JP7353416B1 - 所在管理装置、所在管理システム及び所在管理方法 - Google Patents

所在管理装置、所在管理システム及び所在管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】仕掛品毎の所在情報を入力することなく仕掛品の現在の所在を管理できる所在管理装置、所在管理システム及び所在管理方法。【解決手段】一又は複数の部品を含む製品の製造工程下にある仕掛品に関する仕掛品情報と、前記仕掛品を載置して工場内の各所を移動する運搬手段に関する運搬手段情報とを紐づけて管理可能に構成されており、前記運搬手段情報は、前記運搬手段の現在の所在情報を含む。入力部を備え、前記入力部を介して手動により前記仕掛品情報と前記運搬手段情報とを紐づけて管理可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、所在管理装置、所在管理システム及び所在管理方法に関する。
従来、加工材料をパレット単位で格納する格納庫と、加工機と、格納庫と加工機の間で加工材料を搬送する材料搬送手段とを備えた加工ラインを管理する加工ライン管理システムであって、加工材料の材料情報をパレット単位で記憶する材料情報記憶手段と、加工材料が加工ラインの何処にあるかを材料情報記憶手段の記憶内容と関連付けて記憶する材料所在管理手段とを備えた加工ライン管理システムがある(特許文献1等)。
材料搬送手段は、それぞれシーケンサ等からなる搬送制御装置により制御される。加工ラインの自動運転で使われる加工材料は、材料名と共に、ロット番号、入庫日時等が、加工実績として搬送制御装置に記録される。これを利用し、材料所在管理手段は、搬送制御装置の持つ情報を所在情報入力部で入力し、その入力された情報と材料情報記憶手段の記憶内容とから、加工材料が加工ラインの何処にあるかを、材料情報記憶手段の記憶内容と関連付けて所在情報記憶部に記憶する。
特開2007-34912号公報
しかしながら、従来の加工ライン管理システムでは、上述したように加工実績によって加工材料の所在を特定するため、進捗状況をリアルタイムで確認する場合、前工程の進捗が完了になっているが加工材料は所定の在庫先には存在していないタイムラグが発生するという問題がある。
例えば、ブランク加工において複数のシートをまとめて加工をするスケジュール運転の場合、加工されたシートに含まれている加工材料の進捗は加工完了になるが、スケジュール運転中の場合はその加工材料を取り出すことはできない。また、スケジュール運転後であっても仕分け工程が完了していなければ、加工材料の所在が明確ではない。さらに、仕分け工程は、ブランク工程の後段取りとして扱われることもあり、明確に進捗管理されていないケースも多い。
上記を解決するために、加工実績とは別に各加工材料の所在を登録することで、次工程の担当者が実際に作業着手可能かどうかを判断することができるが、加工材料の所在を登録する作業を設けると、加工材料ごとに都度所在を入力する必要があり、工数が増えてしまうことで効率的な製品製造の妨げとなる恐れがあるという問題がある。
本発明の一態様は、仕掛品毎の所在情報を入力することなく仕掛品の現在の所在を管理できる所在管理装置、所在管理システム及び所在管理方法である。
本発明の一態様に係る所在管理装置は、一又は複数の部品を含む製品の製造工程下にある仕掛品に関する仕掛品情報と、前記仕掛品を載置して工場内の各所を移動する運搬手段に関する運搬手段情報とを紐づけて管理可能に構成されており、前記運搬手段情報は、前記運搬手段の現在の所在情報を含む。
本発明の一態様に係る所在管理システムは、所在管理装置と、生産管理部とを備え、前記所在管理装置は、一又は複数の部品を含む製品の製造工程下にある仕掛品に関する仕掛品情報と、前記仕掛品を載置して工場内の各所を移動する運搬手段に関する運搬手段情報とを紐づけて管理可能に構成されており、前記生産管理部は、前記製品に関する製作手配情報を作成するよう構成されており、前記仕掛品情報は、前記製作手配情報を基に作成され、前記運搬手段情報は、前記運搬手段の現在の所在情報を含む。
本発明の一態様に係る所在管理方法は、一又は複数の部品を含む製品に関する製作手配情報を作成する製作手配情報作成工程と、前記製作手配情報を基に前記製品の製造工程下にある仕掛品に関する仕掛品情報を作成する仕掛品情報作成工程と、前記仕掛品情報と、前記仕掛品を載置して工場内の各所を移動する運搬手段に関する運搬手段情報とを紐づける紐づけ工程とを備え、前記運搬手段情報は、前記運搬手段の現在の所在情報を含む。
本発明の一態様による所在管理装置、所在管理システム及び所在管理方法によれば、仕掛品に関する仕掛品情報と、その仕掛品を載置する運搬手段の現在の所在情報を含む運搬手段情報とを紐づけて管理することで仕掛品毎の所在情報を入力することなく仕掛品の現在の所在を管理できる。
本発明の一態様に係る所在管理装置、所在管理システム及び所在管理方法によれば、仕掛品毎の所在情報を入力することなく仕掛品の現在の所在を管理できる。
図1は、本発明の実施形態に係る所在管理システムを示す概略図である。 図2は、本実施形態の所在管理を実施する工場の一例を示す図である。 図3は、本実施形態の所在管理装置を示す機能ブロック図である。 図4は、本実施形態の仕掛品情報紐づけ方法の一例を示す図である。 図5は、本実施形態の仕掛品情報紐づけ方法の一例を示す図である。 図6は、本実施形態の紐づけ部の処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、本実施形態の種別情報が次工程の作業場に関する情報である場合の紐づけ方法の一例を示す図である。 図8は、本実施形態の種別情報が次工程の加工機に関する情報である場合の紐づけ方法の一例を示す図である。 図9は、本実施形態の種別情報が部品表である場合の紐づけ方法の一例を示す図である。 図10は、本実施形態の種別情報が材料に関する情報である場合の紐づけ方法の一例を示す図である。 図11は、本実施形態の作業場端末を示す機能ブロック図である。 図12は、本実施形態のパレットリスト編集画面の一例を示す図である。 図13は、本実施形態の仕分け画面の一例を示す図である。 図14は、本実施形態の仕分け画面の一例を示す図である。 図15は、本実施形態の運搬先登録画面の一例を示す図である。 図16は、本実施形態の運搬先登録画面の一例を示す図である。 図17は、本実施形態の所在管理方法の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
[本実施形態に係る所在管理システムの全体構成]
図1は、本発明の実施形態に係る所在管理システムを示す概略図である。
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る所在管理システム1を概説する。本実施形態に係る所在管理システム1は、一又は複数の部品を含む製品の製造工程下にある仕掛品の所在を管理する所在管理システムである。所在管理システム1は、概略的には、図1に示すように、生産管理部として機能する生産管理装置10と、設計支援部として機能する設計支援装置30と、所在管理装置100とを備える。
本実施形態において、仕掛品は、製造工程下にあってまだ商品として完成していない製品とする。また、本実施形態において、製品は、工場内の全ての製造工程を経て、取引先に納品可能な状態の品とする。さらに、本実施形態において、部品は、製品を構成する品とする。
製品の製造工程は、例えば、1枚の定尺の金属板(以下、本実施形態においてシート)を任意の形状に切り出すブランク加工を行うブランク工程や、ブランク工程後にシート上の仕掛品を仕分ける仕分け工程、二次工程、組立工程、検査工程等の製品が完成するまでの各工程を含む。二次工程は、例えば、曲げ加工や、塗装、バリ取り等を含む。組立工程は、溶接や、ねじ止め等を含む。
また、所在管理システム1は、図1に示すように、サーバ50と、加工機70と、工場内の各作業場で使用される作業場端末200とを備える。さらに、所在管理システム1は、在庫棚90や自動倉庫(図示せず)を備えてもよい。本実施形態において、「作業場」は、各製造工程の作業場に限定されず、在庫棚90等が置かれた在庫場(保管場所)や検査場等も含むものとする。
生産管理装置10、設計支援装置30、サーバ50、加工機70、所在管理装置100、及び作業場端末200は、ローカルネットやイントラネット等のプライベートネットワークを介して相互に通信可能に接続されている。無線通信により接続する場合、所在管理システム1は、1又は複数のアクセスポイントAPを更に備えてもよい。
図2は、本実施形態の所在管理を実施する工場の一例を示す図である。
本実施形態の所在管理システム1は、例えば、図2に示すような工場で使用され得る。図2に示す工場は、作業場として、ブランク工程を実施する「ブランク加工場」と、仕分け工程を実施する「仕分け作業場」と、曲げ工程を実施する「曲げ作業場(1)」及び「曲げ作業場(2)」と、塗装工程を実施する「塗装作業場」と、溶接工程を実施する「溶接作業場」と、「在庫場(1)」~「在庫場(3)」と、「自動倉庫」とを備えている。なお、所在管理を実施する工場は、図2の例に限定されず、種々の任意の構成を採用可能である。
所在管理システム1は、図2に示すように、仕掛品を載置して工場内の各所を移動する運搬手段Cを備える。本実施形態において、運搬手段Cはパレットであるものとして説明するが、これに限定されない。運搬手段Cは、仕掛品を載置・運搬可能であれば、種々の任意の構成を採用可能である。運搬手段Cは、例えば、AGV(無人搬送車:Automatic Guided Vehicle)や、コンテナ、平台車、手押し台車、カゴ台車等であってもよい。
運搬手段Cは、運搬手段Cを一意に特定するユニークな運搬手段識別子(例えば、パレット番号)が割り振られている。運搬手段Cは、例えば、表面等に運搬手段識別子が直接表示されていてもよいし、2次元コードが表示されており、その2次元コードを読み取ることで運搬手段識別子を確認可能に構成されてもよい。また、運搬手段Cは、非接触型IC(Integrated Circuit)等のRFID(Radio Frequency IDentification)タグやビーコン等の情報発信手段を備え、その情報発信手段の信号を受信することで運搬手段識別子を確認可能に構成されてもよい。さらに、運搬手段Cは、より好適には、ビーコンやGPS等の所在情報確認手段を備えるが、これに限定されない。
生産管理装置10は、デスクトップパソコン(desktop personal computer)やノートパソコン(laptop computer)、タブレット(tablet)端末等の電子計算機である。生産管理装置10は、受注情報、製品情報、製品及び部品の製造工程情報、及び、各工程の進捗情報の管理と、受注した製品の製作手配とを行う。また、生産管理装置10は、製品の製作手配を行う際に、その製品に関する製作手配情報12を作成するよう構成されている。
製作手配情報12は、取引先、製品及び部品の情報、部品の加工プログラム等を含む。製品及び部品の情報は、例えば、製品名、部品名、製品及び部品の生産納期、製品及び部品の加工予定日、製品及び部品の製造工程情報、製品及び部品の数量、製品及び部品の製造番号等を含む。
生産管理装置10は、作成した製作手配情報12の製作手配書を出力可能に構成されている。生産管理装置10は、製作手配情報12と紐づけられた後述する仕掛品情報142から各工程の進捗を確認可能に構成されている。
設計支援装置30は、デスクトップパソコンやノートパソコン、タブレット端末等の電子計算機であり、CAD(コンピュータ支援設計:computer-aided design)/CAM(コンピュータ支援製造:computer-aided manufacturing)ソフトを有する。設計支援装置30は、部品及び製品の図面データと、加工機70の加工プログラムと、加工スケジュール情報32とを作成する。
例えば、加工機70が後述するブランク加工機70aの場合、設計支援装置30は、生産管理装置10から出力された製作手配情報12を基に製作手配情報12に含まれる同じ板厚の部品を選択してその部品の加工プログラムを隙間なく配置するネスティングを行い、シートデータ(加工プログラム)を作成するよう構成されている。そして、設計支援装置30は、ネスティングされたシートデータに関する加工スケジュール情報32を作成する。加工スケジュール情報32は、加工スケジュール情報32のスケジュール作成日、スケジュール名、加工予定日、予定加工機、シート名、シートに含まれる部品一覧及び部品の情報等を含む。
設計支援装置30は、作成した加工プログラム及び加工スケジュール情報32をサーバ50の生産技術管理データベースに保存する。さらに、設計支援装置30は、作成した加工スケジュール情報32のスケジュール指示書を出力可能に構成されている。本実施形態において、加工スケジュール情報32は、複数のシートデータに関する加工スケジュール情報32をまとめたものと、単一のシートデータに関する加工スケジュール情報32との双方を含む概念でもよいし、いずれか一方でもよい。
図3は、本実施形態の所在管理装置100を示す機能ブロック図である。
所在管理装置100は、デスクトップパソコンやノートパソコン、タブレット端末等の電子計算機であり、図3に示すように、入力部110と、表示部120と、制御部130と、記憶部140とを含む。所在管理装置100は、仕掛品に関する仕掛品情報142と、運搬手段Cに関する運搬手段情報144とを紐づけて管理可能に構成されている。
所在管理装置100は、可搬性を有さず、事務所等に設置されてもよいし、可搬性を有し、作業場端末200のように工場内の各作業場で使用してもよい。すなわち、所在管理システム1は、作業場端末200を備えず、所在管理装置100が作業場端末200として機能することも可能である。また、所在管理装置100が複数の作業場端末200のうちの一台として機能することも可能である。
入力部110は、例えば、キーボード(Keyboard)、マウス(Mouse)、タッチパッド(Touchpad)、ジョイスティック(Joystick)等の入力機器により構成されており、入力部110を操作することにより、所在管理装置100において通常必要とされる情報入力の機能に加え、例えば、仕掛品情報142と運搬手段情報144の紐づけ等の操作をすることができる。このような構成を備えることにより、所在管理装置100は、入力部110を介して手動により仕掛品情報142と運搬手段情報144を紐づけることができる。
表示部120は、表示装置としてのディスプレイ(Display)を有しており、所在管理装置100において通常必要とされる画面表示の機能に加え、例えば、後述するパレットリスト編集画面122や、後述する仕分け画面124、後述する運搬先登録画面126等を表示する。また、表示部120は、入力部110の機能を有するタッチパネル(Touch screen)で構成され得る。表示部120がタッチパネルで構成された場合は、ユーザは、例えば表示部120を操作することにより、仕掛品情報142と運搬手段情報144の紐づけを所在管理装置100に対して入力可能となる。
なお、入力部110及び表示部120の構成は、上述した構成に限定されず、これら入力部110及び表示部120に代わり、同等の機能を有する構成であれば(例えば、遠隔から利用可能な表示手段や入力手段等)、これに限定されるものではない。
制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)及びGPU(Graphics Processing Unit)を有する統合型演算処理装置により構成される。制御部130は、図3に示すように、表示部120を制御する表示制御部132と、仕掛品情報管理部134と、運搬手段情報管理部136と、紐づけ部138とを含む。
表示制御部132は、表示部120に表示する画面を制御する。また、表示制御部132は、作業場端末200の表示部220にパレットリスト編集画面122と、仕分け画面124と、運搬先登録画面126とを表示可能に構成されている。さらに、表示制御部132は、仕分け画面124及び運搬先登録画面126に仕掛品情報142を表示する際に、複数の仕掛品情報142のうち後述する種別情報を含む仕掛品情報142を強調表示するよう表示部120及び作業場端末200の表示部220を制御する。
強調表示としては、例えば、点滅表示や、色分け、枠線表示等が挙げられる。また、仕掛品情報142に含まれる画像(例えば、CADデータ等)を表示する場合、種別情報を含む仕掛品情報142の画像に網掛け等の模様を施してもよいし、画像を色分けしてもよいし、画像の色の濃淡を変えてもよい。
また、表示制御部132は、運搬先登録画面126に仕掛品情報142を表示する際に、加工機70から加工の進捗情報を取得可能な作業場では、加工の進捗情報に基づいて加工が完了している製品の仕掛品情報142のみを表示するよう表示部120及び作業場端末200の表示部220を制御する。
仕掛品情報管理部134は、生産管理装置10が作成する製作手配情報12及び設計支援装置30が作成する加工スケジュール情報32の少なくとも一方を基に、仕掛品情報142を作成し、管理するよう構成されている。
仕掛品情報142は、例えば、仕掛品の部品名、仕掛品の製造番号、仕掛品の数量、仕掛品の生産納期、製品が完成するまでの製造工程を示す製造工程情報、仕掛品の材料に関する情報、仕掛品を構成部品として含む製品の部品表(BOM:Bill Of Materials)等を含む。製造工程情報は、各工程で使用する作業場に関する情報と、各工程で使用する加工機70に関する情報と、各工程の加工予定日等とを含む。作業場に関する情報は、例えば、図2に示すような「仕分作業場」、「在庫場(1)」、「塗装作業場」等の作業場名や、各作業場の座標情報等である。
加工機70に関する情報は、例えば、加工機70の加工機名や、加工機70で使用する加工プログラムの有無、加工プログラムに含まれる金型情報等である。製品の材料に関する情報は、例えば、材料名や材料の板厚等である。
また、仕掛品情報管理部134は、複数の仕掛品を組み合わせて一の組立部品とする組立工程後に、組立部品の組立部品情報143を作成し、組立部品を構成する全ての仕掛品の仕掛品情報142を組立部品情報143に紐づけて管理するよう構成されている。
図4は、本実施形態の仕掛品情報紐づけ方法の一例を示す図である。
例えば、図4に示すように、仕掛品A~Cを組み立てて、組立部品とする際に、組立部品の組立部品情報143を作成し、仕掛品A~Cの仕掛品情報142を作成した組立部品情報143と紐づける。
仕掛品情報管理部134は、組立部品情報143を作成せずに、一の仕掛品を代表仕掛品とし、組立部品を構成する全ての仕掛品の仕掛品情報142を代表仕掛品の仕掛品情報142に紐づけて管理するよう構成されてもよい。
図5は、本実施形態の仕掛品情報紐づけ方法の一例を示す図である。
例えば、図5に示すように、仕掛品A~Cを組み立てて、組立部品とする際に、仕掛品Aを代表仕掛品として、仕掛品B及びCの仕掛品情報142を仕掛品Aの仕掛品情報142と紐づける。
運搬手段情報管理部136は、運搬手段情報144の作成、編集及び管理をするよう構成されている。運搬手段情報144は、個々の運搬手段Cごとに作成される。運搬手段情報144は、運搬手段識別子と、運搬手段Cの現在の所在情報と、運搬手段Cの運搬先情報とを含む。現在の所在情報と運搬先情報は、記憶部140の後述する作業場マスタ146に登録されているいずれかの作業場を含む。
具体的には、運搬手段情報管理部136は、運搬手段識別子を入力部110等に入力することで入力した運搬手段Cの運搬手段情報144を登録可能に構成されている。また、運搬手段情報管理部136は、運搬手段Cが所在情報確認手段を備える場合、運搬手段Cの位置情報を取得可能に構成されており、位置情報に基づいて運搬手段Cの工場内の現在の所在を登録可能に構成されている。
紐づけ部138は、仕掛品情報管理部134が管理する仕掛品情報142と、運搬手段情報管理部136が管理する運搬手段情報144とを紐づけ可能に構成されている。また、紐づけ部138は、仕掛品情報142と運搬手段情報144の紐づけ情報を編集・管理可能に構成されている。具体的には、紐づけ部138は、仕掛品情報142と運搬手段情報144の紐づけ情報を記憶部140の後述する紐づけマスタ148に登録し、管理する。紐づけ部138は、仕掛品情報142と、その仕掛品情報142の仕掛品を載置する運搬手段Cの運搬手段情報144を紐づけることで、仕掛品の所在情報を管理することができる。
図6は、本実施形態の紐づけ部の処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態において、紐づけ部138は、図6に示すように、仕掛品情報142から種別情報を特定する種別情報特定処理(図6のS100)と、種別情報ごとに仕掛品情報142を組分けする仕掛品情報組分け処理(図6のS101)と、組分けした一群の仕掛品情報142と、一群の仕掛品情報142に含まれる複数の仕掛品を載置する運搬手段Cの運搬手段情報144とを紐づける紐づけ処理(図6のS102)とを実行可能に構成されている。
種別情報は、例えば、次工程で使用する作業場に関する情報である。種別情報が次工程で使用する作業場に関する情報の場合、次工程の作業場の候補に加工機70を有さない作業場(例えば、在庫場や自動倉庫等)が含まれていても対応することができ、汎用性が高い。
図7は、本実施形態の種別情報が次工程の作業場に関する情報である場合の紐づけ方法の一例を示す図である。
図7の例は、ブランク工程後の仕分け工程での紐づけである。紐づけ部138は、種別情報が作業場名の場合、まず、部品名が部品A~Dの仕掛品の各仕掛品情報142から仕分け工程の次工程(曲げ工程)の作業場名を特定する。部品A及び部品Bの仕掛品情報142は、図7に示すように、次工程の作業場に関する情報として「曲げ作業場(1)」という作業場名を含んでいる。同様に、部品Cの仕掛品情報142は、次工程の作業場に関する情報として「曲げ作業場(2)」という作業場名を含んでいる。部品Dは、曲げ工程での加工がなく、部品Dの仕掛品情報142は、次工程の作業場に関する情報として「在庫場(1)」という作業場名を含んでいる。
次に紐づけ部138は、特定した作業場名毎に仕掛品情報142を組分けし、組分けした一群の仕掛品情報142と一群の仕掛品情報142に含まれる複数の仕掛品を載置する運搬手段C(パレット1~3)の運搬手段情報144を紐づける。ここでは、パレット1~3の運搬手段情報144は、いずれも現在の所在情報が「仕分作業場」となっている。パレット1の運搬手段情報144は、運搬先情報が「曲げ作業場(1)」となっている。パレット2の運搬手段情報144は、運搬先情報が「曲げ作業場(2)」となっている。パレット3の運搬手段情報144は、運搬先情報が「在庫場(1)」となっている。
この場合、紐づけ部138は、部品A及び部品Bの仕掛品情報142とパレット1の運搬手段情報144を紐づける。また、紐づけ部138は、部品Cの仕掛品情報142とパレット2の運搬手段情報144を紐づける。さらに、紐づけ部138は、部品Dの仕掛品情報142とパレット3の運搬手段情報144を紐づける。
また、種別情報は、次工程で使用する加工機70に関する情報であってもよい。種別情報が加工機70に関する情報の場合、例えば、次工程の一の作業場に2以上の同種の加工機70が設置されていても、仕掛品の加工に使用する加工機70毎に仕掛品情報142と運搬手段Cの運搬手段情報144を紐づけることができる。また、例えば、同じ曲げ加工機でも異なる金型を使用して複数の製品を加工する場合、加工プログラムに含まれる金型情報毎に運搬手段Cの運搬手段情報144と仕掛品情報142を紐づけることができる。
図8は、本実施形態の種別情報が次工程の加工機に関する情報である場合の紐づけ方法の一例を示す図である。
図8の例は、ブランク工程後の仕分け工程での紐づけである。紐づけ部138は、種別情報が二次加工機70b(曲げ加工機)の加工機名の場合、まず、部品名が部品A~Dの仕掛品の各仕掛品情報142から仕分け工程の次工程(曲げ工程)で使用する二次加工機70bの加工機名を特定する。部品A及び部品Dの仕掛品情報142は、図8に示すように、次工程(曲げ工程)の加工機70に関する情報として「PB1」という加工機名を含んでいる。同様に、部品Bの仕掛品情報142は、次工程の加工機70に関する情報として「PB2」という加工機名を含んでいる。また、部品Cの仕掛品情報142は、次工程の加工機70に関する情報として「PB3」という加工機名を含んでいる。
次に紐づけ部138は、特定した加工機名毎に仕掛品情報142を組分けし、組分けした一群の仕掛品情報142と一群の仕掛品情報142に含まれる複数の仕掛品を載置する運搬手段C(パレット1~3)の運搬手段情報144を紐づける。この場合、紐づけ部138は、部品A及び部品Dの仕掛品情報142とパレット1の運搬手段情報144を紐づける。また、紐づけ部138は、部品Bの仕掛品情報142とパレット2の運搬手段情報144を紐づける。さらに、紐づけ部138は、部品Cの仕掛品情報142とパレット3の運搬手段情報144を紐づける。
さらに、種別情報は、部品表であってもよい。種別情報が部品表の場合、例えば、組立工程前に組立に必要な仕掛品を一纏めにし、一纏めにした仕掛品の複数の仕掛品情報142を一の運搬手段情報144と紐づけることができる。なお、同じ部品表を仕掛品情報142に含む複数の仕掛品は、同じ製作手配に係る複数の仕掛品である。
図9は、本実施形態の種別情報が部品表である場合の紐づけ方法の一例を示す図である。
図9の例は、二次工程後であって組立工程前の紐づけである。紐づけ部138は、種別情報が部品表の場合、まず、部品名が部品A1~Dの仕掛品の各仕掛品情報142から部品表を特定する。部品A1、部品B1及び部品Cの仕掛品情報142は、図9に示すように、部品表1を含んでいる。同様に、部品A2及び部品Dの仕掛品情報142は部品表2を含んでいる。また、部品B2の仕掛品情報142は、部品表3を含んでいる。なお、説明の便宜上部品A1及び部品A2は、互いに異なる部品名となっているが、部品A1及び部品A2は、部品名が共に部品Aでもよい。同様に、部品B1及び部品B2も部品名が共に部品Bでもよい。
次に紐づけ部138は、特定した部品表毎に仕掛品情報142を組分けし、組分けした一群の仕掛品情報142と一群の仕掛品情報142に含まれる複数の仕掛品を載置する運搬手段C(パレット1~3)の運搬手段情報144を紐づける。この場合、紐づけ部138は、部品A1、部品B1及び部品Cの仕掛品情報142とパレット1の運搬手段情報144を紐づける。また、紐づけ部138は、部品A2及び部品Dの仕掛品情報142とパレット2の運搬手段情報144を紐づける。さらに、紐づけ部138は、部品B2の仕掛品情報142とパレット3の運搬手段情報144を紐づける。
またさらに、種別情報は、材料に関する情報であってもよい。種別情報が材料に関する情報の場合、次工程で同種材料の仕掛品を同時又は連続して加工する際に、それらの部品を一纏めにし、一纏めにした部品の複数の仕掛品情報142を一の運搬手段情報144と紐づけることができる。
図10は、本実施形態の種別情報が材料に関する情報である場合の紐づけ方法の一例を示す図である。
図10の例は、仕分け工程、又は、二次工程後であって別の二次工程前の紐づけである。紐づけ部138は、種別情報が材料名及び板厚の場合、まず、部品名が部品A~Dの仕掛品の各仕掛品情報142から材料名と板厚を特定する。部品A及び部品Cの仕掛品情報142は、図10に示すように、「SS400」という材料名と「3[mm]」という板厚を含んでいる。同様に、部品Bの仕掛品情報142は、「SS400」という材料名と「1[mm]」という板厚を含んでいる。また、部品Dの仕掛品情報142は、「S45C」という材料名と「3[mm]」という板厚を含んでいる。
次に紐づけ部138は、特定した材料名及び板厚毎に仕掛品情報142を組分けし、組分けした一群の仕掛品情報142と一群の仕掛品情報142に含まれる複数の仕掛品を載置する運搬手段C(パレット1~3)の運搬手段情報144を紐づける。この場合、紐づけ部138は、部品A及び部品Cの仕掛品情報142とパレット1の運搬手段情報144を紐づける。また、紐づけ部138は、部品Bの仕掛品情報142とパレット2の運搬手段情報144を紐づける。さらに、紐づけ部138は、部品Dの仕掛品情報142とパレット3の運搬手段情報144を紐づける。なお、本実施形態において、材料名及び板厚の両方を識別子として使用しているが、材料名又は板厚だけでもよい。
以上の構成を備える紐づけ部138は、種別情報を基に常に自動で仕掛品情報142と運搬手段情報144を紐づけてもよいし、ユーザの手動操作による紐づけを基本とし、ユーザが自動操作による紐づけを選択した場合のみ自動で紐づけてもよい。
記憶部140は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の記憶媒体を有すると共に、様々なデータを読み書き可能に記憶する。記憶部140は、図3に示すように、仕掛品情報142と、組立部品情報143と、運搬手段情報144と、作業場マスタ146と、紐づけプログラム147と、紐づけマスタ148とを格納する。また、記憶部140は、所在管理装置100の各部の制御に必要なプログラムを格納する。
作業場マスタ146は、工場内の作業場の一覧が登録されている。作業場マスタ146に登録されている作業場の情報は、その作業場で行われる製造工程の情報と、その作業場に設置されている加工機70等の情報とが紐づけられている。
紐づけプログラム147は、仕掛品情報142から種別情報を特定する種別情報特定処理と、種別情報ごとに仕掛品情報142を組分けする仕掛品情報組分け処理と、組分けした一群の仕掛品情報142と、一群の仕掛品情報142に含まれる複数の仕掛品を載置する運搬手段Cの運搬手段情報144とを紐づける紐づけ処理とを制御部130の紐づけ部138に実行させる。
紐づけマスタ148は、制御部130の紐づけ部138が紐づけた仕掛品情報142と運搬手段情報144の紐づけ情報の一覧が登録されている。
以上の構成を備える所在管理装置100は、作業場端末200により仕掛品情報142と運搬手段情報144とを紐づけて閲覧可能に構成されている。また、所在管理装置100は、作業場端末200が配置されている所在(作業場)に適したアプリケーションを提供する。
図11は、本実施形態の作業場端末を示す機能ブロック図である。
作業場端末200は、デスクトップパソコンやノートパソコン、タブレット端末等の電子計算機であり、図11に示すように、入力部210と、表示部220と、読取部230と、制御部240と、記憶部250とを含む。作業場端末200は、ネットワークを介して生産管理装置10や所在管理装置100等と接続している。作業場端末200は、所在管理装置100に接続することにより、仕掛品情報142と運搬手段情報144とを紐づけて閲覧可能に構成されている。また、作業場端末200は、仕掛品情報142と運搬手段情報144の紐づけ情報を編集・管理可能に構成されている。
なお、作業場端末200は、図2に示すように、好適には、工場内の作業場ごとに配置されるがこれに限定されず、複数の作業場で一台の作業場端末200を使用してもよい。また、作業場端末200は、加工機70に付随するNC装置であってもよい。
入力部210は、例えば、キーボード、マウス、タッチパッド、ジョイスティック等の入力機器により構成されており、入力部210を操作することにより、作業場端末200において通常必要とされる情報入力の機能に加え、例えば、仕掛品情報142と運搬手段情報144の紐づけ等の操作をすることができる。このような構成を備えることにより、作業場端末200は、入力部210を介して手動により仕掛品情報142と運搬手段情報144の紐づけができる。
表示部220は、表示装置としてのディスプレイを有しており、作業場端末200において通常必要とされる画面表示の機能に加え、例えば、パレットリスト編集画面122や、仕分け画面124、運搬先登録画面126等を表示する。また、表示部220は、入力部210の機能を有するタッチパネルで構成され得る。表示部220がタッチパネルで構成された場合は、ユーザは、例えば表示部220を操作することにより仕掛品情報142と運搬手段情報144の紐づけを作業場端末200に対して入力可能となる。
なお、入力部210及び表示部220の構成は、上述した構成に限定されず、これら入力部210及び表示部220に代わり、同等の機能を有する構成であれば(例えば、遠隔から利用可能な表示手段や入力手段等)、これに限定されるものではない。
読取部230は、運搬手段Cの運搬手段識別子を読み取り可能に構成されている。読取部230は、例えば、運搬手段Cに2次元コードが表示されている場合、2次元コードリーダ等が採用され得る。また、運搬手段CがRFIDタグやビーコン等の情報発信手段を備える場合、情報発信手段の信号を受信可能な情報受信手段が採用され得る。
制御部240は、例えば、CPU及びGPUを有する統合型演算処理装置により構成される。制御部240は、図11に示すように、表示部220を制御する表示制御部242を含む。
記憶部250は、HDD、SSD等の記憶媒体を有すると共に、様々なデータを読み書き可能に記憶する。記憶部250は、図11に示すように、作業場識別子252を格納する。また、記憶部250は、作業場端末200の各部の制御に必要なプログラムを格納する。作業場識別子252は、作業場端末200が配置される作業場を特定可能な識別子である。作業場識別子252は、予め記憶部250に格納されてもよいし、一台の作業場端末200が複数の作業場で使用される場合、各作業場でその作業場を示す2次元コード等を読み取ることで登録したり、各作業場に設置されたビーコン等を受信することで登録したりしてもよい。
サーバ50は、HDD、SSD等の記憶媒体を有し、生産技術管理データベース(図示せず)を格納する。サーバ50は、種々の公知の構成を採用可能であるため、その詳細な説明を省略する。生産技術管理データベースは、生産管理装置10、設計支援装置30及び所在管理装置100で作成されたデータ等を含む。生産技術管理データベースに保存されたデータは生産管理装置10、設計支援装置30、所在管理装置100及び作業場端末200から参照される。
加工機70は、NC制御によってシートを加工するブランク加工機70aや、ブランク加工後の個々の仕掛品を加工する二次加工機70b等である。ブランク加工機70aは、例えば、レーザ加工機、タレットパンチプレス(turret punch press)、プラズマ加工機、ウォータージェット加工機等である。二次加工機70bは、例えば、プレスブレーキ等の曲げ加工機、NCフライス盤、NC旋盤、マシニングセンタ、ボール盤、研削盤等である。加工機70は、生産管理装置10、設計支援装置30、サーバ50及び所在管理装置100と通信可能に構成されている。
また、加工機70は、加工開始時、加工中断時、及び加工完了時に加工実績を生産管理装置10に送信してもよい。加工実績は、例えば、シート毎の加工開始時、加工中断時、及び加工完了時のそれぞれに対応する時刻等の情報を含む。ブランク加工機70aは、例えば、サーバ50に格納された生産技術管理データベースから加工スケジュール情報32のシートデータを読み込むことで加工を行う。二次加工機70bは、例えば、サーバ50に格納された生産技術管理データベースから加工スケジュール情報32の加工プログラムを読み込むことで加工を行う。
次に、所在管理装置100の表示部120及び作業場端末200の表示部220に表示される各画面について説明する。なお、以下の説明において、「現作業場」は、作業場端末200の配置されている作業場を意味する。例えば、図2の仕分作業場に配置されている作業場端末200で各画面を表示する場合、現作業場は、仕分作業場になる。事務所等の作業場以外の場所で使用される所在管理装置100で各画面を表示する場合、現作業場は、予め設定された所定の作業場となる。
なお、他の作業場を現作業場として表示することも可能である。例えば、仕分作業場に配置されている作業場端末200で溶接作業場の画面を表示することも可能である。この場合、溶接作業場が現作業場となる。すなわち、現在所在管理装置100の表示部120又は作業場端末200の220に表示されている作業場が現作業場となる。
図12は、本実施形態のパレットリスト編集画面の一例を示す図である。
ユーザは、図12に示すように、パレットリスト編集画面122で運搬手段情報144の登録、編集及び確認をすることができる。パレットリスト編集画面122は、パレット番号入力部122aと、現作業場パレット一覧表示領域122bと、作業場選択部122cと、選択作業場パレット一覧表示領域122dとを備える。パレット番号入力部122aは、運搬手段Cの運搬手段識別子を入力可能に構成されている。運搬手段識別子の入力は、所在管理装置100の入力部110や作業場端末200の入力部210で入力してもよいし、作業場端末200の読取部230で運搬手段識別子を読み取ることで入力してもよい。
現作業場パレット一覧表示領域122bは、運搬手段Cの現在の所在情報が現作業場(図12の例では曲げ作業場(1))となっている運搬手段情報144の一覧を表示するよう構成されている。パレット番号入力部122aにパレット番号(運搬手段識別子)を入力すると、所在管理装置100の制御部130の運搬手段情報管理部136が入力したパレット番号の運搬手段情報144を作成する。また、作成された運搬手段情報144が現作業場パレット一覧表示領域122bに表示される。作成された運搬手段情報144の現在の所在情報は、現作業場として登録される。
作業場選択部122cは、作業場マスタ146に登録されている作業場を選択可能に構成されている。選択作業場パレット一覧表示領域122dは、作業場選択部122cで選択された作業場(図12の例では在庫場(1))が現在の所在情報となっている運搬手段情報144の一覧を表示するよう構成されている。このような構成を備えるパレットリスト編集画面122は、現作業場パレット一覧表示領域122bの運搬手段情報144を選択作業場パレット一覧表示領域122dにドラック・アンド・ドロップにより移動することで、移動した運搬手段情報144の現在の所在情報が現作業場から作業場選択部122cで選択されている作業場に変更される。
また、パレットリスト編集画面122は、選択作業場パレット一覧表示領域122dの運搬手段情報144を現作業場パレット一覧表示領域122bにドラック・アンド・ドロップにより移動することで、移動した運搬手段情報144の現在の所在情報が作業場選択部122cで選択されている作業場から現作業場に変更される。さらに、パレットリスト編集画面122は、現作業場パレット一覧表示領域122b及び選択作業場パレット一覧表示領域122dに表示されている運搬手段情報144を選択することで、選択した運搬手段情報144の運搬先情報を設定・変更することや、選択した運搬手段情報144を削除することも可能である。
図13は、本実施形態の仕分け画面の一例を示す図である。
ユーザは、図13に示すように、表示される仕分け画面124で仕分け工程を行う仕分作業場での仕掛品情報142と運搬手段情報144の紐づけと、紐づけ情報の編集及び確認とをすることができる。なお、本実施形態において、仕分け画面124は、後述する運搬先登録画面126の仕分作業場用の画面であり、他の作業場の運搬先登録画面126と表示内容が一部異なるが、これに限定されず、他の作業場の運搬先登録画面126と表示内容が同じであってもよい。
仕分け画面124は、現作業場表示領域124aと、シート名表示領域124bと、シートデータ表示領域124cと、シート内仕掛品情報一覧表示領域124dと、現作業場パレット一覧表示領域124eと、紐づけ登録ボタン124fと、パレット編集ボタン124gとを備える。現作業場表示領域124aは、現作業場の作業場名(仕分作業場)と、その作業場に紐づけられている製造工程名(仕分け工程)とを表示するよう構成されている。
シート名表示領域124bは、ブランク加工がされたシートの加工スケジュール情報32に含まれるシート名を表示するよう構成されている。シートデータ表示領域124cは、ブランク加工がされたシートの加工スケジュール情報32に含まれるシートデータ(CAD図面)を表示するよう構成されている。シート内仕掛品情報一覧表示領域124dは、ブランク加工がされたシートに含まれる仕掛品の仕掛品情報142を表示するよう構成されている。
現作業場パレット一覧表示領域124eは、運搬手段Cの現在の所在情報が現作業場(仕分け作業場)となっている運搬手段情報144の一覧を表示するよう構成されている。パレット編集ボタン124gは、押すとパレットリスト編集画面122が表示される。
このような構成を備える仕分け画面124は、シートデータ表示領域124c又はシート内仕掛品情報一覧表示領域124dで紐づけしたい製品を選択後、現作業場パレット一覧表示領域124eで紐づけしたい運搬手段情報144を選択することで、選択した製品の仕掛品情報142と選択した運搬手段情報144とを紐づける。なお、選択方法は、クリック操作(表示部120及び220がタッチパネルの場合はタップ操作)でもよいし、シートデータ表示領域124c上の仕掛品情報142と対応する箇所又はシート内仕掛品情報一覧表示領域124dから紐づけしたい仕掛品情報142を現作業場パレット一覧表示領域124eの紐づけしたい運搬手段情報144にドラック・アンド・ドロップしてもよい。紐づけ後、紐づけ登録ボタン124fを押すことで、所在管理装置100の記憶部140の紐づけマスタ148に紐づけ情報が登録される。
図14は、本実施形態の仕分け画面の一例を示す図である。
本実施形態の仕分け画面124は、図14に示すように、運搬手段情報144と紐づけした仕掛品情報142と対応するシートデータ表示領域124c上の部分が白抜きになるよう構成されているが、これに限定されない。紐づけ済みの仕掛品情報142と対応する箇所を白抜きにすることで、紐づけが済んでいない仕掛品が明確になり、ユーザの仕分け漏れを減らすことができる。
図15は、本実施形態の運搬先登録画面の一例を示す図である。
ユーザは、図14及び図15に示すように、運搬先登録画面126で各作業場での仕掛品情報142と運搬手段情報144の紐づけと、紐づけ情報の編集及び確認とをすることができる。運搬先登録画面126は、現作業場表示領域126aと、在庫仕掛品情報一覧表示領域126bと、現作業場パレット一覧表示領域126cと、紐づけ登録ボタン126dと、パレット編集ボタン126eとを備える。現作業場表示領域126aは、現作業場の作業場名と、その作業場に紐づけられている製造工程名とを表示するよう構成されている。
在庫仕掛品情報一覧表示領域126bは、現作業場にある仕掛品の仕掛品情報142を一覧で表示するよう構成されている。本実施形態において、在庫仕掛品情報一覧表示領域126bは、仕掛品情報142に含まれる部品名と、仕掛品の画像(CAD図面)とを表示するがこれに限定されない。また、在庫仕掛品情報一覧表示領域126bは、現作業場にある組立部品の組立部品情報143を一覧で表示するよう構成されている。
なお、現作業場にある仕掛品及び組立部品は、前工程の作業場から運搬され、まだ現作業場での作業が完了していない仕掛品及び組立部品と、既に現作業場での作業が完了している仕掛品及び組立部品とを含むが、所在管理装置100の制御部130の表示制御部132の制御により、既に現作業場での作業が完了している仕掛品及び組立部品のみが在庫仕掛品情報一覧表示領域126bに表示される。
現作業場パレット一覧表示領域126cは、運搬手段Cの現在の所在情報が現作業場となっている運搬手段情報144の一覧を表示するよう構成されている。パレット編集ボタン126eは、押すとパレットリスト編集画面122が表示される。このような構成を備える運搬先登録画面126は、在庫仕掛品情報一覧表示領域126bで紐づけしたい仕掛品情報142を選択後、現作業場パレット一覧表示領域126cで紐づけしたい運搬手段情報144を選択することで、選択した仕掛品情報142と選択した運搬手段情報144とを紐づける。
なお、選択方法は、クリック操作(表示部120及び220がタッチパネルの場合はタップ操作)でもよいし、在庫仕掛品情報一覧表示領域126bから紐づけしたい仕掛品情報142を現作業場パレット一覧表示領域126cの紐づけしたい運搬手段情報144にドラック・アンド・ドロップしてもよい。紐づけ後、紐づけ登録ボタン126dを押すことで、所在管理装置100の記憶部140の紐づけマスタ148に紐づけ情報が登録される。
図16は、本実施形態の運搬先登録画面の一例を示す図である。
本実施形態の運搬先登録画面126は、図15及び図16に示すように、運搬手段情報144と紐づけした仕掛品情報142が在庫仕掛品情報一覧表示領域126bから現作業場パレット一覧表示領域126cに移動するよう構成されているが、これに限定されない。紐づけ済みの仕掛品情報142が現作業場パレット一覧表示領域126cに移動することで、紐づけが済んでいない仕掛品が明確になり、ユーザの運搬先登録漏れを減らすことができる。
また、仕分け画面124及び運搬先登録画面126は、所在管理装置100の制御部130の紐づけ部138が上述した紐づけ方法で仕掛品情報142と運搬手段情報144を自動的に紐づけする場合、紐づけ後の状態が、仕分け画面124及び運搬先登録画面126に表示され、ユーザは、自動的に紐づけられた仕掛品情報142と運搬手段情報144を確認することができる。
[本実施形態に係る所在管理方法]
次に、本実施形態に係る所在管理システム1による所在管理方法について説明する。本実施形態に係る所在管理方法は、概略的には、一又は複数の部品を含む製品に関する製作手配情報12を作成する製作手配情報作成工程と、製作手配情報12を基に製品の製造工程下にある仕掛品に関する仕掛品情報142を作成する仕掛品情報作成工程と、仕掛品情報142と、仕掛品を載置して工場内の各所を移動する運搬手段Cに関する運搬手段情報144とを紐づける紐づけ工程とを備え、運搬手段情報144は、運搬手段Cの現在の所在情報を含む。
また、所在管理方法は、仕掛品情報142から種別情報を特定する種別情報特定工程と、種別情報ごとに仕掛品情報142を組分けする仕掛品情報組分け工程とを備える。
図17は、本実施形態の所在管理方法の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る所在管理方法について図17を参照して詳述する。なお、以下の説明においては、一連の製造工程のうちのブランク工程と仕分け工程のみを取り扱うものとし、運搬手段情報144の登録はユーザが手動で行うものとして説明するが、これに限定されない。
まず、生産管理装置10は、製作手配情報12を作成する(図17のS1:製作手配情報作成工程)。生産管理装置10は、作成した製作手配情報12をサーバ50の生産技術管理データベースに保存する。また、生産管理装置10は、作成した製作手配情報12の製作手配書を出力する。その後、生産管理装置10は、製作手配書を設計支援装置30に引き渡す。
設計支援装置30は、製作手配書の製作手配情報12をサーバ50の生産技術管理データベースから取得する(図17のS10)。そして、設計支援装置30は、取得した製作手配情報12を基にネスティングを行い(図17のS11:ネスティング工程)、ネスティングしたシートの加工スケジュール情報32を作成する(図17のS12)。設計支援装置30が作成した加工スケジュール情報32は、サーバ50の生産技術管理データベースに保存される。
加工スケジュール情報32の作成後、所在管理装置100は、サーバ50の生産技術管理データベースから生産管理装置10が作成した製作手配情報12と、設計支援装置30が作成した加工スケジュール情報32とを取得する(図17のS20)。所在管理装置100の制御部130の仕掛品情報管理部134は、取得した製作手配情報12と加工スケジュール情報32を基に仕掛品情報142を作成する(図17のS21:仕掛品情報作成工程)。なお、仕掛品情報管理部134は、製作手配情報12のみを基に仕掛品情報142を作成してもよい。
ブランク加工機70aは、加工スケジュール情報32をサーバ50の生産技術管理データベースから呼び出してブランク加工を行う(図17のS30)。また、ブランク加工機70aは、ブランク加工開始時、ブランク加工中断時、及びブランク加工完了時に加工機加工実績を生産管理装置10に渡す(図17のS31)。生産管理装置10は、ブランク加工機70aから渡された加工実績を保存する。
ブランク加工中又はブランク加工後、ユーザは、所在管理装置100又は作業場端末200を操作し、パレットリスト編集画面122上で、仕分け工程で使用するパレットの運搬手段情報144を登録する(図17のS40)。具体的には、まず、ユーザは、使用するパレットの運搬手段識別子を入力して新たに運搬手段情報144を作成するか、使用するパレットの運搬手段情報144が登録済の場合、その運搬手段情報144をパレットリスト編集画面122の現作業場パレット一覧表示領域122b又は選択作業場パレット一覧表示領域122dから選択する。
運搬手段識別子の入力は、所在管理装置100の入力部110又は作業場端末200の入力部210を使用してもよいし、作業場端末200の読取部230を使用してもよい。そして、使用するパレットの運搬手段情報144の運搬先を設定する。なお、使用するパレットの現在の所在情報は、仕分作業場である。
所在管理装置100の制御部130の運搬手段情報管理部136は、運搬先が設定された運搬手段情報144を登録する(図17のS22)。運搬手段情報144の登録後、制御部130の紐づけ部138は、ブランク加工済みの仕掛品の仕掛品情報142から種別情報を特定する(図17のS23:種別情報特定工程)。そして、紐づけ部138は、種別情報ごとに仕掛品情報142を組分けする(図17のS24:仕掛品情報組分け工程)。
組分け後、組分けした一群の仕掛品情報142と、一群の仕掛品情報142に含まれる複数の仕掛品を載置する運搬手段Cの運搬手段情報144とを紐づける(図17のS25:紐づけ工程)。紐づけ部138が紐づけた紐づけ情報は、所在管理装置100の表示部120(又は作業場端末200の表示部220)の仕分け画面124に表示される。
ユーザは、仕分け画面124に表示されている紐づけ情報に従って、ブランク加工済みの仕掛品を仕分けて各パレットに積載する(図17のS41)。この際、表示されている紐づけ情報と異なるパレットに仕掛品を積載する場合、手動で紐づけ情報を変更する。仕分け完了後、ユーザは、仕分け画面124の紐づけ登録ボタン124fを押す(図17のS42)。
その後、所在管理装置100の制御部130の紐づけ部138は、紐づけ情報を記憶部140の紐づけマスタ148に登録する(図17のS26)。以上の工程により、本実施形態に係る所在管理システム1による一連の所在管理方法が実行される。
[本実施形態に係る所在管理装置及び所在管理システムの利点]
以上説明したように、本実施形態に係る所在管理装置100は、一又は複数の部品を含む製品の製造工程下にある仕掛品に関する仕掛品情報142と、仕掛品を載置して工場内の各所を移動する運搬手段Cに関する運搬手段情報144とを紐づけて管理可能に構成されており、運搬手段情報144は、運搬手段Cの現在の所在情報を含む。
そして、本実施形態に係る所在管理装置100は、このような構成を備えることにより、仕掛品に関する仕掛品情報142と、その仕掛品を載置する運搬手段Cの現在の所在情報を含む運搬手段情報144とを紐づけて管理することで、仕掛品毎の所在情報を入力することなく仕掛品の現在の所在を管理できるという利点を有している。
また、本実施形態に係る所在管理装置100は、入力部110を備え、入力部110を介して手動により仕掛品情報142と運搬手段情報144とを紐づけて管理可能に構成されている。このような構成を備えることにより、自動で仕掛品情報142と運搬手段情報144が紐づかなかった場合に、手動で紐づけることや、自動で紐づけした後に紐づけ情報を変更することができるという利点を有している。
さらに、本実施形態に係る所在管理装置100において、仕掛品情報142は、仕掛品を特定可能な種別情報を含み、仕掛品情報142から種別情報を特定する種別情報特定処理と、種別情報ごとに仕掛品情報142を組分けする仕掛品情報組分け処理と、組分けした一群の仕掛品情報142と、一群の仕掛品情報142に含まれる複数の仕掛品を載置する運搬手段Cの運搬手段情報144とを紐づける紐づけ処理とを実行可能に構成されている。このような構成を備えることにより、複数の仕掛品を一の運搬手段Cに纏めて載置する場合に、一群の仕掛品の仕掛品情報142を纏めてそれらの仕掛品を載置する運搬手段Cの運搬手段情報144に紐づけることができるため、紐づけにかかる時間を短縮することができるという利点を有している。
またさらに、本実施形態に係る所在管理装置100において、仕掛品情報142は、製品が完成するまでの製造工程を示す製造工程情報を含み、製造工程情報は、各工程で使用する作業場に関する情報を有し、種別情報は、次工程で使用する作業場に関する情報である。このような構成を備えることにより、同じ作業場に運搬する複数の仕掛品ごとに仕掛品情報142を纏めることができるという利点を有している。
また、本実施形態に係る所在管理装置100において、仕掛品情報142は、製品が完成するまでの製造工程を示す製造工程情報を含み、製造工程情報は、各工程で使用する加工機に関する情報を有し、種別情報は、次工程で使用する加工機70に関する情報である。このような構成を備えることにより、次工程で同じ加工機70で加工をする複数の仕掛品ごとに仕掛品情報142を纏めることができるという利点を有している。
さらに、本実施形態に係る所在管理装置100において、仕掛品情報142は、仕掛品を組立部品として含む製品の部品表を含み、種別情報は、部品表である。このような構成を備えることにより、組立工程に複数の仕掛品を運搬する際に、組み立てに必要な仕掛品を予め纏めておくことができるという利点を有している。
またさらに、本実施形態に係る所在管理装置100において、仕掛品情報142は、仕掛品の材料に関する情報を含み、種別情報は、材料に関する情報である。このような構成を備えることにより、同種の材料ごとに加工を行う二次工程に複数の仕掛品を運搬する際に、同種の材料の仕掛品を予め纏めておくことができるという利点を有している。
また、本実施形態に係る所在管理装置100は、仕掛品情報142を表示可能な表示部120と、表示部120を制御する制御部130とを備え、仕掛品情報142は、仕掛品を特定可能な種別情報を含み、表示部120は、複数の仕掛品情報142を表示可能に構成されており、制御部130は、複数の仕掛品情報142のうち種別情報を含む仕掛品情報142を強調表示するよう表示部120を制御する。このような構成を備えることにより、ユーザが一纏めにしたほうがよい複数の仕掛品情報142を視認しやすくなるという利点を有している。
さらに、本実施形態に係る所在管理装置100は、仕掛品情報142を表示可能な表示部120と、表示部120を制御する制御部130とを備え、表示部120は、一又は複数の仕掛品情報142を表示可能に構成されており、制御部130は、各加工の進捗情報に基づいて加工が完了している仕掛品の仕掛品情報142のみを表示するよう表示部120を制御する。このような構成を備えることにより、加工が完了していない仕掛品の仕掛品情報142が誤って紐づけされることを防ぐことができるという利点を有している。
またさらに、本実施形態に係る所在管理装置100は、運搬手段Cに割り振られ、運搬手段Cを一意に特定するユニークな運搬手段識別子を入力することで入力した運搬手段Cの運搬手段情報144を登録可能に構成されている。このような構成を備えることにより、運搬手段情報144の登録が容易になると共に、紐づけ情報と、実際の載置状態の乖離を防ぐことができるという利点を有している。
また、本実施形態に係る所在管理装置100は、運搬手段Cの位置情報を取得可能に構成されており、位置情報に基づいて運搬手段Cの工場内の現在の所在を登録可能に構成されている。このような構成を備えることにより、自動的に運搬手段Cの現在の所在が登録されるため、リアルタイムで仕掛品の所在を確認することができるという利点を有している。
さらに、本実施形態に係る所在管理装置100は、複数の仕掛品を組み合わせて一の組立部品とする組立工程後に、組立部品の組立部品情報143を作成し、組立部品を構成する全ての仕掛品の仕掛品情報142を組立部品情報143に紐づけて管理するよう構成されている。このような構成を備えることにより、組立工程後は組立部品情報143のみで管理が済むため、入力や確認をする情報の量を減らすことができるという利点を有している。
またさらに、本実施形態に係る所在管理装置100は、複数の仕掛品を組み合わせて一の組立部品とする組立工程後に、組立部品を構成する複数の仕掛品のうち、一の仕掛品を代表仕掛品とし、組立部品を構成する全ての仕掛品の仕掛品情報142を代表仕掛品の仕掛品情報142に紐づけて管理するよう構成されている。このような構成を備えることにより、組立工程後は代表仕掛品の仕掛品情報142のみで管理が済むため、入力や確認をする情報の量を減らすことができるという利点を有している。また、新たな情報を作成せずに既存の仕掛品情報142を使用することで所在管理装置100が扱う情報量を抑えることができるという利点を有している。
また、本実施形態に係る所在管理システム1において、仕掛品情報142は、仕掛品情報142の基となった製作手配情報12と紐づけられており、生産管理部(生産管理装置10)は、製品の製造工程の進捗を管理するよう構成されており、製作手配情報12と紐づけられた仕掛品情報142から進捗を確認可能に構成されている。このような構成を備えることにより、仕掛品のトレーサビリティが向上し、より詳細に製造工程の進捗を管理することができる。
[変形例]
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に記載の範囲には限定されない。上述した実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態において、所在管理装置100は、入力部110を備え、入力部110を介して手動により仕掛品情報142と運搬手段情報144とを紐づけて管理可能に構成されているものとして説明したが、これに限定されず、所在管理装置100は、入力部110を備えず、手動により仕掛品情報142と運搬手段情報144とを紐づけできなくてもよい。
上述した実施形態において、仕掛品情報142は、仕掛品を特定可能な種別情報を含み、仕掛品情報142から種別情報を特定する種別情報特定処理と、種別情報ごとに仕掛品情報142を組分けする仕掛品情報組分け処理と、組分けした一群の仕掛品情報142と、一群の仕掛品情報142に含まれる複数の仕掛品を載置する運搬手段Cの運搬手段情報144とを紐づける紐づけ処理とを実行可能に構成されているものとして説明したが、これに限定されない。仕掛品情報142は、種別情報を含まなくてもよい。また、所在管理装置100は、種別情報特定処理と、仕掛品情報組分け処理と、紐づけ処理とを実行できなくてもよい。
上述した実施形態において、仕掛品情報142は、製品が完成するまでの製造工程を示す製造工程情報を含み、製造工程情報は、各工程で使用する作業場に関する情報を有し、種別情報は、次工程で使用する作業場に関する情報であるものとして説明したが、これに限定されない。仕掛品情報142は、製品が完成するまでの製造工程を示す製造工程情報を含まなくてもよいし、製造工程情報は、各工程で使用する作業場に関する情報を有さなくてもよい。また、種別情報は、次工程で使用する作業場に関する情報でなくてもよい。
上述した実施形態において、仕掛品情報142は、仕掛品情報142は、製品が完成するまでの製造工程を示す製造工程情報を含み、製造工程情報は、各工程で使用する加工機70に関する情報を有し、種別情報は、次工程で使用する加工機70に関する情報であるものとして説明したが、これに限定されない。製造工程情報は、各工程で使用する加工機70に関する情報を有さなくてもよい。また、種別情報は、次工程で使用する加工機70に関する情報でなくてもよい。
上述した実施形態において、仕掛品情報142は、仕掛品を組立部品として含む製品の部品表を含み、種別情報は、部品表であるものとして説明したが、これに限定されず、仕掛品情報142は、部品表を含まなくてもよい。また、種別情報は、部品表でなくてもよい。
上述した実施形態において、仕掛品情報142は、仕掛品の材料に関する情報を含み、種別情報は、材料に関する情報であるものとして説明したが、これに限定されず、仕掛品情報142は、材料に関する情報を含まなくてもよい。また、種別情報は。材料に関する情報でなくてもよい。
上述した実施形態において、所在管理装置100は、仕掛品情報142を表示可能な表示部120と、表示部120を制御する制御部130とを備え、仕掛品情報142は、仕掛品を特定可能な種別情報を含み、表示部120は、複数の仕掛品情報142を表示可能に構成されており、制御部130は、複数の仕掛品情報142のうち種別情報を含む仕掛品情報142を強調表示するよう表示部120を制御するものとして説明したが、これに限定されない。制御部130は、複数の仕掛品情報142のうち種別情報を含む仕掛品情報142を強調表示するよう表示部120を制御しなくてもよい。
上述した実施形態において、所在管理装置100は、仕掛品情報142を表示可能な表示部120と、表示部120を制御する制御部130とを備え、表示部120は、一又は複数の仕掛品情報142を表示可能に構成されており、制御部130は、各加工の進捗情報に基づいて加工が完了している仕掛品の仕掛品情報142のみを表示するよう表示部120を制御するものとして説明したが、これに限定されない。制御部130は、各加工の進捗情報に基づいて加工が完了している仕掛品の仕掛品情報142のみを表示するよう表示部120を制御しなくてもよい。
上述した実施形態において、所在管理装置100は、運搬手段Cに割り振られ、運搬手段Cを一意に特定するユニークな運搬手段識別子を入力することで入力した運搬手段Cの運搬手段情報144を登録可能に構成されているものとして説明したが、これに限定されない。所在管理装置100は、運搬手段識別子を入力することで入力した運搬手段Cの運搬手段情報144を登録できなくてもよい。
上述した実施形態において、所在管理装置100は、運搬手段Cの位置情報を取得可能に構成されており、位置情報に基づいて運搬手段Cの工場内の現在の所在を登録可能に構成されているものとして説明したが、これに限定されない。所在管理装置100は、運搬手段Cの位置情報を取得できなくてもよい。
上述した実施形態において、所在管理装置100は、複数の仕掛品を組み合わせて一の組立部品とする組立工程後に、組立部品の組立部品情報143を作成し、組立部品を構成する全ての仕掛品の仕掛品情報142を組立部品情報143に紐づけて管理するよう構成されているものとして説明したが、これに限定されない。所在管理装置100は、組立工程後に、組立部品の組立部品情報143を作成しなくてもよい。
上述した実施形態において、所在管理装置100は、複数の仕掛品を組み合わせて一の組立部品とする組立工程後に、組立部品を構成する複数の仕掛品のうち、一の仕掛品を代表仕掛品とし、組立部品を構成する全ての仕掛品の仕掛品情報142を代表仕掛品の仕掛品情報142に紐づけて管理するよう構成されているものとして説明したが、これに限定されない。所在管理装置100は、組立工程後に組立部品を構成する全ての仕掛品の仕掛品情報142を代表仕掛品の仕掛品情報142に紐づけなくてもよい。
上述した実施形態において、仕掛品情報142は、仕掛品情報142の基となった製作手配情報12と紐づけられており、生産管理部(生産管理装置10)は、製品の製造工程の進捗を管理するよう構成されており、製作手配情報12と紐づけられた仕掛品情報142から進捗を確認可能に構成されているものとして説明したが、これに限定されない。生産管理部(生産管理装置10)は、製作手配情報12と紐づけられた仕掛品情報142から進捗を確認できなくてもよい。
上述した実施形態において、加工機70は、生産管理装置10、設計支援装置30、サーバ50及び所在管理装置100と通信可能に構成されているものとして説明したが、これに限定されず、加工機70は、生産管理装置10、設計支援装置30、サーバ50及び所在管理装置100と通信できなくてもよい。
1 所在管理システム
10 生産管理装置
12 製作手配情報
30 設計支援装置
32 加工スケジュール情報
50 サーバ
70 加工機
70a ブランク加工機
70b 二次加工機
90 在庫棚
100 所在管理装置
110 入力部
120 表示部
122 パレットリスト編集画面
122a パレット番号入力部
122b 現作業場パレット一覧表示領域
122c 作業場選択部
122d 選択作業場パレット一覧表示領域
124 仕分け画面
124a 現作業場表示領域
124b シート名表示領域
124c シートデータ表示領域
124d シート内仕掛品情報一覧表示領域
124e 現作業場パレット一覧表示領域
124f 紐づけ登録ボタン
124g パレット編集ボタン
126 運搬先登録画面
126a 現作業場表示領域
126b 在庫仕掛品情報一覧表示領域
126c 現作業場パレット一覧表示領域
126d 紐づけ登録ボタン
126e パレット編集ボタン
130 制御部
132 表示制御部
134 仕掛品情報管理部
136 運搬手段情報管理部
138 紐づけ部
140 記憶部
142 仕掛品情報
143 組立部品情報
144 運搬手段情報
146 作業場マスタ
147 紐づけプログラム
148 紐づけマスタ
200 作業場端末
210 入力部
220 表示部
230 読取部
240 制御部
242 表示制御部
250 記憶部
252 作業場識別子
AP アクセスポイント
C 運搬手段

Claims (17)

  1. 一又は複数の部品を含む製品の製造工程下にある仕掛品を特定可能な種別情報を含む仕掛品情報と、
    前記仕掛品を載置して工場内の各所を移動する運搬手段に関する運搬手段情報と
    を紐づけて管理可能に構成されており、
    前記仕掛品情報から前記種別情報を特定する種別情報特定処理と、
    前記種別情報ごとに前記仕掛品情報を組分けする仕掛品情報組分け処理と、
    組分けした一群の前記仕掛品情報と、一群の前記仕掛品情報に含まれる複数の前記仕掛品を載置する前記運搬手段の前記運搬手段情報とを紐づける紐づけ処理と
    を実行可能に構成されており、
    前記運搬手段情報は、前記運搬手段の現在の所在情報を含む
    所在管理装置。
  2. 入力部を備え、
    前記入力部を介して手動により前記仕掛品情報と前記運搬手段情報とを紐づけて管理可能に構成されている
    請求項1に記載の所在管理装置。
  3. 前記仕掛品情報は、前記製品が完成するまでの前記製造工程を示す製造工程情報を含み、
    前記製造工程情報は、各工程で使用する作業場に関する情報を有し、
    前記種別情報は、次工程で使用する前記作業場に関する情報である
    請求項1又は2に記載の所在管理装置。
  4. 前記仕掛品情報は、前記製品が完成するまでの前記製造工程を示す製造工程情報を含み、
    前記製造工程情報は、各工程で使用する加工機に関する情報を有し、
    前記種別情報は、次工程で使用する前記加工機に関する情報である
    請求項1又は2に記載の所在管理装置。
  5. 前記仕掛品情報は、前記仕掛品を組立部品として含む前記製品の部品表を含み、
    前記種別情報は、前記部品表である
    請求項1又は2に記載の所在管理装置。
  6. 前記仕掛品情報は、前記仕掛品の材料に関する情報を含み、
    前記種別情報は、前記材料に関する情報である
    請求項1又は2に記載の所在管理装置。
  7. 前記仕掛品情報を表示可能な表示部と、
    前記表示部を制御する制御部と
    を備え、
    前記仕掛品情報は、前記仕掛品を特定可能な種別情報を含み、
    前記表示部は、複数の前記仕掛品情報を表示可能に構成されており、
    前記制御部は、複数の前記仕掛品情報のうち前記種別情報を含む前記仕掛品情報を強調表示するよう前記表示部を制御する
    請求項1又は2に記載の所在管理装置。
  8. 前記仕掛品情報を表示可能な表示部と、
    前記表示部を制御する制御部と
    を備え、
    前記表示部は、一又は複数の前記仕掛品情報を表示可能に構成されており、
    前記制御部は、各加工の進捗情報に基づいて前記加工が完了している前記仕掛品の前記仕掛品情報のみを表示するよう前記表示部を制御する
    請求項1又は2に記載の所在管理装置。
  9. 前記運搬手段に割り振られ、前記運搬手段を一意に特定するユニークな運搬手段識別子を入力することで入力した前記運搬手段の前記運搬手段情報を登録可能に構成されている
    請求項1又は2に記載の所在管理装置。
  10. 前記運搬手段の位置情報を取得可能に構成されており、
    前記位置情報に基づいて前記運搬手段の前記工場内の現在の所在を登録可能に構成されている
    請求項1又は2に記載の所在管理装置。
  11. 複数の前記仕掛品を組み合わせて一の組立部品とする組立工程後に、前記組立部品の組立部品情報を作成し、前記組立部品を構成する全ての前記仕掛品の前記仕掛品情報を前記組立部品情報に紐づけて管理するよう構成されている
    請求項1又は2に記載の所在管理装置。
  12. 複数の前記仕掛品を組み合わせて一の組立部品とする組立工程後に、前記組立部品を構成する複数の前記仕掛品のうち、一の前記仕掛品を代表仕掛品とし、前記組立部品を構成する全ての前記仕掛品の前記仕掛品情報を前記代表仕掛品の前記仕掛品情報に紐づけて管理するよう構成されている
    請求項1又は2に記載の所在管理装置。
  13. 所在管理装置と、
    生産管理部と
    を備え、
    前記所在管理装置は、一又は複数の部品を含む製品の製造工程下にある仕掛品を特定可能な種別情報を含む仕掛品情報と、前記仕掛品を載置して工場内の各所を移動する運搬手段に関する運搬手段情報とを紐づけて管理可能に構成されており、前記仕掛品情報から前記種別情報を特定する種別情報特定処理と、前記種別情報ごとに前記仕掛品情報を組分けする仕掛品情報組分け処理と、組分けした一群の前記仕掛品情報と、一群の前記仕掛品情報に含まれる複数の前記仕掛品を載置する前記運搬手段の前記運搬手段情報とを紐づける紐づけ処理とを実行可能に構成されており、
    前記生産管理部は、前記製品に関する製作手配情報を作成するよう構成されており、
    前記仕掛品情報は、前記製作手配情報を基に作成され、
    前記運搬手段情報は、前記運搬手段の現在の所在情報を含む
    所在管理システム。
  14. 前記仕掛品情報は、前記仕掛品情報の基となった前記製作手配情報と紐づけられており、
    前記生産管理部は、前記製品の製造工程の進捗を管理するよう構成されており、前記製作手配情報と紐づけられた前記仕掛品情報から前記進捗を確認可能に構成されている
    請求項1に記載の所在管理システム。
  15. 所在管理装置と、
    設計支援部と
    を備え、
    前記所在管理装置は、一又は複数の部品を含む製品の製造工程下にある仕掛品を特定可能な種別情報を含む仕掛品情報と、前記仕掛品を載置して工場内の各所を移動する運搬手段に関する運搬手段情報とを紐づけて管理可能に構成されており、前記仕掛品情報から前記種別情報を特定する種別情報特定処理と、前記種別情報ごとに前記仕掛品情報を組分けする仕掛品情報組分け処理と、組分けした一群の前記仕掛品情報と、一群の前記仕掛品情報に含まれる複数の前記仕掛品を載置する前記運搬手段の前記運搬手段情報とを紐づける紐づけ処理とを実行可能に構成されており、
    前記設計支援部は、前記部品をネスティングすると共に、前記部品がネスティングされたシートデータに関する加工スケジュール情報を作成するよう構成されており、
    前記仕掛品情報は、前記加工スケジュール情報を基に作成され、
    前記運搬手段情報は、前記運搬手段の現在の所在情報を含む
    所在管理システム。
  16. 所在管理装置と、
    前記工場内の各作業場で使用される作業場端末を備え、
    前記所在管理装置は、一又は複数の部品を含む製品の製造工程下にある仕掛品を特定可能な種別情報を含む仕掛品情報と、前記仕掛品を載置して工場内の各所を移動する運搬手段に関する運搬手段情報とを紐づけて管理可能に構成され、前記仕掛品情報から前記種別情報を特定する種別情報特定処理と、前記種別情報ごとに前記仕掛品情報を組分けする仕掛品情報組分け処理と、組分けした一群の前記仕掛品情報と、一群の前記仕掛品情報に含まれる複数の前記仕掛品を載置する前記運搬手段の前記運搬手段情報とを紐づける紐づけ処理とを実行可能に構成されると共に、前記作業場端末により前記仕掛品情報と前記運搬手段情報とを紐づけて閲覧可能に構成されている
    所在管理システム。
  17. 一又は複数の部品を含む製品に関する製作手配情報を作成する製作手配情報作成工程と、
    前記製作手配情報を基に前記製品の製造工程下にある仕掛品を特定可能な種別情報を含む仕掛品情報を作成する仕掛品情報作成工程と、
    前記仕掛品情報から前記種別情報を特定する種別情報特定工程と、
    前記種別情報ごとに前記仕掛品情報を組分けする仕掛品情報組分け工程と、
    組分けした一群の前記仕掛品情報と、一群の前記仕掛品情報に含まれる複数の前記仕掛品を載置する前記運搬手段の前記運搬手段情報とを紐づける紐づけ工程と、
    を備え、
    前記運搬手段情報は、前記運搬手段の現在の所在情報を含む
    所在管理方法。
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