WO2022044597A1

WO2022044597A1 - マスク

Info

Publication number: WO2022044597A1
Application number: PCT/JP2021/026498
Authority: WO
Inventors: 崇博島田
Original assignee: 株式会社瑞光
Priority date: 2020-08-24
Filing date: 2021-07-14
Publication date: 2022-03-03
Also published as: JPWO2022044597A1

Abstract

可撓性を有するマスク本体と、マスク本体を顔へ取り付けるための取付部と、を備え、前記マスク本体は、幅方向に延びる線を起点として折り重ねることで形成されるプリーツ部と、幅方向両端部に前記プリーツ部の重なりを止めるシール部と、を備え、前記シール部には、該シール部の幅方向全域に亘る細長い形状のシール片が縦方向に複数並んで設けられている。

Description

マスク

関連出願の相互参照

　本願は、日本国特許出願２０２０－１４１００６号の優先権を主張し、引用によって本願明細書の記載に組み込まれる。

　本発明は、着用者の顔に装着して使用されるマスクに関する。

　特許文献１には、可撓性を有するマスク本体と、該マスク本体を顔へ取り付けるための取付部としての耳掛け部と、を備えたマスクが開示されている。前記マスク本体は、幅方向に延びる線を起点として折り重ねることで形成されるプリーツ部と、幅方向両端部に前記プリーツ部の重なりを止めるシール部と、を備える。前記シール部のそれぞれには、幅方向に間隔を置いて３列のドット部が形成される。

　しかし、特許文献１によれば、３列のドット部ではシール量を多くすることができない。そのため、各プリーツ部におけるシールが弱いだけでなく、幅方向におけるドット部同士の間のシールされていない非シール部が縦方向に繋がってしまう。よって、特許文献１記載のマスクには、幅方向両端部が顔に沿って曲がりにくいという不都合があった。

日本国特開２０１７－２１８７１９号公報

　そこで本発明は、プリーツ部におけるシール強度を向上させることができ、幅方向両端部が顔に沿って曲がり易いマスクを提供することを目的とする。

　本発明のマスクは、可撓性を有するマスク本体と、該マスク本体を使用者の顔へ取り付けるための取付部と、を備え、前記マスク本体は、該マスク本体が幅方向に延びる線に沿って折り重ねることで形成されるプリーツ部と、前記マスク本体の幅方向両端部に前記プリーツ部における前記マスク本体の折り重なり部分を相互に固定するシール部と、を備え、前記シール部の各々には、該シール部の幅方向全域に亘る細長い形状のシール片が縦方向に並んで複数設けられていることを特徴としている。

　また、本発明のマスクでは、前記プリーツ部は、縦方向に前記マスク本体が折り重ねられていない非折り重ね部を介して複数設けられ、該非折り重ね部にも、前記シール片が設けられていてもよい。

　また、本発明のマスクでは、前記プリーツ部の前記シール片の数は、前記非折り重ね部の前記シール片の数よりも多い構成であってもよい。

図１は、本発明の一実施形態に係るマスクの正面図である。図２は、同マスクの背面図である。図３は、図１における横断平面図である。図４は、図３において耳掛け部を展開した状態を示す図である。図５は、図１におけるＶ－Ｖ線断面図である。図６は、図１における要部の拡大図である。図７は、同マスクを顔に装着した状態の側面図である。

　以下、本発明の一実施形態に係るマスクについて、図面に基づき説明する。図１～図３に示すように、マスク１は、可撓性を有するマスク本体２と、マスク本体２を顔へ取り付けるための取付部としての一対の耳掛け部３，３と、を備える。尚、図１において、矢印の第１方向Ｘを左右方向とし、矢印の第２方向Ｙを上下方向として、説明する。また、左右方向は横方向や、幅方向や、長手方向と捉えてもよい。加えて、上下方向は縦方向と捉えてもよい。図１は、マスク本体２の外面側、つまり、使用者の鼻や口に接触しない側を示す平面図である。図２は、マスク本体２の内面側、つまり、使用者の鼻や口を覆って鼻や口に接触する側を示す平面図である。

　マスク本体２は、左右方向で直線状に延びる上下の端縁２Ａ，２Ｂと、上下方向で直線状に延びる左右の端縁２Ｃ，２Ｄと、を備える。マスク本体２は、左右方向に長い横長状の長方形状に構成される。また、図５に示すように、マスク本体２では、フィルターシート４が、一対の不織布シート５，５で挟み込まれた状態で保持されて構成される。

　また、図１に示すように、マスク本体２は、該マスク本体２を左右方向に延びる線に沿って折り重ねることで形成されるプリーツ部６と、前記マスク本体２の幅方向両端部にプリーツ部６における前記マスク本体２の折り重なり部分を相互に固定するシール部７と、を備える。プリーツ部６は、上下方向に複数形成される。本実施形態のプリーツ部６は、上下方向に３つ形成される。全てのプリーツ部６の上下方向の寸法は同一に構成される。

　マスク本体２は、複数のプリーツ部６のうち、上下方向で隣り合うプリーツ部６，６の間に、非折り重ね部８を備える。本実施形態のマスク本体２は、非折り重ね部８を２つ備える。尚、図５に示すように、各々のプリーツ部６では、前記シート４，５が５，４，５、５，４，５、５，４，５の順に９層となるように相互に重なっている。そして、非折り重ね部８では、前記シート４，５が５，４，５の順に３層となるように重なっている。すなわち、プリーツ部６では、５，４，５の順で重ねる３層構造のシート４，５が、３層となるように重なっている。これに対し、非折り重ね部８では、シート４，５が５，４，５の順で重なった３層構造となっている。そのため、シート４，５の３層から構成される非折り重ね部８に対して、シート４，５が９層から構成されるプリーツ部６を重なり部と称してもよい。

　図１，６に示すように、シール部７は、プリーツ部６の重なり、具体的には図５に示す９層に折り重なった前記シート４，５を止める第１シール部９と、図５に示す非折り重ね部８の３層の前記シート４，５を相互に固定する第２シール部１０と、図５に示すプリーツ部６の上側及び下側に位置する３層の前記シート４，５を相互に固定する上下方向に設けられた第３シール部１１，１２と、図５に示す第３シール部１１の上側に位置してマスク本体２が折り返されて、前記シート４，５が５層となっている箇所を相互に固定する第４シール部１３と、図５に示す第３シール部１２の下側に位置してマスク本体２が折り返されて、前記シート４，５が５層になっている箇所を相互に固定する第５シール部１４と、を備える。

　第１シール部９、第２シール部１０、第３シール部１１，１２、第４シール部１３、第５シール部１４のそれぞれには、シール部の左右方向全域に亘るシール片９Ａ、１０Ａ、１１Ａ，１２Ａ、１３Ａ、１４Ａが、上下方向に所定間隔を置いて複数併設されている。そのため、シール部７は、複数のシール片９Ａ、１０Ａ、１１Ａ，１２Ａ、１３Ａ、１４Ａから構成されている。尚、本実施形態では、シール片９Ａ、１０Ａ、１１Ａ，１２Ａ、１３Ａ、１４Ａの上下方向の間隔は同一間隔であるが、この間隔は異なっていてもよい。シール片９Ａ、１０Ａ、１１Ａ，１２Ａ、１３Ａ、１４Ａは、左右方向に細長い形状に構成されている。また、全てのシール片９Ａ、１０Ａ、１１Ａ，１２Ａ、１３Ａ、１４Ａは、左右方向の長さが同一で、かつ、左右方向の両端の位置が上下方向において一致した状態で配置されている。

　また、プリーツ部６のシール片９Ａの数は、非折り重ね部８のシール片１０Ａの数よりも多く設定されている。本実施形態では、プリーツ部６のシール片９Ａの数が、５つで、非折り重ね部８のシール片１０Ａの数が、１つになっている。これは、プリーツ部６の上下方向の寸法が、非折り重ね部８の上下方向の寸法よりも長くなっているからである。尚、プリーツ部６の上下方向の寸法及び非折り重ね部８の上下方向の寸法に応じてシール片の数を設定することが好ましい。そのため、非折り重ね部８の上下方向の寸法によっては、非折り重ね部８のシール片１０Ａの数が２つ以上に設定されていてもよい。

　シール片９Ａ，１０Ａ，１１Ａ，１２Ａ、１３Ａ、１４Ａのシールの左右方向の長さは、好ましくはマスク本体２の左右方向の長さの１．７％からマスク本体２の左右方向の長さの６％までの範囲に設定される。一方で、上記の設定される範囲は、上記した範囲以外であっても構わない。

　シール部９，１０，１１，１２，１３，１４のシール方法としては、超音波を用いるソニックシールが好ましい。このソニックシールの場合、シールしたい箇所のみシールすることができ、シールの信頼性を高めることができる。また、その他のシール方法として、例えば、ヒートシールを採用しても良い。一方で、ヒートシールの場合、本来シールしたいシール箇所以外の周辺部、例えば、シール部とシール部との間、に対する熱の影響は小さいほうが好ましい。

　ここで、上述の通り、プリーツ部６では、シートが９層となるように折り重なって構成され、非折り重ね部８では、３層のシートから構成されている。そのため、シートの層の数の違いにより、ソニックシールによる不織布の溶融量が異なる。具体的には、プリーツ部６における不織布の溶融量は、非折り重ね部８における不織布の溶融量よりも多くなる。また、プリーツ部６のシール片９Ａの数は、非折り重ね部８のシール片１０Ａの数よりも多く設定されている。そのため、プリーツ部６における不織布の溶融量は、非折り重ね部８における不織布の溶融量よりも多くなる。これにより、プリーツ部６の剛性は、非折り重ね部８の剛性よりも強くなっている。

　また、図２に示すように、マスク本体２は上端部に、図５に示す５層のシート４，５を左右方向全域に亘って止めるための上下一対の第６シール部１５，１６を備える。第６シール部１５，１６のそれぞれは、横方向に等間隔をおいて形成される複数（本実施形態では、５９コ）のドット状のシール部１５Ａ，１６Ａから構成される。また、マスク本体２の上端部の内部には、上下一対の第６シール部１５，１６間に位置する状態で、ノーズフィット部材１７が配置される。ノーズフィット部材１７は、塑性変形可能な板状のワイヤから構成される。ノーズフィット部材１７の両端部に設けられたドット状の左右一対のシール部１８，１８により、ノーズフィット部材１７の左右方向の移動が規制される。また、上下一対の第６シール部１５，１６により、ノーズフィット部材１７の上下方向の移動が規制される。

　また、図２に示すように、マスク本体２は下端部に、図５に示す５層に折り重なったシート４，５を左右方向全域に亘って止めるための上下一対の第７シール部１９，２０を備える。第７シール部１９，２０のそれぞれは、横方向に等間隔をおいて形成される複数ドット状のシール部１９Ａ，２０Ａから構成される。これら第７シール部１９，２０の上下方向の間隔は、第６シール部１５，１６の上下方向の間隔よりも小さく設定される。

　一対の耳掛け部３，３は、いずれも同一構成である。一対の耳掛け部３，３は、両端同士がミシン目又は切欠きあるいはそれら両方を介して連結される。そして、これら一対の耳掛け部３，３は、ミシン目又は切欠きあるいはそれら両方を切り離すことにより、図１及び図３の連結状態から、図４に示すように展開状態となる。よって、マスク１を装着できる状態になる。

　各耳掛け部３は、一端部がマスク本体２の表側の両端部の上下端部にシールされて連結される上下一対の第１帯状部材２１，２２と、これら上下の第１帯状部材２１，２２の他端部を上下方向で連結するための第２帯状部材２３と、を備える。上下の第１帯状部材２１，２２の他端部と第２帯状部材２３の上下端部とが、複数シール部２１Ａ，２２Ａにより連結されている。また、上下一対の第１帯状部材２１，２２の一端部は、前記シート５，４，５を止めるシール片１２Ａ，１３Ａ，１４Ａでシールされている。

　第１帯状部材２１，２２は、同一部材からなり、左右方向に延びる横長で長方形状の２枚の不織布からなる。図４に示すように、第１帯状部材２１，２２には、伸縮性を有するようにギャザー部２１Ｇ，２２Ｇが形成される。また、２枚の不織布は、３本の細長い糸状の弾性部材２５が表側から裏側へ、裏側から表側へ交互に貫通することで一体化されている。そして、両耳に耳掛け部３，３をかけた時に、弾性部材２５が引っ張られることにより、その引っ張り力が両耳に作用するようになっている。尚、弾性部材２５は、糸ゴムや伸縮性フィルム等から構成される。

　第２帯状部材２３は、１枚の上下方向に長い縦長の長方形状の不織布からなる。第２帯状部材２３は、上端部が上側の第１帯状部材２１に前述した多数のシール部２１Ａにより連結される。また、第２帯状部材２３は、下端部が下側の第１帯状部材２２に前述した多数のシール部２２Ａにより連結される。そして、第２帯状部材２３は、下端部が連結されている箇所から更に下方に延びてマスク本体２の下端から下方へ食み出す延出部２４を備える。尚、この延出部２４は、省略してもよい。

　以上のように構成されたマスク１を顔に装着する場合には、まず、図１に示す一対の耳掛け部３，３の第２帯状部材２３，２３を両手で掴んで左右方向の両側に引っ張り、ミシン目又は切欠きあるいはそれら両方を切り離す。これによって、図４に示すように、一対の耳掛け部３，３を展開した状態にできる。この状態から一対の耳掛け部３，３をマスク本体２の内面側に巻き回してから、両耳に一対の耳掛け部３，３をかける。このようにして、マスク１を装着する。

　マスク１を装着した状態を図７に示している。尚、図７では、マスク本体２の一端部２Ｔ側のみ図示している。図７を見ると、使用者の顔Ｇの湾曲面に沿ってマスク本体２の両端部２Ｔ，２Ｔが湾曲している。そのため、結果として、マスク本体２の両端部２Ｔ，２Ｔと使用者の顔Ｇとの間に隙間が発生し難い状態にできる。これは、シール片９Ａが、左右方向に細長い形状に形成されているからである。すなわち、マスク本体２の両端部である第１シール部９が、シール片９Ａを起点として、上下方向で湾曲するように曲がり易くなる。よって、幅方向両端部２Ｔ，２Ｔが顔に沿い易くなる。また、第１シール部９の左右方向全域に亘る細長い形状のシール片９Ａでシールする。そのため、プリーツ部６のシール量が多くなり、プリーツ部６におけるシール強度を向上させることができる。

　また、非折り重ね部８にも、シール片１０Ａが設けられる。そのため、プリーツ部６だけでなく、非折り重ね部８においても、シール片１０Ａを中心とした曲がりが形成される。よって、幅方向両端部２Ｔ，２Ｔが曲がり易くなる。

　また、プリーツ部６のシール片９Ａの数が、非折り重ね部８のシール片１０Ａの数よりも多く設定している。そのため、プリーツ部６を多くのシール片９Ａでシール強度を上げつつ曲がり易くしながらも、非折り重ね部８においても少ないシール片１０Ａで曲がり易くなり、幅方向両端部２Ｔ，２Ｔが全体的に曲がり易くなる。

　さらに、プリーツ部６と非折り重ね部８とにおけるシートの重なり量の違い及びシール数の違いにより、プリーツ部６の剛性は、非折り重ね部８の剛性よりも強くなっている。そのため、非折り重ね部８のシール片１０Ａを基準として各プリーツ部６の一部分が互いに折り重なる。具体的には、上下方向において上側に位置するプリーツ部６の下端部分が前面側に位置するように中央側に位置するプリーツ部６の上端部分に折り重なる。また、中央側に位置するプリーツ部６の下端部分が前面側に位置するように下側に位置するプリーツ部６の上端部分に折り重なる。よって、幅方向両端部２Ｔ，２Ｔが曲がり易くなる。尚、ここでいう「前面」とは、マスク本体２の外面、すなわち、使用者の鼻や口に接触しない側のことである。これにより、屈曲率の大きいマスク中央部におけるマスク本体２の両端部２Ｔ，２Ｔと使用者の顔Ｇとの間に乗じる隙間をより小さくできる。したがって、マスク１を使用者の顔に密着させることができる。

　本実施形態のマスク１は、可撓性を有するマスク本体２と、該マスク本体２を使用者の顔へ取り付けるための取付部３と、を備え、前記マスク本体２は、該マスク本体２が幅方向に延びる線に沿って折り重ねることで形成されるプリーツ部６と、前記マスク本体２の幅方向両端部に前記プリーツ部６における前記マスク本体２の折り重なり部分を相互に固定するシール部７と、を備え、前記シール部７の各々には、該シール部７の幅方向全域に亘る細長い形状のシール片９Ａが縦方向に並んで複数設けられている。

　前記構成によれば、シール部７の幅方向全域に亘る細長い形状のシール片９Ａでシールするため、プリーツ部６のシール量が多くなり、プリーツ部６におけるシール強度を向上させることができる。また、シール片９Ａは、幅方向に沿う細長い形状に形成されるため、これらのシール片９Ａを起点としてシール部７が縦方向で湾曲するように曲がり易くなり、幅方向両端部が顔に沿い易い。

　また、本実施形態のマスク１では、前記プリーツ部６は、前記マスク本体２が折り重ねられていない非折り重ね部８を介して複数設けられ、該非折り重ね部８にも、前記シール片１０Ａが設けられていてもよい。

　上記のように、非折り重ね部８にも、前記シール片１０Ａが設けられるため、プリーツ部６だけでなく、非折り重ね部８においても、シール片１０Ａを起点とした曲がりが形成され、幅方向両端部が曲がり易くなる。

　また、本実施形態のマスク１は、前記プリーツ部６のシール片９Ａの数は、前記非折り重ね部８のシール片１０Ａの数よりも多い。

　上記のように、プリーツ部６を多くのシール片９Ａでシール強度を上げつつ曲がり易くしながらも、非折り重ね部８においても少ないシール片１０Ａで曲がり易くなり、幅方向両端部が全体的に曲がり易くなる。

　よって、本実施形態では、シール部７に、シール部７の幅方向全域に亘る細長い形状のシール片９Ａ、１０Ａを縦方向に並んで複数設けることによって、プリーツ部６におけるシール強度を向上させることができ、幅方向両端部が顔に沿って曲がり易いマスク１を提供することができる。

　本発明のマスクは、上記実施形態の構成や前記構成から生じる作用効果に限定されるものではない。また、本発明のマスクは、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。

　上記実施形態では、マスク１に不織布を用いたが、プラスチックフィルムやシリコーンフィルム等の各種の合成樹脂を用いたフィルムであってもよい。この場合、積層する枚数は２枚以上といった複数枚にするのが好ましいが、十分な厚みを有するものであれば、１枚であってもよい。

　また、上記実施形態では、３つ全てのプリーツ部６の上下方向の寸法を同一にした。しかし、これに限らず、少なくとも１つのプリーツ部の上下方向の寸法を他のプリーツ部の上下方向の寸法と異なるように構成してもよい。

　また、上記実施形態では、プリーツ部６の全てのシール片９Ａを左右方向に沿った平行姿勢に構成した。しかし、これに限らず、一部のシール片９Ａを左右方向と交差する方向に形成して、一部のシール片９Ａを非平行姿勢に構成してもよい。

　また、上記実施形態では、マスク本体２を長方形状に構成した。しかし、これに限らず、例えば、正方形状、楕円形状、多角形状といったように使用者の口と鼻を覆うことができるものであれば、どのような形状に構成してもよい。

　また、上記実施形態では、耳掛け部３，３がコの字状に構成したが、Ｕの字状、Ｖの字状、台形状等、どのような形状に構成してもよい。また、耳掛け部をゴム製や布製の紐から構成してもよい。また、使用者の顔へ取り付けるための取付部として耳掛け部３，３を例示した。一方で、例えば、マスク本体２の両端部から後方へ延びる帯状又は紐状の一対の部材と、一対の部材の遊端部のうちの一方の遊端部に備えた被係止部と、該被係止部に係止及び係止解除可能に他方の遊端部に備えた係止部と、を用いて、首の後ろで係止部を被係止部に係止することで、マスク本体２を使用者の顔へ取り付けることができるようにしてもよい。

　また、上記実施形態では、一対の耳掛け部３，３を持ってマスク本体２の内面側に巻き回してから、両耳に一対の耳掛け部３，３をかけた。しかし、これに限らず、例えば、一対の耳掛け部３，３をマスク本体２の内面側に巻き回さないで、マスク本体２の外面側で使用者の顔を覆うように一対の耳掛け部３，３を両耳にかけるようにしてもよい。

１…マスク、２…マスク本体、２Ａ，２Ｂ…上下の端縁、２Ｃ，２Ｄ…左右の端縁、２Ｔ…端部、３…取付部、４…フィルターシート、５…不織布シート、６…プリーツ部、７…シール部、８…非折り重ね部、９…第１シール部、９Ａ…シール片、１０…第２シール部、１０Ａ…シール片、１１，１２…第３シール部、１１Ａ，１２Ａ…シール片、１３…第４シール部、１４…第５シール部、１３Ａ，１４Ａ…シール片、１５，１６…第６シール部、１５Ａ，１６Ａ…シール部、１７…ノーズフィット部材、１８…シール部、１９，２０…第７シール部、１９Ａ，２０Ａ…シール部、２１，２２…第１帯状部材、２１Ａ，２２Ａ…シール部、２１Ｇ，２２Ｇ…ギャザー部、２３…第２帯状部材、２４…延出部、２５…弾性部材、Ｇ…顔

Claims

　可撓性を有するマスク本体と、該マスク本体を使用者の顔へ取り付けるための取付部と、を備え、
　前記マスク本体は、該マスク本体が幅方向に延びる線に沿って折り重ねることで形成されるプリーツ部と、前記マスク本体の幅方向両端部に前記プリーツ部における前記マスク本体の折り重なり部分を相互に固定するシール部と、を備え、
　前記シール部の各々には、該シール部の幅方向全域に亘る細長い形状のシール片が縦方向に並んで複数設けられていることを特徴とするマスク。
　前記プリーツ部は、縦方向に前記マスク本体が折り重ねられていない非折り重ね部を介して複数設けられ、該非折り重ね部にも、前記シール片が設けられていることを特徴とする請求項１に記載のマスク。
　前記プリーツ部の前記シール片の数は、前記非折り重ね部の前記シール片の数よりも多いことを特徴とする請求項２に記載のマスク。