JP7187239B2 - 伸縮性シートの製造方法、及び、伸縮性シートの製造装置 - Google Patents
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Description
前記第1シート部と、前記第2シート部と、前記第3シート部と、前記糸ゴムとを、互いに接合されていない状態で、一対の圧着部間に供給する工程と、
前記一対の圧着部を用いて、前記第1シート部と、前記第2シート部と、前記第3シート部とを、圧着して互いに接合する複数の接合部であって、前記第1シート部と、前記第2シート部と、前記第3シート部とに対して、前記糸ゴムの伸縮方向の位置を規制する前記複数の接合部を形成する工程と、
を有し、
前記伸縮性シートにおいて前記糸ゴムに重なるシート部の数とは異なる数のシート部と重なる第2の糸ゴムを、前記一対の圧着部間に供給し、
前記一対の圧着部を用いて、前記第2の糸ゴムと重なる前記シート部に対して、前記第2の糸ゴムの伸縮方向の位置を規制する第3の接合部を形成すること、
を特徴とする伸縮性シートの製造方法である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
第1シート部と、第2シート部と、第3シート部とが積層され、前記第1シート部と前記第2シート部の間に糸ゴムが配された伸縮性シートの製造方法であって、前記第1シート部と、前記第2シート部と、前記第3シート部と、前記糸ゴムとを、互いに接合されていない状態で、一対の圧着部間に供給する工程と、前記一対の圧着部を用いて、前記第1シート部と、前記第2シート部と、前記第3シート部とを、圧着して互いに接合する複数の接合部であって、前記第1シート部と、前記第2シート部と、前記第3シート部とに対して、前記糸ゴムの伸縮方向の位置を規制する前記複数の接合部を形成する工程と、を有すること。
<<伸縮性シート10の構成>>
図1は、本実施形態の製造方法(製造装置)で製造される伸縮性シート10の平面図である。図1は、伸縮性シート10を皺なく伸長させた状態の図である。図2は、図1の伸縮性シート10の概略断面図である。
図3Aは、伸縮性シート10を使用したパンツ型使い捨ておむつ1の概略斜視図である。図3Bは、展開状態且つ伸長状態のパンツ型使い捨ておむつ1を肌側面側から見た概略平面図である。本実施形態の製造方法(製造装置)で製造される伸縮性シート10は、例えば使い捨ておむつ等の吸収性物品の部品として使用される。
<<第1実施形態>>
(伸縮性シートの製造装置20の構成)
図4は、第1実施形態における伸縮性シートの製造装置20の概略断面図である。図5Aは、アンビルローラー25とホーンローラー26の表面の説明図である。図5Bは、アンビルローラー25とホーンローラー26の最近接部の概略拡大図である。図6A及び図6Bは、接合部jによる糸ゴム14の取り付け方法の説明図である。図7A及び図7Bは、糸ゴム14の供給方向の説明図である。
上記構成の製造装置20による伸縮性シート10の製造方法では、まず、搬送ローラー群21(供給部)が、第1~第3シート部11~13及び糸ゴム14を、アンビルローラー25に供給する。その後、アンビルローラー25(供給部)が、第1~第3シート部11~13及び糸ゴム14を表面に巻き付けながら回転し、第1~第3シート部11~13及び糸ゴム14を、アンビルローラー25とホーンローラー26の間(一対の圧着部間)に供給する。この時、第1シート部11と、第2シート部12と、第3シート部13と、糸ゴム14は、互いに接合されていない状態とする。具体的には、第1~第3シート部11~13及び糸ゴム14には接着剤が塗布されておらず、また、第1~第3シート部11~13は互いに圧着されていない状態とする。
図8Aは、第2実施形態における伸縮性シートの製造装置20の概略断面図である。図8Bは、アンビルローラー25とホーンローラー26の最近接部の概略拡大図である。
図9は、第3実施形態における伸縮性シートの製造装置20の概略断面図である。第3実施形態の製造装置20はプレスローラー23を有さない。つまり、超音波溶着装置22よりも上流側において、第1~第3シート部11~13を押圧する工程を有さない伸縮性シート10の製造方法であってもよい。
図10は、第4実施形態における伸縮性シートの製造装置20の概略断面図である。第4実施形態では、第1実施形態と超音波溶着装置22が異なる。超音波溶着装置22(一対の圧着部)は一対のローラーで構成されるに限らない。例えば、図10に示すように、ホーンローラー26の代わりに、アンビルローラー25の表面に対向して配された平らな振動面27aを有する非回転のホーン27を用いてもよい。このホーン27の振動面27aがアンビルローラー25の表面との間の間隔を拡縮する方向に振動し、接合部jが形成される。
図11は、変形例の伸縮性シート10の平面図である。図12A及び図12Bは、変形例の伸縮性シート10の概略断面図である。
2 吸収性本体、3 腹側胴回り部、4 背側胴回り部、5 糸ゴム、
10 伸縮性シート、
11 第1シート部、12 第2シート部、13 第3シート部、
14 糸ゴム、14a 第2の糸ゴム
20 伸縮性シートの製造装置、21 搬送ローラー群(供給部)、
22 超音波溶着装置(一対の圧着部)、
23 プレスローラー、24 排出ローラー、
25 アンビルローラー(供給部、圧着部)、26 ホーンローラー(圧着部)、
27 ホーン(圧着部)、
j 接合部、jP 接合部対、
ja 第2の接合部、jb 第3の接合部、
Claims (11)
- 第1シート部と、第2シート部と、第3シート部とが積層され、前記第1シート部と前記第2シート部の間に糸ゴムが配された伸縮性シートの製造方法であって、
前記第1シート部と、前記第2シート部と、前記第3シート部と、前記糸ゴムとを、互いに接合されていない状態で、一対の圧着部間に供給する工程と、
前記一対の圧着部を用いて、前記第1シート部と、前記第2シート部と、前記第3シート部とを、圧着して互いに接合する複数の接合部であって、前記第1シート部と、前記第2シート部と、前記第3シート部とに対して、前記糸ゴムの伸縮方向の位置を規制する前記複数の接合部を形成する工程と、
を有し、
前記伸縮性シートにおいて前記糸ゴムに重なるシート部の数とは異なる数のシート部と重なる第2の糸ゴムを、前記一対の圧着部間に供給し、
前記一対の圧着部を用いて、前記第2の糸ゴムと重なる前記シート部に対して、前記第2の糸ゴムの伸縮方向の位置を規制する第3の接合部を形成すること、
を特徴とする伸縮性シートの製造方法。 - 請求項1に記載の伸縮性シートの製造方法であって、
前記複数の接合部が、前記糸ゴムの伸縮方向と交差する方向において前記糸ゴムの両側に位置するとともに、前記伸縮方向に間欠的に位置するように、前記複数の接合部を形成することを特徴とする伸縮性シートの製造方法。 - 請求項1又は2に記載の伸縮性シートの製造方法であって、
前記一対の圧着部のうち一方の前記圧着部の表面は凹凸面であり、他方の前記圧着部の表面は平滑面であり、
前記複数の接合部を形成する工程において、前記糸ゴムよりも前記一方の前記圧着部側に、前記第1シート部が配され、前記糸ゴムよりも前記他方の前記圧着部側に、前記第2シート部及び前記第3シート部が配されることを特徴とする伸縮性シートの製造方法。 - 請求項1又は2に記載の伸縮性シートの製造方法であって、
前記一対の圧着部のうち一方の前記圧着部の表面は凹凸面であり、他方の前記圧着部の表面は平滑面であり、
前記複数の接合部を形成する工程において、前記糸ゴムよりも前記一方の前記圧着部側に、前記第1シート部及び前記第3シート部が配され、前記糸ゴムよりも前記他方の前記圧着部側に、前記第2シート部が配されることを特徴とする伸縮性シートの製造方法。 - 請求項1から4の何れか1項に記載の伸縮性シートの製造方法であって、
前記一対の圧着部のうち一方の前記圧着部は、表面が凹凸面であるローラーであり、
前記一対の圧着部間よりも上流側において、前記一方の前記圧着部、及び、前記一方の前記圧着部に接触するプレスローラーを用いて、前記第1シート部と、前記第2シート部と、前記第3シート部とを押圧する工程を有することを特徴とする伸縮性シートの製造方法。 - 請求項5に記載の伸縮性シートの製造方法であって、
前記一方の前記圧着部の回転軸に直交する断面において、前記一方の前記圧着部の回転中心を通る前記プレスローラーの接線から、前記一方の前記圧着部と前記プレスローラーの押圧点、及び、前記回転中心を通る仮想線までの範囲である、前記一方の前記圧着部の表面に、前記糸ゴムを供給することを特徴とする伸縮性シートの製造方法。 - 請求項6に記載の伸縮性シートの製造方法であって、
前記押圧する工程において前記糸ゴムよりも前記プレスローラー側に配されるシート部を、前記プレスローラーに巻き付けて供給することを特徴とする伸縮性シートの製造方法。 - 請求項5に記載の伸縮性シートの製造方法であって、
前記一方の前記圧着部の回転軸に直交する断面において、前記一方の前記圧着部の回転中心を通る前記プレスローラーの接線から、前記一方の前記圧着部と前記プレスローラーの押圧点、及び、前記回転中心を通る仮想線までの範囲である、前記プレスローラーの表面に、前記糸ゴムを供給することを特徴とする伸縮性シートの製造方法。 - 請求項1から7の何れか1項に記載の伸縮性シートの製造方法であって、
前記一対の圧着部のうち一方の前記圧着部は、表面が凹凸面であるローラーであり、
前記複数の接合部を形成する工程において前記糸ゴムよりも前記一方の前記圧着部側に配されるシート部、及び、前記糸ゴムを、前記一方の前記圧着部に巻き付けた後に、前記複数の接合部を形成する工程において前記糸ゴムよりも他方の前記圧着部側に配されるシート部を前記糸ゴムに重ねることを特徴とする伸縮性シートの製造方法。 - 請求項1から9の何れか1項に記載の伸縮性シートの製造方法であって、
前記一対の圧着部を用いて、前記第1シート部と、前記第2シート部と、前記第3シート部とを、圧着して互いに接合する複数の第2の接合部を形成し、
前記糸ゴムの伸縮方向と交差する方向において隣り合う前記第2の接合部の間に、前記糸ゴムが位置しないように、前記第2の接合部を形成することを特徴とする伸縮性シートの製造方法。 - 第1シート部と、第2シート部と、第3シート部とが積層され、前記第1シート部と前記第2シート部の間に糸ゴムが配された伸縮性シートの製造装置であって、
前記第1シート部と、前記第2シート部と、前記第3シート部と、前記糸ゴムとを、互いに接合されていない状態で、一対の圧着部間に供給する供給部と、
前記第1シート部と、前記第2シート部と、前記第3シート部とを、圧着して互いに接合する複数の接合部であって、前記第1シート部と、前記第2シート部と、前記第3シート部とに対して、前記糸ゴムの伸縮方向の位置を規制する前記複数の接合部を形成する一対の圧着部と、
を有し、
前記伸縮性シートにおいて前記糸ゴムに重なるシート部の数とは異なる数のシート部と重なる第2の糸ゴムを、前記一対の圧着部間に供給し、
前記一対の圧着部を用いて、前記第2の糸ゴムと重なる前記シート部に対して、前記第2の糸ゴムの伸縮方向の位置を規制する第3の接合部を形成すること、を特徴とする伸縮性シートの製造装置。
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