JP7272828B2 - マスク及びマスクの製造方法 - Google Patents

マスク及びマスクの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7272828B2
JP7272828B2 JP2019041637A JP2019041637A JP7272828B2 JP 7272828 B2 JP7272828 B2 JP 7272828B2 JP 2019041637 A JP2019041637 A JP 2019041637A JP 2019041637 A JP2019041637 A JP 2019041637A JP 7272828 B2 JP7272828 B2 JP 7272828B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
sheet material
main body
elastic member
wearer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019041637A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020143404A (ja
Inventor
良太 本城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daio Paper Corp
Original Assignee
Daio Paper Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daio Paper Corp filed Critical Daio Paper Corp
Priority to JP2019041637A priority Critical patent/JP7272828B2/ja
Priority to PCT/JP2020/003677 priority patent/WO2020179306A1/ja
Publication of JP2020143404A publication Critical patent/JP2020143404A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7272828B2 publication Critical patent/JP7272828B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D13/00Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches
    • A41D13/05Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches protecting only a particular body part
    • A41D13/11Protective face masks, e.g. for surgical use, or for use in foul atmospheres
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B18/00Breathing masks or helmets, e.g. affording protection against chemical agents or for use at high altitudes or incorporating a pump or compressor for reducing the inhalation effort
    • A62B18/02Masks

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)

Description

本発明は、マスク及びマスクの製造方法に関する。
疾病時、花粉又は黄砂等の粉塵飛来時、その他の日常生活において使用されるマスクとして、マスク本体部にプリーツが形成され、着用時には上下方向に展開させることを可能としたものが存在している(例えば、特許文献1参照)。
このようなマスクは、プリーツを上下方向に広げて着用することにより、マスク本体部が山型の立体的形状となり、着用者の鼻や口の周辺に空間が形成され、着用者が呼吸し易くなる点等に利点がある。
このようなプリーツタイプのマスクの製造方法としては、マスク本体部の左右方向の長さ複数枚分の長さを有するシート材をその長手方向へと流しつつ、その長手方向と平行にプリーツを形成した後に、当該シート材を、形成されたプリーツと直行する切り目において所定の長さにカットすることによってマスク本体部を形成し、さらに、形成されたマスク本体部を90°回転させた上で、マスク本体部の左右両端部付近に耳掛け部を形成するゴム紐を取り付けるという過程を経る製造方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2018-162546号公報 特開平3-254762号公報
特許文献2に記載の発明のような従来の製造方法においては、製造工程において、プリーツが形成されたシート材をカットしてマスク本体部を形成した状態のままでは、形成されたマスク本体部が、その左右の端部同士が接するようにして配置されていることから、このままではマスク本体部の左右両端部付近にゴム紐を取り付けて耳掛け部を形成することは困難であった。
そこで、形成されたマスク本体部を90°回転させる工程が必須となることから、マスク本体部を形成するシート材を一定の方向に流しつつ、一連の工程でマスクを製造することができず、製造効率の向上が困難であった。
本発明は、製造効率を向上させることができるマスク及びマスクの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
シート材で形成され、着用者の顔面の対象部位を覆うマスク本体部と、当該マスク本体部を前記着用者の耳に係止するための左右一対の耳掛け部と、を備えるマスクであって、
前記マスク本体部は、
上下方向に広げることができる複数のプリーツと、
弾性を有する材料によって形成され、当該マスク本体部の左右それぞれの端部近傍に上下方向に延在するように備えられた弾性部材と、
を備え、
前記弾性部材は、上下方向に所定の間隔を空けて形成された複数の接続部においてマスク本体部を形成するシート材に接続され、前記プリーツは、上下方向に前記接続部の間となる位置に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、製造効率を向上することができるマスクを提供することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のマスクにおいて、
前記マスク本体部は、
最前面に配置された外面側シート材を、右端部を回り込むようにして後面側へと折り返した右端部折り返し部と、
前記外面側シート材を、左端部を回り込むようにして後面側へと折り返した左端部折り返し部と、
を備え、
前記弾性部材は、
最後面に配置された着用者側シート材と前記右端部折り返し部との間と、
前記着用者側シート材と前記左端部折り返し部との間と、
に備えられていることを特徴とする。
本発明によれば、装着感の悪化を抑制しつつ、製造効率を向上することができるマスクを提供することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のマスクにおいて、
着用者側の面の左右端部近傍に、当該面から起立するように形成されたギャザーシートを備え、
前記弾性部材は、前記ギャザーシートに備えられていることを特徴とする。
本発明によれば、マスク左右の密閉性を向上しつつ、製造効率を向上することができるマスクを提供することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のマスクにおいて、
前記ギャザーシートは、前記マスク本体部の最後面に配置された着用者側シート材と接続された第1面部と、前記第1面部の端部に接続された第2面部と、前記第2面部の前記第1面部と接続されているのと反対側の端部に接続された第3面部と、を備え、
前記弾性部材は、前記第2面部と前記第3面部との間に備えられていることを特徴とする。
本発明によれば、装着感の悪化を抑制しつつ、製造効率を向上することができるマスクを提供することができる。
請求項5に記載の発明は、マスクの製造方法において、
長手方向にマスク本体部の上下方向の長さ複数枚分の長さを有するシート材の短手方向の両端部近傍に、弾性を有する材料によって形成された弾性部材を、当該端部に沿う方向に引き伸ばされた状態で、所定の間隔を空けて形成された接続部において接続する弾性部材取付工程と、
前記シート材に、耳掛け部を形成する耳掛け部形成工程と、
前記シート材を、マスク本体部の上下方向の幅に切断する切断工程と、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、製造効率を向上することができるマスクの製造方法を提供することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のマスクの製造方法において、
複数枚の前記シート材を積層する積層工程を含むことを特徴とする。
本発明によれば、製造効率を向上することができるマスクの製造方法を提供することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のマスクの製造方法において、
前記積層工程においては、マスク本体部最前面に位置する外面側シート材として、短手方向に他のシート材よりも長いシート材を用い、当該外面側シート材の短手方向両端部が露出するようにして前記シート材を積層し、
当該外面側シート材の短手方向両端部の露出部分をマスク本体部後面側へと折り返し、右端部折り返し部及び左端部折り返し部を形成する折り返し部形成工程をさらに含み、
前記弾性部材取付工程においては、
前記右端部折り返し部と最後面に配置された着用者側シート材との間と、
前記左端部折り返し部と前記着用者側シート材との間と、
に配置されるようにして、前記弾性部材を取り付けることを特徴とする。
本発明によれば、製造されたマスクの装着感の悪化を抑制しつつ、製造効率を向上することができるマスクの製造方法を提供することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項5又は6に記載のマスクの製造方法において、
前記シート材のマスク本体部において着用者に向く面の短手方向両端部近傍に、当該シート材から起立するようにしてギャザーシートを取り付けるギャザーシート取付工程を含み、
前記弾性部材取付工程においては、
前記シート材に取り付けられた状態又は取り付けられる前の状態の前記ギャザーシートに、前記弾性部材を所定の間隔を空けて形成された接続部において接続することで、前記ギャザーシートを介して、前記シート材に前記弾性部材を取り付けることを特徴とする。
本発明によれば、マスク左右の密閉性を向上しつつ、製造効率を向上することができるマスクの製造方法を提供することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載のマスクの製造方法において、
前記弾性部材取付工程においては、前記ギャザーシートの間に挟まれるようにして前記弾性部材を取り付けることを特徴とする。
本発明によれば、製造されたマスクの装着感の悪化を抑制しつつ、製造効率を向上することができるマスクの製造方法を提供することができる。
本発明によれば、製造効率を向上させることができるマスク及びマスクの製造方法を提供することができる。
第1実施形態に係るマスクを示す斜視図である。 第1実施形態に係るマスクを示す背面図である。 図2のIII-III部における断面図である。 図2のIV-IV部における断面図である。 第1実施形態に係るマスクの製造方法における第1工程を示す図である。 第1実施形態に係るマスクの製造方法における第1工程を示す図である。 第1実施形態に係るマスクの製造方法における第2工程を示す図である。 第1実施形態に係るマスクの製造方法における第3工程を示す図である。 第1実施形態に係るマスクの製造方法における第4工程及び第5工程を示す図である。 第1実施形態に係るマスクの製造方法における第6工程を示す図である。 第2実施形態に係るマスクを示す斜視図である。 第2実施形態に係るマスクを示す背面図である。 図12のXIII-XIII部における断面図である。 第2実施形態に係るマスクの製造方法における第1工程を示す図である。 第2実施形態に係るマスクの製造方法における第2工程を示す図である。 第2実施形態に係るマスクの製造方法における第3工程を示す図である。 第2実施形態に係るマスクの製造方法における第4工程を示す図である。 第2実施形態に係るマスクの製造方法における第5工程を示す図である。
以下、本発明の実施形態であるマスク及びマスクの製造方法について、図1から図18に基づいて説明する。ただし、本発明の技術的範囲は図示例に限定されるものではない。
[第1実施形態]
第1実施形態に係るマスク100の構成及び製造方法につき、以下説明する。
{マスクの構成}
まず、第1実施形態に係るマスク100の構成について、図1から図4に基づいて説明する。
なお、以下においては、図1に示すように、マスクを着用者が着用した状態において、当該着用者から見た方向を基準として、前後、左右及び上下を定めて説明する。
(全体構成)
マスク100は、図1及び図2に示すように、着用者の顔面の鼻、口、顎等を覆うマスク本体部1と、マスク本体部1を着用者の右耳に掛止するための右耳掛け部2と、マスク本体部1を着用者の左耳に掛止するための左耳掛け部3と、を備えている。なお、マスク100は、マスク本体部1の後面側を着用者の顔面に向けて着用される。
{マスク本体部}
マスク本体部1は、図1及び図2に示すように、複数のシート材によって正面視略矩形状に形成されている。
マスク本体部1は、左右方向に好ましくは120mmから210mm、さらに好ましくは145mmから175mm、上下方向に好ましくは70mmから100mm、さらに好ましくは80mmから90mmに形成される。
マスク本体部1は、図3及び図4に示すように、着用者の肌から遠い面から順に、マスク本体部1の最前面(着用者の肌から最も遠い面)に位置する外面側不織布1a、フィルター1b、マスク本体部1の最後面(着用者の肌から最も近い面)に位置する着用者側不織布1cの順にシート材を積層して形成されている。
また、図2及び図4に示すように、マスク本体部1の左右両端部は、外面側不織布1aがマスクの左右を回り込むようにして後面側へと折り返され、右端部折り返し部13及び左端部折り返し部14が形成されている。
右端部折り返し部13及び左端部折り返し部14は、左右方向に5mmから20mmの幅を有することが好ましい。
具体的なシート材としては、例えば外面側不織布1a及び着用者側不織布1cとして、ポリプロピレンスパンボンド、ポリエチレンスパンボンド、ナイロンスパンボンド等が用いられ、フィルター1bとして、ポリプロピレンメルトブロー、レーヨンスパンボンド等が用いられる。また、着用者側不織布1cには、保湿剤、柔軟剤、抗菌剤等を塗布することも可能である。
最も好適には、外面側不織布1aとしてポリプロピレンスパンボンドが用いられ、着用者側不織布1cとして保湿剤を塗布したナイロンスパンボンドが用いられ、これらの間に挟み込まれるフィルター1bとしてポリプロピレンメルトブローが用いられる。
なお、マスク本体部1の構成は上記のものに限られず、さらに多数のシート材を積層してもよいし、3枚よりも少数のシート材から形成してもよい。
(プリーツ)
外面側不織布1a、フィルター1b及び着用者側不織布1cは、重ねられた上で、図3に示すように折れており、これによって、前面側に、図1から図3に示すように、左右方向に沿って延在し、前方に凸となる4か所のプリーツ(上から第1プリーツ111、第2プリーツ112、第3プリーツ113及び第4プリーツ114とする。)が形成されている。マスク100の着用時には、これらプリーツを上下方向に広げることによって、マスク本体部1を上下方向に展開させることができる
なお、プリーツの具体的な形成数及び配置はこれに限られず、これより多数又は少数のプリーツを形成してもよい。また、配置間隔も適宜変更可能である。
(接合部)
マスク本体部1を形成する外面側不織布1a、フィルター1b及び着用者側不織布1cは、上下及び左右の端部付近において、例えば熱・超音波等によって前後に溶着されており、図1から図3に示すように、上端部付近に上端部接合部121、下端部付近に下端部接合部122が形成され、図1、図2及び図4に示すように、右端部付近に右端部接合部123、左端部付近に左端部接合部124が形成されている。
図1及び図2に示すように、上端部接合部121はマスク本体部1の上端部に沿って左右方向に延在する直線状に形成され、下端部接合部122はマスク本体部1の下端部に沿って右左方向に延在する直線状に形成されている。
また、図2に示すように、右端部接合部123は右端部折り返し部13のマスク本体部1中央よりの端部に沿って上下方向に延在する直線状に形成され、左端部接合部124は左端部折り返し部14のマスク本体部1中央寄りの端部に沿って上下方向に延在する直線状に形成されている。
また、図1から図3に示すように、後述の鼻部補強部材171を囲むようにして、外面側不織布1a、フィルター1b及び着用者側不織布1cを熱・超音波等によって前後に溶着させることで、鼻部補強部材周辺接合部125が形成され、図1から図4に示すように、後述の口部補強部材172を囲むようにして、外面側不織布1a、フィルター1b及び着用者側不織布1cを熱・超音波等によって前後に溶着させることで、口部補強部材周辺接合部126が形成されている。
なお、いずれの接合部についても、具体的な接合方法は特に限定されず、例えば、実線状に当該接合部の全体においてシート材同士を接合してもよいし、破線上に断続的にシート材同士を接合してもよい。
(弾性部材)
マスク本体部1は、右端部近傍に、弾性を有する材料によって、マスク本体部1の右端部に沿って上下方向に延在するようにして右端部弾性部材15を備え、左端部近傍に、弾性を有する材料によって、マスク本体部1の左端部に沿って上下方向に延在するようにして左端部弾性部材16を備える。
右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16としては、例えばポリウレタン、ポリエステル、ラテックス(天然ゴム)等の材料を用いることができ、最も好適には、スパンデックス(ポリウレタン弾性繊維)によって形成された糸ゴムを、複数本束ねて使用する。
具体的には、太さ470dtexから1200dtexのスパンデックスを、右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16のそれぞれに3本から10本使用することが好ましい。
右端部弾性部材15は、図2及び図4に示すように、右端部折り返し部13と着用者側不織布1cとの間に挟まれるようにして、複数個所の接続部(上から右第1接続部151、右第2接続部152、右第3接続部153、右第4接続部154及び右第5接続部155)において、右端部折り返し部13及び着用者側不織布1cに接続されている。
また、左端部弾性部材16は、図2及び図4に示すように、左端部折り返し部14と着用者側不織布1cとの間に挟まれるようにして、複数個所の接続部(上から左第1接続部161、左第2接続部162、左第3接続部163、左第4接続部164及び左第5接続部165)において、左端部折り返し部14及び着用者側不織布1cに接続されている。
また、図2に示すように、各接続部は、プリーツを避け、上下方向においてこれらの間となる位置(右第1接続部151及び左第1接続部161については、マスク本体部1の上端部と第1プリーツ111との間、右第2接続部152及び左第2接続部162については、第1プリーツ111と第2プリーツ112との間、右第3接続部153及び左第3接続部163については、第2プリーツ112と第3プリーツ113との間、右第4接続部154及び左第4接続部164については、第3プリーツ113と第4プリーツ114との間、右第5接続部155及び左第5接続部165については、第4プリーツ114とマスク本体部1の下端部との間)に形成されている。
(鼻部補強部材)
鼻部補強部材171は、マスク本体部1の上部が着用者の鼻付近の形状に沿って、隙間が生じないようにするためのものであり、図1から図3に示すように、マスク本体部1の上端縁に沿って備えられている。
鼻部補強部材171は、左右方向に長い可塑性を有する部材であり、マスク本体部1の横幅よりも短く、左右方向に、好ましくは80から135mm、さらに好ましくは90mmから120mmの長さを有し、上下方向に、好ましくは幅3mmから5mm、前後方向に好ましくは厚み0.5mmから1.0mmとなるように形成されている。
鼻部補強部材171の材料としては、可塑性を有する任意の材料を使用可能であるが、例えば、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂等が用いられ、最も好適には、ポリプロピレン樹脂が用いられる。
鼻部補強部材171は、図3に示すように、フィルター1bと着用者側不織布1cとの間に配置され、図1から図3に示すように、外面側不織布1a、フィルター1b及び着用者側不織布1cを、鼻部補強部材171の上下及び左右において熱・超音波等を用いて前後に溶着させることで、鼻部補強部材171を囲むように形成された鼻部補強部材周辺接合部125によって、マスク本体部1に取り付けられている。
なお、鼻部補強部材171の配置及び取り付け方法はこれに限られず、例えば外面側不織布1aとフィルター1bとの間に配置されていてもよい。
(口部補強部材)
口部補強部材172は、マスク本体部1の着用者の口元付近の形状を維持するための部材であり、図1から図4に示すように、マスク本体部1の、第2プリーツ112と第3プリーツ113との間の位置の、マスク本体部1の上下方向中央部付近に取り付けられている。
口部補強部材172は、左右方向に長い可塑性を有する部材であり、マスク本体部1の横幅よりも僅かに短く、左右方向に、好ましくは100から150mm、さらに好ましくは115mmから145mmの長さを有し、上下方向に、好ましくは幅3mmから5mm、前後方向に好ましくは厚み0.5mmから1.0mmとなるように形成されている。
口部補強部材172の材料としては、可塑性を有する任意の材料を使用可能であるが、例えば、鼻部補強部材171と同様、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂等が用いられ、最も好適には、ポリプロピレン樹脂が用いられる。
口部補強部材172は、図3及び図4に示すように、フィルター1bと着用者側不織布1cとの間に配置され、図1から図4に示すように、外面側不織布1a、フィルター1b及び着用者側不織布1cを、口部補強部材172の上下及び左右において、熱・超音波等を用いて前後に溶着させることで、口部補強部材172を囲むように形成された口部補強部材周辺接合部126によって、マスク本体部1に取り付けられている。
なお、口部補強部材172の配置及び取り付け方法はこれに限られず、例えば外面側不織布1aとフィルター1bとの間に配置されていてもよい。
(耳掛け部)
右耳掛け部2及び左耳掛け部3は、いずれもポリウレタン等の伸縮性を有する材料によって形成された紐状の部材を、マスク本体部1に取り付けることによって形成されている。
具体的には、図1及び図2に示すように、右耳掛け部2はマスク本体部1の右側において、紐状の部材の一方の端部がマスク本体部1の後面側右上端部付近(右端部折り返し部13の上部)に熱・超音波等によって溶着され、他方の端部がマスク本体部1の後面側右下端部付近(右端部折り返し部13の下部)に熱・超音波等によって溶着されるようにして形成されている。また左耳掛け部3はマスク本体部1の左側において、紐状の部材の一方の端部がマスク本体部1の後面側左上端部付近(左端部折り返し部14の上部)に熱・超音波等によって溶着され、他方の端部がマスク本体部1の後面側左下端部付近(左端部折り返し部14の下部)に熱・超音波等によって溶着されるようにして形成されている。
右耳掛け部2及び左耳掛け部3は、いずれも一端部から他端部までの長さが、好ましくは140mmから200mm、さらに好ましくは160mmから180mmとなるように形成される。
{マスクの製造方法}
次に、第1実施形態に係るマスク100の製造方法について、図5から図10に基づいて説明する。マスク100の製造方法は、第1工程から第7工程の7つの工程からなる。
(第1工程)
第1工程は、マスク本体部1を構成するシート材の積層工程である。
具体的には、外面側不織布1a、フィルター1b、着用者側不織布1cのそれぞれを形成するシート材につき、長尺なシート材がロール状に巻かれたシートロール(外面側不織布1aが巻かれたものをシートロールR1、フィルター1bが巻かれたものをシートロールR2、着用者側不織布1cが巻かれたものをシートロールR3という。)とした上で、図5に示すように、各シートロールからそれぞれのシート材を繰り出しつつ、これらを下から外面側不織布1a、フィルター1b、着用者側不織布1cの順に積層する。
この際、ロールシートR2及びR3については、巻かれたフィルター1b及び着用者側不織布1cの幅(短手方向の長さ)が、製造するマスク本体部1の左右方向の幅と一致するように形成し、ロールシートR1については、巻かれた外面側不織布1aの幅が、製造するマスク本体部1の左右方向の幅に、右端部折り返し部13及び左端部折り返し部14の幅を加えた長さと一致するように形成しておき、図6に示すように、上方から見た際に、フィルター1bと着用者側不織布1cの略全体が重なると共に、外面側不織布1aの両端部が等間隔ではみ出すようにして積層する。
また、この際には、図6に示すように、鼻部補強部材171及び口部補強部材172を、着用者側不織布1cとフィルター1bとの間の所定の位置に、その長手方向が、各シート材の繰り出し方向と直行する方向(図6におけるシート材の短手方向)と一致するようにして配置する。
(第2工程)
第2工程は、上端部接合部121、下端部接合部122、鼻部補強部材周辺接合部125及び口部補強部材周辺接合部126の形成工程である。
具体的には、図7に示すように、上記のように積層された外面側不織布1a、フィルター1b及び着用者側不織布1cにつき、後の第7工程の切断後におけるマスク本体部1の上端部に沿って、各シート材の繰り出し方向と直行する直線状に接合することで、上端部接合部121を形成する。
また、図7に示すように、上記のように積層された外面側不織布1a、フィルター1b及び着用者側不織布1cにつき、後の第7工程の切断後におけるマスク本体部1の下端部に沿って、各シート材の繰り出し方向と直行する直線状に接合することで、下端部接合部122を形成する。
さらに、図7に示すように、上記のように積層された外面側不織布1a、フィルター1b及び着用者側不織布1cにつき、鼻部補強部材171及び口部補強部材172を囲むように接合することで、鼻部補強部材周辺接合部125及び口部補強部材周辺接合部126を形成する。
具体的なシート材の接合方法としては、いずれについても、例えば、熱・超音波等を用いてシート材を溶着させればよい。
(第3工程)
第3工程は、右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16の取り付け工程である。
具体的には、図8に示すように、右端部弾性部材15については、マスク本体部1の上下方向の長さ複数枚分の長さを有する右端部弾性部材15つき、これを引き伸ばした状態で、作製するマスク本体部1それぞれの右第1接続部151、右第2接続部152、右第3接続部153、右第4接続部154及び右第5接続部155となる位置において、右端部折り返し部13となる外面側不織布1aのはみ出し部分に接続する。
また、左端部弾性部材16については、マスク本体部1の上下方向の長さ複数枚分の長さを有する左端部弾性部材16つき、これを引きのばした状態で、作製するマスク本体部1それぞれの左第1接続部161、左第2接続部162、左第3接続部163、左第4接続部164及び左第5接続部165となる位置において、左端部折り返し部14となる外面側不織布1aのはみ出し部分に接続する。
具体的な接続方法としては、例えば、所定の糊・ホットメルト接着剤等を用いて接着すればよい。
なお、具体的な接続部の形成数及び形成位置は、図8に示したものに限られず、適宜変更可能である。後述のように、プリーツは、上下方向において接続部の間となる位置に形成されることから、これによって、後述の第7工程において形成されるプリーツの数及び位置を調整できる。
右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16としては、上記のように、例えば、太さ470dtexから1200dtexのスパンデックスを、右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16のそれぞれについて3本から10本使用することが好ましい。また、右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16共に、これを元の長さの150%から250%に伸ばした状態で取り付けることが望ましい。
なお、後述の第6工程までは、シート材の繰り出し方向(図8におけるシート材の長手方向)へと各シート材が引っ張られ、テンションが掛かった状態で行う。したがって、右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16を引き伸ばした状態で取り付けたとしても、この段階では、マスク本体部1を形成するシート材が収縮することはない。
(第4工程)
第4工程は、右端部折り返し部13及び左端部折り返し部14の形成工程である。
具体的には、図9に示すように、外面側不織布1aの両端部のはみ出し部分につき、フィルター1b及び着用者側不織布1cの端部を覆うようにして着用者側不織布1c側へと折り返すことで、右端部折り返し部13及び左端部折り返し部14を形成する。
この際には、図8に示すように、着用者側不織布1cの、右第1接続部151、右第2接続部152、右第3接続部153、右第4接続部154及び右第5接続部155並びに左第1接続部161、左第2接続部162、左第3接続部163、左第4接続部164及び左第5接続部165に対応する位置にも、例えば、所定の糊・ホットメルト接着剤等を塗布しておくことで、右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16が、各接続部において、着用者側不織布1cにも接着されるようにすることが好ましい。これによって、右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16の取り付けが強固になる。
ただし、これは必須ではなく、右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16は、右端部折り返し部13又は左端部折り返し部14のみに接着されていてもよい。
(第5工程)
第5工程は、右端部接合部123及び左端部接合部124の形成工程である。
具体的には、図9に示すように、折り返された右端部折り返し部13の左端部(マスク本体部1中央よりの端部)近傍において、下から外面側不織布1a、フィルター1b、着用者側不織布1c及び右端部折り返し部13を形成する外面側不織布1aの4層に重なったシート材につき、各シート材の繰り出し方向と平行な直線状に接合することで、右端部接合部123を形成する。
また、折り返された左端部折り返し部14の右端部(マスク本体部1中央よりの端部)近傍において、外面側不織布1a、フィルター1b、着用者側不織布1c及び左端部折り返し部14を形成する外面側不織布1aの4層に重なったシート材につき、各シート材の繰り出し方向と平行な直線状に接合することで、左端部接合部124を形成する。
具体的なシート材の接合方法としては、ここでも、例えば、熱・超音波等を用いて溶着させればよい。
(第6工程)
第6工程は、耳掛け部の形成工程である。
具体的には、図10に示すように、ポリウレタン等の伸縮性を有する材料によって形成された連続した紐状の部材を各シート材の繰り出し方向と直行する方向の両端部に取り付けることによって、右耳掛け部2及び左耳掛け部3を形成する。
この際には、右耳掛け部2は、図10に示すように、連続した紐状の部材を、それぞれのマスク本体部1において右端部折り返し部13の上部及び右端部折り返し部13の下部となる位置に、例えば熱・超音波等によって溶着させることによって形成する。
また、左耳掛け部3は、図10に示すように、連続した紐状の部材を、それぞれのマスク本体部1において左端部折り返し部14の上部及び左端部折り返し部14の下部となる位置に、例えば熱・超音波等によって溶着させることによって形成する。
なお、連続して形成された右耳掛け部2及び左耳掛け部3は、第7工程においてマスク本体部1と共に切り離されることとなる。
(第7工程)
第7工程は、マスク本体部1を形成するシート材の切断工程である。本工程によって、連なって形成されていたマスク本体部1が1枚ずつに分離される。
具体的には、一のマスク本体部1の下端部接合部122と、これに続いて形成された他のマスク本体部1の上端部接合部121との間に位置する所定の切断位置において、シート材の繰り出し方向と直行する直線状に切断することで、マスク本体部1のそれぞれを分離する。この際には、第6工程において紐状の部材が連続して取り付けられて形成されていた右耳掛け部2及び左耳掛け部3も、それぞれのマスク本体部1毎に切り取られ、分離されることとなる。
上記のように、第6工程までは、各シート材の繰り出し方向(図6から図10におけるシート材の長手方向)へと各シート材が引っ張られ、テンションが掛かった状態で行われることから、右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16を引き伸ばした状態で取り付けても、マスク本体部1を形成するシート材が収縮することはない。
しかし第7工程において、シート材が切断され、マスク本体部1が1枚ずつに分離されると、上記のテンションが掛からなくなる。
そうすると、第3工程において引き伸ばされた状態で取り付けられた右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16が収縮し、これに伴って、マスク本体部1が各シート材の繰り出し方向(マスク100の使用時における上下方向)に収縮することとなる。
この際には、上記の通り、右端部弾性部材15は、右第1接続部151、右第2接続部152、右第3接続部153、右第4接続部154及び右第5接続部155の5か所において、マスク本体部1を形成するシート材(右端部折り返し部13及び着用者側不織布1c)に接続され、左端部弾性部材16は、左第1接続部161、左第2接続部162、左第3接続部163、左第4接続部164及び左第5接続部165の5か所において、マスク本体部1を形成するシート材(左端部折り返し部14及び着用者側不織布1c)に接続されていることから、右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16は、これら接続部を引っ張り、これらの間隔を縮めるようにして収縮する。
またこの際には。右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16は、マスク本体部1の後面側(着用者側不織布1c側)に備えられているため、マスク本体部1を形成する各シート材は、各接続部の間となる位置において、図3に示すように、前方側(外面側不織布1a側)へと突出するようにして収縮することとなる。
これによって、図2に示すように、右第1接続部151と右第2接続部152との間及び左第1接続部161と左第2接続部162との間を通るようにして第1プリーツ111が形成され、右第2接続部152と右第3接続部153との間及び左第2接続部162と左第3接続部163との間を通るようにして第2プリーツ112が形成され、右第3接続部153と右第4接続部154との間及び左第3接続部163と左第4接続部164との間を通るようにして第3プリーツ113が形成され、右第4接続部154と右第5接続部155との間及び左第4接続部164と左第5接続部165との間を通るようにして第4プリーツ114が形成される。
{効果の説明}
第1実施形態に係るマスク100及びその製造方法によれば、上記のように、製造過程においてマスク本体部1を形成するシート材を回転させることを要せず、これを一定方向に流しつつ、一連の流れでプリーツ型のマスクを製造することができる。
したがって、マスクの製造効率を向上することが可能となる。
また、上記のように、製造されたマスク100において、右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16は、右端部折り返し部13又は左端部折り返し部14によって覆われていることから、右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16を備えたことによって、マスクの外観および装着感を損ねることも防止できる。
また、マスク本体部1の左右の端部に、上下方向に延在するようにして右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16が備えられていることによって、マスク100の着用時における、マスク本体部1左右の密閉性も改善することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態に係るマスク100Aの構成及び製造方法につき、以下説明する。なお、第1実施形態に係るマスク100と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
{マスクの構成}
まず、第2実施形態に係るマスク100Aの構成について、図11から図13に基づいて説明する。
なお、本実施形態についても、図11に示すように、マスクを着用者が着用した状態において、当該着用者から見た方向を基準として、前後、左右及び上下を定めて説明する。
第2実施形態に係るマスク100Aは、マスク本体部1Aにつき、右端部折り返し部13及び左端部折り返し部14を形成せず、図11から図13に示すように、代わりに、外面側不織布1a、フィルター1b及び着用者側不織布1cとは別個のシート材によって形成された右ギャザーシート18及び左ギャザーシート19を備えたものである。また、右端部弾性部材15は右ギャザーシート18に備えられ、左端部弾性部材16は、左ギャザーシート19に備えられている。
(ギャザーシート)
右ギャザーシート18及び左ギャザーシート19は、上下方向にマスク本体部1を形成する外面側不織布1a、フィルター1b及び着用者側不織布1cと同様の長さを有するシート材につき、図13に示すようにZ字状の断面形状となるように折り畳むことによって形成されている。これによって、図13に示すように、右ギャザーシート18には、第1面部181、第2面部182及び第3面部183が形成され、左ギャザーシート19には、第1面部191、第2面部192及び第3面部193が形成されている。
右ギャザーシート18及び左ギャザーシート19を形成するシート材の種類は特に限定されないが、例えば、着用者側不織布1cと同一のシート材を用いればよい。また、右ギャザーシート18及び左ギャザーシート19は、いずれも第1面部、第2面部及び第3面部の幅が略等しく、第1面部、第2面部及び第3面部の幅がそれぞれ8mmから18mmとなるように形成されることが好ましい。
図13に示すように、右ギャザーシート18は、第1面部181の、第2面部182と接続されていない側の端部が、マスク本体部1の右端部と一致するようにして、着用者側不織布1cに接続されている。
また、左ギャザーシート19は、第1面部191の、第2面部192と接続されていない側の端部が、マスク本体部1の左端部と一致するようにして、着用者側不織布1cに接続されている。
右ギャザーシート18及び左ギャザーシート19は、例えば、第1面部181又は第1面部191の全面を所定の糊・ホットメルト接着剤等を用いて着用者側不織布1cに貼付することによって、着用者側不織布1cと接続されている。
(弾性部材)
右端部弾性部材15は、図13に示すように、右ギャザーシート18に、第2面部182と第3面部183との間に挟まれるようにして備えられ、左端部弾性部材16は、図123に示すように、左ギャザーシート19の第2面部192と第3面部193との間に挟まれるようにして備えられている。
右端部弾性部材15は、図13に示すように右ギャザーシート18の第2面部182と第3面部183との間に挟まれた状態で、図12に示すように複数個所の接続部(上から右第1接続部151A、右第2接続部152A、右第3接続部153A、右第4接続部154A及び右第5接続部155A)において、図13に示すように第2面部182及び第3面部183の両者に接続されている。
また、左端部弾性部材16は、図13に示すように左ギャザーシート19の第2面部192と第3面部193との間に挟まれた状態で、図12に示すように複数個所の接続部(上から左第1接続部161A、左第2接続部162A、左第3接続部163A、左第4接続部164A及び左第5接続部165A)において、図13に示すように第2面部192及び第3面部193の両者に接続されている。
図12に示すように、第1実施形態と同様、各接続部は、上下方向において、プリーツを避け、上下方向にこれらの間となる位置(右第1接続部151A及び左第1接続部161Aについては、マスク本体部1Aの上端部と第1プリーツ111との間、右第2接続部152A及び左第2接続部162Aについては、第1プリーツ111と第2プリーツ112との間、右第3接続部153A及び左第3接続部163Aについては、第2プリーツ112と第3プリーツ113との間、右第4接続部154A及び左第4接続部164Aについては、第3プリーツ113と第4プリーツ114との間、右第5接続部155A及び左第5接続部165Aについては、第4プリーツ114とマスク本体部1Aの下端部との間)に形成されている。
(耳掛け部)
右耳掛け部2及び左耳掛け部3は、第1実施形態と同様に、いずれもポリウレタン等の伸縮性を有する材料によって形成された紐状の部材をマスク本体部1に取り付けることによって形成されている。
ただし、第1実施形態とは異なり、右耳掛け部2はマスク本体部1Aの右側において、紐状の部材の一方の端部がマスク本体部1Aの着用者側不織布1cの右上端部付近に熱・超音波等によって溶着され、他方の端部が着用者側不織布1cの右下端部付近に熱・超音波等によって溶着されるようにして、マスク本体部1Aに固定されている。
また左耳掛け部3はマスク本体部1Aの左側において、紐状の部材の一方の端部がマスク本体部1Aの着用者側不織布1cの左上端部付近に熱・超音波等によって溶着され、他方の端部がマスク本体部1Aの着用者側不織布1cの左下端部付近に熱・超音波等によって溶着されるようにして、マスク本体部1Aに固定されている。
また、右耳掛け部2の着用者側不織布1cへの接続部の上から右ギャザーシート18が取り付けられ、左耳掛け部3の着用者側不織布1cへの接続部の上から左ギャザーシート19が取り付けられることで、右耳掛け部2のマスク本体部1Aへの取付部は着用者側不織布1cと右ギャザーシート18との間に挟まれ、左耳掛け部3のマスク本体部1Aへの取付部は着用者側不織布1cと左ギャザーシート19との間に挟まれている。
これによって、右耳掛け部2及び左耳掛け部3を強固にマスク本体部1Aに固定することができる。
なお、右耳掛け部2及び左耳掛け部3のマスク本体部1Aへの固定方法は上記のものに限られず、例えば、その両端部を外面側不織布1aとフィルター1bとの間、又はフィルター1bと着用者側不織布1cとの間に挟み込んだ状態で後述の右端部接合部123A及び左端部接合部124Aを形成することによって、右端部接合部123A及び左端部接合部124Aによって、各シート材を固定すると同時に、右耳掛け部2及び左耳掛け部3をマスク本体部1に固定するようにしてもよい。
(右端部接合部及び左端部接合部)
上記のように、マスク本体部1Aは、右端部折り返し部13及び左端部折り返し部14を備えず、右端部接合部123A及び左端部接合部124Aは、図11及び図13に示すように、外面側不織布1a、フィルター1b及び着用者側不織布1cの3層を、例えば熱・超音波等によって前後に接合するようして、マスク本体部1Aの右端部又は左端部に沿って上下方向に延在する直線状に形成されている。
(その他の構成)
その他の構成については、第1実施形態に係るマスク100と同様である。
{マスクの製造方法}
次に、第2実施形態に係るマスク100Aの製造方法について、図14から図18に基づいて説明する。マスク100Aの製造方法は、第1工程から第6工程の6つの工程からなる。なお、第1実施形態に係るマスク100の製造方法と同一の部分については、説明を省略する。
(第1工程)
第1工程は、マスク本体部1を構成するシート材の積層工程である。
具体的には、第1実施形態と同様、外面側不織布1a、フィルター1b、着用者側不織布1cのそれぞれを形成するシート材につき、長尺なシート材がロール状に巻かれたシートロール(シートロールR1、シートロールR2、シートロールR3)とした上で、図5に示すように、各シートロールからそれぞれのシート材を繰り出しつつ、これらを下から外面側不織布1a、フィルター1b、着用者側不織布1cの順に積層する。
ただし、この際、第2実施形態においては、第1実施形態と異なり、右端部折り返し部13及び左端部折り返し部14は必要ないため、ロールシートR1、R2及びR3について、巻かれた外面側不織布1a、フィルター1b及び着用者側不織布1cの幅が、製造するマスク本体部1の左右方向の幅と一致するように形成しておき、図14に示すように、上方から見た際に、外面側不織布1a、フィルター1b及び着用者側不織布1cの略全体が重なるようにして積層すればよい。
なお、具体的な各シート材の幅は上記に限られず、例えば、第1実施形態と同様にして、右端部折り返し部13及び左端部折り返し部14を形成することも可能である。また、第1実施形態と同様に外面側不織布1aの幅がフィルター1b及び着用者側不織布1cよりも広くなるように形成した上で、右端部折り返し部13及び左端部折り返し部14を形成せず、当該はみ出し部分をそのままの状態で、例えば耳掛け部の固定部分等として活用してもよい。
また、この際には、第1実施形態と同様、図14に示すように、鼻部補強部材171及び口部補強部材172を、着用者側不織布1cとフィルター1bとの間の所定の位置に、その長手方向が、各シート材の繰り出し方向と直行する方向(図14におけるシート材の短手方向)と一致するようにして配置する。
(第2工程)
第2工程は、上端部接合部121、下端部接合部122、右端部接合部123A、左端部接合部124A、鼻部補強部材周辺接合部125及び口部補強部材周辺接合部126の形成工程である。
具体的には、第1実施形態と同様、図15に示すように、上記のように積層された外面側不織布1a、フィルター1b及び着用者側不織布1cにつき、後の第6工程の切断後におけるマスク本体部1Aの上端部に沿って、各シート材の繰り出し方向と直行する直線状に接合することで、上端部接合部121を形成し、後の第6工程の切断後におけるマスク本体部1の下端部に沿って、各シート材の繰り出し方向と直行する直線状に接合することで、下端部接合部122を形成する。
また、後の第6工程の切断後におけるマスク本体部1Aの右端部に沿って、各シート材の繰り出し方向と平行な直線状に外面側不織布1a、フィルター1b及び着用者側不織布1cを接合することで、右端部接合部123Aを形成し、後の第6工程の切断後におけるマスク本体部1Aの左端部に沿って、各シート材の繰り出し方向と平行な直線状に外面側不織布1a、フィルター1b及び着用者側不織布1cを接合することで、左端部接合部124Aを形成する。
さらに、図15に示すように、外面側不織布1a、フィルター1b及び着用者側不織布1cにつき、鼻部補強部材171及び口部補強部材172を囲むように接合することで、鼻部補強部材周辺接合部125及び口部補強部材周辺接合部126を形成する。
(第3工程)
第3工程は、耳掛け部の形成工程である。
具体的には、図16に示すように、ポリウレタン等の伸縮性を有する材料によって形成された連続した紐状の部材を、各シート材の繰り出し方向と直行する方向の両端部に取り付けることによって、右耳掛け部2及び左耳掛け部3を形成する。
この際には、右耳掛け部2は、図16に示すように、連続した紐状の部材を、それぞれのマスク本体部1において、マスク本体部1後面側(着用者側不織布1c側)の右上端部付近及びマスク本体部1後面側(着用者側不織布1c側)の右下端部付近となる位置に、例えば熱・超音波等によって溶着させることによって形成する。
また、左耳掛け部3は、図16に示すように、連続した紐状の部材を、それぞれのマスク本体部1において、マスク本体部1後面側(着用者側不織布1c側)の左上端部付近及びマスク本体部1後面側(着用者側不織布1c側)の左下端部付近となる位置に、例えば熱・超音波等によって溶着させることによって形成する。
なお、連続して形成された右耳掛け部2及び左耳掛け部3は、第6工程においてマスク本体部1Aと共に切り離されることとなる。
なお、右耳掛け部2及び左耳掛け部3の取り付け方法はこれに限られず、例えば、第1工程において、外面側不織布1aとフィルター1bとの間又はフィルター1bと着用者側不織布1cとの間に両端部が挟み込まれるようにポリウレタン等の伸縮性を有する材料によって形成された紐状の部材を配置した上で、これを含めて接合するようにして、第2工程で右端部接合部123A及び左端部接合部124Aを形成することによって、マスク本体部1Aに接合されていてもよい。
(第4工程)
第4工程は、右ギャザーシート18及び左ギャザーシート19の形成工程である。
具体的には、まず、短手方向に右ギャザーシート18の第1面部181、第2面部182及び第3面部183の幅を合わせた幅を有する長尺なシート材、及び短手方向に左ギャザーシート19の第1面部191、第2面部192及び第3面部193の幅を合わせた幅を有する長尺なシート材につき、短手方向に3等分されるように折り畳むことで、第1面部181、第2面部182及び第3面部183を有する右ギャザーシート18及び第1面部191、第2面部192及び第3面部193を有する左ギャザーシート19を形成する。
これを、右ギャザーシート18は、図13に示すように、第1面部181の、第2面部182と接続されていない側の端部が、マスク本体部1の右端部と一致するようにして、図17に示すように着用者側不織布1cに接続する。
また、左ギャザーシート19は、図13に示すように、第1面部191の、第2面部192と接続されていない側の端部が、マスク本体部1の左端部と一致するようにして、図17に示すように着用者側不織布1cに接続する。
なお、この際には、右ギャザーシート18は、右耳掛け部2の両端部の接続部を着用者側不織布1cとの間に挟み込み、左ギャザーシート19は、左耳掛け部3の両端部の接続部を着用者側不織布1cとの間に挟み込むように取り付ける。
これによって、右耳掛け部2及び左耳掛け部3のマスク本体部1への固定が強固になると共に、右耳掛け部2及び左耳掛け部3のマスク本体部1への接続部が、右ギャザーシート18又は左ギャザーシート19によって覆われることから、マスクの装着感も向上できる。
右ギャザーシート18及び左ギャザーシート19は、例えば、第1面部181又は第1面部191の全面を、所定の糊・ホットメルト接着剤等を用いて貼付することによって、着用者側不織布1cに取り付ける。
(第5工程)
第5工程は、右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16の取り付け工程である。
具体的には、右端部弾性部材15は、これを引き伸ばした状態で、図13に示すように右ギャザーシート18の第2面部182と第3面部183との間に挟み込むようにして、第2面部182及び第3面部183の両者に取り付け、左端部弾性部材16は、これを引き伸ばした状態で、図13に示すように左ギャザーシート19の第2面部192と第3面部193との間に挟み込むようにして、第2面部192及び第3面部193の両者に取り付ける。
この際には、第1実施形態と同様に、太さ470dtexから1200dtexのスパンデックスを、右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16のそれぞれに3本から10本使用することが好ましく、また、右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16共に、これを元の長さの150%から250%に伸ばした状態で取り付けることが望ましい。
また、この際には、図18に示すように、右端部弾性部材15については、マスク本体部1Aの上下方向の長さ複数枚分の長さを有する右端部弾性部材15つき、これを引き伸ばした状態で、作製するマスク本体部1Aそれぞれの右第1接続部151A、右第2接続部152A、右第3接続部153A、右第4接続部154A及び右第5接続部155Aとなる位置において、第2面部182及び第3面部183に接続する。
また、左端部弾性部材16については、マスク本体部1Aの上下方向の長さ複数枚分の長さを有する左端部弾性部材16つき、これを引き伸ばした状態で、作製するマスク本体部1Aそれぞれの左第1接続部161A、左第2接続部162A、左第3接続部163A、左第4接続部164A及び左第5接続部165Aとなる位置において、第2面部192及び第3面部193に接続する。
具体的には接続方法としては、例えば、所定の糊・ホットメルト接着剤等を用いて接着すればよい。
なお、第1実施形態と同様、具体的な接続部の形成数及び形成位置は、図18に示したものに限られず、適宜変更可能である。後述のように、プリーツは、上下方向において接続部の間となる位置に形成されることから、これによって、後述の第6工程において形成されるプリーツの数及び位置を調整できる。
また、第4工程及び第5工程は、上記の順序には限られず、右端部弾性部材15を右ギャザーシート18に取り付けた後に右ギャザーシート18を着用者側不織布1cに取り付け、また、左端部弾性部材16を左ギャザーシート19に取り付けた後に左ギャザーシート19を着用者側不織布1cに取り付けるようにしてもよい。
第2実施形態においても、第5工程までは、シート材の繰り出し方向(図18におけるシート材の長手方向)へと各シート材が引っ張られ、テンションが掛かった状態で行う。したがって、右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16を引き伸ばした状態で取り付けたとしても、この段階では、マスク本体部1を形成するシート材が収縮することはない。
(第6工程)
第6工程は、マスク本体部1Aを形成するシート材の切断工程である。本工程によって、連なって形成されていたマスク本体部1Aが1枚ずつに分離される。
具体的には、一のマスク本体部1Aの下端部接合部122と、これに続いて形成された他のマスク本体部1Aの上端部接合部121との間に位置する所定の切断位置において、シート材の繰り出し方向と直行する直線状に切断することで、マスク本体部1Aのそれぞれを分離する。この際には、第3工程において紐状の部材が連続して取り付けられて形成されていた右耳掛け部2及び左耳掛け部3も、それぞれのマスク本体部1A毎に切り取られ、分離されることとなる。
上記のように、第5工程までは、各シート材の繰り出し方向(図14から図18におけるシート材の長手方向)へと各シート材が引っ張られ、テンションが掛かった状態で行われることから、右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16を引き伸ばした状態で取り付けても、マスク本体部1Aを形成するシート材が収縮することはない。
しかし、第1実施形態と同様、第6工程においてシート材が切断され、マスク本体部1Aが1枚ずつに分離されると、上記のテンションが掛からなくなることで、第5工程において引き伸ばされた状態で取り付けられた右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16が収縮し、これに伴って、マスク本体部1Aが各シート材の繰り出し方向(マスク100Aの使用時における上下方向)に収縮することとなる。
この際には、上記の通り、右端部弾性部材15は、右第1接続部151A、右第2接続部152A、右第3接続部153A、右第4接続部154A及び右第5接続部155Aの5か所において、マスク本体部1Aを形成するシート材(右ギャザーシート18)に接続され、左端部弾性部材16は、左第1接続部161A、左第2接続部162A、左第3接続部163A、左第4接続部164A及び左第5接続部165Aの5か所において、マスク本体部1Aを形成するシート材(左ギャザーシート19)に接続されていることから、右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16は、これら接続部を引っ張り、これらの間隔を縮めるようにして収縮する。
またこの際には。右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16は、マスク本体部1の後面側(着用者側不織布1c側)に備えられているため、マスク本体部1を形成する各シート材は、各接続部の間となる位置において、第1実施形態と同様に、前方側(外面側不織布1a側)へと突出するようにして収縮することとなる。
これによって、図12に示すように、右第1接続部151Aと右第2接続部152Aとの間及び左第1接続部161Aと左第2接続部162Aとの間を通るようにして第1プリーツ111が形成され、右第2接続部152Aと右第3接続部153Aとの間及び左第2接続部162Aと左第3接続部163Aとの間を通るようにして第2プリーツ112が形成され、右第3接続部153Aと右第4接続部154Aとの間及び左第3接続部163Aと左第4接続部164Aとの間を通るようにして第3プリーツ113が形成され、右第4接続部154Aと右第5接続部155Aとの間及び左第4接続部164Aと左第5接続部165Aとの間を通るようにして第4プリーツ114が形成される。
{効果の説明}
第2実施形態に係るマスク100A及びその製造方法によっても、第1実施形態と同様に、製造過程においてマスク本体部1Aを形成するシート材を回転させることを要せず、これを一定方向に流しつつ、一連の流れでプリーツ型のマスクを製造することができる。
したがって、マスクの製造効率を向上することが可能となる。
また、上記のように、製造されたマスク100Aにおいて、右端部弾性部材15は、右ギャザーシート18に、第2面部182と第3面部183との間に挟まれ、覆われるようにして備えられ、左端部弾性部材16は、左ギャザーシート19に、第2面部192と第3面部193との間に挟まれ、覆われるようにして備えられていることから、右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16を備えたことによって、マスクの外観および装着感を損ねることも防止できる。
また、マスク本体部1Aの左右の端部に、上下方向に延在するようにして右端部弾性部材15及び左端部弾性部材16が備えられていることによって、マスク100Aの着用時において、マスク本体部1A左右の密閉性も改善することができる。
また、右ギャザーシート18及び左ギャザーシート19が隙間を埋めることから、これを備えない第1実施形態と比較して、さらにマスク本体部1Aの左右の密閉性を向上できる。
100、100A マスク
1、1A マスク本体部
1a 外面側不織布(外面側シート材)
1b フィルター
1c 着用者側不織布(着用者側シート材)
111 第1プリーツ(プリーツ)
112 第2プリーツ(プリーツ)
113 第3プリーツ(プリーツ)
114 第4プリーツ(プリーツ)
121 上端部接合部
122 下端部接合部
123、123A 右端部接合部
124、124A 左端部接合部
125 鼻部補強部材周辺接合部
126 口部補強部材周辺接合部
13 右端部折り返し部
14 左端部折り返し部
15 右端部弾性部材
151、151A 右第1接続部
152、152A 右第2接続部
153、153A 右第3接続部
154、154A 右第4接続部
155、155A 右第5接続部
16 左端部弾性部材
161、161A 左第1接続部
162、162A 左第2接続部
163、163A 左第3接続部
164、164A 左第4接続部
165、165A 左第5接続部
171 鼻部補強部材
172 口部補強部材
18 右ギャザーシート
181 第1面部
182 第2面部
183 第3面部
19 左ギャザーシート
191 第1面部
192 第2面部
193 第3面部
2 右耳掛け部(耳掛け部)
3 左耳掛け部(耳掛け部)

Claims (9)

  1. シート材で形成され、着用者の顔面の対象部位を覆うマスク本体部と、当該マスク本体部を前記着用者の耳に係止するための左右一対の耳掛け部と、を備えるマスクであって、
    前記マスク本体部は、
    上下方向に広げることができる複数のプリーツと、
    弾性を有する材料によって形成され、当該マスク本体部の左右それぞれの端部近傍に上下方向に延在するように備えられた弾性部材と、
    を備え、
    前記弾性部材は、上下方向に所定の間隔を空けて形成された複数の接続部においてマスク本体部を形成するシート材に接続され、前記プリーツは、上下方向に前記接続部の間となる位置に形成されていることを特徴とするマスク。
  2. 前記マスク本体部は、
    最前面に配置された外面側シート材を、右端部を回り込むようにして後面側へと折り返した右端部折り返し部と、
    前記外面側シート材を、左端部を回り込むようにして後面側へと折り返した左端部折り返し部と、
    を備え、
    前記弾性部材は、
    最後面に配置された着用者側シート材と前記右端部折り返し部との間と、
    前記着用者側シート材と前記左端部折り返し部との間と、
    に備えられていることを特徴とする請求項1に記載のマスク。
  3. 前記マスク本体部は、
    着用者側の面の左右端部近傍に、当該面から起立するように形成されたギャザーシートを備え、
    前記弾性部材は、前記ギャザーシートに備えられていることを特徴とする請求項1に記載のマスク。
  4. 前記ギャザーシートは、前記マスク本体部の最後面に配置された着用者側シート材と接続された第1面部と、前記第1面部の端部に接続された第2面部と、前記第2面部の前記第1面部と接続されているのと反対側の端部に接続された第3面部と、を備え、
    前記弾性部材は、前記第2面部と前記第3面部との間に備えられていることを特徴とする請求項3に記載のマスク。
  5. 長手方向にマスク本体部の上下方向の長さ複数枚分の長さを有するシート材の短手方向の両端部近傍に、弾性を有する材料によって形成された弾性部材を、当該端部に沿う方向に引き伸ばされた状態で、所定の間隔を空けて形成された接続部において接続する弾性部材取付工程と、
    前記シート材に、耳掛け部を形成する耳掛け部形成工程と、
    前記シート材を、マスク本体部の上下方向の幅に切断する切断工程と、
    を含むことを特徴とするマスクの製造方法。
  6. 複数枚の前記シート材を積層する積層工程を含むことを特徴とする請求項5に記載のマスクの製造方法。
  7. 前記積層工程においては、マスク本体部最前面に位置する外面側シート材として、短手方向に他のシート材よりも長いシート材を用い、当該外面側シート材の短手方向両端部が露出するようにして前記シート材を積層し、
    当該外面側シート材の短手方向両端部の露出部分をマスク本体部後面側へと折り返し、右端部折り返し部及び左端部折り返し部を形成する折り返し部形成工程をさらに含み、
    前記弾性部材取付工程においては、
    前記右端部折り返し部と最後面に配置された着用者側シート材との間と、
    前記左端部折り返し部と前記着用者側シート材との間と、
    に配置されるようにして、前記弾性部材を取り付けることを特徴とする請求項6に記載のマスクの製造方法。
  8. 前記シート材のマスク本体部において着用者に向く面の短手方向両端部近傍に、当該シート材から起立するようにしてギャザーシートを取り付けるギャザーシート取付工程を含み、
    前記弾性部材取付工程においては、
    前記シート材に取り付けられた状態又は取り付けられる前の状態の前記ギャザーシートに、前記弾性部材を所定の間隔を空けて形成された接続部において接続することで、前記ギャザーシートを介して、前記シート材に前記弾性部材を取り付けることを特徴とする請求項5又は6に記載のマスクの製造方法。
  9. 前記弾性部材取付工程においては、前記ギャザーシートの間に挟まれるようにして前記弾性部材を取り付けることを特徴とする請求項8に記載のマスクの製造方法。
JP2019041637A 2019-03-07 2019-03-07 マスク及びマスクの製造方法 Active JP7272828B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019041637A JP7272828B2 (ja) 2019-03-07 2019-03-07 マスク及びマスクの製造方法
PCT/JP2020/003677 WO2020179306A1 (ja) 2019-03-07 2020-01-31 マスク及びマスクの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019041637A JP7272828B2 (ja) 2019-03-07 2019-03-07 マスク及びマスクの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020143404A JP2020143404A (ja) 2020-09-10
JP7272828B2 true JP7272828B2 (ja) 2023-05-12

Family

ID=72337536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019041637A Active JP7272828B2 (ja) 2019-03-07 2019-03-07 マスク及びマスクの製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7272828B2 (ja)
WO (1) WO2020179306A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7405421B2 (ja) * 2020-07-17 2023-12-26 明星産商株式会社 マスク
KR102281183B1 (ko) * 2020-09-25 2021-07-23 주식회사 에스알 마스크 제조 장치
JP6941717B1 (ja) * 2020-10-14 2021-09-29 哲夫 村山 折り返しマスク
JP6941719B1 (ja) * 2020-10-19 2021-09-29 哲夫 村山 分離マスク
KR20220071780A (ko) * 2020-11-24 2022-05-31 주식회사 해피라이프 호흡기용 다용도 위생 마스크
WO2022158738A1 (ko) * 2021-01-20 2022-07-28 주식회사 스포컴 마스크 및 이의 제조방법
KR20220157822A (ko) * 2021-05-21 2022-11-29 기욱진 마스크
KR102298283B1 (ko) * 2021-05-26 2021-09-07 섬밋헬스케어 주식회사 마스크
KR102645956B1 (ko) * 2021-09-29 2024-03-11 노경일 마스크 제조장치

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004351190A (ja) 2002-08-21 2004-12-16 Daiya Seiyaku Kk マスク及びその製造方法
JP2010187901A (ja) 2009-02-18 2010-09-02 Zuiko Corp 使い捨てマスクおよびその製造方法
JP2011194067A (ja) 2010-03-19 2011-10-06 Three M Innovative Properties Co 漏れ防止部を備えたマスク
JP2018127729A (ja) 2017-02-07 2018-08-16 イヅハラ産業株式会社 マスク及びマスクの製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3681222B2 (ja) * 1996-06-27 2005-08-10 ユニ・チャーム株式会社 マスク

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004351190A (ja) 2002-08-21 2004-12-16 Daiya Seiyaku Kk マスク及びその製造方法
JP2010187901A (ja) 2009-02-18 2010-09-02 Zuiko Corp 使い捨てマスクおよびその製造方法
JP2011194067A (ja) 2010-03-19 2011-10-06 Three M Innovative Properties Co 漏れ防止部を備えたマスク
JP2018127729A (ja) 2017-02-07 2018-08-16 イヅハラ産業株式会社 マスク及びマスクの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020143404A (ja) 2020-09-10
WO2020179306A1 (ja) 2020-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7272828B2 (ja) マスク及びマスクの製造方法
JP4831430B2 (ja) マスク
JP5436262B2 (ja) マスク
US20100132713A1 (en) Stiffened filter mask
WO2017002271A1 (ja) 使い捨てマスク
CN102770185B (zh) 口罩
US20210346728A1 (en) Protective Facemask And Method Of Manufacture
JP2011087936A5 (ja)
KR20140036169A (ko) 마스크
KR101697766B1 (ko) 수평 적첩식 안면부 여과식 호흡기
KR20110104962A (ko) 보강 망을 구비한 확장성 안면 마스크
JP6883956B2 (ja) マスク
WO2022044597A1 (ja) マスク
JP4990228B2 (ja) 衛生マスク
KR101292161B1 (ko) 방진 마스크 및 이의 제조 방법
TWM580436U (zh) Marginal mask
JP2020084388A (ja) マスク
CN115426909A (zh) 口罩以及口罩的制造方法
JP6404413B1 (ja) マスク用耳ゴム及びマスク
US20230233888A1 (en) Respirator mask
JP2017014673A (ja) 使い捨てマスク
JP3156690U (ja) マスク
JP6081725B2 (ja) マスク
WO2021059926A1 (ja) マスクの製造方法及び耳掛け部製造装置
CN212437383U (zh) 一种口罩

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7272828

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150