回洗浄し、次に100℃に加熱されNMP10kg中に投入して、約1時間攪拌し続けたのち、濾過し、さらに熱湯で数回洗浄した。これを90℃に加熱されたpH4の酢酸水溶液25リットル中に投入し、約1時間攪拌し続けたのち、濾過し、濾過のpHが7になるまで約90℃のイオン交換水で洗浄後、80℃で24時間減圧乾燥して、MFR600(g/10min)のポリフェニレンサルファイド樹脂を得た。なお、MFRは316℃、荷重5000gの条件でISO1133に従い測定した。
参考例2 共重合ポリアミド6/66樹脂の製造
実施例、ならびに比較例で用いた共重合ポリアミド樹脂は以下の方法で重合した。ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸の当モル塩、およびεカプロラクタムをそれぞれ表に記載の重量比で投入し、投入した全量と同量の純水を加え、重合缶内をNで置換した後、攪拌しながら加熱を開始し、缶内圧力を最大20kg/cmに調整しながら最終到達温度を270℃とし反応させた。水浴中に吐出したポリマーをストランドカッターでペレタイズした。ペレットは80℃で50時間以上乾燥し、粘度数230(ml/g)の共重合ポリアミド6/66樹脂を得た。なお、粘度数は、濃度96重量%硫酸を用い、ISO307に従い測定した。
参考例3 ポリアミド6樹脂の製造
実施例、ならびに比較例で用いたポリアミド6樹脂は以下の方法で重合した。ε−カプロラクタム(東レ(株)製)1500g、イオン交換水375gを秤量し、重合缶に仕込み、常圧、窒素フロー下で攪拌しながら最終到達温度260℃とし反応させた。水浴中に吐出したポリマーをストランドカッターでペレタイズした。得られたペレットは95℃熱水中で20時間処理し、未反応モノマーや低重合物を抽出除去した。抽出後のペレットは80℃で50時間以上乾燥し、粘度数240(ml/g)のポリアミド6樹脂を得た。なお、粘度数は、濃度96重量%硫酸を用い、ISO307に従い測定した。
参考例4 被覆電線の作成方法
実施例、ならびに比較例で用いた被覆電線は以下の方法で作成した。外径0.48mm、7本よりのスズめっきばん線に、聖製作所製30mmφ電線被覆装置を用い、シリンダ温度310℃、スクリュー回転数30prm、引き取り速度80m/分で実施例に示すポリフェニレンサルファイド樹脂組成物を押出成形にて被覆し、外径0.88mmの被覆電線を得た。
実施例1
参考例1に示した重合方法で製造された(A)PPS樹脂100重量部、参考例2に示した重合方法で、カプロアミド単位80重量%、ヘキサメチレンアジパミド単位20重量%の共重合重量比にて製造された(B)ポリアミド樹脂71.4重量部、(C)芳香族化合物[花王株式会社製:商品名エキセパールBP−DL]7.1重量部を2軸押出機(東芝機械社製:TEM58)を用いてシリンダ設定温度310℃、スクリュ回転数250rpmの条件下で、すべてトップフィード(基込めフィード)し溶融混錬した後、ストランド状のガットを成形し、冷却バスで冷却後、カッターで造粒しペレットを得た。得られたペレットを参考例4に示した方法により被覆電線を作成し、前記の測定方法によって諸特性を調べた。その結果を表に示す。
実施例2、3
(B)ポリアミド樹脂が表に示す重量部である以外は実施例1と同様にしてペレット、成形品を得て諸特性を調べた。その結果を表に示す。
実施例4、5、6、7
(B)ポリアミド樹脂の共重合重量比が表に示す比率である以外は実施例2と同様にしてペレット、成形品を得て諸特性を調べた。その結果を表に示す。
実施例8
(B)ポリアミド樹脂が参考例3に示した重合方法で製造されたポリアミド6樹脂である以外は実施例2と同様にしてペレット、成形品を得て諸特性を調べた。その結果を表に示す。
実施例9、10、11、12、13、14
表に示す種類の(D)着色剤を表に示す重量部添加した以外は実施例2と同様にしてペレット、成形品を得て諸特性を調べた。その結果を表に示す。
比較例1
参考例1に示した重合方法で製造された(A)PPS樹脂100重量部、参考例2に示した重合方法で、カプロアミド単位80重量%、ヘキサメチレンアジパミド単位20重量%の共重合重量比にて製造された(B)ポリアミド樹脂42.9重量部を2軸押出機を用いて実施例1と同様にしてペレットを得た。得られたペレットを参考例4に示した方法により被覆電線を作成し、前記の測定方法によって諸特性を調べた。その結果を表に示す。
比較例2
参考例1に示した重合方法で製造された(A)PPS樹脂100重量部を2軸押出機を用いて実施例1と同様にしてペレットを得た。得られたペレットを参考例4に示した方法により被覆電線を作成し、前記の測定方法によって諸特性を調べた。その結果を表に示す。
比較例3、4、5、6
(A)PPS樹脂、(B)ポリアミド樹脂、(C)芳香族化合物の表に示す重量部である以外は実施例1と同様にしてペレット、成形品を得て諸特性を調べた。その結果を表に示す。
Figure 2008101069
Figure 2008101069
Figure 2008101069
実施例1〜14および比較例1〜6より、PPS樹脂、ポリアミド樹脂、特定芳香族化合物を配合して得られた樹脂組成物は、優れた耐摩耗性、耐熱性を有する樹脂組成物を得られることが確認された。また、ポリアミド樹脂を共重合ポリアミド6/66樹脂とすることで、さらに柔軟性に優れる、電線被覆樹脂として特に優れる樹脂組成物を得られることが確認された。更に着色剤を配合することで、電線被覆樹脂として特に優れる樹脂組成物を得られることが確認された。

Claims (6)

  1. (A)ポリフェニレンサルファイド樹脂100重量部に対して、(B)ポリアミド樹脂12〜100重量部、(C)下記構造式で表される芳香族化合物を6〜12重量部配合してなるポリフェニレンサルファイド樹脂組成物。
    Figure 2008101069
    (ここでR1、R2は炭素数1〜8の炭化水素基であり、R1とR2とは同じであっても異なっていてもよい。R3、R4は炭素数9から18のアシル基または炭化水素基であり、R3とR4とは同じであっても異なっていてもよい。R5〜R12は水素、ハロゲンまたは炭素数8以下の炭化水素基を表し、R5〜R12は同じであっても異なっていてもよい。m、nはそれぞれ1以上の整数を示し、mとnとは同じであっても異なっていてもよい。)
  2. (B)ポリアミド樹脂が、(b−1)カプロアミド単位と(b−2)ヘキサメチレンアジパミド単位の共重合体であることを特徴とする請求項1記載のポリフェニレンサルファイド樹脂組成物。
  3. (B)ポリアミド樹脂が、(b−1)、(b−2)合計100重量%として、(b−1)カプロアミド単位70〜90重量%と(b−2)ヘキサメチレンアジパミド単位10〜30重量%からなる共重合体(ポリアミド6/66)であることを特徴とする請求項2記載のポリフェニレンサルファイド樹脂組成物。
  4. (A)ポリフェニレンサルファイド樹脂100重量部に対して、(D)着色剤を0〜10重量部を配合してなる請求項1から3のいずれか記載のポリフェニレンサルファイド樹脂組成物。
  5. 請求項1から4のいずれか記載のポリフェニレンサルファイド樹脂組成物からなる成形品。
  6. 成形品が電線被覆である請求項5記載の成形品。
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