JP3204825U - 携帯機器用ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で重量が軽く、かつ、携帯機器の脱落を防止する携帯機器用ケースを提供する。【解決手段】携帯機器の一方の面を覆うための第1カバー10と、携帯機器の他方の面を覆うための第2カバー20と、第1カバー10に設けられ、第1カバー10との間に第1差込部53を形成する保持部50と、第1差込部53に差し込まれる第1挟持部81、第1挟持部81とともに保持部50を挟持する第2挟持部82、および携帯機器を装着する装着部83を有し、保持部50に対して移動可能な移動部80と、移動部80を案内する案内部60と、を備える携帯機器用ケース100とする。【選択図】図1

Description

本考案は、携帯機器を収容する携帯機器用ケースに関する。
従来、スマートフォン等の携帯機器を収容する携帯機器用ケースは知られている。例えば、実用新案登録第3200509号公報には、カメラ付携帯機器用ケースが開示されている。カメラ付携帯機器用ケースは、第1のカバー、第2のカバー、溝付固定板、移動板、および粘着板を有している。
第1のカバーには、溝付固定板が設けられている。溝付固定板には、移動板が移動可能に設けられている。移動板には、カメラ付携帯機器が粘着板を介して貼り付けられる。この構成により、カメラ付携帯機器を第1のカバーに対して移動させることが可能である。例えば、カメラ撮影を行う際にカメラ付携帯機器を第1のカバーに対して移動させることで、カメラレンズが第1のカバーで塞がれない状態にすることができる。このため、カメラ付携帯機器にケースを装着したままカメラ撮影を行うことができる。
実用新案登録第3200509号公報
しかしながら、実用新案登録第3200509号公報のカメラ付携帯機器用ケースでは、溝付固定板に設けられた右溝部および左溝部に対して移動板がスライドする構成である。右溝部および左溝部から移動板が脱落すると、携帯機器が落下して損傷するおそれがある。このため、溝付固定板および移動板の剛性を高めたり、移動板の落下を防止するための部材等を設けて、携帯機器の落下を防止する必要がある。
溝付固定板および移動板を剛性の高い樹脂素材や金属等を用いて形成すると、製造コストが増大して製品価格が上昇してしまうことになる。また、溝付固定板および移動板を剛性の高い樹脂素材や金属等で形成したり、移動板の落下を防止するための部材等を設けると、部品点数および部品の重量が増大し、カメラ付携帯機器用ケースの重量が増大するという問題も生じる。
本考案の目的は、簡易な構成で重量が軽く、かつ、携帯機器の脱落を防止する携帯機器用ケースを提供することである。
本考案の携帯機器用ケースは、
携帯機器の一方の面を覆うための第1カバーと、
携帯機器の他方の面を覆うための第2カバーと、
前記第1カバーに設けられ、前記第1カバーとの間に第1差込部を形成する保持部と、
前記第1差込部に差し込まれる前記第1挟持部、前記第1挟持部とともに前記保持部を挟持する第2挟持部、および携帯機器を装着する装着部を有し、前記保持部に対して移動可能な移動部と、
前記移動部を案内する案内部と、を備える。
本考案の携帯機器用ケースによれば、移動部は、第1挟持部および第2挟持部で保持部を挟持した状態で、保持部に対して移動可能である。このため、携帯機器を装着する移動部は、保持部から脱落しにくい。よって、簡易な構成で重量が軽く、かつ、携帯機器の脱落を防止する携帯機器用ケースとすることができる。
図1は、本考案の実施形態に係る携帯機器用ケースを展開した状態を示す図である。 図2は、移動部の正面図である。 図3は、ケース本体に移動部を取り付ける前の状態を示す図である。 図4は、ケース本体に移動部を取り付ける途中の状態を示す図である。 図5は、ケース本体に移動部を取り付けた状態を示す図である。 図6は、移動部に携帯機器を取り付けた状態を示す図である。 図7は、携帯機器を取り付けた移動部を上方に移動させた状態を示す図である。 図8は、携帯機器を装着した携帯機器用ケースを折り畳んだ状態を示す下面図である。
本考案の一実施形態にかかる携帯機器用ケースは、
携帯機器の一方の面を覆うための第1カバーと、
携帯機器の他方の面を覆うための第2カバーと、
前記第1カバーに設けられ、前記第1カバーとの間に第1差込部を形成する保持部と、
前記第1差込部に差し込まれる第1挟持部、前記第1挟持部とともに前記保持部を挟持する第2挟持部、および携帯機器を装着する装着部を有し、前記保持部に対して移動可能な移動部と、
前記移動部を案内する案内部と、を備える(第1の構成)。
上記構成によれば、移動部は、第1挟持部および第2挟持部で保持部を挟持した状態で、保持部に対して移動可能である。このため、携帯機器を装着する移動部は、保持部から脱落しにくい。よって、簡易な構成で重量が軽く、かつ、携帯機器の脱落を防止する携帯機器用ケースとすることができる。
上記第1の構成において、
前記案内部は、前記第1カバーとの間に第2差込部を形成し、
前記移動部は、前記第2差込部に差し込まれる被案内部、を有してもよい(第2の構成)。
上記構成によれば、移動部は、第1カバーと案内部との間に形成される第2差込部に差し込まれる。このため、移動部を安定して移動させることができるとともに、保持部および案内部によって移動部をより確実に保持することができ、携帯機器の脱落を防止することができる。
上記第1又は第2のいずれかの構成において、
前記移動部は、
前記第2挟持部が前記装着部を兼ねてもよい(第3の構成)。
上記構成によれば、第2挟持部が装着部を兼ねているため、移動部を簡易な構成とすることができる。このため、簡易な構成で重量が軽く、かつ、携帯機器の脱落を防止する携帯機器用ケースとすることができる。
上記第1から第3のいずれかの構成において、
前記移動部は、
板状部材にスリットが形成されることにより、前記第1挟持部および前記第2挟持部が形成されていてもよい(第4の構成)。
上記構成によれば、板状部材にスリットを形成することで、第1挟持部および第2挟持部が形成されている。このため、移動部を薄く、簡易に形成することができる。よって、簡易な構成で重量が軽く、かつ、携帯機器の脱落を防止する携帯機器用ケースとすることができる。
上記第4の構成において、
前記移動部は、
前記第1挟持部の内側にスリットを介して形成される前記第2挟持部を有してもよい(第5の構成)。
上記構成によれば、外側に形成された第1挟持部と、内側に形成された第2挟持部とで保持部を保持するため、保持部に対して移動部を安定させやすい。このため、簡易な構成で、重量が軽く、かつ、安定して携帯機器を移動させることができる携帯機器用ケースとすることができる。
上記第1から第5のいずれかの構成において、
前記保持部および前記案内部は、シート状の部材で形成されていてもよい(第6の構成)。
上記構成によれば、移動部は、シート状の部材で形成された保持部および案内部によって保持される。移動部は、第1挟持部および第2挟持部で保持部を挟持するため、保持部から脱落しにくい。よって、簡易な構成で重量が軽く、かつ、携帯機器の脱落を防止する携帯機器用ケースとすることができる。
上記第1から第6のいずれかの構成において、
前記装着部は、
携帯機器を止着させるとともに、携帯機器を繰り返し着脱可能な粘着部材を備えてもよい(第7の構成)。
上記構成によれば、粘着部材により、携帯機器を装着部に繰り返し着脱することができる。このため、携帯機器をケースから外してメンテナンスを行ったり、異なる携帯機器をケースに付け替えたりすることが容易となる
[実施形態]
以下、図面を参照し、本考案の実施形態に係る携帯機器用ケース100を詳しく説明する。図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。なお、説明を分かりやすくするために、以下で参照する図面においては、構成が簡略化または模式化して示されたり、一部の構成部材が省略されたりしている。また、各図に示された構成部材間の寸法比は、必ずしも実際の寸法比を示すものではない。とくに、ケースの厚み方向の寸法は、図示の便宜上、誇張して表されている。
[全体構成]
まず、携帯機器用ケース100の全体構成について説明する。図1は、本考案の実施形態に係る携帯機器用ケース100を展開した状態を示す図である。図1Aは携帯機器用ケース100の正面図であり、図1Bは、図1AのA―A線における断面図である。図2は、移動部80の正面図である。以下の図では、矢印Rは携帯機器用ケース100の右方向を示し、矢印Lは左方向を示す。矢印Uは上方向を示し、矢印Dは下方向を示す。矢印Fは前方向、矢印Bは後方向を示す。
図1に示すように、携帯機器用ケース100は、ケース本体90、保持部50、案内部60、および移動部80を有している。
ケース本体90は、携帯機器用ケース100の基体となる部分である。図1では、ケース本体90の内面91と外面92のうち、内面91が見えている。ケース本体90は、第1カバー10、第2カバー20、および第3カバー30を有している。第1カバー10および第3カバー30は、折り目96を介して隣接している。第3カバー30および第2カバー20は、折り目97を介して隣接している。ケース本体90は、図1に示すように、第1カバー10、第2カバー20、および第3カバー30を展開した状態と、図8に示すように、第1カバー10、第2カバー20、および第3カバー30をそれぞれ折り目96および折り目97において相互に内面91側に折り曲げた状態に変形可能である。第1カバー10、第2カバー20、および第3カバー30を折り返した状態では、携帯機器200を収容する収容空間HRが形成される。
図1Bに示すように、ケース本体90は、板状の芯材94を布帛等のシート状部材で構成されたカバー材95で被覆して構成されている。カバー材95として種々の模様、絵柄、彩色を付したシート状部材を用いることにより、ケース本体90の内面91および外面92に種々の模様、絵柄、彩色を現すことができる。なお、シート状部材としては、布帛に限定されず、不織布、紙等のシート状部材や、合成樹脂素材で形成されたシート状部材など、様々な素材のシート状部材を用いることができる。また、本実施形態では、ケース本体90を芯材94とカバー材95で構成したが、これに限定されず、ケース本体90を、例えば、合成樹脂素材で形成した板状部材などで構成するようにしてもよい。
第1カバー10は、携帯機器200の背面202を覆う部分である(図8参照)。第1カバー10には、保持部50、案内部60および移動部80が設けられている。第1カバー10は、正面視で略長方形の形状を有している。第1カバー10の上下方向の寸法をLAとし、第1カバー10の左右方向の寸法をLBとする。寸法LAおよび寸法LBは、例えば、収容する携帯機器200よりもやや大きく設定される。
保持部50は、保持部主体51を有している。保持部主体51は、布帛等のシート状部材を縫製して形成されている。保持部主体51は、正面視で略長方形の部材である。保持部主体51は、上辺部511、下辺部512、左辺部513および右辺部514を有している。左辺部513および右辺部514の上下方向の寸法は、第1カバー10の上下方向の寸法LAに略等しく設定されている。保持部主体51の上辺部511および下辺部512の左右方向の寸法L1は、第1カバー10の左右方向の寸法LBよりも短く設定されている。本実施形態では、保持部主体51の左右方向の寸法L1は、第1カバー10の左右方向の寸法LBの3分の2程度に設定されている。
保持部主体51の上辺部511および下辺部512は、それぞれ、第1カバー10の上端部および下端部に合わせて配置されている。保持部主体51の右辺部514は、第1カバー10の右端部に合わせて配置されている。保持部主体51の上辺部511、下辺部512および右辺部514は、縫着部99Aにより、第1カバー10に縫い付けられている。一方、保持部主体51の左辺部513は、第1カバー10に縫い付けられていない。このため、保持部主体51の左辺部513と第1カバー10との間は開口しており、第1カバー10と保持部主体51との間には、第1差込部53が形成されている(図1Aおよび図3参照)。
案内部60は、案内部主体61を有している。案内部主体61は、布帛等のシート状部材を縫製して形成されている。案内部主体61は、正面視で略長方形の部材である。案内部主体61は、上辺部611、下辺部612、左辺部613および右辺部614を有している。左辺部613および右辺部614の上下方向の寸法は、第1カバー10の上下方向の寸法LAに略等しく設定されている。案内部主体61の上辺部611および下辺部612の左右方向の寸法L2は、第1カバー10の左右方向の寸法LBと、保持部主体51の左右方向の寸法L1との差よりもやや短い寸法L2に設定されている。
案内部主体61の上辺部611、下辺部612は、それぞれ、第1カバー10の上端部および下端部に合わせて配置されており、案内部主体61の左辺部613は、折り目96に重なるように配置されている。このとき、案内部主体61の右辺部614と保持部主体51の左辺部513の間には、左右方向の寸法L3の隙間が設けられている。この寸法L3は、移動部80の第2挟持部82を保持部主体51上に露出させることができる幅であればよく、例えば、移動部80の厚みと同等程度であればよい。案内部主体61の上辺部611、下辺部612は、縫着部99Aにより、第1カバー10に縫い付けられている。また、案内部主体61の左辺部613は、縫着部99Bにより、第1カバー10に縫い付けられている。一方、案内部主体61の右辺部614は、第1カバー10に縫い付けられていない。このため、案内部主体61の右辺部614と第1カバー10との間は開口しており、第1カバー10と案内部主体61との間には、第2差込部63が形成されている(図1Aおよび図3参照)。
保持部主体51および案内部主体61は、布帛等のシート状部材で構成されているが、種々の模様、絵柄、彩色を付したシート状部材を用いることにより、ケース本体90と同様に種々の模様、絵柄、彩色を現すことができる。なお、シート状部材としては、布帛に限定されず、不織布、紙等のシート状部材や、合成樹脂素材で形成されたシート状部材など、様々な素材のシート状部材を用いることができる。
第3カバー30は、折り目96を介して第1カバー10に連続して配置されている。第3カバー30は、第1カバー10に対して折り曲げた状態では、携帯機器200の側面203を覆う部材である(図8参照)。第3カバー30は、正面視で略長方形の形状を有している。第3カバー30の上下方向の寸法は、第1カバー10の寸法と同一であるが、第3カバー30の左右方向の寸法は、第1カバー10の左右方向の寸法LBよりも小さく設定されている。
第2カバー20は、折り目97を介して第3カバー30に連続して配置されている。第2カバー20は、第3カバー30に対して折り曲げた状態では、携帯機器200の操作面201を覆う部材である(図8参照)。第2カバー20は、正面視で略長方形の形状を有している。第2カバー10の上下方向の寸法および左右方向の寸法は、第1カバー10の寸法と略同一である。なお、第2カバー20には、例えば、小物類を収納するためのポケット等を設けてもよい。
図1および図2に示すように、移動部80は、第1挟持部81、第2挟持部82、装着部83、および被案内部85を有している。移動部80の上下方向の寸法LCは、第1カバー10の上下方向の寸法LAより小さく設定されている。また、移動部80の左右方向の寸法LDは、移動部80の第1挟持部81および被案内部85を保持部50および案内部60に差し込めるよう、第1カバー10の左右方向の寸法LBよりやや小さく設定されている。移動部80は、弾力性を有する板状部材などで形成することができる。弾力性を有する板状部材として、例えば、アクリル、ポリカーボネート等で形成された板状部材を挙げることができる。なお、移動部80は、射出成型手段等を用いて成型してもよい。
移動部80は、内側に形成されたスリット87により、第1挟持部81、第2挟持部82、装着部83、および被案内部85が形成されている。本実施形態では、スリット87は、正面視でU字を横にした形状を有している。
図1に示すように、第1挟持部81は、第1カバー10と保持部主体51との間の第1差込部53に差し込まれており、第2挟持部82は、保持部主体51の上部を押えている。このため、移動部80は、第1挟持部81および第2挟持部82で保持部主体51を挟持している。移動部80は、第1挟持部81および第2挟持部82によって保持部主体51を挟持した状態で、上下方向に移動可能である。被案内部85は、第1カバー10と案内部主体61との間の第2差込部63に差し込まれている。移動部80が上下方向へ移動する際、被案内部85が案内部60によって案内される。
装着部83は、携帯機器200を装着する部分である。本実施形態では、第2挟持部82が装着部83を兼ねている。装着部83には、携帯機器200を止着させるための粘着部材88が設けられている。粘着部材88は、携帯機器200を装着部83から外したり、外した携帯機器200や別の携帯機器を再度止着できるように、繰り返し着脱可能であることが好ましい。粘着部材88として、例えば、ポリウレタンを主成分とするエラストマー樹脂で構成された粘着ゲルシート(株式会社日本シーアールシー製)を用いることができる。
[取り付け手順]
次に、図3を用いてケース本体90の構成を説明するとともに、図3から図5を用いて、ケース本体90に移動部80を取り付ける手順について説明する。図3は、ケース本体90に移動部80を取り付ける前の状態を示している。図4は、ケース本体90に移動部80を取り付ける途中の状態を示している。図5は、ケース本体90に移動部80を取り付けた状態を示している。
まず、図3を用いてケース本体90の構成を説明する。図3Aは、ケース本体90の正面図であり、図3Bは、図3AのB−B線における断面図を示している。図3Bに示すように、ケース本体90は、板状の芯材94をカバー材95で被覆して構成されている。図3Bでは、カバー材95は、芯材94の上下面を連続して被覆しているが、カバー材95を芯材94の上面を覆うシート状部材と、芯材94の下面を覆う別のシート状部材とを組み合わせて構成してもよい。
第1カバー10の上部には、保持部50および案内部60が設けられている。保持部50を構成する保持部主体51の右辺部514は、縫着部99Aにより、第1カバー10に縫い付けられている。これに対して、保持部主体51の左辺部513は、第1カバー10に縫い付けられていない。このため、保持部主体51の左辺部513と第1カバー10との間は開口しており、第1カバー10と保持部主体51との間には、第1差込部53が形成されている。
案内部60を構成する案内部主体61の左辺部613は、縫着部99Bにより、第1カバー10に縫い付けられている。これに対して、案内部主体61の右辺部614は、第1カバー10に縫い付けられていない。このため、案内部主体51の右辺部614と第1カバー10との間は開口しており、第1カバー10と案内部主体61との間には、第2差込部63が形成されている。
図4Aは、ケース本体90に移動部80を取り付ける途中の状態を示す正面図であり、図4Bは、図4AのC−C線における断面図を示している。図4Bに示すように、移動部80の第1挟持部81は、第1カバー10と保持部主体51との間の第1差込部53に差し込まれており、第2挟持部82は、第1差込部53に差し込まれずに保持部主体51の上部を押えている。このため、移動部80は、第1挟持部81および第2挟持部82で保持部主体51を挟持した状態となっている。移動部80は、第1挟持部81の右端部が第1差込部53の右奥に突き当たるまで差し込まれる。
図5Aは、ケース本体90に移動部80を取り付けた状態を示す正面図であり、図5Bは、図5AのD−D線における断面図を示している。図5Bに示すように、移動部80の第1挟持部81を第1差込部53の奥まで差し込んだ上で、移動部80の被案内部85を第1カバー10と案内部主体61との間の第2差込部63に差し込んでいる。保持部50および案内部60は、布帛等のシート状部材を縫製して形成されているため、保持部50および案内部60を変形させて、移動部80の被案内部85を第2差込部63に差し込むことが可能である。
以上の手順により、移動部80の第1挟持部81が第1差込部53に差し込まれて、第1挟持部81および第2挟持部82で保持部主体51を挟持した状態になるとともに、被案内部85が第2差込部63に差し込まれた状態になる。この状態で、移動部80を保持部50および案内部60に沿って移動させることが可能になる。
図6は、移動部80に携帯機器200を取り付けた状態を示している。図6Aは、移動部80に携帯機器200を取り付けた状態の正面図であり、図6Bは、図6AのE−E線における断面図を示している。
図6Aおよび図6Bに示すように、装着部83には、粘着部材88を介して携帯機器200の背面202が止着される。止着する位置は特に制限されないが、移動部80を上下方向に移動させることが可能な位置に停止させた状態で、第1カバー10に携帯機器200が収まるように止着することが好ましい。
なお、粘着部材88は、携帯機器200を繰り返し着脱可能であることが好ましいが、さらに、粘着部材88の止着力が低下した場合に、粘着部材88を洗浄することで止着力を回復できるものであることがより好ましい。
図7は、携帯機器200を取り付けた移動部80を上方に移動させた状態を示している。上述のように、移動部80は、保持部50および案内部60に沿って移動させることが可能である。このため、携帯機器200を第1カバー10に対して上方または下方に移動させることが可能である。例えば、携帯機器200にカメラ機能が設けられている場合、携帯機器200を移動させることで、カメラレンズが第1カバー10で塞がれない状態にすることができる。このため、携帯機器200を携帯機器用ケース100に装着したままカメラ撮影を行うことができる。
図8は、携帯機器200を装着した携帯機器用ケース100を折り畳んだ状態を示す下面図である。第1カバー10は、携帯機器200の背面202を覆い、第2カバー20は、携帯機器200の操作面201を覆い、第3カバー30は、携帯機器200の側面203を覆っている。なお、第1カバー10または第2カバー20に固定具を装着しておき、固定具で第1カバー10、第2カバー20および第3カバー30が不用意に展開することを防止してもよい。固定具として、例えば、ゴムバンド、スナップホックや磁石等で着脱できるベルトなど、様々なものを用いることができる。
[変形例]
本考案に係る携帯機器用ケースは、上記説明した本実施形態に限定されない。携帯機器用ケースに収容される携帯機器には、例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータ、携帯音楽プレーヤ等の各種の機器が含まれる。
携帯機器用ケースを構成する部分の形状や構成等は、本実施形態の形状や構成等に限定されない。例えば、第1カバー10、第2カバー20、および第3カバー30の形状を他の形状に変形することができる。
本実施形態では、移動部80は、内側に形成されたスリット87により、第1挟持部81、第2挟持部82、装着部83、および被案内部85を形成しているが、これに限定されない。例えば、第1挟持部81および第2挟持部82を対向して形成するようにしてもよい。また、本実施形態では、第2挟持部82は、装着部83を兼ねているが、第2挟持部82と装着部83を個別に設けてもよい。
本実施形態では、移動部80は、上下方向に移動するようにしたが、移動する方向は限定されない。例えば、移動部80が左右方向に移動できるようにしてもよい。
本実施形態では、移動部80は1箇所に設けたが、複数箇所に設けてもよい。例えば、大型のタブレットコンピュータに対応させて、移動部を複数箇所に設け、複数の粘着部材によってタブレットコンピュータを止着させてもよい。
以上、本考案の実施形態を説明したが、上述した実施形態は本考案を実施するための例示に過ぎない。よって、本考案は上述した実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施形態を適宜変形して実施することが可能である。
100 携帯機器用ケース
10 第1カバー
20 第2カバー
50 保持部
53 第1差込部
60 案内部
63 第2差込部
80 移動部
81 第1挟持部
82 第2挟持部
85 装着部
200 携帯機器

Claims (7)

  1. 携帯機器の一方の面を覆うための第1カバーと、
    携帯機器の他方の面を覆うための第2カバーと、
    前記第1カバーに設けられ、前記第1カバーとの間に第1差込部を形成する保持部と、
    前記第1差込部に差し込まれる第1挟持部、前記第1挟持部とともに前記保持部を挟持する第2挟持部、および携帯機器を装着する装着部を有し、前記保持部に対して移動可能な移動部と、
    前記移動部を案内する案内部と、を備えた、
    携帯機器用ケース。
  2. 前記案内部は、前記第1カバーとの間に第2差込部を形成し、
    前記移動部は、前記第2差込部に差し込まれる被案内部、を有する、
    請求項1に記載の携帯機器用ケース。
  3. 前記移動部は、
    前記第2挟持部が前記装着部を兼ねている、
    請求項1または請求項2に記載の携帯機器用ケース。
  4. 前記移動部は、
    板状部材にスリットが形成されることにより、前記第1挟持部および前記第2挟持部が形成されている、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の携帯機器用ケース。
  5. 前記移動部は、
    前記第1挟持部の内側にスリットを介して形成される前記第2挟持部を有する、
    請求項4に記載の携帯機器用ケース。
  6. 前記保持部および前記案内部は、シート状の部材で形成されている、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の携帯機器用ケース。
  7. 前記装着部は、
    携帯機器を止着させるとともに、携帯機器を繰り返し着脱可能な粘着部材を備える、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の携帯機器用ケース。
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