JP7247757B2 - 非常停止スイッチの取付器具 - Google Patents

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Description

本発明は、ロボット等の生産機械の操作端末として用いられる矩形板状の携帯端末に、生産機械の非常停止スイッチを取り付ける取付器具に関する。
従来、この種の取付器具において、非常停止スイッチが取り付けられたハウジングと、携帯端末を背面側から支える背面支持部と、携帯端末の上底を上側から固定する上底固定部と、携帯端末の下底を下側から固定する下底固定部と、を備える取付器具がある(特許文献1参照)。
特許第6218973号公報
ところで、特許文献1に記載の取付器具は、携帯端末の上底と下底とをそれぞれ上底固定部と下底固定部とにより固定している。このため、上底固定部と下底固定部との間隔を、携帯端末の上底から下底までの長さに合わせて設計する必要がある。携帯端末の大きさは様々であり、特許文献1に記載の取付器具は、大きさの合わない携帯端末に取り付けることができず、取り付け可能な携帯端末が制限される。
本発明は、こうした課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、ロボット等の生産機械の操作端末として用いられる様々な大きさの携帯端末に、生産機械の非常停止スイッチを簡単に取り付けることができ、且つ安全性を確保することのできる非常停止スイッチの取付器具を提供することにある。
上記課題を解決するための第1の手段は、
生産機械の操作端末として用いられる矩形板状の携帯端末に、前記生産機械の非常停止スイッチを取り付ける取付器具であって、
板状に形成され、前記携帯端末の背面側に配置される背面部と、
前記背面部に接続され、前記携帯端末の1つの隅において前記携帯端末の2つの側面に当接させられる当接部と、
前記背面部に設けられ、前記携帯端末の背面に粘着させられる粘着部と、
前記当接部に接続され、前記非常停止スイッチが前記携帯端末の正面側から操作されるように設置される設置部と、
を備える。
上記構成によれば、背面部は、板状に形成されており、生産機械の操作端末として用いられる矩形板状の携帯端末の背面側に配置される。当接部は、背面部に接続されており、矩形板状の携帯端末の1つの隅において、携帯端末の2つの側面に当接させられる。このため、携帯端末の隅の2つ側面を当接部に当接させて、当接部ひいては取付器具に対して携帯端末を容易に位置決めすることができ、不適切な位置で粘着部に携帯端末の背面を粘着させることを抑制することができる。したがって、粘着部から携帯端末の背面を剥がして、再度粘着部に携帯端末の背面を粘着させることが繰り返されることを抑制することができ、粘着部の粘着力が低下することを抑制することができる。その結果、生産機械の非常停止スイッチを押す必要がある時に、携帯端末から取付器具が外れることを抑制することができ、安全性を確保することができる。粘着部は、背面部に設けられており、携帯端末の背面に粘着させられる。このため、位置決めされた携帯端末の背面を粘着部材により粘着して、背面部に携帯端末を固定することができる。そして、背面部により携帯端末の背面を支持することができる。なお、生産機械は、各種産業で生産品の製造産出に直接関与する機械であり、ロボットや工作機械等を含む。
設置部は当接部に接続されており、設置部には非常停止スイッチが携帯端末の正面側から操作されるように設置される。このため、設置部に非常停止スイッチを設置することができ、ユーザは非常停止スイッチを携帯端末の正面側から操作することができる。したがって、携帯端末の1つの隅の位置を当接部に合わせ、携帯端末の背面の少なくとも一部を粘着部により背面部に固定するだけで、携帯端末に非常停止スイッチを取り付けることができる。すなわち、取付器具は、携帯端末の残りの3つの隅の位置を制限しない。よって、様々な大きさの携帯端末に、非常停止スイッチを簡単に取り付けることができる。しかも、携帯端末に非常停止スイッチを取り付ける構成は、機械的な可動部を含んでいない。このため、高い信頼性が要求される非常停止スイッチの取付器具において、故障が発生することを抑制することができる。
ここで、取付器具により携帯端末に取り付けられた非常停止スイッチの状態を、携帯端末を介して制御対象に送信する構成が考えられる。こうした構成では、携帯端末の安全性が確保されていないおそれがあり、制御対象を確実に非常停止させることができないおそれがある。この点、本願の取付器具は、携帯端末に非常停止スイッチを取り付け可能とするだけでよく、非常停止スイッチと携帯端末とを中継する必要がないため、安全性を確保することができる。
第2の手段では、前記背面部において前記当接部に隣接する位置には、くぼみが形成されている。こうした構成によれば、携帯端末の隅の2つ側面を当接部に当接させる際に、携帯端末の隅をくぼみに逃がして携帯端末を傾けることができる。このため、携帯端末の隅の2つ側面を当接部に当接させる前に、携帯端末の背面が粘着部に接触することを抑制することができる。したがって、取付器具に対して携帯端末の位置を合わせて固定することの失敗及びやり直しを抑制することができ、粘着部の粘着力が低下することを抑制することができる。さらに、携帯端末の背面の隅にカメラのレンズ等により凸部が形成されている場合に、その凸部をくぼみに逃がすことができる。
第3の手段では、前記背面部において前記当接部に隣接する位置には、孔が形成されている。こうした構成によっても、携帯端末の隅の2つ側面を当接部に当接させる際に、携帯端末の隅を孔に逃がして携帯端末を傾けることができる。したがって、取付器具に対して携帯端末の位置を合わせて固定することの失敗及びやり直しを抑制することができ、粘着部の粘着力が低下することを抑制することができる。さらに、携帯端末の背面の隅にカメラのレンズ等により凸部が形成されている場合に、その凸部を孔に逃がすことができる。しかも、その孔を通じてカメラのレンズにより撮影を行うことができる。
携帯端末の背面側に配置される背面部が小さ過ぎると、ユーザが携帯端末を手で支える際に、携帯端末の背面のみを手で支えて取付器具の背面部を手で支えないおそれがある。この場合であっても、粘着部の粘着力が十分であれば、ユーザが非常停止スイッチを押した際に携帯端末から取付器具が外れることはない。ただし、万が一粘着部の粘着力が低下していると、ユーザが非常停止スイッチを押した際に携帯端末から取付器具が外れるおそれがある。
この点、第4の手段では、前記矩形板状の携帯端末の短辺の長さ方向において、前記背面部の長さは前記短辺の半分以上かつ全長以下である。こうした構成によれば、ユーザが携帯端末を手で支える際に、携帯端末の背面だけでなく取付器具の背面部も手で支える可能性が高い。したがって、ユーザが非常停止スイッチを押した際に、携帯端末から取付器具が外れることを抑制することができ、より安全性を確保することができる。なお、携帯端末において取付器具が取り付けられて重くなっている側を、例えば左手で支えている場合、取付器具を支えている左手を放して左手で非常停止スイッチを押すことは考えにくい。さらに、携帯端末の短辺の長さ方向において、背面部の長さは短辺の全長以下であるため、背面部が必要以上に大きくなることを抑制することができる。
第5の手段では、前記取付器具の外形は、左右対称である。こうした構成によれば、例えば携帯端末の左上の隅に取付器具を取り付ける場合と同様に、携帯端末の右上の隅に取付器具を取り付けることができる。したがって、ユーザが右利きであっても左利きであっても、非常停止スイッチの取付器具を用いることができる。
第6の手段では、前記背面部は、前記矩形板状の携帯端末の長辺に沿って延びる第1面部と、短辺に沿って延びる第2面部とを含む。こうした構成によれば、ユーザは、携帯端末を手で支える際に、第1面部及び第2面部のいずれかを手で支える可能性が高い。このため、緊急時に、思ったよりも大きい力で非常停止スイッチを押したとしても、非常停止スイッチが取付器具ごと脱落することを防ぐことができ、非常停止スイッチを確実に押し易くなる。
第7の手段では、前記粘着部は、両面テープにより形成されている。こうした構成によれば、粘着部を容易に形成することができるとともに、粘着部の粘着力が低下した際に取り替えが容易となる。
第8の手段では、前記粘着部は、ゲルシートにより形成されている。こうした構成によれば、粘着部の粘着力が低下した際に、ゲルシートの表面の埃等を取り除くことで粘着力を回復させることができる。なお、粘着部の粘着力が低下した場合に備えて、第4の手段と第7の手段とを組み合わせることが望ましい。
取付器具及び非常停止ボックスを示す斜視図。 取付器具を示す斜視図。 携帯端末に取付器具を取り付けた状態を正面側から示す斜視図。 携帯端末に取付器具を取り付けた状態を背面側から示す斜視図。 ガイド部に携帯端末の隅を位置決めする態様を示す模式図。 くぼみの変更例を示す模式図。 背面部の変更例を示す斜視図。 背面部の他の変更例を示す斜視図。 図8の取付器具においてガイド部に携帯端末の隅を位置決めする態様を示す模式図。 背面部の他の変更例を示す斜視図。 背面部の他の変更例を示す斜視図。 背面部の他の変更例を示す斜視図。
以下、ロボット(生産機械)の操作端末として用いられるタブレット端末に、ロボットの非常停止ボックスを取り付ける取付器具に具現化した一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1,2に示すように、取付器具10は、背面部20、当接部31,35、両面テープ51~53、及び設置部40を備えている。取付器具10は、両面テープ51~53を除いて、例えば樹脂により一体成形されている。設置部40には、非常停止ボックス60が設置されている。
非常停止ボックス60は、本体61、非常停止スイッチ63、停止制御部(図示略)、ケーブル接続部65等を備えている。ケーブル接続部65にはケーブル(図示略)の一端が接続され、ケーブルの他端はロボット(あるいは工作機械)の制御装置に接続される。停止制御部は、例えば正常時において、ケーブルを介して制御装置に所定信号を定期的に送信する。制御装置は、所定信号を定期的に受信していることに基づいて、ロボットが正常であると判定する。そして、ユーザが非常停止スイッチ63を押すと、所定信号の送信が遮断される。制御装置は、所定信号を定期的に受信していないことに基づいて、ロボットに異常が発生したと判定し、ロボットを非常停止させる。
背面部20は、直角二等辺三角形状(略三角形状)の板状に形成されている。図3に示すように、タブレット端末70の短辺の長さ方向において、背面部20の長さは短辺の半分以上かつ全長以下である。背面部20には、円形の両面テープ51~53を貼り付ける貼付部21~23が形成されている。両面テープ51~53(粘着部)は、円板状に形成されており、所定の厚みを有している。両面テープ51~53は、同一の大きさ及び同一の形状となっている。貼付部21~23は、両面テープ51~53の径と同一の径を有する円形の凹部となっている。貼付部21~23の深さは、両面テープ51~53の厚みよりも浅くなっている。すなわち、両面テープ51~53の表面は、背面部20の表面よりも突出している。
そして、両面テープ51~53は、タブレット端末70の背面に粘着させられる。図3に示すように、タブレット端末70に取付器具10が取り付けられた場合に、背面部20はタブレット端末70の背面側に配置される。なお、ユーザは、タブレット端末70から取付器具10を取り外して再度取り付ける際には、両面テープ51~53を新品に取り替える。
タブレット端末70(携帯端末)は、周知のように、矩形板状に形成された軽量のPC(Personal Computer)の一種である。タブレット端末70は、矩形板状の筐体71、ディスプレイ72、ボタン73、及びカメラ(図示略)等を備えている。ディスプレイ72は、液晶表示装置等により構成され、タッチパネル式の入力インターフェースを有している。タブレット端末70は、無線通信機能を備えており、無線LAN(Local Area Network)あるいは携帯電話回線によって、通信やインターネット接続を行う。ロボットの操作を行うアプリケーションソフト(プログラム)が、タブレット端末70にインストールされることで、タブレット端末70がロボットの操作器として機能する。タブレット端末70は、ユーザの操作に対応する操作信号を、ロボットの制御装置へ無線送信(送信)する。なお、タブレット端末70は、操作信号をロボットの制御装置へ有線送信してもよい。
背面部20の直角部分(角部)には、当接部31,35が接続されている。当接部31,35の表面は、背面部20の表面よりも突出している。すなわち、当接部31,35は、それぞれ背面部20から垂直に起ち上がる壁部32,36(ガイド部)を有している。壁部32と壁部36とは垂直に接続されている。背面部20において、当接部31,35に隣接する位置には、くぼみ24が形成されている。くぼみ24の外形は、三角形状である。図3に示すように、タブレット端末70は、4つの隅75~78を有している。タブレット端末70の隅78においてタブレット端末70の側面78a,78bに、それぞれ当接部31,35が当接している。すなわち、壁部32,36は、取付器具10に対してタブレット端末70を位置決めする際にガイド部として機能する。このため、取付器具10に対してタブレット端末70を容易に位置決めすることができ、不適切な位置で両面テープ51~53にタブレット端末70の背面を粘着させることを抑制することができる。したがって、両面テープ51~53からタブレット端末70の背面を剥がして、再度両面テープ51~53にタブレット端末70の背面を粘着させることが繰り返されることを抑制することができ、両面テープ51~53の粘着力が低下することを抑制することができる。その結果、非常停止スイッチ63を押す必要がある時に、タブレット端末70から取付器具10が外れることを抑制することができ、安全性を確保することができる。なお、背面部20において、当接部35から両面テープ51の背面まで延びる部分が第1面部に相当し、当接部31から両面テープ53の背面まで延びる部分が第2面部に相当する。
当接部31,35には、設置部40が接続されている。設置部40は、円板状に形成されている。設置部40は、円環状の外壁部41を有している。外壁部41に、上記非常停止ボックス60の本体61の下部が嵌合している。設置部40において外壁部41に囲まれた部分には、円柱状の凸部42が形成されている。凸部42には、矩形の凹部43が形成されている。凹部43は、上記非常停止ボックス60の底部に取り付けられたフック(図示略)に対応した大きさ及び形状に形成されている。設置部40には、2つの貫通孔46が形成されている。貫通孔46は、設置部40に非常停止ボックス60を固定する際に、ねじが挿通される。そして、ねじにより、設置部40と非常停止ボックス60とが締結される。図1に示すように、設置部40には、非常停止スイッチ63がタブレット端末70の正面側から操作されるように設置されている。図4は、タブレット端末70に取付器具10を取り付けた状態を背面側から示す斜視図である。
上記構成を備える取付器具10の外形は、左右対称である。具体的には、上記構成を備える取付器具10の外形は、背面部20に垂直な所定面に関して対称である。所定面は、貼付部22の中心及び設置部40の中心を通り、背面部20に垂直な平面である。こうした構成によれば、タブレット端末70の左上の隅78に取付器具10を取り付ける場合と同様に、タブレット端末70の右上の隅75に取付器具10を取り付けることができる。
次に、図5を参照して、壁部32,36(ガイド部)にタブレット端末70の隅78を位置決めする態様を説明する。
タブレット端末70の隅78の側面78b(78a)と壁部36(32)とが当接する前に、タブレット端末70の背面70aが両面テープ52(51,53)に接触すると、タブレット端末70と取付器具10とが不適切な位置で固定される。その場合、両面テープ52(51,53)からタブレット端末70の背面70aを剥がして、タブレット端末70と取付器具10との位置決めをやり直す必要があり、両面テープ52(51,53)の粘着力が低下するおそれがある。
この点、背面部20において、当接部35(31)に隣接する位置には、くぼみ24が形成されている。このため、タブレット端末70の隅78を背面部20のくぼみ24に逃がすことにより、背面部20にくぼみ24が形成されていない場合と比較して、背面部20に対してタブレット端末70を傾け易くなる。これにより、タブレット端末70の背面70aが、両面テープ52(51,53)に接触することを抑制することができる。また、タブレット端末70の背面70aが、両面テープ52(51,53)に接触したとしても、接触面積を小さくすることができる。
そして、タブレット端末70の隅78の側面78b(78a)と壁部36(32)とを当接させた状態で、背面部20に対してタブレット端末70を平行に戻して、タブレット端末70の背面70aを両面テープ52(51,53)に粘着させる。これにより、タブレット端末70に取付器具10を取り付けることができる。
なお、タブレット端末70の隅78の裏面に、カメラのレンズにより凸部(図示略)が形成されている場合は、その凸部をくぼみ24に逃がすことができる。これにより、タブレット端末70の背面70aと両面テープ52(51,53)との固定を、凸部が妨げることを抑制することができる。
以上詳述した本実施形態は、以下の利点を有する。
・背面部20は、板状に形成されており、矩形板状のタブレット端末70の背面70a側に配置される。当接部31,35は、背面部20に接続されており、矩形板状のタブレット端末70の1つの隅78において、タブレット端末70の2つの側面78a,78bに当接させられる。このため、タブレット端末70の隅78の2つ側面78a,78bを当接部31,35に当接させて、当接部31,35ひいては取付器具10に対してタブレット端末70を位置決めすることができる。両面テープ51~53は、背面部20に設けられており、タブレット端末70の背面70aに粘着させられる。このため、位置決めされたタブレット端末70の背面70aを両面テープ51~53材により粘着して、背面部20にタブレット端末70を固定することができる。そして、背面部20によりタブレット端末70の背面70aを支持することができる。
・設置部40は当接部31,35に接続されており、設置部40には非常停止スイッチ63がタブレット端末70の正面側から操作されるように設置される。このため、設置部40に非常停止スイッチ63(非常停止ボックス60)を設置することができ、ユーザは非常停止スイッチ63をタブレット端末70の正面側から操作することができる。また、取付器具10及び非常停止スイッチ63は、ディスプレイ72の妨げにならないため、タブレット端末70の操作性の低下や誤操作を抑制することができる。したがって、タブレット端末70の1つの隅78の位置を当接部31,35に合わせ、タブレット端末70の背面70aの少なくとも一部を両面テープ51~53により背面部20に固定するだけで、タブレット端末70に非常停止スイッチ63を取り付けることができる。すなわち、取付器具10は、タブレット端末70の残りの3つの隅75~77の位置を制限しない。よって、様々な大きさのタブレット端末70に、非常停止スイッチ63を簡単に取り付けることができる。しかも、タブレット端末70に非常停止スイッチ63を取り付ける構成は、機械的な可動部を含んでいない。このため、高い信頼性が要求される非常停止スイッチ63の取付器具10において、故障が発生することを抑制することができる。
・取付器具10によりタブレット端末70に取り付けられた非常停止スイッチ63の状態を、タブレット端末70を介してロボットに送信する構成が考えられる。こうした構成では、タブレット端末70の安全性が確保されていないおそれがあり、ロボットを確実に非常停止させることができないおそれがある。この点、取付器具10は、タブレット端末70に非常停止スイッチ63を取り付け可能とするだけでよく、非常停止スイッチ63とタブレット端末70とを中継する必要がないため、安全性を確保することができる。
・背面部20において当接部31,35に隣接する位置には、くぼみ24が形成されている。こうした構成によれば、タブレット端末70の隅78の2つ側面78a,78bを当接部31,35に当接させる際に、タブレット端末70の隅78をくぼみ24に逃がしてタブレット端末70を傾けることができる。このため、タブレット端末70の隅78の2つ側面78a,78bを当接部31,35に当接させる前に、タブレット端末70の背面70aが両面テープ51~53に接触することを抑制することができる。したがって、取付器具10に対してタブレット端末70の位置を合わせて固定することの失敗及びやり直しを抑制することができ、両面テープ51~53の粘着力が低下することを抑制することができる。さらに、タブレット端末70の背面70aの隅78にカメラのレンズ等により凸部が形成されている場合に、その凸部をくぼみ24に逃がすことができる。
・矩形板状のタブレット端末70の短辺の長さ方向において、背面部20の長さは短辺の半分以上かつ全長以下である。こうした構成によれば、ユーザがタブレット端末70を手で支える際に、タブレット端末70の背面70aだけでなく取付器具10の背面部20も手で支える可能性が高い。したがって、ユーザが非常停止スイッチ63を押した際に、タブレット端末70から取付器具10が外れることを抑制することができ、より安全性を確保することができる。なお、タブレット端末70において取付器具10が取り付けられて重くなっている左側を、左手で支えている場合、取付器具10を支えている左手を放して左手で非常停止スイッチ63を押すことは考えにくい。さらに、タブレット端末70の短辺の長さ方向において、背面部20の長さは短辺の全長以下であるため、背面部20が必要以上に大きくなることを抑制することができる。
・取付器具10の外形は、背面部20に垂直な所定面に関して対称である。こうした構成によれば、タブレット端末70の左上の隅78に取付器具10を取り付ける場合と同様に、タブレット端末70の右上の隅75に取付器具10を取り付けることができる。したがって、ユーザが右利きであっても左利きであっても、非常停止スイッチ63の取付器具10を用いることができる。
・背面部20は、矩形板状のタブレット端末70の長辺に沿って延びる第1面部と、短辺に沿って延びる第2面部とを含む。こうした構成によれば、ユーザは、タブレット端末70を手で支える際に、第1面部及び第2面部のいずれかを手で支える可能性が高い。このため、緊急時に、思ったよりも大きい力で非常停止スイッチ63を押したとしても、非常停止スイッチ63が取付器具10ごと脱落することを防ぐことができ、非常停止スイッチ63を確実に押し易くなる。
・タブレット端末70の背面70aに粘着させられる粘着部は、両面テープ51~53により形成されている。こうした構成によれば、粘着部を容易に形成することができるとともに、両面テープ51~53の粘着力が低下した際に取り替えが容易となる。
なお、上記実施形態を、以下のように変更して実施することもできる。上記実施形態と同一の部分については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
・図6に示すように、図5と比較して、くぼみ24をさらに深くすることもできる。この場合、タブレット端末70の背面70aが両面テープ52(51,53)に接触する前に、背面70aがくぼみ24の開口端部24aに接触する。したがって、タブレット端末70の背面70aが、両面テープ52(51,53)に接触することをさらに抑制することができる。
・図7に示すように、背面部20に、くぼみ24に代えて孔124を形成することもできる。すなわち、背面部20において当接部31,35に隣接する位置に、孔124を形成することもできる。こうした構成によっても、タブレット端末70の隅78の2つ側面78a,78bを当接部31,35に当接させる際に、タブレット端末70の隅78を孔124に逃がしてタブレット端末70を傾けることができる。したがって、取付器具10に対してタブレット端末70の位置を合わせて固定することの失敗及びやり直しを抑制することができ、両面テープ51~53の粘着力が低下することを抑制することができる。さらに、タブレット端末70の背面70aの隅78にカメラのレンズにより凸部が形成されている場合に、その凸部を孔124に逃がすことができる。しかも、その孔124を通じてカメラのレンズにより撮影を行うことができる。なお、孔124も、必ずしも三角形状でなくてもよく、四角形状あるいは多角形状でもよい。
・図8に示すように、背面部20に、くぼみ24及び孔124を形成しないようにすることもできる。この場合、図9に示すように、タブレット端末70の隅78の側面78b(78a)と壁部36(32)とが当接する前に、タブレット端末70の背面70aと両面テープ52(51,53)とが若干接触し易くなる。したがって、背面部20に、くぼみ24又は孔124を形成することが望ましい。
・図10に示すように、背面部20は、必ずしも直角二等辺三角形状でなくてもよく、四角形状あるいは多角形状でもよい。また、くぼみ24の外形も、必ずしも三角形状でなくてもよく、四角形状あるいは多角形状でもよい。同図では、背面部20において、当接部35から貼付部21を越えて延びる部分が第1面部に相当し、当接部31から貼付部23を越えて延びる部分が第2面部に相当する。
・図11に示すように、背面部20において貼付部21~23を省略することもできる。そして、両面テープ51~53を足し合わせた大きさの両面テープを、背面部20に貼り付けることもできる。
・図12に示すように、矩形板状のタブレット端末70の短辺の長さ方向において、背面部20の長さを短辺の半分未満にすることもできる。そして、背面部20に両面テープを貼り付けることができる。ただし、タブレット端末70の背面70a側に配置される背面部20が小さ過ぎると、ユーザがタブレット端末70を手で支える際に、タブレット端末70の背面70aのみを手で支えて取付器具10の背面部20を手で支えないおそれがある。この場合であっても、両面テープの粘着力が十分であれば、ユーザが非常停止スイッチ63を押した際にタブレット端末70から取付器具10が外れることはない。ただし、万が一両面テープの粘着力が低下していると、ユーザが非常停止スイッチ63を押した際にタブレット端末70から取付器具10が外れるおそれがある。したがって、矩形板状のタブレット端末70の短辺の長さ方向において、背面部20の長さを短辺の半分以上かつ全長以下とすることが望ましい。また、矩形板状のタブレット端末70の短辺の長さ方向において、背面部20の長さを短辺の全長よりも長くすることもできる。
・壁部32,36は、必ずしも背面部20に垂直でなくてもよく、背面部20に垂直な方向から若干傾斜していてもよい。
・タブレット端末70の背面70aに粘着させられる粘着部を、両面テープ51~53に代えて複数又は単数のゲルシートにより形成することもできる。こうした構成によれば、ゲルシートの粘着力が低下した際に、ゲルシートの表面の埃等を取り除くことで粘着力を回復させることができる。なお、ゲルシートに限らず、表面の埃等を取り除くことで粘着力を回復する他の材質を採用することもできる。
・取付器具10の外形は、必ずしも左右対称でなくてもよい。
・取付器具10と非常停止ボックス60とが一体に形成されていてもよい。その場合、非常停止ボックス60が設置されている部分が設置部40となる。
・携帯端末として、いわゆるスマートフォンを採用することもできる。
10…取付器具、20…背面部、24…くぼみ、31…当接部、35…当接部、40…設置部、51…両面テープ(粘着部)、52…両面テープ(粘着部)、53…両面テープ(粘着部)、60…非常停止ボックス、63…非常停止スイッチ、70…タブレット端末(携帯端末)、70a…背面、75…隅、76…隅、77…隅、78…隅、78a…側面、78b…側面、124…孔。

Claims (10)

  1. 生産機械の操作端末として用いられる矩形板状の携帯端末に、前記生産機械の非常停止スイッチを取り付ける取付器具であって、
    板状に形成され、前記携帯端末の背面側に配置される背面部と、
    前記背面部に接続され、前記携帯端末の1つの隅において前記携帯端末の2つの側面に当接させられる当接部と、
    前記背面部に設けられ、前記携帯端末の背面に粘着させられる粘着部と、
    前記当接部に接続され、前記非常停止スイッチが前記携帯端末の正面側から操作されるように設置される設置部と、
    を備え
    前記背面部において前記当接部に隣接する位置には、前記粘着部が設けられていない領域が形成されている、非常停止スイッチの取付器具。
  2. 前記背面部において前記当接部に隣接する位置には、くぼみが形成されている、請求項1に記載の非常停止スイッチの取付器具。
  3. 生産機械の操作端末として用いられる矩形板状の携帯端末に、前記生産機械の非常停止スイッチを取り付ける取付器具であって、
    板状に形成され、前記携帯端末の背面側に配置される背面部と、
    前記背面部に接続され、前記携帯端末の1つの隅において前記携帯端末の2つの側面に当接させられる当接部と、
    前記背面部に設けられ、前記携帯端末の背面に粘着させられる粘着部と、
    前記当接部に接続され、前記非常停止スイッチが前記携帯端末の正面側から操作されるように設置される設置部と、
    を備え、
    前記背面部において前記当接部に隣接する位置には、くぼみが形成されている、非常停止スイッチの取付器具。
  4. 前記背面部において前記当接部に隣接する位置には、孔が形成されている、請求項1に記載の非常停止スイッチの取付器具。
  5. 生産機械の操作端末として用いられる矩形板状の携帯端末に、前記生産機械の非常停止スイッチを取り付ける取付器具であって、
    板状に形成され、前記携帯端末の背面側に配置される背面部と、
    前記背面部に接続され、前記携帯端末の1つの隅において前記携帯端末の2つの側面に当接させられる当接部と、
    前記背面部に設けられ、前記携帯端末の背面に粘着させられる粘着部と、
    前記当接部に接続され、前記非常停止スイッチが前記携帯端末の正面側から操作されるように設置される設置部と、
    を備え、
    前記背面部において前記当接部に隣接する位置には、孔が形成されている、非常停止スイッチの取付器具。
  6. 前記矩形板状の携帯端末の短辺の長さ方向において、前記背面部の長さは前記短辺の半分以上かつ全長以下である、請求項1~のいずれか1項に記載の非常停止スイッチの取付器具。
  7. 前記取付器具の外形は、左右対称である、請求項1~のいずれか1項に記載の非常停止スイッチの取付器具。
  8. 前記背面部は、前記矩形板状の携帯端末の長辺に沿って延びる第1面部と、短辺に沿って延びる第2面部とを含む、請求項1~のいずれか1項に記載の非常停止スイッチの取付器具。
  9. 前記粘着部は、両面テープにより形成されている、請求項1~のいずれか1項に記載の非常停止スイッチの取付器具。
  10. 前記粘着部は、ゲルシートにより形成されている、請求項1~のいずれか1項に記載の非常停止スイッチの取付器具。
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