JPH07186186A - 樹脂成形品とその樹脂成形方法および樹脂成形装置 - Google Patents

樹脂成形品とその樹脂成形方法および樹脂成形装置

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JPH07186186A
JPH07186186A JP5347959A JP34795993A JPH07186186A JP H07186186 A JPH07186186 A JP H07186186A JP 5347959 A JP5347959 A JP 5347959A JP 34795993 A JP34795993 A JP 34795993A JP H07186186 A JPH07186186 A JP H07186186A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンダーカット部の裏側のキャビティ内をセ
パレートして二色成形を行った場合でも、不要な厚肉部
が成形されることがない樹脂成形品とその樹脂成形方法
および樹脂成形装置を得る。 【構成】 一つの可動型20を第1および第2の固定型
11,12に順次組合わせ、各固定型において第1成形
および第2成形を順次行う樹脂成形方法において、第1
の成形では可動型20に設けた可動セパレータ24を可
動型20のアンダーカット部の裏側のキャビティ部21
a内に突出させた状態で樹脂成形を行い、第2の成形で
は可動セパレータ24を前記キャビティ部21aから退
避させて成形を行う。アンダーカット部に固定セパレー
タ14を挿通させるための溝を形成する必要がなく、こ
の溝が原因とされる不要な厚肉部が成形されることを防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は異なる樹脂で一体的に成
形した樹脂成形品に関し、特にアンダーカット部を有す
る樹脂成形品の二色の樹脂の境界部における成形形状を
改善した樹脂成形品と、その樹脂成形方法及び樹脂成形
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に二色成形法は、第1の金型におい
て一の色の樹脂で成形を行った後、成形された成形品を
第2の金型にセットし、ここで異なる色の樹脂(場合に
よっては同じ色の樹脂のこともある)により成形を行う
ことで、各色の樹脂を一体化した成形品を得る方法であ
る。この二色成形法を行う成形装置として、例えば図4
に概念図を示すように、固定テーブル1に先打ち用型1
1と後打ち用型12を並列配置した固定型10と、これ
に対して軸回り方向に回転される回転テーブル2に搭載
された同一構造の2つの可動型20とで構成された二色
成形装置がある。
【0003】この成形装置では、一方の可動型20を先
打ち用型11に対向させて第1の金型(キャビティ)を
構成し、ここで第1の色の樹脂成形を行なう。その後、
回転テーブル2により可動型20を成形品と共に先打ち
用型11から離型し、更に回転テーブル2を回転させて
後打ち用型12に移動させ、今度はこの後打ち用型12
と可動型20とで第2の金型(キャビティ)を構成し、
ここで第2の色の樹脂成形を行うことで、第1および第
2の色の樹脂が一体化された樹脂成形品を得ることが可
能となる。なお、回転テーブル2に搭載されている2個
の可動型20はいずれも同一構成であるから、それぞれ
の可動型を利用して前記した成形動作を先打ち用型11
と後打ち用型12とでそれぞれ同時に行うことで、レン
ズの成形を連続的に行うことが可能である。
【0004】このような二色成形法によって成形を行う
ものとして、例えば自動車用のコンビネーションランプ
のレンズRCLがある。図5(a)および(b)はその
一例の斜視図と断面図であり、赤色樹脂で成形されるテ
ールランプレンズ(以下、テールレンズ)TLLと、ア
ンバー色樹脂で成形されるターンシグナルランプレンズ
(以下、ターンレンズ)TSLとが一体に樹脂成形され
ている。そして、このレンズの裏面の周辺部の全周に
は、レンズRCLをランプボディに取着する際に利用さ
れるシール脚部Sが裏面方向に突出されている。また、
レンズの裏面のテールレンズTLLとターンレンズTS
Lとの境界部には、均一な高さのリブRBが形成されて
いる。このリブRBは図5(c)に図5(a)のC−C
線に沿う断面構造を示すように、レンズRCLを外面側
から見たときに各レンズの輪郭を形成することになり、
かつリブRBの全長にわたって均一な明るさで見えるた
め、レンズの見栄えを向上する上で有効である。また、
このレンズでは、デザインの要求からレンズRCLの一
側部が大きな曲率で彎曲されているため、この彎曲され
た部分と、この部分に沿って形成されるシール脚部Sと
が金型の抜き方向にオーバハングされて金型の抜きが困
難なアンダーカット部SSとして構成されている。
【0005】このアンダーカット部SSを有する前記し
たランプ用レンズRCLを二色成形法により成形する方
法を説明する。図6は固定型10としての先打ち用型1
1と後打ち用型12と、可動型20を展開した斜視図で
ある。可動型20と先打ち用型11および後打ち用型1
2には、それぞれ両者が協動してレンズを成形するため
のキャビティ21,13,15が形成されている。そし
て、先打ち用型11には形成されたキャビティ13の一
部のみを利用してターンレンズ領域13bとテールレン
ズ領域13aを区画するための固定セパレータ14Aが
形成されており、かつこの区画されたターンレンズ領域
13aのキャビティ内にはアンバー色の樹脂が注入可能
に構成されている。
【0006】なお、後打ち用型12には固定セパレータ
は設けられておらず、テールレンズを成形するための赤
色の樹脂が注入可能に構成されている。また、前記可動
型20には、前記ランプ用レンズRCLに設けられたア
ンダーカット部SSを成形するために、いわゆるスライ
ダ22が可動型に設けられており、成形したレンズを可
動型20から離型する際にスライド22を移動させるこ
とで、この部分をレンズのアンダーカット部から抜いて
離型を可能とする。このスライダ22には後述するよう
にアンダーカット部におけるターンレンズ領域13bと
テールレンズ領域13aを区画するために固定セパレー
タ14の一部が挿入される溝27が形成されている。
【0007】したがって、この二色成形法では、可動型
20を先打ち用型に対向させて第1の金型を構成し、こ
こに画成されたキャビティ内にアンバー色の樹脂を注入
することで、固定セパレータ14により区画されたター
ンレンズ領域13bのキャビティによってアンバー色の
ターンレンズTSLを成形することができる。次いで、
可動型20を成形品と共に後打ち用型12に対向させて
第2の金型を構成し、ここに画成されたテールレンズ領
域13aのキャビティ内に赤色の樹脂を注入すること
で、先に形成されているターンレンズTSLと一体に赤
色のテールレンズTLLが成形されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような二色成形方
法においては、ターンレンズとテールレンズとを区画す
るための固定セパレータ14は、スライダ22の裏側に
設けられるシール脚部Sのアンダーカット部SSを成形
するためのキャビティ部(以下、アンダーキャビティ
部)21aにまで延長して形成する必要がある。しかし
ながら、このようなアンダーカット部ではスライダ22
がアンダーカット形状に沿って金型の抜き方向に対して
オーバハング状態に形成されているため、アンダーキャ
ビティ部21aをセパレートするためにはスライダ22
に金型の抜き方向の溝27を形成し、この溝27を通し
て固定セパレータ14の一部14aがアンダーキャビテ
ィ部21aにまで進出できるように構成することが必要
とされる。
【0009】このため、先打ち用型11で成形を行った
後に、今度は固定セパレータ14が存在していない後打
ち用型12で樹脂成形を行う時には、可動型20に設け
たられている溝27が固定セパレータによって埋められ
ることがないため、この溝27がキャビティ21の一部
として構成されることになり、この溝27内に赤色樹脂
が充填されることになる。この結果、成形されたレンズ
には、図7に示すように、ターンレンズTSLとテール
レンズTLLとの境界部の内面に、溝27の形状と同一
形状の厚肉部Xが形成されることになる。この厚肉部X
は本来は不要なものであり、レンズRCLを外側から見
たときにこの厚肉部XがリブRBの部分とはその透過色
や反射色が異なって見えるようになり、ランプの外観上
の見栄えを低下させる原因となっている。
【0010】したがって、この外観上の見栄えを改善す
るためには厚肉部Xを成形後に除去する必要があり、二
色成形工程に加えてこのような切除工程が要求されるこ
とになるとランプ用レンズの製造工程が繁雑化され、コ
スト高を生じる原因となる。また、切除面の処理を高品
質に仕上げないと、逆に外観が低下されることもある。
本発明の目的は、アンダーキャビティ部をセパレートし
て二色成形を行った場合でも、アンダーカット部に不要
な厚肉部が成形されることを防止した樹脂成形方法およ
び樹脂成形装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の樹脂成形品は、
異なる樹脂を隣合って一体的に形成する樹脂成形品に生
じるアンダーカット部において各樹脂の境界部に厚肉部
を有していない構成とする。この場合、各樹脂の境界部
に沿って均一高さのリブを有しており、これらリブの対
向面で両樹脂が一体化される構成とされる。本発明の樹
脂成形方法は、一つの可動型を第1および第2の固定型
に順次組合わせ、各固定型において第1成形および第2
成形を順次行うに際し、第1の成形では前記可動型に設
けた可動セパレータを可動型のアンダーカット部の裏側
のキャビティ内に突出させた状態で樹脂成形を行い、第
2の成形では前記可動セパレータをキャビティから退避
させて成形を行う。また、本発明の樹脂成形装置は、一
つの可動型を第1および第2の固定型に順次組合わせ、
各固定型において第1成形および第2成形を順次行う樹
脂成形装置において、可動型には、そのアンダーカット
部の裏側において固定型との間に形成されるキャビティ
内に進退可能とされ、かつ進出されたときに前記キャビ
ティ内を第1成形領域と第2成形領域とに区画する可動
セパレータを有している。
【0012】
【作用】アンダーカット部における異なる樹脂の境界部
に厚肉部が存在しないため、成形品の見栄えが向上され
る。可動セパレータを突出させてアンダーカット部の裏
側のキャビティを区画した状態で第1の成形を行い、そ
の後に可動セパレータを退避させて第2の成形を行うこ
とで、アンダーカット部の裏側のキャビティまで達する
固定セパレータを固定型に設ける必要がなくなり、これ
によりアンダーカット部に固定セパレータを挿通させる
ための溝が不要となり、この溝が原因とされた不要な厚
肉部の成形が防止される。
【0013】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。なお、この実施例では前記図に示したランプ用レン
ズを二色成形する例を示している。図1は固定型10、
即ち、先打ち用型11と後打ち用型12の各固定型と、
同一構成をした一対の可動型20を示す概念的な斜視図
である。ここで、前記可動型20と固定型10は、それ
ぞれ図4に示した二色成形装置のように、固定テーブル
に先打ち用型と後打ち用型を並列配置し、これに対して
軸回り方向に回転される回転テーブルに同一構造の2つ
の可動型を搭載している。
【0014】そして、一方の可動型20を先打ち用型1
1に対向させて第1の金型を構成し、ここでアンバー色
の樹脂成形を行ない、その後、可動型20を上動させて
成形品と共に先打ち用型11から離型し、回転テーブル
を回転させて後打ち用型12に移動させ、今度はこの後
打ち用型12と可動型20とで第2の金型を構成し、こ
こで赤色の樹脂成形を行うことで、第1および第2の色
の樹脂が一体化された図5に示したようなランプ用レン
ズRCLを得ることが可能に構成されているものとす
る。
【0015】また、先打ち用型11はキャビティ13内
をテールレンズ領域13aとターンレンズ領域13bと
に区画する固定セパレータ14が設けられているが、こ
の固定セパレータ14はレンズのアンターキャビティ部
(アンダーカット部の裏側のシール脚部を成形するキャ
ビティ部分)に対してまでは延長して設けられていない
構成とされている。また、後打ち用型12は図6のもの
と同様なキャビティ15が形成されている。
【0016】一方、図2は可動型20を固定型10(1
1,12)に組み合わせた状態の断面図であり、可動型
20には、図6に示したものと同様にテールレンズTL
LとターンレンズTSLをリブRBを含めて一体に成形
可能なキャビティ21が形成されており、かつレンズの
アンダーカット部に相当する部分も従来と同様にスライ
ダ22として構成され、金型本体に内装したプランジャ
23によりスライドが図示矢印A方向に移動される。ま
た、このスライダ22の下側に回り込まれているキャビ
ティ部分、即ちアンダーキャビティ部21aに沿う金型
本体内には、テールレンズとターンレンズとの境界部
に、両レンズを隔絶する可動セパレータ24が設けられ
る。
【0017】即ち、この可動セパレータ24は、金型本
体に埋設状態に設けられており、金型本体に設けたプラ
ンジャ25によって図示矢印B方向に移動される。この
場合、可動セパレータ24は最も突出されたときにその
先端が前記スライダ22の下面に衝接されてアンダーキ
ャビティ部21aをテールレンズとターンレンズの2つ
の領域に隔絶し、引き込まれたときにはその先端がアン
ダーキャビティ部21aの底面に位置されてこの部分を
2つの領域で連通させるようになっている。なお、26
はスライダ22のガイドである。したがって、この可動
型20ではアンダーキャビティ部21aを可動セパレー
タ24により隔絶することができるため、固定型10に
設けた固定セパレータ14をアンダーキャビティ部21
aにまで延長させる必要がなく、これにより可動型のス
ライダ22に固定セパレータ14をアンダーキャビティ
部21aにまで導くための図6に示したような溝27を
設ける必要がない。
【0018】次に、このような可動型と固定型を用いて
二色成形を行う工程を説明する。まず、一方の可動型2
0を固定型10の先打ち用型11に組合わせて第1の金
型を構成する。このとき、先打ち用型11に設けた固定
セパレータ14によりキャビティ内はテールレンズとタ
ーンレンズとで隔絶されており、かつこれと同時に図3
(a)のように、可動型20の可動セパレータ24はプ
ランジャ25によって突出された位置にあり、この可動
セパレータ24によりアンダーキャビティ部21aはテ
ールレンズとターンレンズの各領域に隔絶される。そし
て、キャビティ内にアンバー色の樹脂を注入すること
で、樹脂は第1の金型の全キャビティのうち、固定およ
び可動の各セパレータ14,24によって隔絶されたタ
ーンレンズ領域13bにのみ充填され、これにより、ア
ンバー色のターンレンズTSLが樹脂成形される。次い
で、可動型20を上動させることで、成形されたターン
レンズTSLは可動型20と一体的に先打ち用型11か
ら離型される。
【0019】その後、図4に示した成形装置と同様に、
回転テーブルを回転させて可動型20とターンレンズT
SLを後打ち用型12に移動させ、今度はこの後打ち用
型11と可動金型20とで第2の金型を構成する。この
とき、図3(b)のように、可動セパレータ24はプラ
ンジャ25によりアンダーキャビティ部21aから退避
させる。これにより、第2の金型に形成されるキャビテ
ィ内には、既に成形されているターンレンズTSLが内
装され、このターンレンズTSLの一側面を利用するこ
とで、そのキャビティ15内にテールレンズTLLのキ
ャビティが画成された状態となる。
【0020】したがって、第2の金型においてターンレ
ンズTSLが占有される以外の領域のキャビティ内に赤
色の樹脂を注入することでテールレンズTLLが成形で
き、このテールレンズTLLはターンレンズTSLと一
体に成形され、ランプ用の二色レンズRCLが成形され
る。このとき、可動型20のスライダ22には溝が形成
されていないため、キャビティ21の一部として溝が存
在されることはなく、したがって図7に示したような厚
肉部Xが形成されることはない。
【0021】その後、図3(b)のように、可動型20
を上動させて成形された二色レンズRCLを一体的に後
打ち用型12から離型し、その後にスライダ22がプラ
ンジャ23により斜め下方に移動されることで、アンダ
ーカット部21aからスライダ22のオーバハングされ
た部分が退避され、離型が可能とされる。なお、図4に
示した回転テーブル2に搭載されている2個の可動型2
0は同一構成であるから、それぞれの可動型を利用して
前記した成形動作を先打ち用型11と後打ち用型12と
でそれぞれ同時に行うことで、レンズRCLの成形を連
続的に行うことが可能であることは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明の樹脂成形品
は、異なる樹脂の境界部に不要な厚肉部が存在していな
いので、この部分の見栄えが低下されることがない。特
に、境界部には均一高さのリブを設けており、このリブ
で両樹脂を一体化しているので、境界部の見栄えをいっ
そう高めることが可能となる。また、本発明の樹脂成形
方法は、二色樹脂成形の第1の成形では可動型に設けた
可動セパレータを可動型のアンダーカット部の裏側のキ
ャビティ内に突出させた状態で樹脂成形を行い、第2の
成形では前記可動セパレータをキャビティから退避させ
て成形を行うので、固定型にはアンダーカット部の裏側
のキャビティまで達する固定セパレータを設ける必要が
なく、これによりアンダーカット部に固定セパレータを
挿通させるための溝が不要となり、この溝が原因とされ
た不要なリブの成形が防止される。また、本発明の樹脂
成形装置は、アンダーカット部の裏側において固定型と
の間に形成されるキャビティ内に進退可能とされ、かつ
進出されたときにそのキャビティ内を第1成形領域と第
2成形領域とに区画する可動セパレータを可動型に設け
ており、この可動セパレータの可動位置を変化させて第
1および第2の成形を行うことで、不要な厚肉部が成形
されることがない樹脂成形品の成形が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂成形装置の固定型と可動型の概略
構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の可動型と先打ち用型とで金型を構成し
た状態の断面図である。
【図3】本発明の樹脂成形方法を説明するための工程断
面図である。
【図4】本発明が適用される二色成形装置の概念斜視図
である。
【図5】二色成形されたランプ用レンズの斜視図と断面
図である。
【図6】従来の樹脂成形装置の固定型と可動型の概略構
成を示す斜視図である。
【図7】従来の成形法により成形されたランプ用レンズ
に生じる不要リブを説明するための一部の拡大斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 固定型 11 先打ち用型 12 後打ち用型 13,15 キャビティ 14 固定セパレータ 21 キャビティ 21a アンダーカット部 22 スライダ 24 可動セパレータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる樹脂を隣合って一体的に形成して
    なる樹脂成形品において、成形品に生じるアンダーカッ
    ト部における前記各樹脂の境界部に厚肉部を有していな
    いことを特徴とする樹脂成形品。
  2. 【請求項2】 各樹脂の境界部に沿って均一な高さのリ
    ブをそれぞれ有し、このリブの対向面で両樹脂が一体化
    されてなる請求項1の樹脂成形品。
  3. 【請求項3】 一つの可動型を第1および第2の固定型
    に順次組合わせ、各固定型において第1成形および第2
    成形を順次行う樹脂成形方法において、前記第1の成形
    では前記可動型に設けた可動セパレータを可動型のアン
    ダーカット部の裏側のキャビティ内に突出させた状態で
    樹脂成形を行い、第2の成形では可動セパレータを前記
    キャビティから退避させて成形を行うことを特徴とする
    樹脂成形方法。
  4. 【請求項4】 一つの可動型を第1および第2の固定型
    に順次組合わせ、各固定型において第1成形および第2
    成形を順次行う樹脂成形装置において、前記可動型に
    は、そのアンダーカット部の裏側において固定型との間
    に形成されるキャビティ内に進退可能とされ、かつ進出
    されたときに前記キャビティ内を第1成形領域と第2成
    形領域とに区画する可動セパレータを有することを特徴
    とする樹脂成形装置。
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