JP7243548B2 - 樹脂製ハウジングの製造方法、樹脂製ハウジングの製造装置、及び樹脂製ハウジング - Google Patents

樹脂製ハウジングの製造方法、樹脂製ハウジングの製造装置、及び樹脂製ハウジング Download PDF

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Description

本発明は、樹脂製ハウジングの製造方法、樹脂製ハウジングの製造装置、及び樹脂製ハウジングに関する。
特許文献1には、樹脂製ケースの成形に用いる射出成形用金型が開示されている。この射出成形用金型は、固定型と、固定型に対して移動可能な可動型とを有し、この両型を型締めした状態において、両型のキャビティ内部に溶融樹脂を射出してケースを成形するものである。可動型には、可動型の型開き方向と異なる方向に移動可能なスライドコアが設けられている。固定型には、スライドコア設置部位と対向する部位に、上記型開き方向に対して傾斜した傾斜面を有する傾斜カムが設けられている。傾斜カムは、スライドコアを貫通して設けられたカム穴に挿通されている。可動型を型開き方向に移動する際に、傾斜カムの傾斜面に沿ってスライドコアを移動させることによって、上記型開き方向と異なる方向へのスライドコアの移動を可能にする。
こうした射出成形用金型によれば、ケースを射出成形する際、ケース本体とは成形抜き方向の異なる突出部が同ケース本体の外壁に設けられている場合であっても、上記スライドコアを用いて突出部を成形することによりケースの成形が可能となる。
特許第3772410号公報
ところで、こうした樹脂製ケースにおいては、多数のリブが外面に突設されているものがある。こうしたケースの製造工程においては、金型のキャビティ内部に充填された溶融樹脂が冷却されて固化する際、体積収縮量がリブ毎に異なることで樹脂製品が金型に張り付きやすくなる。そのため、こうしたリブを固定型によって成形する構成にあっては、ケースが固定型に張り付くことで、型開きの際、固定型からケースを抜き出すことが難しくなり、ケースを変形させるおそれがある。
なお、こうした問題は、多数のリブが外面に突設された樹脂製ハウジングに限られるものではなく、固定型に張り付きやすい形状の樹脂製ハウジングにおいては共通して生じる。
本発明の目的は、固定型への張り付きを抑制できる樹脂製ハウジングの製造方法、樹脂製ハウジングの製造装置、及び樹脂製ハウジングを提供することにある。
上記目的を達成するための樹脂製ハウジングの製造方法は、固定型、可動型、及び前記可動型と共に前記固定型に対して移動可能且つ前記可動型の移動方向に対して傾斜した方向にスライド可能に設けられたスライド型の間に形成されるキャビティに溶融樹脂を射出することで、主開口を有するハウジング本体と、前記ハウジング本体から外方に向かって突出するとともに先端において開口する筒部と、を備える樹脂製ハウジングを製造する方法であって、前記固定型と、前記可動型及び前記スライド型との間に形成されるキャビティにより前記ハウジング本体を成形し、前記スライド型により、前記筒部の少なくとも先端部の内面を成形するとともに、前記筒部から離れた位置において前記スライド型のスライド方向に沿って前記筒部から前記スライド型が離れる側に向けて前記ハウジング本体から突出する突部を成形する。
同方法によれば、型開きの際、すなわち可動型を固定型から離れる側に向けて移動させる際、スライド型が固定型から離れる側に向けて移動する。このとき、スライド型は、ハウジングの筒部の少なくとも先端部の内面に加えて、筒部から離れた位置においてハウジング本体から突出する突部を固定型から離れる側に向けて押圧する。このため、ハウジングに対して固定型から離れる側に向けて、より大きな力が作用するようになる。したがって、ハウジングが固定型に張り付くことを抑制できる。なお、上記突部は、スライド型のスライド方向に沿って筒部からスライド型が離れる側に向けてハウジング本体から突出しているため、ハウジングからスライド型を抜き出す際に突部が邪魔にならない。
上記目的を達成するための樹脂製ハウジングを製造する装置は、固定型、可動型、及び前記可動型と共に前記固定型に対して移動可能且つ前記可動型の移動方向に対して傾斜した方向にスライド可能に設けられたスライド型を備え、前記固定型、前記可動型、及び前記スライド型の間に形成されるキャビティに溶融樹脂を射出することで、主開口を有するハウジング本体と、前記ハウジング本体から突出するとともに先端において開口する筒部と、を備える樹脂製ハウジングを製造する装置である。前記固定型と、前記可動型及び前記スライド型との間には、前記ハウジング本体を成形するキャビティが形成され、前記スライド型は、前記筒部の少なくとも先端部の内面を成形する成形凸部と、前記成形凸部から離れた位置において前記スライド型のスライド方向に沿って前記ハウジング本体から突出する突部を成形する成形凹部と、を有する。
同構成によれば、型開きの際、すなわち可動型を固定型から離れる側に向けて移動させる際、スライド型が固定型から離れる側に向けて移動する。このとき、スライド型の成形凸部が、ハウジングの筒部の少なくとも先端部の内面を固定型から離れる側に向けて押圧するとともに、スライド型の成形凹部が、ハウジング本体から突出する突部を固定型から離れる側に向けて押圧する。このため、ハウジングに対して固定型から離れる側に向けて、より大きな力が作用するようになる。したがって、ハウジングが固定型に張り付くことを抑制できる。なお、上記突部は、スライド型のスライド方向に沿って筒部からスライド型が離れる側に向けてハウジング本体から突出しているため、ハウジングからスライド型を抜き出す際に突部が邪魔にならない。
上記目的を達成するための樹脂製ハウジングは、主開口を有するハウジング本体と、前記ハウジング本体から外方に向かって突出するとともに先端において開口する筒部と、を備える。前記筒部の少なくとも先端部は、前記主開口の開口面に直交する方向に対して傾斜して延びており、前記ハウジング本体における前記筒部から離れた部分には、前記筒部の先端部の軸線方向に沿って前記筒部の先端側に向かって突出する突部が設けられている。
同構成によれば、上述した作用効果と同様な作用効果を奏することができる。
本発明によれば、樹脂製ハウジングの固定型への張り付きを抑制することができる。
一実施形態におけるエアクリーナを示す斜視図。 同実施形態のエアクリーナを示す分解斜視図。 同実施形態のケースを示す斜視図。 ケースを製造する金型を示す断面図。 同実施形態のケースの製造工程を説明する図であって、キャビティに溶融樹脂が射出された状態を示す断面図。 同製造工程を示す図であって、可動型及び各スライド型が固定型から離れる側に移動した状態を示す断面図。 同製造工程を示す図であって、第1スライド型がケースから抜き出された状態を示す断面図。 同製造工程を示す図であって、可動型からケースが押し出された状態を示す断面図。
以下、図1~図8を参照して、一実施形態について説明する。
図1に示すように、車載用内燃機関の吸気通路には、吸気を浄化するエアクリーナが設けられる。
図1及び図2に示すように、エアクリーナは、インレット19を有するケース10と、アウトレット29を有するキャップ20と、濾過部31を有するフィルタエレメント30とを備えている。ケース10及びキャップ20は、共に硬質樹脂材料により形成されている。なお、ケース10が本発明に係る樹脂製ハウジングに相当する。
<ケース10>
図3に示すように、ケース10は、開口13を囲む周壁12と、開口13に対向する底壁14とを有するケース本体11と、周壁12から外方に向かって突出するとともに先端において開口するインレット19とを備えている。底壁14の外面には、図示しない複数のリブが突設されている。
なお、開口13が本発明に係る主開口に相当し、ケース本体11が本発明に係るハウジング本体に相当し、インレット19が本発明に係る筒部に相当する。また、以降において、開口13の周縁の延在する方向を周方向Xとして説明する。
ケース本体11の内部には、上記開口13を、第1開口13Aと第2開口13Bとに仕切る仕切壁15が設けられている。仕切壁15は、周壁12及び底壁14の内面に連結されている。
周壁12における開口13の周縁には、全周にわたってフランジ12aが設けられている。仕切壁15の端面は、フランジ12aと面一のシール面15aである。
周壁12の外面の一部には、ケース10を車両に対して取り付ける一対の取付部11aが周方向Xに互いに間隔をおいて突設されている。
周壁12の外面の一部には、門形の一対の支持部11bが周方向Xに互いに間隔をおいて突設されている。各支持部11bは、上記一対の取付部11aとは仕切壁15を挟んで反対側に設けられている。
インレット19は、周壁12のうち第1開口13Aを囲む部分から外方に向かって突出する基端部19aと、筒状の先端部19bとを有している。先端部19bは、先端側ほどキャップ20に近接するように、ケース10の開口面13aに直交する方向(以下、直交方向Z)に対して傾斜して延びている。
周壁12のうち第2開口13Bを囲む部分の外面には、第1被掛止部16A及び第2被掛止部16Bが突設されている。第1被掛止部16Aは、周壁12のうちインレット19が突設されている外面に設けられている。第2被掛止部16Bは、第1被掛止部16Aとは第2開口13Bを挟んで反対側の外面に設けられている。
被掛止部16A,16Bの周方向Xの両端は、周壁12の外面から突出するとともに直交方向Zに沿って延在する一対の支持壁17a,17bに連結されている。また、各支持壁17a,17bの開口13側の端同士は、周壁12の外面から突出する連結壁17cによって連結されている。
なお、周壁12のうちインレット19が設けられている外面には、外周側に向かって突出するとともに底壁14側に向かって屈曲する突出部18が設けられている。突出部18は、周方向Xに沿って延在するとともに、インレット19の基端部19aに連結されている(図6参照)。突出部18の内面には、複数のリブ18aが周方向において互いに間隔をおいて設けられている。各リブ18aは、周壁12の外面に連結されている。本実施形態では、複数のリブ18aのうちの1つが、第1被掛止部16Aを支持する支持壁17aとしての機能を有している。
支持壁17bには、インレット19の先端部19bの軸線方向Yに沿ってインレット19の先端部19b側に向かって突出する突部17dが設けられている。すなわち、突部17dは、ケース本体11におけるインレット19から離れた部分に設けられている。突部17dは、支持壁17bの突出方向全体にわたって設けられている。
<キャップ20>
図1及び図2に示すように、キャップ20は、図示しない開口を囲む周壁22と、同開口に対向する頂壁23とを有するキャップ本体21と、周壁22から外方に向かって突出するとともに先端において開口するアウトレット29とを備えている。
キャップ本体21には、上記開口を、ケース10の第1開口13A及び第2開口13Bにそれぞれ対向する2つの第1開口及び第2開口(いずれも図示略)に仕切る仕切枠24が設けられている。
周壁22の外面における各被掛止部16A,16Bに対応する部分には、支持部25が突設されている。各支持部25には、クランプ(図示略)が傾動可能に支持されている。各クランプを各被掛止部16A,16Bに掛止することによって、ケース10とキャップ20とが締結される。
周壁22における開口の周縁には、全周にわたってフランジ(図示略)が設けられている。仕切枠24の端面は、フランジと面一のシール面(図示略)である。
周壁22の外面の一部には、ケース10の各支持部11b内に挿通される一対の突起21bが設けられている。一対の支持部11b及び一対の突起21bは、ケース10に対してキャップ20を傾動可能に支持するヒンジとしても機能する。
<フィルタエレメント30>
図2に示すように、フィルタエレメント30は、濾過部31と、濾過部31の周縁の全周にわたって設けられたシール部32とを有している。濾過部31は、不織布を襞折りして形成されている。本実施形態では、濾過部31及びシール部32が不織布によって一体形成されている。
ケース10のフランジ12a及びシール面15aと、キャップ20のフランジ及びシール面との間には、平面視B字状のガスケット(図示略)が設けられる。
ガスケットのうち第1開口13Aを囲む部分によってフィルタエレメント30のシール部32が全周にわたって支持されることで、ケース10及びキャップ20とシール部32との間がシールされる。また、ガスケットのうち第2開口13Bを囲む部分によって、ケース10とキャップ20との間がシールされる。
こうしたエアクリーナにおいては、内燃機関の吸入動作によりインレット19を通じて吸入された空気が、ケース10の第1開口13A側の空間、フィルタエレメント30、キャップ20の内部空間の順に流通して、アウトレット29から導出され、内燃機関の燃焼室へと供給される。また、空気は、フィルタエレメント30を通過する際に濾過される。
次に、図4を参照して、ケース10を製造する製造装置の構成について説明する。
図4に示すように、製造装置は、金型100を備えている。なお、図4においては、インレット19の軸線方向Y及び直交方向Zの双方に沿った金型100の断面構造を示している。
金型100は、固定型110、及び固定型110に対して接近及び離間可能に設けられた可動型120を備えている。
固定型110は、ケース10の外面側の部分を成形する成形面111を有している。
可動型120は、ケース10の内面側の部分を成形する成形面121を有している。
金型100は、可動型120と共に固定型110に対して移動可能な第1スライド型130及び第2スライド型140を備えている。
第1スライド型130は、可動型120の移動方向に対して傾斜した方向にスライド可能に設けられている。
第1スライド型130は、可動型120に形成された嵌合凹部122に嵌合可能に設けられ、ケース10の内面側の部分を成形する成形面132を有する基部131と、インレット19における先端部19bの内面を成形する成形凸部133とを有している。
第1スライド型130は、連結壁17cの一部及び支持壁17bの外面を成形する成形面135、並びに突部17dを成形する成形凹部136を有する成形部134を有している。成形凹部136は、成形凸部133から離れた位置において第1スライド型130のスライド方向、すなわちインレット19の軸線方向Yに沿って延びている。本実施形態では、成形部134は、基部131とは別体にて形成されており、基部131に固定されている。
第2スライド型140は、可動型120の移動方向に直交する方向にスライド可能に設けられている。第2スライド型140は、インレット19における基端部19aの内面を成形する成形凸部141を有している。
次に、図5~図8を参照して、ケース10の製造方法について説明する。
まず、図5に示すように、固定型110と、可動型120及びスライド型130,140とが型締めされている状態において、成形面111,121,132,135、及び成形凸部133,141の間に形成されるキャビティCに溶融樹脂を射出する。これにより、ケース本体11及びインレット19が成形される。このとき、成形部134の成形凹部136によって突部17dが成形される。
次に、図6に示すように、可動型120と共に第1スライド型130及び第2スライド型140を固定型110から離間させる。このとき、第1スライド型130の成形凸部133がインレット19の先端部19bの内面を固定型110から離れる側に向けて押圧するとともに、第2スライド型140の成形凸部141がインレット19の基端部19aの内面を固定型110から離れる側に向けて押圧する。また、成形部134の成形凹部136が突部17dを固定型110から離れる側に向けて押圧する。これにより、ケース10は、可動型120、第1スライド型130及び第2スライド型140と共に固定型110から離間する。
次に、図7に示すように、ケース10から第1スライド型130を抜き出す。すなわち、第1スライド型130のスライド方向、すなわちインレット19の先端部19bの軸線方向Yに沿ってインレット19から第1スライド型130を抜き出す。
次に、図8に示すように、ケース10から第2スライド型140を抜き出すとともに、押出ピン(図示略)によって可動型120からケース10を押し出す。
次に、本実施形態の作用について説明する。
型開きの際、すなわち可動型120を固定型110から離れる側に向けて移動させる際、第1スライド型130が固定型110から離れる側に向けて移動する。このとき、第1スライド型130は、ケース10のインレット19の先端部19bの内面に加えて、インレット19から離れた位置においてケース本体11から突出する突部17dを固定型110から離れる側に向けて押圧する。このため、ケース10に対して固定型110から離れる側に向けて、より大きな力が作用するようになる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)固定型110と、可動型120及び第1スライド型130との間に形成されるキャビティCによりケース本体11を成形するようにした。また、第1スライド型130により、インレット19の先端部19bの内面を成形するとともに、インレット19から離れた位置において第1スライド型130のスライド方向に沿ってインレット19から第1スライド型130が離れる側に向けてケース本体11から突出する突部17dを成形するようにした。
こうした構成によれば、上記作用を奏するため、ケース10が固定型110に張り付くことを抑制できる。なお、突部17dは、第1スライド型130のスライド方向に沿ってインレット19から第1スライド型130が離れる側に向けてケース本体11から突出しているため、ケース10から第1スライド型130を抜き出す際に突部17dが邪魔にならない。
(2)固定型110と、可動型120及び第1スライド型130との間には、ケース本体11を成形するキャビティCが形成される。第1スライド型130は、インレット19の先端部19bの内面を成形する成形凸部133と、成形凸部133から離れた位置において第1スライド型130のスライド方向に沿ってケース本体11から突出する突部17dを成形する成形凹部136とを有する。
こうした構成によれば、上記効果(1)を奏することができる。
(3)成形凹部136が成形凸部133とは別体にて形成されている。
こうした構成によれば、突部17dを成形する成形凹部136が、インレット19の先端部19bの内面を成形する成形凸部133とは別体にて形成されている。このため、成形凹部136及び成形凸部133を一体にて形成する場合に比べて、成形凹部136及び成形凸部133を容易に形成することができる。したがって、第1スライド型130全体を容易に形成することができる。
(4)ケース10は、開口13を有するケース本体11と、ケース本体11から外方に向かって突出するとともに先端において開口するインレット19とを備える。インレット19の先端部19bは、開口13の開口面13aに直交する方向Zに対して傾斜して延びており、ケース本体11におけるインレット19から離れた部分には、インレット19の先端部19bの軸線方向Yに沿ってインレット19の先端側に向かって突出する突部17dが設けられている。
こうした構成によれば、上記効果(1)を奏することができる。
また、上記構成によれば、第1被掛止部16Aを支持する支持壁17bの剛性が突部17dによって高められるため、第1被掛止部16Aの剛性が向上する。
<変更例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・第2被掛止部16Bを支持する支持壁に対して突部17dを設けるようにしてもよい。
・突部17dは、周壁12の外面に突設されるものであってもよい。
・本発明に係る樹脂製ハウジングは、ケース10には限定されず、キャップ20に対して本発明を適用してもよい。
・本発明に係る樹脂製ハウジングは、エアクリーナのケース10やキャップ20に限定されず、吸気マニホールドなどの他の樹脂製ハウジングに対して本発明を適用することもできる。
・成形凹部136を有する成形部134は、成形凸部133と一体にて形成されるものであってもよい。
10…ケース、11…ケース本体、11a…取付部、11b…支持部、12…周壁、12a…フランジ、13…開口、13A…第1開口、13B…第2開口、13a…開口面、14…底壁、15…仕切壁、15a…シール面、16A…第1被掛止部、16B…第2被掛止部、17a,17b…支持壁、17c…連結壁、17d…突部、18…突出部、19…インレット、19a…基端部、19b…先端部、20…キャップ、21…キャップ本体、22…周壁、23…頂壁、24…仕切枠、25…支持部、29…アウトレット、30…フィルタエレメント、31…濾過部、32…フランジ部、100…金型、110…固定型、111…成形面、120…可動型、121…成形面、122…嵌合凹部、130…第1スライド型、131…基部、132…成形面、133…成形凸部、134…成形部、135…成形面、136…成形凹部、140…第2スライド型、141…成形凸部、X…周方向、Y…軸線方向、Z…直交方向、C…キャビティ。

Claims (4)

  1. 固定型、可動型、及び前記可動型と共に前記固定型に対して移動可能且つ前記可動型の移動方向に対して傾斜した方向にスライド可能に設けられたスライド型の間に形成されるキャビティに溶融樹脂を射出することで、主開口を有するハウジング本体と、前記ハウジング本体から外方に向かって突出するとともに先端において開口する筒部と、を備える樹脂製ハウジングを製造する方法であって、
    前記固定型と、前記可動型及び前記スライド型との間に形成されるキャビティにより前記ハウジング本体を成形し、
    前記スライド型により、前記筒部の少なくとも先端部の内面を成形するとともに、前記筒部から前記スライド型を抜き出す側に前記筒部から離れた位置において前記スライド型のスライド方向に沿って前記スライド型を抜き出す側に向けて前記ハウジング本体から突出する突部を成形する、
    樹脂製ハウジングの製造方法。
  2. 固定型、可動型、及び前記可動型と共に前記固定型に対して移動可能且つ前記可動型の移動方向に対して傾斜した方向にスライド可能に設けられたスライド型を備え、前記固定型、前記可動型、及び前記スライド型の間に形成されるキャビティに溶融樹脂を射出することで、主開口を有するハウジング本体と、前記ハウジング本体から突出するとともに先端において開口する筒部と、を備える樹脂製ハウジングを製造する装置であって、
    前記固定型と、前記可動型及び前記スライド型との間には、前記ハウジング本体を成形するキャビティが形成され、
    前記スライド型は、前記筒部の少なくとも先端部の内面を成形する成形凸部と、前記成形凸部から離れた位置において前記スライド型のスライド方向に沿って前記ハウジング本体から突出する突部を成形する成形凹部と、を有する、
    樹脂製ハウジングの製造装置。
  3. 前記成形凹部が前記成形凸部とは別体にて形成されている、
    請求項2に記載の樹脂製ハウジングの製造装置。
  4. 主開口を有するハウジング本体と、前記ハウジング本体から外方に向かって突出するとともに先端において開口する筒部と、を備える樹脂製ハウジングであって、
    前記筒部の少なくとも先端部は、前記主開口の開口面に直交する方向に対して傾斜して延びており、
    前記ハウジング本体における前記筒部から前記先端部の軸線方向において前記先端部の先端側に離れた部分には、前記軸線方向に沿って前記先端側に向かって突出する突部が設けられている、
    樹脂製ハウジング。
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