JP7355048B2 - 乗員拘束装置 - Google Patents
乗員拘束装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7355048B2 JP7355048B2 JP2021030775A JP2021030775A JP7355048B2 JP 7355048 B2 JP7355048 B2 JP 7355048B2 JP 2021030775 A JP2021030775 A JP 2021030775A JP 2021030775 A JP2021030775 A JP 2021030775A JP 7355048 B2 JP7355048 B2 JP 7355048B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- airbag
- seat
- space
- occupant
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Air Bags (AREA)
Description
第3の態様は、第1の態様に係る乗員拘束装置において、前記スペースエアバッグが、前記車室の床部から展開する。
車両100は、図1に示されるように、車室100a内に、乗員80を車両100の衝突時に拘束する乗員拘束装置10を備えている。
テーブル12は、車室100a内に設けられ、車両上方から見て円形状とされている(図7、図8参照)。このテーブル12は、テーブル板12aと、上下方向に延びて先端がテーブル板12aの裏面に取り付けられ、基端が車両100のフロアパネル110に取り付けられた円柱状の支柱12bとを備えている。
図1に示されるように、複数のシート16は、シートクッション42とシートバック44とを有し、シートクッション42を間に置いてテーブル12の反対側にシートバック44が位置するようにテーブル12の周りに配置されている。シートクッション42は、シート16に着座した乗員80の大腿部を支持する部位である。シートバック44は、着座した乗員80の背部を支持する部位である。
図2に示されるように、テーブル板12aの下には、例えばスペースエアバッグ装置50を支持するための支持ユニット36が設けられている。支持ユニット36は、金属材料を用いて形成された環状部材38と、金属材料を用いて形成され、環状部材38を支持する4個の支柱40とを備えている。
サイドエアバッグ装置19は、図1に示されるように、例えばシート16の両側、例えばシートバック44の両方の側部にそれぞれ設けられている。このサイドエアバッグ装置19は、折り畳まれた状態のサイドエアバッグ18と、インフレータ22(図6)とを、モジュールケース(図示せず)に収容して構成されている。サイドエアバッグ18は、予め決められた以上の加速度が車両100に作用すると、シート16の側方に展開する袋体である(図7から図10参照)。
〔スペースエアバッグ装置50〕
スペースエアバッグ装置50は、図1から図3に示されるように、テーブル12に備えられたテーブル板12aの上方を向いた上面14aに対して下方に配置され、夫々のシート16に対応して夫々個別に備えられている。具体的には、スペースエアバッグ装置50は、図7、図8に示されるように、例えば、車両上方から見て、隣り合うシート16の間となる角度位置に夫々配置されている。
エアバッグ本体52は、金属製の筐体52aと、筐体52aの内部に配置されたインフレータ52bと、筐体52aの内部に配置された袋状のスペースエアバッグ28とを有している。
被覆部材70は、樹脂材料を用いて形成されており、図3に示されるように、筐体52aの開口をシート16側から覆う蓋部72と、蓋部72の下端に連結されると共に筐体52aの下面を下方から覆う底板74を有している。さらに、被覆部材70は、底板74から立ち上がると共に筐体52aの側面を側方から覆う側板76(図2参照)を有している。なお、側板76と蓋部72とは、連結されていない。
ブラケット56は、図3に示されるように、環状部材38とエアバッグ本体52との間に配置されており、環状部材38に溶接によって取り付けられた金属製の取付具58と、筐体52aに溶接によって取り付けられた金属製の取付具60とを備えている。さらに、ブラケット56は、取付具58と取付具60とを連結させる連結ボルト62を備えている。
なお、図5に示されるように、スペースエアバッグ28は、車両100のフロアパネル110(床部)から車室100a内に展開するものであってもよい。この例では、スペースエアバッグ装置50がフロアパネル110に埋め込まれている。スペースエアバッグ装置50は、例えば、モジュールケース54内に、折り畳まれたスペースエアバッグ28と、インフレータ56とを収納して構成されている。モジュールケース54の蓋部72には、薄肉部72aが形成されている。
図1に示されるように、例えば車両100のフロアパネル110の下面には、加速度センサ20が取り付けられている。そして、加速度センサ20は、車両100に作用する加速度と、加速度が車両100に作用した方向とを検出するようになっている。
制御部30は、図1、図6に示されるように、加速度センサ20と、着座センサ26と、処理装置32とを備えている。制御部30は、加速度センサ20の検出結果、及び着座センサ26の検出結果に基づいて、サイドエアバッグ18用のインフレータ22と、スペースエアバッグ28用のインフレータ52bの点火装置の作動、不作動を制御する。具体的な制御については後述する。
次に、本実施形態に係る乗員拘束装置10の作用について説明する。制御部30は、シート16に乗員80が着座したか否かの着座情報を、着座センサ26からシート16毎に取得する。また、車両100が走行している状態で、衝突対象物に衝突した場合、又は車両100が停車している状態で、衝突対象物によって追突された場合には、車両100に加速度が作用する。制御部30は、加速度センサ20から、車両100に作用した加速度と、加速度が作用した方向とを検出する。
シート16bの右側部に設けられたサイドエアバッグ18をサイドエアバッグ18bRとし、シート16bの左側部に設けられたサイドエアバッグ18をサイドエアバッグ18bLとする。
シート16cの右側部に設けられたサイドエアバッグ18をサイドエアバッグ18cRとし、シート16cの左側部に設けられたサイドエアバッグ18をサイドエアバッグ18cLとする。
シート16dの右側部に設けられたサイドエアバッグ18をサイドエアバッグ18dRとし、シート16dの左側部に設けられたサイドエアバッグ18をサイドエアバッグ18dLとする。
シート16b,16cの間に展開するスペースエアバッグ28をスペースエアバッグ28bとする。
シート16c,16dの間に展開するスペースエアバッグ28をスペースエアバッグ28cとする。
シート16d,16aの間に展開するスペースエアバッグ28をスペースエアバッグ28dとする。
図7において、車両後方からの追突のように、加速度Aが45°<θ<135°の方向から作用する場合には、例えばサイドエアバッグ18aL,18bR及びスペースエアバッグ28a、並びにサイドエアバッグ18bL,18cR及びスペースエアバッグ28bを展開させる。また、図8において、車両の前面衝突のように、加速度Aが-135°<θ<-45°の方向から作用する場合には、例えばサイドエアバッグ18cL,18dR及びスペースエアバッグ28c、並びにサイドエアバッグ18dL,18aR及びスペースエアバッグ28dを展開させる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。
12 テーブル
16 シート
16a シート
16b シート
16c シート
16d シート
18 サイドエアバッグ
18bL サイドエアバッグ
18aR サイドエアバッグ
18bL サイドエアバッグ
18bR サイドエアバッグ
18cL サイドエアバッグ
18cR サイドエアバッグ
18dL サイドエアバッグ
18dR サイドエアバッグ
28 スペースエアバッグ
28a スペースエアバッグ
28b スペースエアバッグ
28c スペースエアバッグ
28d スペースエアバッグ
42 シートクッション
44 シートバック
30 制御部
80 乗員
80a 乗員
80b 乗員
80c 乗員
80d 乗員
100 車両
100a 車室
110 フロアパネル(床部)
Claims (3)
- 車室内に設けられたテーブルと、
シートクッションとシートバックとを有し、前記シートクッションを間に置いて前記テーブルの反対側に前記シートバックが位置するように前記テーブルの周りに配置された複数のシートと、
前記シートの両側に設けられ、予め決められた以上の加速度が車両に作用すると、前記シートの側方に展開するサイドエアバッグと、
互いに隣り合う前記シートから互いに隣り合って展開する前記サイドエアバッグの間に展開し、慣性移動する乗員の慣性力を一方の前記サイドエアバッグから他方の前記サイドエアバッグへ伝達するスペースエアバッグと、
前記加速度による前記乗員の慣性移動方向と交差する方向に向かって該乗員が着座している第1の前記シートから、前記慣性移動方向側に第1の前記サイドエアバッグを展開させ、前記第1のシートの前記慣性移動方向側に隣り合う第2の前記シートから、前記第1のサイドエアバッグに隣り合う第2の前記サイドエアバッグを展開させ、前記第1のサイドエアバッグと前記第2のサイドエアバッグの間に前記スペースエアバッグを展開させる制御部と、
を備える乗員拘束装置。 - 前記スペースエアバッグは、前記テーブルから展開する請求項1に記載の乗員拘束装置。
- 前記スペースエアバッグは、前記車室の床部から展開する請求項1に記載の乗員拘束装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021030775A JP7355048B2 (ja) | 2021-02-26 | 2021-02-26 | 乗員拘束装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021030775A JP7355048B2 (ja) | 2021-02-26 | 2021-02-26 | 乗員拘束装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022131702A JP2022131702A (ja) | 2022-09-07 |
JP7355048B2 true JP7355048B2 (ja) | 2023-10-03 |
Family
ID=83152713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021030775A Active JP7355048B2 (ja) | 2021-02-26 | 2021-02-26 | 乗員拘束装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7355048B2 (ja) |
Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007127537A (ja) | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Denso Corp | 車両用衝突検知システム |
JP2007245799A (ja) | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Toyoda Gosei Co Ltd | 乗員保護装置 |
JP2008114713A (ja) | 2006-11-02 | 2008-05-22 | Kanto Auto Works Ltd | センターエアバッグ装置 |
US20170259772A1 (en) | 2016-03-14 | 2017-09-14 | Ford Global Technologies, Llc | Vehicle table with deployable airbag |
US20180099705A1 (en) | 2016-10-06 | 2018-04-12 | Ford Global Technologies, Llc | Vehicle with round passenger compartment |
DE102018107796A1 (de) | 2018-04-03 | 2019-10-10 | Trw Automotive Gmbh | Gassack und Fahrzeuginsassen-Rückhaltesystem mit einem Gassack |
US20190315303A1 (en) | 2018-04-13 | 2019-10-17 | GM Global Technology Operations LLC | Vehicle console including an airbag assembly |
US20200017058A1 (en) | 2018-07-11 | 2020-01-16 | Ford Global Technologies, Llc | Pillar airbag assembly |
JP2020023203A (ja) | 2018-08-06 | 2020-02-13 | 本田技研工業株式会社 | 車両 |
JP2020189575A (ja) | 2019-05-22 | 2020-11-26 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両の乗員保護装置 |
DE102019210001A1 (de) | 2019-07-08 | 2021-01-14 | Audi Ag | Kraftfahrzeug mit einer Ablageeinrichtung |
-
2021
- 2021-02-26 JP JP2021030775A patent/JP7355048B2/ja active Active
Patent Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007127537A (ja) | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Denso Corp | 車両用衝突検知システム |
JP2007245799A (ja) | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Toyoda Gosei Co Ltd | 乗員保護装置 |
JP2008114713A (ja) | 2006-11-02 | 2008-05-22 | Kanto Auto Works Ltd | センターエアバッグ装置 |
US20170259772A1 (en) | 2016-03-14 | 2017-09-14 | Ford Global Technologies, Llc | Vehicle table with deployable airbag |
US20180099705A1 (en) | 2016-10-06 | 2018-04-12 | Ford Global Technologies, Llc | Vehicle with round passenger compartment |
DE102018107796A1 (de) | 2018-04-03 | 2019-10-10 | Trw Automotive Gmbh | Gassack und Fahrzeuginsassen-Rückhaltesystem mit einem Gassack |
US20190315303A1 (en) | 2018-04-13 | 2019-10-17 | GM Global Technology Operations LLC | Vehicle console including an airbag assembly |
US20200017058A1 (en) | 2018-07-11 | 2020-01-16 | Ford Global Technologies, Llc | Pillar airbag assembly |
JP2020023203A (ja) | 2018-08-06 | 2020-02-13 | 本田技研工業株式会社 | 車両 |
JP2020189575A (ja) | 2019-05-22 | 2020-11-26 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両の乗員保護装置 |
DE102019210001A1 (de) | 2019-07-08 | 2021-01-14 | Audi Ag | Kraftfahrzeug mit einer Ablageeinrichtung |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022131702A (ja) | 2022-09-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11458922B2 (en) | Floor-mounted occupant restraint system | |
US11865996B2 (en) | Seat-mounted occupant restraint system | |
US11897409B2 (en) | Apparatus and method for floor-mounted passenger lower leg protection | |
JP5413523B2 (ja) | サイドエアバッグ装置を搭載した自動車用シート | |
JP5024248B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP2008080919A (ja) | 乗員拘束装置 | |
US11192515B2 (en) | Roof-mounted occupant safety system for 360 degree protection | |
JP2018012476A (ja) | 車両用乗員拘束装置 | |
US11912228B2 (en) | Occupant crash protection for vehicle | |
JP2019085047A (ja) | 後席サイドエアバッグ装置 | |
KR102339066B1 (ko) | 사이드 에어백 장치 | |
US11358555B2 (en) | Vehicle seat | |
JP2007245799A (ja) | 乗員保護装置 | |
JP5024257B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP2018171991A (ja) | 車両の乗員保護装置 | |
JP6958454B2 (ja) | 車両用乗員保護装置 | |
JP7355048B2 (ja) | 乗員拘束装置 | |
US11529924B2 (en) | Occupant crash protection device for vehicle | |
JP6871787B2 (ja) | 車両の乗員保護装置 | |
JP6826480B2 (ja) | 車両の乗員保護装置 | |
JP6551330B2 (ja) | 車両用乗員拘束装置 | |
JP2004106772A (ja) | 車両のエアバック装置 | |
US11845393B2 (en) | Far-side airbag device | |
JP7200909B2 (ja) | 乗員拘束装置 | |
JP2023133935A (ja) | エアバッグ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230315 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230814 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230822 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230904 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7355048 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |