JP7262958B2 - 伸縮性シートの製造方法、及び、伸縮性シートの製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、伸縮性シートの製造方法、及び、伸縮性シートの製造装置に関する。
伸縮性シートの製造方法として、シート間に伸長状態の糸ゴムを接着材で取り付ける方法が知られている。一方、特許文献1には、シート間に伸長状態の糸ゴム(ワイヤ状要素)を配したものを、一対のローラー間に通すことでシートを押圧し、糸ゴムに対して横切るように糸ゴムの両側に接続部を形成する方法が開示されている。糸ゴムの両側の接続部の間に形成される狭部において、張力がなくなり太くなった状態の糸ゴムを固定でき、糸ゴムをシートに取り付けることができる。このように、接着剤を使用せずに、糸ゴムをシートに取り付けることで、接着剤の硬化に起因する糸ゴムの収縮性能の低下や、伸縮性シートの柔軟性の低下を抑制できる。
特許第3212615号公報
上記のように製造された伸縮性シートにおいて、糸ゴムを切断することがある。その場合、糸ゴムの両側に形成される接続部(接合部対)の間隔が広く、伸長状態の糸ゴムの径以上であったり、糸ゴムの伸長倍率が高かったりすると、糸ゴムが切断された際に、糸ゴムが接合部対の間をすり抜けやすく、所望の接合部対で糸ゴムのカット端部を固定できないおそれがある。そうすると、伸縮性シートの所望の領域に伸縮性を発現できなくなってしまう。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、糸ゴムの両側に位置する接合部対で糸ゴムをシート部に取り付ける伸縮性シートにおいて、所望の接合部対で糸ゴムのカット端部を固定することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、
縦方向と横方向を有する伸縮性シートの製造方法であって、
第1シート部と第2シート部の間に、前記横方向に伸長状態の糸ゴムを配置する工程と、
前記第1シート部と前記第2シート部を圧着して互いに接合する複数の接合部を形成する工程と、
前記糸ゴムの前記伸長状態を緩和させる工程と、
前記緩和させる工程の後に、前記横方向における切断位置において前記糸ゴムを切断する工程と、を有し、
前記複数の接合部は、前記縦方向において前記糸ゴムの両側に位置する接合部対を有し、
前記切断する工程の後では、収縮した前記糸ゴムが前記接合部対に挟まれて、前記糸ゴムの前記横方向の位置が規制され、
前記横方向において、前記切断位置の一方側に隣り合う接合部対を一方側接合部対とし、前記切断位置の他方側に隣り合う接合部対を他方側接合部対としたとき、
前記緩和させる工程では、前記横方向において、前記一方側接合部対と前記他方側接合部対との間における、前記糸ゴムの前記伸長状態を、緩和させ、
前記伸長状態の前記糸ゴムの伸長倍率をR1とし、前記緩和させる工程で緩和させた前記糸ゴムの伸長倍率をR2とし、自然状態の前記糸ゴムの伸長倍率をR3とした場合、前記伸長倍率R2は、以下の式
R2>R3+(R1-R3)/2
を満たすことを特徴とする伸縮性シートの製造方法である。
このような伸縮性シートの製造方法によれば、糸ゴムの両側に位置する接合部対で糸ゴムをシート部に取り付ける伸縮性シートにおいて、所望の接合部対で糸ゴムのカット端部が固定されやすくなる。
本実施形態の製造方法で製造される伸縮性シート10の平面図である。 図1の伸縮性シート10の概略断面図である。 伸縮性シートの製造装置20の基本構成の説明図である。 図4Aはアンビルローラー23とホーンローラー24の表面の説明図であり、図4Bはアンビルローラー23とホーンローラー24の最近接部の概略拡大図である。 図5A及び図5Bは接合部jによる糸ゴム14の取り付け方法の説明図である。 図6A~図6Cは糸ゴム14の切断工程の説明図である。 糸ゴム14の緩和工程及び切断工程の説明図である。 変形例1における糸ゴム14の緩和工程及び切断工程の説明図である。 図9A及び図9Bは変形例2における糸ゴム14の緩和工程及び切断工程の説明図である。 図10A及び図10Bは変形例3における糸ゴム14の緩和工程及び切断工程の説明図である。 第2実施形態における糸ゴム14の緩和工程及び切断工程の説明図である。 第3実施形態における糸ゴム14の緩和工程及び切断工程の説明図である。 第4実施形態における糸ゴム14の緩和工程及び切断工程の説明図である。 第4実施形態における糸ゴム14の緩和工程及び切断工程の説明図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
縦方向と横方向を有する伸縮性シートの製造方法であって、第1シート部と第2シート部の間に、前記横方向に伸長状態の糸ゴムを配置する工程と、前記第1シート部と前記第2シート部を圧着して互いに接合する複数の接合部を形成する工程と、前記糸ゴムの前記伸長状態を緩和させる工程と、前記緩和させる工程の後に、前記横方向における切断位置において前記糸ゴムを切断する工程と、を有し、前記複数の接合部は、前記縦方向において前記糸ゴムの両側に位置する接合部対を有し、前記切断する工程の後では、収縮した前記糸ゴムが前記接合部対に挟まれて、前記糸ゴムの前記横方向の位置が規制され、前記緩和させる工程では、前記横方向において、前記切断位置よりも一方側の少なくとも一部分、及び、前記切断位置よりも他方側の少なくとも一部分の、前記糸ゴムの前記伸長状態を緩和させること。
このような伸縮性シートの製造方法によれば、切断位置よりも一方側及び他方側の糸ゴムの径を太くした状態で糸ゴムを切断でき、糸ゴムが接合部対の間をすり抜け難くなる。よって、所望の接合部対で糸ゴムのカット端部が固定されやすくなる。
かかる伸縮性シートの製造方法であって、前記緩和させる工程では、前記糸ゴムが前記伸長状態と自然状態との間の状態となるように緩和させること。
このような伸縮性シートの製造方法によれば、適度に伸長している糸ゴムを切断でき、糸ゴムを確実に且つ綺麗に切断できる。
かかる伸縮性シートの製造方法であって、前記伸長状態の前記糸ゴムの伸長倍率をR1とし、前記緩和させる工程で緩和させた前記糸ゴムの伸長倍率をR2とし、自然状態の前記糸ゴムの伸長倍率をR3とした場合、前記伸長倍率R2は、以下の式
R2>R3+(R1-R3)/2
を満たすこと。
このような伸縮性シートの製造方法によれば、適度に伸長している糸ゴムを切断でき、糸ゴムを確実に且つ綺麗に切断できる。
かかる伸縮性シートの製造方法であって、上流側駆動ローラーは、前記第1シート部と前記第2シート部の間に前記糸ゴムが配置された積層体を、前記糸ゴムの切断装置に供給し、下流側駆動ローラーは、前記積層体を前記切断装置から排出し、前記上流側駆動ローラーの周速を、前記下流側駆動ローラーの周速よりも速くすること。
このような伸縮性シートの製造方法によれば、上流側駆動ローラーと下流側駆動ローラーの間で糸ゴムの伸長状態を緩和させることができ、所望の接合部対で糸ゴムのカット端部が固定されやすくなる。
かかる伸縮性シートの製造方法であって、前記上流側駆動ローラーと前記切断装置の間の第2の上流側駆動ローラーは、前記積層体を前記切断装置に供給し、前記下流側駆動ローラーと前記切断装置の間の第2の下流側駆動ローラーは、前記積層体を前記切断装置から排出し、前記第2の上流側駆動ローラーの周速を、前記上流側の駆動ローラーの周速よりも遅くし、前記第2の下流側駆動ローラーの周速を、前記第2の上流側駆動ローラーの周速よりも速くし、かつ、前記下流側の駆動ローラーの周速よりも速くすること。
このような伸縮性シートの製造方法によれば、所望の接合部対で糸ゴムのカット端部が固定されやすくなる。さらに、第2の上流側駆動ローラーと第2の下流側駆動ローラーの間(すなわち切断位置周辺)で糸ゴムを伸長させることができ、糸ゴムを確実に且つ綺麗に切断できる。
かかる伸縮性シートの製造方法であって、前記切断装置は、カッター刃を有するカッターローラーと、前記カッターローラーに対向配置された受けローラーを有し、前記カッターローラーの周速は、前記上流側駆動ローラーの周速よりも速いこと。
このような伸縮性シートの製造方法によれば、所望の接合部対で糸ゴムのカット端部が固定されやすくなる。さらに、カッター刃が糸ゴムを横方向に伸長しながら切断できるため、糸ゴムを確実に且つ綺麗に切断できる。
かかる伸縮性シートの製造方法であって、前記切断装置が有するカッター刃は、前記積層体をその厚さ方向に押し下げて切断すること。
このような伸縮性シートの製造方法によれば、所望の接合部対で糸ゴムのカット端部が固定されやすくなる。さらに、カッター刃が糸ゴムを積層体の厚さ方向に伸長しながら切断できるため、糸ゴムを確実に且つ綺麗に切断できる。
かかる伸縮性シートの製造方法であって、前記第1シート部と前記第2シート部の間に前記糸ゴムが配置された積層体を、搬送装置により搬送しながら、前記糸ゴムを切断し、前記搬送装置は、前記積層体を部分的に保持する保持部を、前記積層体の搬送方向に間隔をあけて複数有し、前記保持部の前記間隔を狭めた後、前記保持部の間に位置する前記糸ゴムを切断すること。
このような伸縮性シートの製造方法によれば、保持部の間に位置する糸ゴムの伸長状態を緩和させることができ、伸長状態が緩和されている糸ゴムを切断できるため、所望の接合部対で糸ゴムのカット端部が固定されやすくなる。
かかる伸縮性シートの製造方法であって、前記第1シート部と前記第2シート部の間に前記糸ゴムが配置された積層体を、搬送装置により搬送しながら、前記糸ゴムを切断し、供給ローラーは、前記積層体を前記搬送装置に供給し、前記供給ローラーによる前記積層体の供給速度は、前記搬送装置による前記積層体の搬送速度よりも速く、前記搬送装置は、前記積層体を部分的に保持する保持部を、前記積層体の搬送方向に間隔をあけて複数有し、前記保持部の前記間隔を広げた後、前記保持部の間に位置する前記糸ゴムを切断すること。
このような伸縮性シートの製造方法によれば、保持部の間に位置する糸ゴムを伸長させて切断できるため、糸ゴムを確実に且つ綺麗に切断できる。また、糸ゴムの切断位置よりも搬送方向の上流側及び下流側の保持部上に位置する糸ゴムの伸長状態を緩和させることができ、所望の接合部対で糸ゴムのカット端部が固定されやすくなる。
かかる伸縮性シートの製造方法であって、前記第1シート部と前記第2シート部の間に前記糸ゴムが配置された積層体を、搬送装置により搬送しながら、前記糸ゴムを切断し、前記搬送装置は、前記積層体を部分的に吸引する吸引部と、前記積層体を部分的に支持する支持部とを、前記積層体の搬送方向に交互に並んで有し、前記吸引部同士の前記搬送方向の間隔を狭めた後、前記吸引部上に位置する前記糸ゴムを切断すること。
このような伸縮性シートの製造方法によれば、吸引部上で伸長している糸ゴムを切断でき、糸ゴムを確実に且つ綺麗に切断できる。また、吸引部の間に位置する糸ゴム、すなわち糸ゴムの切断位置よりも搬送方向の上流側及び下流側に位置する糸ゴムの伸長状態を緩和させることができ、所望の接合部対で糸ゴムのカット端部が固定されやすくなる。
かかる伸縮性シートの製造方法であって、前記縦方向における前記接合部対の間隔は、前記伸長状態の前記糸ゴムの径以上であること。
このような伸縮性シートの製造方法によれば、糸ゴムが接合部対の間をすり抜けやすい場合にも、所望の接合部対で糸ゴムのカット端部が固定されやすくなる。
縦方向と横方向を有する伸縮性シートの製造装置であって、第1シート部と第2シート部の間に、前記横方向に伸長状態の糸ゴムを配置する配置部と、前記第1シート部と前記第2シート部を圧着して互いに接合する複数の接合部を形成する接合部形成部と、前記糸ゴムの前記伸長状態を緩和させる緩和部と、前記緩和させる工程の後に、前記横方向における切断位置において前記糸ゴムを切断する切断部と、を有し、前記複数の接合部は、前記縦方向において前記糸ゴムの両側に位置する接合部対を有し、前記糸ゴムが切断された後では、収縮した前記糸ゴムが前記接合部対に挟まれて、前記糸ゴムの前記横方向の位置が規制され、前記緩和部は、前記横方向において、前記切断位置よりも一方側の少なくとも一部分、及び、前記切断位置よりも他方側の少なくとも一部分の、前記糸ゴムの前記伸長状態を緩和させることを特徴とする伸縮性シートの製造装置。
このような伸縮性シートの製造装置によれば、切断位置よりも一方側及び他方側の糸ゴムの径を太くした状態で糸ゴムを切断でき、糸ゴムが接合部対の間をすり抜け難くなる。よって、所望の接合部対で糸ゴムのカット端部が固定されやすくなる。
===実施形態===
<<伸縮性シート10の構成>>
図1は、本実施形態の製造方法(製造装置)で製造される伸縮性シート10の平面図である。図1は、伸縮性シート10を皺なく伸長させた状態の図である。図2は、図1の伸縮性シート10の概略断面図である。
伸縮性シート10は、互いに直交する横方向(伸縮方向)と、厚さ方向と、縦方向(幅方向)とを有する。また、伸縮性シート10は、厚さ方向に積層された第1シート部11と第2シート部12とを有するとともに、第1シート部11と第2シート部12の間に介在された複数の糸ゴム14と、複数の接合部jとを有する。
複数の糸ゴム14は、伸縮性シート10の横方向に沿わせられつつ、縦方向に間隔をあけて複数本配置されている。糸ゴム14は、伸長状態で第1シート部11及び第2シート部12に取り付けられている。よって、伸縮性シート10には、糸ゴム14が沿う方向に伸縮性が付与されている。糸ゴム14(糸状弾性部材)としては、糸状の天然ゴムの他、スチレン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン等の各種公知の合成ゴムを適用できる。
複数の接合部jは、第1シート部11と、第2シート部12とを、圧着して互いに接合するものであり、伸縮性シート10の横方向及び縦方向に間欠的に配されている。また、複数の接合部jは、第1シート部11と、第2シート部12とに対して、糸ゴム14の横方向の位置を規制する。詳しくは後述するが、縦方向において糸ゴム14の両側に対となるように形成された接合部対jPによって、その糸ゴム14の横方向の位置が規制される。図1で例示する接合部jの平面形状は矩形形状であるが、接合部jの平面形状は特に限定されず、楕円形状、円形状、平行四辺形状等、任意の形状を採用できる。
なお、図2の伸縮性シート10は2枚のシートから構成されているが、例えば、1枚のシートを折り返し、折り返された部位を第1シート部とし、折り返されていない部位を第2シート部としてもよい。また、第1,第2シート部11,12に単数又は複数の別のシート部を重ねた伸縮性シート10であってもよい。すなわち、伸縮性シート10は、3層以上であってもよい。
<<伸縮性シート10の使用例>>
本実施形態の製造方法(製造装置)で製造される伸縮性シート10は、例えば使い捨ておむつ等の吸収性物品の部品として使用される。その場合、伸縮性シート10を構成する第1シート部11、及び、第2シート部12として、柔らかいシート部材を例示できる。例えば、スパンボンド不織布やSMS(スパンボンド/メルトブローン/スパンボンド)不織布等の不織布である。また、第1シート部11と第2シート部12の少なくとも片方を、伸縮性シート10の伸縮方向に伸縮可能な伸縮性シート(伸縮性フィルムや伸縮性不織布)としてもよい。また、第1シート部11と第2シート部12の間に伸縮性フィルムや伸縮性不織布を挟み込んでもよい。
具体的には、パンツ型使い捨ておむつの腹側胴回り部や背側胴回り部に、伸縮性シート10を使用できる。また、使い捨ておむつの左右方向における吸収性本体の両側部に設けられるレッグギャザー部に、伸縮性シート10を使用できる。また、テープ型の使い捨ておむつ(不図示)において、ファスニングテープ(フック部材)を背側胴回り部に取り付けるサイドパネルに、伸縮性シート10を使用できる。
また、伸縮性シート10は、パンツ型やテープ型の使い捨ておむつに限らず、パッド型の使い捨ておむつや、生理用のナプキン、生理用のショーツ型ナプキン等の吸収性物品の部品としても使用可能である。また、吸収性物品に限らず、マスクや掃除用シート等にも使用できる。
===伸縮性シートの製造装置及び製造方法===
<<第1実施形態>>
(伸縮性シートの製造装置20の基本構成)
図3は、第1実施形態における伸縮性シートの製造装置20の基本構成の説明図である。図4Aは、アンビルローラー23とホーンローラー24の表面の説明図である。図4Bは、アンビルローラー23とホーンローラー24の最近接部の概略拡大図である。図5A及び図5Bは、接合部jによる糸ゴム14の取り付け方法の説明図である。
伸縮性シートの製造装置20は、搬送ローラー群21(図4)と、超音波溶着装置22と、排出ローラー25と、カッターローラー26と、受けローラー27とを有する。伸縮性シート10は、その横方向に連続した連続シートとして製造される。伸縮性シートの製造装置20において、資材が連続する方向を搬送方向とし、搬送方向に直交する方向(すなわち伸縮性シート10の縦方向)をCD方向とする。
搬送ローラー群21は、図4に示すように、超音波溶着装置22よりも搬送方向の上流側に配置され、伸縮性シート10を構成する資材を搬送して超音波溶着装置22に供給する。具体的には、搬送ローラー群21は、第1シート部11の連続体を搬送する第1搬送ローラー211と、第2シート部12の連続体を搬送する第2搬送ローラー212と、糸ゴム14の連続体を複数搬送する第3搬送ローラー213とを有する。
第1~第3搬送ローラー211~213は、不図示の駆動源(例えばモーター)によって、CD方向に沿った回転軸回りに回転する。第1~第3搬送ローラー211~213は、一対のローラーであっても、単独のローラーであってもよい。また、ベルトコンベア等で資材を超音波溶着装置22に供給してもよい。
以下、第1シート部11の連続体、第2シート部12の連続体、糸ゴム14の連続体、伸縮性シート10の連続体を、単に、第1シート部11、第2シート部12、糸ゴム14、伸縮性シート10ともいう。
超音波溶着装置22(接合部形成部)は、伸縮性シート10の接合部jを形成するためのものであり、対向配置されたアンビルローラー23及びホーンローラー24を有する。アンビルローラー23及びホーンローラー24は、不図示の駆動源によって、CD方向に沿った回転軸回りに回転する。
アンビルローラー23の外周面は、図4Aに示すように、複数の凸部231が形成された凹凸面である。この凸部231が、ホーンローラー24と共に、資材を超音波溶着して接合部jを形成する。よって、伸縮性シート10における接合部jの配置パターンに対応して、凸部231が配置されている。
ホーンローラー24の外周面は、凹凸を有さない平滑面であり、アンビルローラー23の表面との間の間隔を拡縮する方向(すなわち間を通過する資材の厚さ方向)に振動する。振動の周波数は例えば20kHz~40kHzの所定値であり、また、振幅は例えば20ミクロン~60ミクロンの所定値である。よって、ホーンローラー24の表面は超音波振動する。かかる振動の発生は、ホーンローラー24に接続された不図示のコンバータのピエゾ素子に上記周波数の電気信号を入力すること等で行われる。
また、図3に例示する製造装置20では、第1,第2シート部11,12及び糸ゴム14は、アンビルローラー23に巻き付いた後に、アンビルローラー23とホーンローラー24の間を通過する。第1,第2シート部11,12を搬送する第1,第2搬送ローラー211,212の周速値は、それぞれ、アンビルローラー23の周速値と概ね同値である。よって、第1,第2シート部11,12については、概ね伸長せずに、しかも弛まない程度に張った状態でアンビルローラー23に巻き付く。
一方、糸ゴム14を搬送する第3搬送ローラー213の周速値は、アンビルローラー23の周速値の略伸長倍率分の1の大きさである。伸長倍率とは、伸長状態の伸縮性シート10における糸ゴム14の全長E1を、自然長たる無負荷状態の全長E0の何倍まで伸ばしているかを示す倍率R(R=E1/E0)である。よって、糸ゴム14については、第3搬送ローラー213とアンビルローラー23の間を通過する間に、上記の伸長倍率まで伸長されるとともに、当該伸長状態でアンビルローラー23に巻き付く。
排出ローラー25は、接合部jが形成された伸縮性シートの半製品を、糸ゴム14の切断工程に排出するローラーである。排出ローラー25は、不図示の駆動源によって、CD方向に沿った回転軸回りに回転する。
カッターローラー26及び受けローラー27(切断部)は、超音波溶着装置22よりも搬送方向の下流側において、対向配置されたローラーである。カッターローラー26及び受けローラー27は、不図示の駆動源によって、CD方向に沿った回転軸回りに回転する。
カッターローラー26の外周面には、カッターローラー26の径方向の外側に突出するカッター刃261が設けられている。図3では、カッターローラー26の回転方向に、間隔をあけて2つのカッター刃261が設けられているが、カッター刃の数はこれに限らない。回転方向におけるカッター刃261の間隔は糸ゴム14の切断位置の間隔に対応している。また、伸縮性シート10においてCD方向(縦方向)に並ぶ複数の糸ゴム14を、CD方向に延びたカッター刃261で切断してもよいし、糸ゴム14毎に設けられたCD方向に並ぶ複数のカッター刃261で切断してもよい。
受けローラー27の外周面には、カッターローラー26のカッター刃261を受ける受け刃271が設けられている。ただし、受けローラー27は、受け刃271を有さなくてもよく、例えば、平滑な外周面であるローラーであってもよいし、カッター刃261を受ける溝部が設けられたローラーであってもよい。
(製造方法:接合部jを形成する工程)
上記構成の製造装置20による伸縮性シート10の製造方法では、まず、搬送ローラー群21(配置部)が第1,第2シート部11,12及び糸ゴム14をアンビルローラー23に供給する。具体的には、アンビルローラー23の径方向において、糸ゴム14が第1シート部11よりも外側に位置し、かつ、糸ゴム14が第2シート部12よりも内側に位置するように供給される。こうして、第1シート部11と第2シート部12の間に、搬送方向(横方向)に伸長状態の糸ゴム14が配置される。
次に、アンビルローラー23に巻き付けられた第1,第2シート部11,12及び糸ゴム14は、アンビルローラー23の回転により超音波溶着装置22まで搬送され、アンビルローラー23及びホーンローラー24の間を通る。この時、超音波溶着装置22が、第1シート部11と第2シート部12を超音波溶着(圧着)して互いに接合する複数の接合部jを形成する。
具体的には、第1,第2シート部11,12は、アンビルローラー23の凸部231に対応する位置において、ホーンローラー24からの超音波振動を受けて溶融し、接合される。この時、糸ゴム14は、アンビルローラー23の溝部232(図4A,図4B参照)に位置し、超音波溶着されないものとする。なお、図3等では図面のわかりやすさのために、アンビルローラー23の凸部231の上に糸ゴム14が位置している。しかし、実際は溝部232に糸ゴム14が位置している。
また、前述したように、複数の接合部jは、第1シート部11と第2シート部12とに対して、糸ゴム14の横方向の位置を規制する役目、すなわち第1,第2シート部11,12に糸ゴム14を取り付ける役目も担う。そのために、本実施形態では、図1に示すように、伸縮性シート10の縦方向において糸ゴム14の両側に位置する接合部対jPを、伸縮性シート10の横方向に間隔をあけて複数形成する。なお、接合部対jPは横方向に連続していてもよい。
また、図5Aに示すように、CD方向(縦方向)において、糸ゴム14の両側に位置する接合部対jPの間隔Djは、接合部jの形成時に伸長している糸ゴム14のCD方向の径D14以上とする。さらに、間隔Djを、自然長たる無負荷状態における糸ゴム14のCD方向の径よりも小さいとする。伸長状態の糸ゴム14は、自然状態の糸ゴム14の太さよりも伸長した分だけ細くなっている。よって、接合部jの形成後に糸ゴム14の連続体が切断された後では、糸ゴム14の伸長状態が緩和され、図5Bに示すように、搬送方向に収縮しつつCD方向に拡大しようとする糸ゴム14が接合部対jPに挟まれる。これにより、糸ゴム14の横方向の位置が規制され、糸ゴム14がシート部に取り付けられた状態となる。
ただし上記に限らず、接合部対jPの間隔Djを、接合部jの形成時に伸長している糸ゴム14のCD方向の径D14よりも小さくしてもよい。つまり、アンビルローラー23の溝部232とホーンローラー24で囲われた空間により糸ゴム14を圧縮しながら、接合部jを形成してもよい。また、糸ゴム14の一部を、第1~第2シート部11~12と共に、アンビルローラー23の凸部231とホーンローラー24で圧着してもよい。この場合にも、伸縮性シート10において糸ゴム14は接合部対jPに挟まれ、糸ゴム14の横方向の位置が規制され、糸ゴム14がシート部に取り付けられた状態となる。
また、接合部jを形成する接合部形成部は、超音波溶着装置22に限定されず、複数のシート部を圧着して互いに接合できる装置であればよい。例えば、ヒートシール装置を用いて接合部j(熱溶着部)を形成してもよい。ヒートシール装置としては、加熱された一対のローラーであり、一方のローラーは、接合部jに対応した凸部を外周面に有するローラーであり、他方のローラーは、上記凸部を平滑な外周面で受けるローラーであるものを例示できる。
また、図3では、一対のローラーで構成される超音波溶着装置22を例示しているが、これに限らない。ホーンローラー24の代わりに、アンビルローラー23の表面に対向して配された平らな振動面を有する非回転のホーンを用いてもよい。また、超音波振動するホーン側をローラー形状の装置とし、アンビル側を、非回転であり超音波振動を受ける平らな面を有する装置としてもよい。また、ホーン側の振動面を凹凸面とし、アンビル側の表面を平滑面としてもよい。また、ホーン側及びアンビル側の表面を共に凹凸面としてもよい。
(製造方法:糸ゴム14を切断する工程)
図6A~図6Cは、伸縮性シート10における糸ゴム14及び接合部対jPを示す図であり、糸ゴム14の切断工程の説明図である。図7は、糸ゴム14の緩和工程及び切断工程の説明図である。
本実施形態の伸縮性シート10の製造方法は、接合部jを形成した後に、糸ゴム14を切断する工程を有する。そのため、図3に示すように、接合部jが形成された第1,第2シート部11,12及び糸ゴム14の積層体10’は、排出ローラー25により搬送されて、カッターローラー26及び受けローラー27の間を通過する。この時、受け刃271に支持された積層体10’にカッター刃261が差し込まれて、糸ゴム14が切断される。
なお、糸ゴム14を切断する工程では、糸ゴム14と共に、第1シート部11及び第2シート部12も切断して分離してもよいし、糸ゴム14のみを切断して分離し、第1シート部11及び第2シート部12を分離しないようにしてもよい。
例えば、伸縮性シート10の連続体を、吸収性物品の部品サイズに切断する場合等では、糸ゴム14と共に第1シート部11及び第2シート部12も切断して分離するとよい。一方、伸縮性シート10から部分的に伸縮性を除去する場合がある。例えば、伸縮性シート10をパンツ型使い捨ておむつの腹側胴回り部や背側胴回り部に使用する場合、吸収性本体の平坦性等を確保するために、腹側胴回り部や背側胴回り部のうち吸収性本体と重なる部位から伸縮性を除去することがある。この場合、伸縮性シート10において横方向に延びる糸ゴム14の中央部を切断して分離し、第1シート部11及び第2シート部12を分離しないようにするとよい。ただし、糸ゴム14と共に第1シート部11及び第2シート部12も分離する方が、伸縮性シート10において切断痕が残らないため、伸縮性シート10の見栄えを良くできる。
また、伸縮性シート10では、切断された糸ゴム14のカット端部14aが接合部対jPによって固定される位置から伸縮性が発現する。例えば、図6Aに示すように、横方向における糸ゴム14の切断位置Pcの両隣りの接合部対を第1の接合部対jP1とし、第1の接合部対jP1よりも反切断位置側の接合部対を第2の接合部対jP2とする。そして、糸ゴム14のカット端部14aが第1の接合部対jP1によって固定される場合、第1の接合部対jP1よりも反切断位置側にて伸縮性が発現する。
そのため、伸縮性シート10において伸縮性を発現したい領域に応じて、糸ゴム14のカット端部14aを固定すべき接合部対jPが決まる。しかし、図5Aに示すように、縦方向における接合部対jPの間隔Djが比較的に広く、接合部jの形成時に伸長している糸ゴム14の径D14以上である場合、切断後の糸ゴム14は接合部対jPの間をすり抜けやすくなる。また、接合部対jPの間隔Djが、接合部jの形成時に伸長している糸ゴム14の径D14よりも狭い場合であっても、糸ゴム14の伸長倍率が高いと、糸ゴム14の切断後の収縮力が強く、糸ゴム14は接合部対jPの間をすり抜けやすくなる。
したがって、糸ゴムのカット端部14aを第1の接合部対jP1で固定したい場合であっても、糸ゴム14を単に切断するだけでは、糸ゴム14が第1の接合部対jP1の間をすり抜けて、第2の接合部対jP2で糸ゴム14が固定されたり、第2の接合部対jP2よりも反切断位置側の接合部対jPで糸ゴム14が固定されたりするおそれがある。
そこで、本実施形態の製造方法では、糸ゴム14をシート部11,12に配置した時の糸ゴム14の伸長状態を緩和させる工程と、緩和させる工程の後に糸ゴム14を切断する工程とを有する。また、緩和させる工程では、横方向において、糸ゴム14の切断位置Pcよりも一方側の少なくとも一部分、及び、切断位置Pcよりも他方側の少なくとも一部分の、糸ゴム14の伸長状態を緩和させる。
糸ゴム14の切断位置Pcよりも一方側及び他方側の少なくとも一部分とは、糸ゴムのカット端部14aを固定したい接合部対jP(ここでは第1の接合部対jP1)周辺の糸ゴム14の部分である。そうすることで、図6Bや図6Cに示すように、糸ゴム14を切断する前に、第1の接合部対jP1周辺の糸ゴム14の伸長状態が緩和され、糸ゴム14の径が太くなる。そのため、糸ゴム14の切断後に、糸ゴム14が第1の接合部対jP1をすり抜け難くなる。
このように、本実施形態の製造方法によれば、縦方向における接合部対jPの間隔Djが伸長状態の糸ゴム14の径D14以上であったり、糸ゴム14の伸長倍率が高かったりと、糸ゴム14が接合部対jPの間をすり抜けやすい場合であっても、所望の接合部対jPで糸ゴムのカット端部14aが固定されやすくなる。よって、伸縮性シート10の伸縮領域が狭くなってしまうことを防止でき、伸縮性シート10の所望の領域に伸縮性を発現できる。
なお、糸ゴムのカット端部14aを固定したい所望の接合部対jPを含まない糸ゴム14の部分を緩和させてもよい。しかし、好ましくは、所望の接合部対jPの間に位置する糸ゴム14を含む糸ゴム14の部分を緩和させるとよい。そうすることで、所望の接合部対jPの間に位置する糸ゴム14の径が太くなり、所望の接合部対jPに糸ゴム14が挟まれた状態で糸ゴム14を切断でき、糸ゴム14が所望の接合部対jPから一層すり抜け難くなる。
また、図6Bに示すように、切断位置Pcに位置する糸ゴム14の伸長状態を緩和させた状態で、糸ゴム14を切断してもよいし、図6Cに示すように、切断位置Pcに位置する糸ゴム14の伸長状態は緩和させていない状態で、糸ゴム14を切断してもよい。
また、図6Aでは、糸ゴム14の切断位置Pcの直ぐ隣に位置する第1の接合部対jP1を、糸ゴムのカット端部14aを固定する接合部対jPとしたが、これに限らない。つまり、糸ゴム14の切断位置PcからN番目(N≧2)の接合部対jPを、糸ゴムのカット端部14aを固定する接合部対jPとしてもよい。
また、伸長状態が緩和された糸ゴム14の径が、縦方向における接合部対jPの間隔(図5AのDj)以上になるとよい。そうすることで、糸ゴム14が所望の接合部対jPから一層すり抜け難くなる。
ただし、糸ゴム14の伸長状態を緩和させ過ぎると、糸ゴム14が切断され難くなってしまう(特に図6Bのように切断位置Pcの糸ゴム14を緩和させる場合)。そこで、糸ゴム14をシート部11,12に配置した時の伸長状態(での伸長倍率)と、無負荷である自然状態(での伸長倍率)との間の状態(間の伸長倍率)となるように、糸ゴム14を緩和させるとよい。そうすることで、適度に伸長している糸ゴム14を切断でき、糸ゴム14を確実に且つ綺麗に切断できる。
さらに、糸ゴム14をシート部11,12に配置した伸長状態の糸ゴム14の伸長倍率をR1とし、緩和させる工程で緩和させた糸ゴム14の伸長倍率をR2とし、自然状態の糸ゴム14の伸長倍率をR3(=1)とした場合、伸長倍率R2は、以下の式
R2>R3+(R1-R3)/2
を満たすとよい。
そうすることで、自然状態よりも伸長状態の伸長倍率R1に近い伸長倍率R2である糸ゴム14を切断でき、糸ゴム14を確実に且つ綺麗に切断できる。なお、伸長倍率とは、前述のように、伸長状態の糸ゴム14の全長E1を、自然状態の糸ゴム14の全長E0の何倍まで伸ばしているかを示す倍率R(R=E1/E0)である。
また、図7に示すように、糸ゴム14と共に第1シート部11及び第2シート部12の伸長状態も緩和される。そのため、糸ゴム14の伸長倍率を上記となるように緩和させることで、適度に張力を付与しながらシート部11,12を搬送でき、搬送が安定する。
そして、第1実施形態の製造装置20は、糸ゴム14の伸長状態を緩和させる緩和部として、図7に示すように、上流側駆動ローラー30と、下流側駆動ローラー31とを有する。上流側駆動ローラー30、及び、下流側駆動ローラー31は、それぞれ、不図示の駆動源によって、CD方向に沿った回転軸回りに回転する一対のニップローラーである。一対のニップローラーの両方が駆動ローラーであってもよいし、一方が駆動ローラーで他方が従動ローラーであってもよい。
上流側駆動ローラー30は、図3に示す超音波溶着装置22(排出ローラー25)と、カッターローラー26及び受けローラー27(以下「糸ゴムの切断装置」ともいう)との間に配置される。上流側駆動ローラー30は、第1シート部11と第2シート部12の間に糸ゴム14が配置されて接合部jが形成された積層体10’を、糸ゴムの切断装置26,27に供給する。
下流側駆動ローラー31は、糸ゴムの切断装置26,27よりも下流側に配置される。下流側駆動ローラー31は、積層体10’を糸ゴムの切断装置26,27から排出して、下流の工程へ供給する。
そして、上流側駆動ローラー30の周速V1は、下流側駆動ローラー31の周速V2よりも速くなるように設定されている(V1>V2)。つまり、上流側駆動ローラー30が糸ゴムの切断装置26,27に向かって送り出す積層体10’の量(単位時間当たりの長さ、例:m/秒)は、下流側駆動ローラー31が下流の工程に向かって送り出す積層体10’の量(単位時間当たりの長さ、例:m/秒)よりも多くなっている。
そのため、上流側駆動ローラー30と下流側駆動ローラー31の間で、積層体10’の伸長状態が緩和され、糸ゴム14の伸長状態も緩和される。具体的には、図6Bに示すように、糸ゴム14の切断位置Pcを含む、切断位置Pcよりも横方向一方側の一部分及び他方側の一部分の糸ゴム14の伸長状態を緩和させることができ、糸ゴム14の径が太くなった状態で、糸ゴム14を切断できる。よって、糸ゴムのカット端部14aを第1の接合部対jP1(所望の接合部対jP)で固定できる。
(変形例1)
図8は、変形例1における糸ゴム14の緩和工程及び切断工程の説明図である。変形例1では、上流側駆動ローラー30と糸ゴムの切断装置26,27の間に、第2の上流側駆動ローラー32が配置され、糸ゴムの切断装置26,27と下流側駆動ローラー31の間に、第2の下流側駆動ローラー33が配置されている。
第2の上流側駆動ローラー32、及び、第2の下流側駆動ローラー33は、それぞれ、不図示の駆動源によって、CD方向に沿った回転軸回りに回転する一対のニップローラーである。一対のニップローラーの両方が駆動ローラーであってもよいし、一方が駆動ローラーで他方が従動ローラーであってもよい。第2の上流側駆動ローラー32は、積層体10’を糸ゴムの切断装置26,27に供給し、第2の下流側駆動ローラー33は、積層体10’を糸ゴムの切断装置26,27から排出する。
そして、第2の上流側駆動ローラー32の周速V3は、上流側駆動ローラー30の周速V1よりも遅くなるように設定されている(V3<V1)。そうすることで、上流側駆動ローラー30が下流に送り出す積層体10’の量(例:m/秒)は、第2の上流側駆動ローラー32が下流に送り出す積層体10’の量(例:m/秒)よりも多くなる。よって、上流側駆動ローラー30と第2の上流側駆動ローラー32の間で、積層体10’の伸長状態が緩和され、糸ゴム14の伸長状態も緩和される。
また、第2の下流側駆動ローラー33の周速V4は、第2の上流側駆動ローラー32の周速V3よりも速くなるように設定されている(V4>V3)。そうすることで、第2の上流側駆動ローラー32が下流に送り出す積層体10’の量(例:m/秒)は、第2の下流側駆動ローラー33が下流に送り出す積層体10’の量(例:m/秒)よりも少なくなる。よって、第2の上流側駆動ローラー32と第2の下流側駆動ローラー33の間で、積層体10’(糸ゴム14)が再び伸長される。
また、第2の下流側駆動ローラー33の周速V4は、下流側駆動ローラー31の周速V2よりも速くなるように設定されている(V4>V2)。そうすることで、第2の下流側駆動ローラー33が下流に送り出す積層体10’の量(例:m/秒)は、下流側駆動ローラー31が下流に送り出す積層体10’の量(例:m/秒)よりも多くなる。よって、第2の下流側駆動ローラー33と下流側駆動ローラー31の間で、積層体10’の伸長状態が再び緩和され、糸ゴム14の伸長状態も再び緩和される。
この場合、第2の上流側駆動ローラー32と第2の下流側駆動ローラー33の間、すなわちカッター刃261の周辺の糸ゴム14の伸長倍率は、上流側駆動ローラー30と第2の上流側駆動ローラー32の間、及び、第2の下流側駆動ローラー33と下流側駆動ローラー31の間の糸ゴム14の伸長倍率よりも高くなる。そのため、適度に伸長している糸ゴム14を切断でき、糸ゴム14を確実に且つ綺麗に切断できる。
また、カッター刃261よりも搬送方向上流側の一部分、及び、カッター刃261よりも搬送方向下流側の一部分では、糸ゴム14の伸長状態が緩和されており、糸ゴム14の径が太くなっている。そのため、糸ゴム14のカット端部が所望の接合部対jPで固定されやすくなる。つまり、変形例1では、図6Cに示す状態で、糸ゴム14を切断できる。
また、変形例1では、カッター刃261と第2の上流側駆動ローラー32の間隔、及び、カッター刃261と第2の下流側駆動ローラー33の間隔を調整することで、糸ゴムの切断位置Pcから糸ゴム14の伸長状態を緩和させる位置までの長さを調整できる。そのため、糸ゴムの切断位置Pcの直近の接合部対(第1の接合部対jP1)ではなく、糸ゴムの切断位置Pcから離れた接合部対jP周辺の糸ゴム14の径を太くできる。つまり、糸ゴムの切断位置Pcから離れた所望の接合部jPで、糸ゴムのカット端部14aを固定できる。
(変形例2)
図9A及び図9Bは、変形例2における糸ゴム14の緩和工程及び切断工程の説明図である。図9Bは、カッター刃261周辺を拡大した図である。なお、図9Bでは図面の煩雑さを防ぐため、第1シート部11及び第2シート部12は省略する。
変形例2の製造装置は、前述の実施形態(図7)と同じ構成とする。ただし、変形例2では、カッターローラー26の周速V5が、上流側駆動ローラー30の周速V1よりも速く、かつ、下流側駆動ローラー31の周速V2よりも速くなるように設定されている(V5>V1>V2)。
そうすることで、前述の実施形態(図7)と同様に、上流側駆動ローラー30と下流側駆動ローラー31の間で、糸ゴム14の伸長状態が緩和される。よって、所望の接合部対jP周辺で糸ゴム14の径を太くした状態で糸ゴム14を切断でき、糸ゴム14のカット端部を所望の接合部対jPで固定できる。
さらに、変形例2では、上流側駆動ローラー30により繰り出された糸ゴム14の搬送速度に比べて、カッター刃261の移動速度(回転速度)の方が速くなる。そのため、図9Bに示すように、糸ゴム14がカッター刃261に引っ掛かってから、カッター刃261と受けローラー27で糸ゴム14を挟み込んで切断するまでの間に、高速移動するカッター刃261に糸ゴム14が引っ張られる。よって、カッター刃261よりも上流側の一部の糸ゴム14が伸長し、カッター刃261は、糸ゴム14を搬送方向(横方向)に伸長しながら切断できる。したがって、糸ゴム14を確実に且つ綺麗に切断できる。
なお、カッターローラー26(カッター刃261)及び受けローラー27は糸ゴム14の切断時に接触する。そのため、カッターローラー26及び受けローラー27の間を通過した積層体10’の搬送速度は変化せず、カッターローラー26の下流の糸ゴム14も伸長状態が緩和された状態が維持される。
(変形例3)
図10A及び図10Bは、変形例3における糸ゴム14の緩和工程及び切断工程の説明図である。図10Bは、カッター刃261周辺を拡大した図である。なお、図10Bでは図面の煩雑さを防ぐため、第1シート部11及び第2シート部12は省略する。
変形例3の製造装置は、前述の実施形態(図7)と同じ構成とする。そのため、上流側駆動ローラー30と下流側駆動ローラー31の間で、糸ゴム14の伸長状態が緩和される。よって、所望の接合部対jP周辺で糸ゴム14の径を太くした状態で糸ゴム14を切断でき、糸ゴム41のカット端部を所望の接合部対jPで固定できる。
さらに、変形例3では、カッターローラー26が有するカッター刃261が、積層体10’(糸ゴム14)をその厚さ方向に押し下げて切断する。そのために、上下方向において(積層体10’の厚さ方向において)、上流側駆動ローラー30のニップ位置h1、及び、下流側駆動ローラー31のニップ位置h1よりも、カッター刃261と受けローラー27の接触位置h2(糸ゴムの切断位置)を、上下方向の下側(受けローラー27側)にずらしている
そうすることで、図10Bに示すように、カッター刃261に引っ掛かった糸ゴム14は、カッター刃261に押し下げられる。よって、カッター刃261は糸ゴム14を積層体10’の厚さ方向に伸長しながら切断でき、糸ゴム14を確実に且つ綺麗に切断できる。
なお、ここまで、ローラーにカッター刃261が設けられた回転式のカッター刃261を例に挙げているが、これに限らない。(変形例2以外の)糸ゴム14の切断装置は、例えば、カッター刃と受け刃の少なくとも一方が上下方向に移動して糸ゴム14を挟み込み切断する装置であってもよい。
===第2実施形態===
図11は、第2実施形態における糸ゴム14の緩和工程及び切断工程の説明図である。第2実施形態の製造装置は、超音波溶着装置22及び排出ローラー25(図3参照)の下流側に、供給ローラー50と、搬送装置40と、カッターローラー26と、排出ローラー51とを有する。第2実施形態では、第1シート部11と第2シート部12の間に糸ゴム14が配置されて接合部jが形成された積層体10’を、供給ローラー50が搬送装置40に供給し、積層体10’を搬送装置40により搬送しながら、糸ゴム14を切断する。
搬送装置40は、CD方向に沿った回転軸回りに回転する略ドラム形状の装置であり、搬送装置40の回転方向に沿って積層体10’を搬送する。搬送装置40は、積層体10’を部分的に保持する保持部41a~41fを、搬送装置40の回転方向(すなわち積層体10’の搬送方向)に間隔をあけて複数有する。保持部41a~41fは、不図示の吸引機構を有し、保持部41a~41fの表面に積層体10’を吸着させながら搬送する。また、保持部41a~41fは、搬送装置40の回転方向に回転しつつ、不図示の駆動機構により回転方向に移動可能であり、回転方向に隣り合う保持部41a~41fの間隔を変更可能となっている。
また、第2実施形態では、搬送装置40よりも上流側での積層体10’の搬送速度V6が、搬送装置40による積層体10’の搬送速度V6(搬送装置40の周速)と概ね同じになるように設定されている。そのため、供給ローラー50から保持部(例:41a)に受け渡された積層体10’(糸ゴム14)は、その伸長状態が維持されている。
その後、カッターローラー26の上流側において、保持部(例:41a)は、その保持部(例:41a)よりも下流側において隣り合う保持部(例:41b)に近付くように、搬送方向の下流側に移動する。そのため、隣り合う保持部41a~41fで成す角度については、保持部41a~41fに積層体10が受け渡された時の角度θ1よりも、カッターローラー26に保持部41a~41fが近付いた時の角度θ2の方が小さくなる(θ1>θ2)。
また、保持部41a~41fに吸引保持されている積層体10’は、搬送方向に位置ずれしない。そのため、保持部(例:41a)が下流側の保持部(例:41b)に近付き、保持部(例:41aと41b)の間隔が狭まることで、保持部(例:41aと41b)の間に位置する積層体10’の伸長状態が緩和され、糸ゴム14の伸長状態も緩和される。つまり、搬送装置40が糸ゴム14の伸長状態を緩和させる緩和部として機能する。
その後、保持部41a~41fの間に位置する糸ゴム14を、カッター刃261が切断する。そうすることで、糸ゴム14の切断位置周辺において、糸ゴム14の伸長状態を緩和させることができ、糸ゴム14のカット端部が所望の接合部対jPで固定されやすくなる。
好ましくは、保持部41a~41fの間に位置する積層体10’に、糸ゴム14のカット端部を固定したい所望の接合部対jPが位置するようにするとよい。そうすることで、所望の接合部対jP周辺の糸ゴム14の径を太くした状態で、糸ゴム14を切断でき、糸ゴム14のカット端部を所望の接合部対jPで固定できる。
なお、図示しないが、保持部41a~41fの間に、カッター刃261を受ける受け部(受け刃)が設けられているとよい。
また、排出ローラー51に積層体10’を受け渡した保持部(例:41f)は、下流側の保持部(例:41a)との間隔(角度)が積層体10’を受け取る時の間隔(角度θ1)となるように移動する。
また、保持部41a~41fに積層体10’を吸引保持するとしているが、これに限らない。保持部41a~41f上の積層体10’が位置ずれしなければよく、例えば表面に微小な凹凸が形成された保持部41a~41fであってもよい。
===第3実施形態===
図12は、第3実施形態における糸ゴム14の緩和工程及び切断工程の説明図である。第3実施形態の製造装置も、第2実施形態と同様に、供給ローラー50と、搬送装置40と、カッターローラー26と、排出ローラー51とを有し、積層体10’を搬送装置40により搬送しながら糸ゴム14を切断する。
また、搬送装置40の構成も同じとする。すなわち、搬送装置40は、積層体10’を部分的に保持する保持部41a~41gを複数有する。保持部41a~41gは、搬送装置40の回転方向に回転しつつ、回転方向に隣り合う保持部41a~41gとの間隔を変更可能となっている。
ただし、第3実施形態では、供給ローラー50による積層体10’の供給速度V7(供給ローラー50の周速)が、搬送装置40による積層体10’の搬送速度V8(搬送装置40の周速)よりも速くなるように設定されている(V7>V8)。つまり、供給ローラー50が搬送装置40に送り出す積層体10’の量(例:m/秒)は、搬送装置40により搬送される積層体10’の量(例:m/秒)よりも多くなっている。そのため、搬送装置40上で積層体10’の伸長状態が緩和され、糸ゴム14の伸長状態が緩和される。
このように第3実施形態では、供給ローラー50と搬送装置40が、糸ゴム14の伸長状態を緩和させる緩和部として機能する。また、搬送装置40による積層体10’の搬送速度V8とは、保持部(例:41a)に積層体10が受け渡されてから、その保持部(例:41a)と下流側の保持部(例:41b)との間隔が変化する前までの期間の搬送速度とする。
また、保持部(例:41d)と、その上流側において隣り合う保持部(例:41c)との間の糸ゴム14をカッター刃261が切断する前に、下流側の保持部(例:41d)は、上流側の保持部(例:41c)から離れるように、搬送方向の下流側に移動する。そのため、隣り合う保持部41a~41gで成す角度については、保持部41a~41gに積層体10が受け渡された時の角度θ3よりも、カッターローラー26に保持部41a~41gが近付いた時の角度θ4の方が大きくなる(θ3<θ4)。このように、保持部41a~41gの間隔を広げることで、保持部(例:41dと41c)の間に位置する積層体10’が伸長され、糸ゴム14も伸長される。
その後、保持部41a~41gの間に位置し、伸長している糸ゴム14を、カッター刃261及び不図示の受け部(受け刃)で切断する。そうすることで、糸ゴム14を確実に且つ綺麗に切断できる。
また、糸ゴム14の切断位置よりも搬送方向上流側の一部分及び下流側の一部分の、糸ゴム14の伸長状態が緩和されている。よって、糸ゴム14のカット端部が所望の接合部対jPで固定されやすくなる。好ましくは、保持部41a~41g上に位置して、伸長状態が緩和している積層体10’に、糸ゴム14のカット端部を固定したい所望の接合部対jPが位置するようにするとよい。そうすることで、所望の接合部対jP周辺の糸ゴム14の径を太くした状態で、糸ゴム14を切断でき、糸ゴム14のカット端部を所望の接合部対jPで固定できる。
なお、保持部41a~41gの間隔を広げるために下流側に移動する保持部(例:41d)は、その保持部(例:41d)と下流側の保持部(例:41e)との間の糸ゴム14が切断された後に、移動するとよい。
===第4実施形態===
図13及び図14は、第4実施形態における糸ゴム14の緩和工程及び切断工程の説明図である。第4実施形態の製造装置も、第2,第3実施形態と同様に、供給ローラー50と、搬送装置40と、カッターローラー26と、排出ローラー51とを有し、積層体10’を搬送装置40により搬送しながら糸ゴム14を切断する。
図13に示す搬送装置40は、CD方向に沿った回転軸回りに回転する略ドラム形状の装置であり、搬送装置40の回転方向に沿って積層体10’を搬送する。搬送装置40は、不図示の吸引機構により積層体10’を部分的に吸引する吸引部42a~42fと、積層体10’を部分的に支持する支持部43a~43fとを、積層体10’の搬送方向に交互に並んで有する。
吸引部42a~42fは、搬送装置40の回転方向に回転しつつ、不図示の駆動機構によって回転方向に移動可能であり、吸引部42a~42f同士の間隔や支持部43a~43fとの間隔を変更可能となっている。一方、支持部43a~43fは、支持部43a~43f同士の間隔を一定に保った状態で回転する。また、吸引部42a~42fに受け渡された積層体10’は、吸引部42a~42fの表面に吸着されて位置ずれせず、伸長状態が維持される。一方、支持部43a~43fに受け渡された積層体10’は、支持部43a~43fにより搬送されつつ、支持部43a~43fに対して位置ずれ可能であり、伸長状態を緩和可能となっている。
また、第4実施形態では、搬送装置40よりも上流側での積層体10’の搬送速度V6が、搬送装置40による積層体10’の搬送速度V6(搬送装置40の周速)と概ね同じになるように設定されている。そのため、供給ローラー50から吸引部(例:42a)や支持部(例:43a)に受け渡された積層体10’は、その伸長状態が維持されている。
その後、カッターローラー26の上流側において、吸引部(例:42a)は、その吸引部(例:42a)よりも下流側において隣り合う支持部(例:43a)及び吸引部(例:42b)に近付くように、搬送方向の下流側に移動する。そのため、隣り合う吸引部42a~42fで成す角度については、吸引部42a~42fに積層体10が受け渡された時の角度θ5よりも、カッターローラー26に保持部41a~41fが近付いた時の角度θ6の方が小さくなる(θ5>θ6)。
吸引部(例:42a)が下流側の吸引部(例:42b)に近付き、吸引部同士(例:42aと42b)の間隔が狭まることで、吸引部(例:42aと42b)の間に位置する積層体10’の伸長状態が緩和され、糸ゴム14の伸長状態も緩和される。つまり、搬送装置40が糸ゴム14の伸長状態を緩和させる緩和部として機能する。
その後、吸引部42a~42f上に位置し、伸長している糸ゴム14を、カッター刃261及び不図示の受け部(受け刃)で切断する。そうすることで、糸ゴム14を確実に且つ綺麗に切断できる。
また、糸ゴム14の切断位置よりも搬送方向上流側の一部分及び下流側の一部分の、糸ゴム14の伸長状態が緩和されている。よって、糸ゴム14のカット端部が所望の接合部対jPで固定されやすい。好ましくは、吸引部42a~42fの間に位置し、伸長状態が緩和されている積層体10’に、糸ゴム14のカット端部を固定したい所望の接合部対jPが位置するようにするとよい。そうすることで、所望の接合部対jP周辺の糸ゴム14の径を太くした状態で、糸ゴム14を切断でき、糸ゴム14のカット端部を所望の接合部対jPで固定できる。
また、図14に示す搬送装置40のように、搬送装置40の回転方向に連続する中空円筒状の支持ドラム40の内側に、吸引部42a~42fが設けられていてもよい。吸引部42a~42fは、支持ドラム40の内側において、搬送装置40の回転方向に回転しつつ、吸引部42a~42f同士の間隔を変更可能とする。支持ドラム40は、搬送装置40の回転方向に回転し、外周面上に受け渡された積層体10’を搬送する。また、支持ドラム40には、支持ドラム40の径方向に貫通する吸引孔44aが設けられている。そのため、吸引部42a~42fと重なる支持ドラム40の部位は、本発明の吸引部に相当し、積層体10’の伸長状態を維持して積層体10’を搬送する。一方、吸引部42a~42fと重ならない支持ドラム40の部位は、本発明の支持部に相当し、積層体10’の伸長状態を緩和可能としつつ積層体10’を搬送する。
図14の搬送装置40の場合にも、積層体10’が伸長している状態で支持ドラム40に受け渡された後、吸引部同士(例:42aと42b)の間隔を狭めるとよい。そうすることで、吸引部(例:42aと42b)の間に位置する積層体10’の伸長状態が緩和され、糸ゴム14の伸長状態も緩和される。その後、吸引部42a~42f上の、伸長状態が維持されている糸ゴム14を、カッター刃261及び支持ドラム40で挟み込んで切断するとよい。そうすることで、糸ゴム14を確実に且つ綺麗に切断しつつ、糸ゴム14のカット端部が所望の接合部対jPで固定されやすくなる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。
10 伸縮性シート、10’ 積層体、
11 第1シート部、12 第2シート部、14 糸ゴム、
20 伸縮性シートの製造装置、21 搬送ローラー群(配置部)、
22 超音波溶着装置(接合部形成部)、
23 アンビルローラー、24 ホーンローラー、
25 排出ローラー、
26 カッターローラー(切断部)、261 カッター刃、
27 受けローラー(切断部)、271 受け刃、
30 上流側駆動ローラー、31 下流側駆動ローラー、
32 第2の上流側駆動ローラー、33 第2の下流側駆動ローラー、
40 搬送装置、41a~41g 保持部、
42a~42f 吸引部、43a~43f 支持部、
44 支持ドラム、44a 吸引孔、
50 供給ローラー、51 排出ローラー、
j 接合部、jP 接合部対、

Claims (10)

  1. 縦方向と横方向を有する伸縮性シートの製造方法であって、
    第1シート部と第2シート部の間に、前記横方向に伸長状態の糸ゴムを配置する工程と、
    前記第1シート部と前記第2シート部を圧着して互いに接合する複数の接合部を形成する工程と、
    前記糸ゴムの前記伸長状態を緩和させる工程と、
    前記緩和させる工程の後に、前記横方向における切断位置において前記糸ゴムを切断する工程と、を有し、
    前記複数の接合部は、前記縦方向において前記糸ゴムの両側に位置する接合部対を有し、
    前記切断する工程の後では、収縮した前記糸ゴムが前記接合部対に挟まれて、前記糸ゴムの前記横方向の位置が規制され、
    前記横方向において、前記切断位置の一方側に隣り合う接合部対を一方側接合部対とし、前記切断位置の他方側に隣り合う接合部対を他方側接合部対としたとき、
    前記緩和させる工程では、前記横方向において、前記一方側接合部対と前記他方側接合部対との間における、前記糸ゴムの前記伸長状態を、緩和させ、
    前記伸長状態の前記糸ゴムの伸長倍率をR1とし、前記緩和させる工程で緩和させた前記糸ゴムの伸長倍率をR2とし、自然状態の前記糸ゴムの伸長倍率をR3とした場合、前記伸長倍率R2は、以下の式
    R2>R3+(R1-R3)/2
    を満たすことを特徴とする伸縮性シートの製造方法。
  2. 請求項1に記載の伸縮性シートの製造方法であって、
    上流側駆動ローラーは、前記第1シート部と前記第2シート部の間に前記糸ゴムが配置された積層体を、前記糸ゴムの切断装置に供給し、
    下流側駆動ローラーは、前記積層体を前記切断装置から排出し、
    前記上流側駆動ローラーの周速を、前記下流側駆動ローラーの周速よりも速くすることを特徴とする伸縮性シートの製造方法。
  3. 縦方向と横方向を有する伸縮性シートの製造方法であって、
    第1シート部と第2シート部の間に、前記横方向に伸長状態の糸ゴムを配置する工程と、
    前記第1シート部と前記第2シート部を圧着して互いに接合する複数の接合部を形成する工程と、
    前記糸ゴムの前記伸長状態を緩和させる工程と、
    前記緩和させる工程の後に、前記横方向における切断位置において前記糸ゴムを切断する工程と、を有し、
    前記複数の接合部は、前記縦方向において前記糸ゴムの両側に位置する接合部対を有し、
    前記切断する工程の後では、収縮した前記糸ゴムが前記接合部対に挟まれて、前記糸ゴムの前記横方向の位置が規制され、
    前記横方向において、前記切断位置の一方側に隣り合う接合部対を一方側接合部対とし、前記切断位置の他方側に隣り合う接合部対を他方側接合部対としたとき、
    前記緩和させる工程では、前記横方向において、前記一方側接合部対と前記他方側接合部対との間における、前記糸ゴムの前記伸長状態を、緩和させ、
    上流側駆動ローラーは、前記第1シート部と前記第2シート部の間に前記糸ゴムが配置された積層体を、前記糸ゴムの切断装置に供給し、
    下流側駆動ローラーは、前記積層体を前記切断装置から排出し、
    前記上流側駆動ローラーの周速を、前記下流側駆動ローラーの周速よりも速くし、
    前記上流側駆動ローラーと前記切断装置の間の第2の上流側駆動ローラーは、前記積層体を前記切断装置に供給し、
    前記下流側駆動ローラーと前記切断装置の間の第2の下流側駆動ローラーは、前記積層体を前記切断装置から排出し、
    前記第2の上流側駆動ローラーの周速を、前記上流側駆動ローラーの周速よりも遅くし、
    前記第2の下流側駆動ローラーの周速を、前記第2の上流側駆動ローラーの周速よりも速くし、かつ、前記下流側駆動ローラーの周速よりも速くすることを特徴とする伸縮性シートの製造方法。
  4. 請求項2に記載の伸縮性シートの製造方法であって、
    前記切断装置は、カッター刃を有するカッターローラーと、前記カッターローラーに対向配置された受けローラーを有し、
    前記カッターローラーの周速は、前記上流側駆動ローラーの周速よりも速いことを特徴とする伸縮性シートの製造方法。
  5. 請求項2に記載の伸縮性シートの製造方法であって、
    前記切断装置が有するカッター刃は、前記積層体をその厚さ方向に押し下げて切断することを特徴とする伸縮性シートの製造方法。
  6. 縦方向と横方向を有する伸縮性シートの製造方法であって、
    第1シート部と第2シート部の間に、前記横方向に伸長状態の糸ゴムを配置する工程と、
    前記第1シート部と前記第2シート部を圧着して互いに接合する複数の接合部を形成する工程と、
    前記糸ゴムの前記伸長状態を緩和させる工程と、
    前記緩和させる工程の後に、前記横方向における切断位置において前記糸ゴムを切断する工程と、を有し、
    前記複数の接合部は、前記縦方向において前記糸ゴムの両側に位置する接合部対を有し、
    前記切断する工程の後では、収縮した前記糸ゴムが前記接合部対に挟まれて、前記糸ゴムの前記横方向の位置が規制され、
    前記横方向において、前記切断位置の一方側に隣り合う接合部対を一方側接合部対とし、前記切断位置の他方側に隣り合う接合部対を他方側接合部対としたとき、
    前記緩和させる工程では、前記横方向において、前記一方側接合部対と前記他方側接合部対との間における、前記糸ゴムの前記伸長状態を、緩和させ、
    前記第1シート部と前記第2シート部の間に前記糸ゴムが配置された積層体を、搬送装置により搬送しながら、前記糸ゴムを切断し、
    前記搬送装置は、前記積層体を部分的に保持する保持部を、前記積層体の搬送方向に間隔をあけて複数有し、
    前記保持部の前記間隔を狭めた後、前記保持部の間に位置する前記糸ゴムを切断することを特徴とする伸縮性シートの製造方法。
  7. 縦方向と横方向を有する伸縮性シートの製造方法であって、
    第1シート部と第2シート部の間に、前記横方向に伸長状態の糸ゴムを配置する工程と、
    前記第1シート部と前記第2シート部を圧着して互いに接合する複数の接合部を形成する工程と、
    前記糸ゴムの前記伸長状態を緩和させる工程と、
    前記緩和させる工程の後に、前記横方向における切断位置において前記糸ゴムを切断する工程と、を有し、
    前記複数の接合部は、前記縦方向において前記糸ゴムの両側に位置する接合部対を有し、
    前記切断する工程の後では、収縮した前記糸ゴムが前記接合部対に挟まれて、前記糸ゴムの前記横方向の位置が規制され、
    前記横方向において、前記切断位置の一方側に隣り合う接合部対を一方側接合部対とし、前記切断位置の他方側に隣り合う接合部対を他方側接合部対としたとき、
    前記緩和させる工程では、前記横方向において、前記一方側接合部対と前記他方側接合部対との間における、前記糸ゴムの前記伸長状態を、緩和させ、
    前記第1シート部と前記第2シート部の間に前記糸ゴムが配置された積層体を、搬送装置により搬送しながら、前記糸ゴムを切断し、
    供給ローラーは、前記積層体を前記搬送装置に供給し、
    前記供給ローラーによる前記積層体の供給速度は、前記搬送装置による前記積層体の搬送速度よりも速く、
    前記搬送装置は、前記積層体を部分的に保持する保持部を、前記積層体の搬送方向に間隔をあけて複数有し、
    前記保持部の前記間隔を広げた後、前記保持部の間に位置する前記糸ゴムを切断することを特徴とする伸縮性シートの製造方法。
  8. 縦方向と横方向を有する伸縮性シートの製造方法であって、
    第1シート部と第2シート部の間に、前記横方向に伸長状態の糸ゴムを配置する工程と、
    前記第1シート部と前記第2シート部を圧着して互いに接合する複数の接合部を形成する工程と、
    前記糸ゴムの前記伸長状態を緩和させる工程と、
    前記緩和させる工程の後に、前記横方向における切断位置において前記糸ゴムを切断する工程と、を有し、
    前記複数の接合部は、前記縦方向において前記糸ゴムの両側に位置する接合部対を有し、
    前記切断する工程の後では、収縮した前記糸ゴムが前記接合部対に挟まれて、前記糸ゴムの前記横方向の位置が規制され、
    前記横方向において、前記切断位置の一方側に隣り合う接合部対を一方側接合部対とし、前記切断位置の他方側に隣り合う接合部対を他方側接合部対としたとき、
    前記緩和させる工程では、前記横方向において、前記一方側接合部対と前記他方側接合部対との間における、前記糸ゴムの前記伸長状態を、緩和させ、
    前記第1シート部と前記第2シート部の間に前記糸ゴムが配置された積層体を、搬送装置により搬送しながら、前記糸ゴムを切断し、
    前記搬送装置は、前記積層体を部分的に吸引する吸引部と、前記積層体を部分的に支持する支持部とを、前記積層体の搬送方向に交互に並んで有し、
    前記吸引部同士の前記搬送方向の間隔を狭めた後、前記吸引部上に位置する前記糸ゴムを切断することを特徴とする伸縮性シートの製造方法。
  9. 請求項1から8の何れか1項に記載の伸縮性シートの製造方法であって、
    前記縦方向における前記接合部対の間隔は、前記伸長状態の前記糸ゴムの径以上であることを特徴とする伸縮性シートの製造方法。
  10. 縦方向と横方向を有する伸縮性シートの製造装置であって、
    第1シート部と第2シート部の間に、前記横方向に伸長状態の糸ゴムを配置する配置部と、
    前記第1シート部と前記第2シート部を圧着して互いに接合する複数の接合部を形成する接合部形成部と、
    前記糸ゴムの前記伸長状態を緩和させる緩和部と、
    前記緩和させる工程の後に、前記横方向における切断位置において前記糸ゴムを切断する切断部と、を有し、
    前記複数の接合部は、前記縦方向において前記糸ゴムの両側に位置する接合部対を有し、
    前記糸ゴムが切断された後では、収縮した前記糸ゴムが前記接合部対に挟まれて、前記糸ゴムの前記横方向の位置が規制され、
    前記横方向において、前記切断位置の一方側に隣り合う接合部対を一方側接合部対とし、前記切断位置の他方側に隣り合う接合部対を他方側接合部対としたとき、
    前記緩和部は、前記横方向において、前記一方側接合部対と前記他方側接合部対との間における、前記糸ゴムの前記伸長状態を、緩和させ、
    前記伸長状態の前記糸ゴムの伸長倍率をR1とし、前記緩和させる工程で緩和させた前記糸ゴムの伸長倍率をR2とし、自然状態の前記糸ゴムの伸長倍率をR3とした場合、前記伸長倍率R2は、以下の式
    R2>R3+(R1-R3)/2
    を満たすことを特徴とする伸縮性シートの製造装置。
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