JP7434999B2 - 画像形成装置、画像形成システム、用紙処理方法、およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、用紙処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、用紙の物性を検出する機能を備えた画像形成装置、画像形成システム、物性を検出した用紙の用紙処理方法、および用紙処理方法を実行するプログラムに関する。
画像形成装置が印刷を行う用紙として、様々な物性の用紙が用いられている。また、より高い品質の印刷物を得るためには、用紙の物性に応じて、用紙の搬送スピードや定着ローラの温度などの印刷条件を設定することが望ましい。
従来、用紙の物性を検出するセンサを設け、センサによって検出された用紙の物性に応じて印刷の条件を設定する画像形成装置が提案されている(特許文献1)。
特開2005-17541号公報
しかし、用紙の物性を検出するために使用した用紙(テスト用紙)は、いわゆるヤレ紙として廃棄する必要があるため、ジョブの成果物としての印刷物とは区別する必要がある。すなわち、印刷ジョブの実行中に用紙の物性の検出を実施した場合は、印刷物の中からテスト用紙を見つける必要がある。
本発明の主たる課題は、ジョブの成果物としての印刷物と、物性を検出するために使用した用紙と、の区別をつけることである。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、用紙に実行する印刷ジョブの開始指示を受信する受信部と、受信部で受信した印刷ジョブに基づいて、用紙へ画像を形成する画像形成部と、用紙の物性検出を実施する第1物性検出部と、用紙を排出するトレイを決めて用紙を排出する用紙処理部と、を備える。さらに。用紙処理部は、受信部が印刷ジョブの開始指示を受ける前に、第1物性検出部による用紙の物性検出を実施する場合には、物性検出を実施した用紙を、印刷ジョブが実行された用紙が排出されるトレイに排出し、
受信部が印刷ジョブの開始指示を受けた後に、第1物性検出部による用紙の物性検出を実施する場合には、物性検出を実施した用紙を、印刷ジョブが実行された用紙が排出されるトレイとは異なるトレイに排出する。
なお、上記の画像形成装置は本発明の一態様であり、本発明の一側面を反映した画像形成システム、用紙処理方法、およびプログラムについても、本発明の一側面を反映した画像形成装置と同様の構成を有する。
本発明によれば、ジョブの成果物としての印刷物と、用紙の物性を検出するために使用した用紙と、の区別をつけることができる。
本発明の実施の形態例(本例)にかかる画像形成システムの全体構成を示す概略構成図である。 本例にかかる画像形成システムのハードウエア構成を示すブロック図である。 図3Aは、本例にかかる用紙検出装置の第1検出部の概略構成図であり、図3Bは、本例にかかる用紙検出装置の第2検出部の概略構成図である。 本例にかかる第1検出部の第1検出ユニットと押し上げ部材とを示す概略構成図である。 本例の用紙処理方法におけるテスト用紙の処理動作を示すフローチャートである。 図6Aは、本例の用紙処理方法におけるテスト用紙の処理動作1を説明するための図であり、図6Bは、本例の用紙処理方法におけるテスト用紙の処理動作2を説明するための図である。 本例の用紙処理方法におけるテスト用紙の処理動作の例を説明するための概念図である。 図8Aは、排紙トレイに積み上げられた用紙Sの束を排出方向から見た図であり、8Bは、図8Aの用紙Sの束を上方から見た図である。 識別画像が印刷されたテスト用紙の平面図である。 識別画像が印刷されたテスト用紙を含む用紙の束の概念図である。 用紙に関する情報が印刷されたテスト用紙の平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態例(以下、「本例」という)に係る画像形成装置を含む画像形成システムを説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではない。以下で説明する各図において、共通の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本例の画像形成装置20を含む画像形成システム1の概略構成図である。
図1に示すように、画像形成システム1は、記録媒体の一例を示す用紙Sを給紙する給紙ユニット10と、画像形成装置20と、排出ユニット30と、を有している。給紙ユニット10と、画像形成装置20と、排出ユニット30とは、それぞれLAN等のネットワークに接続され、ネットワークを介して相互に接続される。また、用紙Sの搬送経路100の上流側から、給紙ユニット10と、画像形成装置20と、排出ユニット30と、が順番に配置される。
給紙部としての給紙ユニット10は、画像形成システム1の最上流に配置される。給紙ユニット10は、複数の給紙トレイ101~103を備え、大量の用紙を収納できる。給紙ユニット10は、給紙トレイ101~103に収納された用紙Sを、搬送路100を通じて画像形成装置20に給紙する。なお、給紙部は、給紙ユニット10に限定されるものではなく、画像形成装置20に設けた給紙トレイでもよい。
画像形成装置20は、入力されたジョブ情報に基づいて、給紙された用紙Sに対して、例えば電子写真方式により画像を印刷する。画像形成装置20は、用紙搬送部230と、操作表示パネル240と、画像形成部270と、定着部280と、反転搬送部290と、を備える。また、画像形成装置20は、用紙Sの物性を検出する用紙検出装置500を備える。
用紙搬送部230は、用紙検出装置500、画像形成部270、定着部280、反転搬送部290、排出ユニット30のいずれかに、搬送路100を通じて、給紙トレイ101~103から給紙された用紙Sを搬送する。なお、用紙搬送部230は、複数の搬送ローラ57を備える。
操作表示パネル240は、画像形成装置20の筐体の上部に設置される。操作表示パネル240は、表示パネルとタッチパネルとを備える。これにより、ユーザーによる種々の操作や情報の表示ができる。
画像形成部270は、例えば、複数色(シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック等)の画像形成ユニットを備え、用紙にカラーのトナー画像を形成する。画像形成部270の下流側には、トナー画像が形成された用紙が搬送される定着部280が配置される。
定着部280は、搬送された用紙Sを加圧及び加熱することにより、用紙Sに転写されたトナー画像を用紙Sに定着する。定着部280により定着処理が行われた用紙Sは、用紙搬送部230により、搬送路100を通じて反転搬送部290又は排出ユニット30に搬送される。
反転搬送部290は、用紙Sを反転させる反転部を持つ。反転部により表裏又は前後が反転された用紙Sは、反転搬送部290を通って画像形成部270の上流側又は定着部280の下流側に搬送される。
用紙物性検出部としての用紙検出装置500は、画像形成部270よりも用紙搬送方向上流側に配置される。なお、用紙検出装置500を配置する場所は、上述した場所に限定されない。
用紙検出装置500は、給紙ユニット10から搬送された用紙Sの物性の検出を実施する。用紙検出装置500は、検出した用紙Sの物性値を含む情報を、画像形成装置20に出力する。用紙検出装置500が検出する用紙Sの物性値は、例えば、用紙の坪量、厚さ、表面性、下地及び色等である。
排出部としての排出ユニット30は、画像形成システム1の最下流に配置される。排出ユニット30は、用紙の排出先として、用紙載置面(平面)を有する第1排紙トレイ301と第2排紙トレイ302とを備えている。排出ユニット30は、画像形成装置20から搬送されてきた用紙Sを、いずれかの排紙トレイ301、302の載置面に排出する。なお、排出先の排紙トレイの数は2個に限定されず、また、排出先は、排出ユニット30の上面に設けられた凹部などでもよい。なお、排出部は、排出ユニット30に限定されるものではなく、画像形成装置20に設けた排紙トレイ等でもよい。
排紙トレイ301、302の上流側には、用紙Sを挟持して排紙トレイに排出する駆動ローラ61と従動ローラ62とが設けられる。本例では、不図示の駆動部により、駆動ローラ61の回転速度を変えることで、排紙トレイ上での用紙の排出位置を変更できる。例えば、駆動ローラ61の回転速度を上げることにより、用紙の排出位置を排紙トレイの先端側にできる。
次に、図2を参照して、画像形成システムのハードウエア構成について説明する。
図2は、画像形成システムの各ユニット装置のハードウエア構成を示すブロック図である。
まず、給紙ユニット10のハードウエア構成について説明する。
図2に示すように、給紙ユニット10は、制御部100と、通信部110と、通信部120と、用紙搬送部130と、メモリ150と、を備えている。
制御部100は、例えばCPU(Central Processing Unit)を有している。システムバスを介して、通信部110、120と、用紙搬送部130と、メモリ150と、が接続され、制御部100は、給紙ユニット10全体を制御する。
メモリ150は、RAM等の揮発性メモリ又は大容量の不揮性メモリである。メモリ150には、制御部100が実行するプログラム等が格納されている。メモリ150は、制御部100の作業領域としても使用される。
通信部110は、画像形成システム1の外部装置(クライアント端末、管理装置サーバ、モバイル端末等)とデータの送信及び受信を行う。通信部120は、画像形成装置20の通信部210とデータの送信及び受信を行う。
次に、画像形成装置20のハードウエア構成について説明する。
画像形成装置20は、用紙処理部としての制御部200と、通信部210と、用紙搬送部230と、操作表示パネル240と、メモリ250と、画像処理部260と、画像形成部270と、定着部280と、反転搬送部290と、を備える。また、画像形成装置200は、用紙物性検出部50と、環境測定部291と、給紙状態検出部292と、画像解析部293と、を備える。
制御部200は、例えばCPU(Central Processing Unit)を有する。制御部200には、システムバスを介して、通信部210、用紙搬送部230、操作表示パネル240、メモリ250、画像処理部260、画像形成部270、定着部280、反転搬送部290、環境測定部291、給紙状態検出部292が接続される。制御部200は、画像形成装置20全体を制御する。また、制御部200は、通信部210を介して、給紙ユニット10と、排出ユニット30と、用紙物性検出部50と、を制御して、画像形成システム1全体における用紙の処理を制御する。
メモリ250は、RAM等の揮発性メモリ又は大容量の不揮性メモリである。メモリ250には、制御部200が実行するプログラム等が格納される。メモリ250は、制御部200の作業領域としても使用される。メモリ250には、印刷される用紙のサイズや種類を示す用紙設定情報が格納される。用紙設定情報の項目としては、例えば、用紙Sの下地色、紙種、坪量等がある。また、情報記憶部としてのメモリ250には、用紙検出装置500で検出した用紙の物性データなどの情報が記憶される。また、メモリ250には、後述する各種の用紙処理動作に用いられる閾値が保存される。なお、これらの閾値は、操作表示パネル240を介して、適宜変更できる。
画像処理部260は、受信部としての通信部210に入力された印刷ジョブから画像データを取得し、画像処理を行う。また、画像解析部293は、取得した画像データに基づいて、ジョブに含まれる画像の色情報を分析する。画像処理部260は、取得した画像データに対し、必要に応じて、シェーディング補正、画像濃度調整、画像圧縮等の画像処理を行う。画像処理がされた画像データは、画像形成部270に送信される。
画像形成部270は、受け取った画像データに基づいて、用紙Sの上に画像を形成し、印刷する。また、識別画像形成部としての画像形成部270は、受け取った識別画像データに基づいて、テスト用紙の上に識別画像を形成し印刷する。
操作表示パネル240は、液晶表示装置(LCD)又は有機ELD(Electro Luminescence Display)等のディスプレイを持つタッチパネルである。操作表示パネル240は、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。さらに、操作表示パネル240は、複数のキーを備える。ユーザーは、キーを操作して、各種の指示、文字、数字などのデータを入力する。
用紙物性検出部50は、第1物性検出部としての第1検出部51と、第2物性検出部としての第2検出部52と、を有する。第1検出部51と第2検出部52とは、それぞれ坪量検出部53と、表面性検出部54と、厚さ検出部55と、を有する。坪量検出部53は、用紙の坪量を検出する。表面性検出部54は、用紙の表面性を検出する。厚さ検出部55は、用紙の厚さを検出する。なお、第1検出部51と第2検出部52とは、用紙の下地、色等を検出する他の検出部も有している。なお、本例の第1検出部51及び第2検出部52の構成は一例であって、例えば、第2検出部52は、表面性検出部54と厚さ検出部55だけで検出を行うように構成してもよい。
環境測定部291は、画像形成システム1の環境条件を測定する。環境測定部291は、例えば、画像形成装置20内部の湿度や温度等の環境条件を測定する。
給紙状態検出部292は、給紙ユニット10の状態の変化を検知する。給紙状態検出部292は、例えば、給紙ユニット10に設けられた扉の開閉を検出する。
第1検出部51は、用紙Sを搬送路上で停止させた状態で、用紙Sの坪量、厚さ、表面性等の物性値を検出する。第2検出部52は、用紙Sを通常の速度よりも遅い速度で搬送している状態で、用紙Sの坪量、厚さ、表面性等の物性値を検出する。すなわち、第1検出部51で検出された物性値は、用紙Sを停止させて検出したものであり、第2検出部52で検出される物性値よりも精度が高くなる。そして、用紙検出装置500で検出された用紙に関する物性値を含めた情報は、制御部200に送信される。
本例では、制御部200に送信された第1検出部51で検出された物性値に基づいて、画像形成部による画像形成プロセスが実行される。例えば、第1検出部51の検出結果が用紙の搬送速度やプロセス条件等に反映されて、定着温度等が設定される。また、制御部200に送信された第2検出部52で検出された物性値に基づいて比較を行い、搬送される複数の用紙間の差異が確認される。
次に、排出ユニット30のハードウエア構成について説明する。
図2に示すように、排出部としての排出ユニット30は、制御部300、通信部310、用紙搬送部330、整合部340、用紙位置変更部341、メモリ350を備えている。
制御部300は、例えばCPU(Central Processing Unit)を有している。制御部300には、システムバスを介して、通信部310、用紙搬送部330、整合部340、用紙位置変更部341、メモリ350が接続される。制御部300は、排出ユニット30全体を制御する。
通信部310は、画像形成装置20の通信部210とデータの送信及び受信を行う。
用紙搬送部330は、画像形成装置20から搬送されてきた用紙を排出先に排出する。
整合部340は、排出先に載置された用紙の排出位置を、排出方向と直交する方向に移動させて、排出先の印刷物の束の状態を整合する。
用紙位置変更部341は、駆動ローラ61の速度を変えて、排紙トレイ上の用紙の排出位置を変更する。なお、用紙位置変更部は、画像形成装置20が備えてもよい。
メモリ350は、RAM等の揮発性メモリ又は大容量の不揮性メモリである。メモリ350には、制御部300が実行するプログラム等が格納されている。また、メモリ350は、制御部300の作業領域としても使用される。
次に、用紙検出装置500の構成について、図3を用いて説明する。
図3は、用紙検出装置500の概略構成図である。用紙検出部としての用紙検出装置500は、第1検出部51と第2検出部52とを有する。
図3Aに示すように、第1物性検出部としての第1検出部51は、第1検出ユニット91と第2検出ユニット92とを有する。第1検出ユニット91は、搬送路100において用紙Sの厚さ方向の一側(上側)に配置される。第2検出ユニット92は、搬送路100において用紙Sの厚さ方向の他側(下側)に配置される。すなわち、第1検出ユニット91と第2検出ユニット92とは、搬送路100を間に挟んで、用紙Sの厚さ方向に対向して配置される。
第1検出ユニット91には、受光部71と第1発光部72とが配置される。第2検出ユニット92には、第2発光部73が配置される。なお、第1検出ユニット91に配置される受光部71は、坪量検出部53と、表面性検出部54と、厚さ検出部55との受光部である。また、第1検出ユニット91に配置される第1発光部72は、坪量検出部53と表面性検出部54との発光部である。第2検出ユニット92に配置される第2発光部73は、厚さ検出部55の発光部である。
第1発光部72と第2発光部73とは、用紙Sに向けて光Lを照射する。受光部71は、第1発光部72から照射されて用紙Sで反射する正反射光と拡散反射光からなる光Lと、第2発光部73から照射されて用紙Sを透過する光L`を受光する。坪量検出部53は、受光部71が受光した受光信号に基づいて、用紙Sの坪量を検出する。表面性検出部54は、受光部71が受光した受光信号に基づいて、用紙Sの表面性を検出する。厚さ検出部55は、受光部71が受光した受光信号に基づいて、用紙Sの厚さを検出する。
第1検出ユニット91と対向する第2検出ユニット92の一面には、平板状の押し上げ部材94が配置される。なお、押し上げ部材94は、第2発光部73から照射された光L`を透過させる開口を持つ。また、第1検出ユニット91及び第2検出ユニット92は、外光を遮蔽する部材で構成されているので、内部に配置された光学センサで測定する物性値の精度を高くすることができる。
図4は、押し上げ部材94と第1検出ユニット91との位置関係を示す概略構成図である。
図4に示すように、押し上げ部材94は、押し上げ機構96により、第1検出ユニット91に接近または離間する。すなわち、押し上げ部材94は、用紙Sの厚さ方向に移動できる。押し上げ部材94と押し上げ機構96は、第2検出ユニット92に設置されている。
本例では、押し上げ機構96として、回転する偏心形状のカム部材96を用いる。カム部材96が回転し移動することで、押し上げ部材94は、第1検出ユニット91に接近する。その結果、押し上げ部材94に載せられた用紙Sが、第1検出ユニット91に押し当たり、固定される。なお、押し上げ機構96は、カム部材に限定されるものではなく、例えば、歯車やボールねじ軸等の部材を用いてもよい。
第1検出部51により用紙の物性検出を実施する場合は、用紙Sが載った押し上げ部材94を第1検出ユニット91に接近させて、用紙Sを第1検出ユニット91に押し当てる。そして、用紙Sを搬送路100上で停止させた状態で、坪量、厚さ、表面性等の用紙Sの物性を検出する。
図3Bに示すように、第2物性検出部としての第2検出部52は、受光部171と、第1発光部172と、第2発光部173とを備える。第2検出部52は、定期的に、給紙ユニット10から給紙される用紙Sの物性を検出する。なお、本例の第2検出部52は、第1検出部51の上流側に別途配置されているが、第2検出部52を別途設けることなく、第1検出部51で兼用させてもよい。
受光部171と第1発光部172とは、搬送路100において用紙Sの厚さ方向の一側(上側)に配置される。第2発光部173は、搬送路100において用紙Sの厚さ方向の他側(下側)に配置される。すなわち、受光部171と第2発光部173とは、搬送路100を間に挟んで、用紙Sの厚さ方向に対向して配置される。
受光部171は、坪量検出部53と、表面性検出部54と、厚さ検出部との受光部である。第1発光部172は、坪量検出部53と表面性検出部54との発光部である。第2発光部173は、厚さ検出部55の発光部である。
第1発光部172と第2発光部173とは、用紙Sに向けて光を照射する。受光部171は、第1発光部172から照射されて用紙Sで反射する光Lと、第2発光部173から照射されて用紙Sを透過する光L`を受光する。坪量検出部53は、受光部171が受光した受光信号に基づいて、用紙Sの坪量を検出する。表面性検出部54は、受光部171が受光した受光信号に基づいて、用紙Sの表面性を検出する。厚さ検出部55は、受光部171が受光した受光信号に基づいて、用紙Sの厚さを検出する。
第2検出部52により用紙Sの物性検出を実施する場合には、押し上げ部材94を第1検出ユニット91から離間させる。そして、搬送路上で用紙Sを通常の速度よりも遅い速度で搬送している状態で、坪量、厚さ、表面性等の用紙Sの物性を検出する。
次に、図5を参照して、用紙の物性検出を実施した用紙(テスト用紙)の処理方法の処理動作について説明する。
図5は、本例におけるテスト用紙の処理動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、画像形成装置20の制御部200は、印刷のジョブ(印刷ジョブ)の実行開始の指示を受けたか否かを判断する(ステップS11)。印刷ジョブの開始指示を受けたと判断した場合(ステップS11のYES)、画像形成部270等により、印刷ジョブに基づく印刷処理動作を開始する(ステップS12)。
つぎに、制御部200は、第1検出部51による用紙の物性検出を実施する事象が発生したか否かを判断する(ステップS13)。事象とは、例えば、第2検出部52により検出された用紙間の物性値に閾値以上の変化が生じた場合や、環境測定部291で測定された画像形成装置20の内部の温度や湿度等の測定値に閾値以上の変化が生じた場合や、給紙状態検出部292により給紙ユニット10の扉の開閉が検知されて、給紙トレイに新たな用紙が補給された場合である。これらの場合は、給紙部に収容されている用紙Sの物性に変化が生じた可能性が高いため、第1検出部51により用紙の物性を検出して用紙の状態を確認する。
ステップS13において、事象が発生したと判断した場合には(ステップS13のYES)、給紙ユニット10の給紙トレイから、物性の検出を行うための用紙(テスト用紙)を1枚給紙して、用紙検出装置500の第1検出部51まで搬送する(ステップS14)。
次に、用紙検出装置500の第1検出部51により、搬送されたテスト用紙Tを停止させた状態で、テスト用紙Tの物性を検出する(ステップS15)。
次に、用紙処理部200は、ステップS14で物性が検出されたテスト用紙Tについて、印刷ジョブの実行中の処理動作1を実施する(ステップS16)。ここで、処理動作1について、図6Aを用いて説明する。図6Aに示すように、当該テスト用紙Tを、印刷物Sが排出される排紙トレイ301と異なる排紙トレイ302に排出する処理を行う。これにより、ユーザーは、ジョブの成果物としての印刷物Sと、用紙の物性を検出するために使用したテスト用紙Tとの区別ができ、容易にテスト用紙Tを見つけることができる。
制御部200は、印刷ジョブの印刷が全て終了したか否かを判断し(ステップS17)、印刷ジョブの印刷が全て終了した場合には(ステップS17のYES)、処理動作を終了する。
印刷ジョブの開始指示を受けていないと判断した場合には(ステップS11のNO)、第1検出部51による用紙の物性検出を実施する開始指示を受けたか否かを判断する(ステップS18)。ステップS18において、開始指示を受けたと判断した場合には(ステップS18のYES)、給紙ユニット10の給紙トレイから、物性の検出を行うためのテスト用紙Tを1枚給紙して、用紙検出装置500の第1検出部51まで搬送する(ステップS19)。なお、開始指示を受けていないと判断した場合には(ステップS18のNO)、ステップS11に戻り、引き続き印刷ジョブの開始指示を受けたか否かが判断される。
次に、用紙検出装置500の第1検出部51により、搬送されたテスト用紙Tを停止させた状態で、テスト用紙Tの物性が検出される(ステップS20)。
次に、用紙処理部200は、ステップS20で物性が検出されたテスト用紙Tについて、印刷ジョブの実行中ではない場合の処理動作2を実施する(ステップS21)。ここで、処理動作2について、図6Bを用いて説明する。この場合、テスト用紙Tは印刷物Sと混ざるおそれがないので、テスト用紙Tを任意の排紙トレイ(本例では排紙トレイ301)に排出する処理を行う。ユーザーは、容易にテスト用紙Tを見つけることができる。
また、ステップS21における処理動作として、その後に印刷ジョブが実行されて印刷物Sが排紙トレイ302に排出される場合には、図7に示すように、テスト用紙Tの排出先を印刷物Sと同じ排紙トレイ301にしてもよい。すなわち、印刷ジョブの実行に先立って行われたテスト用紙T1の排出先を、その後に実行される印刷ジョブの印刷物Sの排出先と同じにする。これにより、ユーザーは、印刷物Sの排出先を予見でき、画像形成システム1の利便性が向上する。このとき、図7に示すように、排紙トレイ301上において、印刷ジョブの実行に先立って行われたテスト用紙T1の排出位置と印刷物Sの排出位置とを同じ位置にしてもよい。このように、テスト用紙T1の排出位置と印刷物Sの排出位置とをずらさなくても、テスト用紙T1は印刷物Sの束の一番下にあり、ユーザーは、印刷物Sの束からテスト用紙T1を見つけ、取り出すことができる。
ステップS16における処理動作として、排出ユニット30の制御部300は、排紙トレイ上において、テスト用紙Tの排出位置が印刷物Sの排出位置とずれるように処理してもよい。
まず、排紙トレイ上の用紙の排出方向と直交する方向にずらす処理について、図8を用いて説明する。図8Aは、排紙トレイに積み上げられた用紙Sの束を排出方向から見た図であり、図8Bは、図8Aの用紙Sの束を上方から見た図である。
図8Aに示すように、用紙Sの束には所定の間隔でテスト用紙Tが挟まれている。本例では、用紙位置移動部341により、テスト用紙Tの排出位置を、印刷物Sの排出位置に対して排出方向と直交する方向にずらす処理を行う。ユーザーは、図8Bに示すように、同じ排紙トレイ上で、印刷物Sから突出したテスト用紙Tを簡単に見つけることができる。なお、図に示すように、印刷ジョブの実行に先立って実施され、最初に排紙トレイに排出されたテスト用紙T1の位置はずらさなくてよい。
つぎに、排紙トレイ上の用紙の排出方向にずらす処理の例について、図7を用いて説明する。
図7は、排紙トレイに積み上げられた用紙Sの束を用紙の排出方向と直交する方向から見た図である。
図7に示すように、用紙Sの束には所定の間隔でテスト用紙Tが挟まれている。本例では、用紙位置移動部341により、テスト用紙Tの排出位置を、印刷物Sの排出位置に対して排出方向にずらす処理を行う。例えば、テスト用紙Tを排紙トレイ301に排出する際の排出ローラの回転速度を上げて、テスト用紙Tの排出位置を排紙トレイ30の先端側にずらす。これにより、テスト用紙Tの排出位置と印刷物Sの排出位置が異なり、ユーザーは、同じ排紙トレイ上で、印刷物Sから突出したテスト用紙Tを簡単に見つけることができる。なお、整合部340を用いて、排紙トレイ上の印刷物Sの束を排出方向と直交する方向に整合した場合でも、テスト用紙Tが印刷物Sから突出した状態を維持できる。
さらに、画像形成部270により、印刷ジョブの実行中に、用紙検出装置500の第1検出部51により物性検出が実施されたテスト用紙Tに対して、テスト用紙であることを見分けるための識別画像を形成し印刷してもよい。
図9は、識別画像98が印刷されたテスト用紙T3の平面図である。
図9に示すように、識別画像98としてテスト用紙T3の周縁に沿った黒枠画像を形成することで、テスト用紙T3の端部が黒くなる。これにより、印刷物Sの束の間に挟まっているテスト用紙T3を外から識別できる。
図10に示すように、印刷物Sの排出位置とテスト用紙Tの排出位置をずらさない処理を実施した場合には、排紙トレイ301上に、識別画像98が印刷されたテスト用紙T3を含む用紙Sの束が載置される。このように、印刷物Sの排出位置とテスト用紙Tの排出位置をずらさない処理を実施した場合でも、印刷物Sの束の中のテスト用紙T3の識別画像98を認識することができ、ユーザーは、印刷物Sからテスト用紙T3を簡単に見つけることができる。
なお、本例のテスト用紙の周縁に沿って形成される黒枠画像は一例であって、識別画像98の形状模様はこれに限られるものではない。
また、画像処理部260で印刷ジョブの画像の色情報を分析することにより、識別画像の色成分を決定してもよい。例えば、メモリ250に保存されている印刷ジョブを分析し、印刷ジョブの画像に白色成分が多く含まれている場合は、識別画像は黒色成分で形成する。また、印刷ジョブの画像に青色成分が多く含まれている場合は、識別画像は黄色成分で形成する。このように、識別画像を、印刷ジョブの画像に多く含まれている色の補色で構成することにより、ユーザーは、印刷物Sの束からテスト用紙Tをより簡単に見つけることができる。
また、情報記憶部250に、第1検出部51により物性検出が実施された用紙に関する、物性データを含む情報を記憶させて、画像形成部270により、メモリ250に保存された情報をテスト用紙Tに印刷する。これにより、廃棄するテスト用紙Tを利用して、物性検出が実施された過去の用紙の情報を、ユーザーにフィードバックできる。
また、印刷ジョブの実行に先立って、第1検出部51により検出されたテスト用紙の物性値と、その後に実行された印刷ジョブ中に、第1検出部51により検出されたテスト用紙の物性値と、の間に、所定の閾値以上の変化が生じる場合がある。この場合には、画像形成部270により、印刷ジョブの実行中に物性検出が実施されたテスト用紙T4に、情報記憶部250に記憶された情報を印刷する。
図11は、情報記憶部250に記憶された用紙に関する情報が印刷されたテスト用紙T4の平面図である。図11では、用紙情報99として、印刷開始前の用紙設定情報と印刷中に検出した用紙の設定情報と、が印刷されている。これにより、ユーザーは、印刷ジョブ実行前の用紙の情報と、印刷ジョブ実行中の用紙の情報とを比較することができ、より正確に用紙の情報を把握できる。また、印刷ジョブ実行中に複数回の検出が行われた場合に、複数の用紙の設定情報を印刷して比較できるようにしてもよい。
なお、排紙トレイ上において、識別画像98や物性データ等の情報99が印刷されたテスト用紙Tの排出位置を、印刷物の排出位置とずらしてもよい。
以上、実施の形態例について、その作用効果も含めて説明した。しかし、上述の実施の形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施の形態例では、押し上げ部材94により用紙Sを停止させて物性検出を実施しているが、レジストローラにより用紙Sを停止させてもよい。
また、用紙検出装置500を制御する制御部として、制御部200とは別の検出用制御部を設けてもよい。
また、上記の各構成要素、機能、処理部等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路の設計などによりハードウエアで実現してもよい。また、上記の各構成要素、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウエアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又はICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
本例の用紙には、紙媒体だけではなく、フィルムや布地等その他の各種の印刷可能な記録材が含まれるものとする。
1…画像形成システム、
10…給紙ユニット、
20…画像形成装置、
30…排出ユニット、
50…用紙物性検出部、
51…第1検出部、
52…第2検出部、
53…坪量検出部、
54…表面性検出部、
55…厚さ検出部、
57…搬送ローラ、
61…駆動ローラ、
62…従動ローラ、
71、171…受光部、
72、172…第1発光部、
73、173…第2発光部、
91…第1検出ユニット、
92…第2検出ユニット、
94…押し上げ部材、
96…押し上げ機構、
98…識別画像、
99…物性データ情報、
100…搬送路、
101~103…給紙トレイ、
130…給紙部、
200…制御部(用紙処理部)、
210…通信部(受信部)、
240…操作表示パネル、
250…メモリ(情報記憶部)、
260…画像処理部、
270…画像形成部(識別画像形成部)、
290…反転搬送部、
291…環境測定部、
292…給紙状態検出部、
293…画像解析部、
300…制御部、
301…第1排紙トレイ
302…第2排紙トレイ
330…用紙搬送部(用紙位置変更部)、
340…整合部、
341…用紙位置変更部、
500…用紙物性検出装置、
S…印刷物
T…テスト用紙

Claims (18)

  1. 用紙に実行する印刷ジョブの開始指示を受信する受信部と、
    前記受信部で受信した印刷ジョブに基づいて、前記用紙へ画像を形成する画像形成部と、
    前記用紙の物性検出を実施する第1物性検出部と、
    前記用紙を排出するトレイを決めて用紙を排出する用紙処理部と、を備え、
    前記用紙処理部は、
    前記受信部が印刷ジョブの開始指示を受ける前に、前記第1物性検出部による用紙の物性検出を実施する場合には、前記物性検出を実施した用紙を、前記印刷ジョブが実行された用紙が排出されるトレイに排出し、
    前記受信部が印刷ジョブの開始指示を受けた後に、前記第1物性検出部による用紙の物性検出を実施する場合には、前記物性検出を実施した用紙を、前記印刷ジョブが実行された用紙が排出されるトレイとは異なるトレイに排出する
    画像形成装置。
  2. 前記画像形成部は、前記第1物性検出部により検出した物性値に基づいて画像を形成する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 複数の用紙の物性検出を実施する第2物性検出部と、を備え、
    前記第2物性検出部により検出した物性値に基づいて、前記複数の用紙の比較を行う
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記受信部が印刷ジョブの開始指示を受けた後に、前記印刷ジョブの実行中に、前記第2物性検出部により検出された用紙の物性値に閾値以上の変化が生じた場合には、前記第1物性検出部による物性検出を実施する
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 環境条件を測定する環境測定部と、を備え、
    前記受信部が印刷ジョブの開始指示を受けた後に、前記印刷ジョブの実行中に、前記環境測定部により測定された測定値に閾値以上の変化が生じた場合には、前記第1物性検出部による物性検出を実施する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 用紙を給紙する給紙部の状態を検出する給紙状態検出部と、を備え、
    前記受信部が印刷ジョブの開始指示を受けた後に、前記印刷ジョブの実行中に、前記給紙状態検出部により給紙部の状態の変化が検出された場合には、前記第1物性検出部による物性検出を実施する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記用紙処理部は、前記トレイの載置面上において、前記受信部が印刷ジョブの開始指示を受ける前に、前記第1物性検出部による用紙の物性検出を実施する場合には、前記物性検出を実施した用紙の排出位置と、前記印刷ジョブが実行された用紙の排出位置と、を同じにするように排出する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記載置面に排出された用紙の排出位置を変更する用紙位置変更部と、を備え、
    前記用紙位置変更部は、前記物性検出を実施した用紙の排出位置を、前記印刷ジョブが実行された用紙の排出位置と、異ならせる
    請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記用紙位置変更部は、前記物性検出がされた用紙を前記載置面に搬送する搬送ローラを備え、
    前記搬送ローラの速度を変えて、前記載置面に排出される用紙の排出位置を変更する
    請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記第1物性検出部により物性検出された用紙に識別画像を形成し印刷する識別画像形成部と、を備え、
    前記識別画像形成部は、前記第1物性検出部により物性検出された用紙に前記識別画像を印刷する
    請求項1~9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記識別画像は、前記用紙の縁に沿って形成された画像である
    請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記印刷ジョブの画像の色情報を分析する画像解析部と、を備え、
    前記識別画像形成部は、前記画像解析部で分析された色情報に基づいて、前記識別画像の色成分を決定する
    請求項10又は11に記載の画像形成装置。
  13. 前記第1物性検出部により物性検出された用紙に関する情報を記憶する情報記憶部と、を備え、
    前記識別画像形成部は、前記第1物性検出部で物性検出された用紙に前記情報記憶部に記憶されている情報を印刷する
    請求項10に記載の画像形成装置。
  14. 前記識別画像形成部により、前記第1物性検出部で物性検出された用紙に印刷される情報は複数である
    請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 用紙に実行する印刷ジョブの開始指示を受信する受信部と、
    前記受信部で受信した印刷ジョブに基づいて、前記用紙へ画像を形成する画像形成部と、
    前記用紙の物性検出を実施する第1物性検出部と、
    前記用紙を排出するトレイを決めて用紙を排出する用紙処理部と、
    前記トレイの載置面に排出された用紙の排出位置を変更する用紙位置変更部と、を備え、
    前記用紙位置変更部は、
    前記受信部が印刷ジョブの開始指示を受ける前に、前記第1物性検出部による用紙の物性検出を実施した場合に、前記用紙処理部が、前記印刷ジョブが実行された用紙が排出されるトレイに排出した前記物性検出を実施した用紙の排出位置を、前記印刷ジョブが実行された用紙の排出位置と異ならせる
    画像形成装置。
  16. 用紙に実行する印刷ジョブの開始指示を受信する受信部と、
    前記受信部で受信した印刷ジョブに基づいて、前記用紙へ画像を形成する画像形成部と、
    前記用紙の物性検出を実施する第1物性検出部と、
    前記用紙を排出するトレイを決めて用紙を排出する用紙処理部と、を備え、
    前記用紙処理部が、
    前記受信部が印刷ジョブの開始指示を受ける前に、前記第1物性検出部による用紙の物性検出を実施する場合には、前記物性検出を実施した用紙を、前記印刷ジョブが実行された用紙が排出されるトレイに排出し、
    前記受信部が印刷ジョブの開始指示を受けた後に、前記第1物性検出部による用紙の物性検出を実施する場合には、前記物性検出を実施した用紙を、前記印刷ジョブが実行された用紙が排出されるトレイとは異なるトレイに排出する制御をする画像形成装置と、
    前記用紙を前記トレイへ排出する排出ユニットと、を備えた
    画像形成システム。
  17. 画像形成装置が備える受信部により、用紙に実行する印刷ジョブの開始指示を受信するステップと、
    画像形成装置が備える画像形成部により、前記受信部で受信した印刷ジョブに基づいて、前記用紙へ画像を形成するステップと、
    画像形成装置が備える第1物性検出部により、用紙の物性検出を実施するステップと、
    画像形成装置が備える用紙処理部により、前記受信部が印刷ジョブの開始指示を受ける前に、前記第1物性検出部による用紙の物性検出を実施する場合には、前記物性検出を実施した用紙を、前記印刷ジョブが実行された用紙が排出されるトレイに排出し、
    前記受信部が印刷ジョブの開始指示を受けた後に、前記第1物性検出部による用紙の物性検出を実施する場合には、前記物性検出を実施した用紙を、前記印刷ジョブが実行された用紙が排出されるトレイとは異なるトレイに排出するステップと、を備えた
    用紙処理方法。
  18. 請求項17に記載の用紙処理方法を、画像形成装置を制御するコンピューターに実行させるための
    プログラム。
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